JP3422944B2 - 屋根用雪止め金具 - Google Patents
屋根用雪止め金具Info
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Description
防止するために屋根に装着する雪止め金具に関するもの
である。
具は、種々の構造のものが知られているが、アングル部
材を雪止め部材として使用する金具においては、基本的
に金具を屋根に装着するために、取付対象屋根の構造に
対応した取付構造を備えた屋根装着部と、アングル部材
装着のためのアングル装着部を備えている。またアング
ル装着部は、アングルの水平板部又は直立板部を嵌合装
着する溝部を備え、当該溝に金具外部より取り付けるよ
うにしたものと、三角形や、L字形の取付孔部を有し、
当該取付孔部に横方向から、アングル部材を貫通装着す
るものが知られている。
取付孔部に貫通装着する金具では、横列して屋根上に固
定した金具に対して長尺のアングル部材を横方向から差
し入れるためその作業性が問題である。そこで取付孔部
の開閉を可能にして作業性向上を図ることが提案されて
いる。具体的には、取付孔部(三角形孔)の一部を構成
する板部を蝶結構造とし、取付孔部の開閉を行い、アン
グル部材の金具外方からの装着を可能としている(実開
昭57−190043号、実開平3−87724号)。
に蝶結構造を採用すると、金具に採用される金属板が薄
く加工性に問題がなければ良いが、金具の強度を高める
ために、厚い金属板を採用すると、軸孔形成加工などの
蝶結部分の製造が面倒となる。即ち蝶結構造は、薄金属
板を採用した場合にのみ有効であり、厚金属板を採用し
た場合には適当な手段とは言えない。更に蝶結構造を採
用した場合には、開閉板部の止着構造を付加するため、
製造上余分な加工が必要となる。
材の貫通装着の作業性に優れ、且つ製造が容易な金具を
提案したものである。
根装着部とアングル装着部とを備え、少なくともアング
ル装着部が、アングル全体を貫通挿着する取付孔部を採
用している屋根用雪止め金具において、屋根装着部を備
えると共に前記取付孔部の一部を備えた細長の下板部材
と、取付孔部に対応した山形形状を備えると共に前記山
形形状部分の下方を前後に折曲して下板部材と当接する
当接板部を設けた上板部材とを別体で構成し、下板部材
の前記当接板部との当接面に、先部が大きく基部がくび
れた係止部を抜き起こして突設し、上板部材の当接板部
に、前記係止部の先部挿入可能な大孔部と、先部が係止
される小孔部が連続し、且つ屋根装着時に大孔部が屋根
裾方に位置する装着孔を設けて、係止部を前記装着孔に
係止してアングル装着部を形成し、前記係止時に上板部
材先端が当接する位置で、下板部材先端を起立させてな
ることを特徴とする
定し、取付孔部を構成する上板部材が分離状態であれ
ば、取付孔部を開口状態であるので、アングル部材を金
具外方より取付孔部内に位置せしめ、上板部材を被せる
と共に、係止部を装着孔に係止すると、アングル部材を
取付孔部内に装着することができる。しかも上板部材の
先端が下板部材の起立部にぶつかるので、係止部に加わ
る重量を軽減する。
る。実施形態に示した金具は、瓦屋根用の金具で、細長
の下板部材1と、下板部材1とでアングル部材Aの取付
孔部Bを形成する上板部材2とで形成される。
部の一部を備えているもので、屋根装着部は、後方部分
を段差部11とし、段差部11に釘孔12を形成し、瓦
下の屋根下地材に釘着できるようにしたものである。ア
ングル装着部としては、先端を起立(起立部13)さ
せ、所定位置に前後2個の係止部14を設けたものであ
る。この係止部14は、取付孔部Bの前後位置に設けた
もので、先部141が大きく、基部142がくびれてい
るものであり、係止部14の形状にあわせて下板部材1
の所定位置を抜き起こして、直立より後方に10度程度
傾斜して形成するもので、特にくびれ部分の基部142
の起立高さは、上板部材2の厚さと一致させるものであ
る。
孔部Bの形状に対応した山形形状とし、山形部21の下
方部分を前後に折曲して下板部材1の係止部14の形成
箇所と当接する当接板部22,23を設け、各当接板部
22,23に装着孔24を設けたものである。装着孔2
4は、前記係止部14の先部141が挿入可能な大きさ
の大孔部241と、基部142が嵌入されると共に先部
141が係止される小孔部242が連続し、且つ屋根装
着時に大孔部241が屋根裾方に位置する様な形状に形
成したものである。また前部当接板部22は、係止部1
4に装着孔24を係止した際に、その先端が起立部13
に当接する長さに形成してなる。
屋根に釘着固定した後、アングル部材Aを前後係止部1
4間に位置させ、アングル部材Aに上板部材2を被冠し
て各係止部14の先部141を大孔部241を通して当
接板部22,23の上方に突出させその状態で上板部材
2を前方(屋根裾方向)にスライド移動させると、基部
142が小孔部242に嵌入し、先部141の顎部分
が、小孔部242の孔縁部分に係止され、上板部材2が
上方への離脱が防止され、アングル部材Aを、上下板部
材1、2で形成された取付孔部B内に位置せしめてアン
グル部材Aを金具に装着するものである。
板部材1の上面と係止部14の先部141とで挟持する
