JP3423018B2 - デジタル復調器 - Google Patents

デジタル復調器

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JP3423018B2
JP3423018B2 JP01639193A JP1639193A JP3423018B2 JP 3423018 B2 JP3423018 B2 JP 3423018B2 JP 01639193 A JP01639193 A JP 01639193A JP 1639193 A JP1639193 A JP 1639193A JP 3423018 B2 JP3423018 B2 JP 3423018B2
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル復調器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送媒体を効率的に利用するため
に、デジタルの情報信号(ベースバンド信号)で搬送波
信号を変調し復調することが行われている。斯る変調の
方式としては、デジタルのベースバンド信号に応じて搬
送波信号の振幅を変化させる振幅変調方式(ASK)、
ベースバンド信号に応じて搬送波の周波数を偏移させる
周波数変調方式(FSK)、ベースバンド信号に応じて
搬送波の位相を変化させる位相変調方式(PSK)、ベ
ースバンド信号に応じて搬送波の振幅及び位相をそれぞ
れ独立して変化させる直交振幅変調方式(QAM)など
の種々の方式が用いられている。
【0003】このようにベースバンド信号に応じて変調
された搬送波信号(変調波信号)S(t)は、一般に次
のように表すことができる。
【0004】
【数1】
【0005】数式1から明らかなように、変調波信号
は、2つの直交した成分で表すことができ、直交検波器
等の復調回路にてベースバンド信号を復調することがで
きる。尚、上式の第1項は変調波信号の同相(I相)成
分、第2項は変調波信号の直交位相(Q相)成分と一般
に称される。デジタル位相変調信号を全デジタル回路で
復調するデジタル復調器として、特開平3−18873
7号報に開示された復調方式によるデジタル復調器があ
る。図10は、同方式におけるデジタル復調器の従来例
のブロック図である。
【0006】図10において、101はデジタル位相変
調信号入力端子、102はシンボルクロック信号入力端
子、103は入力されたデジタル位相変調信号の振幅を
一定にするリミッタ、104はリミッタ103の出力信
号に応答してシンボルクロック信号をサンプルする同期
化回路、105は搬送波信号の整数倍の周波数を発振す
る発振器、106は発振器105の出力に基づき計数す
るカウンタ、107はカウンタ106の出力を同期化回
路104の出力に応答してラッチするラッチ回路、10
8は同期化回路104の出力に応答して、ラッチ回路1
07の出力を入力し遅延させる遅延回路、109はラッ
チ回路107の出力と遅延回路108の出力とを入力し
て1シンボル区間の位相の変化を比較演算する比較演算
回路、110は比較演算回路によって再生されたデータ
を出力する再生データ出力端子である。
【0007】次に動作について説明するが、最初に日本
のデジタル方式自動車電話システムの標準規格(RCR
STD−27)の変調方式であるπ/4シフトQPS
K変調方式について説明する。まず、入力のシリアル信
号は、2ビットのパラレル信号である(Xk,Yk)なる
シンボルに変換される。さらにこの(Xk,Yk)は、差
動符号化され直交信号(Ik,Qk)に変換となる。
【0008】信号フォーマットの先頭ビットから2ビッ
ト毎に変調シンボルとする。入力シリアル信号から(X
k,Yk)への変換(2値/4値変換)は下記に従う。
【0009】
【表1】
【0010】(Xk,Yk)から(Ik,Qk)への変換は
次式のようになる。
【0011】
【数2】
【0012】ただし、ΔΦ(Xk,Yk)=ΔΦkは次表の
ように規定されている。
【0013】
【表2】
【0014】このようにして得られたIk、Qk信号は、
各々独立に低域通過フィルタによってベースバンド帯域
制限がかけられ、直交変調器に供給されるI相成分i
