JP3286652B2 - パネル状材の取付金具 - Google Patents

パネル状材の取付金具

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JP3286652B2
JP3286652B2 JP35304296A JP35304296A JP3286652B2 JP 3286652 B2 JP3286652 B2 JP 3286652B2 JP 35304296 A JP35304296 A JP 35304296A JP 35304296 A JP35304296 A JP 35304296A JP 3286652 B2 JP3286652 B2 JP 3286652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の外装材、
内壁材等のパネル状材を壁下地材に取り付けるためのパ
ネル状材の取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】建物等の外装材を外壁下地材に取り付け
る際には、一般に、下側の外装材と上側の外装材とを相
じゃくり方式等により互いに上下に突き合わせた状態で
取り付けるが、従来より、このような取付構造において
釘等の固定部材が外部に露出しないようにするために、
前記突き合わせ部に介装された状態で各外装材を壁下地
材に取り付ける取付金具が種々開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の取付金具においては、次のような種々の問題があっ
た。
【0004】(イ)壁下地材に取付金具を取り付けるた
めに釘を打つ際に、取付金具が変形してしまい、取付金
具の所定部分に外装材の上下端部の所定部分を係合する
ことができなくなる、(ロ)また、釘を打ち込む際に、
取付中の取付金具を介して壁下地材および外装材に大き
な衝撃が作用し、既に取り付け済みの取付金具をも変形
させてしまう虞がある、(ハ)釘が所定の方向から曲が
って打たれてしまい易い、(ニ)釘打ち完了後も、壁下
地材に打ち込まれた釘と取付金具との間にガタが生じや
すい、(ホ)金具全体の剛性が十分でなく、前記のよう
に釘打ち作業により変形し易いのみならず、施工後も、
風等によって作用される力や衝撃により取付金具が変形
し易く、外装材の取付状態に異常をもたらす虞がある。
【0005】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、釘打ちによる
変形を防止することができる外装材等のパネル状材の取
付金具を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、釘を打ち込む際に、
取付中の取付金具を介して壁下地材および外装材に大き
な衝撃が作用し、既に取り付け済みの取付金具を変形さ
せる虞が少ない取付金具を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、壁下地材に対し極め
て容易に釘を所定の正しい方向に打ち込むことができる
パネル状材の取付金具を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、釘打ち完了後、壁下
地材に打ち込まれた釘と取付金具との間にガタが生じに
くいパネル状材の取付金具を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、剛性を大きくするこ
とができ、釘打ち時の変形を防止できるのみならず、施
工後の、風等によって作用される力や衝撃による取付金
具の変形も防止できるパネル状材の取付金具を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、以下の説明から明ら
かになろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるパネル状材
の取付金具は、下側のパネル状材と上側のパネル状材と
を互いに突き合わせた状態で壁下地材に取り付けるパネ
ル状材の取付構造において、下側のパネル状材と上側の
パネル状材との突き合わせ部に介装されて各パネル状材
を壁下地材に取り付ける取付金具であって、金属板を成
形してなり、壁下地材に当接される下地当接部と、壁下
地材から離間する部分と、この壁下地材から離間する部
分の一部に設けられた、壁下地材側に陥没する釘穴凹部
と、この釘穴凹部の底部側から上方または斜め上方に立
ち上がる筒状をなす釘穴と、下側のパネル状材が係合さ
れる下側材係合部と、上側のパネル状材が係合される上
側材係合部とを有する。
【0012】この取付金具により外装材等のパネル状材
を取り付ける際には、まず取付金具の上側材係合部にパ
ネル状材の上端部を係合するとともに、取付金具の下地
当接部を壁下地材に当接する。次に、釘穴に釘を挿入
