JP3430450B2 - 硬化性樹脂組成物及びその成形体 - Google Patents

硬化性樹脂組成物及びその成形体

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JP3430450B2
JP3430450B2 JP14766594A JP14766594A JP3430450B2 JP 3430450 B2 JP3430450 B2 JP 3430450B2 JP 14766594 A JP14766594 A JP 14766594A JP 14766594 A JP14766594 A JP 14766594A JP 3430450 B2 JP3430450 B2 JP 3430450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性に優れた成形体を
提供し得るマイカ及びマイカ以外の充填剤を含有する硬
化性樹脂組成物及びその硬化性樹脂組成物から成形され
た成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりアクリル樹脂又は不飽和ポリエ
ステル樹脂に充填剤を含有させることにより、天然石調
で優れた外観の人工大理石の製造が行われてきた。これ
は、アクリル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂の屈折率
と充填剤の屈折率との差をうまく利用することにより天
然石で見られるような深みのある半透明感を表現したも
のであるが、柄が単調であるため限られた用途にのみ使
用されてきた。このため、御影石調を有する人工大理石
を得る方法の検討がなされてきており、その方法とし
て、アクリル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂にマイカ
以外の充填剤と50ミクロン〜200ミクロンの粒径の
マイカを含有せしめる方法(特開昭62−27363号
公報)、アクリル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂に充
填剤と黒石、赤石、緑石等の天然石の細かい砕石粒子を
含有せしめる方法(特開昭59−111969号公
報)、アクリル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂等に充
填剤を含有させた100ミクロン〜3ミリ程度の着色粒
子をアクリル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂と充填剤
に含有せしめる方法(特公昭61−24357号公報)
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイカ
を含有させることにより御影石調模様を得る方法は、マ
イカが天然鉱物特有の外観を有することと、その形状が
フレーク状であるということの相乗効果から天然石に近
い外観を作り出すことが可能であるという大きな利点を
有する反面、この方法で作成された人工大理石のキッチ
ンワークトップの実用評価試験を行なったところ、評価
を行なう過程で、150℃程度の温度で5時間ほどさら
すと膨れが発生するという問題を見出し、高い耐熱性が
要求されるキッチンワークトップ等には人工大理石とい
うことで外観が重視されることもあって実用上使用でき
なかった。一方、砕石粒子を含有させることにより御影
石調模様を得る方法は、高い耐熱性を有し、高温にさら
されても膨れを生じることがない人工大理石を作成する
ことが可能であるが、砕石粒子の形状がマイカと異なり
フレーク状でないため、粒子自体は天然石特有の外観を
有しているにもかかわらず、アクリルもしくは不飽和ポ
リエステル樹脂に充填剤とその粒子を含有させた場合、
天然御影石模様とは外観が異なり模造品といった印象を
与えるという欠点があった。また、着色粒子を含有させ
ることにより御影石調模様を得る方法も、高い耐熱性を
有する人工大理石を作成することが可能であるものの、
砕石粒子の場合と同様に形状がフレーク状ではないため
天然御影石模様と外観が異なり模造品といった印象を与
えるという欠点があった。
【0004】このような状況を鑑みて、本発明は天然石
に近い外観と高い耐熱性を兼ね備えた成形体を形成し得
る硬化性樹脂組成物及びその硬化性樹脂組成物から成形
された成形体の提供を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意研究を重ねた結果、いかなるメカニズムにより効果
が現れるのかは明らかではないが、ラジカル重合性樹脂
にマイカ及びマイカ以外の充填剤を含む従来より公知の
硬化性樹脂組成物に、0℃より低いガラス転移点を示す
セグメントが少なくとも1つあり、ラジカル重合性樹脂
に可溶な重合体を含有させることにより達成されること
を見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は15〜60重量%のラ
ジカル重合性樹脂(A)、0.1〜25重量%のマイカ
(B)、30〜80重量%のマイカ以外の充填剤
(C)、0.05〜15重量%の0℃より低いガラス転
移点を示すセグメントが少なくとも1つあり、ラジカル
重合性樹脂(A)に可溶な重合体(D)を含むことを特
徴とする硬化性樹脂組成物及びその硬化性樹脂組成物か
ら成形された成形体である。
【0007】本発明で用いられるラジカル重合性樹脂
(A)は、アクリル酸及びメタクリル酸と炭素数1〜1
8個の脂肪族、脂環族又は芳香族アルコールとのエステ
ル、例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
ラウリルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート、ペンタエリスリ
トールテトラアクリレート、ヒドロキシプロピルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルア
ミノエチルアクリレート、エチルアミノエチルメタクリ
レート、エチルアミノエチルアクリレート等の単量体、
スチレン、ビニルトルエン及びジビニルベンゼンの如き
ビニル芳香族化合物、並びにこれら化合物とクロロフェ
ニルマレイミド及びモノブチルマレートの如きマレイン
酸又はフマル酸誘導体との混合物、アリルジグリコール
ジカーボネートの如きアリルエーテル類及びエステル
類、並びにアクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢
酸ビニルの如きビニルエステル類、ビニルエーテル類、
塩化ビニル、塩化ビニリデン及びビニルピロリドン等の
他の単量体のうちの一種類もしくは二種類以上の混合物
を主成分とし、特に、成形された成形体が優れた耐候
性、耐薬品性ならびに透明性を示すことから、例えばメ
チルメタクリレート等のメタクリル酸エステルの一種類
もしくは二種類以上の混合物を主成分とすることが好ま
しく、さらに好ましくは、成形体の耐熱性(ガラス転移
点)をより高いものとする目的から例えばメチルメタク
リレート等の分子中に一個の反応性を有する基を持つメ
タクリル酸エステルの一種類もしくは二種類以上の混合
物と例えばエチレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート等の分子中に二個以上の反応性を有
する基を持つ単量体の混合物を主成分とすることが好適
である。さらに、本ラジカル重合性樹脂(A)はシロッ
プ状態であっても良く、既に公知の手法によりシロップ
状態とすることが可能である。例えば、メチルメタクリ
レートを主成分とするシロップ状態のラジカル重合性樹
脂とする場合、メチルメタクリレートを主成分とする単
量体にポリメチルメタクリレートを必要量添加し、混合
釜で溶解することにより得られる。また、別の方法とし
て、メチルメタクリレートを主成分とする単量体に、少
量のラジカル重合開始剤を添加し、予備重合釜で加熱
し、部分重合させることにより得られる。さらに、マイ
カ以外の充填剤(C)を安定に分散させ凝集を防止する
目的から、また、本硬化性樹脂組成物を調製後直ちに成
形体に成形できないで硬化性樹脂組成物のまま販売すべ
き場合には、その硬化性樹脂組成物を長期間貯蔵した後
にも温和な攪はんにより容易に均一な硬化性樹脂組成物
が得られるようマイカ以外の充填剤(C)を安定化され
た非凝集の分散状態に保つ目的から、本ラジカル重合性
樹脂(A)は、必要に応じて、既に公知となっている低
分子量分散剤もしくは重合体状分散剤をマイカ以外の充
填剤(C)100重量部に対して0.01から2重量部
含有することも可能である。例えば低分子量分散剤とし
ては、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、グリセロール
モノステアレート、イソプロピルトリイソステアロイル
チタネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェー
ト)チタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンス
ルホニルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジ
アクリルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチル
パイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ
(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テト
ラ(2.2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス
(ジトリデシル)ホスファイトチタネート等を用いるこ
とができ、また、重合体状分散剤としては、例えば特公
昭60−4202号公報に記述されているような、上記
ラジカル重合性樹脂(A)により溶媒和されてそのラジ
カル重合性樹脂に可溶性である鎖状成分を少なくとも一
つとマイカ以外の充填剤(C)の表面に吸着される又は
化学的に結合される基又は成分の少なくとも一つとを分
子中に含有するような重合体状分散剤等を用いることが
できる。また、本発明で用いられるラジカル重合性樹脂
(A)は、メタクリル基、アクリル基、ビニル基、エポ
キシ基、アミノ基、メルカプト基の何れかを分子内に有
するオルガノファンクショナルシランを一種類もしくは
二種類以上、必要に応じて、含有しても良い。メタクリ
ル基、アクリル基、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、
メルカプト基の何れかを分子内に有するオルガノファン
クショナルシランの例としては、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、β−
(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシ
シラン等をあげることができる。また、本発明で用いら
れるラジカル重合性樹脂(A)は、必要に応じて、所望
の重合禁止剤を0.5ppm から5000ppm の所望量含
んでいても良い。
【0008】本発明で用いられるマイカ(B)は、その
化学組成によって限定を受けることはなく、例えばマス
コバイト、フロゴパイト、バイオタイト等の組成のもの
が使用でき、本発明の硬化性樹脂組成物に0.1〜25
重量%含有され、望ましくは、0.5〜15重量%含有
されることが好適である。本発明でマイカの含有量が硬
化性樹脂組成物の0.1〜25重量%と限定されるの
は、0.1重量%未満では所望する天然石に近い外観を
形成することができず、25重量%より多いと、本硬化
性樹脂組成物にラジカル重合開始剤を添加し金型に注入
して成形する際、脱泡が困難となり成形体中に気泡が残
る成形不良が多発するほか、マイカが多量であるがため
に成形体が脆くなり、例えば成形体を切削工具で加工す
る際欠けを生じる不良が多発するためである。なお、本
硬化性樹脂組成物のうちマイカの総量が0.1〜25重
量%の範囲であれば使用されるマイカの数は限定される
ことはなく、より天然石に近い模様を得るため必要に応
じて、外観の異なる複数種のマイカを用いることも可能
である。例えば、マイカは天然鉱物であるため同じフロ
ゴバイトに分類されるマイカであっても産する鉱区が異
なると外観が異なるため鉱区の異なるものを複数種用い
ることも可能である。また、本発明で用いられるマイカ
(B)の形状としては、重量平均フレーク径が50ミク
ロン以上で重量平均アスペクト比が15以上であること
がより好ましい。重量平均フレーク径が50ミクロンよ
りも小さくなればなるほど、もしくは、重量平均アスペ
クト比が15より小さくなればなるほど、所望する天然
石に近い外観を形成することが難くなるためである。特
に、重量平均アスペクト比が5以下になればなるほど、
黒石、赤石、緑石等の天然石の細かい砕石粒子を含有せ
しめる方法、もしくは、アクリル樹脂又は不飽和ポリエ
ステル樹脂等に充填剤を含有させた100ミクロン〜3
ミリ程度の着色粒子を含有せしめる方法と同様に模造品
といった印象を受ける外観となってしまう。また、本発
明で用いられるマイカ(B)は、ラジカル重合性樹脂
(A)との混合前に、あらかじめ表面処理されたマイカ
であっても良く、あらかじめ表面処理を行なう場合に
は、メタクリル基、アクリル基、ビニル基、エポキシ
基、アミノ基、メルカプト基の何れかを分子内に有する
オルガノファンクショナルシランの一種類もしくは二種
類以上の混合物で表面処理を行なうことが好適である。
メタクリル基、アクリル基、ビニル基、エポキシ基、ア
ミノ基、メルカプト基の何れかを分子内に有するオルガ
ノファンクショナルシランの例としては、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシ
シラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエ
トキシシラン等があげられる。
【0009】本発明に用いられるマイカ以外の充填剤
(C)は本発明の硬化性樹脂組成物に30〜80重量%
含有され、例えばガラス、石英等のシリカ系物質、水酸
化アルミニウム、アルミナ、カオリン、蛍石、カイアナ
イト、かんらん石、霞石、閃長石、シリマナイト、ジル
コン、珪灰石、燐灰石、方解石、菱苦土石、重晶石、石
膏及び他の金属珪酸塩、アルミン酸塩類、アルミノ珪酸
塩、燐酸塩、硫酸塩、炭酸塩、硫化物、炭化物、窒化
物、水酸化物及び酸化物の如き種類の鉱物、エポキシ樹
脂粉、ポリエステル樹脂粉の如き有機物粉等が適する。
マイカ以外の充填剤(C)の含有量が30〜80重量%
と限定されるのは、マイカ以外の充填剤(C)の含有量
が30重量%未満の場合には成形体の質感が天然石と些
か異なり、天然石の持つ重厚感を得ることができないば
かりか、本硬化性樹脂を成形する際、硬化収縮が大き
く、いわゆる‘ヒケ’といわれる不良が発生し易く、ま
た、マイカ以外の充填剤(C)の含有量が80重量%よ
り多い場合には、前記低分子量分散剤もしくは重合体状
分散剤を用いたとしてもマイカ以外の充填剤(C)を非
凝集で均一に分散させることが困難となり、得られる硬
化性樹脂組成物の粘度が成形を困難とするほど著しく高
くなり、たとえ成形できたとしても成形体の物性が著し
く低品位であるためである。本発明で用いられるマイカ
以外の充填剤(C)の粒径は重量平均粒子径で0.5〜
500ミクロンのものが好適で、より好ましくは2〜1
00ミクロンである。粒子径が小さくなるに従い、成形
体の白色度が高くなるものの、透明性が低下し、天然石
で見られる深みのある半透明感が得られず、一方、粒子
径が大きくなると成形体表面の凹凸が著しく高級感をそ
こなう。本発明で用いられるマイカ以外の充填剤(C)
は、ラジカル重合性樹脂(A)との混合前に、あらかじ
め表面処理された充填剤であっても良く、あらかじめ表
面処理を行なう場合には、メタクリル基、アクリル基、
ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基の何れ
かを分子内に有するオルガノファンクショナルシランの
一種類もしくは二種類以上の混合物で表面処理を行なう
ことが好適である。メタクリル基、アクリル基、ビニル
基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基の何れかを分
子内に有するオルガノファンクショナルシランの例とし
ては、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリス(β−メト
キシエトキシ)シラン、β−(3、4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカブトプロピルトリメトキシシラン、γ−
ウレイドプロピルトリエトキシシラン等があげられる。
【0010】本発明に用いられる0℃より低いガラス転
移点を示すセグメントが少なくとも1つありラジカル重
合性樹脂(A)に可溶な重合体(D)は、本発明の硬化
性樹脂組成物に0.05〜15重量%含有され、望まし
くは重合体(D)がカルボキシル基、無水カルボキシル
基、ヒドロキシル基、イミド基、アミド基、アミノ基、
エポキシ基等の官能基のうちの少なくとも一種類を有し
ており、さらに好ましくは、官能基がカルボキシル基も
しくは無水カルボキシル基であることがより好適であ
る。また、さらに望ましくは、少なくとも1つある0℃
より低いガラス転移点を示すセグメントが不飽和でない
ことが好ましい。ここでいう不飽和でないこととは、本
来存在する不飽和を水素添加することにより、酸化によ
る影響を最少化するレベルに減少させたことを意味す
る。本発明で用いる重合体(D)の含有量が0.05〜
15重量%と限定されるのは、0.05重量%未満の場
合には、成形体の耐熱性に改善の効果が認められず、す
なわち、成形体を150度以上の高温にさらすと膨れが
発生し、また、15重量%より多いと成形体の熱変形温
度が低下し、高い耐熱性が要求されるキッチンワークト
ップ等には実用上使用できないためである。本発明で用
いられる重合体(D)を例示すると、ポリスチレン相と
ポリブタジエン相をもつブロック重合体、ポリスチレン
相とポリイソプレン相をもつブロック重合体等の芳香族
ビニル/共役ジエンのブロック重合体、ポリスチレン相
と水素添加ポリブタジエン相をもつブロック重合体、ポ
リスチレン相と水素添加ポリイソプレン相をもつブロッ
ク重合体等の芳香族ビニル/水素添加共役ジエンのブロ
ック重合体、公知の技術により変性することによって、
無水カルボキシル基等の前記官能基を有する水素添加ポ
リブタジエン相とポリスチレン相をもつブロック重合体
等の官能基を有する芳香族ビニル/水素添加共役ジエン
のブロック重合体、アクリロニトリル相とポリブタジエ
ン相をもつブロック重合体等のアクリロニトリル/共役
ジエンのブロック重合体、アクリロニトリル相と水素添
加ポリブタジエン相をもつブロック重合体等のアクリロ
ニトリル/水素添加共役ジエンのブロック重合体等であ
