JP3424967B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3424967B2
JP3424967B2 JP28398993A JP28398993A JP3424967B2 JP 3424967 B2 JP3424967 B2 JP 3424967B2 JP 28398993 A JP28398993 A JP 28398993A JP 28398993 A JP28398993 A JP 28398993A JP 3424967 B2 JP3424967 B2 JP 3424967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,デジタル複写機等の画
像形成装置に関し,特に,外部装置からのプリント命令
およびスキャン命令に対してID(識別番号)を発行
し,該IDに基づいてプリント処理およびスキャン処理
の各種制御を実行する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来,外部装置からのプリント命令に対
しては,プリンタのバッファへデータの送信が終了した
時点で,プリンタが作像プロセスを開始するのが一般的
である。この場合における次のプリント命令の受付は,
作像プロセスがすべて終了してからであり,IDにより
識別される複数のプリント命令が任意のタイミングで受
け付けられるような構成ではなかった。
【0003】また,本発明に関連する参考技術文献とし
て,特開平4−5066号公報に開示されている「記録
装置」がある。これは,現在実行中における記録処理が
終了した場合に,自動的に次の記録紙を給紙するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,複数のプリント
命令やスキャン命令を任意のタイミングで受け付けた
り,あるいはプリント情報の任意の一つをキャンセルし
たり,あるいは,その内容の変更等ができないため,大
量のプリント命令やスキャン命令を,的確に,かつ,効
率よく処理することができないという問題点があった。
【0005】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,外部装置からの複数のプリント命令あるいはスキ
ャン命令を短時間で受け付け可能とし,さらに,上記プ
リント命令あるいはスキャン命令に対してキャンセルや
内容変更を可能にして,処理効率を向上させることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,外部アプリケーション装置からの各
リント命令に対してIDを発行すると共に,発行済のI
Dに対応したプリント処理の実行中および待機中に,次
あるいは以降のプリント命令を受け付けてIDを発行す
システム制御手段を有し,前記システム制御手段は,
プリント命令毎に,前記外部アプリケーション装置によ
り設定されるプリント命令と該プリント命令に含まれる
プリント条件とを独立に変更する画像形成装置を提供す
るものである。
【0007】
【0008】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応したキャン
セル命令により,該キャンセル命令に応じたプリント制
御のみをキャンセルし,該キャンセルしたプリント命令
に含まれるプリント条件の設定はそのままの状態で実行
するものである。
【0009】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応したキャン
セル命令により,該キャンセル命令に応じたプリント制
御とプリント命令に含まれるプリント条件の設定の両方
をキャンセルするものである。
【0010】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応した少なく
とも2種類のキャンセル命令により,前記IDに応じた
プリント制御のみをキャンセルし,前記プリント命令に
含まれるプリント条件の設定を実行する処理,あるい
は,前記プリント制御とプリント命令に含まれるプリン
ト条件の設定の両方をキャンセルする処理の2種類のキ
ャンセル処理を選択的に実行するものである。
【0011】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置から設定されたプリント命令のう
ち,次にスタートするプリント命令のプリント条件の内
容が,現在のプリント条件の内容に対して同一であるか
否かを判断し,同一である場合には次のプリント処理を
開始し,同一ではない場合には現在のプリント処理終了
後に設定変更を行い,次のプリント処理を実行するもの
である。
【0012】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置から設定されたプリント命令およ
びそのプリント条件を,外部アプリケーション装置から
の指示により変更可能である。
【0013】また,外部アプリケーション装置からのス
キャン命令に基づいて画像データを前記外部アプリケー
ション装置へ送信する場合,前記システム制御手段が,
前記外部アプリケーション装置からの各スキャン命令に
対してIDを発行し,該IDに基づいて画像データ読取
プロセスを制御すると共に,スキャン命令毎に,外部ア
プリケーション装置から設定するスキャン命令と,該ス
キャン命令に含まれるスキャン条件とを,独立に変更す
画像形成装置を提供するものである。
【0014】
【0015】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応したキャン
セル命令により,該キャンセル命令に応じたスキャン動
作のみをキャンセルし,該キャンセルしたスキャン命令
に含まれるプリント条件の設定はそのままの状態で実行
するものである。
