JP3430823B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
- Publication number
- JP3430823B2 JP3430823B2 JP28682796A JP28682796A JP3430823B2 JP 3430823 B2 JP3430823 B2 JP 3430823B2 JP 28682796 A JP28682796 A JP 28682796A JP 28682796 A JP28682796 A JP 28682796A JP 3430823 B2 JP3430823 B2 JP 3430823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- powder
- catalyst
- supported
- alumina
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
ガス浄化用触媒に関し、詳しくはリーンバーンエンジン
からの排ガスを浄化するに最適な排ガス浄化用触媒に関
するものである。
して、CO及びHCの酸化とNOx の還元とを行って排
ガスを浄化する三元触媒が用いられている。このような
三元触媒としては、例えばコーディエライトなどからな
る耐熱性担体基材にγ−アルミナからなるコート層を形
成し、そのコート層に白金(Pt)、ロジウム(Rh)
などの触媒貴金属を担持させたものが広く知られてい
る。
動車などの内燃機関から排出される排ガス中の二酸化炭
素(CO2 )が問題とされ、その解決策として酸素過剰
雰囲気において希薄燃焼させるいわゆるリーンバーンが
有望視されている。このリーンバーンにおいては、燃費
が向上するために燃料の使用量が低減され、その結果燃
焼排ガスであるCO2 の発生を抑制することができる。
理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO,H
C,NOx を同時に酸化・還元し、浄化するものであっ
て、リーンバーン時の排ガスの酸素過剰雰囲気下におけ
るNOx の還元除去に対しては充分な浄化性能を示さな
い。このため、酸素過剰雰囲気下においても効率よくN
Ox を浄化しうる触媒及び浄化システムの開発が望まれ
ている。
過剰のリーン条件で燃焼させ、一時的にストイキ〜リッ
チ条件とすることにより排ガスを還元雰囲気として、N
Oxを還元浄化するシステムが開発された。そしてこの
システムに最適な、リーン雰囲気でNOx を吸蔵し、ス
トイキ〜リッチ雰囲気で吸蔵されたNOx を放出するN
Ox 吸蔵材を用いた吸蔵還元型の排ガス浄化用触媒が開
発されている。
Ptをアルミナなどの多孔質担体に担持した排ガス浄化
用触媒(特開平5−317652号公報)や、ランタン
とPtを多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開
平5−168860号公報)、あるいはアルカリ金属と
Ptとをアルミナ担体に担持した排ガス浄化用触媒(特
開平6−31139号公報)を提案している。
ン側ではNOx がアルカリ土類金属、ランタン、アルカ
リ金属などのNOx 吸蔵元素に吸蔵され、それがストイ
キ又はリッチ側で放出されてHCやCOなどの還元性成
分と反応し還元される。中でもアルカリ金属は高いNO
x 吸蔵能を有している。したがってこのような吸蔵還元
型の排ガス浄化用触媒を用いれば、リーンバーンエンジ
ンからの排ガスであってもNOx を効率よく還元除去す
ることが可能となる。
の強化及びエンジンの高性能化などにより、排ガス浄化
用触媒への入りガスの平均温度及び最高温度は近年ます
ます上昇する傾向にあり、排ガス浄化用触媒にはさらな
る耐熱性の向上が望まれている。また入りガス温度の上
昇に伴い、高温域におけるNOx 浄化性能の向上も望ま
れている。
属を用いた排ガス浄化用触媒では、高温時にアルカリ金
属が担体内に拡散したり、あるいは担体外へ蒸散すると
いう現象が生じ、NOx 吸蔵作用が低下する。そのため
耐久性が低いという問題がある。また、吸蔵還元型の排
ガス浄化用触媒を調製する場合には、触媒貴金属がNO
x 吸蔵元素で覆われて活性が低下するのを防止するため
に、先ずNOx 吸蔵元素を担持し、次いで触媒貴金属を
担持する工程が一般的である。
属を用いた排ガス浄化用触媒では、触媒貴金属の担持工
程において触媒貴金属塩の水溶液に浸漬した際に、担持
されていたアルカリ金属が水溶液中に溶出しやすく、ア
ルカリ金属の担持量が減少したり、担持濃度の分布が不
均一となるという不具合がある。このようになると、担
持濃度の高い部分を中心にアルカリ金属により触媒貴金
属のシンタリングが進行し、その結果、触媒貴金属の活
性低下によりNOx 吸蔵能が低下してしまう。特に高温
耐久におけるNOx 浄化能は、アルカリ金属の分散度の
影響が大きい。
触媒においては、燃料中に含まれる微量の硫黄に起因す
るSOx によるNOx 吸蔵元素の被毒(硫酸塩の生成に
よるNOx 吸蔵能の低下)が生じ、その結果耐久性が低
下するという不具合がある。この傾向はアルカリ金属を
用いた場合に特に顕著であり、上記したように担持の分
散性が不均一となると、硫黄被毒により生成した硫酸塩
の結晶が成長しやすく、その結果硫酸塩の脱離が一層困
難となって耐久性が低下する。
気により飛散や溶出が起こり易いという不具合もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
少なくともアルカリ金属を用いた吸蔵還元型の排ガス浄