り、既に市販されているものも利用可能である。なお、
本発明の主たる目的である耐熱性の改善とは異なるが、
本発明を完成させる過程で、別の効果として本発明で用
いられる重合体(D)を多く含有すればするほど耐衝撃
性が改善されることが判明し、特に、1重量%以上含有
させると改善効果が顕著に認められ、耐熱性の改善のみ
ならず、耐衝撃性の改善も達成される。
【0011】本発明の硬化性樹脂組成物は、所望の色と
なるよう顔料もしくは染料を含有していても良く、顔料
の場合には、顔料を既に公知となっている適当な顔料用
分散剤、例えば英国特許第1108261号に記載され
ている型の顔料用分散剤の助けを借りて含有させても良
い。なお、ここでいう顔料とは、白色顔料、黒色顔料、
赤色顔料等の一般的な顔料に限定されるものではなく、
真珠箔顔料等の特殊な顔料であっても良い。また、より
魅力的な外観を得るため、特開昭59−111969号
公報、特公昭61−24357号公報、特開平3−93
820号公報等に記載されているような黒石、赤石、緑
石等の天然石の細かい砕石粒子、黄銅鉱、赤鉄鉱、無煙
炭等のその他鉱物粒子、着色珪砂、着色炭酸カルシウム
粒子、着色ガラス粒子、着色セラミック粒子、着色セラ
ミックフレーク等の表面もしくは全体を着色した着色無
機物粒子もしくはフレーク、メラミン樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の表面も
しくは全体を着色した着色樹脂粒子、アクリル樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂等に充填剤を含有させた着色粒
子、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム等の
表面もしくは全体を着色した着色フィルムの破砕片、ナ
イロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維等を裁断
した着色もしくは無着色の裁断合成繊維、綿、麻、ウー
ル等を裁断した着色及び無着色の裁断天然有機繊維、銅
等を裁断した金属性繊維、アルミ粉、ブロンズ粉等の金
属粉、着色及び無着色のアルミ箔等を裁断もしくは破砕
した金属フレーク等の装飾的添加物を一種類もしくは二
種類以上含んでも良い。
【0012】本発明の硬化性樹脂組成物は、成形しやす
く、さらに、マイカ及びマイカ以外の充填剤ならびに装
飾的添加物を含有する場合には装飾的添加物が沈降もし
くは分布むら等の問題を生じないような所望の粘度とな
るようチキソトロープ剤等の増粘剤を所望量含んでも良
い。チキソトロープ剤の例としては、合成微粉シリカ、
表面処理済合成微粉シリカ、ベントナイト、有機ベント
ナイト、極微粉表面処理済炭酸カルシウム、架橋ポリメ
チルメタクリレート微細粒子、ブタジエン−スチレンコ
アにポリメチルメタクリレートをグラフトしたものに代
表されるようなコア−シェルビーズ等があげられる。
【0013】以下、実施例により本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定され
るものではない。
【0014】
【実施例1】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 メチルメタクリレート340gとスチレン/エチレン/
ブチレン/スチレンブロックコポリマー(シェル化学
製、クレイトンG−1652)30gをステンレス製混
合タンクに入れ、プロペラを用いて100rpm で攪拌
し、溶解させた。次にポリメチルメタクリレート(GP
C平均分子量:500000)25gとエチレングリコ
ールジメタクリレート3gを添加し、更に攪拌し、溶解
させた。
【0015】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径350μ、重量平均アスペクト比7
0のバイオタイトマイカ100重量部、重量平均フレー
ク径290μ、重量平均アスペクト比70のフロゴパイ
トマイカ(カナダ産)25重量部並びにγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー製、A
174)0.75重量部をヘンシェルミキサーで混合
し、乾燥皿に移し、0.5cmの厚さに均一にひろげ、強
制循環乾燥器に入れて110℃で1時間乾燥した。
【0016】(c)マイカ以外の充填剤の処理 重量平均粒径17μの水酸化アルミニウム100重量部
とγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(日
本ユニカー製、A174)1重量部をヘンシェルミキサ
ーで混合し、乾燥皿に移し、2〜3cmの厚さに均一にひ
ろげ、強制循環乾燥器に入れて110℃で1時間乾燥し
た。
【0017】処理されたマイカ50gと処理された水酸
化アルミニウム630gをラジカル重合性樹脂及びラジ
カル重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入れ、プロペ
ラを用いて300rpm で攪拌し、均一に混合させ本発明
の硬化性樹脂組成物を調製した。
【0018】得られた硬化性樹脂組成物の粘度をブルッ
クフィールド粘度計のローターNo.3を用いて測定し
た。粘度は20℃、6rpm で135ポイズであった。
【0019】得られた硬化性樹脂組成物1000gを別
のステンレス製混合タンクに移し、離型剤のステアリン
酸3gとラジカル重合開始剤ビス(4−t−ブチルシク
ロヘキシル)パーオキシジカーボネート(化薬アクゾ製
パーカドックス16)6gを加え、プロペラを用いて
300rpm で30分攪拌し、均一に混合させ、次いで減
圧脱泡し、約320mm角の2枚のステンレス板の間に軟
質ゴムガスケットを介在させて作成したセルに充填し、
60℃の温水中で40分硬化させ、更に90℃の温水中
で1時間硬化させ、300mm角、厚み5mmの板状成形体
を得た。
【0020】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0021】150mm角、厚み5mmの板を切り取り、1
50℃の強制循環乾燥器中に5時間放置して耐熱性評価
を行ったところ、膨れは全く認められなかった。
【0022】残りの成形体を用い機械物性及び残存単量
体を測定したところ、以下のとおりであり、高品質なも
のであった。
【0023】 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.5kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0024】
【比較例1】 (a)ラジカル重合性樹脂の調製 メチルメタクリレート340g、ポリメチルメタクリレ
ート(GPC平均分子量:500000)35g並びに
エチレングリコールジメタクリレート3gをステンレス
製混合タンクに入れ、プロペラを用いて100rpm で攪
拌し、溶解させた。
【0025】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0026】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0027】処理されたマイカ50gと処理された水酸
化アルミニウム630gをラジカル重合性樹脂に入れ、
プロペラを用いて300rpm で攪拌し、均一に混合させ
硬化性樹脂組成物を調製した。
【0028】得られた硬化性樹脂組成物の粘度を実施例
1と同様に測定した。粘度は20℃、6rpm で136ポ
イズであった。
【0029】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0030】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0031】しかしながら、実施例1と同様に耐熱性評
価を行ったところ、全面に膨れが認められた。
【0032】実施例1と同様に機械物性及び残存単量体
を測定したところ、以下のとおりであり、その衝撃強度
は実施例1と比較し低かった。
【0033】 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):2.5kg/cm 熱変形温度(HDT) :105℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0034】
【比較例2】 (a)ラジカル重合性樹脂の調製 メチルメタクリレート340g、ポリメチルメタクリレ
ート(GPC平均分子量:500000)35g、エチ
レングリコールジメタクリレート3g並びにγ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー
製、A174)1gをステンレス製混合タンクに入れ、
プロペラを用いて100rpm で攪拌し、溶解させた。
【0035】本比較例では、マイカと水酸化アルミニウ
ムは未処理のものを用いた。すなわち実施例1で用いた
バイオタイトマイカ40g、フロゴパイトマイカ10g
並びに水酸化アルミニウム630gをラジカル重合性樹
脂に入れ、プロペラを用いて300rpm で攪拌し、均一
に混合させ硬化性樹脂組成物を調製した。なお、マイカ
と水酸化アルミニウムをγ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシランと十分に反応させるために混合は1週
間続けた。
【0036】得られた硬化性樹脂組成物の粘度を実施例
1と同様に測定した。粘度は20℃、6rpm で138ポ
イズであった。
