JPH0714537Y2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JPH0714537Y2
JPH0714537Y2 JP10924989U JP10924989U JPH0714537Y2 JP H0714537 Y2 JPH0714537 Y2 JP H0714537Y2 JP 10924989 U JP10924989 U JP 10924989U JP 10924989 U JP10924989 U JP 10924989U JP H0714537 Y2 JPH0714537 Y2 JP H0714537Y2
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JP
Japan
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panel
hole
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tip edge
screw
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JP10924989U
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JPH0348036U (ja
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光広 石田
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建物の外壁や内壁を構成するのに用いる建築
用パネルに関する。
〔従来の技術〕
一般に建築用パネルは、第9図に示すようにパネル21の
側面21aに止め金具22を溶接やリベット止めにより付設
したものが用いられている。この止め金具22はパネル21
を建物躯体に取付けるためのもので、パネルの自重を支
えるほか、風圧や地震に対してパネルの脱落を防止する
機能を有し、その下地材取付片部22aには、図示のよう
に2個または1個のタツピンねじ挿通用の穴23が穿設し
てある。そして第11図に示すように、このパネル21を建
物躯体24へ取付けるには、パネル間の目地に相当する部
分において山形鋼、薄形鋼などの下地材25をアンカー、
差し筋などの下地取付金物26を介して建物躯体24に取付
け、止め金具22の下地材取付片部22aの穴23を通して、
タツピンねじ27を下地材25にねじ込むことによりおこな
つている。
一方、パネル21を止め金具22により建物躯体に取付ける
際には、パネル同士を目地巾Mだけ離間させる必要があ
るが、この目地巾Mを大きくすると、この目地に目地材
を注入してもそこから雨量が浸入して腐蝕の原因となつ
たり、美観も低下する恐れが大となることから、目地巾
Mを出来るだけ狭くすることが求められている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような状況から上記従来の建築用パネルにおいて
は、パネル21の側面から止め金具22の下地材取付片部22
aの先端縁までの突出寸法Sが10〜12mm程度であるパネ
ルに対して、パネル21,21間の目地巾Mをたとえば15mm
としている。一定寸法のパネル同士を取付ける場合には
止め金具22同士が干渉しないように、全パネル21につい
て止め金具22の位置をチエツクし、止め金具22の位置を
ずらせたパネルを製作することも可能ではあるが、第10
図に示すように特にパネル21の種類が多い場合は、上記
干渉のチエツクおよび止め金具位置をずらせたパネルの
製作は極めて煩雑であり、また万一止め金具の取付ミス
により止め金具の干渉が据付現場で発見された場合は、
止め金具の切断や別位置への取付が必要となり、面倒で
あり工事遅延の原因となるものでもあつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、隣合う
パネルの止め金具同士の干渉が回避できる建築用パネル
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの出願の第1の考案の建築用パネルは、パネ
ルの側面部に、下地材取付片部にタツピンねじ挿通用の
穴を有する断面L字状の止め金具を、複数個取付けた建
築用パネルにおいて、前記穴の中心を、前記下地材取付
片部の先端縁と該先端縁より該穴の半径寸法だけ内側の
位置との間に配置したことを特徴とする建築用パネルで