と上板部材2と下板部材1の一体化が堅牢に行われる。
更にアングル部材Aに屋根積雪の重量が加わっても、上
板部材2の前部当接板部22の先端が下板部材1の起立
部13にぶつかり、係止部14に加わる重量を軽減して
いるものである。
態)に限定されるものではなく、アングル装着部は、ア
ングル部材Aが貫通装着される取付孔部を備えたもので
あれば良く、例えば図3(第二実施形態)に例示する通
り、下板部材1aにアングル載置棚15を設けたり、図
4(第三実施形態)に例示するように三角形状ではなく
L字状とするなど、その形態は任意に定めることができ
るものである。さらに屋根装着部も、使用対象の屋根構
造と対応する構造を備えていれば良いもので、図4に例
示するように上下板部材1b,2bで形成されるアング
ル装着部と、下板部材1bに連結した横葺屋根用装着板
3で構成した屋根装着部とで金具を形成するようにして
も良い。
が、アングル全体を貫通挿着する取付孔部を採用してい
る屋根用雪止め金具において、特に取付孔部を構成する
一部を分離構造とし、分離箇所を当接面とし、一方に先
部が大きいキノコ形状の係止突部を設け、他方に大孔部
と小孔部が連続する装着孔を設け、係止部を前記装着孔
に係止してアングル装着部を形成してなり、取付孔部を
分離状態でアングル部材を組み込み、分離部材の係止装
着でアングル部材を取付孔部内に装着するもので、製造
容易な構造で長尺アングル部材の金具装着作業の簡素化
を達成したものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 屋根装着部とアングル装着部とを備え、
少なくともアングル装着部が、アングル全体を貫通挿着
する取付孔部を採用している屋根用雪止め金具におい
て、屋根装着部を備えると共に前記取付孔部の一部を備
えた細長の下板部材と、取付孔部に対応した山形形状を
備えると共に前記山形形状部分の下方を前後に折曲して
下板部材と当接する当接板部を設けた上板部材とを別体
で構成し、下板部材の前記当接板部との当接面に、先部
が大きく基部がくびれた係止部を抜き起こして突設し、
上板部材の当接板部に、前記係止部の先部挿入可能な大
孔部と、先部が係止される小孔部が連続し、且つ屋根装
着時に大孔部が屋根裾方に位置する装着孔を設けて、係
止部を前記装着孔に係止してアングル装着部を形成し、
前記係止時に上板部材先端が当接する位置で、下板部材
先端を起立させてなることを特徴とする屋根用雪止め金
具。 - 【請求項2】 下板部材を、アングル装着部が屋根装着
部と一体に形成し、前記下板部材と山形状の上板部材と
で三角孔の取付孔部を形成してなる請求項1記載の屋根
用雪止め金具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29634598A JP3422944B2 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 屋根用雪止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29634598A JP3422944B2 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 屋根用雪止め金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000120239A JP2000120239A (ja) | 2000-04-25 |
JP3422944B2 true JP3422944B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=17832356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29634598A Expired - Fee Related JP3422944B2 (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 屋根用雪止め金具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3422944B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010059768A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-03-18 | Shinpei Harada | 屋根用雪止め取付具 |
JP5322553B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2013-10-23 | 三晃金属工業株式会社 | 雪止金具 |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP29634598A patent/JP3422944B2/ja not_active Expired - Fee Related
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