JP3424410B2 - 回路基板装置 - Google Patents

回路基板装置

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JP3424410B2
JP3424410B2 JP28396595A JP28396595A JP3424410B2 JP 3424410 B2 JP3424410 B2 JP 3424410B2 JP 28396595 A JP28396595 A JP 28396595A JP 28396595 A JP28396595 A JP 28396595A JP 3424410 B2 JP3424410 B2 JP 3424410B2
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藤 雅 康 斉
水 欣 正 清
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松 祐 次 村
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路基板装置としては、
特開平5−135814号公報に示されるものが知られ
ている。このものは、コネクタ(ケース)に一体的に設
けられた複数のコネクタ端子と、その表面にコネクタ端
子と同数の入力端子をもつ回路基板と、コネクタ端子及
び入力端子間を夫々電気的に接続するコネクタ端子及び
入力端子と同数の接続部材とを備えたものである。ここ
で、コネクタ端子及び入力端子間の距離(即ち接続部材
の長さ)は全て等しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このものを
雰囲気温度が変化する空間(例えばエンジンルーム)に
長期間配設した場合では、コネクタと回路基板との熱膨
張率の差によりコネクタ(コネクタ端子)及び回路基板
(入力端子)に発生する熱歪み(応力)の大きさが異な
り、結果、接続部材が断線する恐れがある。
【0004】そこで、この接続部材の耐熱性(寿命)を
向上させるために、コネクタ端子及び入力端子間の距離
を全領域において長くし、全ての接続部材の長さを長く
することも考えられるが、この場合、接続部材の占有領
域が多くなるため、回路基板上に形成する主要な電気素
子の占有領域が少なくなる。ここで、主要な電気素子の
占有領域を確保するためには、回路基板が大型化し、結
果、装置全体が大型化することとなる。
【0005】故に、本発明は、装置を大型化することな
く、雰囲気温度が変化する空間に長期間配設した場合に
おける接続部材の寿命を向上させることを、その技術的
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ケースに
対する回路基板の熱歪みを抑制するためのピンをケース
に設けた場合に、ピンに近い領域では回路基板の熱歪み
が小さくなり、ピンから遠い領域では回路基板の熱歪み
が大きくなることを発見し、熱歪みが小さい領域では第
1及び第2の端子間の距離を短くし、熱歪みが大きい領
域では両者間の距離を長くするという本発明に到達し
た。
【0007】即ち、上記技術的課題を解決するために本
発明において講じた技術的手段は、ケースと、ケースに
インサート成形された複数の第1の端子と、ケース内に
配設され、その表面に第1の端子と同数の第2の端子を
もつ回路基板と、第1及び第2の端子間を夫々電気的に
接続する接続部材と、ケースに設けられ、ケースに対す
る回路基板の熱歪みを抑制するためのピンとを備え、ピ
ンに近い領域では、第1及び第2の端子間の距離を短く
し、ピンから遠い領域では、第1及び第2の端子間の距
離を長くしたことである。
【0008】上記技術的手段の装置を雰囲気温度が変化
する空間に長期間配設した場合ではケース及び回路基板
の熱膨張率の差によりケース及び回路基板間に異なる熱
歪みが発生するが、ケースに対する回路基板の熱歪みを
抑制するためのピンの作用により、ピンの位置する部分
ではケースに対する回路基板の熱歪みを極力抑えること
ができる。
【0009】また、ピンに近い領域では、ピンの作用に
よりケースに対する回路基板の熱歪みが小さくなり、ピ
ンから遠い領域では、ケースに対する回路基板の熱歪み
が大きくなる。そこで、ケースに対する回路基板の熱歪
みが小さい領域(ピンに近い領域)では、上記技術的手
段の如く、第1及び第2の端子間の距離を短くして接続
部材の長さを短くしても、ケースに対する回路基板の熱
