JP3430688B2 - テレビジョン信号のデータスライス装置およびデータスライス方法 - Google Patents

テレビジョン信号のデータスライス装置およびデータスライス方法

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/025Systems for the transmission of digital non-picture data, e.g. of text during the active part of a television frame
    • H04N7/035Circuits for the digital non-picture data signal, e.g. for slicing of the data signal, for regeneration of the data-clock signal, for error detection or correction of the data signal
    • H04N7/0355Circuits for the digital non-picture data signal, e.g. for slicing of the data signal, for regeneration of the data-clock signal, for error detection or correction of the data signal for discrimination of the binary level of the digital data, e.g. amplitude slicers

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  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号に重
畳される信号、たとえばクローズドキャプション信号の
デコードのために、アナログで入力される信号を最適な
条件でディジタル化するデータスライス装置およびデー
タスライス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】北米における画面サイズ13インチ以上
のテレビジョン(以下TVという)受像機は、聴覚の不
自由な人のために、放送しているナレーションや会話、
放送内容などの文字をTV受像機画面に表示する機能を
有している。この機能は、一般に、キャプション機能と
呼ばれている。1993年7月1日より、キャプション
デコーダのTV受像機への内蔵が法制化され、クローズ
ドキャプションデコーダを内蔵したTV受像機の価格低
減が強く望まれるようになった。
【0003】従来より米国市場においてキャプションデ
コーダが販売されてきたが、その大半はTV受像機とは
分離された外付けタイプのものであった。以下、TV受
像機に内蔵したキャプションデコーダを特にクローズド
キャプションデコーダと呼び、また、一般的にクローズ
ドキャプションデコーダのためのTV放送に重畳される
信号や放送をクローズドキャプション(Closed Captio
n:略してCCと呼ぶこともある)と呼ぶ。
【0004】クローズドキャプション信号について図7
(A)〜(D)を用いて説明する。図7(A)はTVコ
ンポジット信号を示す。クローズドキャプション信号は
このコンポジット信号に重畳され、現在の方式では、図
7(B)に示す垂直同期信号の立ち下がりリッジ(e)
から数えて21番目の水平同期信号の間に存在する。水
平同期信号を図7(C)に示す。このクローズドキャプ
ション信号はフィールド1と呼ばれている。なお、28
4番目の水平同期信号の間にも別のクローズドキャプシ
ョン信号が存在することもあるが、これはフィールド2
と呼ばれている(図示せず)。
【0005】図7(D)はクローズドキャプション信号
を示す。クローズドキャプション信号自体は、水平同期
信号から始まり、その後3.58MHzのバースト信号
(水平同期信号の立ち下がりからバースト信号の終わり
まで10.5μs(Typ.)期間)と、バースト信号に引
き続き送信される7周期のClock Run-in信号(12.9
1μs(Typ.)期間、周波数32×fH、ただしfHは水
平同期周波数15.75kHz)と、Clock Run-in信号
に引き続き送信されるキャプションのデータ開始を示す
Start Bits信号(5.958μs(Typ.)期間)と、Sta
rt Bits信号に引き続き送信される2バイト長からなる
キャプションのData Characters信号(31.778μs
(Typ.)期間)とで構成されている。
【0006】現在の方式では、クローズドキャプション
データは2バイトであり、この2バイトのデータのうち
各バイトの最上位ビットをパリティビットとして使用し
ている。パリティビットは、データの誤り検出のために
使用している。現在の方式は、いわゆる奇数パリティ方
式を採用している。この奇数パリティ方式は、“0”と
“1”で構成されるデータにおいて、各バイト中の
“1”のセットされるビット数が必ず奇数になるよう設
定する方式である。すなわち、“1”のセットされるビ
ット数が奇数であればデータを正常と判定し、“1”の