【0037】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0038】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0039】しかしながら、実施例1と同様に耐熱性評
価を行ったところ、全面に膨れが認められた。
【0040】実施例1と同様に機械物性及び残存単量体
を測定したところ、以下のとおりであり、その衝撃強度
は実施例1と比較し低かった。
【0041】 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):2.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :105℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0042】
【比較例3】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 メチルメタクリレート340g、スチレン/エチレン/
ブチレン/スチレンブロックコポリマー0.35g、ポ
リメチルメタクリレート35gとエチレングリコールジ
メタクリレート3gを用いて、実施例1と同様の方法で
調製した。
【0043】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0044】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0045】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を調製した。
【0046】得られた硬化性樹脂組成物の粘度を実施例
1と同様に測定した。粘度は20℃、6rpm で136ポ
イズであった。
【0047】得られた硬化性樹脂組成物1000g用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0048】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0049】しかしながら、実施例1と同様に耐熱性評
価を行ったところ、全面に膨れが認められた。
【0050】実施例1と同様に機械物性及び残存単量体
を測定したところ、以下のとおりであり、その衝撃強度
は実施例1と比較し低かった。
【0051】 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):2.4kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0052】
【比較例4】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 メチルメタクリレート340g、無水マレイン酸で変成
されたスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブロッ
クコポリマー(シェル化学製、クレイトンFG−190
1X)61g並びにエチレングリコールジメタクリレー
ト3gを用いて、実施例1と同様の方法で調製した。
【0053】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0054】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0055】処理されたマイカ5gと処理された水酸化
アルミニウム30gをラジカル重合性樹脂及びラジカル
重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入れ、以下実施例
1と同様にして硬化性樹脂組成物を調製した。
【0056】得られた硬化性樹脂組成物の粘度を実施例
1と同様に測定しようとしたが、No.3では測定不能で
あった。
【0057】得られた硬化性樹脂組成物390gを別の
ステンレス製混合タンクに移し、ラジカル重合開始剤ビ
ス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカー
ボネート(化薬アクゾ製、パーカドックス16)5gを
加え、以下実施例1と同様に操作し、約150mm角の2
枚の離型剤(竹内化成製、RR−301)で処理したス
テンレス板の間に軟質ゴムガスケットを介在させて作成
したセルに充填し、実施例1と同様に硬化させ、140
mm角、厚み5mmの板状成形体を得た。
【0058】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0059】しかしながら、実施例1と同様に耐熱性評
価を行ったところ、変形が著しく実用価値の無いもので
あることが認められた。
【0060】
【実施例2】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをスチレン/ブタジエン/スチレンブ
ロックコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比28/
72で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で40
00センチポイズ品)15gに変えて、以下実施例1と
同様に調製した。
【0061】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0062】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0063】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で148ポイズであっ
た。
【0064】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0065】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0066】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0067】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0068】
【実施例3】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをアクリロニトリル/ブタジエンブロ
ックコポリマー(アクリロニトリル/ブタジエン重量比
28/72で、100℃のムーニー粘度60品)15g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0069】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0070】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0071】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で146ポイズであっ
た。
【0072】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0073】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0074】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0075】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.4kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0076】
【実施例4】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを枝分れスチレン/ブタジエンブロッ
クコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比30/70
で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で2000
0センチポイズ品)30gに変えて、以下実施例1と同
様に調製した。
【0077】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0078】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0079】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で156ポイズであっ
た。
【0080】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0081】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0082】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0083】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.5kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0084】