【0016】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応したキャン
セル命令により,該キャンセル命令に応じたスキャン動
作とスキャン命令に含まれるスキャン条件の設定の両方
をキャンセルするものである。
【0017】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置への発行済IDに対応した少なく
とも2種類のキャンセル命令により,前記IDに応じた
スキャン動作のみをキャンセルし,前記スキャン命令に
含まれるスキャン条件の設定を実行する処理,あるい
は,前記スキャン動作とスキャン命令に含まれるスキャ
ン条件の設定の両方をキャンセルする処理の2種類のキ
ャンセル処理を選択的に実行するものである。
【0018】また,前記システム制御手段は,前記外部
アプリケーション装置から設定されたスキャン命令およ
びそのスキャン条件を,外部アプリケーション装置から
の指示により変更可能である。
【0019】
【作用】本発明に係る画像形成装置は,外部アプリケー
ション装置からプリント命令あるいはスキャン命令が送
信されると,システム制御手段は外部アプリケーション
装置に対してIDを発行すると共に,プリント動作ある
いはスキャン動作を実行する。さらに,該動作実行中に
IDを受信した外部アプリケーション装置は,以降のプ
リント命令あるいはスキャン命令を同様の手順で送信
し,該命令に対するIDを受信し,各命令がIDにより
識別された状態でバッファリングされ,該バッファリン
グされた各命令に対して,外部アプリケーション装置は
特定のIDを指定することにより,特定のプリント命令
と,このプリント命令に含まれるプリント条件とを独立
にキャンセル,あるいは内容を変更する。また、スキャ
ン命令と,このスキャン命令に含まれるスキャン条件と
を独立にキャンセル,あるいは内容を変更する。
【0020】
【実施例】以下,本発明に係る画像形成装置の実施例を
添付図面に基づいて説明する。図1は,本発明に係るデ
ジタル複写機の構成を平面図により示す説明図であり,
図において,原稿圧板101はコンタクトガラス上に載
置された原稿を加圧し,該コンタクトガラスに原稿を密
着させるための板状の部材で,表面には原稿中における
エリアおよび座標を指定するための編集装置(エディ
タ)102が配置されている。
【0021】また,操作部103,表示部104および
アプリケーションキー107は,本装置の動作指定およ
びオペレータとのマン・マシンインタフェース(I/
F)を実行するためのものである。すなわち,操作部1
03は各種のキー入力をするためのハードキーから構成
され,また,表示部104は操作部上に配置されたLC
D(液晶ディスプレイ)のドットマトリックスによるタ
ッチパネルの表示装置であり,複写機モードにおける設
定状態の表示,オペレータに対する設定の指示(ガイダ
ンス)および装置の異常状態(ジャム等)の告知を行
う。
【0022】図1における基準位置105は,エディタ
102上の座標基準を示すマークである。また,外部入
力端子106はデジタル複写機と外部機器(アプリケー
ション)を接続するための接続端子であり,接続ケーブ
ルを介して画像読取部(図示せず)において読み取った
画像データを外部機器(アプリケーション)に対し送信
し,制御信号を送受信し,さらに,外部機器(アプリケ
ーション)からの画像データを画像出力装置に送信する
ものである。また,上記アプリケーションキー107は
表示部104の表示内容を複写機モード用表示とアプリ
ケーションモード用表示とで切り換えるための切換キー
の役割を果たす。
【0023】図2は,本発明に係るデジタル複写機の概
略構成を示す説明図であり,図において,デジタル複写
機は,大きくは原稿を読み取って画像入力を行うスキャ
ナ200と,一連の電子写真プロセスに基づいて画像出
力を行うプリンタ230により構成されている。
【0024】〔スキャナ〕スキャナ200は,コピーモ
ードを入力する操作部103(図1参照)と,原稿を押
さえる原稿圧板101と,該原稿圧板101上部に位置
するエディタ102(図1参照)と,画像先端センサ2
04と,外部入力端子106(図1参照)と,画像読取
部とから構成されている。また,該画像読取部はキャリ
ッジ201と,原稿を照明するための蛍光灯202と,
原稿からの反射光を読み取り,電荷量に変換するCCD
(電荷結合素子)イメージセンサ203等から構成され
ている。
【0025】〔プリンタ〕また,プリンタ230本体は
電子写真プロセスの各機能を実行する下記の要素および
ユニットから構成されている。231および232は所
定サイズの記録紙を収容する給紙カセット,233およ
び234は給紙カセット231,232から記録紙を1
枚ずつ転写部方向へ送り出す給紙ローラ,235は給紙
ローラ233または234より送られた記録紙を所定の
タイミングにて転写部へ搬送するレジストローラであ
る。
【0026】また,236はレーザビームを偏向走査さ
せるポリゴンミラー,237はポリゴンミラー236か
らのレーザビームを集光してfθ補正を行うfθレン
ズ,238はfθレンズ237により補正されたレーザ
ビームを感光体ドラム239に導くミラー,239は電
子写真プロセスにより静電潜像を形成する感光体ドラ
ム,240は感光体ドラム239の表面を均一に帯電す
る帯電チャージャ,241はトナーを収容して現像プロ
セスにより現像処理を行う現像ユニットである。
【0027】さらに,242は記録紙を静電的に吸着お
よび搬送して転写処理を行う転写ベルト,243は転写
ベルト242を帯電させる転写ベルト用帯電チャージ
ャ,244は感光体ドラム239上に形成されたトナー
像を記録紙上に転写するためトナーと反対の電位を与え
る転写チャージャ,245は転写ベルト242上の記録
紙を分離処理する分離チャージャ,246は転写ベルト
242面の電荷を消去して初期化するベルト除電チャー
ジャ,247は転写処理後における感光体ドラム239
