JP3430953B2 - 秘匿通信システム及び秘匿通信方法 - Google Patents

秘匿通信システム及び秘匿通信方法

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JP3430953B2
JP3430953B2 JP01205399A JP1205399A JP3430953B2 JP 3430953 B2 JP3430953 B2 JP 3430953B2 JP 01205399 A JP01205399 A JP 01205399A JP 1205399 A JP1205399 A JP 1205399A JP 3430953 B2 JP3430953 B2 JP 3430953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1:N無線通信方
式において、ファクシミリ等のデータ端末を使用し、単
一周波数を使用することにより無線基地局配下の全ての
受信局に対して同時に情報信号を伝送すると共に、受信
局から送信局に対して別の単一周波数を使用することに
より同期情報を伝送するものであり、無線区間で同期が
外れた受信局のみに再送動作させることができる秘匿通
信システム及び秘匿通信方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、1:N無線通信方式を採用したも
のに図6〜9に示す秘匿通信システムがある。図6に示
す従来の秘匿通信システムは、送信局B30と、無線基
地局B35と、複数の受信局Bn36(nは1〜N迄で
あり、自然数Nはシステムにより数が異なる)で構成さ
れており、前記送信局B30と前記無線基地局B35及
び前記無線基地局B35と前記受信局Bn36の間は無
線にて連接されている。ここで、受信局Bn36が送信
局になった場合は、前記送信局B30が前記受信局Bn
36になることも可能であり、前記送信局B30は送信
専用の局ではない。
【0003】前記送信局B30は、実際の情報の出力を
行うファクシミリB31と、秘匿処理を施す秘匿装置B
32と、仮想対向ファクシミリのように動作するFAX
−ADP34と、前記無線基地局B35との通信を行う
一斉送信部33とで構成されている。
【0004】また、前記受信局Bn36は、前記無線基
地局B35からの無線信号を受信する一斉受信部B37
と、仮想対向ファクシミリのように動作するFAX−A
DP34と、秘匿された情報を復元する秘匿装置B32
と、実際の情報を受け取るファクシミリB31とで構成
されている。
【0005】ところで、従来の秘匿通信システムにおけ
る前記ファクシミリB31は、送信側においては一斉送
信コマンドにて前記FAX−ADP34に対して回線設
定を行うと共に、送信すべき情報を前記秘匿装置B32
に対して出力し、前記秘匿装置B32から秘匿された秘
匿信号を受信しながら前記FAX−ADP34に対して
秘匿信号を出力する一方、受信側においては、前記FA
X−ADP34からの制御信号にて受信待ち状態にな
り、秘匿信号が入力されたら、前記秘匿装置B32に対
して秘匿信号を出力し、復元された元の情報を前記秘匿
装置B32から受信した後に情報を出力する一方、通信
強制終了信号を受信した場合は、前記FAX−ADP3
4に対して通信終了信号を出力する。
【0006】前記秘匿装置B32は、図7に示す如く、
制御回路B38と演算回路B39よりなる回路で構成さ
れている。
【0007】ここで、前記制御回路B38は、送信側に
おいては前記ファクシミリB31からの秘匿化要求信号
を検出した後に前記演算回路B39に制御信号を出力す
る一方、受信側においては前記ファクシミリB31から
の復元要求信号を検出し、前記演算回路B39に制御信
号を出力する一方、前記演算回路B39から秘匿同期外
れ信号を検出した場合は、前記ファクシミリB31に対
して通信強制終了信号を出力する回路であり、前記演算
回路B39は、前記ファクシミリB31からの入力情報
信号に対して秘匿処理を施して秘匿信号を前記ファクシ
ミリB31に出力し、前記ファクシミリB31から秘匿
信号が入力された場合は、復元処理を施して、情報信号
を前記ファクシミリB31に対して出力する一方、秘匿
同期が外れた場合は、前記制御回路B38に対して同期
外れ信号を出力する回路である。
【0008】前記FAX−ADP34は、前記ファクシ
ミリB31からの信号により、あたかも対向するファク
シミリのように動作し、前記ファクシミリB31との通
信を行う一方、前記一斉送信部33へ通信要求信号を出
力するものである。
【0009】一般のファクシミリというものは、対向す
る装置間で制御信号をやり取りした上で通信を開始する
ものであるが、従来の秘匿通信システムでは、一部の回
線が単方向通信方式になっているため、ファクシミリが
正常に通信ができなくなるのを防ぐために挿入されてい
るものである。
【0010】前記一斉送信部33は、前記FAX−AD
P34から入力された前記ファクシミリ31からの一斉
送信制御信号を検出すると送信準備状態になり、前記F
AX−ADP34から秘匿信号が入力された後に、変調
等を行い、前記無線基地局B35に対して送信を行うも
のである。
【0011】前記無線基地局B35は、図8に示す如
く、復調回路A114、発令制御回路B40、受信回路
116、一斉送信制御回路B41、変調回路A118、
送信回路119及び変調回路B124よりなる回路で構
成されている。
【0012】ここで、復調回路A114は、前記送信局
B30からの制御信号を検波・復調し、一斉送信制御信
号を発令制御回路B40に出力する回路であり、前記発
令制御回路B40は、前記送信局B30から送られてく
る制御信号中から情報信号が送られてくる周波数を情報
検出して、その周波数情報を前記受信回路116に対し
て出力し、かつ前記一斉送信制御回路B41に対して一
斉送信制御信号を出力する一方、前記一斉送信制御回路
B41からの送信開始信号を前記送信局B30に出力す
る回路であり、前記受信回路116は、前記送信局B3
0から送られてきた秘匿信号を受信し、その受信した秘
匿信号を前記送信回路119に対して出力する回路であ
り、前記一斉送信制御回路B41は、前記発令制御回路
B40からの制御信号により、システムによって定めら
れている全ての前記受信局Bn36にて受信できる周波
数情報(ここでは、f10とする)を前記送信回路11
9に対して出力し、前記変調回路A118に一斉送信制
御信号を出力する一方、送信開始信号を発令制御回路B
40に対して出力する回路であり、前記変調回路B12
4は、前記発令制御回路B40からの送信開始信号を変
調して、前記送信局B30に対して出力する回路であ
り、前記変調回路A118は、前記一斉送信制御回路B
41から入力された制御信号を、全ての受信局Bn36
を呼び出せる周波数(ここでは、f11とする)にて変
調して出力する回路であり、前記送信回路119は、前
記受信回路116から入力された秘匿信号を前記一斉送
信制御回路B41から指定された周波数にて変調等を行
い、全ての受信局Bn36に対して出力する回路であ
る。
【0013】前記一斉受信部B37は、図9に示す如
く、受信制御復調回路B42及び受信情報復調回路12
7で構成されている。
【0014】ここで、前記受信制御復調回路B42は、
f11の信号を検出したら、前記受信情報復調回路12
7に対して周波数情報を出力する一方、前記FAX−A
DP34へ出力する回路であり、前記受信情報復調回路
127は、前記受信制御復調回路B42から入力された
周波数情報により、該当する周波数の信号を検出し、前
記FAX−ADP34へ出力する回路である。
【0015】ここからは、前記送信局B30とは逆の流
れで、前記FAX−ADP34は、前記一斉受信部B3
7から入力された制御信号を前記ファクシミリB31に
対して出力し、前記ファクシミリ31を通信開始可能状
態にする一方、前記一斉受信部B37から入力された情
報信号を前記ファクシミリB31に対して出力する。
【0016】前記ファクシミリB31は、通信可能状態
になった後、前記FAX−ADP34から入力された秘
匿信号を前記秘匿装置B32に対して出力する一方、前
記秘匿装置B32から入力された元の情報信号を出力す
るものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。従来タイプの秘匿
通信システムも、本発明と同様に1:N無線通信方式の
通信システムであるが、従来の秘匿通信システムでは、
単方向通信方式であるため、送信側では受信側の全ての
端末が受信できたか否かの確認ができないと共に、再送
する場合は正常に受信できている端末に対しても再送す
るという問題点があった。
【0018】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、1:N無線通信方
式の秘匿通信システムにおいて、通信の途中で同期が外
れた受信局を検出することを可能にすると共に、同期が
外れた受信局にのみ再送を可能とする秘匿通信システム
及び秘匿通信方法を提供する点にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手段を備
えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通信手段
及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受信局と
前記送信局との間で、データの送受を行う無線基地局と
を備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システムであ
って、前記受信局の前記秘匿手段は、演算回路と受信側
記憶回路とを有し、前記演算回路は、前記送信局から送
信された秘匿信号を前記一斉受信手段を介して入力し、
元の情報信号に復元し、この情報信号を前記受信側記憶
回路に出力し、入力途中で送信の同期が外れた場合は、
前記情報の復元と前記受信側記憶回路に対しての出力と
を止め、前記情報信号の再送要求信号を前記一斉受信手
段に出力し、前記受信側記憶回路は、前記演算回路から
復元・出力された情報信号を記憶し、この記憶された情
報を受信側の前記記録通信手段に出力することを特徴と
する秘匿通信システムに存する。請求項2記載の本発明
の要旨は、記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手段を
備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通信手
段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受信局
と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基地局
とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システムで
あって、前記受信局の前記秘匿手段は、演算回路と受信
側制御回路と受信側記憶回路とを有し、前記演算回路
は、前記送信局から送信された秘匿信号を前記一斉受信
手段を介し、元の情報信号に復元し、この情報信号を前
記受信側記憶回路に出力し、入力途中で送信の同期が外
れた場合は、前記復元と前記受信側記憶回路に対しての
出力とを止め、前記情報信号の再送要求信号を前記受信
側制御回路に出力し、前記受信側制御回路は、前記演算
回路から前記再送要求信号が入力された場合は、この再
送要求信号を前記一斉受信手段に出力し、又、前記受信
側記憶回路に出力制御信号を出力し、前記受信側記憶回
路は、前記演算回路から復元・出力された情報信号を記
憶し、又、前記受信側制御回路からの前記出力制御信号
により、記憶された前記情報信号を受信局の前記記録通
信手段に出力することを特徴とする秘匿通信システムに
存する。請求項3記載の本発明の要旨は、記録通信手
段、秘匿手段及び一斉送信手段を備えた一つの送信局
と、一斉受信手段、前記記録通信手段及び前記秘匿手段
を備えた複数の受信局と、該受信局と前記送信局との間
で、データの送受を行う無線基地局とを備えた、1:N
無線通信方式の秘匿通信システムであって、前記一斉受
信手段は、装置番号付加回路と受信制御復調回路と送信
制御変調回路とを備え、前記装置番号付加回路は、前記
受信局の前記秘匿手段から再送要求信号が入力された場
合、自身に割り当てられた装置番号を、この再送要求信
号に付加して前記送信制御変調回路に出力し、前記受信
制御復調回路は、前記無線基地局から入力された制御信
号を入力し、前記送信制御変調回路に対して前記受信局
から前記無線基地局への制御信号の周波数である制御信
号伝送用周波数に同調させるための周波数情報信号を出
力し、前記送信制御変調回路は、前記装置番号付加回路
より前記再送要求信号が入力された場合、この再送要求
信号を変調し、前記制御信号伝送用周波数で、前記無線
基地局に対して出力することを特徴とする秘匿通信シス
テムに存する。請求項4記載の本発明の要旨は、記録通
信手段、秘匿手段及び一斉送信手段を備えた一つの送信
局と、一斉受信手段、前記記録通信手段及び前記秘匿手
段を備えた複数の受信局と、該受信局と前記送信局との
間で、データの送受を行う無線基地局とを備えた、1:
N無線通信方式の秘匿通信システムであって、前記一斉
受信手段は、装置番号付加回路と受信制御復調回路と送
信制御変調回路と装置番号検出回路と受信情報復調回路
とを備え、前記装置番号付加回路は、前記受信局の前記
秘匿手段から再送要求信号が入力された場合、自身に割
り当てられた装置番号を、この再送要求信号に付加して
前記送信制御変調回路に出力し、前記受信制御復調回路
は、前記無線基地局から入力された制御信号から、前記
受信情報復調回路に対して情報信号の伝送用周波数であ
る情報信号伝送用周波数に同調させるための周波数情報
信号を出力し、前記送信制御変調回路に対して前記受信
局から前記無線基地局への制御信号の周波数である制御
信号伝送用周波数に同調させるための周波数情報信号を
出力し、又、前記装置番号検出回路に前記制御信号を出
力し、前記送信制御変調回路は、前記受信制御復調回路
からの前記制御信号伝送用周波数に同調させる周波数情
報信号を検出し、前記装置番号付加回路より前記再送要
求信号が入力された場合、この再送要求信号を変調し、
前記制御信号伝送用周波数で前記無線基地局に対して出
力し、前記装置番号検出回路は、前記受信制御復調回路
から入力された制御信号に含まれる装置番号と自身に割
り当てられた装置番号を比較し、該当する場合は通信準
備信号を前記受信局の前記秘匿手段に対して出力し、前
記受信情報復調回路は、前記受信制御復調回路から入力
された前記情報信号伝送用周波数に同調させるための周
波数情報信号を検出し、該当する周波数が入力されたら
復調して前記受信局の前記秘匿手段に対して秘匿信号を
出力することを特徴とする秘匿通信システムに存する。
請求項5記載の本発明の要旨は、記録通信手段、秘匿手
段及び一斉送信手段を備えた一つの送信局と、一斉受信
手段、前記記録通信手段及び前記秘匿手段を備えた複数
の受信局と、該受信局と前記送信局との間で、データの
送受を行う無線基地局とを備えた、1:N無線通信方式
の秘匿通信システムであって、前記無線基地局は、応答
信号検出回路とホームメモリ回路と応答信号確認回路と
を備え、前記ホームメモリ回路は、前記無線基地局に登
録されている全ての前記受信局の装置番号を含む情報が
記憶され、前記応答信号確認回路からの要求により前記
受信局の装置番号を含む情報を前記応答信号確認回路に
出力し、前記応答信号検出回路は、前記受信局から入力
された信号から再送要求信号を検出し、前記応答信号確
認回路に再送要求信号を出力し、前記応答信号確認回路
は、前記応答信号検出回路から入力された再送要求信号
を検出し、前記再送要求信号の中に含まれている前記受
信局の装置番号と前記ホームメモリ回路から取り出した
前記受信局の情報とを比較し、該当する装置番号を検出
し、前記再送要求信号がある場合は、この再送要求信号
の中に前記装置番号を付加して前記送信局に出力するこ
とを特徴とする秘匿通信システムに存する。請求項6記
載の本発明の要旨は、記録通信手段、秘匿手段及び一斉
送信手段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記
