JP3426493B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3426493B2
JP3426493B2 JP06792798A JP6792798A JP3426493B2 JP 3426493 B2 JP3426493 B2 JP 3426493B2 JP 06792798 A JP06792798 A JP 06792798A JP 6792798 A JP6792798 A JP 6792798A JP 3426493 B2 JP3426493 B2 JP 3426493B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪及び皮膚化粧
料の基剤、洗浄剤、乳化剤、コンディショニング剤とし
て有用な陰イオン界面活性剤を含有する化粧料に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より洗浄剤、乳化剤、コンディショ
ニング剤として有用な種々の陰イオン界面活性剤が知ら
れている。しかし、これらを化粧料に配合させて詳細に
検討すると、その保存安定性にすぐれ、色相的に充分に
満足するものはないことが明らかとなり、その改良が望
まれていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、化粧料に配合させたとき、その保存安定性
にすぐれ、色相的にも使用に耐え得る陰イオン界面活性
剤を含有する化粧料を開発することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の事
情に鑑み鋭意研究した結果、後記特定の化粧料が保存安
定性にすぐれ、色相的にも使用に耐え得ることを見出
し、本発明を完成した。 【0005】即ち、本発明の請求項1は、一般式 【0006】 【化2】 【0007】(式中、mは2〜8、n+1は8〜20、
AOは炭素原子数3〜6のアルキレンオキシド、pは1
〜50、EOは炭素原子数2のエチレンオキシド、qは
1〜50、Yは硫酸基、リン酸基、メタンカルボキシル
基、エタンスルホン酸基から選択される1種、対イオン
は水素イオン、1価又は2価のアルカリ金属イオン、ア
ルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン又は有機ア
ンモニウムイオンの1種又は2種以上)で表される陰イ
オン界面活性剤を含有することを特徴とする化粧料であ
る。 【0008】 【発明の実施の形態】次に本発明の構成を説明する。本
発明に係る陰イオン界面活性剤は例えば化3の反応スキ
ームに従って得ることができる。 【0009】 【化3】【0010】本発明に係る陰イオン界面活性剤は化2に
おいて次の分子構造を持つ。連結基は炭素原子数2〜8
のアルキレン鎖が適用される。長鎖疎水基(n+1)は
炭素原子数8〜20のものが適用され、洗浄性を目的と
する場合、12、14が好ましく、用途に応じて直鎖
状、分岐状のものが選択される。炭素原子数3〜6のア
ルキレンオキシド(AO)は経済性の点でプロピレンオ
キシドが望ましい。AOの付加モル数は1〜50が適用
されるが、1〜5が望ましい。EO(エチレンオキシ
ド)の付加モル数は1〜50が適用されるが、2〜5が
望ましい。極性基は硫酸イオン、リン酸イオン(無水リ
ン酸を使用)、メタンカルボキシレートイオン(クロロ
酢酸ナトリウムを使用)、エタンスルホン酸イオン(ク
ロロエタンスルホン酸ナトリウムを使用)から選択され
る1種で、対イオンは、水素イオン、1価又は2価のア
ルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニ
ウムイオン又は有機アンモニウムイオンから1種又は2
種以上が適宜選択される。このような分子構造を持つ本
研究の陰イオン界面活性剤は、炭素原子数3〜6のアル
キレンオキシド鎖がアミド窒素に結合し、EO(エチレ
ンオキシド)鎖がさらに炭素原子数3〜6のアルキレン
オキシド鎖が結合し、極性基がEO鎖に結合する構造上
の特徴を持つ。 【0011】 【化4】 【0012】一方、EO(エチレンオキシド)鎖がアミ
ド窒素に結合し、炭素原子数3〜6のアルキレンオキシ
ド鎖がEO(エチレンオキシド)鎖に結合する他は本研
究の陰イオン界面活性剤と同一の構造を持つ、化4で示
す陰イオン界面活性剤の場合、アミド窒素へのEO付加
反応が進行し過ぎるために着色物が生じ、また、副生成
物の存在などのために界面活性が十分に発現しない場合
が多い。その結果、それを配合した化粧料の保存安定性
は必ずしも十分ではない。これに対し、本研究の陰イオ
ン界面活性剤は、このような問題は存在しない場合が多
く、工業的に実施する場合、品質的に良好なものが安定
に得られやすく、非常に有利である。また、それを配合
した化粧料の保存安定性は非常にすぐれ、色相にもすぐ
れる。本研究の陰イオン界面活性剤の含有量は、化粧料
(組成物)の総量を基準として0.01〜50重量%が
好ましく、1〜20重量%が特に好ましい。 【0013】本発明の化粧料としては、皮膚、毛髪用化
粧品(洗浄用も含む)一般を意味する。例えば、スキン
ミルク、スキンクリーム、ファンデーションクリーム、
マッサージクリーム、クレンジング料(メイク落とし洗
浄剤)、洗顔クリーム、ローション、スカルプトリート
メント、ヘアークリーム、ヘアーシャンプー、ヘアーリ
ンス等の基礎化粧料、メイクアップ化粧料、頭髪化粧料
が挙げられる。 【0014】 【実施例】以下、実施例にて本発明を説明する。実施例
に記載の試験方法を下記に示す。 【0015】色相と保存安定性 下記の調製方法にしたがってスキンミルクを調製後、直
ちに肉眼で色相を観察した。その後、40°Cで1ケ月
間保存し、保存安定性(系の均一性)を肉眼で観察し
た。色相と保存安定性を下記の基準に従って評価した。
尚、本発明では今後、保存安定性を単に安定性と略す。 【0016】実施例1〜6、比較例1〜2〔スキンミル
ク〕 表1、2に記載の如く種々の乳化剤成分と表3に記載の
如く種々の原料を用い、下記の調製方法にしたがって実
施例及び比較例のスキンミルクを調製し、色相と保存安
定性を評価した。 【0017】 【表1】 【0018】 【表2】【0019】(1)組成 【0020】 【表3】 【0021】(2)調製方法 成分(a)と成分(b)を各々温度80℃にて均一に溶
解し、成分(a)を撹拌しながら成分(b)を注入して
乳化分散した後、撹拌しながら温度30℃まで冷却して
調製する。 (3)特性 各実施例と比較例の前記特性を試験した結果を表1、2
に記載する。この結果から、本発明のスキンミルクは、
比較例のそれと比べて色相上、保存安全性の点ですぐれ
ていることがわかる。 【0022】 【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、色相上問題
なく、保存安全性にすぐれる化粧料を提供することは明
らかである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、mは2〜8、n+1は8〜20、AOは炭素原
    子数3〜6のアルキレンオキシド、pは1〜50、EO
    は炭素原子数2のエチレンオキシド、qは1〜50、Y
    は硫酸基、リン酸基、メタンカルボキシル基、エタンス
    ルホン酸基から選択される1種、対イオンは水素イオ
    ン、1価又は2価のアルカリ金属イオン、アルカリ土類
    金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウム
    イオンの1種又は2種以上)で表される陰イオン界面活
    性剤を含有することを特徴とする化粧料。
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