JP3427972B2 - ファイル - Google Patents

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JP3427972B2
JP3427972B2 JP29292398A JP29292398A JP3427972B2 JP 3427972 B2 JP3427972 B2 JP 3427972B2 JP 29292398 A JP29292398 A JP 29292398A JP 29292398 A JP29292398 A JP 29292398A JP 3427972 B2 JP3427972 B2 JP 3427972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等で好適
に使用されるファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バインダー等に代表されるファイルにお
いては、検索性に優れているということが重要な要素の
1つであるため、従来、見出しに種々の色のものを用意
するなどして、検索性の向上等を図っている。そして、
このような見出しを背表紙に取り替え可能に取着できる
ように、背表紙の上部に上下にスリットのついた枠体を
設け、これらスリットに見出し紙の上下端部を挿入して
保持できるようにしたものや、背全体をビニール等の樹
脂薄膜で覆い、上部のみを開口させてポケットを形成
し、このポケットに見出しを挿入できるようにしたもの
などが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
前者のものであれば、見出しを上下端部で保持する関係
上、あまり大きなものにできない。したがって記入・表
現スペースが小さくなり、遠目で判断し難くなるなど検
索性において劣ることになる。また、後者のものであれ
ば、記入・表現スペースは十分であるが、見出しを背表
紙の長手方向に沿って長い距離挿脱しなければならない
ため、見出しの出し入れが非常に不便となる。
【0004】さらに、この2例に代表される従来のもの
は、通常一枚の見出ししか保持できず、異なった内容の
複数の書類が1つのファイルに綴じられている場合に
は、一枚の見出しに複数の表題を無理やり記載したり、
あるいは、一の書類のみの表題を記載したりしなければ
ならなくなるなど、その検索性が極めて悪くなる。この
ように、従来のものは、見出しによる検索性や、見出し
の挿入あるいは取り替えに係る作業性等について十分に
考慮されたものであるとは言い難い。
【0005】一方、見出しを複数挿入できるように、前
述したようなポケットを複数設けておくことも容易に考
えられるが、従来と同様の1枚の見出しを挿入できるも
のとは全く別工程による製作を行なわなければならな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題に着目してなされたものであって、1つのファイルに
1つの見出しを設けるという従来の固定観念から離れ、
上下に見出し挿入領域を区成して、複数の見出しを保持
可能なものとすることにより、見出しによる検索性や書
類の分類の行ない易さを向上させるだけでなく、見出し
の取り替え作業性を良好にすることを、簡単な構成で実
現することを主たる目的としている。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係るファイル
は、表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の基端部間に
設けた背表紙とを具備するものであって、背表紙を、内
部を視認可能な透明性を有した背表紙本体と、この背表
紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体の内面との間
に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形成する裏当部
材とを具備するものとし、この裏当部材に、前記見出し
挿入領域を上下に区成する1又は複数の区成体を選択的
に形成できるように構成し、前記見出し挿入領域が区成
体により区成されて形成される各単位領域に、見出しを
挿入するための挿入口を開口させていることを特徴とす
る。
【0008】このようなものであれば、区成体により区
成され形成された複数の単位領域にそれぞれ見出しを装
着できるので、異なった内容の複数の書類が1つのファ
イルに綴じられている場合でも、各書類毎の見出しを装
着でき、書類の分類や検索を好適に行なえる。また、区
成体を形成して、見出し挿入領域を上下に区成した場合
には、見出しの出し入れが、挿脱距離の短くなった分、
非常に簡単なものとなる。さらに、区成体は選択的に形
成可能であるため、装着し得る見出しの数や大きさを、
形成する区成体の数あるいは部位のみで変えることがで