(t)、Q相成分q(t)が生成される。ここでシンボル周
期をTとし、t=kTの位相をΦ(t)=Φkとすると、
【0015】
【数3】
【0016】となり、その1シンボル前、すなわちt=
kT−Tの位相をΦ(t)=Φk-1とすると、
【0017】
【数4】
【0018】となる。数式2、数式3、数式4より、
【0019】
【数5】
【0020】となる。数式5を変形すると
【0021】
【数6】
【0022】となる。従って、数式6より、π/4シフ
トQPSK変調信号を復調する際、シンボル判定点にて
位相Φkと1シンボル前の位相Φk-1を検出し、位相Φk
より位相Φk-1を引くことによって1シンボル区間での
位相変化ΔΦ(Xk,Yk)を求めることができ、位相差Δ
Φ(Xk,Yk)より表2に従いXk、Ykを求め、・・・・
n-1,a n,an+1,an+2・・・・のシリアル信号を復
調することができる。
【0023】図10において動作を説明すると、リミッ
タ103はデジタル位相変調信号入力端子101より入
力されたデジタル位相変調信号の振幅を制限し、矩形波
状の論理レベルに変換する。また、同期化回路104は
シンボルクロック信号入力端子102より入力されたシ
ンボルクロック信号をリミッタ103の出力信号の立ち
上がりに応答してサンプルする。尚、このシンボルクロ
ック信号は、立ち上がりタイミングがデータのサンプリ
ングタイミング(シンボル判定点)に規定されている矩
形波信号である。このサンプルされたシンボルクロック
信号、つまり同期化回路104の出力信号の立ち上がり
はデジタル位相変調信号のゼロクロス点に一致してい
る。
【0024】一方、発振器105は、デジタル位相変調
信号の搬送波周波数のn倍(nは整数)の周波数のクロ
ック信号を発振するように設定されているので、発振器
105のクロックを1/n分周するカウンタ106の出
力は搬送波の1周期の位相をn分割したものが得られ
る。発振器105のクロック信号を入力して駆動するカ
ウンタ106の計数値は同期化回路104の出力の立ち
上がりでラッチ回路107に保持される。この計数値が
数式3のデジタル位相変調信号の位相Φkを表してい
る。
【0025】ラッチ回路107の出力は、さらに遅延回
路108に入力され、同期化回路104の出力の立ち上
がりで遅延回路108に保持される。この遅延された値
が数式4の1シンボル前の位相Φk-1を表している。ラ
ッチ回路107の出力(Φk)と遅延回路108の出力
(Φk-1)は比較演算回路109に入力され1シンボル
区間の位相の変化ΔΦ(Xk,Yk)を検出し、表2に従い
シンボルデータを復調し、2ビットのシンボルデータを
パラレル/シリアル変換によりシリアルデータに変換
し、復調データを得る。この復調データを再生データ出
力端子110に出力する。
【0026】また、発振器105の周波数をデジタル位
相変調信号の搬送波周波数のn倍に設定しているので位
相の分解能は2π/nとなる。従って発振器105の周
波数をデジタル位相変調信号の搬送波周波数に比べ十分
高く取れば、必要な位相計測の分解能を得ることができ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
方法で位相を量子化すると、発振器105の周波数をデ
ジタル位相変調信号の搬送波周波数に比べ十分高く取ら
なければ、必要な位相計測の分解能を得ることができな
い。一般的にCMOSデジタル回路においては動作クロ
ック周波数が、高くなるほど消費電力が増加することが
知られている。従って、分解能を向上するために動作ク
ロックの周波数を上げると、消費電力が増加し、バッテ
リーで駆動される携帯電話などの端末においては、待ち
受け時間が短くなるという問題点がある。
【0028】本発明は、従来と同じ動作クロック周波数
で、より分解能を向上し、正確な復調データが得られる
復調器を構成することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するデジタル復調器に関するものであり、少なくとも
入力端子、波形変換部、発振器、第1位相情報出力部、
第2位相情報出力部、位相量子化回路同期化手段、位相
