JPH04371792A - 多管式熱交換器の共鳴形消音器 - Google Patents

多管式熱交換器の共鳴形消音器

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JPH04371792A
JPH04371792A JP3150383A JP15038391A JPH04371792A JP H04371792 A JPH04371792 A JP H04371792A JP 3150383 A JP3150383 A JP 3150383A JP 15038391 A JP15038391 A JP 15038391A JP H04371792 A JPH04371792 A JP H04371792A
Authority
JP
Japan
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heat exchanger
sound
box
tube
rooms
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3150383A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomiki Hasegawa
直幹 長谷川
Masaharu Nishimura
正治 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3150383A priority Critical patent/JPH04371792A/ja
Publication of JPH04371792A publication Critical patent/JPH04371792A/ja
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  • Pipe Accessories (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ等の多管式熱交
換器に用いられる共鳴形消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等の多管式熱交換器では、伝熱管
の後流に発生するカルマン渦の周波数がしばしば管群の
ある場の固有振動数と一致して気柱共鳴現象が生じ、比
較的大きな騒音を発生する場合がある。
【0003】この対策としては、管群の中に管外流体の
流れと平行に仕切板を挿入して音場の周波数を変えたり
、図7に示すように、管群を取り囲んでいる壁面1の外
周に吸音箱2を設置し、壁面1に複数の穴3をあけて連
通させたいわゆる共鳴形消音器が使われたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の仕切板を挿入し
て音場の周波数を変える従来の方法は、管配列の変更を
伴うことが多く、また管群中に挿入した仕切板の損傷等
の2次的損傷を発生する場合があり、特に既納機を改造
するのは極めて困難であった。
【0005】前記の従来の多管式熱交換器の共鳴形消音
器は、カルマン渦といった特定の周波数の消音に有効で
あるが、消音効果を高めるためには吸音箱内面を吸音材
で被覆して、音響反射面での減衰効果を高めなくてはな
らない。このためグラスウール,ロックウール及びセラ
ミックス等の吸音材が一般に使用されているが、取付固
定が困難で、また衝撃に弱いと言った欠点があり、発電
設備等への適用は信頼性に問題があった。
【0006】また更に、従来の多管式熱交換器の共鳴形
消音器では、管群を収容した壁面の外周に軸方向及び円
周方向にわたって複数の穴が穿設される。このため流体
が消音箱を介して穴から管群をバイパスして流れ、伝熱
効率を、低下させていた。
【0007】本発明は、従来の技術の以上の問題点を解
決することができる共鳴形消音器を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】1.  本発明の多管式
熱交換器の共鳴形消音器は、熱交換器壁面に取り付けら
れ熱交換器内に連通する吸音箱の熱交換器壁面側を多孔
板で形成し、同多孔板に繊維の焼結板を溶接によって取
り付けた。 2.  前記1の多管式熱交換器の共鳴形消音器におい
て、吸音箱内を複数の部屋に区画する仕切板を設け、前
記部屋内の最大寸法を対象となる音の波長の 1/4以
下となるように構成した。
【0009】
【作用】前記本発明1にあっては、繊維の焼結板の吸音
特性は極めて優れ、多管式熱交換器の伝熱管の管群によ
って発生する騒音を吸収して消音する。また、繊維の焼
結板は、グラスウールやロックウールのように繊維が飛
散したり、セラミックスのように衝撃によって破損した
りしない。更に、繊維の焼結板は溶接によって、吸音箱
の多孔板に容易かつ強固に取付固定される。
【0010】本発明2においては、前記本発明1の作用
に加えて、消音箱内を仕切板によって複数の部屋に区画
し、この部屋の最大寸法を対象となる音の波長の 1/
4 以下としているので、消音箱内において共鳴吸音が
行なわれると共に、区画された複数の部屋によって消音
箱2内の壁面に沿った方向に定在波が発生することが防
止される。これによって、本発明2では理論通りの共鳴
吸音性能が発揮される。
【0011】また、消音箱内の流れは仕切板によって遮
断され、伝熱管の管群をバイパスする流れが減少し、熱
効率の低下が防止される。
【0012】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1ないし図3に
よって説明する。
【0013】1は多管式熱交換器の壁面であり、同壁面
1内には、千鳥状に配置された多数の伝熱管7が配置さ
れていると共に白抜き矢印Aで示すように流体が流れる
ようになっている。前記壁面1には対向する部分に切欠
け部が設けられ、この部分に対向する対をなす2個の消
音箱2が溶接によって取付けられている。吸音箱2の壁
面1側には、図2に示すように複数の複数の連通穴3を
もつ多孔板4が一体に形成され、この多孔板4にはステ
ンレス繊維の焼結板5が栓溶接6によって取付けられて
いる。
【0014】前記吸音箱2内には、図3に示すように、
ガスの流れ方向Aにおいて吸音箱2内を断面積の等しい