歪みによる接合部材の断線を抑制することができる。
又、ケースに対する回路基板の熱歪みが大きい領域(ピ
ンから遠い領域)では、上記技術的手段の如く、第1及
び第2の端子間の距離を長くして接続部材の長さを長く
することにより、ケースに対する回路基板の熱歪みによ
る接合部材の断線を抑制することができる。
【0010】このように、上記技術的手段によれば、ケ
ースに対する回路基板の熱歪みを抑制するためのピンを
ケースに設け、ピンに近い領域では第1及び第2の端子
間の距離を短くし、ピンから遠い領域では第1及び第2
の端子間の距離を長くしたので、雰囲気温度が変化する
空間に長期間配設した場合において、温度変化による接
続部材の断線を低減でき、接続部材の寿命を向上させる
ことができる。また、ピンに近い領域では第1及び第2
の端子間の距離を短くし、ピンから遠い領域では第1及
び第2の端子間の距離を長くしたので、全領域において
第1及び第2の端子間の距離を長くしたものと比較し
て、接続部材の占有領域を減少でき、その分回路基板上
における主要な電気素子の占有領域を確保できる。結
果、装置の小型化を図ることができる。
【0011】上記技術的手段において、第1及び第2の
端子間の距離を、ピンからの距離に比例して長くすると
好ましい。この構成によれば、温度変化による接続部材
の断線を一層低減できると共に、接続部材の占有領域を
一層減少できる。
【0012】上記技術的手段において、ピンを、回路基
板の角部に位置するようケースに一体的に設けると好ま
しい。この構成によれば、ピンが回路基板の角部に位置
するので、回路基板上における主要な電気素子の占有領
域を一層確保することができる。又、ピンをケースに一
体的に設けたので、部品点数が削減でき、コスト的に有
利である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、本実施形態に
係る回路基板装置1は、アンチロッックブレーキシステ
ム(ABS)のアクチュエータ10に一体的に組付ら
れ、温度変化の著しいエンジンルーム内に搭載される。
この回路基板装置1は、樹脂製のケース2と、複数(こ
こでは4つ)のコネクタ端子(第1の端子)3(3a〜
3d)と、金属製の回路基板4と、アクチュエータ10
の入力端子11に電気的に接続される複数(ここでは7
つ)の駆動端子(第1の端子)5(5a〜5g)と、金
属製の第1及び第2のワイヤボンド群(接続部材)6
(61,62)とを備えている。
【0015】ケース2は、ハウジング21と、カバー2
2とから構成されている。カバー21は、ハウジング2
1との間で空間23を形成するようにハウジング21に
気密的に固定されている。ここでは、ケース2は、ポリ
ブチレンテレフタレート(PBT)からなり、その熱膨
張率は40〜90ppm/℃である。ハウジング21に
は、カバー22側から見て略L字状の端子形成部211
が一体的に設けられ、この端子形成部211はY軸方向
延在部211aとX軸方向延在部211bとから構成さ
れている。
【0016】コネクタ端子3a〜3dは、端子形成部2
11のY軸方向延在部211aにインサート成形により
一体的に形成され、各種センサ(例えば4輪の車輪速度
センサ,図示せず)と電気的に接続されている。これら
のコネクタ端子3a〜3dは、空間23に露出するよう
に一直線上に(つまり図2のY軸方向へ)等間隔で並ん
でいる。一方、駆動端子5a〜5gは、端子形成部21
1のX軸方向延在部211aにインサート成形により一
体的に形成され、ソレノイド弁群10やモータ20と電
気的に接続されている。これらの駆動端子5a〜5g
も、空間23に露出するようにコネクタ端子3a〜3d
の配列方向とは直交する方向に(つまり図2のX軸方向
へ)等間隔で並んでいる。
【0017】図1に示すように、ハウジング21には、
端子形成部211よりも低い段部21aが一体的に設け
られ、段部21aは回路基板4の周縁部全域に対応する
部分に設けられる。段部21aの角部上には、複数の突
部(図1では1つのみ図示)21bが一体的に設けら
れ、この突部21b上には回路基板4が載置される。こ
の突部21bにより形成される回路基板4及び段部21
a間の空間全域には、熱硬化性樹脂から成る接着剤24
が充填され、この接着剤24により回路基板4がハウジ
ング21の段部21aと結合されている。ここでは、回
路基板4は、アルミニウム製の本体上にガラスエポキシ
樹脂製の樹脂板を形成したもので、その熱膨張率は略2
