JP3427364B2 - インモールドラベリング容器 - Google Patents

インモールドラベリング容器

Info

Publication number
JP3427364B2
JP3427364B2 JP01371195A JP1371195A JP3427364B2 JP 3427364 B2 JP3427364 B2 JP 3427364B2 JP 01371195 A JP01371195 A JP 01371195A JP 1371195 A JP1371195 A JP 1371195A JP 3427364 B2 JP3427364 B2 JP 3427364B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
upper edge
mold
flange
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01371195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08197574A (ja
Inventor
正則 平田
秀彦 木下
功武 水越
健 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP01371195A priority Critical patent/JP3427364B2/ja
Publication of JPH08197574A publication Critical patent/JPH08197574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3427364B2 publication Critical patent/JP3427364B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C2045/1486Details, accessories and auxiliary operations
    • B29C2045/14901Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall
    • B29C2045/14918Coating a sheet-like insert smaller than the dimensions of the adjacent mould wall in-mould-labelling

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インモールドラベリン
グ容器、詳しくは射出樹脂でラベルと容器本体とが一体
成型されたインモールドラベリング容器と、その製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベルの上縁に凹部を有しないラ
ベルを雄型で雌型内に挿入して型締めし、しかる後、型
締めされた金型内に溶融した合成樹脂を射出して、容器
本体外面にラベルを結合したインモールドラベリング容
器は知られている。金型へのラベルの供給は、ラベル供
給手段から供給されたラベルを吸気手段の吸気により、
擬似コアの外周に装着し、これを型開きされている雌型
内に挿入し、擬似コアの吸着をといてラベルを雌型の内
周面に供給しており、供給されたラベルは雌型内からの
吸気でその内周面に装着している。そして型締めと同時
に雌型の吸気は止まり、ラベルは金型内で樹脂圧に順応
する態勢がとられて成型されるようになっている。又、
ラベルの上縁の端の角部は切除されることなく、そのま
まの形状で用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなインモー
ルドラベリングでは雄型の一部でラベルを雌型内に押し
込むためと、ラベルの表側と雌型間に射出樹脂が回り込
まないようにラベルの高さは通常容器フランジ上面から
底部までとなっており、ラベルの雌型内への挿入は雄型
の一部でなされ、ラベルの先端が雌型の底部に達したと
ころで射出成型されるようになっている。そしてラベル
の上縁は直線状となっていて、射出成型の際、フランジ
部に対応するラベルの上縁は樹脂の流動圧で外側に倒れ
た状態でフランジ部と一体成型されるようになってい
る。以上の如く樹脂の流動圧でフランジ部に対応するラ
ベル上縁はフランジ側へ倒れることとなるが、長期間金
型を使用していると金型の芯ずれが起こり、したがって
樹脂が一定には流れず部分的に一方が先行し、樹脂が容
器フランジ部のラベルの外側に回り込むためラベルを樹
脂流動で倒さず、容器フランジ付け根の上面部分の樹脂
にラベルが介在した状態となり、これによって容器フラ
ンジ付け根部分の樹脂の肉厚の不足を来たし、強度を低