表面の残留トナーをクリーニング処理するクリーニング
ユニット,248は内側にヒータを内蔵し,表面を耐熱
性および離型性材料により構成され,所定の温度に制御
された状態で回転する定着ローラ,249は定着ローラ
248と対向して所定の圧力により付勢された状態で回
転する加圧ローラ,250は定着処理後における記録紙
が排出される排紙トレイである。
【0028】また,251および252はシェーディグ
補正やMTF補正等の画像処理およびネガ・ポジ反転や
移動等の画像編集を行うイメージプロセッサであり,2
53は本デジタル複写機全体の制御を実行するシステム
コントローラである。
【0029】図3は,本発明に係るデジタル複写機の構
成および信号のやりとりを示すブロック図である。図に
おける太い矢印は画像データの流れを表し,細い矢印は
命令および信号のやりとりを表している。図において,
301は画像データを入出力したり,プリント命令やス
キャン命令を与える外部機器(外部アプリケーション装
置),302はプリンタ・スキャナコントローラ,10
3は操作部であり,表示部104やアプリケーションキ
ー107が含まれている。なお,図1および図2と同一
機能要素に対しては同じ符号を付してある。
【0030】次に,動作について説明する。スキャナ2
00から読み込まれた画像データはイメージプロセッサ
251および252に送信され,編集処理が実行された
後にプリンタ230あるいはプリンタ・スキャナコント
ローラ302に送信される。プリンタ・スキャナコント
ローラ302に転送された画像データは同期をとって外
部機器301に送信される。外部機器301では画像デ
ータを編集,合成等のユーザーの好みに応じた処理を実
行し,再びプリンタ・スキャナコントローラ302に送
信する。
【0031】また,上記において,プリンタ・スキャナ
コントローラ302に送信される画像データは,スキャ
ナ200から読み込まれたものだけではなく,外部機器
301において作成したものや保持された画像データフ
ァイルであってもよい。外部機器301からプリンタ・
スキャナコントローラ302に送信された画像データ
は,イメージプロセッサ251および252に送られ,
必要な処理を実行された後,プリンタ230に出力され
る。プリンタ230に対して出力された画像データは,
上記電子写真プロセスを経て記録紙上に画像出力され
る。これらの画像データの流れや,その方向を制御して
いるのがシステムコントローラ253である。
【0032】上記のシステムコントローラ253はスキ
ャナ200,プリンタ230,プリンタ・スキャナコン
トローラ302とそれぞれ光ファイバを介してシリアル
通信を実行しており,命令,要求,およびデータのやり
とりを実行することにより各種制御を行う。また,シス
テムコントローラ253はイメージプロセッサ251お
よび252とのパラレル信号線を介して画像処理回路に
対してデータを設定する。
【0033】操作部103は,オペレータと直接I/F
を実行し,オペレータの要求をデータに変換すると共
に,システムコントローラ253との間でシリアルデー
タを送受信してオペレータの要求をシステムコントロー
ラ253に入力する。エディタ102は編集装置であ
り,オペレータの要求を操作部103に入力するための
補助機器であり,操作部103との間でシリアル通信を
実行する。
【0034】次に,上記図1〜図3のように構成された
デジタル複写機において,その基本的な動作について複
写機モードおよびアプリケーションモードについて順に
説明する。複写機モードでは,操作部103のスタート
キーを押下することによりスキャナ200の駆動モータ
(図示せず)が起動される。これにより,キャリッジ2
01が図2の矢印A方向により示される副走査方向へ移
動して2次元的に原稿を読み取る。このとき,画像先端
センサ204によりキャリッジ201が画像領域の先端
に達したことを検出する。この先端検出信号は,システ
ムコントローラ253に送られ,システムコントローラ
253からプリンタ230にレジストスタート命令が送
信される。
【0035】また,原稿を押さえる原稿圧板101上に
セットされているエディタ102は領域指定等の編集内
容を入力するためのものであり,その他の編集内容およ
び複写処理条件は操作部103により設定される。
【0036】また,システムコントローラ253は,操
作部103から入力された編集内容および画像処理条件
に基づいて演算処理を実行し,その処理データをイメー
ジプロセッサ251および252に送信する。これらの
処理データはシステムコントローラ253からイメージ
プロセッサ251および252に送信されるラッチ信号
により取り込まれ,保持される。一方,スキャナ200
により読み取られた画像データは,システムコントロー
ラ253からイメージプロセッサ251および252に
出力される場合と,外部機器であるホストコンピュータ
に出力される場合がある。
【0037】スキャナ200により得られた画像データ
は,イメージプロセッサ251および252により画像
処理され,また,画像編集データに基づいて加工された
後,プリンタ230に送信される。その後,イメージプ
ロセッサ251および252から送信された加工処理後
における画像データに基づきレーザドライバ(図示せ
ず)が制御され,そのレーザビームを画像データに応じ
て変調して出力する。
【0038】レーザビームはポリゴンミラー236によ
り偏向走査され,さらに,fθレンズ237によりレー
ザビームが集光され,fθ補正された後,ミラー238
によって光路を変えられて感光体ドラム239に照射さ
れる。一方,これに先立ち帯電チャージャ240により
感光体ドラム239は均一にその表面が帯電されている
ため,感光体ドラム239は電位の分布により画像デー
タに応じた静電潜像が形成される。次に,感光体ドラム
239表面に形成された静電潜像は現像ユニット241
のトナーによって顕像化される。