セットされるビット数が偶数であればデータを異常と判
定する方式である。
【0007】一般的に知られているクローズドキャプシ
ョンのデータスライス方法の一例を説明する。
【0008】TVコンポジット信号(アナログ信号)を
データスライス装置の入力端子に印加する。キャプショ
ン信号検出部は伝搬してきたコンポジット信号に重畳し
たクローズドキャプション信号を抽出する。さらに、Cl
ock Run-in信号抽出部によって、Clock Run-in信号のみ
を抽出する。次にデューティ判別部でClock Run-in信号
のデューティを判別する。Clock Run-in信号は、前述し
たように7周期からなる信号であるが、その波形は正弦
波形状である。Clock Run-in信号を中間電位(正弦波の
振幅の中点)でスライスした場合、そのデューティは
1:1の関係となる。仮に、スライスレベルが高く変化
すればデューティはたとえば0.9:1.1のような特性
を示し、逆にスライスレベルが低く変化すれば1.1:
0.9のようになる。スライスレベル変換部は、前述の
ような特性に従って、スライスレベルを高くしたり低く
したりすることにより、デューティ1:1の点を見つけ
る。変換されたスライスレベルにもとづいて、クローズ
ドキャプション信号のデータスライスを行う。データス
ライスされたクローズドキャプション信号はディジタル
化されて、デコード部に伝搬され、データ解析されて、
TV受像機の表示画面上に文字として出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デューティ変化によるスライス追従方法においては、ク
ローズドキャプション信号に重畳される外来雑音(ノイ
ズ)に対してデコーダが反応してしまう。このため、た
とえばTV信号レベルがいちじるしく低下する、いわゆ
る弱電界において、スライスレベルが急激に変化し、ク
ローズドキャプションデコーダの誤動作を誘発してしま
うということがあった。
【0010】本発明は、TV信号の弱電界状態において
も安定したデータスライスを行うことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のデータスライス
装置は、アナログ信号からなるTV信号の特定部分を抽
出する抽出部と、この抽出部より得られたTV信号の特
定部分を所定のスライスレベルでスライスし、ディジタ
ル信号に変換するスライサ部と、スライサ部より出力さ
れたデータを解読し、表示画面上に出力させるデコーダ
部と、スライスレベルの初期値を格納する初期値格納部
と、スライスレベルの初期値を所定の割合で変化させる
スライスレベル制御部と、スライサ部によってディジタ
ル化したTV信号の特定部分から重畳信号の有無を判別
する信号判別部と、制御部からの重畳信号の下限レベル
および上限レベルをそれぞれ記憶するスライスレベル一
時記憶部と、スライスレベル一時記憶部に記憶した重畳
信号の下限および上限から最適のスライスレベルを演算
する演算部と、演算部により得られた最適のスライスレ
ベルを格納するスライスレベル格納部と、スライスレベ
ル格納部あるいはスライスレベル制御部から得られるい
ずれかのスライスレベルを信号判別部による判別結果に
応じて選択的にスライサ部に送り込む制御部とを少なく
とも有する。
【0012】また、本発明のデータスライス方法は、次
のステップを少なくとも有する。 ステップ1:スライスレベルを初期化する。
【0013】ステップ2:スライスレベルでTV信号の
特定部分をスライスし、ディジタル化する。
【0014】ステップ3:ディジタル化した信号のスタ
ートビットの有無と、パリティをチェックし、重畳信号
の有無を判定する。
【0015】ステップ4−1:ステップ3で前記重畳信
号が“なし”と判定された場合に、スライスレベルを所
定量だけ上げて、ステップ2に戻る。
【0016】ステップ4−2:ステップ3で重畳信号が
“あり”と判定された場合に、このときのスライスレベ
ルの値を重畳信号の下限値として一時的に記憶する。
【0017】ステップ5:スライスレベルを所定量だけ
上げる。 ステップ6:スライスレベルでTV信号の特定部分をス
ライスし、ディジタル化する。
【0018】ステップ7:ディジタル化した信号のスタ
ートビットの有無と、パリティをチェックし、重畳信号
の有無を判定する。
【0019】ステップ8−1:ステップ7で重畳信号が
“あり”と判定された場合には、スライスレベルを所定
量だけ上げて、ステップ6に戻る。
【0020】ステップ8−2:ステップ7で重畳信号が
“なし”と判定された場合には、このときのスライスレ
ベルの値を重畳信号の上限値として一時的に記憶する。
【0021】ステップ9:ステップ4−2とステップ8
−2で記憶した下限値と上限値とにもとづいて演算し、
スライスレベルの最適値を算出する。
【0022】ステップ10:最適値のスライスレベルを
用いて、以降に送られてくるTV信号に重畳された信号
をスライスし、ディジタル化し、そしてデコードする。
【0023】
【作用】上記のデータスライス装置およびデータスライ
ス方法により、TV信号に重畳された信号、たとえばク
ローズドキャプション信号の最適なスライスレベルを決
定することができる。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例について、図1および図2
