JP3423610B2 - ユニット式電子装置 - Google Patents
ユニット式電子装置Info
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- JP3423610B2 JP3423610B2 JP06592898A JP6592898A JP3423610B2 JP 3423610 B2 JP3423610 B2 JP 3423610B2 JP 06592898 A JP06592898 A JP 06592898A JP 6592898 A JP6592898 A JP 6592898A JP 3423610 B2 JP3423610 B2 JP 3423610B2
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
筺体に分散して配設したユニット式電子装置に係り、特
に、プラントなどを制御/監視する分散設置型プロセス
制御/監視システムにおいて用いられるユニット式フィ
ールドコントローラなどにおいて好適に利用することが
できるユニット式電子装置に関するものである。
に開示された従来のユニット式電子装置の例を示す一部
分解斜視図である。同図はユニット式電子装置を入出力
ユニットに適用した場合の例である。図において、9は
複数の入出力ユニットが取り付けられる取付レール、2
00はそれぞれ当該取付レール9上に取り付けられ、複
数の入出力端子を有する入出力端子部とこの入出力端子
部と一体に形成された接続基板部とからなるベース端子
モジュール、201はそれぞれ接続基板部に直接取付け
られる入出力モジュール、202は隣接して配置される
2つのベース端子モジュール200,200の接続基板
部同士を接続する電子ジャンパ、203は隣接して配置
される2つのベース端子モジュール200,200の入
出力端子部同士を接続する電力ジャンパである。
上に複数のベース端子モジュール200を一列に配列し
た後、その接続基板部上に入出力モジュール201を配
設し、接続基板部同士を電子ジャンパ202で接続し、
入出力端子部同士を電力ジャンパ203で接続すること
で形成される。そして、このような入出力ユニットは、
各入出力端子に入出力ケーブルを接続し、この入出力端
子に入出力される信号を入出力モジュール201および
電子ジャンパ202により接続された複数の接続基板部
を用いて交換することができる。
装置は以上のように構成されているので、入出力モジュ
ールは一列に配列された複数のジャンパピンにより接続
基板部上に取り付けられており、当該入出力モジュール
にわずかな力が作用しただけで、入出力モジュールと接
続基板部との電気的な接続状態が変化し、極端な場合に
は入出力モジュールが接続基板部から脱落してしまうと
いう問題がある。
多数組み合わせて分散設置型プロセス制御/監視システ
ムを構築した場合、その動作信頼性、安定性に欠けると
いう問題があった。
めになされたもので、複数のモジュールに分割して電子
部品を配設しているにもかかわらず、容易に組み立てる
ことができるとともに、当該複数のモジュール同士を安
定して固定することができるユニット式電子装置を得る
ことを目的とする。
式電子装置は、2つの筺体に分散して電子部品を配設す
るとともに、これら2つの筺体同士をコネクタを用いて
接続するように構成されたユニット式電子装置におい
て、各筺体には2つ以上のコネクタを並べて配設した接
合部を形成するとともに、一方の筺体の接合部には、当
該コネクタの嵌合方向に沿って且つ2つ以上のコネクタ
の間において立設された係止部材を配設し、他方の筺体
の接合部には、当該コネクタ同士を接合した状態におい
て当該係止部材と嵌合される係止孔を形成したものであ
る。
止部材の先端部にはコネクタの嵌合方向と垂直な方向に
突出した係止凸部を設けたものである。
止部材が形成された筺体には、少なくとも上記係止凸部
の突出方向における接合部の周辺部分から嵌合方向に沿
って補強壁が立設され、他方の筺体はコネクタ同士を接
合した状態において当該補強壁と当接するものである。
強壁の他方の筺体との当接面上および/または他方の筺
体の補強壁との当接面上には、コネクタの嵌合方向に沿
って複数の差込リブが形成されているものである。
込リブのコネクタ嵌合方向先端部は、面取がなされてい
るものである。
方の筺体の接合部周辺部分にはコネクタの嵌合方向に伸
在させて差込凹部を形成するとともに、補強壁は当該差
込み凹部に填め合わされるものである。
込凹部は2つ以上に分割して形成されるとともに、補強
壁は当該分割された各差込凹部と填め合わされるもので
ある。
込凹部の深さと補強壁の厚さとは同じ寸法に形成されて
いるものである。
止凸部が1方向に突出して形成されるとともに、補強壁
が当該係止凸部の突出方向における2つのコーナの周辺
部に2つに分割して形成され、差込凹部は当該各補強壁
と填め合わされるものである。
止部材は、コネクタの嵌合方向と垂直な方向に沿って移
動可能な係止部材本体と、コネクタの嵌合方向に沿って
当該係止部材本体上に立設された係止アームと、当該係
止アームの先端部において上記移動方向に突出する係止
凸部とを有するものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるユ
ニット式フィールドコントローラ(ユニット式電子装
置)を用いた分散設置型プロセス制御/監視システムの
構成例を示すシステム構成図である。図において、1は
それぞれプラントなどのフィールド内に分散して設置さ
れ、フィールドの状態情報が直接入力されたり、フィー
ルドの各プロセスへ制御情報を直接出力したりするフィ
ールド設置盤であり、2はこのフィールド設置盤1とフ
ィールド内のプラント設備などとを接続する入出力ケー
ブルであり、3はこれら複数のフィールド設置盤1,1
同士を接続し、これら複数のフィールド設置盤1,1間
で制御情報などを通信する際に使用するツイストペアケ
ーブルなどの低速フィールドケーブルであり、4はフィ
ールドとは仕切られたクリーンな図示外の電気室内に設
置され、これら複数のフィールド設置1,1盤を統合的
に監視するフィールドサーバであり、5はフィールドサ
ーバ4とフィールド設置盤1とを接続し、これらの間で
制御情報などを通信する際に使用する光ケーブルなどの
高速フィールドケーブルであり、6はプラントなどを全
体的に制御するための制御情報などを具備するシステム
サーバであり、7は当該システムサーバ6の制御情報な
どを確認/変更する場合に使用するシステム端末装置で
あり、199はこれらフィールドサーバ4、システムサ
ーバ6、システム端末装置7などを接続し、これらの間
で制御情報などを通信する際に使用する高速通信ケーブ
ルである。
御/監視システムでは、システムサーバ6に記憶された
システム全体の制御情報に基づいてフィールドサーバ4
にその管理領域の制御情報が出力されると、このフィー
ルドサーバ4が当該管理領域の制御情報を各フィールド
設置盤1,1の制御情報として出力し、各フィールド設
置盤1はこの制御情報に基づいてフィールドに制御情報
を出力したり、フィールドの状態情報を取得したりす
る。
ールド設置盤1の構成例を示す斜視図である。図におい
て、8はそれぞれユニット式フィールドコントローラで
あり、1aはこれらのユニット式フィールドコントロー
ラ8を格納する設置盤本体であり、1bは設置盤本体1
aの前面に開閉可能に設けられた盤用開閉扉である。
ールド設置盤1の内部構成例を示す要部拡大図である。
図において、9はそれぞれ設置盤本体1aに固定される
取付レールであり、10はそれぞれ取付レール9に固定
され、同一取付レール9上に固定される他のユニット1
1〜14に電力を供給する電源ユニットであり、11は
それぞれ取付レール9に固定されるとともに低速フィー
ルドケーブル3が接続された低速中継ユニットであり、
12はそれぞれ取付レール9に固定されるとともに入出
力ケーブル2,2が接続された基本入出力ユニットであ
り、13はそれぞれ取付レール9に固定されるとともに
入出力ケーブル2,2が接続された拡張入出力ユニット
であり、14は取付レール9に固定されるとともに高速
フィールドケーブル5が接続された高速中継ユニットで
あり、15は上記複数の電源ユニット10,10に電力
を分配する電源ケーブルである。
ニット10〜14の取付レール9への固定構造および固
定方法を示す固定手順説明図である。図において、16
は各ユニット10〜14のベースケースであり、17は
取付レール9よりも少し広い幅にてこのベースケース1
6の一側面全面に渡って形成されたレール取付凹部であ
り、18は当該ベースケース16の一側面上にレール取
付凹部17の幅方向に沿って移動可能に配設され、しか
も、通常状態ではその一部がレール取付凹部17の上に
突出した状態となるように配設されたレール取付スライ
ダであり、19はそれぞれ当該レール取付スライダ18
と一体的に形成され、このレール取付スライダ18が通
常状態にあるときに上記ベースケース16の脇に突出す
るように形成された引掛リングである。
取付スライダ18とは反対側のレール取付凹部17の端
部を取付レール9の一端に係合させた後、同図(b)に