【0039】一方,記録紙は給紙カセット231あるい
は232から給紙ローラ233あるいは234により給
送され,レジストローラ235に到達して当接されるこ
とでスキュー補正がなされる。次に,レジストローラ2
35はスキャナ200からの画像先端信号を基準に副走
査方向の移動量に応じたタイミングにより,システムコ
ントローラ253から送信されるレジストスタート信号
により起動され,記録紙を挟持しながら感光体ドラム2
39上のトナー像を転写する。
【0040】この記録紙は,転写ベルト用帯電チャージ
ャ243により帯電された転写ベルト242によって静
電的に吸着しながら搬送され,その状態で記録紙上に転
写処理が実行される。このとき,転写チャージャ244
は感光体ドラム239上に形成されているトナー像を記
録紙上に転写するため,トナーと反対の極性を印加して
転写処理を実行する。転写処理後の記録紙はベルト分離
チャージャ245により転写ベルト242から電気的に
分離され,さらに,搬送され,定着ローラ248と加圧
ローラ249のニップに達し定着処理が実行された後,
排紙トレイ250上に排出される。
【0041】また,転写処理後における感光体ドラム2
39は,クリーニングユニット247により残留トナー
を除去され,さらに,残留電荷が消去され,初期化され
る。また,分離後における転写ベルト242はベルト除
電チャージャ246により初期化され,1コピーサイク
ルが終了する。その後,装置は次の画像処理指令が入力
されるまで待機状態となる。
【0042】次に,アプリケーションモードにおけるプ
リント処理動作について説明する。外部入力端子106
と接続したアプリケーションからシステムコントローラ
253へプリンタ230および操作部103の制御権の
獲得要求がなされる。続いて,アプリケーションからプ
リント命令が送信され,システムコントローラ253
は,該プリント命令に対してIDを返信し,プリント命
令を受け付けたことを通知する。アプリケーションはシ
ステムコントローラ253からのIDを受信すると,次
のプリント命令の送信が可能となり,同様のプロトコル
を実行する。
【0043】上記動作により,第2,第3のIDが発行
され,結果的に複数のプリント命令がシステムコントロ
ーラ253内にバッファリングされる。画像処理の内容
およびカセット選択等のプリント条件が,前のプリント
処理に対して同様である場合は,プリント命令に付随す
るパラメータ数は0となる。また,反対に,前のプリン
ト処理に対して変更する場合は,該変更内容を示すコマ
ンドがパラメータとして付随する。そして,これらのパ
ラメータはIDに付随してシステムコントローラ253
内にバッファリングされる。一方,システムコントロー
ラ253は,第1のプリント命令によりプリンタ230
のスタンバイ状態(第1の給紙動作可能状態)を確認
し,給紙スタートの命令を送信することにより,プリン
タ230を起動する。
【0044】また,上記動作と並行してシステムコント
ローラ253は,アプリケーションに対して第1のプリ
ントがスタートしたことを知らせる。プリンタ230は
給紙した記録紙の先端がレジストローラ235に到達す
ると,この状態をシステムコントローラ253に送信す
る。すなわち,レジストOK信号を送信する。該レジス
トOK信号を受信したシステムコントローラ253はプ
リンタ230に対してレジストローラ253を起動させ
る命令(レジストスタート信号)を送信すると共に,ア
プリケーションに対して画像データ送信を要求する。
【0045】その後,アプリケーションからの画像デー
タに基づいて複写機モード時と同様の作像プロセスが実
行される。この間プリンタ230は給紙動作が終了する
と,次の給紙動作が可能になったこと(第2の給紙動作
可能状態)をシステムコントローラ253に通知する。
このとき,アプリケーションから第2のプリント命令が
システムコントローラ253内にバッファリングされて
いる場合には,システムコントローラ253は給紙スタ
ート命令をプリンタ230に対して送信し,第2のプリ
ントシーケンスをスタートさせる。また,これと並行し
てアプリケーションに第2のプリントスタート信号を知
らせる。
【0046】上記において,第2のプリント命令に付随
するプリント条件が0であるときには,第2の給紙OK
を受信後,ただちに給紙命令がプリンタ230に送信さ
れるが,プリント条件に変更がある場合は,イメージプ
ロセッサ251および252,およびプリンタ230に
対する設定値を変更する必要があるため,第1のプリン
トシーケンスが終了するのを待って設定を変更する。ま
た,これと同時に第2の給紙命令をプリンタ230へ送
信する。プリンタ230は第2の給紙動作を開始し,記
録紙がレジストローラ235に到達するとシステムコン
トローラ253に対して第2のレジストOK信号を送信
する。上記第2のレジストOK信号を受信したシステム
コントローラ253は,プリンタ230に対してレジス
トスタート信号を送信する。同様にして第3以降のプリ
ント命令と該プリント命令に対するIDに応じたプリン
トシーケンスが実行される。
【0047】したがって,上記プロトコルでは,シンケ
ンスコントローラ253内にバッファリングされたプリ
ント命令に基づいてプリントシーケンスおよびプリント
条件の設定が行われ,アプリケーションはプリント命令
送信のタイミングやプリント条件の変化を考慮する必要
がなくなる。また,複数のプリント命令がシステムコン
トローラ253内にバッファリングされているとき,ア
プリケーションは送信済のプリント命令のうちプリント
スタートを受信していないIDに対応するプリント命令
をキャンセルすることができる。
【0048】〔プリントバッファ例1〕第1の例とし
て,キャンセル命令によりプリントシーケンスのみがキ
ャンセルされ,プリント命令に付随するプリント条件の
設定がキャンセルされない場合について説明する。下記
の表1は,プリント命令のID1〜ID6がバッファリ