を用いて説明する。図1はデータスライス装置の構成を
示す図、図2はデータスライス方法のフローチャートで
ある。
【0025】図1において、入力端子1に、TVコンポ
ジット信号を供給する。コンポジット信号はキャプショ
ン信号抽出部2へと伝搬し、キャプション信号抽出部2
がコンポジット信号の特定部分を抽出する。ここで、コ
ンポジット信号の特定部分とは、クローズドキャプショ
ン信号が重畳されている部分を言う。現在の方式では、
この特定部分がコンポジット信号の21番目もしくは2
84番目の水平同期信号に該当する。
【0026】抽出されたコンポジット信号の特定部分は
アナログ信号形式である。スライサ部3は抽出された信
号を所定のスライスレベルでデータスライスする。この
スライスレベルは、後述の方法で決定される。データス
ライスされた信号は適切なディジタル信号に変換され、
その後、デコーダ部4がデータ解析をしてTV受像機の
表示画面上に文字として出力する。
【0027】スライスレベル出力部5は、スライスレベ
ル格納部6、第1のスライスレベル制御部7、および第
2のスライスレベル制御部8で構成される。このスライ
スレベル出力部5から出力する電圧をスライスレベルと
して用いて、スライサ部3がアナログ信号のデータスラ
イスをする。
【0028】なお、より望ましい実施態様では、スライ
スレベル出力部5は第1のスライスレベル制御部7と第
2のスライスレベル制御部8とを有するが、これらのス
ライスレベル制御部は一つであってもよい。
【0029】スライスレベル格納部6は、後述する演算
部9の出力を格納する。第1のスライスレベル制御部7
と第2のスライスレベル制御部8とは、初期値格納部1
0の値を初期値とし、それぞれ異なる割合でスライスレ
ベルを変化させる。本実施例では、スライスレベルの初
期値を低い値(低い電圧値)として、第1のスライスレ
ベル制御部7や第2のスライスレベル制御部8によって
所定の割合で徐々にスライスレベルを上げる方式を採っ
ている。この所定の割合は、たとえば、第1のスライス
レベル制御部7で約80mV、第2のスライスレベル制
御部8で約40mVとするのが好ましい。なぜならば、
第1のスライスレベル制御部7で、初めに粗いサーチを
してクローズドキャプション信号の有無を早く判断し、
次に、クローズドキャプション信号を見つけた場合に
は、第2のスライスレベル制御部8で細かいサーチをし
て最小値と最大値をみつけるためである。
【0030】なお、初期値を高い値として、徐々にスラ
イスレベルを下げる方法でもよい。スライサ部3により
ディジタル化されたアナログ信号は、信号判別部11に
も入力する。信号判別部11は、入力されたアナログ信
号(TV信号)にクローズドキャプション信号が重畳さ
れているか否か、すなわちクローズドキャプション信号
の有無を判別する。
【0031】信号判別部11の判別方法の一例を説明す
る。図7(D)のクローズドキャプション信号における
スタートビット‘001’の有無を確認し、またデータ
のパリティチェックをすることにより判別をする。すな
わち、スタートビット‘001’が存在し、かつ2バイ
トのデータの奇数パリティが“OK”であれば、クロー
ズドキャプション信号“あり”と判別する。スタートビ
ット‘001’が存在しないか、あるいは2バイトのデ
ータの奇数パリティが“NG”であれば、クローズドキ
ャプション信号“なし”と判別する。この方法でスライ
サ部3からのディジタル化されたクローズドキャプショ
ン信号が正しいものか否かを判別する。
【0032】なお、現在では上記の判別方法がより確実
な方法であるが、それ以外の方法としてスタートビット
のみをチェックする方法もある。また、現在の方式に合
わせるために、スタートビットを‘001’とし、パリ
ティを奇数として記述したが、スタートビットが‘01
0’等であってもよく、また、パリティが偶数であって
も本発明に含まれる。
【0033】信号判別部は制御部14に接続している。
制御部14は信号判別部11による判別結果に応じて、
記憶部12にクローズドキャプション信号のスライスレ
ベルの最小値が確定したかどうかを記憶させる。また、
制御部14は、信号判別部11の判別結果にもとづいて
スライスレベル一時記憶部13にクローズドキャプショ
ン信号の最小値と最大値とを一時的に記憶させる。すな
わち、スライスレベル一時記憶部13は、クローズドキ
ャプション信号“なし”から“あり”と判断したときに
は、第2のスライスレベル制御部8から出力されるスラ
イスレベルを最小値として記憶し、また、クローズドキ
ャプション信号“あり”から“なし”と判断したときに
は、第2のスライスレベル制御部8から出力されるスラ
イスレベルを最大値として記憶する。
【0034】演算部9はスライスレベル一時記憶部13
に記憶されたスライスレベルにもとづいて適切なスライ
スレベルを算出する。本実施例では、演算部9がクロー
ズドキャプション信号“なし”から“あり”へと判別し
たときのスライスレベル(最小値)と、“あり”から
“なし”へと判別したときのスライスレベル(最大値)
の差を算出し、最大値から1/3の位置を最適のスライ
スレベルとして算出する。この値は、通常のTV信号の
振幅の変動に対して有効であるが、場合によっては、1