記録通信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局
と、該受信局と前記送信局との間で、データの送受を行
う無線基地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通
信システムであって、前記無線基地局は、応答信号検出
回路とホームメモリ回路と応答信号確認回路と端末側復
調回路と発令制御回路と受信回路と一斉通信制御回路と
回路側変調回路と送信回路と回路側復調回路と端末側変
調回路とを備え、前記回路側復調回路は、受信局からの
制御信号を復調し、前記応答信号検出回路に出力し、前
記ホームメモリ回路は、前記無線基地局に登録されてい
る全ての前記受信局の装置番号を含む情報が記憶され、
前記応答信号確認回路からの要求により前記受信局の装
置番号を含む情報を前記応答信号確認回路に出力し、前
記応答信号検出回路は、前記受信局から入力された信号
から再送要求信号及び通信終了信号を検出し、前記応答
信号確認回路に前記再送要求信号及び前記通信終了信号
を出力する回路であり、前記応答信号確認回路は、前記
応答信号検出回路から入力された前記再送要求信号及び
前記通信終了信号を検出し、これらの再送要求信号及び
通信終了信号の中に含まれている前記受信局の装置番号
と前記ホームメモリ回路から取り出した前記受信局の装
置番号を含む情報とを比較し、該当する装置番号を検出
し、受信通知信号を制御信号として前記送信局に出力
し、前記再送要求信号がある場合は、この再送要求信号
の中に前記装置番号を付加して前記送信局に出力し、全
ての前記受信局からの前記通信終了信号を検出した場合
は、前記送信局に前記通信終了信号を出力する回路であ
り、前記発令制御回路は、前記端末側復調回路から入力
された制御信号から情報送信に使用される周波数情報を
検出し、その周波数情報を前記受信回路に出力し、前記
一斉通信制御回路に対して通信準備信号を制御信号とし
て出力し、前記応答信号確認回路からの制御信号により
送信終了信号を検出し、この送信終了信号を前記端末側
変調回路と前記一斉通信制御回路に対して出力し、前記
端末側復調回路は、前記一斉送信手段から送信された
御信号を復調し、前記受信回路は、前記発令制御回路か
ら入力された前記周波数情報によりその周波数の信号待
ち状態に移行し、前記一斉送信手段から入力された秘匿
信号を受信し、前記一斉通信制御回路は、前記発令制御
回路からの制御信号の中に前記通信準備信号を検出した
場合は、前記送信回路に対して周波数情報を出力し、前
記変調回路に前記通信準備信号を出力し、前記発令制御
回路からの制御信号中に送信終了信号を検出した場合
は、前記送信回路に前記送信終了信号を出力し、前記回
路側変調回路は、前記一斉通信制御回路から前記通信準
備信号が入力された場合、その前記通信準備信号を変調
し、前記受信局に対して出力し、前記応答信号確認回路
から制御信号が入力された場合、その制御信号を変調
し、前記受信局に対して出力し、前記送信回路は、前記
受信回路から入力された前記一斉送信信号を前記一斉通
信制御回路から指定された周波数にて変調し、前記受信
局に対して出力し、前記端末側変調回路は、前記応答信
号検出回路と前記応答信号確認回路と前記発令制御回路
とから信号が入力され、これらの信号を変調して、前記
一斉送信手段に対して出力することを特徴とする秘匿通
信システムに存する。請求項7記載の本発明の要旨は、
記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手段を備えた一つ
の送信局と、一斉受信手段、前記記録通信手段及び前記
秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受信局と前記送信
局との間で、データの送受を行う無線基地局とを備え
た、1:N無線通信方式の秘匿通信システムであって、
前記送信局の前記秘匿手段は、送信側記憶回路と再送制
御回路とを有し、前記再送制御回路は、前記一斉送信手
段からの制御信号から、再送要求信号を検出した場合は
前記送信側記憶回路に対して再送指示信号を出力し、前
記送信側記憶回路は、前記再送制御回路からの再送指示
信号により、記憶している秘匿信号を前記一斉送信手段
に出力することを特徴とする秘匿通信システムに存す
る。請求項8記載の本発明の要旨は、記録通信手段、秘
匿手段及び一斉送信手段を備えた一つの送信局と、一斉
受信手段、前記記録通信手段及び前記秘匿手段を備えた
複数の受信局と、該受信局と前記送信局との間で、デー
タの送受を行う無線基地局とを備えた、1:N無線通信
方式の秘匿通信システムであって、前記送信局の前記秘
匿手段は、送信側制御回路と演算回路と送信側記憶回路
再送制御回路とを有し、前記送信側制御回路は、前記
送信局の前記記録通信手段からの制御信号を検出し、前
記一斉送信手段にその制御信号を出力し、前記一斉送信
手段からの通信準備信号を検出した後に、前記送信局の
前記記録通信手段に対して通信開始信号を出力し、前記
演算回路は前記送信局の前記記録通信手段から情報が入
力された場合、その情報に対して秘匿処理を施し、前記
送信側記憶回路に対してその秘匿信号を出力し、前記送
信側記憶回路は、前記演算回路より秘匿処理が施された
秘匿信号を受け取り、その秘匿信号を記憶し、前記一斉
送信手段に前記秘匿信号を出力し、又、前記再送制御回
路からの再送指示信号により記憶している秘匿信号を前
記一斉送信手段に出力し、又、前記再送制御回路からの
初期化信号により、記憶している秘匿信号を消去し、前
記再送制御回路は、前記一斉送信手段からの制御信号よ
り再送要求信号を検出した場合は前記送信側記憶回路に
対して再送指示信号を出力し、初期化要求信号を検出し
た場合は前記送信側記憶回路に対して初期化信号を出力
することを特徴とする秘匿通信システムに存する。請求
項9記載の本発明の要旨は、記録通信手段、秘匿手段及
び一斉送信手段を備えた一つの送信局と、一斉受信手
段、前記記録通信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の
受信局と、該受信局と前記送信局との間で、データの送
受を行う無線基地局とを備えた、1:N無線通信方式の
秘匿通信方法であって、無線基地局にてN個の受信局毎
に設定された装置番号を管理し、N個の前記受信局から
送信局への共通の周波数による制御回線を使用して再同
期動作を行い、前記送信局から前記受信局へ情報の送信
途中で同期が外れ受信不能となった前記受信局のみに情
報の再送信することを特徴とする秘匿通信方法に存す
る。請求項10記載の本発明の要旨は、前記受信局の装
置番号付加回路は、前記受信局の秘匿手段から再送要求
信号が入力され、自身の装置番号を付加して送信制御変
調回路に出力し、前記送信制御変調回路は、前記無線基
地局に対してこの再送要求信号を変調し、N個の前記受
信局から前記無線基地局への共通の周波数である制御信
号伝送用周波数を使用した前記制御回線で、装置番号が
付加されたこの再送要求信号を前記無線基地局に対して
出力することを特徴とする請求項9記載の秘匿通信方法
に存する。請求項11記載の本発明の要旨は、前記受信
局から情報信号の再送要求信号があった場合は、応答信
号検出回路は、全ての前記受信局の応答を確認し、端末
側変調回路に対して対象となる装置番号を付加した再送
要求信号を出力し、前記端末側変調回路は、検出された
この再送要求信号を変調し、前記送信局に出力し、前記
送信局は、この再送要求信号を前記一斉送信手段を介し
て、前記送信局の前記秘匿手段が有する再送制御回路に
入力し、前記再送制御回路は、この再送要求信号を検出
し、送信側記憶回路に対して送信起動制御信号を出力
し、前記送信側記憶回路は、前記送信起動制御信号を検
出し、前記再要求信号に付加された装置番号に基づき、
記憶されている情報を順番に全て出力することを特徴と
する請求項9又は10記載の秘匿通信方法に存する。請
求項12記載の本発明の要旨は、応答信号確認回路は、
全ての前記受信局からの通信終了信号を検出し、発令制
御回路に対してこの通信終了信号を出力し、前記端末側
変調回路に対して前記通信終了信号を出力し、前記発令
制御回路は、送信終了信号を検出し、一斉通信制御回路
に対して前記通信終了信号を出力し、前記一斉通信制御