化用触媒において、アルカリ金属の分散性を高く維持す
るとともに、拡散や蒸散及び硫黄被毒を抑制し、以て排
ガス浄化用触媒の耐久性を向上させることを目的とす
る。
項1記載の発明の排ガス浄化用触媒の特徴は、多孔質担
体と多孔質担体に担持された触媒貴金属及びNOx 吸蔵
材とよりなり、リーン雰囲気中でNOx を吸蔵し、吸蔵
されたNOx をストイキ〜リッチ雰囲気で放出して炭化
水素により還元する排ガス浄化用触媒であって、NOx
吸蔵材は、Naを除くアルカリ金属から選ばれる第1元
素と、Ca,Sr及び希土類元素の少なくとも一種から
選ばれる第2元素と、からなる複合酸化物及び/又は複
合炭酸塩から構成されていることにある。
チタニア、ジルコニア、シリカ、シリカ−アルミナ、シ
リカ−チタニアなどから選択して用いることができる。
第1元素はNaを除くアルカリ金属から選ばれ、リチウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムが
挙げられる。なかでもNOx 吸蔵能が高いK、Rb、C
sが好ましい。LiはNOx 吸蔵能が低いが、K、Cs
などを併用すればこの欠点を回避することができる。
選ばれる少なくとも一種を用いることができる。希土類
元素としては、スカンジウム、イットリウム、ランタ
ン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、ジスプロシウ
ム、イッテルビウムなどが例示される。
1元素と第2元素との複合酸化物及び/又は複合炭酸塩
(以下、複合化合物という)から構成されていることに
ある。この複合化合物は、第1元素及び第2元素をそれ
ぞれ少なくとも1種類含んで構成されている。第1元素
と第2元素がそれぞれ一種類ずつ含まれていてもよい
し、いずれか一方又は両方が複数種類含まれていてもよ
い。
2 Ca(CO 3 ) 2 、K 2 Sr(CO 3 ) 2 、Cs 2 S
r 2 (CO 3 ) 3 、KDy(CO 3 ) 2 、KYb(CO
3 ) 2 、KNdO 2 CO 3 、KLiCa(CO 3 ) 2 、
K 2 CaO 2 などが例示される。
貴金属触媒担持時の第1元素の溶出が抑制されるととも
に、高温時の第1元素の蒸散が抑制される。したがって
第1元素であるアルカリ金属の高いNOx 吸蔵能が維持
され、NOx 吸蔵能が安定化するとともに耐久性が向上
する。また高熱が作用してもアルカリ金属の高分散担持
が維持されるため、硫黄被毒により生成した硫酸塩の結
晶の成長が抑制され、その結果硫酸塩の脱離が容易とな
って耐久性が向上する。
するには、例えば複合炭酸塩は、第1元素の炭酸塩と第
2元素の炭酸塩を混合した後に加熱することで得ること
ができる。またゾルゲル法により調製することも可能で
ある。複合化合物としてのNOx 吸蔵材の担持量として
は、多孔質担体1モルに対して0.05〜10モルの範
囲とすることが望ましい。0.05モル未満ではNO x
吸蔵能の発現が困難であり、10モルを超えて担持する
と耐熱性が低下するようになる。
ウム(Pd)、銀(Ag)、金(Au)、イリジウム
(Ir)などが例示される。この触媒貴金属の含有量又
は担持量は、触媒貴金属が0.5〜20重量%の範囲で
任意に選択することができる。触媒貴金属の含有量又は
担持量が0.5重量%より少ないとNOx 浄化性能が低
下して実用的ではなく、20重量%より多く担持しても
NOx 浄化性能が飽和するとともにコストの高騰を招
く。特に望ましい担持量は、0.1〜10重量%であ
る。
ス浄化用触媒では、リーン雰囲気においてNOx がNO
x 吸蔵材に吸蔵される。NOx 吸蔵材は複合化合物から
構成され、第1元素であるアルカリ金属が主としてNO
x 吸蔵の役割を担う。一方第2元素が第1元素を溶出や
蒸散から保護するため、第1元素の担持量の減少が防止
されるとともに耐熱性が向上する。また第1元素の担持
の分散性が高く維持されるため、硫黄被毒が生じたとし
ても硫酸塩が容易に脱離し、NOx 吸蔵能が回復する。
NOx 吸蔵材に吸蔵されていたNO x が放出され、触媒
貴金属の触媒作用によりNOx が雰囲気中の還元成分と
反応して還元浄化される。
的に説明する。 (実施例1)炭酸カリウム粉末と炭酸カルシウム粉末を
所定量ずつ混合し、800℃以上で加熱した。得られた
粉末のX線回折チャート図は、図1に示すようにK2 C
a(CO3 )2 のピークを示した。
ジアンミン白金硝酸水溶液の所定量を含浸し、蒸発乾固
してPt担持アルミナ粉末を調製した。そしてK2 Ca
(CO3 )2 粉末とPt担持アルミナ粉末とをボールミ
ルでよく混合し、水酸化アルミナと水を加えてスラリー
を調製した。次にコーディエライト質のハニカム形状の
モノリス担体基材を用意し、上記スラリーに浸漬し引き
上げて余分なスラリーをブロアで吸引除去した後、室温
から徐々に110℃まで加熱して乾燥した。この操作を
所定のコート量となるまで繰り返し行い、その後窒素ガ
ス雰囲気下300℃で1時間熱処理してコート層を形成
し本実施例の排ガス浄化用触媒を得た。
トルに対して100g形成され、アルミナ100gに対
してPtが2g、K2 Ca(CO3 )2 は0.1モル担
持されている。得られた排ガス浄化用触媒をモデルガス
耐久装置に装着し、表1に示すリーンモデルガス(空燃
比A/F=20)とリッチモデルガス(空燃比A/F=
12)をそれぞれ2分間ずつ、入ガス温度400℃、空
間速度10万hr-1の条件で交互に流し、リーン時のN
Ox 浄化率を測定して初期浄化率とした。
と、リッチモデルガスを1分間交互に流すのを、入りガ