示すように、その係合状態を維持したままベースケース
16を回動させて押し込むことで、取付レール9の他端
をレール取付凹部17内に格納させる。この際、レール
取付スライダ18は、上記押し込み圧力により一時的に
強制的に移動した後、取付レール9の他端がレール取付
凹部17内に格納されることにより元の位置に戻る。従
って、取付レール9はレール取付スライダ18とレール
取付凹部17との間で挟持されることになり、これによ
り各ユニット10〜14のベースケース16は取付レー
ル9に固定される。
ニット10〜14のベースケース16を取付レール9か
ら取り外す方法を示す取り外し手順説明図である。ま
ず、引掛リング19内にマイナスドライバの先端部など
を挿入するとともに、当該引掛リング19をベースケー
ス16から離間する方向に引っ張る。これによりレール
取付スライダ18が取付レール9から離間される。この
状態でベースケース16を同図の手前に引き抜くことに
より、各ユニット10〜14を取付レール9から取り外
すことができる。
ユニット10の構造を示す斜視図である。図において、
20はレール取付凹部17が形成されるとともに電圧変
換回路などが内蔵された電源ユニット本体であり、21
は電源ユニット本体20の前面に開閉可能に配設された
電源ユニット開閉扉であり、22は電源ユニット本体2
0の前面に配設され、電源ケーブル15が接続される電
源入力端子群であり、23は電源ユニット本体20の前
面に配設され、電源供給がなされていることを示すパワ
ーオンランプであり、24は電源異常時にアラーム信号
を出力するアラーム出力端子群であり、25は所定の電
力を出力する電源出力ケーブルであり、26はこの電源
出力ケーブル25の先端部に取り付けられた角形口の電
源コネクタである。
中継ユニット11の構造を示す分解斜視図である。この
低速中継ユニット11は、レール取付凹部17が形成さ
れる低速中継用ベースケース27、この低速中継用ベー
スケース27に収納される通信基板モジュール28、低
速中継用ベースケース27に収納される拡張基板モジュ
ール29、および、低速中継用ベースケース27ととも
にこれら2つの基板モジュール28,29を被覆する低
速中継用カバーケース30からなる。
ベースケース27は、略正方体形状を有するとともにレ
ール取付凹部17が形成される低速中継用ハウジング3
1と、当該低速中継用ハウジング31が略一定の肉厚と
なるように低速中継用ハウジング31内部に開設されて
上記2つの基板モジュールを収納する基板モジュール収
納部32と、上記レール取付凹部17とは反対側の低速
中継用ハウジング31側面から基板モジュール収納部3
2までに開設された基板挿入用開口部33とを基本的な
構成とする。以下において、低速中継用ハウジング31
の各部については、レール取付凹部17が形成された部
位をハウジング底部31aとよび、このハウジング底部
31aに立設されることになる部位をハウジング側面部
31b,31cとよび、このハウジング側面部のうちレ
ール取付凹部17の伸在方向に位置する部位を接続側ハ
ウジング側面部31bとよび、ハウジング側面部のうち
レール取付凹部17の幅方向に位置する部位を開放側ハ
ウジング側面部31cとよぶ。
はそれぞれその上端中央部にユニット間接続用切欠部3
4が形成され、一方の接続側ハウジング側面部31bに
は更にその内側面中央部にハウジング底部31aからユ
ニット間接続用切欠部34までに伸在する引掛用リブ3
5が形成されている。また、開放側ハウジング側面部3
1cにはそれぞれ、その内側面に引掛用リブ35と略平
行に載置用リブ36が2つずつ形成されるとともに、こ
れら載置用リブ36を間に挟むように3列に配列された
複数の通気孔37が開設されている。これとともに、一
方の開放側ハウジング側面部31cには、その上端部を
3等分する位置に低速フィールドケーブル取出用切欠部
39が2つ形成されるとともに、上端部の中央にカバー
取付用孔38が開設され、他方の開放側ハウジング側面
部31cには、その上端部の両端に一対のカバー取付用
凹部40が形成されている。更に、ハウジング底部31
aには、引掛用リブ35とは反対側の接続側ハウジング
側面部31bに隣接する位置に載置用スタッド41が立
設されている。
42,43が形成されており、接続側ハウジング側面部
31bの上端縁寄りに形成される上側スリット42は載
置用スタッド41の高さと略同一の高さ位置に形成さ
れ、接続側ハウジング側面部31bの下端縁寄りに形成
される下側スリット43は載置用リブ36の上端部と略
同一の高さ位置に形成されている。更に、この2つのス
リット42,43により分断された引掛用リブ35は、
上側スリット42よりも上側の上部よりも上側スリット
42と下側スリット43との間の中央部の方が内側に突
出して形成され、上側スリット42と下側スリット43
との間の中央部よりも下側スリット43よりも下側の下
部の方が更に内側に突出して形成されている。なお、成
形品特有のヒケをなくし意匠を損なわない為に、この突
出量に応じて外面に凹みを形成し、肉厚を一定に保って
いる。
面部31b,31cの内側領域よりも若干小さい略四角
形状に形成された低速中継用通信基板44と、この低速
中継用通信基板44の一端縁寄りに開設された固定孔4
5と、この固定孔45が開設された端部およびそれに対
向する端部に配設され、ユニット間の電源供給や通信に
利用される角形口の2つのユニット間電源接続コネクタ
46,46と、これら2つのユニット間電源接続コネク
タ46,46の配設端部とは異なる一端部に配設され、
低速フィールドケーブル3が接続される接続端子47a
を有する低速フィールドケーブル接続端子台47と、こ
の低速フィールドケーブル接続端子台47やユニット間
電源接続コネクタ46,46とは異なる低速中継用通信
基板44の面(裏面)に、固定孔45と隣接する位置に
配設された角形口の低速中継用基板間接続コネクタ48
とを有する。
信基板44と略同一の大きさを有する低速中継用拡張基
板49と、この低速中継用通信基板の固定孔45と対応
する部位に形成されたスタッド用切欠部50と、このス
タッド用切欠部50に隣接する位置に配設された角形口
の低速中継用基板間接続コネクタ51とを有する。
グ底部31aと略同一の大きさの曲面形状に形成された
ハウジング正面部52と、このハウジング正面部52の
周囲に形成されたカバー側ハウジング側面部53と、こ
のカバー側ハウジング側面部53の下縁部において、カ
バー取付用孔38およびカバー取付用凹部40,40の
それぞれと対応する部位に形成された3つのカバーケー
スフック54と、低速中継用ベースケースのユニット間
接続用切欠部34,34に対応する部位に形成されたカ
バー側ユニット間接続用切欠部55,55と、低速中継
用ベースケースの低速フィールドケーブル取出用切欠部
39,39に対応する部位に形成された2つのカバー側
低速フィールドケーブル取出用切欠部56,56とを有
する。
中継ユニット11の組み立て工程を説明する組み立て工
程図である。各工程図は低速中継ユニット11を開放側
ハウジング側面部31c側から見た場合の断面図で示さ
れている。
部33から基板モジュール収納部32に拡張基板モジュ
ール29を斜めに挿入し、その拡張基板モジュール29
の挿入側端部を下側スリット43に挿入する。この際、
拡張基板モジュール29の挿入側端部を一旦引掛用リブ
35の中央部に当接させた後そのまま斜めに押し込むよ
うにすれば良い。これにより、拡張基板モジュール29
が斜めになった状態のままその挿入方向先端部と下側ス
リット43の位置合わせをする必要がなくなり、容易に
挿入することができる。この後、同図(b)に示すよう
に、拡張基板モジュール29を基板挿入用開口部33内
に落し込むことにより、拡張基板モジュール29を基板
モジュール収納部32内に、下側スリット43と載置用
リブ36との上に載置することができる。
用開口部33から基板モジュール収納部32に通信基板
モジュール28を斜めに挿入し、その通信基板モジュー
ル28の挿入側端部を上側スリット42に挿入する。こ
の際、通信基板モジュール28の挿入側端部を一旦引掛
用リブ35の上部に当接させた後そのまま斜めに押し込
むようにすれば良い。これにより、通信基板モジュール
28が斜めになった状態のままその挿入方向先端部と上
側スリット42との位置合わせをする必要がなくなり、
容易に挿入することができる。この後、同図(d)に示
すように、通信基板モジュール28を基板挿入用開口部
33内に落し込んだ後、2つの基板モジュールの低速中
継用基板間接続コネクタ48,51同士を直接接続させ
るように、通信基板モジュール28を基板挿入用開口部
33内に押し込む。そして、通信基板モジュール28
は、基板モジュール収納部32内に、上側スリット42
と載置用スタッド41との上に載置することができる。
更に、固定ネジ179を固定孔45に挿入して載置用ス
タッド41に固定することで、これら2つの基板モジュ
ール28,29を低速中継用ベースケース27内に固定
的に収納することができる。
継用カバーケース30の一端に設けられた2つのカバー
ケースフック54,54をカバー取付用凹部40,40