3ppm/℃である。尚、回路基板4は、端子形成部2
11の内側面に面している。
【0018】図2に示すように、回路基板4の表面に
は、コネクタ端子3a〜3dと同数の入力端子(第2の
端子)41(41a〜41d)、電子制御部42、及び
駆動端子5a〜5gと同数の出力端子(第2の端子)4
3(43a〜43g)が形成されている。入力端子41
a〜41dは、入力端子41a〜41dと同数の第1の
ワイヤボンド群61a〜61dを介してコネクタ端子3
a〜3dに夫々電気的に接続され、コネクタ端子3a〜
3dで得た各種センサからの情報が第1のワイヤボンド
群61a〜61dを介して夫々入力端子41a〜41d
に入力される。これらの入力端子41a〜41dは、回
路基板4上で電子制御部42に電気的に接続され、電子
制御部42は入力端子41a〜41dで得た情報を基に
ABSアクチュエータ10内の駆動するソレノイド弁
(図3に図示)を選択したり、モータ20を駆動するべ
きか否かを判定し、選択したソレノイド弁を駆動する信
号やモータ20を駆動する信号を回路基板4上で電気的
に接続された出力端子43a〜43gに出力する。これ
らの出力端子43a〜43gは、出力端子43a〜43
gと同数の第2のワイヤボンド群62a〜62gを介し
て駆動端子5a〜5gに夫々電気的に接続され、電子制
御部42で得た前記信号を第2のワイヤボンド群62a
〜62gを介して夫々駆動端子5a〜5gに入力する。
これにより、選択されたソレノイド弁やモータ20が駆
動する。
【0019】第1のワイヤボンド群61は、超音波接合
によりコネクタ端子3及び入力端子41に結合され、第
2のワイヤボンド群62は、超音波接合により駆動端子
5及び出力端子43に結合されている。尚、第1及び第
2のワイヤボンド群61,62はアルミニウム製であ
る。回路基板4全体及びコネクタ端子3及び駆動端子5
を含むハウジング21の端子形成部211全体は、シー
ル部材(ここではシリコーンゲル)25によりシールさ
れている。
【0020】尚、ハウジング21の図1下面には、ソレ
ノイド弁及びモータ20の各種入出力端子(図3に図
示)を挿入するための複数の(ここでは7つ)挿入孔2
12(2つのみ図示)が形成されている。
【0021】ここで、図3を参照してABSアクチュエ
ータ10の構成について説明する。
【0022】同図に示すように、ABSアクチュエータ
10は、複数のソレノイド弁70,80(2つのみ図
示)を備えている。ソレノイド弁70は、マスターシリ
ンダ(図示せず)及び各車輪ブレーキを結ぶ液圧回路の
途中に設けられ、殆どの部分がハウジング21内に収容
されている。このソレノイド弁70は、その非通電時に
第1通路91及び第2通路92間を連通させ、通電時に
第1通路91及び第2通路92間を遮断して第1通路9
1及び第3通路93間を連通させるものである。
【0023】ソレノイド弁70は、ボビン71に巻き回
されたコイル72を有している。コイル72の一端は、
入力端子73を介して前述した駆動端子5の内のひとつ
(例えば5c)と電気的に接続され、その他端は、出力
端子74を介して前述した駆動端子5の内の別なひとつ
(例えば5d)と電気的に接続されている。入力及び出
力端子73,74は、夫々駆動端子5c,5dに溶接さ
れ、支持されている。
【0024】ボビン71内には、ABSハウジング90
に固定された固定コア75が挿入されている。固定コア
75は、本体75aと、本体75aとの間で密閉空間7
51bを形成するように本体75aに固定された円筒部
75bとを有している。密閉空間751b内には、可動
コア76が図3上下方向に移動自在に配設され、可動コ
ア75の本体75aとの間で磁気ギャップ76aを形成
している。可動コア75には、弁体77が圧入され、こ
の弁体77は固定コア75の本体75aを貫通し、ハウ
ジング90に固定された弁座94に着脱自在になってい
る。固定コア75の本体75a及び可動コア76間に
は、スプリング78が配設され、弁体77を弁座94か
ら離脱する方向へ可動コア76を付勢している。尚、弁
体77の上端には、ストッパ79が固定されている。
【0025】ボビン71及びコイル72は、ヨーク81
により囲まれており、ヨーク81はボビン71及びコイ
ル72に対して図3上下方向に相対移動可能になってい
る。
【0026】ヨーク81及び回路基板装置1のハウジン
グ21間には、板ばね82が配設され、板ばね82はヨ
ーク81をハウジング90側(図示下方向)に付勢して
