JP3427228B2 - 滑りを防止したプラグイン形スピゴット・ソケット継手 - Google Patents

滑りを防止したプラグイン形スピゴット・ソケット継手

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JP3427228B2 JP00500594A JP500594A JP3427228B2 JP 3427228 B2 JP3427228 B2 JP 3427228B2 JP 00500594 A JP00500594 A JP 00500594A JP 500594 A JP500594 A JP 500594A JP 3427228 B2 JP3427228 B2 JP 3427228B2
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    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
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    • F16L37/0925—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector with rings which bite into the wall of the pipe

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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】本発明は滑りを防止したプラグイン形スピ
ゴット・ソケット継手に関する。特に、遠心鋳造技術に
よって製造した成形部品やソケット・パイプ用の、滑り
を防止したプラグイン形スピゴット・ソケット継手であ
って、一方のパイプのスピゴット端を他方のパイプのソ
ケット端に半径方向の遊びを有しながら滑り込むように
し、シール・リングおよび別個のクランプ・リングを前
記ソケット端に配置し、また前記クランプ・リングは、
円周方向に区切られた複数個のクランプ・セグメントか
らなり、さらに該複数個のクランプ・セグメントはそれ
ぞれ凸外面を有するとともにゴムなどの加硫接着中間層
によって円周方向に接合され、またそれらの内面に一つ
の歯系を有していて、軸方向の力が存在するときには前
記凸面が前記パイプ・ソケットの末端方向で円錐形に先
細りした内面と協働し、前記歯系が前記スピゴット端に
対して半径方向に圧接するようにし、前記ソケットを支
持するよう該ソケットの前面に固着することができるエ
ラストマ支持部材を前記クランプ・リング上に成形し、
前記支持部材は、前記ソケット前面を支える環状ディス
ク部と、前記ソケット前面から前記クランプ・リングま
で延在しほぼ円錐形に先細りした接続部とを有し、前記
接続部は、前記スピゴット端の外形寸法に従って前記ク
ランプ・リングとともに拡幅されて、その時点で軸方向
に導入され、伸長されるようにし、前記接続部は、前記
ソケット前面を支えその増加した厚みによって曲げ強度
を増加した前記ディスク部から延びており、前記ソケッ
ト前面の内縁には、前記厚みを増加した環状ディスク部
の横断面に適合した窪みが設けてなる滑りをプラグイン
形スピゴット・ソケット継手に関する。
【０００２】
【背景技術】先行の未公開特許出願Ｐ４１３４０８９．
２−１２によるこの種のスピゴット・ソケット継手にお
いては、ソケット・パイプの操作中にクランプ・リング
がその円形形状を失ってへこむほどの大径のソケット・
パイプとそれに応じた大きなクランプ・リングの場合に
安定性の問題が生じた。このことは、ロック室にクラン
プ・リングを挿入する時の困難を含んでおり、そのた
め、その後、一方のパイプのスピゴット端を他方のパイ
プのソケット端に挿入するときスピゴット・ソケット継
手を設置するのを実質的にさらに困難にしている。
【０００３】
【発明の開示】本発明の根拠となる課題は、複数個のク
ランプ・セグメントからなるクランプ・リングの支持部
材をソケットの内面に固定する時、パイプのスピゴット
端をソケットに挿入する前、および、特にその最中に、
相対的に簡単に安全な位置を確保するという方法で、滑
りを防止した上述のタイプのスピゴット・ソケット継手
を提供することである。
【０００４】滑りを防止し、かつ上述の課題を解決する
本発明のスピゴット・ソケット継手は、複数個のクラン
