JPH0955267A - フロントユニット分離型車載用電子装置 - Google Patents

フロントユニット分離型車載用電子装置

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JPH0955267A
JPH0955267A JP7204594A JP20459495A JPH0955267A JP H0955267 A JPH0955267 A JP H0955267A JP 7204594 A JP7204594 A JP 7204594A JP 20459495 A JP20459495 A JP 20459495A JP H0955267 A JPH0955267 A JP H0955267A
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JP
Japan
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case
main body
front unit
body case
connector
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JP7204594A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Aikawa
恭久 相川
Yoshikazu Sakano
義和 阪野
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Icom Inc
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントユニットケースの本体ケースとの分
離や本体ケースへの取り付けを容易に行えるフロントユ
ニット分離型車載用電子装置を提供する。 【解決手段】 本体ケース12のフロントユニットケー
ス11との嵌合面14,の一側15に接続コネクタ16
を設け、その一側15と隣合う両側15’にL型の嵌合
片21を設ける。フロントユニットケース11の本体ケ
ース12との嵌合面14’の一側25に、前記本体ケー
ス12の嵌合面14に設けた接続コネクタ16と嵌合す
る接続コネクタ26を設け、その一側15と隣合う両側
15’に、本体ケース12の両側15’に設けた嵌合片
21と係合する溝29を設けることにより、その溝29
と嵌合片21とを用いてフロントユニットケース11を
スライドさせて、フロントユニットケース11の本体ケ
ース12からの分離と取り付けをワンタッチで行なえる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接続コネクタを
用いてフロントユニットケースと本体ケース間及びそれ
らのケース内部のプリント基板との接続を容易に行える
ようにしたフロントユニット分離型車載用電子装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】フロントユニット分離型の車載用電子装
置例えば、図10に示すようなパネル型のフロントケー
ス(リモートコントローラー)1を本体ケース2から分
離できるようにした車載用のトランシーバーなどでは、
従来、フロントケース1と本体ケース2間の接続は、図
11に示すように、フロントケース1と本体ケース2と
を接続ケーブル3で接続することにより行なっている。
【0003】すなわち、接続ケーブル3は両端に接続コ
ネクタ4が取り付けられ、その両端に取り付けられた接
続コネクタ4を図11に示すように、それぞれフロント
ケース1と本体ケースのプリント基板に設けられた接続
コネクタ4’と接続することにより行っている。そし
て、このように接続ケーブル3で両者を接続するように
したことにより、図14に示すように、前記ケーブル3
を長い延長ケーブル3’と繋ぎ代えることによってフロ
ントケース1と本体ケース2とを分離できるようにして
いる。
【0004】ところで、この分離作業は、図10に示す
ように、まず、本体ケース2からフロントケース1を取
り外し、その取り外したフロントケース1と本体ケース
2とを繋ぐ短い接続ケーブル3を取り外す。すなわち、
この接続ケーブル3の取り外し作業は、図11に示すよ
うに、接続ケーブル3の本体ケース2側のプリント基板