/3に代えて、1/2や1/4等としてもよい。
【0035】制御部14は、スライスレベル出力部5の
中のスライスレベル格納部6、第1のスライスレベル制
御部7、および第2のスライスレベル制御部8の選択も
して、スライスレベル出力部5からスライサ部3にスラ
イスレベルを送らせる。
【0036】以上の構成により、本発明のデータスライ
ス装置を実現できるが、最良の実施態様にするために
は、次の構成部分も必要となる。
【0037】比較部15は、スライスレベル一時記憶部
13に記憶したスライスレベルの最大値と最小値との差
を基準値と比較する。たとえば基準値を120mVとす
ると、スライスレベルの最大値と最小値との差が120
mV以下であるときには、誤検出と判断し、弁別部16
によって演算部9による演算を停止させる。比較部15
および弁別部16は、信号判別部11が誤ってクローズ
ドキャプション信号“あり”と判別した場合の補償をす
ることができる。
【0038】上限設定部17は、第1のスライスレベル
制御部7の終了位置を設定することができる。一般に、
クローズドキャプション信号の振幅が小さいために、ス
ライスレベルをあまり高い電圧値まで上げる必要がな
い。したがって、上限設定部17がスライスレベル制御
部の上限値を定めることにより、時間的に効率のよいデ
ータスライスを行うことができる。上限値としてはたと
えば2.5〜3.5V程度が好ましい。
【0039】カウンタ部18は、制御部14に接続して
いる。カウンタ部18は制御部14とともに信号判別部
11の信号判別動作を複数回カウントして、1回の“O
K”や“NG”では判別せずに、複数回“OK”のとき
にのみ“OK”と判別し、あるいは複数回“NG”のと
きにのみ“NG”と判別する。このカウンタ部18は、
信号判別部11がノイズの影響により誤判別した場合な
どに有効であり、判別動作の精度を上げることができ
る。
【0040】なお、複数回の判別は同一のスライスレベ
ルで複数回判別する場合と、異なるスライスレベルで複
数回判別する場合とがある。
【0041】次に図1および図2を用いて本発明のもっ
とも好ましいデータスライス方法の実施態様を説明す
る。
【0042】まず最初に、上限設定部17に第1のスラ
イスレベル制御部7の上限値を設定する。たとえば、こ
の上限値は、2.5〜3.5Vが好ましい。
【0043】次に制御部14がスライスレベル出力部5
の中から第1のスライスレベル制御部7を選ぶ(図示せ
ず)。図2における処理30で、初期値格納部10に設
定しているスライスレベルの初期値を第1のスライスレ
ベル制御部7に転送する。すなわち、スライスレベルを
初期化する。この初期値はクローズドキャプション信号
が存在しない程度の充分に低い値に設定しておく。
【0044】次に、分岐31において、スライサ部3か
らのディジタル化されたクローズドキャプション信号を
用いて、信号判別部11でスタートビットの有無とパリ
ティのチェックをして、クローズドキャプション信号の
有無を判別する。
【0045】ここで、分岐31においてキャプション信
号“なし”と判断したときには、処理32において、第
1のスライスレベル制御部7によってスライスレベル電
圧値を80mV上げる。もし、処理32で80mV上昇
させることで、第1のスライスレベル制御部7によるス
ライスレベルが上限設定部17の設定値を超えた場合に
は、処理は分岐33によって処理30に戻る。一方、設
定値範囲内である場合には分岐31へと戻る。
【0046】分岐31でクローズドキャプション信号
“あり”と判断した場合には、分岐49へと進む。分岐
49で、連続して2回キャプション信号“あり”と判断
しなかった場合、分岐32へと進む。分岐49で2回連
続してキャプション信号“あり”と判断した場合には、
キャプション信号のスライスレベルサーチを行う。この
2回連続の判別には、カウンタ部18を用いる。
【0047】次に、スライスレベルサーチを行う場合、
まず、制御部14によってスライスレベル出力部5の中
の第2のスライスレベル制御部8を選ぶ(図示せず)。
【0048】処理34で、初期値格納部10に設定され
ているスライスレベルの初期値を第2のスライスレベル
制御部8に転送する。すなわち、スライスレベルを再び
初期化する。この初期値はクローズドキャプション信号
が存在しない程度の充分に低い値に設定しておく。な
お、このとき、記憶部12をリセットする(図示せ
ず)。
【0049】次に、分岐35、分岐36、分岐37にて
クローズドキャプション信号のスライス可能なレベルの
最小値と最大値を決定する。分岐35は、制御部14に
おいて記憶部12の結果を判別しており、スライスレベ
ルの最小値が決定しているかどうかを参照している。最
小値が決定していない場合、分岐37へと進み現在の第
2のスライスレベル制御部8によるスライスレベルで信
号をスライスし、スタートビットの有無とパリティのチ
ェックを行って、クローズドキャプション信号の有無を
判別する。
【0050】分岐37においてキャプション信号“な
し”と判断した場合、処理40に進み、スライスレベル
を40mV上げる。処理40によって第2のスライスレ
ベル制御部8によるスライスレベルが上限値を超えた場
合、クローズドキャプション信号が全くないと判断し
て、分岐41によって処理30に戻り最初からやり直