量子化手段、遅延手段、演算手段、復号手段とを含む。
入力端子からはデジタル位相変調された信号が入力され
る。波形変換部は、入力された信号の波形を変換して論
理レベル出力を発生する。発振器はクロック信号を生成
する。第1位相情報出力部は、発振器から生成されたク
ロック信号に基づき第1位相情報出力を発する。第2位
相情報出力部は、波形変換部の出力をクロック信号の立
ち上がり又は立ち下がりに応答して保持し第2位相情報
出力を発する。位相量子化回路同期化手段は、波形変換
部の出力をクロック信号の立ち下がり又は立ち上がりに
応答して出力する。位相量子化手段は、第1位相情報出
力と第2位相情報出力とからなる位相情報を保持し、位
相量子化出力を発生する。遅延手段は位相量子化出力を
1シンボル区間の時間だけ遅延させる。演算手段は、位
相量子化出力と遅延手段の出力とを演算して位相変化デ
ータを出力する。復号手段は、位相変化データをデコー
ドし、パラレル/シリアル変換して、シリアルデータを
再生データとして出力する。
【0030】
【作用】本発明によれば、位相量子化手段に第1位相情
報出力を発する第1位相情報出力部に第2位相情報出力
を発する第2位相情報出力部を追加したので、動作クロ
ックの周波数をデジタル位相変調信号の搬送波周波数の
n倍に設定した場合、位相の分解能はπ/nと従来の復
調器の分解能2π/nに比べ細かい分解能とすることが
でき、正確な位相量子化を行う。
【0031】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1において、1はデジタル位相変調信号が入
力される入力端子、2は入力されたデジタル位相変調信
号の波形を変換し、2値のデジタル信号に変換するリミ
ッタ、3はクロック信号を生成する発振器、4はクロッ
ク信号が入力されるクロック信号入力端子、5はクロッ
ク信号に基づき計数して、第1位相情報となる計数値を
出力するカウンタ、6はリミッタ2の出力に応答してカ
ウンタ5の計数値(第1位相情報)と第5D型フリップ
フロップの反転した出力(第2位相情報)を保持するラ
ッチ回路(保持手段)、7はラッチ回路6で保持された
位相情報をシンボルクロックと逓倍関係にあるデータク
ロック信号により1シンボル区間の時間遅延させる遅延
回路、8はラッチ回路6が保持した位相情報と遅延回路
7により1シンボル区間の時間遅延した位相情報とを減
算処理する減算回路、9は所定周期のシンボルクロック
で減算回路8の出力の位相変化データをサンプリングす
るサンプリング回路、10は位相変化データに対して位
相補償を行う位相補償回路、11は減算回路8の出力を
入力することによりシンボルクロック信号、該信号を逓
倍したデータクロック信号を再生するPLL回路、12
は位相補償回路10の出力の位相補償した位相変化デー
タをデコードし、シンボルデータを形成導出し、シンボ
ルデータをパラレル/シリアル変換して、シリアルデー
タを再生データとして出力する復号回路である。13は
復号回路12の出力の再生データが出力される再生シリ
アルデータ出力端子、14はPLL回路11の出力のデ
ータクロック信号が出力される再生データ用クロック出
力端子である。15はリミッタの出力をクロック信号と
同期させる第1D型フリップフロップ、16はデータク
ロック信号をクロック信号と同期させる第2D型フリッ
プフロップ、17はクロック信号を反転する第1インバ
ータ、18は直接位相量子化回路、19は第3D型フリ
ップフロップ、20は第4D型フリップフロップ、21
は第5D型フリップフロップ、22は第2インバータで
ある。21と22により第2位相情報を出力する。
【0032】次に動作について図2及び図3を用いて説
明する。ここでは、入力信号として42kbit/sで
搬送波周波数450kHzのπ/4シフトQPSK信号
を考える。入力端子1に図2のAのようなデジタル位相
変調信号が入力されると、デジタル位相変調信号はリミ
ッタ2により図2のBのような2値のデジタル信号に変
換される。この時リミッタではなく、信号のゼロクロス
点を検出して出力信号の”H”,”L”を切り替えるゼ
ロクロス検出器でもよい。
【0033】一方では、発振器3のクロック信号に基づ