ス温度800℃、SV=5万hr-1で100時間行う耐
久試験を行った。その後初期浄化率と同様にNOx 浄化
率を測定し、熱処理後の浄化率とした。
着し、表1に示すSO 2 を200ppm含む被毒処理ガ
ス(空燃比A/F=20)とリッチモデルガスを1分間
交互に流すのを、入りガス温度800℃、SV=5万h
r-1で100時間行う硫黄被毒処理を行った。その後上
記と同様にしてリーン時のNOx 浄化率を測定し、硫黄
被毒処理後のNOx浄化率とした。これらの結果を表2
に示す。
た。 NOx 浄化率(%)=100×(入ガスNOx 量−出ガ
スNOx 量)/入ガスNOx 量 (実施例2)K2 Ca(CO3 )2 粉末の担持量を0.
2モルとしたこと以外は実施例1と同様にして触媒を調
製し、同様にNOx 浄化率を測定した。結果を表2に示
す。
担持量を0.5モルとしたこと以外は実施例1と同様に
して触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を測定した。結
果を表2に示す。 (実施例4)炭酸セシウム粉末と炭酸ストロンチウム粉
末を所定量ずつ混合し、800℃以上で加熱してCs2
Sr2 (CO3 )3 粉末を調製した。そしてK2 Ca
(CO 3 )2 粉末に代えてこのCs2 Sr2 (CO3 )
3 粉末を0.1モル担持したこと以外は実施例1と同様
にして触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を測定した。
結果を表2に示す。
プロシウム粉末を所定量ずつ混合し、800℃以上で加
熱してKDy(CO3 )2 粉末を調製した。そしてK2
Ca(CO3 )2粉末に代えてこのKDy(CO3 )2
粉末を0.2モル担持したこと以外は実施例1と同様に
して触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を測定した。結
果を表2に示す。
ウム粉末及び炭酸カルシウム粉末を所定量ずつ混合し、
800℃以上で加熱してCsLiCa(CO3 )2 粉末
を調製した。そしてPtに代えてPdを10g担持し、
K2 Ca(CO3 )2 粉末に代えてCsLiCa(CO
3 )2 粉末を0.2モル担持したこと以外は実施例1と
同様にして触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を測定し
た。結果を表2に示す。
ロンチウム粉末を所定量ずつ混合し、800℃以上で加
熱してK2 Sr(CO3 )2 粉末を調製した。一方、ア
ルミナ75重量%とチタニア25重量%の混合粉末に所
定濃度の硝酸ロジウム水溶液の所定量を含浸し、蒸発乾
固してRh担持アルミナ/チタニア粉末を調製した。R
hの担持量はアルミナ/チタニア120gに対して5g
である。
のコート層を、モノリス担体基材1リットル当たり12
0g形成し、アルミナ/チタニア粉末120gに対して
K2Sr(CO3 )2 粉末を0.1モル担持したこと以
外は実施例1と同様にして触媒を調製し、同様にNOx
浄化率を測定した。結果を表2に示す。 (実施例8)カリウムアルコキシドとカルシウムアルコ
キシドをプロパノールに溶解させ、加水分解によりKと
Caの複合酸化物前駆体を合成した。次いで80℃にて
真空乾燥後800℃で焼成し、K2 CaO2 複合酸化物
粉末を調製した。
このK2 CaO2 粉末を0.5モル担持したこと以外は
実施例1と同様にして触媒を調製し、同様にNOx 浄化
率を測定した。結果を表2に示す。 (参考例1) セシウムアルコキシドとバリウムアルコキシドをプロパ
ノールに溶解させ、加水分解によりCsとBaの複合酸
化物前駆体を合成した。次いで80℃にて真空乾燥後8
00℃で焼成し、Cs2 BaO2 複合酸化物粉末を調製
した。
0重量%の混合粉末に所定濃度のジニトロジアンミン白
金硝酸水溶液の所定量を含浸してPtを担持し、次いで
硝酸ロジウム水溶液を含浸してRhを担持してPt/R
h担持/アルミナ/ジルコニア粉末を調製した。Pt及
びRhの担持量は、アルミナ/ジルコニア粉末120g
に対してそれぞれ2gと1gである。
ニア粉末のコート層を、モノリス担体基材1リットル当
たり120g形成し、アルミナ/ジルコニア粉末120
gに対してCs2 BaO2 粉末を0.5モル担持したこ
と以外は実施例1と同様にして触媒を調製し、同様にN
Ox 浄化率を測定した。結果を表2に示す。 (比較例1)アルミナ粉末に所定濃度の酢酸バリウム水
溶液の所定量を含浸させ、蒸発乾固してBaを担持し
た。次いで実施例1と同様にジニトロジアンミン白金水
溶液を含浸させ、Ptを担持した。アルミナ100gに
対してBaは0.2モル、Ptは2g担持されている。
実施例1と同様に触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を
測定した結果を表2に示す。 (比較例2)アルミナ粉末に所定濃度の酢酸カルシウム
水溶液の所定量を含浸させ、蒸発乾固してCaを担持し
た。次いで実施例1と同様にジニトロジアンミン白金水
溶液を含浸させ、Ptを担持した。アルミナ100gに
対してCaは0.4モル、Ptは2g担持されている。
実施例1と同様に触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を
測定した結果を表2に示す。 (比較例3)アルミナ粉末に所定濃度の酢酸バリウム及
び酢酸カルシウムの混合水溶液の所定量を含浸させ、蒸
発乾固してBa及びCaを担持した。次いで実施例1と