ある。
また、この出願の第2の考案の建築用パネルは、パネル
の側面部に、下地材取付片部にタツピンねじ挿通用の穴
を有する断面L字状の止め金具を、複数個取付けた建築
用パネルにおいて、前記穴の中心を、前記下地材取付片
部の先端縁と該先端縁より該穴の半径寸法だけ内側の位
置との間に配置するとともに、前記取付片部の前記穴よ
り内側の位置に溝を設け、前記溝に係脱自在な爪片部と
タツピンねじ挿通用の貫通穴とをそなえたクリツプを具
備したことを特徴とする建築用パネルである。
〔作用〕
第1の考案の建築用パネルにおいては、止め金具の下地
材取付片部の穴にタツピンねじを挿通して下地材にねじ
込めば、タツピンねじの中心は下地材取付片部の先端縁
より内側(パネル寄り)にあるので、タツピンねじに大
きな曲げモーメントを発生することなく、底面積の1/2
以上が下地材取付片部上面に対向するタツピンねじの頭
部により、止め金具を下地材にしつかり締付固定するこ
とができる。またパネルの側面から止め金具の下地材取
付片部の先端縁までの突出寸法(第2図におけるS寸
法)は小さくできるので、(目地巾第3図におけるM寸
法)が小さい場合でも、隣合うパネルの止め金具同士の
干渉を避けることができる。
また第2の考案の建築用パネルにおいては、クリツプの
爪片部を止め金具の溝に係合させ、クリツプの貫通穴と
止め金具の下地材取付片部の穴にタツピンねじを挿通し
て下地材にねじ込む。タツピンねじの中心は下地材取付
片部の先端縁より内側(パネル側)にあるので、タツピ
ンねじに大きな曲げモーメントを発生することなく、ま
たクリツプに傾斜を生じることなく、タツピンねじの頭
部によりクリツプと下地材取付片部を重ね合せた状態で
下地材にしつかりと締付固定できる。また第1の考案と
同様に、パネルの側端から止め金具の下地材取付片部の
先端縁までの突出寸法は小さくできるので、目地巾の小
さい場合でも、隣合うパネルの止め金具同士の干渉を避
けることができる。また、下地材取付片部の穴をたとえ
ば2個設けておけば、これらの穴の一方を適宜選択して
クリツプを締付けることにより、隣合うパネルの取付片
部が接近しあるいは隣合う位置にあつても、クリツプ同
士の干渉も避けることができる。さらにタツピンねじ締
付状態においては、クリツプの爪片部が止め金具の溝に
係合し、止め金具が横方向に引張られてタツピンねじの
軸部が穴の開口部から脱け出してしまうのを防止し、横
荷重に対してもパネルを確実に建物躯体に保持する。
〔実施例〕
以下第1図乃至第4図によりこの考案の第1実施例を説
明する。
図中、1は浅い箱状に折曲成形したほうろう鋼板製のパ
ネルで、このパネル1の側面部1aにステンレス鋼製の断
面L字状の止め金具2をスポツト溶接後、常法によりほ
うろう加工を施して、建築用パネル3とした。止め金具
2の下地材取付片部2aには、巾方向に2個のタツピンね
じ挿通用の穴4が穿設されている。この穴4の中心と下
地材取付片部2aの先端縁5との距離Pは、下記式を満足
するように定められている。
O<P<D/2 ……(1) 但しD:穴4の直径 このため穴4の側部は先端縁5に開口して巾Wの開口部
6を形成している。この開口部6の巾Wは、穴4に挿通
されるタツピンねじ7の首下直径より小とすれば、止め
金具2に矢印Fで示す横荷重がかかつたときも、止め金
具2がタツピンねじ7から外れるのが防止でき、特に好
ましい。
上記構成の建築用パネル3は、第3図および第4図に示
すように、タツピンねじ7により止め金具2を第11図と
同様な下地材25に締付けて取付けるが、止め金具2の下
地材取付片部2aの先端縁5の突出寸法Sが小さいため、
図示のように隣合うパネルの止め金具2が同位置にきて
も止め金具2同士の干渉を避けることができる。また第
4図に示すようにタツピンねじ7,7の位置をずらすこと
によりタツピンねじ7の頭同士の干渉も避けることがで
きる。目地巾Mが15mmの場合は、たとえばS=7mm、P
=2mmD=5mmとすることにより、各部の干渉を生じるこ
となく、パネルの下地材25への取付けをおこなうことが
できる。なお隣り合うパネルの止め金具2の位置が少量
ずれた場合にタツピンねじ7の首下部が隣りのパネルの
止め金具2と干渉しないようにするためには、穴4の中
心と隣りのパネルの止め金具2の先端縁5との距離U
(第4図参照)がタツピンねじ7の首下半径以上となる
ように、穴4の中心位置を選定すればよい。
次に第5図乃至第8図によりこの考案の第2実施例を説
明すると、この実施例は、止め金具2の下地材取付片部