プ・セグメントからなるクランプ・リングと、該クラン
プ・セグメントを円周方向に接続する加硫接着中間層と
に、ディスク部から遠い方の後部側に増強した曲げ強度
を持つ支持リングを収容するために、円周方向の窪みを
設けたことを基本的な特徴とする。
【０００５】スピゴット・ソケット継手のクランプ・リ
ングをこうした形式にすることによって、パイプ同士を
互いに差し込む前及びその最中にクランプ・リングをパ
イプ内に明確に固定でき、しかも、このことは、ソケッ
ト・パイプが６００乃至１０００以上の定格幅『ＮＷ』
を持つときでさえ成り立つ。ソケット前面に位置するリ
ングが不意に外れたりへこんだりする危険性は実際上取
り除かれる。こうして、組立中においても、一方のパイ
プのスピゴット端を他方のパイプのソケット端に信頼性
を持って確実に挿入できる。本発明のスピゴット・ソケ
ット継手は、複数個のクランプ・セグメントからなるク
ランプ・リングと、該クランプ・セグメントを円周方向
に接続する加硫接着中間層とに、ディスク部から遠い方
の後部側に増強した曲げ強度を持つ支持リングを収容す
るために、円周方向の窪みを設けた。
【０００６】この支持リングは円周方向の窪みに加硫に
よって接着することもできる。すなわち、クランプ・リ
ングとともに一つのユニットを形成することもできる。
しかしながら、製造する上では、円周方向の窪みには、
挿入した支持リングを保持するエラストマ保持リングを
固定するのが特に有利であると分かった。
【０００７】この支持リングは特に抵抗性があって非可
撓性の合成材料で製作することができる。しかし鋼鉄で
支持リングを製作するのが特に有利であると分かった。
【０００８】特に簡単な操作が得られるのは、クランプ
・リングの円周方向の窪みが、円周方向において、環状
ディスク部から遠い方の側に向かって開いており、円周
方向の窪みに固定した保持リングには支持リング用の軸
方向挿入隙間を設けているときである。この挿入隙間に
よって、組立前に保持リングをクランプ・リングに挿入
でき、必要ならば、再び取り外すこともできる。挿入隙
間の幅は、支持リングの直径よりも小さい方が好都合で
ある。本発明の他の詳細、利点及び特徴は、以下の説明
及び本明細書には述べられていない詳細の開示に関して
も明確に参照される図面によって明かとなるであろう。
【０００９】
【実施例】図１は一本のパイプのスピゴット端と隣接パ
イプの適合ソケット端とを示す断面図であり、図２は図
１の部分拡大図である。図面に示すように、ソケット・
パイプ１はその終端、すなわちソケット端２において、
隣接ソケット・パイプ１のスピゴット端３が半径方向の
遊びを有しながら挿入できるようなソケットを有してい
る。ソケット内部には、特定の限界内でパイプ１が相対
的に旋回できるようにした窪み４が設けられている。こ
の窪みに続いてシール室５が形成されており、その一端
はソケット端２の半径方向に延びた内部肩６によって制
限されている。
【００１０】シール室５内には、内部肩６から隔たった
ところに環状ビード７が設けられている。この環状ビー
ドは、シール・リング８の位置を固定するためのもので
あって、シール・リング８は比較的柔らかなエラストマ
材からなる頭部９と比較的硬いエラストマ材からなる足
部１０とを有している。この足部１０は環状溝１１内に
位置している。この環状溝１１は、一方では環状ビード
７によって、また他方では支持肩１２によって制限され
ており、またこの肩１２はシール室５の他端を画定して
もいる。このようにシール・リング８の位置を固定し
て、頭部９が変形した状態でスピゴット端３をソケット
端２に導入した時にも、シール・リングは図示の位置に
保たれる。
【００１１】支持肩１２とソケット端２の前面との間に
は、クランプ・リング１４を収容するためのロック室１
３がある。クランプ・リング１４は、円周方向に延びる
複数個のクランプ・セグメント１５からなる。クランプ
・セグメント１５は、図示しないゴムなどの中間加硫接
着層によって円周方向に相互接続されている。ロック室
１３に面する側に、各クランプ・セグメント１５は球状
凸外面１７を有している。その球状凸外面１７は、終端
方向で円錐形に先細りのパイプ・ソケットの内面１８と
協働する。すなわち、軸方向力が存在すれば、クランプ
・セグメント１５の内面に設けられた歯系１９によって
クランプ・リング１４はスピゴット端３上に半径方向に
圧接される。
【００１２】図示するように、クランプ・リング１４上
には、ソケット前面に取り付けてそれを支持するための
