JPH0420967Y2 - - Google Patents

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JPH0420967Y2
JPH0420967Y2 JP4796988U JP4796988U JPH0420967Y2 JP H0420967 Y2 JPH0420967 Y2 JP H0420967Y2 JP 4796988 U JP4796988 U JP 4796988U JP 4796988 U JP4796988 U JP 4796988U JP H0420967 Y2 JPH0420967 Y2 JP H0420967Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業の利用分野) この考案は、気体に生じた騒音を効率的に消失
させる消音器に関する。
(従来の技術) 入口管と出口管との間を膨大室に成すと共に、
中央に排気孔の形成された遮断板を前記膨大室内
の各端部寄り位置に設け、且つ冷却水を入口管か
ら流入させて出口管から流出させる構成と成した
全ゴム製の水冷式排気ガス消音器は慨に出願人に
より提案されている。
(考案が解決しようする課題) 本考案は上記した消音器の作用効果を一層助長
させ、且つ単に冷水式排気に限られず巾広い範囲
の気体に於ける騒音を効率的に消失させ得るもの
とした消音器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の消音器は、入口管と出口管との間を筒
形膨大室に形成すると共に、該膨大室の各端部寄
り位置には膨大室の中心線に合致する所定大きさ
の通気用透孔を形成成した遮断板を配設し、一方
上記各遮断板の上流側近傍には中空体で両端に前
記遮断板の透孔と該略同一断面積で且つ膨大室の
中心線と合致して排気の通り抜ける中央孔の形成
された中空中子を配設し、他方膨大室の長さ方向
慨略中央位置には中空中子の中央孔と慨略同一或
いはそれ以上の断面積を有する吸音濾過体を排気
の流れに対し孔。交叉状に配設し、また前記中空
中子と膨大室及び遮断板との相互間で中央とは別
の排気通路を形成するほか、前記吸音濾過体以外
の全部材はゴム材で形成したことを特徴としてい
る。
(作用) 本考案品では、中空中子及び吸音濾過体の存在
により従来品では期待できなかつた共鳴消音作
用、干渉消音作用及び吸音消音作用を得ることが
可能となる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面により詳
述する。
先づ第一実施例について説明すると、第1図は
本考案品の断面図、第2図は同品の小型船舶に於
ける使用熊様図である。
図に於いて、1は主機関であり、その排気系統
2は湿式艫出し排気管仕様と成されている。即
ち、排気管3は艫へ向かつて漸次低下する斜状に
成なされてあつて、その上流部には該排気管2内
に冷却水を導入し、しかもそれを排気と積極的に
混合させるミキシング・チヤンバ−4が介設され
て成る。そして該排気管3の下流部に、本考案品
の消音器5が同排気管3と同様の斜状に介設され
るのである。
該消音器5の詳細は第1図に示すとおりであ
り、即ち6は入口管、そして7は出口管であつて
これらの間には筒状の膨大室8が形成してある。
該膨大室8内の各端部寄り位置には膨大室8の中
心線Cに合致して位置した所定大きさの通気用透
孔9の形成された各遮断板10,11が配置され
てあつて、その何れもが最下位置を切除されて通
水用の透孔12を形成されて成る。13及び14
は消音用の中空中子で、これら各々の位置は前記
各遮断板10,11の上流側近傍に設定されるの
であつて重要なことはこれらの各中空中子13,
14と、膨大室8及び遮断板10又は11との相
互間に適当な排気通路15,15を形成すること
である。他方、各中空中子13,14は中空部1
6,17を形成すべく中空体に成すと共に、前記
遮断板10,11の透孔9と概略同一断面積であ
つて膨大室8の中心線Cに合致される中央孔1
8,19を形成して成る。21は前記中空中子1
4の中央孔19と概略同一或いはそれ以上の断面
図を有する吸音瀘過体で、前記膨大室8の長さ方
向概略中央位置でしかも膨大室8の中心線Cに合
致した位置に排気の流れに直交させて配置してあ
る。該吸音濾過体21は音を反射し難い物質から
成つており、例えばガラス繊維又は石綿繊維のよ
うなものを密状に集積させたもの等に成すことが
できる。そして該吸音濾過体21を位置決めすべ
く、ここでは、これの収容室を具備した円筒枠2
2を形成してこれを一方の中空中子14に固定
し、且つ前記収容室の周壁は多孔板23等と成し
て膨大室8の中心線C方向に沿つた排気の流れが
阻害されない構成としてある。なお24は円筒枠
22の側部に形成した通気窓である。
25はゴム材からなる逆上弁で、出口管7から
の水の逆流を阻止すると共に通気用透孔9からの
排気流を下方へ屈曲させるように機能する。
そして上記消音器5の各部は吸音濾過体21を
除いて全てをゴム材で形成し、耐水性、吸音性及
び加工性等を可及的に良好ならしめている。
本考案品の各部寸法を決定するさいは、消音機
能を有効に発揮させるべく、消音すべき音の波形
と消音器5各部との相対位置が第1図に示す波W
1や他方の波W2の如き関連となるように設定す
る。
具体的には、消音すべき音が500Hz〜1000Hzで
ある特定の小型船舶に用いられるものに於いて、
本考案者等は「L」寸法:750mm、「D1」寸法:
300mm、「D2」寸法:90mmに設定した。
