JPH0318328Y2 - - Google Patents

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JPH0318328Y2
JPH0318328Y2 JP1983027038U JP2703883U JPH0318328Y2 JP H0318328 Y2 JPH0318328 Y2 JP H0318328Y2 JP 1983027038 U JP1983027038 U JP 1983027038U JP 2703883 U JP2703883 U JP 2703883U JP H0318328 Y2 JPH0318328 Y2 JP H0318328Y2
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JP
Japan
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side wall
container
panel materials
panel
edge rib
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JP1983027038U
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JPS59133418U (ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は液体等を収容するのに適した射出成形
複合容器に関する。
従来技術 肉薄の合成樹脂製容器を射出成形法で得ること
は、肉厚が薄くなるほど技術的に困難を伴うので
限度がある。このため肉薄の容器を製造する場合
は、最終的に得られる容器の壁面を形成する可撓
性パネル材を射出成形金型に挿入、固定し、金型
の残余のキヤビテイ部分に合成樹脂を射出して、
パネル材を一体に接合する骨組を形成させた複合
容器が知られている。
これ複合容器は、壁面を構成するパネル材とし
て、各種可撓性材料を使用しうるので、その用途
も多方面にわたつている。
従来、この種の複合成形品を包装容器、食品容
器として使用する場合、容器内に所望の内容物を
充填してから開口部を金属箔等でシールする方
法、あるいは合成樹脂製の蓋でネジ止めして密閉
する方法等が一般に行われていた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の容器にあつては、隣接す
るパネル材の端部が互いに少し離れた状態で側壁
リブにより接合されていたため、パネル材間に隙
間が生じ、次のような欠点があつた。
(1) 外観が悪い。
(2) プラスチツクの安物のイメージがある。
(3) 連続した印刷効果がない(酸化チタン系のも
のを混入して不透明にするが、コストアツプと
なる)。
(4) ガスバリア性が悪い。
この考案の目的は、このような従来技術の欠点
を解消した射出成形複合容器を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案の要旨とするところは、底壁およびこの
底壁に接続した側壁を構成するパネル材を、上縁
リブ、下縁リブ、および上縁リブと下縁リブとを
一体に連結する側壁リブよりなる熱可塑性合成樹
脂製骨組によつて一体に接合した複合容器におい
て、側壁を構成する2枚のパネル材を端部同士を
重ね合せ、パネル材の端部の断面形状をほぼJ字
状又はS字状に形成するとともに2枚のパネル材
を同一円状に配置し、重ね合せ部分のところで少
なくとも4つの端部の各々の位置に複数の側壁リ
ブを形成し、しかもそれらの側壁リブを容器の中
心線に対して対称に配置したことを特徴とする射
出成形複合容器にある。
なお、すくなくとも4つの端部の各々の位置に
複数の側壁リブを形成した構造は、第5図の例だ
けでなく、第2図の例も含むものである。
考案の効果 このように本考案では、容器の側壁リブのとこ
ろで2枚のパネル材の端部同士を重ね合せるの
で、側壁全体にパネル材が存在する。つまり、外
側からみて、容器胴部に合成樹脂だけのところが
残らない。そのため特に次のような効果が得られ
る。
(1) 容器の胴部の外観がよくなる。
(2) 容器の強度が向上する。
(3) パネル材がガスバリア性を有するときはガス
バリア性がよくなる。
特に、2枚のパネル材が同一円上に配置される
ようにし、しかも端部をS字状またはJ字状にし
て重ねたため、容器の側壁の外端が非常に良好と
なつた。
また、本件考案によれば、端部をS字状やJ字
状にして重ね合わせ、しかも、そこに側壁リブを
設けたため、強度が非常に大きくなつた。
さらには、本考案によれば、2枚のパネル材を
同一円上に配置したため容器側壁の印刷効果が連
続的となり、従つて非常にきれいな印刷にみえ
る。
実施例 以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明
する図には見やすくするために容器の各部の寸法
を誇張して示してある。
まず第1〜3図を参照すれば、射出成形複合容
器は側壁1、底壁2及び蓋3から成り立つてい
る。
可撓性材料に予め所望の印刷を施したりした
後、例えば第3図に示したような形状に打抜き、
パネル材4,5,6を製造する。この形状は第3
図に示すような容器の底壁となる部分6の形状が
円形のものの外、用途に応じて任意の形状とする
ことができる。
このような打抜き等により適宜の形状とされた
パネル材4,5,6は折り曲げられ、容器の底壁
2及び側壁1とされる。
パネル材4,5,6を接合する骨組を形成させ
るためには例えばパネル材を所要の空隙を有する
射出成形金型内に保持し、その金型の骨組成形用
キヤビテイに溶融熱可塑性合成樹脂を射出して形
成する。その際、パネル材4,5の端部を外側か
ら吸着したり、内側からオス金型で押圧支持した
りして、パネル材4,5の端部間に隙間が生じな
いようにするのが好ましい。
上縁リブは容器の側壁上端を固定し、容器開口
部を補強する機能を果す。下縁リブは、容器の側
壁1下端と容器底壁2周縁を接合し、同時に容器
底壁2を補強する機能を果す。側壁リブ8は側壁
形成用パネル材4,5の端部を接合し、かつ上縁
リブ7と下縁リブとを連結するとともに容器側壁
1を補強する機能を果す。
パネル材の素材としては可撓性のあるものがよ
く、具体的には例えば外側から内側にわたつて順
にインキ/PE/紙/接着剤/アルミ箔/PEを配
したものを使うとよい。この他にも紙、紙に合成