に係合させた後、同図(f)に示すように、低速中継用
カバーケース30の他端に設けられたもう一つのカバー
ケースフック54をカバー取付用孔38に嵌合されるま
で押し込む。これにより、低速中継用カバーケース30
と低速中継用ベースケース27との中に、通信基板モジ
ュール28および拡張基板モジュール29を収納するこ
とができる。
明の実施の形態1による低速中継ユニットの構造を示す
斜視図である。図において、57はそれぞれユニット間
接続用切欠部34とカバー側ユニット間接続用切欠部5
5とにより形成されるユニット間接続用開口部であり、
58はそれぞれ低速フィールドケーブル取出用切欠部3
9とカバー側低速フィールドケーブル取出用切欠部56
とにより形成される低速フィールドケーブル取出用開口
部である。
本入出力ユニット12および拡張入出力ユニット13の
構造を示す分解斜視図である。これら2つのユニット1
2,13は同一の筺体を使用するものであり、その内部
で実現している電気回路の機能が若干異なっている。図
において、59は略長方体の外形形状に形成されるとと
もに、その底部に長尺方向に沿ってレール取付凹部17
が形成された共通ベースモジュールであり、60は入出
力ケーブル2が接続される複数の入出力端子90,90
を有するとともに、レール取付凹部17とは反対側の共
通ベースモジュール59上に配設される端子台モジュー
ルであり、61は端子台モジュール60に併設させて共
通ベースモジュール59上に配設され、入出力端子90
に係る信号を処理する入出力モジュール(筺体)であ
る。
速中継ユニット14の構造を示す分解斜視図である。図
において、62は高速フィールドケーブル5が接続され
るとともに、レール取付凹部17とは反対側の共通ベー
スモジュール59上に配設される高速フィールドケーブ
ル接続モジュールであり、63は高速フィールドケーブ
ル接続モジュール62に併設させて共通ベースモジュー
ル59上に配設され、高速フィールドケーブル5に係る
信号を処理する高速通信制御モジュール(筺体)であ
る。
通ベースモジュール59の構造を示す分解斜視図であ
る。この共通ベースモジュール59は、略長方体形状を
有するとともにレール取付凹部17が当該長方体の裏面
部に長尺方向に沿って形成される共通モジュールベース
ケース(筺体)64、この共通モジュールベースケース
64に収納される係止部材65、および、共通モジュー
ルベースケース64のレール取付凹部17の形成面とは
反対側の表面上に搭載される共通基板モジュール66か
らなる。また、同図は、共通基板モジュール66の上に
端子台モジュール60が搭載された状態となっている。
ールベースケース64は、略長方体形状を有するととも
にレール取付凹部17が当該長方体の裏面部に長尺方向
に沿って形成される共通モジュールハウジング67と、
当該共通モジュールハウジング67が略一定の肉厚とな
るように、レール取付け凹部17とは反対側のハウジン
グ側面からハウジング内部までに開設された係止部材収
納部68と、共通基板モジュール66の搭載位置よりも
上方に伸在するように共通モジュールハウジング67の
ハウジング側面部と一体的に形成された補強壁69とを
基本的な構成とする。
グ側面部の上部にはプッシュボタン用開口部70が形成
されており、係止部材収納部68のこのプッシュボタン
用開口部70に隣接する部位には、当該プッシュボタン
用開口部70と同様の高さの上面を有する係止部材載置
台71が形成されている。また、この係止部材載置台7
1の上面にはプッシュボタン用開口部70の貫通方向に
沿って2つのガイドレール72,72が形成され、これ
ら2つのガイドレール72,72の間にはバネ受け凸部
73が形成され、上記貫通方向とは垂直な方向における
係止部材載置台71の両端部には係止部材65を係止部
材載置台71上に保持させる1対のサイドガイド74,
74が形成されている。
ウジング内側面上には、ハウジング側面部の上端縁より
も少し下側からハウジング底部まで伸在する載置用リブ
75が複数形成され、ハウジング底部にはこの載置用リ
ブ75の上端と同じ高さに形成された載置用スタッド7
6が複数立設されている。
口部70の形成されたハウジング側面部とその両脇のハ
ウジング側面部の一部までに渡って形成されている。ま
た、プッシュボタン用開口部70の上方の部位には、当
該部位の上端部に嵌合用切欠部77が形成されている。
4,74の間全体に渡る幅に形成された係止部材本体7
8と、係止部材本体78の一端側に突出して形成された
押圧部79と、この押圧部79とは反対側の端部寄りの
位置に立設された一対の係止アーム80,80と、この
各係止アーム80,80の先端部において上記押圧部7
9と同一の方向に突出して形成された一対の係止凸部8
1,81と、係止アーム80,80の立設された面の裏
側の面においてガイドレール72,72と適合するよう
に形成された一対のガイド溝82,82と、一対のガイ
ド溝82,82の間に配設され、ガイド溝82の溝方向
に弾性変形可能に形成された板バネ83とからなる。
面部の内側領域よりも若干小さい略長方形形状に形成さ
れた共通基板84と、共通基板84の一方の長辺に隣接
する位置に配設された角型口の共通カード接続コネクタ
(コネクタ)85と、この共通カード接続コネクタ85
と共通基板84の他方の長辺との間において当該共通カ
ード接続コネクタ85と平行に配設された角型口のフィ
ールドカード接続コネクタ(コネクタ)86と、共通基
板84の各短辺に隣接する位置に配設された2つの角型
口のユニット間電源接続コネクタ87,87と、各ユニ
ット間電源接続コネクタ87,87に隣接して配置され
た2つの角型口の基本/拡張接続コネクタ88,88
と、共通カード接続コネクタ85とフィールドカード接
続コネクタ86との間であって、共通基板84の各基本
/拡張接続コネクタ88,88の間の位置に開設された
2つのアーム挿入孔89,89とからなる。そして、共
通基板84の他方の長辺に隣接する部位には、入出力ケ
ーブル2が接続される複数の入出力端子90,90およ
びこの複数の入出力端子90,90を被覆する端子カバ
ー91とを有する端子台モジュール60が配設されてい
る。
通モジュールベースケース64に係止部材65を取り付
けた状態を示す斜視図である。同図に示すように、係止
部材65はその押圧部79がプッシュボタン用開口部7
0に内側から挿入される姿勢にて係止部材載置台71上
に載置される。また、この際、係止部材65の両側部は
サイドガイド74,74の間により保持され、各ガイド
溝82,82がガイドレール72,72と適合し、板バ
ネ83はバネ受け凸部73のプッシュボタン用開口部7
0側の側面に当接している。従って、図10に示すよう
に、通常はプッシュボタン用開口部70から押圧部79
が突出した状態となり、この突出した部位(以下、プッ
シュボタンと呼ぶ)を押すことにより係止部材65はガ
イドレール72,72の方向に移動し、これとともに、
係止アーム80,80も補強壁69から離間する方向に
移動する。また、このプッシュボタン押圧動作により板
バネ83はたわんだ状態となるので、プッシュボタンか
ら手を離すことにより係止部材65は通常位置に復帰す
る。なお、共通基板84に開設されるアーム挿入孔8
9,89はこの係止アーム80,80の移動範囲におい
て係止アーム80,80と当接することがない大きさに
開設されている。
出力モジュール61の構造を示す分解斜視図である。こ
の入出力モジュール61は、各中継ユニット11,14
との間でデータ通信を行なったり(基本入出力ユニット
12の場合)、基本入出力ユニット12との間でデータ
通信を行なったり(拡張入出力ユニット13の場合)す
るメインカード基板モジュール92と、このメイン基板
モジュール92との間でデータを交換するとともにフィ
ールドとの間で送受信する信号を端子台モジュール60
の各入出力端子90,90との間で入出力するフィール
ドカード基板モジュール93と、これら2つの基板モジ
ュール92,93を挟持する1対のサイドフレーム9
4,95と、これら2つのサイドフレーム94,95同
士を連結する2つのストッパ96,97と、2つのサイ
ドフレーム94,95の間をカバーするフロントカバー
98およびリアカバー99と、フロントカバー98の正
面に貼着されるプリントシール100とからなる。以下
において、図14の描画姿勢において右側に描画された
サイドフレームをライトサイドフレーム94とよび、左
側に描画されたサイドフレームをレフトサイドフレーム
95とよび、上側に描画されたストッパを上側ストッパ
96とよび、下側に描画されたストッパを下側ストッパ
97とよぶ。
ド基板モジュール92は、上記通信機能を実現するため
の各種の電子部品が片面に搭載される略長方形形状のメ
インカード基板101と、このメインカード基板の10
1一方の短辺中央部から突出するように電子部品搭載面
に配設された角型口のカード側共通カード接続コネクタ
102と、カード側共通カード接続コネクタ102とは
反対側の短辺に沿って配列された複数の発光ダイオード
103,103と、カード側共通カード接続コネクタ1
02とは反対側の短辺に隣接する位置となる電子部品搭
載面の裏面に配設された角型口のカード間接続コネクタ