同様にジニトロジアンミン白金水溶液を含浸させ、Pt
を担持した。アルミナ100gに対してBa及びCaは
それぞれ0.2モル、Ptは2g担持されている。
用いて実施例1と同様に触媒を調製し、同様にNOx 浄
化率を測定した結果を表2に示す。 (比較例4)アルミナ粉末に所定濃度の酢酸カリウム水
溶液の所定量を含浸させ、蒸発乾固してKを担持した。
次いで実施例1と同様にジニトロジアンミン白金水溶液
を含浸させ、Ptを担持した。アルミナ100gに対し
てKは0.2モル、Ptは2g担持されている。
施例1と同様に触媒を調製し、同様にNOx 浄化率を測
定した結果を表2に示す。 (比較例5)アルミナ粉末に所定濃度の酢酸カリウムと
酢酸リチウムの混合水溶液の所定量を含浸させ、蒸発乾
固してK及びLiを担持した。次いで実施例1と同様に
ジニトロジアンミン白金水溶液を含浸させ、Ptを担持
した。アルミナ100gに対してK及びLiはそれぞれ
0.2モル、Ptは2g担持されている。
いて実施例1と同様に触媒を調製し、同様にNOx 浄化
率を測定した結果を表2に示す。
比較例1〜3に比べて初期NOx 浄化率が高く、アルカ
リ金属の方がアルカリ土類金属に比べて初期のNOx 浄
化性能に優れている。しかし高温耐久試験後にはNOx
浄化性能が逆転し、アルカリ金属はNOx 浄化性能の耐
久性に乏しいことがわかる。またアルカリ土類金属の方
がアルカリ金属に比べて耐硫黄被毒性が低いこともわか
る。
べて高温耐久試験後のNOx 浄化率の低下度合いが僅か
であり、耐硫黄被毒性にも優れていることが明らかであ
り、この効果はアルカリ金属からなる第1元素と、C
a,Sr及び希土類元素の少なくとも一種から選ばれる
第2元素とを複合化合物として担持したことに起因して
いることが明らかである。
れば、リーンバーンエンジンからの排ガスであってもN
Ox を効率よく還元除去することができ、かつ耐熱性及
び耐硫黄被毒性に優れているため高いNOx 浄化性能を
長期間維持することができる。
回折チャート図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 多孔質担体と該多孔質担体に担持された
触媒貴金属及びNOx 吸蔵材とよりなり、リーン雰囲気
中でNOx を吸蔵し、吸蔵されたNOx をストイキ〜リ
ッチ雰囲気で放出して炭化水素により還元する排ガス浄
化用触媒であって、 前記NOx 吸蔵材は、Naを除くアルカリ金属から選ば
れる第1元素と、Ca,Sr及び希土類元素の少なくと
も一種から選ばれる第2元素と、からなる複合酸化物及
び/又は複合炭酸塩から構成されていることを特徴とす
る排ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 前記NOx 吸蔵材は前記多孔質担体1モ
ルに対して0.05〜10モル担持されている請求項1
に記載の排ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28682796A JP3430823B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28682796A JP3430823B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排ガス浄化用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10128114A JPH10128114A (ja) | 1998-05-19 |
JP3430823B2 true JP3430823B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17709559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28682796A Expired - Lifetime JP3430823B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 排ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430823B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1085117C (zh) * | 1998-06-03 | 2002-05-22 | 王秉权 | 抗中毒、抗烧结稀土催化剂及其制造方法 |
WO2000000283A1 (fr) * | 1998-06-30 | 2000-01-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Catalyseur pour la purification des gaz d'echappement, procede de production dudit catalyseur et procede de purification de gaz d'echappement |
JP2001269578A (ja) | 2000-01-19 | 2001-10-02 | Toyota Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
US6670296B2 (en) | 2001-01-11 | 2003-12-30 | Delphi Technologies, Inc. | Alumina/zeolite lean NOx catalyst |