4個の部屋2a,2b,2c,2dに区画するように流
体の流れ方向Aに直交する方向に配置された3枚の仕切
板8が設けられている。前記各部屋2a,2b,2c,
2dの最大寸法は、消音の対象となる音の波長の 1/
4 以下となるように設定されている。
【0015】本実施例では、多管式熱交換器の多数の伝
熱管7によって発生する音は、連通孔3及び多孔板4を
経て吸音箱2内へ入るが、焼結板5のステンレス繊維に
よって吸音されて消音される。
【0016】また、吸音箱2内においては、仕切板8に
よって形成される部屋2a,2b,2c,2dの最大寸
法が対象とする音の波長の 1/4 以下とされている
ために、共鳴吸音が効果的に行なわれると共に、区画さ
れた部屋2a,2b,2c,2dによって壁面に沿った
定在波が発生することが防止される。従って、同消音箱
2内では理論通りの共鳴吸音性能を発揮することができ
る。
【0017】また、吸音箱2は、ガス流れ方向Aに4個
の部屋2a,2b,2c,2dに区画されているために
、熱交換器内を流れる流体が伝熱管7の管群をバイパス
して流れることがなく、伝熱効率を低下させることもな
い。
【0018】更に、焼結板5に焼結されているステンレ
ス繊維は、飛散したり衝撃によって破損することがなく
、かつ同焼結板5は栓溶接によって多孔板4に強固に容
易に取り付けることができ、信頼性・耐久性の高いもの
とすることができる。
【0019】以上の通り、本実施例は、伝熱管7によっ
て発生する騒音を確実に消音し、振動を低減することが
できると共に、信頼性・耐久性を向上させ、かつ、多管
式熱交換器の熱効率を低下させることもない。
【0020】本発明の第2の実施例を、図4ないし図6
によって説明する。本実施例が前記第1の実施例と異る
点は、吸音箱2内に、図6に示すように、流体Aの流れ
方向に平行に2枚の仕切板8を設け、吸音箱2内を等し
い断面積をもつ3個の部屋2a,2b,2cに仕切った
点である。各部屋2a,2b,2cの最大寸法は、前記
第1の実施例におけると同様に対象とする音の波長の 
1/4 以下に設定されている。
【0021】本実施例においても、前記第1の実施例と
同様な作用及び効果を奏することができる。
【0022】なお、本実施例の吸音箱2は、図4に示す
ように、多管式熱交換器の伝熱管7の管群内の位置に設
けるようにしてもよいが、音の発生モードによっては、
図5に示すように伝熱管7の管群の上流側又は下流側に
設けるようにすることもできる。
【0023】なお、前記実施例においては、仕切板を多
管式熱交換器内を流れる流体の流れ方向に直交し、又は
平行するように配置しているが、仕切板を流体の流れ方
向に傾斜するように配置してもよく、また更に、互いに
方向が異る仕切板を格子状に組合せるようにしてもよい
。更に、前記実施例では多孔板に連通穴を設けているが
、これを省略してもよい。
【0024】また、本発明における、焼結板に焼結され
る繊維は、ステンレスその他の金属繊維,シリカ繊維等
の耐久性のあるものが使用される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多管式熱交換器のカルマン渦による騒音・振動を容易に
防止することができる。また吸音箱の取付も容易で、吸
音材が飛散したり衝撃で破損したりしない。更に多管式
熱交換器の伝熱管の管群をバイパスする流れの発生も防
止することができる。
【0026】従って、本発明は、騒音・振動を効果的に
防止し、かつ、信頼性・耐久性の向上と伝熱効率低下の
防止を図ることができる。
【0027】また、本発明に係る共鳴形消音器は、既設
の多管式熱交換器に対する改造施工も容易に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1の III−III 矢視図である。
【図4】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図5】消音箱を図4に示す配置とは異る位置に配置し
た同第2の実施例の断面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視図である。
【図7】従来の共鳴形消音器の概念図である。
【符号の説明】
1  多管式熱交換器の壁面 2  消音箱 2a,2b,2c,2d  部屋 3  連通穴 4  多孔板 5  ステンレス繊維の焼結板 6  栓溶接 7  多管式熱交換器の伝熱管 8  仕切板 A  流体の流れ方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱交換器壁面に取り付けられ熱交換器
    内に連通する吸音箱の熱交換器壁面側を多孔板で形成し
    、同多孔板に繊維の焼結板を溶接によって取り付けたこ
    とを特徴とする多管式熱交換器の共鳴形消音器。
  2. 【請求項2】  吸音箱内を複数の部屋に区画する仕切
    板を設け、前記部屋内の最大寸法を対象となる音の波長
    の 1/4 以下となるように設定したことを特徴とす
    る請求項1に記載の多管式熱交換器の共鳴形消音器。
JP3150383A 1991-06-21 1991-06-21 多管式熱交換器の共鳴形消音器 Withdrawn JPH04371792A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289918A (ja) * 2005-11-15 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 静電霧化装置及び静電霧化システム
US7546898B2 (en) * 2007-07-30 2009-06-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Noise reduction with resonatance chamber
JP2009172598A (ja) * 2005-11-15 2009-08-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 静電霧化装置

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