のコネクタ4’と接続されているコネクタ4を取り外
す。次に、図12に示すように、フロントケース1の裏
蓋5を外して中の基板の接続コネクタ4’と接続されて
いるケーブル3のコネクタ4を外す。そして、その取り
外した接続ケーブル3に代えて、延長ケーブル3’の接
続コネクタ4をフロントケース1の基板のコネクタ4’
に接続し、裏蓋を取り付けたのち、図13に示すよう
に、フロントケース1と繋ぎ代えた延長ケーブル3’の
他方のコネクタ4を本体ケース2内のプリント基板の接
続コネクタ4’に接続し、フロントケース1を取り外し
た本体ケース2の開口に化粧板6を取り付けるというも
のである。
【0005】また、分離したフロントケース1を本体ケ
ース2に取り付ける際には、上述した逆の手順により、
延長ケーブル3’と短いケーブル3の繋ぎ代えを行って
取り付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
基板上のコネクタとケーブルを接続するものでは、フロ
ントケースを本体ケースから分離する場合や分離したフ
ロントケースを本体ケースに取り付ける際に、上述した
ような煩雑な作業をしなければならないため、一般の使
用者が使用する場合、操作性に劣るという問題がある。
【0007】また、上記作業においては、狭いケース内
に指を突っ込んでコネクタの取り外しや接続を行わなけ
ればならないため、コネクタの位置合わせが困難であ
り、しかも、位置合わせの際に基板の他の部品を傷つけ
る恐れがあるという問題もある。
【0008】さらに、何度もケーブルの繋ぎ代えを行う
と、基板にストレスが掛かり、そのストレスにより基板
を破損する恐れがあるという問題もある。
【0009】そこで、この発明の課題は、本体との分離
作業や本体への取り付け作業が容易に行え、しかも、部
品を傷つけたり破損したりする恐れのないフロントユニ
ット分離型車載用電子装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明では、本体ケースとその本体ケ
ースに嵌合されるフロントユニットケースとからなるフ
ロントユニット分離型車載用電子装置において、上記本
体ケースのフロントユニットケースとの嵌合面の一側
に、接続コネクタを設け、その接続コネクタを設けた一
側と隣合うケースの両側に、嵌合片または嵌合溝を設
け、一方、フロントユニットケースの本体ケースとの嵌
合面の一側に、前記本体ケースの嵌合面に設けた接続コ
ネクタと嵌合する接続コネクタを設け、その接続コネク
タを設けた一側と隣合うケースの両側に、本体ケースの
嵌合面の両側に設けた嵌合片と係合する嵌合溝または嵌
合溝と係合する嵌合片を設けた構成を採用したのであ
る。
【0011】また、請求項2に係る発明では、上記分離
した本体ケースとフロントユニットケースとを、ケーブ
ルの一端に上記本体ケースの接続コネクタと嵌合するコ
ネクタを設け、他端にフロントユニットの接続コネクタ
と嵌合する接続コネクタを設けた接続ケーブルで接続し
た構成を採用したのである。
【0012】さらに、請求項3に係る発明では、上記本
体ケースとフロントユニットケースのケース内のプリン
ト基板に、プリント基板の回路との入出力用のランドを
形成し、その基板に形成したランドに、上記本体ケース
とフロントユニットケースの接続コネクタから前記ケー
ス内に突出する接続ピンとの接触面を形成し、そのラン
ドに形成した接触面に上記本体ケースとフロントユニッ
トケースの接続コネクタから前記ケース内に突出する接
続ピンを当接するようにした構成を採用したのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明することにする。
【0014】図1に第1実施形態として請求項1の発明
に係るフロントユニット分離型車載用電子装置を示す。
【0015】この電子装置は、パネル型のコントローラ
ーを本体と分離できるようにした車載用のトランシーバ
ーで、本体ケース12とその本体ケース12に嵌合され
るフロントユニットケース11とからなっている。
【0016】上記本体ケース12は、図2に示すよう
に、前面に化粧パネル13が取り付けられ、その化粧パ
ネル13にフロントユニットケース11との嵌合面14
が形成されている。
【0017】この嵌合面14はパネルに枠部分を設け
て、その枠部分によって囲まれる中央部分を凹設するよ