き、製作工程や部品の標準化を図ることができる。加え
て、裏当部材に区成体を形成するようにしているため、
区成体を形成しなかった部分は、見出しを挿入すること
により隠れる。したがって何ら特別の工夫を施さなくと
も、その外観を非常に良好なものにできる。見出しの出
し入れを好適に行なうためには、見出し挿入領域が区成
体により区成されて形成される各単位領域に、見出しを
挿入するための挿入口を開口させているものが望まし
い。
【0009】区成体の具体的な実施態様としては、区成
体が、裏当部材の一部に下方に湾曲させて部分円弧状の
切り込みを形成し、この切り込みに囲まれた部分を上方
に折り曲げてなるものとしておくことが望ましい。不測
の外力で背表紙本体が破損したり、あるいは中に入って
いる見出しが外れたりすることを防止するとともに、フ
ァイルを上下逆にしても見出しが落ちず、なおかつこの
見出しの挿脱に支障を来さない程度の適度な力で見出し
を保持するには、背表紙本体を、厚みのある剛性体から
なるものとし、裏当部材を、背表紙本体の内面に密接あ
るいは近接させて配設された変形可能な薄い1枚の素材
からなるものとしておくことが好適である。
【0010】挿入口の好適な開口部位としては、背表紙
本体における各区成体の下方近傍が挙げられる。
【0011】この場合に、簡単な構成で見出しを取出し
易くするためには、裏当部材と背表紙本体の少なくとも
一方における挿入口に対応する部位に、見出しとの重合
を回避するための切欠きを設けておくことが好適であ
る。背表紙本体のみ透明なものとすることを容易に実現
するとともに、挿入口の開口部位の異なったもの等、極
めて多品種のファイルを略同一工程で、かつ部品点数を
可及的に少なくして製作可能とするためには、背表紙本
体が開閉表紙とは別体で成形され、組立時に該開閉表紙
と接合されるものが好ましい。
【0012】記入・表現に十分なスペースを確保して、
無理なく視認性の向上を図るには、背全体を見出し挿入
領域としておくことが好ましい。また、他のファイルと
しては、表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の基端部
間に設けた背表紙とを具備するものであって、背表紙
を、内部を視認可能な透明性を有した背表紙本体と、こ
の背表紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体の内面
との間に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形成する
裏当部材とを具備するものとし、この裏当部材に、前記
見出し挿入領域を上下に区成する1又は複数の区成体を
選択的に形成できるように構成し、前記区成体が、裏当
部材の一部に下方に湾曲させて部分円弧状の切り込みを
形成し、この切り込みに囲まれた部分を上方に折り曲げ
てなるものや、表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の
基端部間に設けた背表紙とを具備するものであって、背
表紙を、内部を視認可能な透明性を有した背表紙本体
と、この背表紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体
の内面との間に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形
成する裏当部材とを具備するものとし、この裏当部材
に、前記見出し挿入領域を上下に区成する1又は複数の
区成体を選択的に形成できるように構成し、背表紙本体
が開閉表紙とは別体で成形され、組立時に該開閉表紙と
接合されるものであるものが挙げられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図11を
参照して説明する。本実施例に係るファイルは、図1〜
図4に示すように、表裏一対の開閉表紙11、12とこ
れら開閉表紙11、12の各基端部11a、12a間に
接合された背表紙2と、各開閉表紙11、12の基端部
11a、12aに保持された綴じ具8とを具備する。
【0014】各開閉表紙11、12は、例えば発泡PP
シートを素材とするもので、基端部11a、12aに、
長手方向に沿って延びるヒンジ溝11b、12bが設け
てあり、このヒンジ溝11b、12bに沿って屈曲でき
るように構成してある。また、ヒンジ溝11b、12b
よりも基端側にはリベット貫通孔1cが長手方向に沿っ
て複数貫通させてある。
【0015】綴じ具8は、レバー81を操作することに
より開成して中に閉じたファイル用紙を取出すことがで
きる30穴用の既知のものである。この綴じ具8の側面
には、開閉表紙11、12のリベット貫通孔1cに対応
させて複数のリベット貫通孔8cが設けてある。背表紙
2は、各開閉表紙11、12とは別体で成形されるもの
で、剛性を有する透明樹脂を素材とした背表紙本体3
と、この背表紙本体3の内面側に配設され、該背表紙本