回路は、前記通信終了信号を検出し、送信回路に前記通
信終了信号を出力し、前記送信回路は、前記信終了信号
を検出した後、送信動作を停止し、前記端末側変調回路
は、前記通信終了信号を入力し、前記一斉送信手段に出
力し、前記一斉送信手段は、入力した通信終了信号を前
記送信局の前記秘匿手段に入力し、前記送信局の前記秘
匿手段の前記再送制御回路は、前記通信終了信号を検出
し、前記送信側記憶回路に対して初期化信号を出力し、
送信側制御回路に対して前記通信終了信号を出力し、前
記送信側記憶回路は、前記初期化信号を検出し、記憶さ
れている全ての情報をクリアし、前記送信側制御回路に
初期化終了信号を出力し、前記送信側制御回路は、前記
通信終了信号を検出し、前記一斉送信手段に通信終了信
号を出力し、前記一斉送信手段は、前記通信終了信号を
検出し、送信動作を停止することをことを特徴とする請
求項11に記載の秘匿通信方法に存する。請求項13記
載の本発明の要旨は、請求項9乃至12のいずれかに記
載の秘匿通信方法を実行可能なプログラムが記録された
記憶媒体に存する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1のブロック図に示すよ
うに、本実施の形態に係る秘匿通信システムは、送信局
A(送信局)1と無線基地局A(無線基地局)5と複数
の受信局An(受信局)6とで概略構成され、送信局A
1はファクシミリA2と秘匿装置A3と一斉送信部(一
斉送信手段)4とを備える。
【0021】図1に示す実施例は、送信側の秘匿装置
(秘匿手段)A3を1台にした例である。図1におい
て、前記送信側を送信局A1で示し、送信局A1は実際
の情報の出力を行うファクシミリ(送信側の記録通信手
段)A2、秘匿・復元処理を施す秘匿装置A3及び情報
を無線にて出力する一斉送信部4より概略構成されてい
る。又、送信局と受信局の間の無線通信を取りつなぐも
のとして、無線基地局A5がある。又、受信局An6
(ただし、nは1〜N迄であり、Nはシステムにより数
が異なる)で示し、全ての受信局An6は全て同じ構成
である。この受信局An6は、無線にて送られてくる情
報を検出する一斉受信部A(一斉受信手段)7と前記送
信局A1と同じ秘匿装置(秘匿手段)A3及び実際の情
報を受け取るファクシミリ(受信側の記録通信手段)A
2とで概略構成されている。送信局A1と受信局An6
の間は無線を介して接続されている。送信局A1におい
て、ファクシミリA2から秘匿装置A3に対して、一斉
送信要求信号及び送信すべき情報信号が入力される。秘
匿装置A3は図2(送信側)及び図3(受信側)に示す
如く、送受信共に行える秘匿装置であり、送信側は、制
御回路A(送信側制御回路)8、演算回路A(演算回
路)9、記憶回路A(記憶回路)10及び再送制御回路
11よりなる回路構成とされている。同図中、図3と同
一構成部分には同一符号を付してある。
【0022】ここで、制御回路A8は、ファクシミリA
2からの制御信号を検出し、一斉送信部4にその制御信
号を出力すると共に、一斉送信部4からの通信準備信号
を検出した後に、ファクシミリA2に対して通信開始信
号を出力する回路である。
【0023】送信側の演算回路A(演算回路)9はファ
クシミリA2から情報が入力された場合、その情報に対
して秘匿処理を施し、かつ記憶回路A10に対してその
秘匿信号を出力する回路である。
【0024】記憶回路A10は、送信側の演算回路A9
より秘匿処理が施された秘匿信号を受け取り、その信号
を記憶すると共に一斉送信部4に秘匿信号を出力する一
方、再送制御回路11からの再送指示信号により記憶し
ている秘匿信号を一斉送信部4に出力し、かつ再送制御
回路11からの初期化信号により、記憶している信号を
消去する回路である。
【0025】再送制御回路11は、一斉送信部4からの
制御信号より、再送要求信号を検出した場合は記憶回路
A10に対して再送指示信号を出力し、初期化要求信号
を検出した場合は記憶回路A10に対して初期化信号を
出力する回路である。
【0026】秘匿装置A3から出力された制御信号及び
秘匿信号は、一斉送信部4を介し、無線基地局A5に入
力される。無線基地局A5は、図4に示す如く、復調回
路A(端末側復調回路)14、発令制御回路A(発令制
御回路)15、受信回路16、一斉通信制御回路A(一
斉通信制御回路)17、変調回路A(回路側変調回路)
18、送信回路19、復調回路B(回路側復調回路)2
0、応答信号検出回路21、ホームメモリ回路22、応
答信号確認回路23及び変調回路B(端末側変調回路)
24よりなる回路構成とされる。
【0027】ここで、復調回路A14は、一斉送信部4
から送信されてきた情報信号を復調し、発令制御回路A
15に出力する回路である。
【0028】発令制御回路A15は、復調回路A14か
ら入力された制御信号から情報送信に使用される周波数
情報を検出し、その周波数情報を受信回路16に出力す
ると共に、一斉通信制御回路A17に対して通信準備信
号を制御信号として出力する一方、応答信号確認回路2
3からの制御信号により送信終了信号を検出し、送信終
了信号を変調回路B24と一斉通信制御回路A17に対
して出力する回路である。
【0029】受信回路16は、発令制御回路A15から
の周波数情報によりその周波数の信号待ち状態に移行す
ると共に一斉送信部4から入力された秘匿信号を受信
し、一斉送信信号を送信回路19に出力する回路であ
る。
【0030】一斉通信制御回路A17は、発令制御回路
A15からの制御信号中に通信準備信号を検出した場合
は、送信回路19に対して周波数情報を出力すると共
に、変調回路A18に対して通信準備信号を出力する一
方、発令制御回路A15からの制御信号中に送信終了信
号を検出した場合は、送信回路19に対して送信終了信
号を出力する回路である。
【0031】変調回路A18は、一斉通信制御回路A1
7から通信準備信号が入力された場合、その制御信号を
変調し、受信局An6に対して出力すると共に、応答信
号確認回路23から制御信号が入力された場合も同様
に、その制御信号を変調し、受信局An6に対して出力
する回路である。
【0032】送信回路19は、受信回路16から入力さ
れた一斉送信信号を一斉通信制御回路A17から指定さ
れた周波数にて変調し、受信局An6に対して出力する
回路である。
【0033】復調回路B20は、受信局An6からの制
御信号を復調し、応答信号検出回路21に出力する回路
である。
【0034】応答信号検出回路21は、復調回路B20
から入力された信号から再送要求信号又は通信終了信号
を検出した場合は応答信号確認回路23に対して再送要
求信号又は通信終了信号を出力し、それ以外のファクシ
ミリ間の制御信号等は変調回路B24に出力する回路で
ある。ホームメモリ回路22は、無線基地局A5に登録
されている全ての受信局An6の装置番号を含む情報が
記憶されており、応答信号確認回路23からの要求によ
りその情報を応答信号確認回路23に出力する回路であ
る。
【0035】応答信号確認回路23は、応答信号検出回
路21から入力された再送要求信号又は通信終了信号を
検出した場合は、再送要求信号又は通信終了信号の中に
含まれている装置番号とホームメモリ回路22から取り
出した情報とを比較し、該当する装置番号を検出した場
合は、受信通知信号を制御信号として変調回路A18に
出力する一方、再送要求信号がある場合は、再送要求信
号の中に装置番号を付加して変調回路B24に出力し、
全ての受信局An6から通信終了信号を検出した場合
は、発令制御回路A15に対して通信終了信号を出力す
る回路である。
【0036】変調回路B24は、応答信号検出回路2
1、応答信号確認回路23及び発令制御回路15から信
号が入力されたら、変調して、一斉送信部に対して出力
する回路である。
【0037】無線基地局A5から送信された制御信号及
び情報信号は、全ての受信局An6に入力される。受信
局An6に入力された制御信号及び情報信号は、一斉受
信部A7に入力される。一斉受信部A7は、図5示す如
く、受信制御復調回路A(受信回路復調回路)25、装
置番号検出回路26、受信情報復調回路27、装置番号
付加回路28及び送信制御変調回路29よりなる回路構
成とされている。