うにしてある。また、その嵌合面14の枠部分の一側1
5には、フロントユニットケース11との接続コネクタ
16が設けられており、この一側15に設けられた接続
コネクタ16を本体ケース12内の電子回路基板17と
接続することによって本体ケース12内の電子回路が露
出しないでも電気的接続ができるようにしてある。ま
た、この化粧パネル13を設けたことによりフロントユ
ニットケース11を取り外した際の見栄えもよくしてあ
る。
【0018】前記コネクタ16は本実施形態の場合、L
型の接続ピンPを有するオス型のコネクタで、そのオス
型コネクタは接続ピンPを支持するホルダー部分18が
内側に向くようにして一側15に取り付けてあり、フロ
ントユニットケース11の分離時に電気接点である接続
ピンPを保護しやすくなっている。
【0019】また、そのコネクタ16の設けられた一側
15の枠部分には、係合用の溝19を形成し、後述する
フロントユニットケース11のリリースレバ−20が係
合するようになっている。
【0020】一方、前記接続コネクタ16を取り付けた
一側15の枠部分と隣合う両側15’の枠部分には、嵌
合片21が設けられている。嵌合片21は図2に示すよ
うに、L型に形成された突片で各枠に2個ずつ設けられ
ており、そのL型に形成された突片の一端は閉じられて
ストッパー22が形成されている。
【0021】一方、フロントユニットケース11は、フ
ロントケース23とそのフロントケース23に取り付け
られる裏蓋24とからなっており、前記裏蓋24によっ
て形成されるフロントユニットケース11の裏面には、
本体ケース12との嵌合面14’が形成されている。こ
のフロントユニットケース11の嵌合面14’は、裏蓋
24の周囲を凹設し、かつ、その凹設した周囲の内側を
凸設して本体ケース12の嵌合面14と嵌合できるよう
にしてある。また、本体ケース12の一側15と嵌合す
るフロントユニットケース11側の一側25には、前記
本体ケース12の嵌合面14に設けた接続コネクタ16
と嵌合するメス型の接続コネクタ26が設けられてい
る。このメス型の接続コネクタ26は嵌合面14’に凹
部を設け、その凹部内に設けることにより、本体ケース
12側のオス型の接続コネクタのホルダー部分18と嵌
合できるようになっている。
【0022】ところで、このフロントユニットケース1
1の接続コネクタ26の接続ピンも本体ケース12側の
接続コネクタ16の接続ピンPと同様L型ピンPとなっ
ており、中の基板17と接続するようになっている。こ
の接続については後述する。
【0023】また、このフロントユニットケース11の
接続コネクタ26の設けられた一側25には、リリース
レバー20が設けられている。リリースレバー20は図
2に示すように、フロントケース23に切欠を設け、そ
の切欠にコイルスプリングを介してリリースレバー20
をスライド自在に保持できるように嵌入してある。その
ため、嵌入されたリリースレバー20の先端の突起27
が、フロントユニットケース11と本体ケース12を嵌
合した際、本体ケース12の一側に設けた前記嵌合溝1
9と係合できるようになっている。
【0024】このフロントユニットケース11の両側2
5’、すなわち、接続コネクタ26とリリースレバー2
0の設けられたケース11の一側25と隣合う両側2
5’には、本体ケース12の嵌合面14の両側15’に
設けた嵌合片21に係合する嵌合用の溝29が設けられ
ている。この嵌合溝29は、フロントケース23と裏蓋
24とで構成した係合用の溝29であって、図2に示す
ように、本体ケース12側の嵌合片21と対向する裏蓋
24の側部に凹部を形成し、その裏蓋24の凹部と対応
するフロントケース23の開口の上下に突起を設けて、
その突起によってフロントケース23に裏蓋24を嵌入
すると、フロントユニットケース11裏面の両側25’
に嵌合用の溝29が形成され、その形成した溝29に開
口部分を狭くした保持部28が形成できるようになって
いる。
【0025】すなわち、嵌合用の溝29の長さを、ほぼ
前記本体ケース12の嵌合片21のL型の突片の倍の長
さとし、その突片の倍の長さとした溝29の長さの約半
分を保持部28がカバーするように構成することによ
り、図3に示すように、本体ケース12の嵌合片21の
L型の突片に前記嵌合用の溝29の開口部分を嵌入して