【実施例5】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)30g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0085】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0086】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0087】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で142ポイズであっ
た。
【0088】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0089】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0090】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0091】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.6kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0092】
【実施例6】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)60g
に、またポリメチルメタクリレートを10gに変えて、
以下実施例1と同様に調製した。
【0093】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0094】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0095】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で160ポイズであっ
た。
【0096】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0097】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0098】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0099】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):4.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :99℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0100】
【実施例7】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを1gに、ポリメチルメタクリレート
を30gに、並びにエチレングリコールジメタクリレー
トをジエチレングリコールジメタクリレート9gに変え
て、以下実施例1と同様に調製した。
【0101】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0102】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0103】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で134ポイズであっ
た。
【0104】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0105】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0106】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0107】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):2.9kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0108】
【実施例8】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)1g
に、ポリメチルメタクリレートを30gに、並びにエチ
レングリコールジメタクリレートをジエチレングリコー
ルジメタクリレート9gに変えて、以下実施例1と同様
に調製した。
【0109】(b)マイカの処理 実施例1で用いたバイオタイトマイカ80重量部、フロ
ゴパイトマイカ20重量部並びにγ−アミノプロピルト
リエトキシシラン0.5重量部をヘンシェルミキサーで
混合し、乾燥皿に移し、0.5cmの厚さに均一にひろ
げ、強制循環乾燥器に入れて110℃で1時間乾燥し
た。
【0110】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0111】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で134ポイズであっ
た。
【0112】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0113】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0114】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0115】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.0kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0116】
【実施例9】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをスチレン/ブタジエン/スチレンブ
ロックコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比28/
72で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で40
00センチポイズ品)15gに、及びエチレングリコー
ルジメタクリレートをトリメチロールプロパントリメタ
クリレート3gに変えて、以下実施例1と同様に調製し
た。
【0117】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0118】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0119】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で148ポイズであっ
た。
【0120】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0121】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0122】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0123】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0124】
【実施例10】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のメチルメタクリレートをメチルメタクリレー
ト340gとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン1gの混合物に、スチレン/エチレン/ブチレン
/スチレンブロックコポリマーをスチレン/ブタジエン
/スチレンブロックコポリマー(スチレン/ブタジエン
重量比28/72で、25重量%トルエン溶液の粘度が
25℃で4000センチポイズ品)15gに、エチレン
グリコールジメタクリレートをトリメチロールプロパン
トリメタクリレート3gに変えて、以下実施例1と同様
に調製した。
【0125】本実施例では、マイカと水酸化アルミニウ
ムは未処理のものを用いた。すなわち実施例1で用いた
バイオタイトマイカ40g、フロゴパイトマイカ10g
並びに水酸化アルミニウム630gをラジカル重合性樹
脂及びラジカル重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入
れ、プロペラを用いて300rpm で攪拌し、均一に混合
させ硬化性樹脂組成物を調製した。なお、マイカと水酸
化アルミニウムをγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランと十分に反応させるために混合は1週間続け
た。
【0126】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で150ポイズであっ
た。
【0127】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0128】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0129】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0130】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0131】