ングされた第1のプリントバッファ例を示す表である。
【0049】
【表1】
【0050】アプリケーションからID3とID5のキ
ャンセル命令が,システムコントローラ253に対して
送信されると,該システムコントローラ253は上記I
Dに対応したキャンセルフラグをたてる。また,システ
ムコントローラ253は上記のシーケンスに基づいて順
番にプリント命令を実行していき,ID3のための給紙
OK信号がプリンタ230から送信されたとき,キャン
セルフラグが1であるため,システムコントローラ25
3はID3のための給紙動作をパスする。しかし,この
場合ID3にはプリント条件の変更内容が付随している
ため,ID2のプリントシーケンスが終了するのを待っ
てID3のプリント条件の変更処理を実行する。
【0051】次に,ID4のプリント条件には変更がな
いため,ID3のプリント条件のままID4のプリント
シーケンスを実行する。再度,給紙OK信号がプリンタ
230から送信されるとシステムコントローラ253
は,ID5のキャンセルフラグをチェックし,この場合
は1であるためID5のプリントシーケンスをパスす
る。この際,パラメータ数も0のためプリント条件の変
更を実行せずにID6のためのプリントシーケンスを開
始する。
【0052】〔プリントバッファ例2〕第2の例とし
て,アプリケーションからのキャンセル命令によりプリ
ントシーケンスとそれに付随するプリント条件の両方が
キャンセルされる場合について説明する。下記の表2
は,第2のバッファリング例を示す表である。表2のバ
ッファリング状態のとき,システムコントローラ253
は上記のシーケンスに基づいて順番にプリント命令を実
行していき,ID3のための給紙OK信号がプリンタ2
30から送信されると,ID3のための給紙動作をパス
し,バッファリングされている次のID4のプリントシ
ーケンスを開始する。
【0053】
【表2】
【0054】上記におけるアプリケーションは,各プリ
ント命令にプリント条件を必ず付随させ,その項目は内
容が前のIDの内容と同一であっても,あるいは異なっ
ていても送信される。システムコントローラ253は,
バッファリングされている内容に基づいてID4のプリ
ント条件を設定後にプリントシーケンスを実行する。I
D5の給紙OK信号をプリンタ230から受信したシス
テムコントローラ253はID5がキャンセルされてい
るため,ID6のプリント条件の設定を実行した後,I
D6のためのプリントシーケンスを開始する。
【0055】このとき,システムコントローラ253お
よびアプリケーションのプログラムは単純化される。し
かし,上記例では各プリントシーケンス開始前に必ずプ
リント条件を設定するため,前のプリントシーケンス終
了後に次のプリント条件の設定およびプリントシーケン
スを開始するので,各プリントがファーストプリント時
間(1枚目のプリント命令から1枚目のプリントが出力
するまでの時間)と同じ時間を費やし,全プリント時間
は,そのプリント枚数倍になってしまう。
【0056】したがって,本実施例では上記不具合を回
避するために,システムコントローラ253は,給紙O
K信号をプリンタ230から受信した際,次のIDのプ
リント条件が前のプリント条件と同一であるか異なるか
を判断し,その結果,異なると判断したときのみ前のプ
リントシーケンスが終了するのを待つ。一方,上記にお
いて同一であると判断したときには,ただちに次IDの
プリントシーケンスを実行するような制御処理を行う。
これにより必要最小限の時間で連続プリントを実行する
ことができる。
【0057】〔プリントバッファ例3〕第3の例とし
て,バッファリングされたプリント命令をアプリケーシ
ョンがキャンセルする場合,プリントシーケンスのみを
キャンセルするモードとプリントシーケンスとプリント
命令に付随するプリント条件の両方をキャンセルするモ
ードの2つのキャンセルモードからアプリケーションが
選択できる例について説明する。下記の表3は,第3の
バッファリング例を示す表である。表3のバッファリン
グ状態のとき,ID1からID5までの第1の例と同様
にキャンセル命令0→1によりプリントシーケンスのみ
がキャンセルされる。
【0058】
【表3】
【0059】ID6では,キャンセル命令0→2により
第2の例と同様に,プリントシーケンスとプリント条件
の両方がキャンセルされる。これはバッファリングの最
終キャンセルであるため,次にプリント命令が開始され
るとき,最終プリントの設定になっている方が合理的と
考えられるためである。アプリケーションは,このよう
に状況を考慮し,上記2種類のキャンセルを選択指示す
ることによりアプリケーションの都合に合わせたキャン
セルを実行することができる。
【0060】また,上記例において,システムコントロ
ーラ253内にバッファリングされたプリント命令を,
アプリケーションはチェンジコマンド+ID+プリント
条件の送信によって変更することができる。システムコ
ントローラ253は,チェンジコマンドを受信するとプ
リント命令のバッファの内容を書き換え,新しいバッフ
ァの内容に基づいてプリントシーケンスを実行する。
【0061】アプリケーションモードにおいて,原稿読
取動作(スキャン)を実行する場合,外部入力端子10
6と接続したアプリケーションからシステムコントロー
ラ253へスキャナ200および操作部103の制御権
の獲得要求がなされる。続いて,アプリケーシュンから
スキャン命令が送信され,システムコントローラ253
は,このスキャン命令に対してIDを返信し,スキャン
命令を受け付けたことを知らせる。アプリケーションは
システムコントローラ253からのIDを受信すると,
次のスキャン命令の送信が可能となり,同様のプロトコ
ルを実行する。
【0062】これにより,第2,第3のIDが発行さ
れ,結果的に複数のスキャン命令がシステムコントロー
ラ253内にバッファリングされる。スキャン条件の内
容が前スキャンと同様の場合は,スキャン命令に付随す