エラストマ支持部材２０が配置されている。この支持部
材２０は、ソケット端２の外側に接触するリング筒部
と、随意に、ソケット前面２２に接触する隣接環状ディ
スク部２３とを有してもよい。図示した実施例では接続
部２４が設けられており、この接続部２４はソケット前
面の内縁からクランプ・リング１４まで延び、非応力状
態ではほぼ円錐形に先細りしており、特別に厚くして増
加した曲げ強度を有している環状ディスク部２３から発
している。挿入されるスピゴット端３の外形寸法に従っ
て、接続部２４は、クランプ・リング１４とともに拡径
されるようになっており、半径方向に伸長可能なので、
最終的には図示のように拡径された形状を呈する。
【００１３】図面によれば、ソケット端の円錐形に先細
りの内面１８に対向する球面状凸外面１７上には、接合
パイプを互いに電気的に絶縁するための絶縁被膜２５が
支持部材２０の接続部２４に施されている。この被膜２
５は、エナメル層あるいはガラス繊維強化プラスチック
材層で形成できる。
【００１４】図面で分かるように、ソケット前面２２
は、強化環状ディスク部２３の横断面に整合する窪み領
域２７を内縁側に有している。これらの簡単な手段によ
って、パイプのスピゴット端をソケットに挿入する前に
もその最中にも、特に大きな定格幅のスピゴット・ソケ
ット継手の場合にも、複数個のクランプ・セグメント１
５を有するクランプ・リングの支持部材２０でソケット
の内面１８を支持できるのである。このために、ほぼ方
形横断面を持つ強化部分２３によって曲げ強度を増強し
ているのである。ソケット前面の窪み領域２７は、内縁
側の段によって形成する。
【００１５】特に、大きな定格幅のソケット・パイプ用
の支持部材とクランプ・リングのユニットの場合には、
曲げ強度を増強する鋼鉄リング２８を支持部材の強化環
状ディスク部２３に設けるのが有利である。この鋼鉄リ
ング２８を挿入し、必要ならばそれを離脱できるような
軸方向挿入スリット２９をディスク部２３に設ける。挿
入スリット２９の幅を鋼鉄リング２８の直径よりも小さ
くすれば、保持効果が高い。
【００１６】特に図２に示すように、環状ディスク部２
３から遠い方の後部側には、クランプ・セグメント１５
と、円周方向にセグメントを接続し、加硫によって接着
された中間層とを有するクランプ・リング１４に、好適
には鋼鉄からなる非可撓支持リング３１を収容するため
の円周方向の窪み３０が設けられている。このために、
図示した実施例では、エラストマ材からなり支持リング
３１を固定する保持リング３２を、円周方向の窪み３０
内に設置している。クランプ・リング１４の円周方向の
窪み３０は、環状ディスク部２３から遠い方の側に向か
って軸方向に末広がりに開いている。この円周方向の窪
み３０に設置する保持リング３２には、支持リング３１
を軸方向にするための挿入隙間３３を設けている。この
挿入隙間３３の幅は支持リング３１の直径よりも小さく
する。
【００１７】本発明によれば、スピゴット・ソケット継
手において、複数個のクランプ・セグメントからなるク
ランプ・リングと、該クランプ・セグメントを円周方向
に接続する加硫接着中間層とに、ディスク部から遠い方
の後部側に増強した曲げ強度を持つ支持リングを収容す
るために円周方向の窪みを設けた。これによって、パイ
プ同士を互いに差し込む前及びその最中にクランプ・リ
ングをパイプ内に明確に固定でき、ソケット前面に位置
するリングが不意に外れたりへこんだりする危険性は実
際上取り除かれる。こうして、組立中においても、一方
のパイプのスピゴット端を他方のパイプのソケット端に
信頼性を持って確実に挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一本のパイプのスピゴット端と隣接パイプの適
応ソケット端とを示す断面図である。
【図２】図１の部分拡大図である。
【符号の説明】 １ ソケット・パイプ ２ ソケット端 ３ スピゴット端 ４ 窪み ５ シール室 ６ 内部肩 ７ 環状ビード ８ シール・リング ９ 頭部 １０ 足部 １１ 環状溝 １２ 支持肩 １３ ロック室 １４ クランプ・リング １５ クランプ・セグメント １７ クランプ・セグメントの球状凸外面 １８ パイプ・ソケットの内面 １９ 歯系 ２０ 支持部材 ２１ リング筒部 ２２ ソケット前面 ２３ 環状ディスク部 ２４ 接続部 ２５ 絶縁被膜 ２７ 窪み領域 ２８ 鋼鉄リング ２９ 挿入スリット ３０ 窪み ３１ 非可撓支持リング ３２ 保持リング ３３ 挿入隙間