きカウンタ5は計数を行い、図2のCのような第1位相
情報を出力する。例えば、発振器3のクロック信号の周
波数をデジタル位相変調信号の搬送波周波数450kH
zの16倍の7.2MHzでクロックのデューティが5
0%とすると、カウンタ5は1/16分周して4ビット
パラレルの計数値を得る。この場合、カウンタ5の出力
である第1位相情報出力は、図2のCのような滑らかな
値でなく、実際は図4のように階段状の値となる。この
カウンタ5の計数値を、リミッタ2の出力の立ち上がり
に応答してラッチ回路6がラッチするが、図3のB、E
に示したように、カウンタ5の出力が不定のときに、リ
ミッタ2の出力の立ち上がりが来ることがある。このよ
うな動作を防ぐために、本実施例では、リミッタの出力
の位相をずらしてカウンタが安定した状態でラッチする
ものである。
【0034】このような動作を行うために、リミッタ2
の出力をまず第1D型フリップフロップ15のD端子に
入力する。そして第1D型フリップフロップ15のck
端子に第1インバータ17を通過して反転したクロック
信号を入力する。D型フリップフロップはck端子に入
力される信号の立ち上がりでD端子に入力される信号を
保持するので、リミッタ2の出力は図3のGの様にクロ
ック信号の立ち下がりタイミングに合わせて遅延せしめ
られる。この第1D型フリップフロップ15の出力の立
ち上がりに応答して、ラッチ回路6がカウンタ5の値を
ラッチすれば、図3に示す様にカウンタ5の出力が安定
した状態でラッチが実行され、確実にカウンタ5の値を
保持して出力することが出来る。その結果ラッチ出力は
クロック信号の立ち下がりより少し遅れて出力されるこ
とになり、ラッチ出力の不定状態は、クロック信号の立
ち下がりより後の半周期以内に発生する。
【0035】また、クロック信号の周波数が搬送波周波
数の16倍であるカウンタ5の出力の4ビットの第1位
相情報出力だけでは分解能が不十分であるために正確な
復調が出来ない。そこで、本実施例においては位相の分
解能を向上するために第1位相情報出力に第2位相情報
出力を追加して利用する。以下、第2位相情報出力につ
いて説明する。
【0036】図3のEに示すリミッタ出力が、図3のA
のクロック信号の”L”の状態のときに立ち上がる場
合、すなわち図3のEのリミッタ出力の下に記入したイ
のタイミングでリミッタ出力が立ち上がった場合、図3
のCに示した第5フリップフロップの出力のハの状態
は”H”になり、その反転信号である図3のDに示した
第2インバータ出力のニの状態は”L”になる。この様
子を破線で示す。
【0037】同様に、図3のEに示すリミッタ出力が、
図3のAのクロック信号の”H”の状態のときに立ち上
がる場合、すなわち図3のEのリミッタ出力の下に記入
したロのタイミングでリミッタ出力が立ち上がった場
合、図3のCに示した第5フリップフロップの出力のハ
の状態は”L”になり、その反転信号である図3のDに
示した第2インバータ出力のニの状態は”H”になる。
この様子を実線で示す。
【0038】この、第2インバータ22の出力は、図3
のEのリミッタ出力の第1位相情報出力である図3のB
に示すカウンタ5の出力より、さらに細な位相情報とな
る。すなわち第2インバータ22の出力は、図3のEに
示したリミッタ出力の立ち上がりが、図3のAのクロッ
ク信号の1周期の前半であるか後半であるかを判定し、
前半であれば”L”後半であれば”H”を出力する。従
って第2インバータ出力は、1ビットの第2位相情報と
して利用できる。
【0039】つまり、カウンタ5の出力である4ビット
の第1位相情報出力を上位ビットに対応させ、第2イン
バータ22の出力である1ビットの第2位相情報を下位
ビットに対応させて導出される5ビットの位相情報が得
られる。位相情報が5ビットとなることで1周期を32
分割でき、分解能を2π/32とすることができる。従
来例で、2π/32の分解能を得るには、14.4MH
zのクロック信号が必要である。
【0040】この様に、カウンタ5の出力である4ビッ
トの第1位相情報出力を上位ビットに対応させ、第2イ
ンバータ22の出力である1ビットの第2位相情報出力
を下位ビットに対応させて導出される5ビットの位相情