下させている。又、ラベルの上縁の端の角部を切除せ
ず、そのままの形状で用いているので、容器胴体の垂直
及び水平方向の圧縮応力強度が弱く、ラベル上縁の両端
の角部の合わせ目を起点として、亀裂が生じたり、割れ
たりしていた。特にポリスチレン樹脂やこれを含む樹脂
で成型した容器は特に強度が弱く、手指で圧縮応力を加
えると容易に亀裂や割れが入る。
【0004】最近プラスチック公害等から厚みが非常に
薄い容器が製造されており、インモールドラベリング容
器の場合、製品充填後に蓋体を容器フランジ面にホット
シールすると樹脂が溶融して容器フランジ外周へ押し出
されて容器フランジ面肉厚が極度に薄くなり、これにラ
ベル上縁部分が外側に倒れないことが重なると容器フラ
ンジ付け根部分に剥離や亀裂などが発生し、フランジ付
け根部分の強度が保たれない容器となる。したがって、
本発明は予期しない不良要因の成型条件が発生しても、
容器フランジ付け根部分の強度を低下させない、又外部
応力による亀裂や割れが生じないインモールドラベリン
グ容器と、その製造方法を得ることを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するために次のようなインモールドラベリング
容器と、その製造方法を提供するものである。すなわ
ち、ラベルが容器胴の外面にインモールドラベリングさ
れた樹脂からなるインモールドラベリング容器におい
て、該容器の上縁にフランジ部を設けるとともに、ラベ
ルの上縁に凹部を設け、該凹部を連結部として、フラン
ジ部と容器胴とが一体的に成型されるインモールドラベ
リング容器とするのである。また、ラベル上縁の凹部の
深さがフランジの厚さと同等か、もしくはそれ以上のも
のであり、又ラベル上縁の凹部の基部幅が凸部の基部幅
と同等か、もしくはそれ以上のものとする。更に、ラベ
ル上縁の凹部の深さがフランジの厚さと同等か、もしく
はそれ以上であり、かつラベル上縁の凹部の基部幅が凸
部の基部幅と同等か、もしくはそれ以上であるインモー
ルドラベリング容器の他、ラベルの上縁の一端又は、両
端角部を切除したインモールドラベリング容器である。
そして以上のような容器の製造方法は、ラベル上縁に凹
部を有するラベルを雌型内に挿入して型締めし、しかる
後型締めされた金型内に溶融した合成樹脂を射出して容
器胴の外面にラベルをインモールドラベリングするにあ
たり、ラベルの上縁の凹部を通じて樹脂をフランジへ流
し込んでフランジ部と容器胴とを結合する樹脂層を形成
するように成型するインモールドラベリング容器の製造
方法であり、かかる方法において、ラベル上縁の凹部が
凹凸又は波形形状を呈するものであり、該凹部を通じて
射出樹脂をフランジに流し込んで成型するものである。
本発明においてラベル上縁の凹部とは凹凸又は波形形状
によって形成される凹部の他、ラベルの上縁又は上縁付
近に射出樹脂がフランジ部へ流動するための規則的又は
不規則的に設けた切欠、切り目、孔等を含む。そして通
常フランジの厚さ(肉厚)は0.8〜1.2mm前後のも
のが多く、最近製造されている容器の肉厚が薄い薄肉容
器はフランジの厚さが0.5〜0.6mmであるが、本発
明におけるラベル上縁に形成した凹部の深さはとくに制
限する必要はないが、フランジの肉厚と同等かそれ以上
にすると本発明の目的がさらに容易に達成される。例え
ばフランジの肉厚が1mmの場合は凹部の深さを少なくと
も1mmにするとよい。又、凹部の幅はその基部の幅(基
部幅)を凸部の基部の幅と同じかそれよりも大きくする
とよい。そうするとラベルの倒れない部分が発生しても
充分なフランジ部の樹脂層が形成される。通常凹部の基
部の幅はポリプロピレン樹脂の場合は2〜3mm以上ある
とよく、ポリスチレン樹脂の場合は6〜7mm以上あると
よい。いずれにしても用いる樹脂の剛性を考慮して凹部
と凸部の基部の幅を設定する。なお外部応力による容器
の強度を確保し、亀裂や割れによる容器の破壊を防ぐに
は、ラベル上縁の一端、もしくは両端角部を切除するこ
とにより達成される。ただし、この角部の切除がなくて
もフランジの肉厚や強度は確保される。もとより充分な
容器強度を有するものでは角部の切除は要しない。
【0006】
【作用】雄型でラベルを雌型内に挿入して型締めし、し
かる後、型締めされた金型内に溶融した合成樹脂を射出
して容器胴外面にインモールドラベリングするもので、
ラベルの上縁に凹凸、又は波形形状で形成された凹部を
通じて射出樹脂がフランジ部に流れ込むようにし、少な
くともフランジ部と容器胴とを結合する樹脂層を形成し
てフランジ付け根部分の合成樹脂層の肉厚を確保して強
度を低下させないようにしたものである。更に、ラベル
上縁の一端もしくは両端角部を切除すると、容器を成形
したとき、この切除した角部が互いに相応することにな
り、このY字形又はV字形部分の樹脂厚が厚くなり、更