す。
【0051】上限値範囲内である場合は分岐35へと戻
り、再び分岐37でクローズドキャプション信号の有無
を判別する。
【0052】この分岐37において、クローズドキャプ
ション信号“あり”と判断した場合には、クローズドキ
ャプション信号が“なし”から“あり”に転じたことを
理由に、スライスレベルの最小値が決定できる。このと
き、処理38にて第2のスライスレベル制御部8の電圧
値をスライスレベル一時記憶部13にスライスレベルの
最小値として記憶し、続いて処理39にて記憶部12に
スライスレベルの最小値が決定したことを記憶する。
【0053】次に、処理40にて第2のスライスレベル
制御部8によってスライスレベル電圧値を40mV上げ
る。分岐41で上限値を超えていないと判定すれば、分
岐35を通り、分岐36へと進む。分岐36において、
クローズドキャプション信号“あり”と判断した場合、
まだスライスレベルの最大値が確定しないことを意味す
ることから、処理40に進み、さらにスライスレベルを
40mV上げる。
【0054】一方、分岐36において、スタートビット
“なし”、あるいはパリティチェック“NG”の少なく
とも一つの条件を満たすとキャプション信号“なし”と
判断する。
【0055】次に分岐46で、カウンタ部18によって
キャプション信号“なし”の条件が2回連続して成立し
た場合には、クローズドキャプション信号が“あり”か
ら“なし”に転じたことでスライスレベルの最大値を決
定することができる。ここで、2回連続判別しているの
は、ノイズ等の影響による誤判別を避けるためである。
【0056】分岐46において2回連続でないと判断し
たときには、処理40に進み、スライスレベル電圧値を
40mV上昇させた後、再度キャプション信号の有無を
判断する。
【0057】最大値が決定すると、処理42にて第2の
スライスレベル制御部8の電圧値をスライスレベル一時
記憶部13にスライスレベルの最大値として記憶させ
る。
【0058】次に分岐44で比較部15にてスライスレ
ベル一時記憶部13に記憶されたスライスレベルの最大
値と最小値との差を求め、その結果が120mV以下で
あればスライスレベル一時記憶部13と記憶部12をリ
セットし(図示せず)、処理40に進む。すなわち、最
大値(MAX)と最小値(MIN)との差が120mV
以下である場合には、本来のクローズドキャプション信
号よりも小さすぎるので誤判別と判断し、もう一度やり
直す。
【0059】最大値(MAX)と最小値(MIN)との
差が120mVよりも大きな値となった場合には、処理
43に進む。
【0060】処理43にてスライスレベル一時記憶部1
3に記憶されたスライスレベルの最小値と最大値を用い
て演算部9にて{(最大値(MAX)−最小値(MI
N)−40(mV)}/3+最小値(MIN)の値を計
算する。この式で最大値と最小値との差から40mVを
減算する理由は、最初にキャプション信号が“あり”か
ら“なし”に転じたとき、40mV上昇させ、2度目の
キャプション信号判別を行うため、最大値が通常より4
0mV上がっているためである。
【0061】この演算部9の結果をスライスレベル格納
部6に格納してキャプション信号のスライスレベルが決
定する。以降のデータスライスは、このスライスレベル
格納部6に格納しているスライスレベルにもとづいて行
われることになる。
【0062】以上の方法によってクローズドキャプショ
ン信号のデータスライスを実行する。
【0063】なお、以上の説明では、最良の実施態様を
示したが、本発明の実施例としては他の構成を考えるこ
ともできる。すなわち、比較部15、弁別部16、上限
設定部17、およびカウンタ部18は任意の構成要素で
あり、これらの一部または全部について任意の組合せで
削除したり、または付加したりすることができる。
【0064】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3は、図1における構成要素のうち、比較部1
5、弁別部16、上限設定部17、およびカウンタ部1
8を設けていないデータスライス装置を示す。その他の
構成要素については、図1と同じであるのでそれぞれに
ついての説明を省略する。
【0065】図3のデータスライス装置を用いてデータ
スライスを行う場合、図4のフローチャートに従って動
作する。このフローチャートは、図2のフローチャート
と基本的には同じであるが、いくつか異なる。すなわ
ち、図2における分岐49,46がなく、クローズドキ
ャプション信号の有無の判別は1回だけである。また、
図2における分岐44がなく、スライスレベルの最大値
(MAX)と最小値(MIN)との差を基準値と比較し
ない。また、上限設定部17がないので、分岐33,4
1における上限値も図2の上限値と異なる。図4の分岐
33,41の上限値はデータスライス装置を駆動するマ
イコンの電源電圧の上限値に等しく、たとえば5V程度
である。
【0066】このような構成の違いがあるものの、基本
的な構成は同じであるので、この実施態様でも本発明の
TV信号のデータスライスを実現できる。
【0067】次にカウンタ部18の利用方法について、
他の実施態様を説明する。図5は、図1における構成要
素のうち、比較部15、弁別部16、および上限設定部
17を設けていないデータスライス装置を示す。その他