【実施例11】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)30g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0132】本実施例では、マイカと水酸化アルミニウ
ムは未処理のものを用いた。すなわち実施例1で用いた
バイオタイトマイカ40g、フロゴパイトマイカ10g
並びに水酸化アルミニウム630gをラジカル重合性樹
脂及びラジカル重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入
れ、プロペラを用いて300rpm で攪拌し、均一に混合
させ硬化性樹脂組成物を調製した。なお、マイカと水酸
化アルミニウムをγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランと十分に反応させるために混合は1週間続け
た。
【0133】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で157ポイズであっ
た。
【0134】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0135】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0136】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0137】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.1kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0138】
【実施例12】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをスチレン/ブタジエン/スチレンブ
ロックコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比28/
72で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で40
00センチポイズ品)15gに、及びエチレングリコー
ルジメタクリレートをトリメチロールプロパントリメタ
クリレート3gに変えて、以下実施例1と同様に調製し
た。
【0139】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0140】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1の水酸化アルミニウムの重量平均粒径を50μ
の物に変えて実施例1と同様に行った。
【0141】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で145ポイズであっ
た。
【0142】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0143】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0144】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0145】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.1kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0146】
【実施例13】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをスチレン/ブタジエン/スチレンブ
ロックコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比28/
72で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で40
00センチポイズ品)15gに、及びエチレングリコー
ルジメタクリレートをトリメチロールプロパントリメタ
クリレート3gに変えて、以下実施例1と同様に調製し
た。
【0147】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0148】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1の水酸化アルミニウムを重量平均粒径12μの
石英粉末(龍森社製、クリスタライトA−1)100重
量部に変えて実施例1と同様に行った。
【0149】以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で148ポイズであっ
た。
【0150】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0151】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0152】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0153】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):4.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0154】
【実施例14】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをスチレン/ブタジエン/スチレンブ
ロックコポリマー(スチレン/ブタジエン重量比28/
72で、25重量%トルエン溶液の粘度が25℃で40
00センチポイズ品)15gに、ポリメチルメタクリレ
ートを6gに、並びにエチレングリコールジメタクリレ
ートをトリメチロールプロパントリメタクリレート3g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0155】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0156】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1の水酸化アルミニウムを重量平均粒径12μの
石英粉末(龍森社製、クリスタライトA−1)100重
量部に変えて実施例1と同様に行った。
【0157】以下マイカ以外の充填剤の量を700gに
変えた他は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得
た。粘度は20℃、6rpm で148ポイズであった。
【0158】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0159】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0160】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0161】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):4.0kg/cm 熱変形温度(HDT) :106℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0162】
【実施例15】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1と同様に行った。
【0163】(b)マイカの処理 実施例1で用いたバイオタイトマイカ100重量部、フ
ロゴパイトマイカ20重量部、重量平均フレーク径55
0μ、重量平均アスペクト比70のフロゴパイトマイカ
(フィンランド産)40重量部並びにγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン0.8重量部を用い、実
施例1と同様に行った。
【0164】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0165】以下、処理されたマイカの量を60gに変
えた他は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得
た。粘度は20℃、6rpm で140ポイズであった。
【0166】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0167】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0168】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0169】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.6kg/cm 熱変形温度(HDT) :106℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0170】
【実施例16】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1と同様に行った。
【0171】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径250μ、重量平均アスペクト比6
5のバイオタイトマイカ100重量部、重量平均フレー
ク径450μ、重量平均アスペクト比75のバイオタイ