報を第1D型フリップフロップ15の出力の立ち上がり
に応答してラッチ回路6がラッチし、5ビットの瞬時位
相データを得ることができる。
【0041】斯くして、図2の位相情報が5ビットのD
のような瞬時位相データ(ラッチ出力データ)が得られ
る。そしてラッチ回路6の出力の保持された瞬時位相デ
ータを遅延回路7により1シンボル区間遅延させると、
図2のEのような1シンボル前の位相データが得られ
る。この時もまた、ラッチ回路6の出力が不定の時にデ
ータクロックの立ち上がりが来ることがあるので、ラッ
チ回路6の出力が安定状態の時にデータクロックの立ち
上がりが来る様にして、遅延回路7を確実に動作させ
る。
【0042】第2D型フリップフロップ16のD端子に
データクロックを入力し、ck端子に第1インバータ1
7を通過して反転したクロック信号を入力する。前述し
たようにD型フリップフロップはck端子に入力される
信号の立ち上がりでD端子に入力される信号を保持する
ので、データクロックは図3のJの様にラッチ出力の不
定タイミングより外れたクロック信号の立ち下がりタイ
ミングに遅延される。この第2D型フリップフロップ1
6の出力の立ち上がりに応答して遅延回路7を駆動すれ
ば、ラッチ回路6の出力は安定状態なので、遅延回路7
は確実な動作を行う。但し、本実施例では遅延回路7を
データクロックに応答して作動させている関係上、遅延
出力はデータクロック周期でのみ導出され、リミッタ出
力の全ての立ち上がり出力に応答して導出されることは
ない。
【0043】次にラッチ回路6の出力の瞬時位相データ
から遅延回路7の出力の1シンボル前の位相データを減
算回路8で減算し、図2のFのような1シンボル時間の
位相変化データが得られる。前記減算回路8は論理回路
で構成されており、その出力は、ラッチ出力の不定期間
と遅延出力の不定期間の両方で、不定状態となる。減算
回路8の出力の位相変化データをシンボルクロックに同
期させると図5のようなアイパターンとなる。図5に示
すように位相変化データはシンボル判定点(立ち上がり
部分)において3π/4、π/4、−π/4、−3π/
4の4値に収束する。
【0044】また、図5に示す位相変化データのゼロク
ロス点は平均的に、シンボル判定点間の中央にあると見
なせるので、PLL回路11は、位相変化データの符号
反転タイミングとシンボルクロック信号立ち下がりタイ
ミングが平均的に一致する様にシンボルクロック信号の
位相を制御している。さらにPLL回路11はシンボル
クロックを逓倍(2逓倍)したデータクロック信号を形
成し、クロック出力端子14にこのデータクロックを出
力する。
【0045】斯様なPLL回路の一例を図7に示す。位
相比較回路71により入力信号(位相変化データの符号
反転タイミング)と出力信号(シンボルクロック信号)
の位相差を検出し、これを”進み”と”遅れ”の2値で
表わし、プリセット値としてNが設定される可逆カウン
タ72を加算または減算させる。可逆カウンタ72の内
容が2Nになると−、0になると+の制御信号を発生
し、この信号の発生とともに可逆カウンタの値をNにリ
セットする。位相制御回路74は、クロック信号入力端
子4から入力クロック信号を入力し、可逆カウンタ72
の出力に従って通過するクロック信号の数を制御してい
る。即ち、位相制御回路74は可逆カウンタ72が+信
号を発するとクロック信号に1パルスを付加し、−信号
を発するとクロック信号より1パルスを除去し、位相を
制御する。分周回路75、76は、パルス数を制御され
た位相制御出力を計数して分周出力の位相タイミングを
制御する。こうして、シンボルクロック信号と位相変化
データの符号反転タイミングが平均的にほぼ同期するよ
うに制御される。
【0046】遅延回路7は、独立したクロック信号で駆
動しても良いが、PLL回路11の出力であるデータク
ロック信号を用いることにより、遅延回路7、減算回路
8、PLL回路11でフィードバックループを構成し、
確実な動作が期待できる。一方、入力されたデジタル位
相変調信号の搬送波周波数が、前述したように発振器3
の周波数の丁度1/16であると、サンプリング回路9
は入力された位相変化データをPLL回路11の出力の