104と、メインカード基板101の長辺側端部毎に2
つずつ形成された係止片挿入用切欠部105,105と
を有する。
上記入出力機能を実現するための各種の電子部品が片面
に搭載され、メインカード基板101と同様の形状に形
成されたフィールドカード基板106と、このフィール
ドカード基板106の一方の短辺中央部から突出するよ
うに電子部品搭載面に配設された角型口のカード側フィ
ールドカード接続コネクタ107と、カード側フィール
ドカード接続コネクタ107とは反対側の短辺に沿って
配列された複数の発光ダイオード108,108と、カ
ード側フィールドカード接続コネクタ107とは反対側
の短辺に隣接する位置となる電子部品搭載面の裏面に配
設された角型口のカード間接続コネクタ109と、メイ
ンカード基板101と同様の位置に形成された4つの係
止片挿入用切欠部110,110とを有する。
ド基板101と略同一の大きさの長方形形状に形成され
たサイドパネル部111と、このサイドパネル部111
の一方の長辺側端部にサイドパネル部111とは略垂直
に立設されるとともにフィールドカード基板106の部
品搭載面上に載置された部品の高さよりも幅広の長方形
形状に形成されたアッパーパネル部112と、サイドパ
ネル部111の他方の長辺側端部に同様に形成されたア
ンダーパネル部113と、サイドパネル部111に複数
開設された通気孔114,114と、アッパーパネル部
112およびアンダーパネル部113の端部から伸在す
るように形成された2組の係止片115,115と、各
係止片115,115の中央部に開設された4つのフッ
ク貫通孔116,116と、アンダーパネル部113の
幅方向端部からサイドパネル部111と略平行となるよ
うに内側に立設された接地片117とからなる。なお、
上記各組の係止片115,115の間隔は、各カード基
板101,106の長片側端部に形成された各組の係止
片挿入用切欠部105,110の間隔と一致している。
ド基板101と略同一の大きさの長方形形状に形成され
たサイドパネル部118と、このサイドパネル部118
の一方の長辺側端部にサイドパネル部118とは略垂直
に立設されるとともにメインカード基板101の部品搭
載面上に載置された部品の高さよりも幅広の長方形形状
に形成されたアッパーパネル部119と、サイドパネル
部118の他方の長辺側端部に同様に形成されたアンダ
ーパネル部120と、サイドパネル部118に複数開設
された通気孔121,121と、アッパーパネル部11
9およびアンダーパネル部120の端部から伸在するよ
うに形成された2組の係止片123,123と、各係止
片123,123の中央部に開設された4つのフック貫
通孔124,124と、各係止片123,123の内側
部に形成された4つの接触凸部125,125とからな
る。なお、上記各組の接触凸部125,125の間隔
は、レフトサイドフレーム95に形成された各組の係止
片115,115の外側部同士の間隔よりも若干狭くな
るように形成されている。
の各ストッパは、メインカード基板101の長辺と略同
様の長さの長方体形状に形成されたストッパ基部180
と、このストッパ基部180上に立設され、基端部より
も先端部の方が大きく形成された4つのフック部18
1,181とからなる。また、この4つのフック部18
1,181は略一直線上に配列され、2つを1組とした
場合に各組同士の間隔はレフトサイドフレーム95の各
組のフック貫通孔116,116と同様の間隔となって
いる。
出力モジュール61の部分組み立て状態を示す斜視図で
ある。同図は、メインカード基板モジュール92とフィ
ールドカード基板モジュール93のカード間接続コネク
タ104,109同士を填め合わせるとともに、各基板
モジュール92,93の係止片挿入用切欠部105,1
10に各サイドフレームの係止片115,123が挿入
された状態を示している。そして、このような状態で同
図に示すように各フック貫通孔116,124に各スト
ッパのフック部181,181を挿入すれば、2つのサ
イドフレーム94,95同士の相対位置関係を固定する
ことができ、しかも、カード間接続コネクタ104,1
09で接続された2つの基板モジュール92,93をこ
れら2つのサイドフレームのアッパーパネル部112,
119の先端縁同士およびアンダーパネル部113,1
20の先端縁同士の間でがたつかないように挟持するこ
とができる。
出力モジュール61の部分組み立て状態を図15とは異
なる視点からみた一部切欠斜視図である。同図に示すよ
うに、組み立て状態では、レフトサイドフレーム95に
設けられた接地片117はフィールドカード基板106
に圧接される。また、ライトサイドフレーム94は各組
の接触凸部125,125の間にレフトサイドフレーム
95の各組の係止片115,115を挟み込み、これら
は互いに食い込んだ状態に圧接される。従って、これら
2つのサイドフレーム94,95はフィールドカード基
板106を介して接地され、電磁波シールドとしても機
能する。
出力モジュール61のフロントカバー98およびリアカ
バー99を示す斜視図である。
4,95の短片の長さよりも若干長い略長方体形状に形
成されたフロントカバー前面部126と、このフロント
カバー前面部126の一方の端部に略垂直に立設され、
サイドフレーム94,95の長辺の略半分の長さを有す
るフロントカバー上部127と、フロントカバー前面部
126の他方の端部においてフロントカバー上部127
と同一方向に略垂直に立設され、サイドフレーム94,
95の長辺の略半分の長さを有するフロントカバー下部
128とを基本構成とするものである。また、フロント
カバー前面部126には、その略中央部に2つの長スリ
ット129,129が長尺方向と平行に開設され、フロ
ントカバー上部127およびフロントカバー下部128
にはそれぞれ、その内側面中央部にその立設方向に沿っ
て耐圧確保用リブ130,130が形成されるととも
に、その外側面中央部には立設方向に沿って長方体形状
のストッパ溝131,131が形成されている。更に、
各耐圧確保用リブ130には、そのフロントカバー前面
部126寄りの底部にストッパ溝131と連通した状態
で係止片挿入スリット132が開設され、この係止片挿
入スリット132に連通させて耐圧確保用リブ130の
上面から2つのフック係止孔133,133が開設され
ている。
95の短片の長さよりも若干長い略長方体形状に形成さ
れたリアカバー背面部134と、このリアカバー背面部
134の一方の端部に略垂直に立設され、サイドフレー
ム94,95の長辺の略半分の長さを有するリアカバー
上部135と、リアカバー背面部134の他方の端部に
おいてリアカバー上部135と同一方向に略垂直に立設
され、サイドフレーム94,95の長辺の略半分の長さ
を有するリアカバー下部136と、リアカバー背面部1
34からリアカバー上部135とは反対側に伸在して形
成された差込部(接合部)137と、この差込部137
の内部に開設された2つのコネクタ用開口部138,1
39とを基本構成とするものである。また、リアカバー
上部135およびリアカバー下部136にはそれぞれ、
その内側面中央部にその立設方向に沿って耐圧確保用リ
ブ140,140が形成されるとともに、その外側面中
央部にはその立設方向に沿って長方体形状のストッパ溝
141,141が形成されている。更に、各耐圧確保用
リブ140には、そのリアカバー背面部134寄りの底
部にはストッパ溝141と連通した状態で係止片挿入ス
リット142が開設され、この係止片挿入スリット14
2に連通させて耐圧確保用リブ140の上面から2つの
フック係止孔143,143が開設されている。
との嵌合構造について説明する。リアカバー下部136
の先端部にはその内側面側に伸在させて薄肉部144が
形成される一方で、フロントカバー下部128の先端部
にはその外側面側に伸在させて薄肉部145が形成され
ている。また、リアカバー下部136に形成された耐圧
確保用リブ140の先端部にはリアカバー下部136の
内側面寄りに薄肉部146が形成される一方で、フロン
トカバー下部128に形成された耐圧確保用リブ130
の先端部にはその上面寄りに薄肉部147が形成されて
いる。更に、リアカバー下部136の薄肉部144には
耐圧確保用リブ140の両側にそれぞれに嵌合凹部14
8,148が形成される一方で、フロントカバー下部1
28の薄肉部145には耐圧確保用リブ130の両側に
それぞれに嵌合凸部149,149が形成されている。
従って、このフロントカバー下部128とリアカバー下
部136とを突き合わせた場合、フロントカバー下部に
設けられた薄肉部145とフロントカバー側の耐圧確保
用リブの薄肉部147とで、リアカバー下部に設けられ
た薄肉部144およびリアカバー側の耐圧確保用リブ1
40の薄肉部146を挟持することができ、このような
入れ子構造によって互いの位置がずれないように構成さ
れている。また、これとともに各嵌合凸部149,14
9が各嵌合凹部148,148と嵌合する。それ故、フ
ロントカバー下部128とリアカバー下部136とは突
き合わせるだけで填め合わせが相対的にずれなくなり、
別体に形成されているにも拘らずリアカバー下部136