の構成要素については、図1と同様であるので説明を省
略する。
【0068】図5におけるカウンタ部18を用いて、い
くつかの異なる実施態様でデータスライス方法を実行で
きる。
【0069】図6は、図5のデータスライス装置で実行
し得るデータスライス方法のうち、第1の実施態様を示
すフローチャートである。
【0070】まず、TV信号に実際にクローズドキャプ
ション信号を含んでいるかどうかを判別するために、処
理30で制御部14によって第1のスライスレベル制御
部7を選ぶ(図示せず)。次に初期値格納部10に設定
されたスライスレベルの初期値を第1のスライスレベル
制御部7に転送する。
【0071】次に、分岐31において、スライサ部3か
らのディジタル化されたTV信号を用いて信号判別部1
1でスタートビットとパリティチェックをし、クローズ
ドキャプション信号の有無を判別する。分岐31でクロ
ーズドキャプション信号“なし”と判断したときには、
処理32において第1のスライスレベル制御部7によっ
てスライスレベル電圧値を80mV上げる。
【0072】第1のスライスレベル制御部7によるスラ
イスレベルが制御範囲を超えた場合には、分岐33で処
理30に戻る。それが制御範囲内である場合には、分岐
31へと戻る。
【0073】一方、分岐31においてクローズドキャプ
ション信号“あり”と判断した場合には、クローズドキ
ャプション信号のスライスレベルサーチを行う。スライ
スレベルサーチは、まず、処理34に進み、制御部14
によってスライスレベル出力部5の中の第2のスライス
レベル制御部8を選ぶ。
【0074】次に初期値格納部10に設定されたスライ
スレベルの初期値を第2のスライスレベル制御部8に転
送する。このとき、記憶部12をリセットする。
【0075】次に、分岐35、分岐36、および分岐3
7にてクローズドキャプション信号のスライス可能なレ
ベルの最小値と最大値を決定する。分岐35は、制御部
14において記憶部12の結果を判別しており、スライ
スレベルの最小値が決定しているかどうかを参照してい
る。記憶部12で最小値が決定していない場合には、分
岐37へ進み、現在の第2のスライスレベル制御部8に
よるスライスレベルでクローズドキャプション信号の有
無を判別する。記憶部12で最小値が確定したときに
は、分岐36へ進む。
【0076】分岐37において、クローズドキャプショ
ン信号“あり”と判断しかつ、カウンタ部18によって
この条件が2回連続して成立し、クローズドキャプショ
ン信号“あり”と分岐47において判断した場合には、
クローズドキャプション信号が“なし”から“あり”に
転じたことでスライスレベルの最小値が決定できるた
め、処理38にて第2のスライスレベル制御部8の電圧
値をスライスレベル一時記憶部13にスライスレベルの
最小値として記憶させ、処理39にて第2のスライスレ
ベル制御部8によってスライスレベル電圧値を40mV
上昇させた後、処理40にて記憶部12に信号判別部1
1の結果(この場合、クローズドキャプション信号“あ
り”)を記憶させる。
【0077】分岐47において2回連続してクローズド
キャプション信号“なし”と判断した場合には、処理4
0へ進み、同じスライスレベルでクローズドキャプショ
ン信号の有無を再度判断する。次に、処理40にて第2
のスライスレベル制御部8によってスライスレベル電圧
値を40mV上昇させる。
【0078】一方、分岐37においてクローズドキャプ
ション信号“なし”と判断した場合には、処理40へ進
む。処理40によって第2のスライスレベル制御部8に
よるスライスレベルが制御範囲を超えた場合、分岐41
によって処理30に戻って最初からやり直し、制御範囲
内である場合は分岐35へと戻る。
【0079】また、分岐36において、クローズドキャ
プション信号“あり”と判断した場合には、分岐48へ
進む。ここで、カウンタ部18によって2回連続してク
ローズドキャプション信号“あり”と判断した場合に
は、処理40へ進む。分岐48においてクローズドキャ
プション信号“なし”と判断した場合には、分岐41へ
と進む。
【0080】分岐36において、クローズドキャプショ
ン信号“なし”と判断し、カウンタ部18によってこの
条件が2回連続して成立して、分岐46においてクロー
ズドキャプション信号“なし”と判断した場合には、ク
ローズドキャプション信号が“あり”から“なし”に転
じたことでスライスレベルの最大値が決定できるため、
処理42にて第2のスライスレベル制御部8の電圧値を
スライスレベル一時記憶部13にスライスレベルの最大
値として記憶させる。分岐46において2回連続してク
ローズドキャプション信号“なし”と判断したときに
は、分岐41に進み、再度同じスライスレベルで再度ク
ローズドキャプション信号の有無を判断させる。
【0081】次に処理43にて、スライスレベル一時記
憶部13に記憶されたスライスレベルの最大値(MA
X)と最小値(MIN)とを用いて、演算部9で最大値
(MAX)と最小値(MIN)との差の1/3に最小値
(MIN)を加算させる。その結果をスライスレベル格
納部6に格納してクローズドキャプション信号のスライ
スレベルの決定となる。
【0082】この実施態様では、クローズドキャプショ
ン信号の有無を2回連続して判別するとき、異なるスラ