【0038】ここで、受信制御復調回路A25は、無線
基地局A5からの制御信号を検波・復調し、周波数情報
を受信情報復調回路27及び送信制御復調回路29に出
力すると共に、装置番号検出回路26に装置番号を出力
する回路である。
【0039】装置番号検出回路26は、受信制御復調回
路A25から入力された装置番号と自身の装置番号を比
較し、該当する場合は通信準備信号を秘匿装置A3に対
して出力し、該当しない場合は秘匿装置A3に対して通
信終了信号を出力する回路である。
【0040】受信情報復調回路27は、受信制御復調回
路A25から入力された周波数情報を検出し、該当する
周波数が入力されたら復調して秘匿装置A3に対して秘
匿信号を出力する。
【0041】装置番号付加回路28は、秘匿装置A3か
ら再送要求信号又は通信終了信号が入力された場合、自
身の装置番号を付加して送信制御変調回路29に出力す
る回路である。
【0042】送信制御変調回路29は、受信制御復調回
路A25からの周波数情報を検出し、装置番号付加回路
28より再送要求信号が入力された場合、無線基地局に
対して再送要求信号又は通信終了信号を変調し、受信制
御復調回路A25から入力された周波数にて出力する回
路である。
【0043】受信局An6において、一斉受信部A7か
ら秘匿装置A3に対して、受信準備信号又は通信終了信
号、及び受信すべき秘匿信号が入力される。秘匿装置A
3の受信側は図3に示す如く、制御回路B(受信側制御
回路)12、演算回路A(演算回路)9、及び記憶回路
B(受信側記憶回路)13よりなる回路構成とされてい
る。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付して
ある。
【0044】ここで、制御回路B12は、一斉受信部A
7から通信準備信号が入力された場合は、ファクシミリ
A2に対して制御信号を出力すると共に、ファクシミリ
A2からの制御信号を一斉受信部A7に出力し、かつ記
憶回路B13に出力制御信号を出力し、通信終了信号が
入力された場合は動作を終了し、受信側の演算回路A
(演算回路)9から通信終了信号が入力された場合はフ
ァクシミリA2及び一斉受信部A7に対して通信終了信
号を出力すると共に、記憶回路B13に対して初期化信
号を出力し、かつ一斉受信部A7に通信終了信号を出力
した後に無線基地局A5から応答がない場合は再度通信
終了信号を出力し、一方、受信側の演算回路A9から再
送要求信号が入力された場合は、再送要求信号を一斉受
信部A7に出力し、記憶回路B13に初期化信号を出力
すると共に、ファクシミリA2に対して通信強制終了信
号を出力する回路である。
【0045】受信側の演算回路A9は、一斉受信部A7
から入力された秘匿信号を元の情報に復元し、同期が取
れている場合は記憶回路B13に対して情報信号を出力
し、通信が正常に終了した場合は通信終了信号を制御回
路B12に対して出力し、途中で同期が外れた場合は、
復元化処理を止め、記憶回路B13に対して出力を止め
ると共に再送要求信号を制御回路B12に対して出力す
る回路である。
【0046】記憶回路B13は、受信側の演算回路A9
からの情報信号を記憶すると共に、制御回路B12から
の出力制御信号によりファクシミリA2に対して記憶し
ている情報を出力する回路である。
【0047】次に、図1〜図5に示す本発明の実施の形
態に係る秘匿通信システムの動作について説明する。図
1に示すシステムにおいて、使用される受信局An6の
数がNであるとし、一斉送信に使用する無線基地局A5
から受信局An6への制御信号伝送用周波数をf5と
し、情報信号伝送用周波数をf4とし、受信局An6か
ら無線基地局A5への制御信号伝送用周波数をf6であ
るとする。
【0048】まず、送信局A1のファクシミリA2にお
いて一斉送信コマンドを入力する。一斉送信コマンドに
は、無線基地局A5に登録されている全ての受信局An
6を呼び出す特別な情報が組み込まれているものとし、
送信局A1の秘匿装置A3に対して制御信号を出力す
る。この制御信号は送信局A1の秘匿装置A3内部に入
力され、制御回路A8を経由して一斉送信部4に出力さ
れ、この一斉送信部A4から無線を介して無線基地局A
5に対して出力される。
【0049】この制御信号は無線基地局A5内部に入力
され、復調回路A14を介して発令制御回路A15に入
力される。この発令制御回路A15は一斉送信であるこ
とを検出し、一斉送信部4から送られてくる情報信号用
の情報信号伝送用周波数を受信回路16に対して周波数
情報として出力すると共に、一斉通信制御回路A17に
対して一斉送信であることを制御信号にのせて出力す
る。
【0050】この制御信号が入力された一斉通信制御回
路A17は、変調回路A18に対してこの制御信号を出
力すると共に、送信する場合の制御信号の周波数情報
(ここではf5)を併せて出力する一方、送信回路19
に対して送信する場合の情報信号の周波数情報(ここで
はf4)を出力する。送信回路19は、一斉通信制御回
路A17から周波数情報が入力されると、その情報信号
の周波数に同調させた後、受信回路16からの信号入力
待ち状態になる。
【0051】変調回路A18は、一斉通信制御回路A1
7から入力された制御信号により該当する周波数に同調
させた後、周波数情報を除いた制御信号を変調して受信
局An6に対して制御信号を出力する。受信局An6に
入力されたこの制御信号は、受信制御復調回路A25に
入力される。
【0052】受信制御復調回路A25は入力された制御
信号から一斉通信であることを認識し、受信情報復調回
路27に対してf4の周波数に同調させるための周波数
情報信号を出力すると共に送信制御変調回路29に対し
てf6の周波数に同調させるための周波数情報信号を出
力し、装置番号検出回路26に受信した制御信号を出力
する。
【0053】装置番号検出回路26は、入力された制御
信号から、全ての受信局An6に対するものであること
を検出し、通信準備信号として装置番号情報を除いた制
御信号を秘匿装置A3に対して出力する。
【0054】通信準備信号は受信局An6の秘匿装置A
3内部に入力され、制御回路B12にて通信準備信号を
検出する。
【0055】制御回路B12は、通信準備信号を検出し
たら、送信局A1のファクシミリA2からの制御信号を
受信局An6のファクシミリA2に対して出力する。
【0056】受信局An6のファクシミリA2は制御信
号を検出した後、対向する送信局A1のファクシミリA
2に対して制御信号を出力する。
【0057】全ての受信局An6が一斉にファクシミリ
間の制御信号のやり取りが始まるが、送信局A1のファ
クシミリA2は1台しかないため、制御信号のやり取り
は1対向毎に順番に行われる。したがって、全ての受信
局An6のファクシミリA2が通信可能状態になるのに
は時間がかかるが、何度か再送を繰り返すことによりす
べての受信局An6のファクシミリA2が全て受信待機
状態になったことで無線基地局A5より送信局A1のフ
ァクシミリA2に対して通信開始信号を出力する。
【0058】通信開始信号を受信した送信局A1のファ
クシミリA2は秘匿装置A3に対して送信すべき情報信
号を出力する。
【0059】情報信号は送信局A1の秘匿装置A3内部
に入力され、情報信号は送信側の演算回路A9にて秘匿
処理が施され、記憶回路A10に出力される。
【0060】記憶回路A10は、送信側の演算回路A9
から入力された秘匿信号をメモリに記憶すると共に、一
斉送信部4に対して出力される。
【0061】一斉送信部4を介して無線基地局A5に秘
匿信号が入力され、受信回路16及び送信回路19を介
して周波数f4にて受信局An6に出力される。
【0062】受信局An6の一斉受信部A7の内部にこ
の秘匿信号が入力され、受信情報復調回路27にて情報
信号が復調され、秘匿信号は受信局An6の秘匿装置A
3に入力される。
【0063】この秘匿信号は受信局An6の秘匿装置A
3内部に入力され、受信側の演算回路A9にて復元化処
理が施される。同期が保持されている間は、記憶回路B
13に対して元の情報信号を出力する。
【0064】通信の最後まで同期が保持できていた場合
は、受信側の演算回路A9にて通信終了信号を検出した
後、制御回路B12に対して通信終了信号を出力する。