2aの穴4より内側(パネル寄り)の位置に、先端縁5と
平行にスリツト状の溝11を設け、この溝11に係脱自在な
爪片部12をそなえた先端部折曲板状のクリツプ13を組合
せて使用するようにした点のみが、第1実施例と異な
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付してある。
14はクリツプ13の平面部15に設けたタツピンねじ挿通用
の貫通穴である。
上記構成の建築用パネル16は、第7図および第8図に示
すように、止め金具2の下地材取付片部2a上にクリツプ
13を重ね合せ、タツピンねじ7をクリツプ13の貫通穴14
と止め金具2の穴4に挿通して下地材25に締付ける。ク
リツプ13の爪片部12は、止め金具2の溝11に係合し、止
め金具2に矢印Fで示す横荷重が作用しても、止め金具
2の横移動を阻止し、パネルを確実に下地材25に保持す
る。また第8図に示すように、隣合うパネルの止め金具
2が同位置あるいは近傍位置にきた場合でも、クリツプ
13,13の位置をずらすことにより、クリツプ13同士の干
渉を避けることができる。その他目地巾寸法が小さい場
合でも止め金具2同士の干渉を避けることができるの
は、第1実施例と同様である。
この考案は上記各実施例に限定されるものではなく、た
とえば止め金具2の溝11は、上記のように貫通した1本
のスリツト状の溝のほか、底を有する凹溝としたり、短
尺の2本の溝を間隔をおいて直列に配設してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、目地巾寸法がか
なり小さい場合においても、隣合うパネルの止め金具同
士の干渉を避けることができ、止め金具の位置を壁面を
構成する全パネルについて検討する手間や、止め金具取
付位置の異なるパネルの製作および各パネルの壁面指定
位置への取付や止め金具の取付け直し等が不要となり、
建築用パネルの設計、製作、据付の工数低減化に寄与す
るところ大であると共に、パネル相互の目地巾をより狭
くすることが可能となるため雨水の浸入の防止や美観の
向上にも寄与することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す止め金具部分の斜
視図、第2図は同じく平面図、第3図は同じくパネル取
付状態を示す水平断面図、第4図は同じく部分正面図、
第5図はこの考案の第2実施例を示す第1図相当図、第
6図は同じく第2図相当図、第7図は同じく第3図相当
図、第8図は同じく第4図相当図、第9図は従来の建築
用パネルの斜視図、第10図は同じくパネル取付状態を示
す正面図、第11図は同じく水平断面図である。 1……パネル、1a……側面部、2……止め金具、2a……
下地材取付片部、3……建築用パネル、4……穴、5…
…先端縁、7……タツピンねじ、11……溝、12……爪片
部、13……クリツプ、14……貫通穴、16……建築用パネ
ル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルの側面部に、下地材取付片部にタツ
    ピンねじ挿通用の穴を有する断面L字状の止め金具を、
    複数個取付けた建築用パネルにおいて、前記穴の中心
    を、前記下地材取付片部の先端縁と該先端縁より該穴の
    半径寸法だけ内側の位置との間に配置したことを特徴と
    する建築用パネル。
  2. 【請求項2】パネルの側面部に、下地材取付片部にタツ
    ピンねじ挿通用の穴を有する断面L字状の止め金具を、
    複数個取付けた建築用パネルにおいて、前記穴の中心
    を、前記下地材取付片部の先端縁と該先端縁より該穴の
    半径寸法だけ内側の位置との間に配置するとともに、前
    記取付片部の前記穴より内側の位置に溝を設け、前記溝
    に係脱自在な爪片部とタツピンねじ挿通用の貫通穴とを
    そなえたクリツプを具備したことを特徴とする建築用パ
    ネル。
JP10924989U 1989-09-19 1989-09-19 建築用パネル Expired - Lifetime JPH0714537Y2 (ja)

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JPH0348036U JPH0348036U (ja) 1991-05-08
JPH0714537Y2 true JPH0714537Y2 (ja) 1995-04-10

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