樹脂を含浸したもの、紙に合成樹脂フイルムを積
層したもの、紙にバリヤ材を積層したもの、合成
樹脂フイルム、金属箔、合成樹脂フイルムに金属
箔を積層したもの、紙と合成樹脂フイルムと金属
箔の三者を積層したもの等、用途により適宜選択
することができる。
また、骨組形成用に使用し得る熱可塑性合成樹
脂は、通常射出成形に用いられるものであればど
のような種類であつてもよく、例えばスチレン系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、オレフイン系樹脂、ポ
リアミド類、ポリエチレン類、アクリル系樹脂等
があげられ、最終的に得られる複合容器の用途に
より、適宜選択使用される。この熱可塑性合成樹
脂には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔
料、有機・無機安定剤、発泡剤その他添加剤を複
合容器に害を与えない範囲で混合してもよいこと
は勿論である。
第4〜6図の実施例は上縁リブ7及び側壁リブ
8と側壁用パネル材4,5の形状を除けば第1〜
3図の実施例と実質的に同一の構成になつてい
る。同一符号は同一部材または対応する部材を示
している。
いずれの実施例においても、側壁1用のパネル
材4,5の端部同士を幅Wだけ互いに重ね合せて
いる。そして、その重ね合せ部分に側壁リブ8が
形成してある。
なお、パネル材4,5,6を接合する骨組を形
成させるためには、例えば第7〜8図に示すよう
に、パネル材4,5,6を所要の空隙を有する射
出成形金型10内に保持し、その金型10の骨製
成形用キヤビテイに溶融熱可塑性合成樹脂を射出
して形成する。
金型10にあつては、コアツール11、キヤビ
テイツール12及び13で構成されており、第
3,6図に示したようなパネル材4,5,6をコ
アツール11の周りに位置させる。キヤビテイツ
ール12,13は2分割されている。コアツール
11の先端中心には吸引孔があり、コアツール1
1の押し込み時にパネル材4,5,6を吸着し、
ズレが発生しないようにする。コアツール11が
最大ストロークを得る前にキヤビテイツール12
は射出成形用の定位置にセツトされている。第7
〜8図のような状態で射出がなされ、後述するよ
うな複合容器が成形される。キヤビテイツール1
2はコアツール11が戻り始める前に開放され
る。戻り時にコアツール11は吸引孔で成形容器
を吸着したまま、キヤビテイツール13から離脱
させる。成形容器の分離が可能になつた位置で、
吸引孔から圧搾空気が排出され、コアツール11
から分離及び排出される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による複合容器の一例を示す部
分断面図、第2図は第1図のX−X線の断面図、
第3図は前記複合容器用のパネル材の展開図、第
4図は複合容器の他の例を示す断面図、第5図は
第4図のY−Y断面図、第6図は前記複合容器用
のパネル材の展開図、第7図は射出成形用金型を
示す第8図のZ−Z断面図、第8図は第7図のY
−Y断面図である。 1…側壁、2…底壁、3…蓋、4,5,6…パ
ネル材、7…上縁リブ、8…側壁リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底壁およびこの底壁に接続した側壁を構成する
    パネル材を、上縁リブ、下縁リブ、および上縁リ
    ブと下縁リブとを一体に連結する側壁リブよりな
    る熱可塑性合成樹脂製骨組によつて一体に接合し
    た複合容器において、側壁を構成する2枚のパネ
    ル材の端部同士を重ね合せ、パネル材の端部の断
    面形状をほぼJ字状又はS字状に形成するととも
    に2枚のパネル材を同一円状に配置し、重ね合せ
    部分のところで少なくとも4つの端部の各々の位
    置に複数の側壁リブを形成し、しかもそれらの側
    壁リブを容器の中心線に対して対称に配置したこ
    とを特徴とする射出成形複合容器。
JP2703883U 1983-02-28 1983-02-28 射出成形複合容器 Granted JPS59133418U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2703883U JPS59133418U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 射出成形複合容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP2703883U JPS59133418U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 射出成形複合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133418U JPS59133418U (ja) 1984-09-06
JPH0318328Y2 true JPH0318328Y2 (ja) 1991-04-18

Family

ID=30157933

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JP2703883U Granted JPS59133418U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 射出成形複合容器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746414B2 (ja) * 1973-03-06 1982-10-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6119041Y2 (ja) * 1980-09-01 1986-06-09
JPS5777114U (ja) * 1980-10-29 1982-05-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5746414B2 (ja) * 1973-03-06 1982-10-02

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JPS59133418U (ja) 1984-09-06

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