US6455463B1 (en) | 2001-03-13 | 2002-09-24 | Delphi Technologies, Inc. | Alkaline earth/transition metal lean NOx catalyst |
US6576587B2 (en) | 2001-03-13 | 2003-06-10 | Delphi Technologies, Inc. | High surface area lean NOx catalyst |
US6864213B2 (en) | 2001-03-13 | 2005-03-08 | Delphi Technologies, Inc. | Alkaline earth / rare earth lean NOx catalyst |
US6624113B2 (en) | 2001-03-13 | 2003-09-23 | Delphi Technologies, Inc. | Alkali metal/alkaline earth lean NOx catalyst |
WO2006109849A1 (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-19 | Valtion Teknillinen Tutkimuskeskus | 窒素酸化物を接触還元するための触媒、触媒構造体及び窒素酸化物を接触還元するための方法 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28682796A patent/JP3430823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10128114A (ja) | 1998-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3741303B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3358766B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3494147B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒とその製造方法及び排ガス浄化方法 | |
US6025297A (en) | Catalyst for purifying exhaust gas and process for producing the same | |
JP3965676B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化システム | |
JP3430823B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3685463B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3640130B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒及びその製造方法 | |
JPH08117600A (ja) | 排ガス浄化用触媒及びその製造方法 | |
JP3473295B2 (ja) | 触媒担体及び排ガス浄化用触媒 | |
JPH07171399A (ja) | 排ガス浄化用触媒の製造方法 | |
JP3446915B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3624277B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3417702B2 (ja) | 窒素酸化物吸蔵組成物及び排気ガス浄化方法 | |
JPH08281116A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3496348B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JPH08117602A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP3664201B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒 | |
JP4131370B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒の製造方法 | |
JPH04114742A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP2000157867A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP4822049B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒、及びそれを用いた排ガス浄化方法 | |
JP3826476B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法 | |
JP3508969B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化方法 | |
JP2001046835A (ja) | NOx吸収浄化材料及びこれを用いた排ガス浄化用触媒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |