JP3427582B2 - 原稿端検出装置、原稿サイズ検出装置および原稿端検出方法 - Google Patents

原稿端検出装置、原稿サイズ検出装置および原稿端検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原稿を読
み取って、その画像データに基づいて画像形成を行なう
ディジタル複写機に用いて好適な原稿端検出装置、原稿
サイズ検出装置および原稿端検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機において
は、オリジナルの原稿が、ライン(一次元)センサによ
って、主走査(ライン)方向とは垂直方向の副走査方向
に相対移動することにより読み込まれ、その際の画像デ
ータにしたがって画像形成が行なわれる。そして、拡大
複写をする場合にあっては、主走査方向に対しては補間
を行ない、副走査方向に対しては読取速度を遅くして、
画像データ量を増加させる一方、縮小複写をする場合に
あっては、主走査方向に対しては間引きを行ない、副走
査方向に対しては読取速度を速くして、画像データ量を
低下させて、それぞれの場合で当該画像データにしたが
って画像形成を行なうことも知られている。
【0003】また、複写機においては、原稿サイズや倍
率等の複写条件に応じて、適切なサイズの複写用紙を選
択する必要があるため、画像形成に用いる画像データを
出力するための読み取り(以下、この読取を「本スキャ
ン」という)の前に、原稿サイズ等の検知を行なうため
の読み取り(以下、この読取を「プリスキャン」とい
う)を行なう技術が知られている。かかるプリスキャン
では、原稿と原稿押さえとの濃度差や、色差等により原
稿端部の位置を検出して原稿サイズが求められる。そし
て、一般的にプリスキャンは、最小複写倍率よりも遅い
(もしくは同程度の)読取速度で行なわれる。これは、
検出精度を確保するため、読取速度に変化が生じないよ
うにして、画像データにより示される副走査方向のライ
ン間隔(副走査ピッチ)が同一とするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、複写
動作全体に要する時間を短縮する要求がある。かかる要
求の解決策の1つとして、プリスキャンを高速に行なっ
て、プリスキャンに要する時間を短縮することが考えら
れる。しかしながら、プリスキャンを高速で行なうに
は、ラインセンサを原稿に対し高速かつ等速で相対移動
させる必要がある。ここで、原稿を固定としてラインセ
ンサを移動させる構成を考えた場合、ラインセンサが原
稿を等速で読み取る読取領域のほかに、ラインセンサを
停止状態から高速かつ等速となるまでに助走させるため
の加速領域と、停止するまでの減速領域とが別途必要と
なる。このため読取のための装置規模が大きくなるとい
う問題があった。
【0005】また、加速領域を全く設けないで、装置規
模を変更しない構成を考えると、ラインセンサは、読取
領域であっても、加速した状態で読取を行なうことにな
る。このため、副走査ピッチが同一とならず、正確な原
稿サイズを求めることができないという問題があった。
これらの問題は、ラインセンサを固定として原稿を移動
させる構成を考えた場合でも、原稿を高速かつ等速で送
る必要が生じるため同様に発生する。
【0006】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、読取のための装置規
模を従来とは大幅に変更することなく、かつ、正確に原
稿端部の位置を検出することが可能な原稿端検出装置、
原稿サイズ検出装置および原稿端検出方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、原稿に対して副走査
方向に相対移動することによって、当該原稿を読み取る
読取手段と、前記読取手段が読取開始位置から前記原稿
に対して相対移動し始めたときから、副走査方向におけ
る原稿の一端部を読み取るまでの期間に出力されたライ
ン同期信号により示されるライン数を計数し、そのカウ
ンタ値を出力する第1の計数手段と、カウンタ値に応じ
て補正値、または、前記カウンタ値と、副走査方向にお
ける前記原稿の一端部の位置との一義的な対応関係を予
め記憶する記憶手段と、前記第1の計数手段によって出
力されたカウンタ値に対応した補正値、または、位置を
前記記憶手段から読み出す読出手段とを備え、前記読取
開始位置から、前記第1の計数手段によって出力された
カウンタ値と等速時における副走査ピッチとの積を前記
読出手段によって読み出された補正値で補正した距離だ
け離間した地点に、または、前記読取手段によって読み
出された位置に、副走査方向における前記原稿の一端部
が位置している旨を検出することを特徴とする原稿端検
出装置を提供する。請求項2に記載の発明にあっては、
請求項1に記載の発明において、カウンタ値が取り得る
範囲は、複数の領域に分割され、前記記憶手段は、各領
域毎に対応する補正値を記憶するものであり、前記読出
手段は、計数されたカウンタ値が属する領域の補正値を
読み出すことを特徴としている。請求項3に記載の発明
にあっては、請求項1に記載の発明において、前記読取
手段による副走査のピッチは、時間経過とともに徐々に
長なくなって一定となり、前記記憶手段に記憶される補
正値は、読取手段の副走査ピッチが一定でない領域にお
いては、前記副走査ピッチが長くなるほど大きくなっ
て、前記副走査ピッチが一定となると飽和することを特
徴としている。請求項4に記載の発明にあっては、請求
項3に記載の発明において、前記補正手段は、計数され
たライン数および一定となった副走査ピッチの積である
距離を、読み出された補正値で減算することを特徴とし
ている。請求項5に記載の発明は、副走査方向に相対移
動することによって、当該原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段が読取開始位置から前記原稿に対して副走
査方向に相対移動し始めたときから、副走査方向におけ
る原稿前端部を読み取るまでに出力されたライン同期信
号により示されるライン数を計数し、第1のカウンタ値
を出力する一方、原稿後端部を読み取るまでに出力され
たライン同期信号により示されるライン数を計数し、第
2のカウンタ値を出力する第1の計数手段と、カウンタ
値に応じて補正値、または、前記第1のカウンタ値と副
走査方向における原稿前端部の位置及び前記第2のカウ
ント値と副走査方向における原稿後端部の位置との一義
的な対応関係を予め記憶する記憶手段と、前記第1のカ
ウンタ値に対応した第1の補正値または第1の位置、お
よび、前記第2のカウンタ値に対応した第2の補正値ま
たは第2の位置を前記記憶手段から読み出す読出手段
と、前記読取開始位置から、前記第1のカウンタ値と等
速時における副走査ピッチとの積を、前記第1の補正値
で補正した距離だけ離間した地点、または、前記第1の
位置に、副走査方向における原稿前端部が位置している
旨を検出する一方、前記読取開始位置から、前記第2の
カウンタ値と前記副走査ピッチとの積を、前記第2の補
正値で補正した距離だけ離間した地点、または、前記第
2の位置に、副走査方向における原稿後端部が位置して
いる旨を検出する第1の検出手段とを備え、前記第1の
検出手段の検出結果から、副走査方向における原稿のサ
イズを求めることを特徴とする原稿サイズ検出装置を提
供する。請求項6に記載の発明にあっては、請求項5に
記載の発明において、前記読取手段によって主走査方向
の読取が開始されてから、主走査方向における原稿前端
部が読み取られるまでに主走査された画素数を計数して
第3のカウンタ値を出力する一方、主走査方向における
原稿後端部が読み取られるまでに主走査された画素数を
計数して第4のカウンタ値を出力する第2の計数手段
と、前記第3のカウンタ値と前記読取手段による主走査
のピッチとの積により示される地点に、主走査方向にお
ける原稿前端部が位置している旨を検出する一方、前記
第4のカウンタ値と前記主走査のピッチとの積により示
される地点に、主走査方向における原稿後端部が位置し
ている旨を検出する第2の検出手段とを更に備え、前記
第1および第2の検出手段の各々の検出結果から、原稿
のサイズを求めることを特徴としている。請求項7に記
載の発明にあっては、請求項6に記載の発明において、
前記読取手段は、主走査方向において検出された原稿両
端部の位置および副走査方向において検出された原稿両
端部の位置により定まる範囲を原稿とみなして、原稿を
再度読み取り、画像形成に用いる画像データを出力する
ことを特徴としている。請求項8に記載の発明にあって
は、請求項7に記載の発明において、画像形成に用いる
画像データを出力する際、前記読取手段における副走査
ピッチは、その前の読み取りにおける副走査ピッチより
も短いことを特徴としている。請求項9に記載の発明
は、原稿に対して副走査方向に相対移動することによっ
て、当該原稿を読み取る読取手段を用いた原稿端検出方
法において、前記読取手段が読取開始位置から前記原稿
に対して相対移動し始めたときから、副走査方向におけ
る原稿の一端部を読み取るまでの期間に出力されたライ
ン同期信号を計数し、そのカウンタ値を出力する第1の
過程と、カウンタ値に応じて補正値、または、前記カウ
ンタ値と、副走査方向における前記原稿の一端部の位置
との一義的な対応関係を予め記憶する記憶手段から、前
記第1の計数手段によって出力されたカウンタ値に対応
した補正値、または、位置を読み出す第2の過程と、前
記読取開始位置から、前記第1の過程において出力され
たカウンタ値と等速時における副走査ピッチとの積を、
読み出された補正値で補正した距離だけ離間した地点
に、または、読み出された位置に、副走査方向における
前記原稿の一端部が位置している旨を検出する第3の過
程とを具備することを特徴とする原稿端検出方法を提供
する。
【0008】(作用) 請求項1に記載の発明によれば、第1の計数手段が、読
取手段が読取開始位置から前記原稿に対して相対移動し
始めたときから、原稿の一端部を読み取るまでの期間に
出力されたライン同期信号により示されるライン数を計
数し、そのカウンタ値を出力し、読出手段がカウンタ値
に応じて補正値、または、前記カウンタ値と、副走査方
向における前記原稿の一端部の位置との一義的な対応関
係を予め記憶する記憶手段から、前記第1の計数手段に
よって出力されたカウンタ値に対応した補正値、また
は、位置を読み出す。そして、前記読取開始位置から、
前記第1の計数手段によって出力されたカウンタ値と等
速時における副走査ピッチとの積を前記読出手段によっ
て読み出された補正値で補正した距離だけ離間した地点
に、または、前記読取手段によって読み出された位置
に、副走査方向における前記原稿の一端部が位置してい
る旨が検出される。したがって、画像データにより示さ
れる副走査方向のピッチが一定でない状態であっても、
ライン同期信号を計数して、その計数結果に対応する補
正値、または、位置を読み出することにより、副走査方
向の読取開始部分から原稿端部までの距離が正しく求め
られる。請求項2、3、4に記載の発明によれば、記憶
手段は、補正値を、計数され得るライン同期信号に対し
てすべて記憶する必要がなく、各領域毎に対応して記憶
するだけで足りるので、その記憶容量を小さいもので済
ますことできる。請求項5、6、7、8に記載の発明に
よれば、第2の計数手段が、読取手段によって主走査方
向の読取が開始されてから原稿両端部が読み取られるま
での期間に、主走査された画素数を計数する。かかる計
数結果と主走査ピッチとの積は、主走査方向の読取開始
部分から原稿前端部または原稿後端部までの距離である
から、主走査方向における原稿両端部の位置が求められ
て、主走査方向における原稿サイズを検出することがで
きる。したがって、主走査および副走査方向の両方向の
原稿サイズが求められることになるので、適切なサイズ
の複写用紙を選択することが可能となる。請求項9に記
載の発明によれば、第1の過程においては、第1の計数
手段によって、読取手段が読取開始位置から前記原稿に
対して相対移動し始めたときから、原稿の一端部を読み
取るまでの期間に出力されたライン同期信号により示さ
れるライン数が計数されて、そのカウンタ値が出力さ
れ、第2の過程においては、前記第1の過程において出
力されたカウンタ値に対応した補正値、または、副走査
方向における前記原稿の一端部の位置が、記憶手段から
を読み出される。そして、第3の過程において、前記読
取開始位置から、前記第1の計数手段によって出力され
たカウンタ値と等速時における副走査ピッチとの積を前
記読出手段によって読み出された補正値で補正した距離
だけ離間した地点に、または、前記読取手段によって読
み出された位置に、副走査方向における前記原稿の一端
部が位置している旨が検出される。したがって、画像デ
ータにより示される副走査方向のピッチが一定でない状
態であっても、ライン同期信号を計数して、その計数結
果に対応する補正値、または、位置を読み出することに
より、副走査方向の読取開始部分から原稿端部までの距
離が正しく求められる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0010】1:実施形態の構成 図1は、本実施形態の原稿サイズ検出装置が適用された
複写機10の構成を示す斜視図である。この図に示すよ
うに、複写機10は、原稿を載せる長方形状のコピーガ
ラス11と、原稿を読み込む際にコピーガラス11と対
向して原稿の浮き上がりを防ぐ原稿カバー12と、種々
の設定を行なう操作パネル13とを備える。ここで、原
稿カバー12の裏面12aは、黒色あるいは鏡面となっ
ている。
【0011】図2は、コピーガラス11および操作パネ
ル13の構成を示す平面図であり、原稿カバー12を開
けた状態を示す。この図において、符号14は、画像読
取部におけるラインセンサの初期位置(ホームポジショ
ン)を示し、符号111および112は、それぞれコピー
ガラス11の1辺であって、原稿の突き当て位置(以下
「レジ位置」という)を示す。また、符号113は、レ
ジ位置111の対辺であって、コピーガラス11におけ
る読取終端位置を示す。本実施形態のラインセンサは、
コピーガラス11に載置された原稿を、A方向に主走査
して、B方向あるいはC方向の副走査するものである。
したがって、本実施形態における画像有効読取領域は、
レジ位置111からB方向に沿って読取終端位置113
での領域となる。
【0012】ここで、本実施形態における画像読取部
は、画像形成に用いる画像データを出力する本スキャン
の前に、原稿のサイズ等の検出のためにプリスキャンを
行なう。かかるプリスキャンでは、往路となるB方向の
スキャンによって、原稿サイズ検出以外の動作、例え
ば、原稿の種類(写真、文字など)や、濃度等の検出動
作が行なわれる一方、復路となるC方向のスキャンによ
って原稿サイズの検出動作が行なわれる。また、プリス
キャンの読取速度は、本スキャンの読取速度と比べて6
倍(等倍複写基準)となっている。なお、本実施形態に
おける画像読取部の解像度は、等倍複写の場合におい
て、主走査方向にあっては、1インチあたり400ドッ
トであり、副走査方向にあっては1インチあたり400
ラインである。したがって、この場合において、主走査
方向の画素間隔を示す主走査ピッチは0.0635mm
であり、副走査方向のライン間隔を示す副走査ピッチも
同様である。
【0013】1−1:電気的構成 次に、本実施形態の電気的構成について説明する。図4
は、本実施形態の電気的構成を示すブロック図である。
この図において、画像読取部21は、上述したラインセ
ンサにより、原稿を読み取って画像データを出力を行な
うものである。このため、画像読取部21は、主走査方
向(ライン方向)に対してビデオクロックVCKに同期
して画素毎に画像データを出力することを、ライン同期
信号LSに同期してライン毎に行なうこととなる。な
お、画像読取部21は、画像データをRGBの3色につ
いてそれぞれ出力する。色変換部22は、RGBの画像
データをL***の画像データに変換するものであ
る。
【0014】次に、原稿端部検出部23は、画素カウン
タ231、ラインカウンタ232と、コンパレータ233
とから構成される。ここで、画素カウンタ231は、ビ
デオクロックVCKをカウントして、主走査方向の画素
数を計数するものであり、そのカウントは、図示しない
が、ライン同期信号LSによりリセットされるようにな
っている。ラインカウンタ232は、ライン同期信号V
CKによりカウントして、副走査方向のライン数を計数
するものであり、そのカウントは、図示しないが、原稿
を1ページ読み込む毎にリセットされるようになってい
る。なお、ラインカウンタ232は、ラインセンサがス
キャン時において画像読取有効領域に位置するときのみ
カウントが許可されるようになっている。コンパレータ
233は、画像データの明度を示すL*のデータとデータ
THとを比較して、L*のデータがデータTHとなった
時点、あるいはL*のデータがデータTHから外れた時
点において、その旨を示す信号を画素カウンタ231
よびラインカウンタ232にそれぞれ供給する。そし
て、この信号の供給を受けると、画素カウンタ231
よびラインカウンタ232は、その時点におけるカウン
ト値をそれぞれ出力するようになっている。
【0015】さて、原稿カバー12の裏面12aは黒色
あるいは鏡面であるから、原稿でない部分を読み込む
と、その際に出力される画像データは黒色データとな
る。かかるデータが、しきい値THとしてセットされて
いる。したがって、コンパレータ233によって、L*
データがデータTHとなった時点とは、供給される画像
データが原稿領域から原稿でない領域となったことを示
し、また、L*のデータがデータTHから外れた時点と
は、画像データが原稿でない領域から原稿領域となった
ことを示す。すなわち、いずれも、供給される画像デー
タが、原稿領域と原稿でない領域との境界となったこと
を示す。このため、画素カウンタ231により出力され
るカウンタ値は、主走査方向における原稿の端部がライ
ンセンサの画素をレジ位置112から数えて何番目に位
置するかを示すことになる。一方、ラインカウンタ23
2により出力されるカウンタ値は、プリスキャンのC方
向へのスキャンにあっては、ラインセンサが読取終端位
置113から原稿の端部位置に達するまでに何ライン分
の副走査を行なったかを示すことになる。
【0016】次に、制御部24は、バスBを介して各部
を制御するものである。RAM25は、画素カウンタ2
1およびラインカウンタ232によるカウンタ値等を一
時的に記憶するものであり、また、ROM26は、後述
するテーブルを記憶するものである。また、色変換部2
7は、色変換部22により変換されたL***の画像
データを、さらにY(イエロー)、M(マゼンタ)、C
(シアン)、K(ブラック)の各原色の濃度(トナー
量)を示す画像データに変換するものである。画像形成
部28は、制御部24による制御により、求められた原
稿サイズにより複写用紙を適切に選択するとともに、色
変換部27によるYMCKの画像データが示すトナー量
にて画像形成を行なうものである。
【0017】1−1−1:テーブルの内容 ここで、ROM26に記憶されるテーブルの内容につい
て説明する。本実施形態のラインセンサは、上述したよ
うに、プリスキャンのうちC方向のスキャンにおいて、
本スキャンと比べて、6倍の速度で移動するため、図3
に示すように、高速移動のための加速領域が、折返し位
置から読取終端位置113を過ぎて画像読取有効領域の
一部にまで及んでいる。このため、ラインセンサは、画
像読取有効領域において、C方向のプリスキャン当初、
加速のため等速移動しない。
【0018】したがって、従来の方式、すなわち、画像
読取有効領域では等速移動することを前提として、読取
終端位置113から原稿端部位置までの間において副走
査されたライン数と、ラインセンサがライン同期信号L
Sの1周期において副走査方向に通常移動する量(副走
査ピッチ)との積を、読取終端位置113から原稿端部
までの距離として求める方式では、求められた距離に、
読取終端位置113から離れるほど、加速領域での誤差
が累積されることとなる。そこで、本実施形態にあって
は、ラインカウンタ232のカウンタ値により示される
ライン数と、副走査ピッチとの積を、当該ライン数に対
応した誤差累積値で減算して、真の距離として求めるこ
ととした。ROM26には、このような、ライン数と誤
差累積値との対応関係を示すテーブルが記憶されてい
る。
【0019】かかるテーブルの対応関係を図5に示す。
上述したように、読取終端位置113から離れるほど、
加速領域での誤差が累積されることとなるので、この図
に示すように、ラインカウンタ232のカウンタ値によ
り示されるライン数が大きくなるにつれて、誤差累積値
も大きくなっている。ただし、ある程度ライン数がカウ
ントされると、ラインセンサが等速度で副走査を行なう
結果、それ以上は誤差が累積されないので、誤差累積値
は、飽和するようになっている。言い換えれば、ライン
センサが加速のため、副走査ピッチが一定でない領域に
おいては、ライン数が大きくなって、副走査ピッチが長