シンボルクロック信号の立ち上がりでラッチし、3π/
4、π/4、−π/4、−3π/4の4値のいずれかで
あるラッチ出力を、位相補償回路10を介して復号回路
12に供給する。
【0047】前述する減算出力の不定期間の内、ラッチ
に起因する不定期間は、第1D型フリップフロップ15
の出力、即ちクロックの立ち下がりタイミングに連動し
て変調信号周期で発生し、遅延に起因する不定期間も、
同様に第2D型フリップフロップ16の出力、即ちクロ
ックの立ち下がりタイミングに連動してシンボルクロッ
クの1/2周期で発生する。従って、不定期間はクロッ
ク信号の立ち下がりより後で而も立ち上がりより前に発
生する。
【0048】そこで、本実施例では、そのタイミングに
シンボルクロックが立ち上がらない様に、そのサンプリ
ング位相をクロックの立ち下がりタイミングに遅らせる
べく、シンボルクロック信号を第3D型フリップフロッ
プ19に入力し、反転クロックによってラッチをしてい
る。その結果、サンプリング回路では、不定期間を外れ
たタイミングでサンプリングが実行される。
【0049】また更に、前述するサンプリング出力の不
定期間は、サンプリング直後即ちクロック信号の立ち下
がり後の期間であり、サンプリング出力を位相補償した
出力もクロック信号の立ち上がり迄には安定となる。そ
こで本実施例では、位相補償出力の不定期間に復号回路
12が復号を行わない様に、入力するデータクロックの
位相を第4D型フリップフロップ20を介在させること
により、位相シフトして、位相補償出力の安定な期間即
ちクロック信号の立ち下がりタイミングに復号が為され
る様に補償をしている。
【0050】従って、第4D型フリップフロップ20
は、データクロックをD端子に入力、反転クロック信号
をck端子に入力して、データクロックをクロック信号
の立ち下がりに合わせて遅延して出力している。復号回
路12は、位相変化が3π/4、π/4、−π/4、−
3π/4の4値に対する2ビットのシンボルデータを表
2に従いデコードし、この2ビットのシンボルデータを
パラレル/シリアル変換することによって受信したリア
ルデータを再生し、出力端子13に出力する。復号回路
12にデータクロックを供給する場合も、確実に動作を
するようにD型フリップフロップ20を介してデータク
ロックを供給する。
【0051】次に位相補償回路10の補償動作について
説明する。図8に位相補償回路の一例を示す。一般的に
移動通信ではフェージングに伴ったランダムFM雑音の
影響による搬送波周波数変動、及び送信機と受信機との
基準発振器の周波数の差に起因する周波数偏差△ωc
生じる。周波数偏差△ωcを考慮すると数式1は次のよ
うになる。
【0052】
【数7】
【0053】数式7よりt=k・Tの時の位相をθ
(t)=θkとすると、
【0054】
【数8】
【0055】となり、1シンボル前、即ちt=k・T−
Tのときの位相をθ(t)=θk-1とすると、
【0056】
【数9】
【0057】となる。1シンボル区間の位相変化△θk
は、
【0058】
【数10】
【0059】となる。周波数偏差△ωcTがある場合、
ラッチ回路6の出力はθkとなり、遅延回路7の出力は
θk-1となるので、減算回路8の出力は△θkとなる。そ
して数式10より、入力されるデジタル位相変調信号の
搬送波周波数に周波数偏差△ωcがある場合の位相変化
データのアイパターンは、図6のようになる。このよう
に、入力されるデジタル位相変調信号の搬送波周波数に
周波数偏差△ωcがある場合、図6に示すように位相変
化データはシンボル判定点において3π/4+△ω
cT、π/4+△ωcT、−π/4+△ωcT、−3π/
4+△ωcTの4値に収束し、全ての位相変化データに
直流成分△ωcTが重畳される。
【0060】この直流成分△ωcTは図8のような回路
で取り除くことができる。△ωcTを求める場合、雑音
等を考慮して△ωcTを数シンボルにわたって計測し、
これを平均化することによってほぼ正確な△ωcTを求
めることが出来る。そして、サンプリング回路9の出力
から平均化によって得られた△ωcTを減算することに
より、周波数偏差即ちDC成分のない位相変化データが