るパラメータ数は0で,変更する場合は,変更する内容
を示すコマンドがパラメータとして付随する。これらの
パラメータはIDに付随してシステムコントローラ25
3内にバッファリングされる。一方,システムコントロ
ーラ253は第1のスキャン命令を受信するとスキャナ
のスタンバイ状態(第1のスキャン動作可能状態)を確
認してスキャンスタートの命令を送信し,スキャナ20
0を起動する。
【0063】上記動作と共にシステムコントローラ25
3は,アプリケーションに第1のスキャン動作がスター
トしたことを通知し,画像データを送信する。スキャン
動作は画像データの読み取りが終わり,再度スタンバイ
状態となると,第2のスキャン動作可能状態を示すスキ
ャンOK信号をシステムコントローラ253に送信す
る。このとき,アプリケーションからの第2のスキャン
命令がシステムコントローラ253内にバッファリング
されているときに,システムコントローラ253はスキ
ャンスタート命令をスキャナ200に送信し,第2のス
キャンシーケンスをスタートさせる。
【0064】上記において,第2のスキャン命令に付随
するスキャン条件が0である場合には,ただちに第2の
スキャンスタートを実行するが,スキャン条件に変更が
ある場合はこれに先立ちイメージプロセッサ251,2
52およびスキャナ200への設定値を変更する。同様
にして第3以降のスキャン命令と該スキャン命令に対す
るIDに応じたスキャンシーケンスが実行される。上記
のプロトコルではシステムコントローラ253内にバッ
ファリングされたスキャン命令に基づいてスキャンシー
ケンスおよびスキャン条件の設定が行われるため,アプ
リケーションはスキャン命令送信のタイミングやスキャ
ン条件変更の有無を考慮する必要がなくなる。
【0065】また,複数のスキャン命令がシステムコン
トローラ253内にバッファリングされているとき,ア
プリケーションは送信済のスキャン命令のうち,スキャ
ンスタートを受信していないIDに対応するスキャン命
令をキャンセルすることができる。
【0066】〔スキャンバッファ例1〕第4の例とし
て,キャンセル命令によりスキャンシーケンスのみがキ
ャンセルされ,スキャン命令に付随するスキャン条件の
設定がキャンセルされない場合について説明する。下記
の表4は,第1のスキャンバッファ例を示す表であり,
スキャン命令のID1〜ID6がバッファリングされた
状態である。
【0067】
【表4】
【0068】アプリケーションからID3とID5のキ
ャンセル命令がシステムコントローラ253に送信され
ると,該システムコントローラ253は上記IDに対応
したキャンセルフラグをたてる。その後,システムコン
トローラ253は上記シーケンスに基づいて順番にスキ
ャン命令を実行していき,ID3のためのスキャンOK
信号がスキャナ200から送信されたとき,キャンセル
フラグが1であるため,システムコントローラ253は
ID3のためのスキャン命令をパスする。しかし,ID
3にはスキャン条件が付随しているため,ID3のスキ
ャン条件への変更を行う。
【0069】さらに,続くID4のスキャン条件には変
更がないため,ID3のスキャン条件のままID4のス
キャンシーケンスを実行する。その後,再びスキャンO
K信号がスキャナ200から送信されると,システムコ
ントローラ253はID5のキャンセルフラグをチェッ
クし,この場合,1であるためID5のスキャンシーケ
ンスをパスする。この際,パラメータ数が0であるた
め,スキャン条件を変更せずにID6のためのスキャン
シーケンスを開始する。
【0070】〔スキャンバッファ例2〕第5の例とし
て,アプリケーションからのキャンセル命令によりスキ
ャンシーケンスとそれに付随する画像処理の内容の両方
がキャンセルされる場合について説明する。下記の表5
は,第2のスキャンバッファ例を示す表である。表5の
バッファリング状態のとき,システムコントローラ25
3は上記のシーケンスに基づいて順番にスキャン命令を
実行していき,ID3のためのスキャンOK信号がスキ
ャナ200から送信されると,ID3のためのスキャン
シーケンスをパスし,バッファリングされている次のI
D4のスキャンシーケンスを開始する。
【0071】
【表5】
【0072】この場合,アプリケーションはそれぞれス
キャン命令にスキャン条件を必ず付随し,その項目は内
容が前のIDのものと同一であっても,あるいは異なっ
ていても送信される。システムコントローラ253はバ
ッファリングされている内容に基づいてID4のスキャ
ン条件を設定後にスキャンシーケンスを実行する。ID
5のスキャンOK信号をスキャナ200から受信したシ
ステムコントローラ253は,ID5がキャンセルにな
っているためID6のスキャン条件の設定を実行した後
に,ID6のためのスキャンシーケンスを開始する。こ
のとき,システムコントローラ253およびアプリケー
ションのプログラムは単純化される。
【0073】〔スキャンバッファ例6〕第6の例とし
て,バッファリングされたスキャン命令をアプリケーシ
ョンがキャンセルする場合,スキャンシーケンスのみを
キャンセルするモードとスキャンシーケンスとスキャン
命令に付随するスキャン条件の両方をキャンセルするモ
ードと2通りのキャンセルモードからアプリケーション
が選択できる例について説明する。下記の表6は,第3
のスキャンバッファ例を示す表である。バッファリング
の内容が表6のとき,ID1からID5までは第1の例
と同様にキャンセル命令0→1によりスキャンシーケン
スのみがキャンセルされる。
【0074】
【表6】
【0075】ID6では,キャンセル命令0→2により
第2の例と同様にスキャンシーケンスとスキャン条件の
両方がキャンセルされる。これはバッファリングの最終
キャンセルなので次にスキャン命令が開始されるとき,
最終スキャンの設定になっている方が合理的と考えられ
るためである。アプリケーションは,このように状況を