およびフロントカバー下部128とは一体的な構造品と
して機能する。なお、リアカバー上部135とフロント
カバー上部127もこれらと同様の先端部形状に形成さ
れており、やはり別体に形成されているにも拘らず一体
的な構造品として機能する。
出力モジュール61の部分組み立て状態を示す上面図で
ある。同図に示すように、各サイドフレームの各係止片
115,123は係止片挿入スリット132,142内
に挿入され、そのフック貫通孔116,124がフック
係止孔133,143と重なった状態となる。従って、
各係止片115,123は接触凸部125により互いに
圧接されるとともに、その圧接される係止片の組11
5,123同士が1つの係止片挿入スリット132,1
42内に固定されるので、これら2つの係止片115,
123同士の相対位置がずれてしまうことはなくなる。
また、フロントカバー98とリアカバー99との填め合
わせが外れてしまうこともなくなる。
6,97をストッパ溝131,131に挿入すれば、フ
ック部181,181の先端部がフック係止孔133,
143と填め合わされるので、2つのサイドフレーム9
4,95の相対位置関係は固定され、更に各ストッパ9
6,97はストッパ溝131,141内に収容されるの
でストッパ基部180,180がたわんでしまったり曲
がってしまったりすることはなくなり、外部からの力が
入出力モジュール61に作用しても2つのサイドフレー
ム94,95の相互位置関係は維持される。従って、入
出力モジュール61はネジなどの組み立て工数がかかる
部品を使用することなく簡易な組み立て工程により成型
することができる組み立て構造にしつつも、強固な一体
構造に形成することができる。
その周辺部の形状について説明する。図19はこの発明
の実施の形態1による入出力モジュール61の背面側か
らみた斜視図である。この差込部137は、リアカバー
背面部134と一体的に形成された略長方体形状の差込
部ハウジング150と、この差込部ハウジング150の
背面側側面の中央部において平行に開設され、基板モジ
ュールの各カード接続コネクタ102,107が挿入さ
れる略四角形状の2つのコネクタ用開口部138,13
9と、これら2つのコネクタ用開口部138,139の
間に開設された2つの係止孔194,194と、カード
側フィールドカード接続コネクタ107が挿入されるコ
ネクタ用開口部139(以下、フィールドコネクタ用開
口部とよぶ)の上下方向両端のハウジングコーナ部に形
成された2つのコネクタ脇凹部195,195と、カー
ド側共通カード接続コネクタ102が挿入されるコネク
タ用開口部138(以下、共通カードコネクタ用開口部
とよぶ)側のハウジング側面部からその両脇のハウジン
グ側面部の一部にまで渡って形成された差込凹部19
6,196と、共通カードコネクタ用開口部138側の
ハウジング側面部の中央に形成された差込凸部197
と、差込凹部196,196に入出力モジュール61の
差込方向に沿って立設された複数の差込リブ198,1
98とで構成されている。なお、差込凹部196の凹み
の深さは補強壁69の厚みと同じ寸法に形成されてい
る。
込リブ198,198およびその周辺部の部分拡大斜視
図である。同図に示すように、各差込リブ198の差込
方向先端部198aは面取りが施されている。
ール61を共通ベースモジュール59に取付ける作業に
ついて説明する。同図に示すように、差込凸部197と
嵌合用切欠部77との位置を合わせつつ、入出力モジュ
ール61を共通ベースモジュール59に挿入する。これ
により、共通カード接続コネクタ85とカード側共通カ
ード接続コネクタ102とが直接接続され、フィールド
カード接続コネクタ86とカード側フィールドカード接
続コネクタ107とが直接接続され、メインカード基板
モジュール92およびフィールドカード基板モジュール
93が共通基板モジュール66と電気的に接続される。
これとともに、係止アーム80,80の先端部は対応す
る係止孔194,194内に挿入され、係止凸部81,
81が差込部ハウジング150の内側面に引っかかり、
これにより入出力モジュール61を引き抜くことができ
なくなる。また、補強壁69と差込凹部196,196
とが填め合わされた状態で入出力モジュール61が補強
壁69により保持されるため、入出力モジュール61
は、フィールドカード接続コネクタ86と共通カード接
続コネクタ85との配列方向に倒れ難くなる。また、差
込凸部197と嵌合用切欠部77とが填め合わされると
ともに、プッシュボタン用開口部70の形成されたハウ
ジング側面部の両脇のハウジング側面部側においても差
込凹部196,196と補強壁69とが填め合わされる
ので、上記2つのコネクタ85,86の配列方向と垂直
な方向にも倒れ難くなる。そして、差込リブ198,1
98を入出力モジュール61の差込凹部196,196
に形成するとともに、この差込リブ198,198の挿
入方向先端部を面取りしているので、これらのモジュー
ル61,59に成型誤差があったとしてもスムースに且
つこれらを当接させた状態で挿入することができる。
止部材65とリアカバー99とが分離された状態を示す
斜視図である。また、図22はこの発明の実施の形態1
による係止部材65とリアカバー99とが接続された状
態を示す斜視図である。これらの図からも明らかなよう
に、入出力モジュール61を共通ベースモジュール59
に挿入することにより、係止アーム80,80の先端部
が係止孔194,194からリアカバー99の内側に挿
入され、係止アームの先端部に形成した係止凸部81,
81がリアカバー99の内側面に引っかかった状態とな
る。従って、一旦、入出力モジュール61を共通ベース
モジュール59に挿入したら引き抜くことはできなくな
る。
モジュール59から引き抜く場合には、プッシュボタン
(79)を押圧して、係止凸部81,81とリアカバー
99の内側面に対する係止を解除し、この状態で入出力
モジュール61を引き抜けばよい。
出力モジュール61と共通ベースモジュール59とを接
続した状態における基板同士の接続状態を示す透視側面
図である。上述したように、入出力モジュール61内の
電気回路を、データ通信を行なうメインカード基板モジ
ュール92と、このメインカード基板モジュール92と
の間でデータを交換するとともにフィールドとの間で送
受信する信号を端子台モジュール60の各入出力端子9
0,90との間で入出力するフィールドカード基板モジ
ュール93とに分割しているので、データ通信の種類に
応じてメインカード基板モジュール92を設計するとと
もに、フィールドの種類に応じてフィールドカード基板
モジュール93を設計し、これらを組み合わせることで
各種の入出力モジュール61に対応することができる。
また、このような分割であれば、各基板モジュール9
2,93に使用するコネクタ102,107の種類を、
使用する信号の電圧などに応じた耐圧のものを好適に選
択することができ、互いの基板モジュール92,93に
要求される設計仕様を完全に分離することができ、結果
として、高性能の入出力モジュール61を形成すること
ができる。また、それぞれに角型口のコネクタ102,
107を使用し、これらコネクタ102,107を並べ
て配置するようにしているので、端子台モジュール60
の幅と適当に一致した大きさに入出力モジュール61を
形成することができ、ユニット式フィールドコントロー
ラの高密度レイアウトが可能となる。
て、隣接して配置される2つの共通ベースモジュールの
ユニット間電源接続コネクタ87,87同士のみを接続
するために使用される基本ジャンクションブロック19
3を示す分解斜視図である。この基本ジャンクションブ
ロック193は、ユニット間電源接続コネクタ87,8
7同士を電気的に接続する基本ジャンクション基板モジ
ュール191およびこの基本ジャンクション基板モジュ
ール191に取り付けられる挟持部材192からなる。
ン基板モジュール191は、略長方形形状に形成された
基本ジャンクション基板190と、この基本ジャンクシ
ョン基板190の長尺方向両端部に配設された2つのジ
ャンクション側ユニット間電源接続コネクタ189,1
89と、これら2つのジャンクション側ユニット間電源
接続コネクタ189,189の間において基本ジャンク
ション基板190の長辺側両端部に形成された2つの挟
持部材固定用切欠部187,188とからなる。また、
2つのジャンクション側ユニット間電源接続コネクタ1
89,189は基本ジャンクション基板190の長尺方
向一端部寄りに配設されており、この一端部側に形成さ
れる挟持部材固定用切欠部188は切欠幅が狭く形成さ
れ、他端部側に形成される挟持部材固定用切欠部187
は切欠幅が広く形成されている。以下、幅が狭い挟持部
材固定用切欠部188は幅狭挟持部材固定用切欠部とよ
び、幅が広い挟持部材固定用切欠部187は幅広挟持部
材固定用切欠部とよぶ。
板190と略同じ大きさの底面を有する固定部186
と、固定部186の長辺方向中央部において固定部18
6の短辺方向全幅に渡って立設された挟持部185と、
この挟持部185の立設方向上部に配設され、固定部1
86と略同じ大きさに形成された頂部184と、挟持部
185が立設された面の裏側となる固定部186の長辺