に、樹脂に筋状部分が生じないので外部から応力が加わ
ってもこのY字形又はV字形部分が亀裂や割れを生じな
い。
【0007】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。イ
ンモールドラベリング容器の成型は図1、図2に示す如
く、雄型(1)でラベル(3)を雌型(2)内に挿入し
て型締めし、しかる後、型締めされた金型内に合成樹脂
を射出して容器胴(7)の外面にインモールドラベリン
グするものであるが、成型された図示の容器は容器底
(4)に脚(5)を形成し、胴部(7)の上縁にフラン
ジ(6)が形成されたもので、その胴部(7)にラベル
(3)が一体成型されたものである。なお、この脚
(5)はあってもなくてもよい。そして射出成型の際、
ラベル(3)と雌型(2)との間に樹脂が回り込まない
ように雄型(1)の一部で雌型(2)内にラベル(3)
を挿入するに当たり、ラベルの高さは容器フランジ上面
から底部までのものとなっており、正常な成型の場合は
ラベル上縁(3a)が図2の如くフランジ側に倒れてフ
ランジ(6)の付け根部分と一体成型されたものがえら
れる。このラベルが折れ曲がることによりフランジ部と
容器胴とを結合する樹脂を形成し、フランジ付け根部分
の強度が落ちないようにしてある。
【0008】ところが長期間金型を使用した結果、金型
の芯ずれが起こったり、ラベルに異常があったりすると
樹脂が一定には流れず、部分的に一方が先行し、樹脂が
容器フランジ部のラベル外側に回り込み、ラベルを樹脂
流動で倒さず、図3の如く容器フランジ付け根の上面部
分の樹脂にラベル(3a)が介在して図4の如き不良品
がえられ、容器フランジ付け根部分の強度を低下させる
要因となる。
【0009】そこで本発明では従来の展開したラベル上
縁が直線状(直胴型容器の場合)もしくは図5に示す如
く、弧状(テーパー型容器の場合)を廃し、図6の如く
ラベル上縁に凹凸(3b)を形成して、凹部(3c)を
形成した。なおこのラベルは容器胴がテーパーに成型さ
れた場合のものを示す。テーパーのない直胴型の容器の
ときはラベル展開図は扇形にはならない。凹部の形成に
当っては図7(イ)(ロ)(ハ)のような形状のものが
例示できる。又図7の(ニ)(ホ)は切れ目(3e)と
連通口(3f)を形成したものが示されているが、これ
らはラベルの作成工程が複雑になるが、本発明の目的を
達成できる。図7の(イ)(ロ)(ハ)のようなものが
好ましいが、これらの凹凸形状が組み合わされたりした
ものでもよく、又これらのラベルの(3c)(3d)か
らなる凹凸形状はラベル上縁全部にある必要はなく、部
分でもよい。以上のようにラベル上縁に凹部(3c)を
形成すると、射出樹脂はこの凹部(3c)を経由してフ
ランジ部(6)に流れ込んでラベル上縁の凸部がフラン
ジ側に倒れても、倒れなくても凹部(3c)において、
フランジ部と容器胴とを連結する樹脂層が形成され、フ
ランジ部と容器胴とが一体的に成型される。つまり、凹
部(3c)がフランジ部と容器胴との連結部となり、ラ
ベル上縁の凸部が倒れる、倒れないの如何にかかわら
ず、合成樹脂層の肉厚が確保できるのでフランジ付け根
部の強度を保持することができる。更に、ラベル上縁の
一端、もしくは両端角部を図7の(ヘ)〜(ヌ)の如く
切除すると、本発明のインモールドラベリング容器を成
形した時、ラベルの両端部上縁が対向するか、隣接する
ことになる。そうするとこの切除された部分はY字型
か、V字型等の樹脂層を形成する。このことによりこの
部分の肉厚が厚くなり、筋目も生じないので、ここに応
力が集中してもこの部位から亀裂や割れが生じることな
く容器の強度を向上させることができる。特に射出成形
樹脂がポリスチレンを含む時、すぐれた効果を発揮でき
る。なお、切除の形状は(ヘ)〜(ヌ)の如きものでも
よく、切除形状は問わない。又、充分な強度を有する容
器の場合は該角部を切除する必要はない。
【0010】射出樹脂はPP(ポリプロピレン)、PE
(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、HIPS
(ハイインパクトポリスチレン)PET(ポリエチレン
テレフタレート)、PVC(ポリ塩化ビニール)、AB
S(アクリルニトルブタジエンスチレン)の単一もしく
はそれらの複合樹脂が用いられる。ラベルの材質は、耐
水性及び印刷適正等を考慮して耐水紙及び合成紙、合成
樹脂、アルミ箔を組み合わせたもの等が用いられる。耐
水紙の場合は40g/m2〜120g/m2 の厚さのも
のが用いられるが、一般的には80g/m2 程度のもの
である。又、合成樹脂はポリスチレン、ポリプロピレン
及びこの複合材が用いられ、その厚さは200〜500
μで通常250μ程度である。合成紙としてはポリスチ