【0065】制御回路B12は、通信終了信号を検出
し、一斉受信部A7に通信終了信号を出力すると共に、
受信局An6のファクシミリA2に通信終了信号を出力
し、受信局An6のファクシミリA2からの制御信号を
記憶回路B13に出力し、記憶回路B13から受信局A
n6のファクシミリA2に対して元の情報信号が出力さ
れる。
【0066】受信局An6のファクシミリA2から通信
終了信号が出力され、制御回路B12にて通信終了信号
が検出されたら、制御回路B12は、記憶回路B13に
対して初期化信号を出力する。
【0067】記憶回路B13は、初期化信号を検出した
ら、メモリに記憶されている全ての情報をクリアする。
【0068】一方、一斉受信部A7に入力された通信終
了信号は装置番号付加回路28に入力され、通信制御信
号に装置番号を付加して送信制御変調回路29に出力さ
れる。
【0069】送信情報変調回路29は、入力された通信
終了信号を変調し、受信制御復調回路A25から入力さ
れた周波数(ここではf6)にて無線基地局A5に対し
て出力する。
【0070】無線基地局A5に入力された通信終了信号
は復調回路B20に入力され、復調が施された後に応答
信号検出回路21に入力される。
【0071】応答信号検出回路21は、通信終了信号を
検出し、応答信号確認回路23に通信終了信号を出力す
る。
【0072】応答信号確認回路23は、ホームメモリ回
路22から入力されている装置番号と、通信終了信号の
中に含まれている装置番号と比較し、該当する番号があ
れば変調回路A18に対して確認信号を出力する。
【0073】確認信号が入力された変調回路A18は、
最初の送信動作終了後に周波数f4にて受信局An6に
対して出力する。
【0074】受信局An6に入力された確認信号は、一
斉受信部A7に入力され、受信制御復調回路A25で検
出される。
【0075】受信制御復調回路A25は、確認信号を検
出し、装置番号検出回路26に出力する。
【0076】装置番号検出回路26は、確認信号の中か
ら装置番号を検出し、自身に該当しない装置番号であれ
ば確認信号を破棄し、該当する装置番号であれば、受信
局An6の秘匿装置A3に対して通信終了信号確認信号
を出力する。
【0077】受信局An6の秘匿装置A3に入力された
通信終了確認信号が、制御回路B12にて検出され、再
度、一斉受信部A7に出力する。
【0078】一斉受信部A7に入力された通信終了確認
信号は、装置番号付加回路28を介して送信制御変調回
路29に入力される。
【0079】送信制御変調回路29は、通信終了確認信
号を検出した後、送信動作を停止する。
【0080】一方、受信局An6から再送要求信号があ
った場合は、上記の受信局An6から無線基地局A5ま
での信号のやり取りを同様に行い、無線基地局A5の応
答信号検出回路23にて全ての受信局An6の応答を確
認した後、変調回路B24に対して対象の装置番号を付
加した再送要求信号を出力する。
【0081】変調回路B24は、再送要求信号を検出し
たら変調し、送信局A1に出力する。
【0082】送信局A1に入力された再送要求信号は一
斉送信部4を介して、再送制御回路11に入力され、再
送制御回路11は、再送要求信号を検出したら、記憶回
路A10に対して送信起動制御信号を出力し、送信起動
制御信号を検出した記憶回路A10は、メモリに記憶し
ている情報を順番に全て出力する。
【0083】これからの送信手順は前記の通りである。
これらの動作を繰り返した後、全ての受信局An6から
の通信終了信号を無線基地局A5の応答信号確認回路2
3にて検出したら、発令制御回路A15に対して送信終
了信号を出力し、変調回路B24に対して通信終了信号
を出力する。
【0084】発令制御回路A15は、送信終了信号を検
出したら、一斉通信制御回路A17に対して通信終了信
号を出力し、一斉通信制御回路A17にて通信終了信号
を検出したら、送信回路19に通信終了信号を出力す
る。送信回路19は、通信終了信号を検出した後、送信
動作を停止する。
【0085】一方、変調回路B24に入力された通信終
了信号は、送信局A1の一斉送信部4に入力される。一
斉送信部4に入力された通信終了信号はそのまま送信局
A1の秘匿装置A3に入力され、再送制御回路11にて
検出される。
【0086】再送制御回路11は、通信終了信号を検出
したら、記憶回路A10に対して初期化信号を出力する
と共に、制御回路A8に対して通信終了信号を出力す
る。
【0087】記憶回路A10は、初期化信号を検出した
ら、メモリに記憶している全ての情報をクリアし、終了
した後に制御回路A8に初期化終了信号を出力する。
【0088】通信終了信号を検出した制御回路A8は、
一斉送信部4に対して通信終了信号を出力し、一斉送信
部4にて通信終了信号を検出した後、送信動作を停止す
る。
【0089】これにより、本実施例によれば、1:N無
線通信方式回線で、データの送信は送信側から受信側へ
の単方向のみであり、且つ送信側の秘匿装置を1台にし
た場合で、且つ受信側で同期が外れた場合でも、同期が
外れた受信局のみに再同期動作をさせることが出来る。
【0090】実施の形態に係る秘匿通信システム上記の
如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。
通信途中で同期が外れた端末が発生した場合、同期が外
れた受信局のみに再送動作をさせることができ、送信局
側と受信局側との双方の送受信時間及び記録紙等のラン
ニングコストの無駄が省ける。
【0091】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、無線基地局と送信局の間を有線にした場
合も適用することができる。
【0092】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0093】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0094】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。受信局側から無線基地
局への制御回線及び再送要求信号の検出回路を追加する
ことにより、通信途中で同期が外れた端末が発生した場
合でも、全ての情報を再送することになるが、同期が外
れた受信局のみに再送動作をさせることができ、情報伝
達の確実性が向上し、受信局側から見れば無駄な受信が
不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る秘匿通信システムの
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す秘匿装置送信側の実施例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す秘匿装置受信側の実施例を示すブロ
ック図である。
【図4】図1に示す無線基地局の実施例を示すブロック
図である。
【図5】図1に示す一斉受信部の実施例を示すブロック
図である。
【図6】従来の秘匿通信システムの一実施例を示すブロ
ック図である。
【図7】図6に示す秘匿装置の一実施例を示すブロック
図である。
【図8】図6に示す無線基地局の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図6に示す一斉受信部の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 送信局A(送信局) 2 ファクシミリA(記録通信手段) 3 秘匿装置A(秘匿手段) 4 一斉送信部 5 無線基地局A(無線基地局) 6 受信局An(受信局) 7 一斉受信部A(一斉受信手段) 8 制御回路A(送信側制御回路) 9 演算回路A(演算回路) 10 記憶回路A(送信側記憶回路) 11 再送制御回路 12 制御回路B(受信側制御回路) 13 記憶回路B(受信側記憶回路) 14 復調回路A(端末側復調回路) 15 発令制御回路A(発令制御回路) 16 受信回路 17 一斉通信制御回路A(一斉通信制御回路) 18 変調回路A(回路側変調回路) 19 送信回路 20 復調回路B(回路側復調回路) 21 応答信号検出回路 22 ホームメモリ回路 23 応答信号確認回路 24 変調回路B(端末側変調回路) 25 受信制御復調回路A(受信制御復調回路) 26 装置番号検出回路 27 受信情報復調回路 28 装置番号付加回路 29 送信制御変調回路(送信制御変調回路) 30 送信局B 31 ファクシミリB 32 秘匿装置B 33 一斉送信部 34 FAX−ADP 35 無線基地局B 36 受信局Bn 37 一斉受信部B 38 制御回路B 39 演算回路B 40 発令制御回路B 41 一斉送信制御回路B 42 受信制御復調回路B 114 復調回路A 116 受信回路 118 変調回路A 119 送信回路 124 変調回路B 127 受信情報復調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記受信局の前記秘匿手段は、演算回路と受信側記憶回