矢印のようにスライドさせると、L型の嵌合片21の端
部のストッパー22が溝29の係合部28であるフロン
トケース23の突起に当接し、図4に示すように、溝2
9の係合部が前記本体ケース12のL型の嵌合片21と
係合して、フロントユニットケース11が取り付けられ
るようになっている。
【0026】この実施形態は以上のように構成されてお
り、例えば図2のように本体ケース12と分離されたフ
ロントユニットケース11を本体ケース12に取り付け
る際は、フロントユニットケース11の裏面の嵌合用の
溝29を本体ケース12のL型の嵌合片21に嵌入し、
図3に示すようにスライドさせると、図4に示すように
溝29の保持部28が前記本体ケース12のL型の嵌合
片21と係合し、本体ケース12にフロントユニットケ
ース11が取り付けられる。また、この取り付けと同時
に、図5及び図6に示すように、フロントユニットケー
ス11の一側25に設けられたメス型の接続コネクタ2
6と本体ケース12の一側15に設けられたオス型の接
続コネクタ16とが嵌合し、両者の接続が完了する。こ
のとき、フロントユニットケース11の一側25に設け
られたリリースレバー20の突起27は、本体ケース1
2の一側15に設けた嵌合用の溝19に嵌入して両者1
1,12の係合が外れないように係止する。このため、
係合時の安定性も良い。
【0027】一方、本体ケース12と一体化されたフロ
ントユニットケース11を分離する際には、リリースレ
バー20をスライドさせて本体ケース12との係合を解
除し、フロントユニットケース11を係合したのと逆方
向へスライドさせると、フロントユニットケース11と
本体ケース12の接続コネクタ16,26間の係合が解
除され、さらに、フロントユニットケース11を嵌合片
21に当接してストップするまでスライドさせると、フ
ロントユニットケース11の溝29の開口まで本体ケー
ス12のL型の嵌合片21が移動し、フロントユニット
ケース11と本体ケース12との係合が解除されて、両
者11,12を分離することができる。
【0028】このように、このフロントユニット分離型
電子装置では、本体ケース12とフロントユニットケー
ス11の分離と分離したフロントユニットケース11の
取り付けをフロントユニットケース11をスライドさせ
るだけで行なえる。また、リリースレバー20によるロ
ック部が接続コネクター16と一体に形成したスライド
構造のため、部品点数を少なくすることができ、しか
も、余分なスペースを必要としないようにできる。
【0029】その際、本体ケース12とフロントユニッ
トケース11との一側15,25に接続コネクタ16,
26を設けたことにより、電気的な接続とその接続の解
除もフロントユニットケース11の分離と取り付けと同
時に行なうことができる。
【0030】図7に第1実施形態の他の態様として本体
ケース12とフロントユニットケース11に設ける接続
コネクタ16,26を嵌合面14,14’の一側である
下方の側部に設け、嵌合片21を下方の両側である左右
の側部に設けたものを示す。
【0031】なお、これらの実施形態では、本体ケース
12に嵌合片21を設け、その嵌合片21に係合する嵌
入用の溝29をフロントユニットケース11に設けたも
のを示したが、これに限定されるものではなく、本体ケ
ース12に嵌入用の溝29を設け、その溝29と係合す
る嵌合片21をフロントユニットケース11に設けても
よく。その作用効果は第1実施形態と同じであるので、
その説明は省略することにする。
【0032】図8に第2実施形態として請求項2に係る
発明のフロントユニット分離型電子装置の一実施形態を
示す。
【0033】このフロントユニット分離型電子装置は、
請求項1に係るフロントユニット分離型電子装置におい
て、延長ケーブル3’の一端に上記本体ケース12の接
続コネクタ16と嵌合するメス型の接続コネクタ16’
を設け、他端にフロントユニットケース11の接続コネ
クタ26と嵌合するオス型の接続コネクタ26’を設け
ることにより、分離した本体ケース12とフロントユニ
ットケース11とを延長ケーブル3’によって接続でき
るようにしたものである。
【0034】すなわち、本体ケース12のオス型コネク
タ16と嵌合する延長ケーブル3’のメス型コネクタ1
6’には、C型に形成した嵌入部30を設け、そのC型
に形成した嵌入部30を本体ケース12のオス型コネク