イスレベルで2回判別をするのではなく、同一のスライ
スレベルで2回行っている。また、第1のスライスレベ
ル制御部7を用いた判別(分岐31)では、1回だけ判
別を行い、第2のスライスレベル制御部8を用いた判別
(分岐36,37)では2回の判別を行っている。すな
わち、カウンタ部18を用いて、本実施態様のように同
一のスライスレベルで2回連続して判別をすることもで
き、図2に示したように異なるスライスレベルで2回連
続して判別をすることも可能である。
【0083】また、第1のスライスレベル制御部を用い
た判別を2回にすることもできるし、第2のスライスレ
ベル制御部を用いた判別を2回にすることもできる。
【0084】なお、カウンタ部18は本実施例では2回
連続の判断をしているが、3回連続しあるいはそれ以上
の回数連続して判断してもよい。この変更によって、ス
ライスレベル決定の精度を高めることができるが、処理
に要する時間が長くなることもあって本実施例では2回
とした。
【0085】また、以上に記載した実施例では、クロー
ズドキャプション信号のデータスライスを例に説明した
が、テレビジョン信号に重畳する他の重畳信号を処理す
る場合であっても、本発明を適用することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によればTV信号に重畳された信
号、たとえばクローズドキャプション信号の最適なスラ
イスレベルを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のデータスライス装置の
構成図
【図2】本発明の第1の実施例のデータスライス方法を
示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例のデータスライス装置の
構成図
【図4】本発明の第2の実施例のデータスライス方法を
示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例のデータスライス装置の
構成図
【図6】本発明の第3の実施例のデータスライス方法を
示すフローチャート
【図7】TV信号を示す信号波形図
【符号の説明】
1 入力端子 2 キャプション信号抽出部 3 スライサ部 4 デコーダ部 5 スライスレベル出力部 6 スライスレベル格納部 7 第1のスライスレベル制御部 8 第2のスライスレベル制御部 9 演算部 10 初期値格納部 11 信号判別部 12 記憶部 13 スライスレベル一時記憶部 14 制御部 15 比較部 16 弁別部 17 上限設定部 18 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 行広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 西井 佐知子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−71368(JP,A) 特開 昭62−84686(JP,A) 特開 昭62−84687(JP,A) 特開 昭62−230177(JP,A) 特開 昭57−65976(JP,A) 特開 昭58−64889(JP,A) 特開 昭59−153389(JP,A) 実開 平5−11658(JP,U) 特公 平2−14834(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/00 - 7/088

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号からなるテレビジョン信号
    の特定部分を抽出する抽出部と、前記抽出部から得られ
    たテレビジョン信号の特定部分を所定のスライスレベル
    でスライスし、ディジタル信号に変換するスライサ部と、
    前記スライサ部より出力されたデータを解読し、表示画
    面上に出力させるデコーダ部と、前記スライスレベルの
    初期値を格納する初期値格納部と、前記スライスレベル
    の初期値を所定の割合で変化させる第1のスライスレベ
    ル制御部と、前記スライスレベルの初期値を前記第1の
    スライスレベル制御部の所定の割合よりも小さい所定の
    割合で変化させる第2のスライスレベル制御部と、前記
    スライサ部によってディジタル化したテレビジョン信号
    の特定部分からクローズドキャプション信号の有無を判
    別する信号判別部と、前記信号判別部によって判別した
    クローズドキャプション信号の下限レベルと上限レベル
    をそれぞれ記憶するスライスレベル一時記憶部と、前記
    スライスレベル一時記憶部に記憶したクローズドキャプ
    ション信号の下限と上限から最適のスライスレベルを演
    算する演算部と、前記演算部より得られた最適のスライ
    スレベルを格納するスライスレベル格納部と、前記スラ
    イスレベル格納部、前記第1のスライスレベル制御部、
    前記第2のスライスレベル制御部のいずれかから得られ
    るスライスレベルを選択的に前記スライサ部に送り込む
    制御部を有し、前記第1のスライスレベル制御部をクロ
    ーズドキャプション信号の存在を確認するために利用
    し、前記第2のスライスレベル制御部をスライスレベル