いる。
【0027】ヨーク81は、回路基板装置1のハウジン
グ21に一体的に設けられた保持部材213によりハウ
ジング90側への移動が規制される。尚、ソレノイド弁
80の構成は、ソレノイド弁70の構成と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0028】次に、本発明に相当する実施形態の主要部
の構成について説明する。
【0029】図1に示すように、ハウジング21の突部
21bには、単一のピン部(ピン)21cが一体的に形
成され、ピン部21cは回路基板4の角部の1つ(即ち
入力端子41及び出力端子43間の角部)を貫通してい
る。このピン部21cは、ハウジング21及び回路基板
4間の熱膨張率の差によるハウジング21に対する回路
基板4の熱歪みを抑制するためのものである。従って、
図4に示すように、ピン部21cが存在する地点では、
ハウジング21に対する回路基板4のX,Y軸方向への
熱歪みが最も抑制され、最小となる。
【0030】また、図4に示すように、ピン部21cか
ら遠ざかるに連れて回路基板4の熱歪みが比例的に増加
する。つまり、ピン部21cから遠ざかるに連れて第1
及び第2ワイヤボンド群61,62の熱歪みに対する耐
力を大きくする必要がある。
【0031】そこで、本実施形態では、コネクタ端子3
及び入力端子41間の距離m並びに駆動端子5及び出力
端子43間の距離nをピン部21cからの距離に比例し
て長くしている。即ち、Y軸方向に関して、第1コネク
タ端子3a及び第1入力端子41a間の距離m1 <第2
コネクタ端子3b及び第2入力端子41b間の距離m2
<第3コネクタ端子3c及び第3入力端子41c間の距
離m3 <第4コネクタ端子3d及び第4入力端子41d
間の距離m4 に設定されている。又、X軸方向に関し
て、第1駆動端子5a及び第1出力端子43a間の距離
1 <第2駆動端子5b及び第2出力端子43b間の距
離n2 <第3駆動端子5c及び第3出力端子43c間の
距離n3 <第4駆動端子5d及び第4出力端子43d間
の距離n4 <第5駆動端子5e及び第5出力端子43e
間の距離n5 <第6駆動端子5f及び第6出力端子43
f間の距離n6 <第7駆動端子5g及び第7出力端子4
3g間の距離n7 に設定されている。このように、コネ
クタ端子3及び入力端子41間の距離m並びに駆動端子
5及び出力端子43間の距離nをピン部21cからの距
離に比例して長くしているので、第1及び第2のワイヤ
ボンド群61,62の長さもピン部21cからの距離に
比例して長くなり、結果、ピン部21cから遠ざかるに
連れて第1及び第2ワイヤボンド群61,62の熱歪み
に対する耐力を大きくすることができる。
【0032】尚、図2では、ピン部21cからの距離に
応じて入力端子41を少しずつX軸方向内側(回路基板
4の内側)へオフセットさせているが、入力端子41を
オフセットさせずにピン部21cからの距離に応じてコ
ネクタ端子3をX軸方向外側にオフセットさせても良
い。更に、入力端子41及びコネクタ端子3の両方を相
反する方向へオフセットさせても良い。上記の3つの構
成の内、装置全体を小型化するという観点から、図2の
構成が最も好ましい。
【0033】また、図2では、ピン部21cからの距離
に応じて出力端子43を少しずつY軸方向内側(回路基
板4の内側)へオフセットさせているが、出力端子43
をオフセットさせずにピン部21cからの距離に応じて
駆動端子5をY軸方向外側にオフセットさせても良い。
更に、出力端子43及び駆動端子5の両方を相反する方
向へオフセットさせても良い。上記の3つの構成の内、
装置全体を小型化するという観点から、図2の構成が最
も好ましい。
【0034】また、図2では、コネクタ端子3及び入力
端子41間の距離m並びに駆動端子5及び出力端子43
間の距離nをピン部21cからの距離に比例して長くし
ているが、ピン部21cに近い領域では両距離m,nを
短くし、ピン部21cから遠い領域では両距離m,nを
長くするという範囲内であれば変更可能である。
【0035】また、図1では、ピン部21cを突部21
bに一体的設けたが、ピン部21cを突部21bやハウ
ジング21と別部材から構成しても良い。又、熱歪みを
最も小さくするためにピン部21cを回路基板4の入力
端子41及び出力端子43間の角部に設けたが、ハウジ
ング21の端子形成部211に面する回路基板4の周縁
部であればどこに設けても良い。又、熱歪みによる回路