側両端部には略当該辺全体に渡る長さに形成された2つ
の当接リブ183,183と、この当接リブ183,1
83の略中央部に立設され、互いの方向に突出した固定
爪が先端部に形成された一対の固定アーム182,21
0とからなる。また、この一対の固定アームの一方18
2は幅狭挟持部材固定用切欠部188と同様の幅に形成
され、他方の固定アーム210は幅広挟持部材固定用切
欠部187と同様の幅に形成されている。
コネクタ配設面とは反対側から固定アーム182,21
0を押し込むことにより、一対の固定爪の間に基本ジャ
ンクション基板190を挟むことができ、これにより基
本ジャンクションブロック193は一体的に形成され
る。
て、隣接して配置された2つの共通ベースモジュールの
ユニット間電源接続コネクタ87,87同士および基本
/拡張接続コネクタ88,88同士を接続するために使
用される拡張ジャンクションブロック170を示す分解
斜視図である。この拡張ジャンクションブロック170
は、ユニット間電源接続コネクタ87,87同士および
基本/拡張接続コネクタ88,88同士を電気的に接続
する拡張ジャンクション基板モジュール158およびこ
の拡張ジャンクション基板モジュール158に取り付け
られる挟持部材192らなる。
は、基本ジャンクション基板190よりも長辺が長い略
長方形形状に形成された拡張ジャンクション基板159
と、この拡張ジャンクション基板159の長尺方向両端
部に配設された2つのジャンクション側基本/拡張接続
コネクタ160,160と、各ジャンクション側基本/
拡張接続コネクタ160,160に隣接する部位に並べ
て配設された2つのジャンクション側ユニット間電源接
続コネクタ161,161と、これら2つのジャンクシ
ョン側ユニット間電源接続コネクタ161,161の間
において拡張ジャンクション基板159の長辺側両端部
に形成された2つの挟持部材固定用切欠部162,16
3とからなる。なお、この2つの挟持部材固定用切欠部
162,163は基本ジャンクション基板モジュール1
91と同様に形成されている。
コネクタ配設面とは反対側から固定アーム182,21
0を押し込むことにより、一対の固定爪の間に拡張ジャ
ンクション基板159を挟むことができ、これにより拡
張ジャンクションブロック170は一体的に形成され
る。
て、ユニット間電源接続コネクタ87を終端するために
使用される終端ジャンクションブロック171を示す分
解斜視図である。この終端ジャンクションブロック17
1は、ユニット間電源接続コネクタ87を電気的に終端
する終端ジャンクション基板モジュール164およびこ
の終端ジャンクション基板モジュール164に取り付け
られる挟持部材192からなる。
は、基本ジャンクション基板190と略同様の大きさの
略長方形形状に形成された終端ジャンクション基板16
5と、この終端ジャンクション基板165の長尺方向一
端部に配設されたジャンクション側電源接続コネクタ1
66と、終端ジャンクション基板165の長尺方向他端
部に配設され、このジャンクション側電源接続コネクタ
166の配線を終端するための抵抗などの終端部品16
7と、終端ジャンクション基板165の長辺側両端部に
形成された2つの挟持部材固定用切欠部168,169
とからなる。なお、この2つの挟持部材固定用切欠部1
68,169は基本ジャンクション基板モジュール19
1と同様に形成されている。
コネクタ配設面とは反対側から固定アーム182,21
0を押し込むことにより、一対の固定爪の間に終端ジャ
ンクション基板165を挟むことができ、これにより終
端ジャンクションブロック171は一体的に形成され
る。
れらのジャンクションブロック193,170,171
の取付け状態を示す説明図である。同図は、基本入出力
ユニット12と拡張入出力ユニット13とが取付レール
9上に並べて配設された場合の例であり、これらの共通
ベースモジュール59,59のユニット間電源接続コネ
クタ87,87同士および基本/拡張接続コネクタ8
8,88同士を接続するために拡張ジャンクションブロ
ック170が使用されている。そして、同図に示すよう
に、この拡張ジャンクションブロック170は、基本入
出力ユニット12のコネクタ脇凹部195と拡張入出力
ユニット13のコネクタ脇凹部195とで形成されるジ
ャンクションブロック収納領域内に収納される。また、
この際、拡張ジャンクションブロック170の頂部とコ
ネクタ脇凹部195との間の隙間は、ユニット間電源接
続コネクタ87とジャンクション側ユニット間電源接続
コネクタ161との嵌合深さ、あるいは、基本/拡張接
続コネクタ88とジャンクション側基本/拡張接続コネ
クタ160との嵌合深さよりも狭くなるように形成され
ている。
合深さの定義例を説明する説明図である。図において、
172はオス側コネクタ、174はこのオス側コネクタ
172に設けられたピン、173はメス側コネクタ、1
75はこのメス型コネクタ173に設けられた挿入孔で
ある。そして、このような組み合わせのコネクタでは、
嵌合深さはオス側コネクタ172のピン174のコネク
タ内部への突出長さと一致すると考えられる。
持部材192の変形例を示す正面図である。図におい
て、176は挟持部材192の固定部152上に配設さ
れた放熱フィンである。このように変形された挟持部材
192を用いることにより、各ジャンクションブロック
193,170,171からの放熱効果を向上させるこ
とができる。
ジャンクションブロック170,171,193の変形
例を示す分解斜視図である。図において、177は固定
部152と略同一の大きさに形成された金属性の電磁波
遮蔽板であり、178はそれぞれ当接リブ155,15
5に対応する部位に形成された遮蔽板切欠部である。そ
して、当接リブ155,155の間にこの電磁波遮蔽板
177を挟み込んだ後、挟持部材192を各ジャンクシ
ョン基板モジュール158,164,191に挿入する
ことで、各ジャンクションブロック170,171,1
93を形成することができる。そして、このように構成
することにより、各ジャンクションブロック170,1
71,193からの電磁波放射を抑制するとともに、各
ジャンクションブロック170,171,193におい
て電源ラインなどに電磁波が混入することを防止するこ
とができる。
ニット式フィールドコントローラ8の一構成例を示す斜
視図である。この例に係るユニット式フィールドコント
ローラ8は、低速中継ユニット11の下に、高速中継ユ
ニット14、基本入出力ユニット12、基本入出力ユニ
ット12を順番に配設する場合の構成例である。そし
て、このようなユニットの組み合わせにおいては、低速
中継ユニット11の通信基板モジュール28と高速中継
ユニット14の共通基板モジュール66とのユニット間
接続には基本ジャンクションブロック193を使用し、
高速中継ユニット14の共通基板モジュール66と基本
入出力ユニット12の共通基板モジュール66とのユニ
ット間接続には基本ジャンクションブロック193を使
用し、基本入出力ユニット12の共通基板モジュール6
6と基本入出力ユニット12の共通基板モジュール66
とのユニット間接続には基本ジャンクションブロック1
93を使用する。また、一番下に配設された基本入出力
ユニット12の共通基板モジュール66にはユニット間
電源接続コネクタ87を終端するために終端ジャンクシ
ョンブロック171が取付けられている。そして、この
ように各ユニット間に所定の各ジャンクションブロック
171,193を取付けた後、図32に示すように、低
速中継用ベースケース27や各共通ベースモジュール5
9に所定の低速中継用カバーケース30や各モジュール
61,63を取り付けてユニット式フィールドコントロ
ーラ8が完成する。
ック171,193を使用してユニット間を接続するこ
とにより、電源出力ケーブル25から低速中継ユニット
11に供給される電力や、低速中継ユニット11に接続
される低速フィールドケーブル3上の信号や、高速中継
ユニット14に接続される高速フィールドケーブル5上
の信号が基本ジャンクションブロック193を通じて各
基本入出力ユニット12,12に供給され、各基本入出
力ユニット12,12は当該電力で動作して通信データ
に応じた制御動作を行ない、これにより各基本入出力ユ
ニット12,12に接続されたフィールドの制御/管理
がなされる。
ニット式フィールドコントローラ8の他の一構成例を示
す斜視図である。この他の例に係るユニット式フィール
ドコントローラ8は、基本入出力ユニット12の下に、
拡張入出力ユニット13、拡張入出力ユニット13、拡
張入出力ユニット13、基本入出力ユニット12を順番
に配設する場合の構成例である。そして、このようなユ
ニットの組み合わせにおいては、基本入出力ユニット1
2の共通基板モジュール66と拡張入出力ユニット13
の共通基板モジュール66とのユニット間接続には拡張
ジャンクションブロック170を使用し、拡張入出力ユ
ニット13の共通基板モジュール66と拡張入出力ユニ
ット13の共通基板モジュール66とのユニット間接続
には拡張ジャンクションブロック170を使用し、拡張
入出力ユニット13の共通基板モジュール66と基本入