レン系、ポリプロピレン系及び、その複合材があり、5
0μ〜200μの厚さのものが用いられるが、一般的に
は80μ程度のものである。さらに合成樹脂やアルミ箔
を組合わせたラベルは、積層貼合されたラミネート材、
たとえば延伸ポリプロピレン/印刷/無延伸ポリプロピ
レンや、延伸ポリプロピレン/印刷/ポリエチレンテレ
フタレート/無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレ
ン/印刷/エチレン酢酸ビニール/無延伸ポリプロピレ
ン、延伸ポリプロピレン/印刷/無延伸ポリプロピレン
/アルミ箔/無延伸ポリプロピレンなどのバリア性を有
するもので50μ〜200μの厚さで通常80μ程度の
厚さである。図8のものは、インモールドラベリング成
型方法の順序を示すもので図8の(イ)はラベル挿入時
の状態を、図8の(ロ)は樹脂射出充填開始の場合を、
図8の(ハ)は樹脂射出充填完了の状態を示すもので、
ラベル上縁がフランジ側に倒れ、フランジ付け根と一体
成型されたものが示されている。これは正常の場合を示
す。図中矢印はゲートの合成樹脂射出方向を示す。図9
は異常の場合の1例で、図9の(イ)はラベル挿入時の
状態を、図9の(ロ)は樹脂射出充填開始の場合を、図
9の(ハ)は樹脂射出充填完了の状態を示していて、金
型の芯ずれで樹脂が型のすき間の大きい右側に向かって
部分的に先行し、これによって樹脂が容器フランジ部の
ラベル外側に回り込んでラベル上縁が倒れず、図9の
(ハ)の如くフランジ付け部にラベル上縁が介在した状
態で成型されてフランジ付け根部の合成樹脂層の肉厚が
確保できず強度を低下させる。図10は厚みが非常に薄
い容器のインモールド成型の場合を示すもので、ラベル
上縁が図10の(ハ)の如くフランジ側に折れ曲がって
も、フランジ自体が薄いもので成型されるため、フラン
ジと容器胴とを連結する樹脂層の肉厚はラベル分薄くな
って、フランジ付け根部は折れ易い。なお、図中矢印部
分はゲートの合成樹脂射出方向を示す。
【0011】本発明は図9、10のような点を改良する
もので、金型の芯ずれやラベルの装填異常や肉厚が薄い
容器などにおける不良要因の成型条件で成型して、ラベ
ル上縁の凹凸状又は波形状の形状によって凸部分が外側
へ倒れない状態が連続的に発生しても凹部分が合成樹脂
の連結をする役目をするので合成樹脂層の厚みが確保さ
れ、容器フランジ付け根部分の強度を低下させないで容
器を成型することができる。すなわち、図11で示すよ
うな容器フランジの(イ)(ロ)(ハ)の部分におい
て、(イ)の部分においてラベル上縁の凸部(3d)が
倒れない状態が、又(ロ)の部分においてラベル上縁の
凸部(3d)が倒れた状態が発生しても図12に示す如
く(ハ)の部分においてラベル上縁の凹部のため容器フ
ランジと容器胴とを結合する樹脂層(f)が形成される
ので、容器フランジ付け根部分の強度を低下させない。
図13は本発明における凸部(3d)と凹部(3c)と
の相関関係を示すもので、(c)はラベル上縁の凹部の
基部幅を示し、(d)は凸部の基部幅を示す。又(e)
はラベル上縁の凹部の深さを示し、(h)はフランジ厚
を示す。そして前述した如く、(c)はポリプロピレン
の場合2〜3mm以上、ポリスチレンの場合6〜7mm以上
である。何れにしてもラベル上縁の凹部の深さ(e)が
フランジの厚さ(h)よりも大であると一層容易に本発
明の目的が達成できるし、又、ラベル上縁の凹部の基部
幅(c)が凸部の基部幅(d)より大きいと一層本発明
の目的が容易に達成できる。すなわち、e≧h、c≧d
である。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、雄型の一部で雌型に押
し込まれる印刷済ラベルの上縁を凹凸状、又は波形状等
に形成して、凹部を形成することにより、射出時樹脂は
凹部を通じて容器胴からフランジ部に流れ込んでラベル
の凸部を押し倒す、あるいは押し倒さないにかかわら
ず、凹部を連結部として、フランジ部と容器胴とが一体
的に成型されてフランジ付け根部の強度を低下させない
ものが得られる。したがって凸部分が倒れない状態が発
生しても、凹部分が合成樹脂を連結する役目をする。
又、ラベル上縁の一端又は両端の角部を切除することに
より、容器の強度を確保できるので亀裂や割れが生じな
い利点がある。何れにしても、本発明では金型の消耗や
芯ずれがわずかに起こっても金型を新しく作ることな
く、ラベルを改良することのみによって予期しない不良
要因の成型条件が発生しても容器フランジ付け根部分の
強度や容器の強度を低下させない容器を得ることができ
る。しかしてラベル上縁の凹部の深さがフランジの厚さ
よりも大であると一層容易に本発明の目的が達成できる
のみならず、ラベル上縁の凹部の基部の幅が凸部の基部
の幅より大きいと、より一層本発明の目的が容易に達成
できる。したがって少ない経費で改良された成型方法を
うることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベル付き容器における金型内のラベル挿入位
置を示す説明図
【図2】正常な場合の金型内のラベルと樹脂の射出注入
との相対関係を示す説明図
【図3】金型内のラベルが倒れない異常な状態の説明図
【図4】ラベル付き容器の不良品を示す断面図
【図5】従来のラベルの展開図
【図6】本発明ラベルの2つの異なった展開図
【図7】ラベル上縁の変形実施例図
【図8】正常な場合のラベル挿入時、樹脂射出充填開
始、樹脂射出充填終了の状態を示す説明図
【図9】異常な場合のラベル挿入時、樹脂射出充填開
始、樹脂射出充填終了の状態を示す説明図
【図10】図9と異なる異常な場合の説明図
【図11】容器の斜面図
【図12】図11の部分断面図
【図13】ラベル上縁の凹部と凹部との相関関係を示す
説明図
【符号の説明】
1 雄型 2 雌型 3 ラベル 4 底部 5 脚部 6 フランジ部 7 胴部 3a ラベル上縁 3b 凹凸縁 3c 凹部 3d 凸部 3g 切除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 健 東京都港区六本木6−10−5−306 (56)参考文献 特開 平4−249126(JP,A) 特開 平8−132477(JP,A) 特開 平4−232011(JP,A) 特開 平4−14420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルが容器胴の外面にインモールドラ
    ベリングされた樹脂からなるインモールドラベリング
    器において、容器胴の上縁にフランジ部を設けるととも
    に、ラベルの上縁に凹部を設け、該凹部を連結部とし
    て、フランジ部と容器胴とが一体的に成型されることを
    特徴とするインモールドラベリング容器。
  2. 【請求項2】 ラベル上縁の凹部の深さがフランジの厚
    さと同等か、もしくはそれ以上のものである請求項1記
    載のインモールドラベリング容器。
  3. 【請求項3】 ラベル上縁の凹部の基部幅が凸部の基部
    幅と同等か、もしくはそれ以上である請求項1記載のイ
    ンモールドラベリング容器。
  4. 【請求項4】 ラベル上縁の凹部の深さがフランジの厚
    さと同等か、もしくはそれ以上であり、かつラベル上縁
    の凹部の凹部幅が凹部の基部幅と同等か、もしくはそれ
    以上である請求項1記載のインモールドラベリング容
    器。
  5. 【請求項5】 ラベル上縁の一端または両端角部を切除
    してなる請求項1乃至4の何れかに記載のインモールド
    ラベリング容器。
  6. 【請求項6】 ラベル上縁に凹部を有するラベルを雌型
    内に挿入して型締めし、しかる後型締めされた金型内に
    溶融した合成樹脂を射出して容器胴の外面にラベルをイ
    ンモールドラベリングするにあたり、ラベルの上縁に凹
    部を通じて樹脂をフランジへ流し込んでフランジ部と容
    器胴とを結合する樹脂層を形成するように成型すること
    を特徴とするインモールドラベリング容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 凹凸又は波形形状を呈するラベル上縁の
    凹部を通じて射出樹脂をフランジに流し込むことを特徴
    とする請求項6記載のインモールドラベリング容器の製
    造方法。
JP01371195A 1995-01-31 1995-01-31 インモールドラベリング容器 Expired - Lifetime JP3427364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01371195A JP3427364B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 インモールドラベリング容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01371195A JP3427364B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 インモールドラベリング容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08197574A JPH08197574A (ja) 1996-08-06