基板4の割れを防止するためにピン部21cを1つのみ
設けたが、複数設けても良い。更に、ピン部21cを回
路基板4には固定してはいないが、ピン部21cをボル
ト等の締結部材で構成して回路基板4に締結しても良
い。
【0036】また、ワイヤボンド6の数は、入出力端子
41,43と同数設ける必要は全くなく、強度を確保す
るために例えばコネクタ端子及び入力端子間に2つ以上
ずつ設けても良い。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ケースに対す
る回路基板の熱歪みを抑制するためのピンをケースに設
け、ピンに近い領域では第1及び第2の端子間の距離を
短くし、ピンから遠い領域では第1及び第2の端子間の
距離を長くしたので、雰囲気温度が変化する空間に長期
間配設した場合において、温度変化による接続部材の断
線を低減でき、接続部材の寿命を向上させることができ
る。また、ピンに近い領域では第1及び第2の端子間の
距離を短くし、ピンから遠い領域では第1及び第2の端
子間の距離を長くしたので、全領域において第1及び第
2の端子間の距離を長くしたものと比較して、接続部材
の占有領域を減少でき、その分回路基板上における主要
な電気素子の占有領域を確保できる。結果、装置の小型
化を図ることができる。
【0038】請求項2の発明によれば、第1及び第2の
端子間の距離をピンからの距離に比例して長くしたの
で、温度変化による接続部材の断線を一層低減できると
共に、接続部材の占有領域を一層減少できる。
【0039】請求項3の発明によれば、ピンを回路基板
の角部に位置するようケースに一体的に設けたので、ピ
ンが回路基板の角部に位置するので、回路基板上におけ
る主要な電気素子の占有領域を一層確保することができ
る。また、ピンをケースに一体的に設けたので、部品点
数が削減でき、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る回路基板装置の平面図
である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】本実施形態に係るピン部からの距離及び回路基
板の熱歪み間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 回路基板装置 2 ケース 3 コネクタ端子(第1の端子) 3a〜3d 第1〜第4コネクタ端子 4 回路基板 41 入力端子(第2の端子) 41a〜41d 第1〜第4入力端子 42 電子制御部 43 出力端子(第2の端子) 43a〜43g 第1〜第7出力端子 5 駆動端子(第1の端子) 5a〜5g 第1〜第7駆動端子 6 ワイヤボンド(接続部材) 61 第1のワイヤボンド群 62 第2のワイヤボンド群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−135814(JP,A) 特開 平7−22538(JP,A) 実開 平6−54276(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/09 H05K 7/14 H01L 23/48 H01L 23/12 H01L 23/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケースにインサート成形された複数の第1の端子
    と、 前記ケース内に配設され、その表面に前記第1の端子と
    同数の第2の端子をもつ回路基板と、 前記第1及び第2の端子間を夫々電気的に接続する接続
    部材と、 前記ケースに設けられ、前記ケースに対する前記回路基
    板の熱歪みを抑制するためのピンとを備え、 前記ピンに近い領域では、前記第1及び第2の端子間の
    距離が短くなっており、前記ピンから遠い領域では、前
    記第1及び第2の端子間の距離が長くなっている回路基
    板装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1及び第2の端子間の距離は、前記ピンからの距
    離に比例して長くなっている回路基板装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ピンは、前記回路基板の角部に位置するよう前記ケ
    ースに一体的に設けられている回路基板装置。
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