JP3426729B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3426729B2
JP3426729B2 JP22158594A JP22158594A JP3426729B2 JP 3426729 B2 JP3426729 B2 JP 3426729B2 JP 22158594 A JP22158594 A JP 22158594A JP 22158594 A JP22158594 A JP 22158594A JP 3426729 B2 JP3426729 B2 JP 3426729B2
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ、排脱装置、ガ
スヒータ、エアヒータ等に用いられる管群を内蔵する熱
交換器に関する。 【0002】 【従来の技術】本発明が対象とする熱交換器の流れ方向
の気柱振動に対する低減技術は、これまで存在しない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図2(a)に示すよう
に、円形断面を有する多数の管2よりなる管群の間を流
体がVgの速度で通過する場合には、管2から周波数f
の規則的な渦3が放出される。渦3の放出周波数fは、
ストローハル数St=fd/Vg(dは管2の直径)に
よって特徴づけられ、ストローハル数Stは一定値を取
る。この渦3によって、管2には、図2(b)に示すよ
うに流れ直角方向に周波数fの励振力Fyと図2(c)
に示すように流れ方向に周波数2fの励振力Fxがそれ
ぞれ作用する。管2に作用するこれらの励振力の反力が
流体に作用するが、これらの励振力の周波数が熱交換器
内音場の固有周波数と一致すれば、気柱共鳴現象と呼ば
れる騒音問題が発生する。周波数fの励振力Fyは流れ
直角方向の気柱共鳴を励起し、周波数2fの励振力Fx
は流れ方向の気柱共鳴を発生させる。なお、図2(d)
と図2(e)は、それぞれ図2(b)と図2(c)に示
す励振力を周波数分析したグラフである。 【0004】本発明は、前記の周波数2fの流れ方向の
気柱共鳴を低減するようにした管群を内蔵する熱交換器
に係るものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、円形断面を有
する管よりなる管群を内蔵する熱交換器において、入り
口部と出口部の流路断面を漸増もしくは漸減するごとく
絞られ流路流れ方向の気柱共鳴の音圧反射端となる部分
のみの少くともいずれかの内壁に吸音材を取り付けるよ
うにした。 【0006】 【作用】円形断面を有する管よりなる管群を内蔵する熱
交換器において、流れ方向の共鳴は入り口部の流路断面
を漸増するごとく絞られた部分と出口部の流路断面を漸
減するごとく絞られた部分が音響反射端となって定在波
が形成されることにより生じる。従って、入り口部と出
口部のそのように絞られ流路流れ方向の気柱共鳴の音圧
反射端となる部分のみの内壁の少くともいずれかに吸音
材を張り付ければ流路流れ方向の気柱共鳴の音波が反射
しなくなり、流れ方向の定在波が形成され難くなる。 【0007】 【実施例】本発明の一実施例を、図1により説明する。
熱交換器1には流速Vの流体が流れている。熱交換器1
の内部には円形断面を有する多数の管2よりなる管群が
設置されており、管2の外部流体と内部流体の間で熱交
換を行わせるようになっている。熱交換器1の入り口部
は図1に示すように流路断面を漸増するごとく絞ら
れ、出口部5a、5bは、図1に示すように流路断面を
漸減するごとく絞られて、そのように絞られた入り口部
4の内壁に吸音材6が、そのように絞られた出口部5
a、5bの内壁に吸音材7a、7bが、それぞれ張り付
けられている。また、図1に示すように、他の部分の内
壁には特に吸音材は張り付けられていない。 【0008】管群の管2の表面に発生した渦3によって
流れ方向において流体に励振力が発生する。この流れ方
向の励振力の周波数と熱交換器内の音場の流れ方向の固
有周波数が一致すると、流れ方向の気柱共鳴Pが発生す
る。この流れ方向の気柱共鳴Pは熱交換器の図1に示す
ような流路断面を漸増し、また、漸減するごとく絞られ
た入り口部4や出口部5a、5bが音圧反射端となるた
め定在波が形成されることによって生じるので、図1に
示すようにこれらの部分に吸音材を張り付ければ定在波
を形成され難くする効果を奏する。そのため、本実施例
では、これらの部分に吸音材6、7a、7bを張り付け
ることによって、音波の壁面反射を小さくし定在波が形
成され難くすることができる。その結果、流れ方向の気
柱共鳴の発生を防止することができる。 【0009】なお、前記実施例では、図1に示す熱交換
器の流路断面を漸増し、また、漸減するごとく絞られた
入り口部と出口部の両者の内壁に吸音材を張り付けてい
るが、そのいずれか一方に吸音材を張り付けるようにし
てもよい。 【0010】 【発明の効果】本発明は、円形断面を有する管よりなる
管群を内蔵する熱交換器の入り口部と出口部の流路断面
を漸増もしくは漸減するごとく絞られ流路流れ方向の気
柱共鳴の音圧反射端となる部分のみの少くともいずれか
の内壁に吸音材を取り付けているために、音波の壁面反
射を小さくして定在波を形成され難くし、これによって
流れ方向の気柱共鳴の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。 【図2】図2(a)は従来の管群を内蔵する熱交換器に
おける渦の発生状態の説明図、図2(b)は渦による流
れ直角方向の励振力のグラフ、図2(c)は渦による流
れ方向の励振力のグラフ、図2(d)及び図2(e)は
それぞれ図2(b)及び図2(c)に示す励振力を周波
数分析したグラフである。 【符号の説明】 1 熱交換器 2 管 3 渦 4 熱交換器の入り口部 5a、5b 熱交換器の出口部 6、7a、7b 吸音材 P 流れ方向の気柱共鳴 Fx 流れ方向の励振力 Fy 流れ直角方向の励振力 Vg 流体の管間流速 V 流体の流速 f 渦の放出周波数 d 管の直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−167081(JP,U) 実開 昭52−136266(JP,U) 実開 平2−45363(JP,U) 実開 昭63−80488(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 331

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 円形断面を有する管よりなる管群を内蔵
    する熱交換器において、入り口部と出口部の流路断面を
    漸増もしくは漸減するごとく絞られ流路流れ方向の気柱
    共鳴の音圧反射端となる部分のみの少くともいずれかの
    内壁に吸音材を取り付けたことを特徴とする熱交換器。
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JP6173820B2 (ja) 2013-08-01 2017-08-02 株式会社神戸製鋼所 ガス圧縮機用の熱交換器
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