出力ユニット12の共通基板モジュール66とのユニッ
ト間接続には基本ジャンクションブロック193を使用
する。そして、このように各ユニット間に所定の各ジャ
ンクションブロック170,193を取付けた後、図3
4に示すように、各共通ベースモジュール59に所定の
入出力モジュール61,61を取り付けてユニット式フ
ィールドコントローラ8が完成する。
ック170,193を使用してユニット間を接続するこ
とにより、各ユニットに電力が供給され、この電力に基
づいて各ユニットが動作し、フィールドの制御/管理が
実行される。
ようにフィールド内に設置する複数のフィールド設置盤
1,1同士は低速フィールドケーブル3のみにて接続す
るような例で説明をしたが、この発明に係る分散設置型
プロセス制御/監視システムは図35に示すように、複
数のフィールド設置盤1,1同士の接続に高速フィール
ドケーブル5を用いるように構成してもよい。そして、
これらのシステム構成を比較した場合、低速フィールド
ケーブル3としてツイストペアケーブルを使用するとと
もに高速フィールドケーブル5として光ケーブルを使用
した場合などを想定すれば明らかなように、図1に示す
システム構成例は、複数のフィールド設置盤1,1を1
カ所に集中して配置してフィールドを制御/監視する場
合などのように比較的小規模なプラントなどにおいて好
適に利用することができるフィールドネットワーク構成
であり、図35に示すシステム構成例では複数のフィー
ルド設置盤1,1を分散して配置してフィールドを制御
/監視する場合などのように比較的大規模なプラントな
どに好適に利用することができるフィールドネットワー
ク構成である。
ば、入出力モジュール61と共通ベースモジュール59
と、あるいは、高速通信制御モジュール63と共通ベー
スモジュール59とに分散して電子部品を配設するとと
もに、これら2つのモジュール同士を平行に配設された
共通カード接続コネクタ85とフィールドカード接続コ
ネクタ86とを用いて接続し、共通ベースモジュールに
はコネクタが配設された接合部にコネクタの嵌合方向に
沿って且つこれら2つのコネクタの間において係止アー
ムを立設し、他方のモジュールの接合部には、コネクタ
同士を接合した状態において当該係止アームと嵌合され
る係止孔を形成したので、モジュール同士を複数の部位
で立体的に固定することができ、筺体同士の固定状態を
安定させることができる効果がある。特に、係止アーム
の先端部にコネクタの嵌合方向と垂直な方向に突出した
係止凸部を設けているので、コネクタの嵌合方向の力が
モジュール間に作用しても係止アームが係止孔から抜け
てしまうことはなく、振動などか作用してもこれらモジ
ュール同士の嵌合が外れてしまうことはなく、モジュー
ル同士の固定状態は非常に強固なものとなる効果があ
る。
形成された共通ベースモジュールには、少なくとも上記
係止凸部の突出方向における接合部の周辺部分から嵌合
方向に沿って補強壁が立設され、他方のモジュールはコ
ネクタ同士を接合した状態において当該補強壁と当接す
るので、この補強壁を設けた側への大きな倒れを防止す
ることができる。従って、コネクタと係止アームとで相
互接続された接合部同士の固定姿勢を安定に保つことが
でき、これらの接合部が抜けてしまうことを効果的に防
止することができる効果がある。
の補強壁との当接面上に、コネクタの嵌合方向に沿って
複数の差込リブを形成しているので、これら2つのモジ
ュールに成型誤差などが生じても当該差込リブでその誤
差を緩和してガタつかせることなく筺体同士を当接させ
ることができる。
ネクタ嵌合方向先端部は、面取がなされているので、ガ
タつきを防止するように差込リブを設けているにもかか
わらず成型誤差によりクリアランスが小さくなってしま
っても、スムースに筺体同士を押し込んで嵌合させるこ
とができる効果がある。
ールの接合部周辺部分にはコネクタの嵌合方向に伸在さ
せて差込凹部を形成するとともに、補強壁を当該差込み
凹部に填め合わせるようにしたので、差込凹部の縁部と
補強壁の縁部とを当接させることができ、筺体の倒れを
より一層効果的に防止することができる。また、このよ
うな倒れ方向の力が作用してもその力は嵌合方向の力に
変換され、しかも、係止凸部が係止孔に係止されている
ことにより当該方向の力により2つの筺体同士の嵌合が
抜けてしまうことはなく、外力に対して非常に強くモジ
ュール同士を嵌合させることができる効果がある。
つ以上に分割して形成されるとともに、補強壁は当該分
割された各差込凹部と填め合わされることにより、各モ
ジュールにはコネクタの嵌合方向に沿った縁部同士を形
成させるとともに、これらの縁部同士を当接させること
ができる。従って、これらの縁部同士の当接によって
も、モジュールの倒れをより一層防止することができ、
外力に対してより一層強固にモジュール同士を嵌合させ
ることができる効果がある。
さと補強壁の厚さとは同じ寸法に形成されているので、
別体に形成された2つのモジュール同士の接合部をなめ
らかな1つの面に形成することができ、外観上凹凸のな
い滑らかな形状に組み立てることができるとともに、当
該接合部に物が引っかかったりしにくくなり、モジュー
ル同士の接合をより安定に保つことができる効果があ
る。
方向に突出して形成されるとともに、補強壁が当該係止
凸部の突出方向における2つのコーナの周辺部に2つに
分割して形成され、差込凹部は当該各補強壁と填め合わ
されるので、これら2つのコーナおよびその周辺部分の
みで、2つのモジュール同士を強固に固定することがで
きる。従って、これ以外の部分は2つのモジュールを固
定するために使用する必要がなくなり(嵌合部の周囲全
体を2つのモジュール同士を固定するために使用する必
要がなくなり)、そこにコネクタ間凹部などを形成し、
当該部分を他のユニットとの接合用に使用することがで
きる効果がある。
コネクタの嵌合方向と垂直な方向に沿って移動可能な係
止部材本体と、コネクタの嵌合方向に沿って当該係止部
材本体上に立設された係止アームと、当該係止アームの
先端部において上記移動方向に突出する係止凸部とを有
するので、当該係止部材を上記移動方向に移動させるこ
とにより、係止部材の係止凸部と係止孔との係合を解除
することができる。従って、当該作業を行なうだけで、
強固に固定された2つのモジュールを分離させることが
できる効果がある。
の筺体に分散して電子部品を配設するとともに、これら
2つの筺体同士をコネクタを用いて接続するように構成
されたユニット式電子装置において、各筺体には2つ以
上のコネクタを並べて配設した接合部を形成するととも
に、一方の筺体の接合部には、当該コネクタの嵌合方向
に沿って且つ2つ以上のコネクタの間において立設され
た係止部材を配設し、他方の筺体の接合部には、当該コ
ネクタ同士を接合した状態において当該係止部材と嵌合
される係止孔を形成したので、筺体同士を2つ以上のコ
ネクタで接合するとともに、これら2つ以上のコネクタ
の間において係止部材の係止アームと係止孔とを嵌合さ
せるようにしたので、筺体同士を複数の部位で立体的に
固定することができ、筺体同士の固定状態を安定させる
ことができる効果がある。
方向と垂直な方向に突出した係止凸部を設けることによ
り、コネクタの嵌合方向の力が作用しても係止部材が係
止孔と係合して抜けなくなるので、振動などか作用して
もこれら筺体の嵌合がゆるむことはなくなり、筺体同士
の固定状態は非常に強固なものとなる効果がある。
筺体には、少なくとも上記係止凸部の突出方向における
接合部の周辺部分から嵌合方向に沿って補強壁が立設さ
れ、他方の筺体はコネクタ同士を接合した状態において
当該補強壁と当接するので、この補強壁を設けた側への
一方の筺体に対する他方の筺体の大きな倒れを防止する
ことができる。従って、コネクタと係止部材とで相互接
続された接合部同士の固定姿勢を安定に保つことがで
き、これらの接合部が抜けてしまうことを効果的に防止
することができる効果がある。
の当接面上および/または他方の筺体の補強壁との当接
面上に、コネクタの嵌合方向に沿って複数の差込リブを
形成しているので、これら2つの筺体に成型誤差などが
生じても当該差込リブでその誤差を緩和してガタつかせ
ることなく筺体同士を当接させることができる。
合方向先端部は、面取がなされているので、ガタつきを
防止するように差込リブを設けているにもかかわらず成
型誤差によりクリアランスが小さくなってしまっても、
スムースに筺体同士を押し込んで嵌合させることができ
る効果がある。
辺部分にはコネクタの嵌合方向に伸在させて差込凹部を
形成するとともに、補強壁を当該差込み凹部に填め合わ
せるようにしたので、差込凹部の縁部と補強壁の縁部と
を当接させることができ、筺体の倒れをより一層防止す
ることができる。また、このような倒れ方向の力が作用
してもその力は嵌合方向の力に変換され、しかも、係止
凸部が係止孔に係止されていることにより当該方向の力
により2つの筺体同士の嵌合が抜けてしまうことはな
く、外力に対して非常に強く筺体同士を嵌合させること
ができる効果がある。
分割して形成されるとともに、補強壁は当該分割された
各差込凹部と填め合わされることにより、各筺体にはコ
ネクタの嵌合方向に沿った縁部同士を形成させるととも