くなるほど、誤差累積値は大きくなる一方、ラインセン
サが等速となって、副走査ピッチが一定となると、その
時点で、誤差累積値は一定となる(飽和する)。なお、
この対応関係は、予め実験的に求められた特性(図3参
照)に基づいて定められている。
【0020】ところで、テーブルとしては、図5に示す
ように累積誤差量をカウント値毎に対応して記憶する構
成としても良いが、原稿サイズについては、mmの精度
で求めることができれば、それで十分である。そこで、
本実施形態にあっては、図6に示すように、累積誤差量
の小数点以下を四捨五入した整数値に収まるように、ラ
イン数のカウント値を9つの領域に分割し、ライン数の
カウント値が検出されたならば、当該カウント値が属す
る累積誤差量を出力する構成とした。
【0021】1−2:実施形態の動作 次に、上述した構成による本実施形態の動作について説
明する。図1におけるコピーガラス11上に原稿が載置
され、操作パネル13によりコピー開始の指示がなされ
ると、図4における制御部24は、まず、画像読取部2
1に対しプリスキャンを行なうように制御する。これに
より、画像読取部21は、ラインセンサを初期位置から
折返し位置までB方向(図2参照)に移動させて、往路
のスキャンを行なう。そして、この際に出力されるデー
タ等により、原稿サイズ検出以外の各種検出動作が行な
われるが、本願には直接関係ないので、その動作説明に
ついては省略する。
【0022】画像読取部21は、往路のスキャンの後、
今度は、原稿サイズ検出のため、ラインセンサを折り返
し位置からC方向に移動させて復路のスキャンを開始す
る。この際に出力されるRGBの画像データは、色変換
部22によりL***の画像データに変換される。こ
のうちL*のデータはコンパレータ233により、原稿カ
バー12の裏面12aを示す黒色データと比較される一
方、ビデオクロックVCKは画素カウンタ231により
カウントされ、ライン同期信号LSはラインカウンタ2
2によりカウントされる。そして、コンパレータ233
は、その比較によりL*の画像データが原稿領域と原稿
でない領域との境界を示すと判定すると、画素カウンタ
231およびラインカウンタ232に対して、その時点で
のカウンタ値を出力させる。カウンタ値が出力される
と、制御部24は、その度、カウント値をRAM25に
記憶させる。こうして、プリスキャンが完了すると、制
御部24は、次に述べる原稿サイズ検出動作を行なう。
ここで、原稿サイズの検出動作を、説明の便宜上、副走
査方向および主走査方向のぞれぞれ方向別に分けて説明
する。
【0023】1−2−1:副走査方向の検出動作 まず、副走査方向の検出動作について説明する。図8
は、かかる検出動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップSa1において制御部(図4参照)24
は、RAM25に記憶されたカウント値のうち、ライン
カウンタ232により出力された最小値および最大値を
求める。ここで、原稿がコピーガラス11に図7に示す
ように載置されていたとすると、原稿は図に示すように
副走査されるから、ラインカウンタ232による最小カ
ウンタ値は、C方向のプリスキャンにおいてラインセン
サが、読取終端位置113と平行であって読取終端置1
3に最も近接した原稿の端部を通過する境界線FLに
達したときに出力される値である。一方、ラインカウン
タ232による最大カウンタ値は、C方向のプリスキャ
ンにおいてラインセンサが、読取終端位置113と平行
であって読取終端置113から最も離れた原稿の端部を
通過する境界線FRに達したときに出力される値であ
る。
【0024】さて、ラインカウンタ232によるカウン
タ値は、プリスキャンのC方向へのスキャンにおいて、
ラインセンサが読取終端位置113から原稿の端部位置
に達するまでに何ライン分の副走査を行なったかを示す
が、プリスキャンでは読取が等倍複写の6倍速で行なわ
れており、また、ライン数は1インチ当たりの本数を示
すものである。そこで、制御部24は、ステップSa2
において、6倍速の副走査ピッチに適応させるべく、ラ
インカウンタ232による最小カウンタ値と最大カウン
ト値とをそれぞれ6倍し、ステップSa3において、6
倍にしたカウンタ値をそれぞれミリメートルに換算し
て、読取終端位置113から境界線に相当する位置まで
の距離を求める。例えば、ラインカウンタ232による
カウンタ値が「50」であったならば、次式のように換
算される。
【0025】 50×6×0.0635=19.05mm……(1) なお、ROM26に記憶されている誤差累積値が小数点
以下を用いていない点との関係上、ここで換算される値
も小数点以下を四捨五入することとする。この場合、
(1)式の換算値は「19mm」となる。
【0026】ところで、ステップSa3による換算値
は、ラインセンサが等速で移動した場合には、そのまま
読取終端位置113から境界線FLあるいはFRまでの
距離を示すが、本実施形態のように、ラインセンサが読
取終端位置113の近辺で加速して等速でない場合に
は、そのままでは誤差累積値を含んでおり、距離を正確
に示さない。そこでまず、ステップSa4において制御
部24は、最小カウンタ値および最大カウント値に対応
する誤差累積値を、ぞれぞれROM26に記憶されたテ