JP3427364B2 true JP3427364B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=11840826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01371195A Expired - Lifetime JP3427364B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 インモールドラベリング容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3427364B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7140857B2 (en) * 2001-12-21 2006-11-28 Iml By Idesign Llc Label ledge for injection molded containers
JP4527056B2 (ja) * 2003-06-19 2010-08-18 大日本印刷株式会社 インモールドラベル方式プラスチック容器
JP5554576B2 (ja) * 2010-01-22 2014-07-23 Kisco株式会社 インモールドラベル
JP5605652B2 (ja) * 2011-01-31 2014-10-15 株式会社吉野工業所 ラベル付きカップ容器
JP5700334B2 (ja) * 2011-02-28 2015-04-15 株式会社吉野工業所 ラベル付きカップ容器
EP2559636A1 (en) * 2011-08-19 2013-02-20 Nestec S.A. An in-mould labelled capsule for beverage preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08197574A (ja) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4865793A (en) Method of insert injection molding
EP0481090B1 (en) Container subjected to in-mold labeling and method of manufacturing the same
US4616766A (en) Can-like container
US5543104A (en) Method for molding a multi-pack container assembly
EP0435638A1 (en) Easily openable sealed container and process for producing the same
US4784284A (en) Cover for a can-shaped container
JP3427364B2 (ja) インモールドラベリング容器
AU718228B2 (en) Method and mould tools for injection moulding a plastics material part in a packaging sheet material
JP4951024B2 (ja) スパウト
JP2887016B2 (ja) ラベル付き絞り出し容器およびその製造方法
EP0443727A2 (en) Ultra thin wall injection molding by utilizing film section insert and flow channels combination
JP2870341B2 (ja) ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法
KR890004956A (ko) 저산소 장벽식 플라스틱 마개 및 그 형성 방법
JP2001206425A (ja) バリア性に優れたプルリング付口栓及びその製造方法
JP2004059077A (ja) ブロー成形容器とその成形方法
JP2002321750A (ja) ツイストオフ口部付き少容量容器
JP3343452B2 (ja) プルリング付き栓
JP2006298422A (ja) 頂壁と側壁が紙基材で底部が熱可塑性材料からなる液体食品用容器の製造方法、製造装置、及びその製造方法による液体食品用容器
JPH0723169B2 (ja) 熱収縮性蓋とその製造方法
JPH0318328Y2 (ja)
JP2000025798A (ja) スパウト
JP2003173144A (ja) インモールド容器用ラベル
JPH0260506B2 (ja)
JP3260926B2 (ja) チューブ容器の製造方法
JPH072429Y2 (ja) 熱収縮性蓋用成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term