考え上記2種類のスキャンキャンセルを選択指示するこ
とによりアプリケーションの都合に合わせたスキャンキ
ャンセルを実行することができる。
【0076】また,上記実施例において,システムコン
トローラ253内にバッファリングされたスキャン命令
を,アプリケーションはチェンジコマンド+ID+スキ
ャン条件の送信によって変更することができる。システ
ムコントローラ253は,チェンジコマンドを受信する
とスキャン命令のバッファの内容を書き換え,新しいバ
ッファの内容に基づいてスキャンシーケンスを実行す
る。
【0077】下記の表7は,上記実施例におけるプリン
ト条件の具体例を示す一覧表であり,また,下記の表8
は,上記実施例におけるスキャン条件の具体例を示す一
覧表である。すなわち,表7はプリント条件のコマンド
値とその内容の対応,表8はスキャン条件のコマンド値
とその内容の対応をそれぞれ示している。
【0078】
【表7】
【0079】
【表8】
【0080】次に,上記各実施例の効果について説明す
る。第1に,アプリケーションからのプリント命令をプ
リント中および待機中に受け付け,該プリント命令をI
Dによって識別および管理するため,大量,かつ,確実
なプリント命令を短時間に実行することができる。第2
に,アプリケーションから設定するプリント条件をプリ
ント命令毎に変化させ,かつ,該プリント条件をバッフ
ァリングすることができる。第3に,バッファリングさ
れたプリント命令をキャンセルするとき,該プリント命
令に付随するプリント条件をアプリケーションが送信し
なおさなくても,キャンセル前に予定していたプリント
条件でプリント処理することができる。第4に,バッフ
ァリングされたプリント命令がアプリケーションによっ
てキャンセルされたとき,システムコントローラ253
はキャンセルされたIDのプリント条件を設定する必要
がなく,プログラムを単純化することができる。第5
に,バッファリングされたプリント命令をアプリケーシ
ョンがキャンセルする際,アプリケーションの都合に合
わせたキャンセル方法を選択することができる。第6
に,バッファリングされたプリント命令を最小の時間で
実行し,かつ,プリント条件が変化する際,前プリント
に影響を与えないようにすることができる。第7に,バ
ッファリングされたプリント命令をアプリケーションか
ら任意に変更することができる。
【0081】第8に,アプリケーションからスキャン命
令をスキャン中および待機中に受け付け,該スキャン命
令をIDによって識別および管理するため,大量,か
つ,確実なスキャン命令を短時間に実行することができ
る。第9に,アプリケーションから設定するスキャン条
件をスキャン命令毎に変更させ,かつ,該スキャン条件
をバッファリングすることができる。第10に,バッフ
ァリングされたスキャン命令をキャンセルするとき,該
スキャン命令に付随するスキャン条件を,アプリケーシ
ョンが送信しなおさなくてもキャンセル前に予定してい
たスキャン条件でスキャン処理を実行することができ
る。第11に,バッファリングされたスキャン命令がア
プリケーションによってキャンセルされたとき,システ
ムコントローラ253はキャンセルされたIDのスキャ
ン条件を設定する必要がなく,プログラムを単純化する
ことができる。第12に,バッファリングされたスキャ
ン命令をアプリケーションがキャンセルする際,アプリ
ケーションの都合に合わせたキャンセル方法を選択する
ことができる。第13に,バッファリングされたスキャ
ン命令をアプリケーションから任意に変更することがで
きる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
形成装置によれば,外部アプリケーション装置からプリ
ント命令あるいはスキャン命令が送信されると,システ
ム制御手段は外部アプリケーション装置に対してIDを
発行すると共に,プリント動作あるいはスキャン動作を
実行し,さらに,該動作実行中にIDを受信した外部ア
プリケーション装置は,以降のプリント命令あるいはス
キャン命令を同様の手順で送信し,該命令に対するID
を受信し,各命令がIDにより識別された状態でバッフ
ァリングされ,該バッファリングされた各命令に対し
て,外部アプリケーション装置は特定のIDを指定する
ことにより特定のプリント命令あるいはスキャン命令の
キャンセルや内容変更を実行するため,外部アプリケー
ション装置からの複数のプリント命令あるいはスキャン
命令を短時間で受け付けることが可能になると共に,プ
リント命令あるいはスキャン命令に対してキャンセルや
内容変更が可能となり,その処理効率を著しく向上させ
ることができる。また,プリント命令のキャンセルや内
容の変更を,プリント命令とプリント命令に含まれるプ
リント条件とを独立に実行するため,スキャン命令とス
キャン命令に含まれるスキャン条件とを独立に実行する
ため,プリント命令に付随するプリント条件をアプリケ
ーションが送信しなおさなくても,キャンセル前に予定
していたプリント条件でプリント処理することができ
る。また,バッファリングされたプリント命令がアプリ
ケーションによってキャンセルされたとき,キャンセル
されたIDのプリント条件を設定する必要がなく,プロ
グラムを単純化することができる。また,スキャン命令
のキャンセルや内容の変更を,スキャン命令とスキャン
命令に含まれるスキャン条件とを独立に実行するため,
スキャン命令に付随するスキャン条件をアプリケーショ
ンが送信しなおさなくても,キャンセル前に予定してい
たスキャン条件でスキャン処理することができる。ま
た,バッファリングされたスキャン命令がアプリケーシ
ョンによってキャンセルされたとき,キャンセルされた
IDのスキャン条件を設定する必要がなく,プログラム
を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル複写機の構成を平面図で
示す説明図である。
【図2】本発明に係るデジタル複写機の概略構成を示す