体3との間に見出し9を挿入し得る見出し挿入領域Sを
形成する裏当部材4とを具備する。背表紙本体3は、フ
ァイルの背を主として形成する面板部31と、この面板
部31の各側縁から略直交するように延出した延出部3
2とを一体に成形した平面視コの字型のもので、各延出
部32には、開閉表紙11、12のリベット貫通孔1c
に対応させて複数のリベット貫通孔3cが設けられてい
る。そして、綴じ具8と該背表紙本体3の延出部32と
開閉表紙11、12とが、内側からこの順となるよう
に、各リベット貫通孔8c、3c、1cを挿通させたア
ルミプッシュリベット10により一体的に固着してあ
る。
【0016】裏当部材4は、面板部41と、この面板部
41の各側縁から略直交するように延出した延出部42
とを一体に成形したPP等の弾性変形可能でかつ比較的
大きな弾性復帰力を有した薄い1枚の素材からなるもの
であり、この延出部42の外面を、背表紙本体3の延出
部32の内面に接着して保持される。しかして、図5に
示すように、この面板部外面41aと背表紙本体3の面
板部内面31aとは密接あるいは近接させて配置され、
その隙間に見出し9を保持し得る見出し挿入領域Sを形
成する。
【0017】しかして、本実施例では、前記見出し挿入
領域Sをその長手方向を横切るように、上下に区成して
2つの単位領域S1を形成するとともに、前記見出し9
を各単位領域S1に挿入するための挿入口61、62を
前記背表紙本体3に設けている。具体的に、見出し挿入
領域Sを各単位領域S1に区成しているのは、図2、図
5に示すように、見出し挿入領域Sの中間部位に位置す
るように、裏当部材4から上方に向かって屈曲させるよ
うに形成した区成体7である。しかして、この区成体7
は、図6に拡大して示すように、裏当部材4の面板部4
1に、下方に膨出する半円形状の切り込み43を入れ、
この切り込み43に囲まれた部分44を上方に折り曲げ
ることにより形成されるポケット状のものであり、上の
単位領域S1に挿入される見出し9の挿入位置の確定と
下方への脱落防止とを行なう。折曲された部分44は、
弾性復帰力により背表紙本体3の内面31aに密接す
る。しかして、このファイルはこの区成体7の形成され
たものと形成されていないものとの2種類が製造され
る。なお、本実施例では、この区成体7が形成される種
類のものについて主として説明をする。さらに、本実施
例では下の単位領域S1の下端部に、固定区成体71を
設けている。この固定区成体71は、どの種類のファイ
ルにも必ず形成されるもので、裏当部材4の下端から一
体に突出させた半円形状の突片45を上方に折り曲げて
なるポケット状のものである。
【0018】挿入口61、62は、各単位領域S1の上
端部に開口するように設けてある。上の単位領域S1に
対応する挿入口61は、背表紙本体3の面板部31の上
端と、裏当部材4の面板部41の上端との隙間に形成さ
れるものである。下の単位領域S1に対応する挿入口6
2は、特に図7に拡大して示すように、背表紙本体3の
面板部31を横切るように設けた貫通溝状のものであ
り、区成体7の下方近傍に対応する部位に開口させてい
る。また、この挿入口62の下端縁には、指等を挿入可
能なように下方に向かって切り欠かれた半円形状の切欠
き63が設けられている。
【0019】さらに、裏当部材4の、各単位領域S1の
挿入口61、62に対応する部位には、下方に向かって
膨出する半円形状の切欠き46、47が設けられてお
り、この部位における見出し9と裏当部材4との重合を
回避して、見出し9を取出しやすくしてある。なお、下
の単位領域S1に対応する切欠き47は、切り込み43
に囲まれた部分44を折曲して区成体7を形成した後に
残る欠如部分に形成されるものである。
【0020】交換用の見出し9は、図11に示すよう
に、各単位領域S1に対応する大きさのものが、ミシン
目で連結されて1枚のリーフ9sとなり、ファイルに予
め綴じられて出荷される。このような構成で、見出し9
を各単位領域S1に挿入した状態を示すのが図8であ
る。同図では、理解を容易にするため、見出し9は背表
紙本体3あるいは裏当部材4との間に隙間をもって挿入
されているが、実際には、裏当部材4の若干の変形を利
用して、見出し9が隙間なく挿入されるようにしてい
る。
【0021】上述した構成によれば、ファイルの背のほ
ぼ全体を見出し挿入領域Sとしているので、記入・表現
に十分なスペースを確保できるうえ、2つの見出し9を
別個に装着できるので、書類の分類や検索を非常に好適
に行なえる。また、各単位領域S1が見出し挿入領域S
を、その長手方向を横切るように上下に区成されてなる
ものであるため、見出し9の出し入れが、距離の短くな
った分簡単になる。
【0022】さらに、背表紙本体3を透明な剛性のある
樹脂素材からなるものとし、これを表面にしているの
で、従来のように、表面に薄いカバーを張って見出しを
保持し得るようにしたものと比べ、不測の外力で中に挿