次に上記構成の作用を説明する。消音されるべ
き音の波形はW1やW2で示される如くなる。こ
れらの音は、まず、入口管6から膨大室8に移行
するさいに共鳴消音を伴つて膨件消音され、次い
でこの音がその振り(圧力)を大として中空中子
13の中央孔18通過するさいに中空部16の存
在の故に膨張消音且つ共鳴消音され、次いでP位
置に至つたさいに排気通路15から異なる位相で
もつて合流した排気により干渉消音され、さらに
遮断板10の透孔9を通過するさいに膨張消音さ
れ、しかる後、この音は振幅(圧力)を小として
吸音濾過体21を通過するさいに吸音消音される
ものとなる。そして、さらにこの後に於いてもこ
の音は、次なる中空中子14の存在により前述同
様に共鳴消音、吸音消音及び干渉消音され、次い
で遮断板11の透孔9を通過するさいにも前述同
様に膨張消音され且つ逆上弁25の存在の故にダ
イピング効果が得られて屈曲消音されるのであ
り、この後は出口管7を経て外方に排出される。
また、このようにして膨大室8内を消音されつ
つ流下する音は、他方では、各部を形成している
ゴム製壁面によつても吸音消音され続けるものと
なる。
一方、ミキシング・チヤンバ−14から供給され
た冷却水は入口管6から膨大室8に流入し、次い
で各遮断板10,11の通水用透孔12,12を
経て出口管7から流出する。
しかして、この冷却水は消音器5の各部を冷却
すると共に、その自由表面が直接、排気に接触し
た状態となる。このため、音は上記の消音作用に
加えて冷却水の自由表面によつても吸音消音され
るものとなるのである。
次に第二実施例について説明すると、第3図は
本考案品の断面図である。
図に示す如く、遮断板10A,11Aは前記通
水用透孔12,12のないものに成され、膨大室
8の断面全体を覆つて成る。また中子13A,14A
も通水スペ−スの配盧がされていない回転体形状
のものと成されている。そして中空部16,17
には中央孔18,19を除いて吸音材が充填され
ている。その他の部位は先の実施例のものと同一
である。
しかして、これを使用するさいは例えば工場設
備の換気用エアダクト等に於いてその騒音発生源
よりも下流側位置に本考案品を介装するようにな
すのである。これにより、騒音は先の実施例の場
合に準じて効率的に消音されるものとなる。
上記した先の実施例を含めゴム材は耐油、耐
熱、耐オゾン等耐環境性に優れるクロロプレンゴ
ムが好適であるが、実質的に同一性を失わない範
囲に於いて部分的に金属等を使用することは自由
である。
なお図中、同一部位には同一符号を付して説明
を省略してある。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、膨張、共鳴、吸
音、干渉消音等、消音工学の原理を各所に取入れ
た構成で、消音効果に非常に優れるのであり、排
気管のガス流に対しては排気抵抗を最小限にする
ノンレジスタンス構造を持ち、エンジンのパワ−
ロスが少ない。海水の逆流に対してもノンプレス
バルブの働きで急激な排圧がかからないもので
る。また消音器内部では共鳴、吸音、干渉等の構
造をフレキシブルに変更でき、対象騒音に応じた
説計が自由に行えるので船用消音器のみならず産
業用ダクトに対しても著効を奏するものである。
本考案品の実際の使用で排気管から1mの所で
測定した結果、1トンクラスの船舶ではAP(オ−
ルパス)で15dBA、20トンクラスでは10dBAの
減衰量が得られ高い消音効果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例に係る本考案品の断面図、
第2図は同品の使用熊様図であり、また第3図は
第二実施例に係る本考案品の断面図である。 5……消音器、6……入口管、7……出口管、
8……膨大室、9……通気用透孔、10及び11
……遮断板、12……通水用透孔、13及び14
……環状中子、16及び17……中空部、18及
び19……中央孔、21……吸音濾過体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口管6と出口管7との間を筒形膨大室8に形
    成すると共に、該膨大室8の各端部寄り位置には
    膨大室8の中心線に合致する所定大きさの通気用
    透孔9を形成成した遮断板10,11を配設し、
    一方上記各遮断板10,11の上流側近傍には中
    空体で両端に前記遮断板の透孔と慨略同一断面積
    で且つ膨大室8の中心線と合致して排気の通り抜
    ける中央孔18,19の形成された中空中子1
    3,14を配設し、他方膨大室8の長さ方向概略
    中央位置には中空中子14の中央孔19と慨略同
    一或いはそれ以上の断面積を有する吸音濾過体2
    1を排気の流れに対し交叉状に配設し、また前記
    中空中子13,14と膨大室8及び遮断板10,
    11との相互間で中央とは別の排気通路15,1
    5を形成するほか、前記吸音濾過体21以外の全
    部材はゴム材で形成したことを特徴とする消音
    器。
JP4796988U 1988-04-09 1988-04-09 Expired JPH0420967Y2 (ja)

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JPH01152016U JPH01152016U (ja) 1989-10-19
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