に、これらの縁部同士を当接させることができる。従っ
て、これらの縁部同士の当接によっても、筺体の倒れを
より一層防止することができ、外力に対してより一層強
固に筺体同士を嵌合させることができる効果がある。
壁の厚さとは同じ寸法に形成されているので、別体に形
成された2つの筺体同士の接合部をなめらかな1つの面
に形成することができ、外観上凹凸のない滑らかな形状
に組み立てることができるとともに、当該接合部に物が
引っかかったりしにくくなり、筺体同士の接合をより安
定に保つことができる効果がある。
出して形成されるとともに、補強壁が当該係止凸部の突
出方向における2つのコーナの周辺部に2つに分割して
形成され、差込凹部は当該各補強壁と填め合わされるの
で、これら2つのコーナおよびその周辺部分のみで、2
つの筺体同士を強固に固定することができる。従って、
これ以外の部分は2つの筺体を固定するために使用する
必要がなくなり(嵌合部の周囲全体を2つの筺体同士を
固定するために使用する必要がなくなり)、そこに開口
部などを形成し、当該部分を他のユニットとの接合用に
使用したりすることができる効果がある。
の嵌合方向と垂直な方向に沿って移動可能な係止部材本
体と、コネクタの嵌合方向に沿って当該係止部材本体上
に立設された係止アームと、当該係止アームの先端部に
おいて上記移動方向に突出する係止凸部とを有するの
で、当該係止部材を上記移動方向に移動させることによ
り、係止部材の係止凸部と係止孔との係合を解除するこ
とができる。従って、当該作業を行なうだけで、強固に
固定された2つの筺体を分離させることができる効果が
ある。
ィールドコントローラを用いた分散設置型プロセス制御
/監視システムの構成例を示すシステム構成図である。
置盤の構成例を示す斜視図である。
置盤の内部構成例を示す要部拡大図である。
取付レールへの固定構造および固定方法を示す固定手順
説明図である。
ベースケースを取付レールから取り外す方法を示す取り
外し手順説明図である。
の構造を示す斜視図である。
ットの構造を示す分解斜視図である。
ットの組み立て工程を説明する組み立て工程図である。
ットの構造を示す斜視図である。
ユニットおよび拡張入出力ユニットの構造を示す分解斜
視図である。
ニットの構造を示す分解斜視図である。
モジュールの構造を示す分解斜視図である。
ールベースケースに係止部材を取り付けた状態を示す斜
視図である。
ュールの構造を示す分解斜視図である。
ュールの部分組み立て状態を示す斜視図である。
ュールの部分組み立て状態を図15とは異なる視点から
みた一部切欠斜視図である。
ュールのフロントカバーおよびリアカバーを示す斜視図
である。
ュールの部分組み立て状態を示す上面図である。
ュールの背面側からみた斜視図である。
よびその周辺部の部分拡大斜視図である。
リアカバーとが分離された状態を示す斜視図である。
リアカバーとが接続された状態を示す斜視図である。
ュールと共通ベースモジュールとを接続した状態におけ
る基板同士の接続状態を示す透視側面図である。
て配置される2つの共通ベースモジュールのユニット間
電源接続コネクタ同士のみを接続するために使用される
基本ジャンクションブロックを示す分解斜視図である。
て配置された2つの共通ベースモジュールのユニット間
電源接続コネクタ同士および基本/拡張接続コネクタ同
士を接続するために使用される拡張ジャンクションブロ
ックを示す分解斜視図である。
ト間電源接続コネクタを終端するために使用される終端
ジャンクションブロックを示す分解斜視図である。
ションブロックの取付け状態を示す説明図である。
定義例を説明する説明図である。
変形例を示す正面図である。
ションブロックの変形例を示す分解斜視図である。
フィールドコントローラの一構成例を示す斜視図であ
る。
フィールドコントローラの構成例を示す斜視図である。
フィールドコントローラの他の一構成例を示す斜視図で
ある。
フィールドコントローラの他の構成例を示す斜視図であ
る。
フィールドコントローラを用いた分散設置型プロセス制
御/監視システムの他の構成例を示すシステム構成図で
ある。
分解斜視図である。
モジュール(筺体)、64 共通モジュールベースケー
ス(筺体)、65 係止部材、69 補強壁、78 係
止部材本体、80 係止アーム、81 係止凸部、85
共通カード接続コネクタ(コネクタ)、86 フィー
ルドカード接続コネクタ(コネクタ)、137 差込部
(接合部)、194 係止孔、196 差込凹部、19
8 差込リブ。
Claims (10)
- 【請求項1】 2つの筺体に分散して電子部品を配設す
るとともに、これら2つの筺体同士をコネクタを用いて
接続するように構成されたユニット式電子装置におい
て、 各筺体には2つ以上のコネクタを並べて配設した接合部
を形成するとともに、一方の筺体の接合部には、当該コ
ネクタの嵌合方向に沿って且つ2つ以上のコネクタの間
において立設された係止部材を配設し、他方の筺体の接
合部には、当該コネクタ同士を接合した状態において当
該係止部材と嵌合される係止孔を形成したことを特徴と
するユニット式電子装置。 - 【請求項2】 係止部材の先端部にはコネクタの嵌合方
向と垂直な方向に突出した係止凸部を設けたことを特徴
とする請求項1記載のユニット式電子装置。 - 【請求項3】 係止部材が形成された筺体には、少なく
とも上記係止凸部の突出方向における接合部の周辺部分
から嵌合方向に沿って補強壁が立設され、他方の筺体は
コネクタ同士を接合した状態において当該補強壁と当接
することを特徴とする請求項2記載のユニット式電子装
置。 - 【請求項4】 補強壁の他方の筺体との当接面上および
/または他方の筺体の補強壁との当接面上には、コネク
タの嵌合方向に沿って複数の差込リブが形成されている
ことを特徴とする請求項3記載のユニット式電子装置。 - 【請求項5】 差込リブのコネクタ嵌合方向先端部は、
面取がなされていることを特徴とする請求項4記載のユ
ニット式電子装置。 - 【請求項6】 他方の筺体の接合部周辺部分にはコネク
タの嵌合方向に伸在させて差込凹部を形成するととも
に、補強壁は当該差込み凹部に填め合わされることを特
徴とする請求項3記載のユニット式電子装置。 - 【請求項7】 差込凹部は2つ以上に分割して形成され
るとともに、補強壁は当該分割された各差込凹部と填め
合わされることを特徴とする請求項6記載のユニット式
電子装置。 - 【請求項8】 差込凹部の深さと補強壁の厚さとは同じ
寸法に形成されていることを特徴とする請求項6または
請求項7記載のユニット式電子装置。 - 【請求項9】 係止凸部が1方向に突出して形成される
とともに、補強壁が当該係止凸部の突出方向における2
つのコーナの周辺部に2つに分割して形成され、差込凹
部は当該各補強壁と填め合わされることを特徴とする請
求項7または請求項8記載のユニット式電子装置。 - 【請求項10】 係止部材は、コネクタの嵌合方向と垂
直な方向に沿って移動可能な係止部材本体と、コネクタ
の嵌合方向に沿って当該係止部材本体上に立設された係
止アームと、当該係止アームの先端部において上記移動
方向に突出する係止凸部とを有することを特徴とする請
求項9記載のユニット式電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06592898A JP3423610B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ユニット式電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06592898A JP3423610B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ユニット式電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11265764A JPH11265764A (ja) | 1999-09-28 |
JP3423610B2 true JP3423610B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=13301125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06592898A Expired - Lifetime JP3423610B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | ユニット式電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3423610B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP06592898A patent/JP3423610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11265764A (ja) | 1999-09-28 |
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