入した見出し9が外れたりすることを有効に防止するこ
とができる。その一方、裏当部材4が、薄い変形可能な
樹脂でできているため、その弾性力で、挿入された見出
し9に密着させ、ファイルを上下逆にしても見出し9が
落ちず、かつ見出し9の挿脱が難しくならない程度の適
度な力で見出し9を保持させることが可能になる。
【0023】加えて、本実施例のものは背表紙2と開閉
表紙11、12とが別体で成形されるので、図10に示
すように背表紙本体3に、途中に挿入口のないタイプの
ものを使用し、図9に示すように、製作時に、切り込み
43に囲まれた部分44を折曲せず、区成体7を形成し
ないことにより、従来のもののように、見出し挿入領域
S全面に亘って一枚の見出し9を挿入し保持することの
できるものを、製作工程や部材の変更をほとんど行なわ
ずに、製作することが可能である。係る場合に、挿入し
た見出し9により切り込み43は隠れ、何ら特別の措置
を施さなくとも、単に背表紙本体3の交換だけで外観上
の良好性を保つことができる。
【0024】また、このことは、背表紙2や開閉表紙1
1、12に色等の異なる複数種類のものを用意しておけ
ば、その組み合わせて極めて多くの種類のものを同一工
程で製作することができるという付随的な効果も奏す
る。なお、本発明は上述した実施例に限られるものでは
ない。例えば、裏当部材を背表紙本体に着脱可能なもの
としておいても良い。このようにしておけば、裏当部材
を取出すことによって、ユーザーが区成体を選択的に形
成することができるようになる。また、前記実施例では
見出し挿入領域を上下に区成して2つの単位領域を形成
したが、3つあるいはそれ以上に区成してより多くの単
位領域を形成しても構わない。
【0025】その他、本発明は、図示例に限られずその
趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の見出しを装着できるので、異なった内容の複数の
書類が1つのファイルに綴じられている場合でも、各書
類毎の見出しを装着でき、書類の分類や検索を好適に行
なえる。また、区成体を形成して見出し挿入領域を、上
下に区成した場合には、見出しの出し入れが、挿脱距離
の短くなった分、非常に簡単なものとなる。さらに、区
成体は選択的に形成可能であるため、装着し得る見出し
の数や大きさを、形成する区成体の数あるいは部位のみ
で変えることができ、製作工程や部品の標準化を図るこ
とができる。加えて、裏当部材に区成体を形成するよう
にしているため、区成体を形成しなかった部分は、見出
しを挿入することにより隠れる。したがって何ら特別の
工夫を施さなくとも、その外観を非常に良好なものにで
きる。見出し挿入領域が区成体により区成されて形成さ
れる各単位領域に、見出しを挿入するための挿入口を開
口させておけば見出しの出し入れを好適に行なうことが
できる。
【0027】区成体が、裏当部材の一部に下方に湾曲さ
せて部分円弧状の切り込みを形成し、この切り込みに囲
まれた部分を上方に折り曲げてなるものであれば、区成
を簡単に構成できるとともに、区成体を形成した後に
残る欠損部分を後述する見出しを挿脱し易くするための
切欠きとして兼用することができる。背表紙本体が厚み
のある剛性体からなるものであるとともに、裏当部材
が、背表紙本体の内面に密接あるいは近接させて配設さ
れた変形可能な薄い1枚の素材からなるものであれば、
不測の外力で背表紙本体が破損したり、あるいは中に入
っている見出しが外れたりすることを防止することがで
きるだけでなく、裏当部材によって、ファイルを上下逆
にしても見出しが落ちず、なおかつこの見出しの挿脱に
支障を来さない程度の適度な力で見出しを保持させるこ
とができる。
【0028】背表紙本体に挿入口を開口させておけば、
製作上の点で好ましく、この場合に、裏当部材と背表紙
本体の少なくとも一方における挿入口に対応する部位
に、見出しとの重合を回避するための切欠きを設けてお
けば、簡単な構成で見出しを取出し易くすることができ
る。
【0029】背表紙本体が開閉表紙とは別体で成形さ
れ、組立時に該開閉表紙と接合されるものであれば、背
表紙本体のみ透明なものとすることを容易に実現すると
ともに、極めて多品種のファイルを略同一工程で、かつ
部品点数を可及的に少なくして製作することができる。
背全体を見出し挿入領域としておけば、記入・表現に十
分なスペースを確保して、無理なく視認性の向上を図り
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すファイルの全体斜視
図。
【図2】同実施例におけるファイルの分解斜視図。
【図3】同実施例のファイルの正面図。
【図4】図4における側面図。
【図5】同実施例におけるファイルの見出しを挿入しな
い状態での部分縦端面図。
【図6】同実施例における区成体を拡大して示す部分拡
大斜視図。
【図7】同実施例における挿入口を拡大して示す部分拡
大斜視図。
【図8】同実施例におけるファイルの見出しを挿入した