ーブルから読み出す。例えば、ラインカウンタ232
よるカウンタ値が「50」であったならば、「6mm」
が誤差累積値として読み出される。
【0027】次に、ステップSa5において制御部24
は、最小カウント値および最大カウント値に対応する換
算値から、それぞれ対応する誤差累積値を減算して、読
取終端位置113から境界線FLおよびFRまでの各距
離として求める。例えば、ラインカウンタ232による
カウンタ値が「50」であったならば、式(1)によっ
て換算された「19mm」から、当該カウンタ値に対応
する誤差累積値「6mm」を減算して求められた「13
mm」が、読取終端位置113からカウンタ値が「5
0」である地点までの距離として求められる。
【0028】さて、このようにして読取終端位置113
から各境界線FL、FRまでの距離は求められたが、も
ともと原稿サイズ検出のためのスキャンはC方向で行な
われており、B方向とは反対方向なので、本スキャンに
より原稿を読み込む際には、読取終端位置113からで
はなく、レジ位置111からの距離として求めておいた
方が都合が良い。そこで、ステップSa6において制御
部24は、副走査方向の画像読取有効領域長から、読取
終端位置113から境界線FLおよびFRまでの各距離
を、それぞれ減算して、レジ位置111から境界線FL
およびFRまでの各距離として求める。
【0029】次に、ステップSa7において制御部24
は、レジ位置111から境界線FRまでの距離が「2m
m」以下であるか否かを判別する。以下であるならば、
ステップSa8において制御部24は、原稿がレジ位置
111に突き当てられていると判断し、ステップSa6
において求められた距離を破棄して「0mm」として、
レジ位置111イコール境界線FRとする。そして、ス
テップSa9において制御部24は、副走査においては
境界線FRを原稿開始位置として、境界線FLを原稿終
了位置としてそれぞれ設定を行なう。
【0030】1−2−2:主走査方向の検出動作 次に、主走査方向の検出動作について説明する。図9
は、かかる検出動作を示すフローチャートである。ま
ず、ステップSb1において制御部24は、RAM25
に記憶されたカウント値のうち、画素カウンタ231
出力された最小値および最大値を求める。ここで、原稿
がコピーガラス11に図7に示すように載置されていた
とすると、原稿は図に示すように主走査されるから、ま
た、画素カウンタ231によるカウントは、ライン同期
信号LSによりリセットされるから、1本のラインが副
走査されると、画素カウンタ231はカウント値を2回
出力する。このようにして出力されるカウンタ値のうち
最小値は、レジ位置112と平行であってレジ位置112
に最も近接した原稿の端部を通過する境界線SUがライ
ンセンサの画素をレジ位置112からA方向に数えて何
番目に位置するかを示すことになる。一方、カウンタ値
のうち最大値は、レジ位置112と平行であってレジ位
置112から最も離れた原稿の端部を通過する境界線S
Dがラインセンサの画素をレジ位置112からA方向に
数えて何番目に位置するかを示すことになる。さて、本
実施形態において画素数は1インチ当たりのドット数を
示すものである。そこで、制御部24は、ステップSb
2において、画素カウンタ231の最大カウント値と最
小カウント値とをそれぞれミリメートルに換算する。例
えば、画素カウンタ231によるカウンタ値が「50」
であったならば、次式のように換算される。
【0031】 50×0.0635=3.175mm……(2) なお、副走査方向において小数点以下を四捨五入した点
との関係上、ここで換算された値も小数点以下を四捨五
入することとする。この場合(2)式の換算値は「3m
m」となる。主走査においては、副走査のように、等速
で走査したか否かを考慮する必要がないので、ステップ
Sa2による各換算値が、そのまま主走査におけるレジ
位置112から境界線SUまでの距離およびレジ位置1
2から境界線SDまでの距離をそれぞれ示すことにな
る。
【0032】次に、ステップSb3において制御部24
は、レジ位置112から境界線SUまでの距離が「2m
m」以下であるか否かを判別する。以下であるならば、
ステップSb4において制御部24は、原稿がレジ位置
112に突き当てられていると判断し、ステップSb2
において求めた距離を破棄して「0mm」とする。そし
て、ステップSb5において制御部24は、主走査にお
いては境界線SUを原稿開始位置として、境界線SDを
原稿終了位置としてそれぞれ設定を行なう。
【0033】このようにして、主走査方向および副走査
方向のぞれぞれに対して、原稿開始位置および原稿終了
位置が設定されると(ステップSa9、Sb5)、制御
部24は、原稿における主走査方向の長さおよび副走査
方向の長さをそれぞれ求めて、原稿サイズを判定し、こ
の判定結果を画像形成部28に伝える。これにより画像
形成部28は、原稿サイズや、複写倍率等の諸条件によ
り、画像形成を行なうのに適切な複写用紙を選択する。
この後、制御部24は、画像読取部21に対しては、設
定された複写倍率にしたがった本スキャンを行なうよう
に制御するとともに、画像形成部28に対しては、選択
された複写用紙に、本スキャンにより供給されるYMC
Kの画像データにしたがって画像形成を行なうように制