説明図である。
【図3】本発明に係るデジタル複写機の構成および信号
のやりとりを示すブロック図である。
【符号の説明】
200 スキャナ 230 プリンタ 251,252 イメージプロセッサ 253 システムコントローラ 301 外部機器(外部アプリケーション装置) 302 プリンタ・スキャナコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/44 H04N 1/44 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 B41J 5/30 G03G 21/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部アプリケーション装置からの各プリ
    ント命令に対してIDを発行すると共に,発行済のID
    に対応したプリント処理の実行中および待機中に,次あ
    るいは以降のプリント命令を受け付けてIDを発行する
    システム制御手段を有し, 前記システム制御手段は,プリント命令毎に,前記外部
    アプリケーション装置により設定されるプリント命令と
    該プリント命令に含まれるプリント条件とを独立に変更
    する ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置への発行済IDに対応したキャンセル
    命令により,該キャンセル命令に応じたプリント制御の
    みをキャンセルし,該キャンセルしたプリント命令に含
    まれるプリント条件の設定はそのままの状態で実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置への発行済IDに対応したキャンセル
    命令により,該キャンセル命令に応じたプリント制御と
    プリント命令に含まれるプリント条件の設定の両方をキ
    ャンセルすることを特徴とする請求項記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置への発行済IDに対応した少なくとも
    2種類のキャンセル命令により,前記IDに応じたプリ
    ント制御のみをキャンセルし,前記プリント命令に含ま
    れるプリント条件の設定を実行する処理,あるいは,前
    記プリント制御とプリント命令に含まれるプリント条件
    の設定の両方をキャンセルする処理の2種類のキャンセ
    ル処理を選択的に実行することを特徴とする請求項
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置から設定されたプリント命令のうち,
    次にスタートするプリント命令のプリント条件の内容
    が,現在のプリント条件の内容に対して同一であるか否
    かを判断し,同一である場合には次のプリント処理を開
    始し,同一ではない場合には現在のプリント処理終了後
    に設定変更を行い,次のプリント処理を実行することを
    特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置から設定されたプリント命令およびそ
    のプリント条件を,外部アプリケーション装置からの指
    示により変更可能であることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 外部アプリケーション装置からのスキャ
    ン命令に基づいて画像データを前記外部アプリケーショ
    ン装置へ送信する場合,前記システム制御手段は,前記
    外部アプリケーション装置からの各スキャン命令に対し
    てIDを発行し,該IDに基づいて画像データ読取プロ
    セスを制御すると共に,スキャン命令毎に,外部アプリ
    ケーション装置から設定するスキャン命令と,該スキャ
    ン命令に含まれるスキャン条件とを,独立に変更するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置への発行済IDに対応したキャンセル
    命令により,該キャンセル命令に応じたスキャン動作の
    みをキャンセルし,該キャンセルしたスキャン命令に含
    まれるプリント条件の設定はそのままの状態で実行する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記システム制御手段は,前記外部アプ
    リケーション装置への発行済IDに対応したキャンセル
    命令により,該キャンセル命令に応じたスキャン動作と
    スキャン命令に含まれるスキャン条件の設定の両方をキ
    ャンセルすることを特徴とする請求項7記載の画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】 前記システム制御手段は,前記外部ア
    プリケーション装置への発行済IDに対応した少なくと
    も2種類のキャンセル命令により,前記IDに応じたス
    キャン動作のみをキャンセルし,前記スキャン命令に含
    まれるスキャン条件の設定を実行する処理,あるいは,
    前記スキャン動作とスキャン命令に含まれるスキャン条
    件の設定の両方をキャンセルする処理の2種類のキャン
    セル処理を選択的に実行することを特徴とする請求項7
    記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記システム制御手段は,前記外部ア
    プリケーション装置から設定されたスキャン命令および
    そのスキャン条件を,外部アプリケーション装置からの
    指示により変更可能であることを特徴とする請求項
    載の画像形成装置。
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