トマイカ100重量部、並びにγ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン1重量部を用い、実施例1と同
様に行った。
【0172】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0173】以下、処理されたマイカの量を30gに変
えた他は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得
た。粘度は20℃、6rpm で134ポイズであった。
【0174】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0175】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0176】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0177】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.3kg/cm 熱変形温度(HDT) :106℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0178】
【実施例17】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)30g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0179】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径450μ、重量平均アスペクト比7
5のバイオタイトマイカ100重量部、実施例1のフロ
ゴパイトマイカ(カナダ産)160重量部、重量平均フ
レーク径550μ、重量平均アスペクト比70のフロゴ
パイトマイカ(フィンランド産)40重量部並びにγ−
アミノプロピルトリエトキシシラン1.5重量部を用
い、実施例1と同様に行った。
【0180】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0181】以下、処理されたマイカの量を210gに
変えた他は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得
た。粘度は20℃、6rpm で155ポイズであった。
【0182】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0183】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0184】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0185】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.6kg/cm 熱変形温度(HDT) :104℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0186】
【実施例18】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをアクリロニトリル/ブタジエンブロ
ックコポリマー(アクリロニトリル/ブタジエン重量比
28/72で、100℃のムーニー粘度60品)15g
に変え、ポリメチルメタクリレートを用いずに、以下実
施例1と同様に調製した。
【0187】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0188】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0189】以下、合成シリカ(アエロジル380)3
0gを更に添加したこと以外は実施例1と同様にして硬
化性樹脂組成物を得た。粘度は20℃、6rpm で138
ポイズであった。
【0190】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0191】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0192】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0193】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.3kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0194】
【実施例19】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをアクリロニトリル/ブタジエンブロ
ックコポリマー(アクリロニトリル/ブタジエン重量比
28/72で、100℃のムーニー粘度60品)15g
に変え、ポリメチルメタクリレートを用いずに、以下実
施例1と同様に調製した。
【0195】(b)マイカの処理 実施例1と同様に行った。
【0196】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。
【0197】処理されたマイカ50g、水酸化アルミニ
ウム630gに表面処理済合成シリカ(アエロジルR9
72)60gを混合し、更に酸化チタンをジオクチルフ
タレートにロールミルで分散させ調製した着色剤4g添
加したこと以外は実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で139ポイズであっ
た。
【0198】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0199】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0200】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0201】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.3kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0202】
【実施例20】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーをアクリロニトリル/ブタジエンブロ
ックコポリマー(アクリロニトリル/ブタジエン重量比
28/72で、100℃のムーニー粘度60品)15g
に変え、ポリメチルメタクリレートを用いずに、以下実
施例1と同様に調製した。
【0203】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径350μ、重量平均アスペクト比7
0のバイオタイトマイカ25重量部、及びγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン0.15重量部を用
いて、実施例1と同様に行った。
【0204】(c)マイカ以外の充填剤の処理 実施例1と同様に行った。この水酸化アルミニウム63
0gに四級アンモニウム化合物で処理された有機ベント
ナイト(200メッシュ70%貫通の粒度品)10gを
混合し、更に上記の処理されたマイカ25.15gを混
合した。更に白色に着色された飽和ポリエステル樹脂の
粉砕粒子(平均粒径650μ品)50gを混合し、これ
を、ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可溶
な重合体の混合液に入れ、以下実施例1と同様にして硬
化性樹脂組成物を得た。粘度は20℃、6rpm で139
ポイズであった。
【0205】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0206】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0207】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0208】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.1kg/cm 熱変形温度(HDT) :101℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0209】
【実施例21】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)30g
に、及びエチレングリコールジメタクリレートをジエチ
レングリコールジメタクリレート9gに変え、ポリメチ
ルメタクリレートを用いずに、以下実施例1と同様に調
製した。
【0210】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径290μ、重量平均アスペクト比7
0のフロゴパイトマイカ30重量部、及びγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン0.2重量部を用いて、実施
例1と同様に行った。
【0211】(c)マイカ以外の充填剤の処理 コアがブチルアクリレート、シェルが架橋ポリメチルメ
タクリレートのコアシェルビーズ(平均粒径0.3μ
品)50gを実施例1と同様に処理された水酸化アルミ
ニウム630gに混合し、上記の処理されたマイカ3
0.2gを混合し、更に白色に着色された飽和ポリエス
テル樹脂の粉砕粒子(平均粒径650μ品)80g、及