御する。
【0034】このように本実施形態によれば、ラインセ
ンサが画像読取有効領域内で等速で読取を行なわない場
合でも、その際に出力される画像データにより、原稿の
位置およびサイズをそれぞれ検出することができる。し
たがって、ラインセンサを高速かつ等速で移動させるた
めの助走距離等が不要なので、装置規模を小さく抑える
ことができ、また、等速で移動させるための駆動装置も
不要となるので、装置のコストを低く抑えることもでき
る。しかも、原稿サイズ検出ためには、ラインセンサは
依然高速で読取を行なうので、複写に要する時間は長期
化することもない。また、本実施形態においては、コピ
ーガラス11上に載置された原稿のサイズのみならず、
位置、領域についても正確に検出することができるの
で、本スキャン時における読取に時に、求めた位置・領
域を活用することもできる。
【0035】1−3:変形例 なお、実施形態においては、ROM26のテーブルが、
ラインカウンタ値232のカウンタ値に対応する累積誤
差量を記憶し、制御部24が、当該カウンタ値によって
示される境界線までの距離を当該累積誤差量で補正し、
正確な距離を求めて境界線(すなわち副走査方向におけ
る原稿端部の位置)を求めて、副走査方向の原稿サイズ
を求める構成であった。すなわち、ラインカウンタ23
2のカウンタ値が出力されれば、副走査方向における原
稿端部の位置が一義的に求まる構成であった。そこで、
ROM26には、ラインカウンタ232のカウンタ値
と、副走査方向における原稿端部の位置との一義的な対
応関係をテーブルとして記憶させておき、カウンタ値か
ら副走査方向における原稿端部の位置を直接求める構成
としても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。画像データにより示される副走査
方向のピッチが一定でない状態であっても、副走査方向
の読取開始部分から原稿端部までの距離が正しく求めら
れるので、読取のために装置規模を大きくする必要がな
い(請求項1、9)。補正値を記憶するのに必要な容量
を小さく済ますことが可能となる(請求項2、3、
4)。主走査および副走査方向の両方向の正確な原稿サ
イズを求めて、適切な複写用紙を選択することが可能と
なる(請求項5、6、7、8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施形態を適用した複写機の構
成を示す斜視図である。
【図2】 同複写機におけるコピーガラスおよび操作パ
ネルの構成を示す平面図であって、主走査方向および副
走査方向を位置を説明するための図である。
【図3】 ラインセンサの速度特性を示す図である。
【図4】 同実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施形態における補正テーブルの基礎とな
る特性図である。
【図6】 同実施形態における補正テーブルの内容を示
す図である。
【図7】 同実施形態の動作を説明するための図であ
る。
【図8】 同実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】 同実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
21……画像読取部(読取手段)、231……画素カウ
ンタ(第2の計数手段)、232……ラインカウンタ
(第1の計数手段)、24……制御部(読出手段、補正
手段)、26……ROM(記憶手段)、28……画像形
成部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に対して副走査方向に相対移動する
    ことによって、当該原稿を読み取る読取手段と、 前記読取手段が読取開始位置から前記原稿に対して相対
    移動し始めたときから、副走査方向における原稿の一端
    部を読み取るまでの期間に出力されたライン同期信号に
    より示されるライン数を計数し、そのカウンタ値を出力
    する第1の計数手段と、 カウンタ値に応じて補正値、または、前記カウンタ値
    と、副走査方向における前記原稿の一端部の位置との一
    義的な対応関係を予め記憶する記憶手段と、 前記第1の計数手段によって出力されたカウンタ値に対
    応した補正値、または、位置を前記記憶手段から読み出
    す読出手段とを備え、 前記読取開始位置から、前記第1の計数手段によって出
    力されたカウンタ値と等速時における副走査ピッチとの
    積を前記読出手段によって読み出された補正値で補正し
    た距離だけ離間した地点に、または、前記読取手段によ
    って読み出された位置に、副走査方向における前記原稿
    の一端部が位置している旨を検出することを特徴とする
    原稿端検出装置。
  2. 【請求項2】 カウンタ値が取り得る範囲は、複数の領
    域に分割され、 前記記憶手段は、各領域毎に対応する補正値を記憶する
    ものであり、 前記読出手段は、計数されたカウンタ値が属する領域の
    補正値を読み出すことを特徴とする請求項1記載の原稿
    端検出装置。
  3. 【請求項3】 前記読取手段による副走査のピッチは、
    時間経過とともに徐々に長なくなって一定となり、 前記記憶手段に記憶される補正値は、読取手段の副走査