    を決定するために利用することを特徴とするテレビジョ
    ン信号のデータスライス装置。
  2. 【請求項2】 前記信号判別部が、クローズドキャプシ
    ョン信号のパリティとスタートビットをチェックするこ
    とにより、前記クローズドキャプション信号の有無を判
    別することを特徴とする請求項記載のテレビジョン信
    号のデータスライス装置。
  3. 【請求項3】 前記スライスレベル一時記憶部に記憶さ
    れたスライスレベルの下限と上限との差を所定値と比較
    する比較部、ならびに、前記比較部による比較の結果、
    スライスレベルの下限と上限との差が所定値よりも小さ
    い場合には、前記演算部の出力を無効にし、スライスレ
    ベルの下限と上限との差が所定値よりも大きい場合に
    は、前記演算部の出力を有効にすることを決定する弁別
    部を設けたことを特徴とする請求項記載のテレビジョ
    ン信号のデータスライス装置。
  4. 【請求項4】 前記スライスレベルの上限値を設定する
    上限値設定部を設け、前記第1のスライスレベル制御部
    または前記第2のスライスレベル制御部の制御により、
    スライスレベルが前記上限値を超えた場合には、前記ス
    ライスレベルを初期値に戻すことを特徴とする請求項
    記載のテレビジョン信号のデータスライス装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部において、キャプション信号
    判別動作を同一スライスレベルで複数回行わせるための
    カウンタ部を設け、前記複数回の判別結果が全て一致し
    たか否かによって、前記制御部の出力を変えることを特
    徴とする請求項記載のテレビジョン信号のデータスラ
    イス装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部のキャプション信号判別動作
    を異なるスライスレベルで複数回行わせるためのカウン
    タ部を設け、前記複数回の判別結果が全て一致したか否
    かによって前記信号判別部の出力を変えることを特徴と
    する請求項記載のテレビジョン信号のデータスライス
    装置。
  7. 【請求項7】 次のステップ1〜13を少なくとも有す
    るテレビジョン信号のデータスライス方法。 ステップ1:スライスレベルを初期化する。 ステップ2:前記スライスレベルでテレビジョン信号の
    特定部分をスライスし、ディジタル化する。 ステップ3:前記ディジタル化した信号のスタートビッ
    トの有無と、パリティをチェックし、クローズドキャプ
    ション信号の有無を判定する。 ステップ4−1:前記ステップ3で前記クローズドキャ
    プション信号が"なし"と判定された場合に、前記スライ
    スレベルを第1の所定量だけ上げて、前記ステップ2に
    戻る。 ステップ4−2:前記ステップ3で前記クローズドキャ
    プション信号が"あり"と判定された場合に、再びスライ
    スレベルを初期化する。 ステップ5:前記スライスレベルでテレビジョン信号の
    特定部分をスライスし、ディジタル化する。 ステップ6:前記ディジタル化した信号のスタートビッ
    トの有無と、パリティをチェックし、クローズドキャプ
    ション信号の有無を判定する。 ステップ7−1:前記ステップ6で前記クローズドキャ
    プション信号が"なし"と判定された場合に、前記スライ
    スレベルを前記第1の所定量より少ない第2の所定量だ
    け上げて、前記ステップ5に戻る。 ステップ7−2:前記ステップ6で前記クローズドキャ
    プション信号が"あり"と判定された場合に、このときの
    スライスレベルの値をクローズドキャプション信号の下
    限値として一時的に記憶する。 ステップ8:前記スライスレベルを前記第2の所定量だ
    け上げる。 ステップ9:前記スライスレベルでテレビジョン信号の
    特定部分をスライスし、ディジタル化する。 ステップ10:前記ディジタル化した信号のスタートビ
    ットの有無と、パリティをチェックし、クローズドキャ
    プション信号の有無を判定する。 ステップ11−1:前記ステップ10で前記クローズド
    キャプション信号が"あり"と判定された場合に、前記ス
    ライスレベルを第2の所定量だけ上げて、前記ステップ
    9に戻る。 ステップ11−2:前記ステップ10で前記クローズド
    キャプション信号が"なし"と判定された場合に、このと
    きのスライスレベルの値をクローズドキャプション信号
    の上限値として一時的に記憶する。 ステップ12:前記ステップ7−2とステップ11−2
    で記憶した下限値と上限値にもとづいて演算し、スライ
    スレベルの最適値を算出する。 ステップ13:前記最適値のスライスレベルを用いて、
    以降に送られてくるテレビジョン信号に重畳されたクロ
    ーズドキャプション信号をスライスし、ディジタル化
    し、そしてデコードする。
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