    路とを有し、 前記演算回路は、前記送信局から送信された秘匿信号を
    前記一斉受信手段を介して入力し、元の情報信号に復元
    し、この情報信号を前記受信側記憶回路に出力し、入力
    途中で送信の同期が外れた場合は、前記情報の復元と前
    記受信側記憶回路に対しての出力とを止め、前記情報信
    号の再送要求信号を前記一斉受信手段に出力し、 前記受信側記憶回路は、前記演算回路から復元・出力さ
    れた情報信号を記憶し、この記憶された情報を受信側の
    前記記録通信手段に出力することを特徴とする秘匿通信
    システム。
  2. 【請求項2】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記受信局の前記秘匿手段は、演算回路と受信側制御回
    路と受信側記憶回路とを有し、 前記演算回路は、前記送信局から送信された秘匿信号を
    前記一斉受信手段を介し、元の情報信号に復元し、この
    情報信号を前記受信側記憶回路に出力し、入力途中で送
    信の同期が外れた場合は、前記復元と前記受信側記憶回
    路に対しての出力とを止め、前記情報信号の再送要求信
    号を前記受信側制御回路に出力し、 前記受信側制御回路は、前記演算回路から前記再送要求
    信号が入力された場合は、この再送要求信号を前記一斉
    受信手段に出力し、又、前記受信側記憶回路に出力制御
    信号を出力し、 前記受信側記憶回路は、前記演算回路から復元・出力さ
    れた情報信号を記憶し、又、前記受信側制御回路からの
    前記出力制御信号により、記憶された前記情報信号を受
    信局の前記記録通信手段に出力することを特徴とする秘
    匿通信システム。
  3. 【請求項3】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記一斉受信手段は、装置番号付加回路と受信制御復調
    回路と送信制御変調回路とを備え、 前記装置番号付加回路は、前記受信局の前記秘匿手段か
    ら再送要求信号が入力された場合、自身に割り当てられ
    た装置番号を、この再送要求信号に付加して前記送信制
    御変調回路に出力し、 前記受信制御復調回路は、前記無線基地局から入力され
    た制御信号を入力し、前記送信制御変調回路に対して前
    記受信局から前記無線基地局への制御信号の周波数であ
    る制御信号伝送用周波数に同調させるための周波数情報
    信号を出力し、 前記送信制御変調回路は、前記装置番号付加回路より前
    記再送要求信号が入力された場合、この再送要求信号を
    変調し、前記制御信号伝送用周波数で、前記無線基地局
    に対して出力することを特徴とする秘匿通信システム。
  4. 【請求項4】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記一斉受信手段は、装置番号付加回路と受信制御復調
    回路と送信制御変調回路と装置番号検出回路と受信情報
    復調回路とを備え、 前記装置番号付加回路は、前記受信局の前記秘匿手段か
    ら再送要求信号が入力された場合、自身に割り当てられ
    た装置番号を、この再送要求信号に付加して前記送信制
    御変調回路に出力し、 前記受信制御復調回路は、前記無線基地局から入力され
    た制御信号から、前記受信情報復調回路に対して情報信
    号の伝送用周波数である情報信号伝送用周波数に同調さ
    せるための周波数情報信号を出力し、前記送信制御変調
    回路に対して前記受信局から前記無線基地局への制御信
    号の周波数である制御信号伝送用周波数に同調させるた
    めの周波数情報信号を出力し、又、前記装置番号検出回
    路に前記制御信号を出力し、 前記送信制御変調回路は、前記受信制御復調回路からの
    前記制御信号伝送用周波数に同調させる周波数情報信号
    を検出し、前記装置番号付加回路より前記再送要求信号
    が入力された場合、この再送要求信号を変調し、前記制
    御信号伝送用周波数で前記無線基地局に対して出力し、 前記装置番号検出回路は、前記受信制御復調回路から入
    力された制御信号に含まれる装置番号と自身に割り当て
    られた装置番号を比較し、該当する場合は通信準備信号
    を前記受信局の前記秘匿手段に対して出力し、 前記受信情報復調回路は、前記受信制御復調回路から入
    力された前記情報信号伝送用周波数に同調させるための
    周波数情報信号を検出し、該当する周波数が入力された
    ら復調して前記受信局の前記秘匿手段に対して秘匿信号
    を出力することを特徴とする秘匿通信システム。
  5. 【請求項5】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記無線基地局は、応答信号検出回路とホームメモリ回
    路と応答信号確認回路とを備え、 前記ホームメモリ回路は、前記無線基地局に登録されて
    いる全ての前記受信局の装置番号を含む情報が記憶さ
    れ、前記応答信号確認回路からの要求により前記受信局
    の装置番号を含む情報を前記応答信号確認回路に出力
    し、 前記応答信号検出回路は、前記受信局から入力された信
    号から再送要求信号を検出し、前記応答信号確認回路に
    再送要求信号を出力し、 前記応答信号確認回路は、前記応答信号検出回路から入
    力された再送要求信号を検出し、前記再送要求信号の中
    に含まれている前記受信局の装置番号と前記ホームメモ
    リ回路から取り出した前記受信局の情報とを比較し、該
    当する装置番号を検出し、前記再送要求信号がある場合
    は、この再送要求信号の中に前記装置番号を付加して前
    記送信局に出力することを特徴とする秘匿通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記無線基地局は、応答信号検出回路とホームメモリ回
    路と応答信号確認回路と端末側復調回路と発令制御回路
    と受信回路と一斉通信制御回路と回路側変調回路と送信
    回路と回路側復調回路と端末側変調回路とを備え、 前記回路側復調回路は、受信局からの制御信号を復調
    し、前記応答信号検出回路に出力し、 前記ホームメモリ回路は、前記無線基地局に登録されて
    いる全ての前記受信局の装置番号を含む情報が記憶さ
    れ、前記応答信号確認回路からの要求により前記受信局
    の装置番号を含む情報を前記応答信号確認回路に出力
    し、 前記応答信号検出回路は、前記受信局から入力された信
    号から再送要求信号及び通信終了信号を検出し、前記応
    答信号確認回路に前記再送要求信号及び前記通信終了信
    号を出力する回路であり、 前記応答信号確認回路は、前記応答信号検出回路から入
    力された前記再送要求信号及び前記通信終了信号を検出
    し、これらの再送要求信号及び通信終了信号の中に含ま
    れている前記受信局の装置番号と前記ホームメモリ回路
    から取り出した前記受信局の装置番号を含む情報とを比
    較し、該当する装置番号を検出し、受信通知信号を制御
    信号として前記送信局に出力し、前記再送要求信号があ