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 21/08 F16L 21/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 特に遠心鋳造技術によって製造した成形
    部品やソケット・パイプ（１）用の、滑りを防止したプ
    ラグイン形スピゴット・ソケット継手であって、一方の
    パイプのスピゴット端（３）を他方のパイプのソケット
    端（２）に半径方向の遊びを有しながら滑り込むように
    し、シール・リング（８）および別個のクランプ・リン
    グ（１４）を前記ソケット端に配置し、前記クランプ・
    リング（１４）は、円周方向に延在して区切られた複数
    個のクランプ・セグメントからなり、該複数個のクラン
    プ・セグメントはそれぞれ凸外面（１７）を有するとと
    もにゴムなどの加硫接着中間層によって円周方向に接合
    され、またそれらの内面に歯系（１９）を有しており、
    軸方向の力が存在するときには前記凸面（１７）が前記
    パイプ・ソケットの末端方向で円錐形に先細りした内面
    （１８）と協働して、前記歯系（１９）が前記スピゴッ
    ト端（３）に対して半径方向に圧接するようにし、また
    前記ソケットを支持するよう該ソケットの前面に固着す
    ることができるエラストマ支持部材（２０）を前記クラ
    ンプ・リング（１４）上に成形し、前記支持部材は、前
    記ソケット前面（２２）を支える環状ディスク部（２
    ３）と、前記ソケット前面（２２）から前記クランプ・
    リング（１４）まで延在しほぼ円錐形に先細りした接続
    部（２４）とを有し、前記接続部（２４）は、前記スピ
    ゴット端（３）の外形寸法に従って前記クランプ・リン
    グ（１４）とともに拡幅されて、その時点で軸方向に導
    入され、伸長されるようにし、前記クランプ・リング
    （１４）に至る前記接続部（２４）は、前記ソケット前
    面（２２）を支えその増加した厚みによって曲げ強度を
    増加した前記ディスク部（２３）から始まっており、及
    び、前記ソケット前面（２２）の内縁には、前記強化し
    た環状ディスク部（２３）の横断面に適合した窪みが設
    けてなる前記プラグイン形スピゴット・ソケット継手に
    おいて、 前記複数個のクランプ・セグメント（１５）および該ク
    ランプ・セグメント（１５）を接続する加硫接着中間層
    を設けた前記クランプ・リング（１４）に、前記ディス
    ク部（２３）から遠い方の後部側の増強した曲げ強度を
    持つ支持リング（３１）を収容するために円周方向の窪
    み（３０）を設けたことを特徴とするプラグイン形スピ
    ゴット・ソケット継手。
  2. 【請求項２】 エラストマ材からなる保持リング（３
    ２）を前記円周方向の窪み（３０）に固定して前記挿入
    した支持リング（３１）を保持することを特徴とする請
    求項１に記載の滑りを防止したプラグイン形スピゴット
    ・ソケット継手。
  3. 【請求項３】 前記支持リング（３１）が鋼鉄製である
    ことを特徴とする、請求項１または２に記載の滑りを防
    止したプラグイン形スピゴット・ソケット継手。
  4. 【請求項４】 前記クランプ・リング（１４）の円周方
    向の窪み（３０）は、円周方向において、前記環状ディ
    スク部（２３）から遠い方の側に向かって開いており、
    前記円周方向の窪みに固定した前記保持リング（３２）
    には前記支持リング（３１）用の軸方向挿入隙間（３
    ３）を設けていることを特徴とする請求項１乃至３のい
    ずれか１項記載の滑りを防止したプラグイン形スピゴッ
    ト・ソケット継手。
  5. 【請求項５】 前記挿入隙間（３３）の幅が前記支持リ
    ング（３１）の直径よりも小さいことを特徴とする請求
    項４に記載の滑りを防止したプラグイン形スピゴット・
    ソケット継手。
JP00500594A 1993-01-27 1994-01-21 滑りを防止したプラグイン形スピゴット・ソケット継手 Expired - Fee Related JP3427228B2 (ja)

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