得られる。尚、この位相補償は、サンプリングの後段で
あっても前段であっても良く、遅延検波型復調回路であ
れば従来のような構成に採用しても有効であり、本実施
例の構成にのみ有効なものではないことを付言してお
く。
【0061】前述した実施例の復調回路は、回路内でシ
ンボルクロック信号を形成するタイプの復調回路に本発
明を採用するものであるが、予め形成されたシンボルク
ロックを利用する従来例の様な復調回路に本発明を採用
することも当然可能であり、図9は前述する従来例の復
調回路に本発明を採用する他の実施例を示す。尚、図9
の各構成要素については図1及び図10の構成要素とし
て開示されており、符号を共通にして重複説明を割愛す
る。
【0062】斯くして本発明による動作は達成される
が、本実施例のπ/4シフトQPSK信号以外の他のデ
ジタル位相変調方式でも実現可能である。また、本実施
例ではハードによって本発明を構成しているが、ハード
の一部をソフトに替えても実現可能であることは云うま
でもない。更に、本実施例は必要に応じて変更可能であ
ることも付言しておく。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、位相量子化手段に第1
位相情報出力を発する第1位相情報出力部に第2位相情
報出力を発する第2位相情報出力部を追加したので、動
作クロックの周波数をデジタル位相変調信号の搬送波周
波数のn倍に設定した場合、位相の分解能はπ/nと従
来の復調器の分解能2π/nに比べ細かい分解能とする
ことができ、正確な位相量子化を行うことができる。
【0064】更に、デジタル位相変調信号の波形を変換
し、該変換された信号をクロック信号に同期させて、同
期した信号に応答してクロック信号基づき発せられる第
1位相情報出力と第2位相情報出力を保持し、前記保持
した位相情報を、クロック信号に同期させた遅延の基準
となる信号により1シンボル区間の時間遅延させて、前
記保持した位相情報と前記遅延させた位相情報とを演算
するようにしたので、正確な復調を行うことができる。
【0065】また、前記演算の後に、加算・減算を行い
位相補償するようにしたので、クロック信号の周波数が
デジタル位相変調信号の搬送波周波数の整数倍に設定さ
れなくてもよく、フェージングに伴ったランダムFM雑
音の影響により、搬送波周波数が変動しても伝送特性が
劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明する図である。
【図3】本発明のタイミングチャートを示す図である。
【図4】本発明の位相分解能が2π/16の場合の第1
位相情報出力を示す図である。
【図5】本発明のデジタル位相変調信号の搬送波周波数
に周波数偏差がない場合の位相変化データのアイパター
ンを示す図である。
【図6】本発明のデジタル位相変調信号の搬送波周波数
に周波数偏差が△ωcである場合の位相変化データのア
イパターンを示す図である。
【図7】PLL回路の一例を示すブロック図である。
【図8】位相補償回路の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す図である。
【図10】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、101 デジタル位相変調信号入力端子 2、103 リミッタ 3、105 発振器 4 クロック信号入力端子 5、106 カウンタ 6、107 ラッチ回路 7、108 遅延回路 8 減算回路 9 サンプリング回路 10 位相補償回路 11 PLL回路 12 復号回路 13、110 再生シリアルデータ出力端子 14 再生データ用クロック出力端子 15 第1D型フリップフロップ 16 第2D型フリップフロップ 17 第1インバータ 18 直接位相量子化回路 19 第3D型フリップフロップ 20 第4D型フリップフロップ 21 第5D型フリップフロップ 22 第2インバータ 104 同期化回路 109 比較演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯沼 敏範 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−188737(JP,A) 特開 平6−46095(JP,A) 特開 平4−113747(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相変調された信号が入力される入力端