状態での部分縦端面図。
【図9】同実施例におけるファイルの見出しを挿入した
状態での部分縦端面図。
【図10】同実施例における中間に挿入口のない背表紙
本体を示す斜視図。
【図11】同実施例における交換用見出しを示す正面
図。
【符号の説明】
11、12…開閉表紙 11a、12a…基端部 2…背表紙 3…背表紙本体 31a…内面 4…裏当部材 61、62…挿入口 7…区成体 8…綴じ具 46、47、63…切欠き S…見出し挿入領域 S1…単位領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−79982(JP,A) 実開 昭52−151824(JP,U) 実開 昭59−171974(JP,U) 実開 昭57−41783(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 21/06 B42F 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の基
    端部間に設けた背表紙とを具備するものであって、背表
    紙を、内部を視認可能な透明性を有した背表紙本体と、
    この背表紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体の内
    面との間に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形成す
    る裏当部材とを具備するものとし、この裏当部材に、前
    記見出し挿入領域を上下に区成する1又は複数の区成体
    を選択的に形成できるように構成し、前記見出し挿入領
    域が区成体により区成されて形成される各単位領域に、
    見出しを挿入するための挿入口を開口させていることを
    特徴とするファイル。
  2. 【請求項2】区成体が、裏当部材の一部に下方に湾曲さ
    せて部分円弧状の切り込みを形成し、この切り込みに囲
    まれた部分を上方に折り曲げてなるものである請求項1
    記載のファイル。
  3. 【請求項3】背表紙本体を、厚みのある剛性体からなる
    ものとし、裏当部材を、背表紙本体の内面に密接あるい
    は近接させて配設された変形可能な薄い1枚の素材から
    なるものとしている請求項1又は2記載のファイル。
  4. 【請求項4】挿入口を、背表紙本体における各区成体の
    下方近傍に開口させている請求項1、2又は3記載のフ
    ァイル。
  5. 【請求項5】裏当部材と背表紙本体の少なくとも一方に
    おける挿入口に対応する部位に、見出しとの重合を回避
    するための切欠きが設けられている請求項1、2、3又
    は4記載のファイル。
  6. 【請求項6】背表紙本体が開閉表紙とは別体で成形さ
    れ、組立時に該開閉表紙と接合されるものである請求項
    1、2、3、4又は5記載のファイル。
  7. 【請求項7】見出し挿入領域が背全面に亘って形成され
    ている請求項1、2、3、4、5又は6記載のファイ
    ル。
  8. 【請求項8】表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の基
    端部間に設けた背表紙とを具備するものであって、背表
    紙を、内部を視認可能な透明性を有した背表紙本体と、
    この背表紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体の内
    面との間に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形成す
    る裏当部材とを具備するものとし、この裏当部材に、前
    記見出し挿入領域を上下に区成する1又は複数の区成体
    を選択的 に形成できるように構成し、前記区成体が、裏
    当部材の一部に下方に湾曲させて部分円弧状の切り込み
    を形成し、この切り込みに囲まれた部分を上方に折り曲
    げてなるものであることを特徴とするファイル。
  9. 【請求項9】表裏一対の開閉表紙とこれら開閉表紙の基
    端部間に設けた背表紙とを具備するものであって、背表
    紙を、内部を視認可能な透明性を有した背表紙本体と、
    この背表紙本体の内面側に配設され、該背表紙本体の内
    面との間に見出しを挿入し得る見出し挿入領域を形成す
    る裏当部材とを具備するものとし、この裏当部材に、前
    記見出し挿入領域を上下に区成する1又は複数の区成体
    を選択的に形成できるように構成し、背表紙本体が開閉
    表紙とは別体で成形され、組立時に該開閉表紙と接合さ
    れるものであることを特徴とするファイル。
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