びベージュに着色された飽和ポリエステル樹脂の粉砕粒
子(平均粒径650μ品)50gを混合し、これを、ラ
ジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可溶な重合
体の混合液に入れ、以下実施例1と同様にして硬化性樹
脂組成物を得た。粘度は20℃、6rpm で142ポイズ
であった。
【0212】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0213】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0214】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0215】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.6kg/cm 熱変形温度(HDT) :103℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0216】
【実施例22】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1のスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンブ
ロックコポリマーを無水マレイン酸で変性されたスチレ
ン/エチレン/ブチレン/スチレンブロックコポリマー
(シェル化学製、クレイトンFG−1901X)35g
に変えて、以下実施例1と同様に調製した。
【0217】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径300μ、重量平均アスペクト比7
0のバイオタイトマイカ40重量部、及びγ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン0.2重量部を用いて、実施
例1と同様に行った。
【0218】(c)マイカ以外の充填剤の処理 ランダム形状にカットされた厚み12μのポリエステル
フィルムをメッシュサイズ2mmの篩いを通し白色ウレタ
ン樹脂、黒色ウレタン樹脂を別々に塗布し、白色及び黒
色に着色されたフィルムをそれぞれ作成した。
【0219】上記の処理されたマイカ40.2g、白色
フィルム25g、黒色フィルム5g、並びに実施例1と
同様に処理した水酸化アルミニウム630gをラジカル
重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可溶な重合体の混
合液に入れ、以下実施例1と同様にして硬化性樹脂組成
物を得た。粘度は20℃、6rpm で140ポイズであっ
た。
【0220】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0221】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0222】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0223】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.3kg/cm 熱変形温度(HDT) :102℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0224】
【実施例23】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1と同様に調製した。
【0225】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径350μ、重量平均アスペクト比7
0のバイオタイトマイカ40重量部、及びγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン0.2重量部を用い
て、実施例1と同様に行った。
【0226】(c)マイカ以外の充填剤の処理 白色の飽和ポリエステル樹脂の粉砕粒子(平均粒度65
0μ)50g及び黒色ナイロンファイバー(繊維長2m
m、繊維径20μ)5gを用いた。
【0227】上記の処理されたマイカ40.2g、マイ
カ以外の充填剤、並びに実施例1と同様に処理した水酸
化アルミニウム630gをラジカル重合性樹脂及びラジ
カル重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入れ、以下実
施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。粘度は2
0℃、6rpm で139ポイズであった。
【0228】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0229】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0230】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0231】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.1kg/cm 熱変形温度(HDT) :102℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0232】
【実施例24】 (a)ラジカル重合性樹脂及びラジカル重合性樹脂に可
溶な重合体の混合液の調製 実施例1と同様に調製した。
【0233】(b)マイカの処理 重量平均フレーク径290μ、重量平均アスペクト比7
0のフロゴパイトマイカ15重量部、及びγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン0.5重量部を用い
て、実施例1と同様に行った。
【0234】(c)マイカ以外の充填剤の処理 ベージュの飽和ポリエステル樹脂の粉砕粒子(平均粒度
650μ)50g及びパール顔料(メルク社製 イリオ
ジン215)5gを用いた。
【0235】上記の処理されたマイカ15.5g、マイ
カ以外の充填剤、並びに実施例1と同様に処理した水酸
化アルミニウム630gをラジカル重合性樹脂及びラジ
カル重合性樹脂に可溶な重合体の混合液に入れ、以下実
施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。粘度は2
0℃、6rpm で137ポイズであった。
【0236】得られた硬化性樹脂組成物1000gを用
い、実施例1と同様にして300mm角、厚み5mmの板状
成形体を得た。
【0237】得られた成形体は、マイカが均一に分散し
天然石調の外観を有していた。また、反り、気泡残り等
の成形不良も認められなかった。
【0238】実施例1と同様に耐熱性、機械物性、並び
に残存単量体を評価、測定したところ、以下のとおりで
あり、高品質なものであった。
【0239】 耐熱性評価 :膨れは全く認められず 衝撃強度 (IZOD、フラットワイズ法):3.2kg/cm 熱変形温度(HDT) :102℃ 残存単量体 :0.5重量%以下
【0240】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物によれば、従
来より公知の成形法により容易に人工大理石を成形する
ことができ、本発明の硬化性樹脂組成物を成形した成形
体によれば、マイカが天然鉱物特有の質感を有すること
と、その形状がフレーク状であることとの相乗効果か
ら、天然石に近い優れた外観を表現することが可能であ
り、かつ耐熱性が優れているためキッチンワークトップ
等の高い耐熱性が要求される用途に使用可能である。ま
た、本発明の硬化性樹脂組成物を成形した成形体は、衝
撃強度の改善さえも期待で実用価値の非常に高いもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A),(B),(C)及び(D)
    を含む硬化性樹脂組成物。 (A)15〜60重量%のラジカル重合性樹脂 (B)0.1〜25重量%のマイカ (C)30〜80重量%のマイカ以外の充填剤 (D)0.05〜15重量%の0℃より低いガラス転移
    点を示すセグメントが少なくとも1つあり、ラジカル重
    合性樹脂(A)に可溶な重合体
  2. 【請求項2】 ラジカル重合性樹脂の主成分がメタクリ
    ル酸エステルであることを特徴とする請求項1記載の硬
    化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 硬化性樹脂組成物がメタクリル基、アク
    リル基、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト
    基の何れかを分子内に含有するオルガノファンクショナ
    ルシランを含有することを特徴とする請求項1あるいは
    2に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ラジカル重合性樹脂(A)に可溶な重合
    体が官能基を有することを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の硬化
    性樹脂組成物から成形された成形体。
JP14766594A 1994-06-29 1994-06-29 硬化性樹脂組成物及びその成形体 Expired - Lifetime JP3430450B2 (ja)

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