    ピッチが一定でない領域においては、前記副走査ピッチ
    が長くなるほど大きくなって、前記副走査ピッチが一定
    となると飽和することを特徴とする請求項1記載の原稿
    端検出装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、計数されたライン数お
    よび一定となった副走査ピッチの積である距離を、読み
    出された補正値で減算することを特徴とする請求項3記
    載の原稿端検出装置。
  5. 【請求項5】 副走査方向に相対移動することによっ
    て、当該原稿を読み取る読取手段と、 前記読取手段が読取開始位置から前記原稿に対して副走
    査方向に相対移動し始めたときから、副走査方向におけ
    る原稿前端部を読み取るまでに出力されたライン同期信
    号により示されるライン数を計数し、第1のカウンタ値
    を出力する一方、原稿後端部を読み取るまでに出力され
    たライン同期信号により示されるライン数を計数し、第
    2のカウンタ値を出力する第1の計数手段と、 カウンタ値に応じて補正値、または、前記第1のカウン
    タ値と副走査方向における原稿前端部の位置及び前記第
    2のカウント値と副走査方向における原稿後端部の位置
    との一義的な対応関係を予め記憶する記憶手段と、 前記第1のカウンタ値に対応した第1の補正値または第
    1の位置、および、前記第2のカウンタ値に対応した第
    2の補正値または第2の位置を前記記憶手段から読み出
    す読出手段と、 前記読取開始位置から、前記第1のカウンタ値と等速時
    における副走査ピッチとの積を、前記第1の補正値で補
    正した距離だけ離間した地点、または、前記第1の位置
    に、副走査方向における原稿前端部が位置している旨を
    検出する一方、前記読取開始位置から、前記第2のカウ
    ンタ値と前記副走査ピッチとの積を、前記第2の補正値
    で補正した距離だけ離間した地点、または、前記第2の
    位置に、副走査方向における原稿後端部が位置している
    旨を検出する第1の検出手段とを備え、 前記第1の検出手段の検出結果から、副走査方向におけ
    る原稿のサイズを求めることを特徴とする原稿サイズ検
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記読取手段によって主走査方向の読取
    が開始されてから、主走査方向における原稿前端部が読
    み取られるまでに主走査された画素数を計数して第3の
    カウンタ値を出力する一方、主走査方向における原稿後
    端部が読み取られるまでに主走査された画素数を計数し
    て第4のカウンタ値を出力する第2の計数手段と、 前記第3のカウンタ値と前記読取手段による主走査のピ
    ッチとの積により示される地点に、主走査方向における
    原稿前端部が位置している旨を検出する一方、前記第4
    のカウンタ値と前記主走査のピッチとの積により示され
    る地点に、主走査方向における原稿後端部が位置してい
    る旨を検出する第2の検出手段とを更に備え、 前記第1および第2の検出手段の各々の検出結果から、
    原稿のサイズを求めることを特徴とする請求項5記載の
    原稿サイズ検出装置。
  7. 【請求項7】 前記読取手段は、主走査方向において検
    出された原稿両端部の位置および副走査方向において検
    出された原稿両端部の位置により定まる範囲を原稿とみ
    なして、原稿を再度読み取り、画像形成に用いる画像デ
    ータを出力することを特徴とする請求項6記載の原稿サ
    イズ検出装置。
  8. 【請求項8】 画像形成に用いる画像データを出力する
    際、前記読取手段における副走査ピッチは、その前の読
    み取りにおける副走査ピッチよりも短いことを特徴とす
    る請求項7記載の原稿サイズ検出装置。
  9. 【請求項9】 原稿に対して副走査方向に相対移動する
    ことによって、当該原稿を読み取る読取手段を用いた原
    稿端検出方法において、 前記読取手段が読取開始位置から前記原稿に対して相対
    移動し始めたときから、副走査方向における原稿の一端
    部を読み取るまでの期間に出力されたライン同期信号を
    計数し、そのカウンタ値を出力する第1の過程と、 カウンタ値に応じて補正値、または、前記カウンタ値
    と、副走査方向における前記原稿の一端部の位置との一
    義的な対応関係を予め記憶する記憶手段から、前記第1
    の計数手段によって出力されたカウンタ値に対応した補
    正値、または、位置を読み出す第2の過程と、 前記読取開始位置から、前記第1の過程において出力さ
    れたカウンタ値と等速時における副走査ピッチとの積
    を、読み出された補正値で補正した距離だけ離間した地
    点に、または、読み出された位置に、副走査方向におけ
    前記原稿の一端部が位置している旨を検出する第3の
    過程とを具備することを特徴とする原稿端検出方法。
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