タのホルダー部18と嵌合するようにしてある。また、
その嵌入部30には、嵌入部30から突出した弾性片に
よる係止部31を設け、その係止部31の先端に、本体
ケース12の一側に設けた溝19と係合する突部32を
形成し、前記溝19と嵌合するようにして、接続コネク
ター16,16’の接続が強固にできるようにしてあ
る。
【0035】また、フロントユニットケース11のメス
型コネクタ26と嵌合するケーブル3’のオス型コネク
タ26’には、ホルダー部18’に溝33を設け、その
溝33にフロントユニット11のリリースレバー20の
突起27を係合させることにより、前記レバー20を利
用して接続コネクタ26,26’が外れるのを防止して
いる。
【0036】このように、延長ケーブル3’に上記本体
ケース12の接続コネクタ16と嵌合する接続コネクタ
16’とフロントユニット11の接続コネクタ26と嵌
合する接続コネクタ26’を設けることにより、分離し
た本体ケース12とフロントユニットケース11とをワ
ンタッチで接続することができる。
【0037】図9に第3実施形態として請求項3の発明
に係るフロントユニット分離型電子装置の一実施形態を
示す。
【0038】この実施形態は、請求項1または2の発明
のフロントユニット分離型電子装置において、フロント
ユニットケース11の接続コネクタ26とケース11内
のプリント基板17との接続を半田付けを行なわずに配
線ができるようにして組立を容易に、しかも、組み立て
作業が簡単に行なえるようにしたものである。
【0039】すなわち、図9に示すように、フロントユ
ニットケース11内のプリント基板17に基板17内の
回路との入出力用のランド34を形成し、その基板17
に形成したランド34にフロントユニットケース11の
接続コネクタ26から前記ケース11内に突出する接続
ピンPとの接触面35を形成することにより、前記接触
面35上に裏蓋24を嵌合すると、例えば図5及び図6
の断面図に示すように、裏蓋24に設けられた接続コネ
クタ16から前記ケース11内に突出する接続ピンPが
当接し、接続が行なえるようにしたものであって、接続
の際に基板の部品を傷つけたり破損したりすることなく
行なえるようになっている。
【0040】なお、この実施形態では、フロントユニッ
トケース11の接続コネクタ26とケース11内の基板
17にこの接続方法を実施した場合についてのみ説明し
たが、この方法は、本体ケース12の接続コネクタ16
と本体ケース11内の基板17間にも用いることができ
るのは明白であるので、ここではその実施形態を述べる
ことは省略する。
【0041】また、以上の実施形態では、フロントユニ
ット分離型の車載用のトランシーバーについて述べた
が、これに限定されるものではなく、本願発明は、これ
以外にもカーオーディオなどの本体ケースとフロントユ
ニットケースとが分離可能な機器全般に適用できるもの
である。
【0042】
【効果】この発明の請求項1に係る発明では、本体ケー
スのフロントユニットケースとの嵌合面の一側に接続コ
ネクタを設け、その接続コネクタを設けた一側と隣合う
両側に嵌合片または嵌合溝を設け、一方、フロントユニ
ットケースの本体ケースとの嵌合面の一側に、前記本体
ケースの嵌合面に設けた接続コネクタと嵌合する接続コ
ネクタを設け、その接続コネクタを設けた一側と隣合う
両側に、本体ケースの嵌合面の両側に設けた嵌合片また
は嵌合溝と係合する嵌合溝または嵌合片を設けたことに
より、フロントユニットケースをスライドさせるだけ
で、本体ケースからの分離と取り付けとを行なえるので
操作性に優れたフロントユニット分離型車載用電子装置
を提供することができる。
【0043】また、請求項2に係る発明では、上記効果
に加え、本体ケースとフロントユニットケースとを、ケ
ーブルの一端に上記本体ケースの接続コネクタと嵌合す
るコネクタが設けられ、他端にフロントユニットの接続
コネクタと嵌合する接続コネクタが設けられた接続ケー
ブルで接続するようにしたので、コネクタの接続が容易
に行なえ、しかも、接続の際に、基板の他の部品を傷つ
ける恐れのないようにできる。
【0044】請求項3に係る発明では、上記の効果に加
え、本体ケースとフロントユニットのプリント基板に基
板の回路の入出力用のランドを形成し、その基板に形成
したランドに上記本体ケースとフロントユニットの接続