    る場合は、この再送要求信号の中に前記装置番号を付加
    して前記送信局に出力し、全ての前記受信局からの前記
    通信終了信号を検出した場合は、前記送信局に前記通信
    終了信号を出力する回路であり、 前記発令制御回路は、前記端末側復調回路から入力され
    た制御信号から情報送信に使用される周波数情報を検出
    し、その周波数情報を前記受信回路に出力し、 前記一斉通信制御回路に対して通信準備信号を制御信号
    として出力し、前記応答信号確認回路からの制御信号に
    より送信終了信号を検出し、この送信終了信号を前記端
    末側変調回路と前記一斉通信制御回路に対して出力し、 前記端末側復調回路は、前記一斉送信手段から送信され
    制御信号を復調し、 前記受信回路は、前記発令制御回路から入力された前記
    周波数情報によりその周波数の信号待ち状態に移行し、
    前記一斉送信手段から入力された秘匿信号を受信し、 前記一斉通信制御回路は、前記発令制御回路からの制御
    信号の中に前記通信準備信号を検出した場合は、前記送
    信回路に対して周波数情報を出力し、前記変調回路に前
    記通信準備信号を出力し、前記発令制御回路からの制御
    信号中に送信終了信号を検出した場合は、前記送信回路
    に前記送信終了信号を出力し、 前記回路側変調回路は、前記一斉通信制御回路から前記
    通信準備信号が入力された場合、その前記通信準備信号
    を変調し、前記受信局に対して出力し、前記応答信号確
    認回路から制御信号が入力された場合、その制御信号を
    変調し、前記受信局に対して出力し、 前記送信回路は、前記受信回路から入力された前記一斉
    送信信号を前記一斉通信制御回路から指定された周波数
    にて変調し、前記受信局に対して出力し、 前記端末側変調回路は、前記応答信号検出回路と前記応
    答信号確認回路と前記発令制御回路とから信号が入力さ
    れ、これらの信号を変調して、前記一斉送信手段に対し
    て出力することを特徴とする秘匿通信システム。
  7. 【請求項7】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記送信局の前記秘匿手段は、送信側記憶回路と再送制
    御回路とを有し、 前記再送制御回路は、前記一斉送信手段からの制御信号
    から、再送要求信号を検出した場合は前記送信側記憶回
    路に対して再送指示信号を出力し、 前記送信側記憶回路は、前記再送制御回路からの再送指
    示信号により、記憶している秘匿信号を前記一斉送信手
    段に出力することを特徴とする秘匿通信システム。
  8. 【請求項8】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信システ
    ムであって、 前記送信局の前記秘匿手段は、送信側制御回路と演算回
    路と送信側記憶回路と再送制御回路とを有し、 前記送信側制御回路は、前記送信局の前記記録通信手段
    からの制御信号を検出し、前記一斉送信手段にその制御
    信号を出力し、前記一斉送信手段からの通信準備信号を
    検出した後に、前記送信局の前記記録通信手段に対して
    通信開始信号を出力し、 前記演算回路は前記送信局の前記記録通信手段から情報
    が入力された場合、その情報に対して秘匿処理を施し、
    前記送信側記憶回路に対してその秘匿信号を出力し、 前記送信側記憶回路は、前記演算回路より秘匿処理が施
    された秘匿信号を受け取り、その秘匿信号を記憶し、前
    記一斉送信手段に前記秘匿信号を出力し、又、前記再送
    制御回路からの再送指示信号により記憶している秘匿信
    号を前記一斉送信手段に出力し、又、前記再送制御回路
    からの初期化信号により、記憶している秘匿信号を消去
    し、 前記再送制御回路は、前記一斉送信手段からの制御信号
    より再送要求信号を検出した場合は前記送信側記憶回路
    に対して再送指示信号を出力し、初期化要求信号を検出
    した場合は前記送信側記憶回路に対して初期化信号を出
    力することを特徴とする秘匿通信システム。
  9. 【請求項9】 記録通信手段、秘匿手段及び一斉送信手
    段を備えた一つの送信局と、一斉受信手段、前記記録通
    信手段及び前記秘匿手段を備えた複数の受信局と、該受
    信局と前記送信局との間で、データの送受を行う無線基
    地局とを備えた、1:N無線通信方式の秘匿通信方法で
    あって、 無線基地局にてN個の受信局毎に設定された装置番号を
    管理し、N個の前記受信局から送信局への共通の周波数
    による制御回線を使用して再同期動作を行い、前記送信
    局から前記受信局へ情報の送信途中で同期が外れ受信不
    能となった前記受信局のみに情報の再送信することを特
    徴とする秘匿通信方法。
  10. 【請求項10】 前記受信局の装置番号付加回路は、前
    記受信局の秘匿手段から再送要求信号が入力され、自身
    の装置番号を付加して送信制御変調回路に出力し、 前記送信制御変調回路は、前記無線基地局に対してこの
    再送要求信号を変調し、N個の前記受信局から前記無線
    基地局への共通の周波数である制御信号伝送用周波数を
    使用した前記制御回線で、装置番号が付加されたこの再
    送要求信号を前記無線基地局に対して出力することを特
    徴とする請求項9記載の秘匿通信方法。
  11. 【請求項11】 前記受信局から情報信号の再送要求信
    号があった場合は、応答信号検出回路は、全ての前記受
    信局の応答を確認し、端末側変調回路に対して対象とな
    る装置番号を付加した再送要求信号を出力し、 前記端末側変調回路は、検出されたこの再送要求信号を
    変調し、前記送信局に出力し、 前記送信局は、この再送要求信号を前記一斉送信手段を
    介して、前記送信局の前記秘匿手段が有する再送制御回
    路に入力し、 前記再送制御回路は、この再送要求信号を検出し、送信
    側記憶回路に対して送信起動制御信号を出力し、 前記送信側記憶回路は、前記送信起動制御信号を検出
    し、前記再要求信号に付加された装置番号に基づき、記
    憶されている情報を順番に全て出力することを特徴とす
    る請求項9又は10記載の秘匿通信方法。
  12. 【請求項12】 応答信号確認回路は、全ての前記受信
    局からの通信終了信号を検出し、発令制御回路に対して
    この通信終了信号を出力し、前記端末側変調回路に対し
    て前記通信終了信号を出力し、 前記発令制御回路は、送信終了信号を検出し、一斉通信
    制御回路に対して前記通信終了信号を出力し、 前記一斉通信制御回路は、前記通信終了信号を検出し、
    送信回路に前記通信終了信号を出力し、 前記送信回路は、前記通信終了信号を検出した後、送信
    動作を停止し、 前記端末側変調回路は、前記通信終了信号を入力し、前
    記一斉送信手段に出力し、 前記一斉送信手段は、入力した通信終了信号を前記送信
    局の前記秘匿手段に入力し、 前記送信局の前記秘匿手段の前記再送制御回路は、前記
    通信終了信号を検出し、前記送信側記憶回路に対して初
    期化信号を出力し、送信側制御回路に対して前記通信終
    了信号を出力し、 前記送信側記憶回路は、前記初期化信号を検出し、記憶
    されている全ての情報をクリアし、送信側制御回路に初
    期化終了信号を出力し、 前記送信側制御回路は、前記通信終了信号を検出し、前
    記一斉送信手段に通信終了信号を出力し、 前記一斉送信手段は、前記通信終了信号を検出し、送信
    動作を停止することを特徴とする請求項11に記載の秘
    匿通信方法。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれかに記載の
    秘匿通信方法を実行可能なプログラムが記録された記憶
    媒体。
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