    子と、 前記入力端子から入力された信号の波形を変換して論理
    レベル出力を発生する波形変換部と、 クロック信号を生成する発振器と、 前記発振器から生成されたクロック信号に基づき第1位
    相情報出力を発する第1位相情報出力部と、 前記波形変換部の出力を前記クロック信号の立ち上がり
    に応答して保持し、第2位相情報出力を発する第2位相
    情報出力部と、 前記波形変換部の出力を前記クロック信号の立ち下がり
    に応答して出力する位相量子化回路同期化手段と、 第1位相情報出力と第2位相情報出力とからなる位相情
    報を、位相量子化回路同期化手段の出力の立ち上がりに
    応答して保持し位相量子化出力を発生する位相量子化手
    段と、 前記位相量子化出力を1シンボル区間の時間だけ遅延さ
    せる遅延手段と、 前記位相量子化出力と前記遅延手段の出力とを減算して
    位相変化データを出力する減算手段と、 前記位相変化データをサンプリングするためのシンボル
    クロックを位相変化データから生成するシンボルクロッ
    ク生成手段と、 前記位相変化データをデコードし、シンボルデータを形
    成導出し、シンボルデータをパラレル/シリアル変換し
    て、シリアルデータを再生データとして出力する復号手
    段とを具備することを特徴としたデジタル復調器。
  2. 【請求項2】 位相変調された信号が入力される入力端
    子と、 前記入力端子から入力された信号の波形を変換して論理
    レベル出力を発生する波形変換部と、 クロック信号を生成する発振器と、 前記発振器から生成されたクロック信号に基づき第1位
    相情報出力を発する第1位相情報出力部と、 前記波形変換部の出力を前記クロック信号の立ち下がり
    に応答して保持し、第2位相情報出力を発する第2位相
    情報出力部と、 前記波形変換部の出力を前記クロック信号の立ち上がり
    に応答して出力する位相量子化回路同期化手段と、 第1位相情報出力と第2位相情報出力とからなる位相情
    報を、位相量子化回路同期化手段の出力の立ち下がりに
    応答して保持し位相量子化出力を発生する位相量子化手
    段と、 前記位相量子化出力を1シンボル区間の時間だけ遅延さ
    せる遅延手段と、 前記位相量子化出力と前記遅延手段の出力とを減算して
    位相変化データを出力する減算手段と、 前記位相変化データをサンプリングするためのシンボル
    クロックを位相変化データから生成するシンボルクロッ
    ク生成手段と、 前記位相変化データをデコードし、シンボルデータを形
    成導出し、シンボルデータをパラレル/シリアル変換し
    て、シリアルデータを再生データとして出力する復号手
    段とを具備することを特徴としたデジタル復調器。
  3. 【請求項3】 前記波形変換部は、デジタル位相変調信
    号が入力されるとゼロクロス点を検出して出力信号の極
    性を切り替えるゼロクロス検出手段を含むことを特徴と
    する、請求項1又は2に記載のデジタル復調器。
  4. 【請求項4】 前記波形変換部は、信号の振幅を論理レ
    ベルに変換してリミッタ出力を発生する、リミッタ手段
    を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のデジ
    タル復調器。
  5. 【請求項5】 前記位相情報は、第1位相情報出力を上
    位ビットに対応させ、第2位相情報出力を下位ビットに
    対応させて導出されることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のデジタル復調器。
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