コネクタから前記ケース内に突出する接続ピンとの接触
面を形成し、その接触面に上記本体ケースとフロントユ
ニットの接続コネクタから前記ケース内に突出する接続
ピンを当接するようにして、本体ケースとフロントユニ
ットケースの接続コネクタの接続ピンをプリント基板の
接触面と接触させて、電気的な接続ができるようにした
ので、半田付けによる配線を行なわずに組立が行なえ、
作業効率の向上が図れ、コストの削減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図
【図2】第1実施形態の分解斜視図
【図3】第1実施形態の作用説明図
【図4】第1実施形態の要部断面図
【図5】第1実施形態の作用説明図
【図6】第1実施形態の作用説明図
【図7】第1実施形態の他の態様を示す正面図
【図8】第2実施形態を説明する斜視図
【図9】第3実施形態を示す分解斜視図
【図10】従来例の斜視図
【図11】従来例の作用説明図
【図12】従来例の作用説明図
【図13】従来例の作用説明図
【図14】従来例の斜視図
【符号の説明】
11 フロントユニットケース 12 本体ケース 14 嵌合面(本体ケース側) 14’ 嵌合面(フロントユニットケース側) 15 一側(本体ケース側) 15’ 両側(本体ケース側) 16 接続コネクタ(本体ケース側) 17 プリント基板 21 嵌合片 23 フロントケース 24 裏蓋 25 一側(フロントユニットケース側) 25’ 両側(フロントユニットケース側) 26 接続コネクタ(フロントユニットケース側) 29 嵌合用の溝 34 ランド 35 接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/14 7301−4E H05K 7/14 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースとその本体ケースに嵌合され
    るフロントユニットケースとからなるフロントユニット
    分離型車載用電子装置において、 上記本体ケースのフロントユニットケースとの嵌合面の
    一側に、接続コネクタを設け、その接続コネクタを設け
    た一側と隣合うケースの両側に、嵌合片または嵌合溝を
    設け、一方、フロントユニットケースの本体ケースとの
    嵌合面の一側に、前記本体ケースの嵌合面に設けた接続
    コネクタと嵌合する接続コネクタを設け、その接続コネ
    クタを設けた一側と隣合うケースの両側に、本体ケース
    の嵌合面の両側に設けた嵌合片と係合する嵌合溝または
    嵌合溝と係合する嵌合片を設けたフロントユニット分離
    型車載用電子装置。
  2. 【請求項2】 上記分離した本体ケースとフロントユニ
    ットケースとを、ケーブルの一端に上記本体ケースの接
    続コネクタと嵌合するコネクタを設け、他端にフロント
    ユニットの接続コネクタと嵌合する接続コネクタを設け
    た接続ケーブルで接続した請求項1に記載のフロントユ
    ニット分離型車載用電子装置。
  3. 【請求項3】 上記本体ケースとフロントユニットケー
    スのケース内のプリント基板に、プリント基板の回路と
    の入出力用のランドを形成し、その基板に形成したラン
    ドに、上記本体ケースとフロントユニットケースの接続
    コネクタから前記ケース内に突出する接続ピンとの接触
    面を形成し、そのランドに形成した接触面に上記本体ケ
    ースとフロントユニットの接続コネクタから前記ケース
    内に突出する接続ピンを当接するようにした請求項1乃
    至2に記載のフロントユニット分離型車載用電子装置。
JP7204594A 1995-08-10 1995-08-10 フロントユニット分離型車載用電子装置 Pending JPH0955267A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099149A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Toyota Motor Corp 電気部品の取り付け構造および電気部品の取り付け方法
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