し、この釘を壁下地材に打ち込む。これにより、取付金
具が壁下地材に固定され、ひいてはこの取付金具を介し
て下側のパネル状材の上端部が壁下地材に固定される。
続いて、取付金具の上側材係合部に上側パネル状材の下
端部を係合する。以後、同様にして順次上側へパネル状
材を取り付けて行くことにより、パネル状材を互いに上
下に突き合わせた状態で壁下地材に取り付けて行くこと
ができる。
【0013】この取付金具によれば、釘穴が筒状をなし
て斜め上方または前方に立ち上がっているので、釘を打
ち込む際、かなずちが釘の頭を介して釘穴の先端部にの
み当たり、取付金具の他の部分には全く当たらないよう
にすることができるか、または他の部分に当たる度合い
を少なくすることができるため、釘打ちによる取付金具
の変形を防止することができる。そしてこれにより、従
来のように釘打ち込み作業によつて取付金具が変形し、
取付金具に対しパネル状材を係合できなくなるようなト
ラブルを防止できる。
【0014】また、釘を打ち込む際に、取付中の取付金
具を介して壁下地材およびパネル状材に大きな衝撃が作
用し、既に取り付け済みの取付金具を変形させる虞も少
なくなる。
【0015】また、釘穴が筒状をなしているので、この
釘穴に釘を挿入して打ち込むだけで、釘穴によって案内
されることにより釘が壁下地材に対し所定の正しい方向
に打ち込まれるため、壁下地材に対し極めて容易に釘を
所定の正しい方向に打ち込むことができる。
【0016】また、釘穴凹部が設けられていることによ
り取付金具の剛性を高めることができ、これによっても
釘打ち込み作業による取付金具の変形を防止できるとと
もに、施工後の、風等によって作用される力や衝撃によ
る取付金具の変形も防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を建物等の外装材の
取付金具に本発明を適用した実施例に基づいて説明す
る。
【0018】
【実施例】図1〜7は本発明による取付金具の一実施
例、図8および9はこの取付金具を用いた外装材の取付
構造の一例を示している。
【0019】取付金具1は、鋼鉄、アルミニウム合金、
ステンレス鋼等からなる金属板をプレス加工により成形
してなる。この取付金具1の上端部には上部下地当接部
2が設けられている。この上部下地当接部2は平面状で
横長の矩形状をなしており、壁下地材3への取り付け時
には、後述する釘打ち作業前から該壁下地材3にほぼ全
面的に当接されるようになっている。この上部下地当接
部2には適当数のビス穴4が設けられており、このビス
穴4の周囲の部分には、絞り加工により、前方に隆起す
る環状隆起部2が形成されている。
【0020】前記上部下地当接部2の下方には、該上部
下地当接部2に連続して、横長の矩形状をなす傾斜面部
5が設けられており、この傾斜面部5は下方に行くほど
壁下地材3から離間するように傾斜されている。この傾
斜面部5には、絞り加工により背面側(取付状態におけ
る壁下地材3側)に陥没する釘穴凹部6が形成されてお
り、さらにこの釘穴凹部6には返り突き出し加工、すな
わち背面側(壁下地材3側)から斜め上方への突き出し
加工により、該釘穴凹部6の底部側から斜め上方に立ち
上がる筒状の釘穴7が適当数形成されている。前記釘穴
凹部6の底部は、取付金具1の壁下地材3への取り付け
時には、後述する釘打ち作業前から、該壁下地材3に当
接されるようになっている。
【0021】前記傾斜面部5の下方には、該傾斜面部5
に連続して、水平方向に延びる水平方向部分9aおよび
鉛直方向に延びる鉛直方向部分9bからなる大略T字状
をなす主部9が設けられており、この主部9は上部下地
当接部2と平行をなしている。したがって壁下地材3へ
の取り付け時、この主部9は壁下地材3に対して平行を
なすようになっている。前記主部9の鉛直方部分9b
の下端部には、該下端部から背面側(壁下地材3側)に
直角に折り曲げられた矩形状の小片部からなる下部下地
当接部10が設けられており、この下部下地当接部10
の先端部は、壁下地材3への取付時には、後述する釘打
ち作業前から、該壁下地材3に当接されるようになって
いる。前記主部9の水平方向部分9の左側下端部およ
び右側下端部には、該下端部から前方側に直角に折り曲
げられた前方突出部11が設けられている。
【0022】前記左右の前方突出部11の前端部には、
該前端部からそれぞれ上方または下方に大略直角に折り
曲げられてなる上側折り曲げ片12と下側折り曲げ片1
3とが設けられている。前記主部9には背面側(壁下地
材3側)に陥没するT字状の主部凹部14が形成されて
いる。本実施例においては、前記主部9、前方突出部1
1および下側折り曲げ片13が下側材係合部を構成する
一方、主部9、前方突出部11および上側折り曲げ片1
2が上側材係合部を構成している。
【0023】前記主部凹部14は前記主部9の水平方向
部分9aに沿って延びる水平方向部分14aと前記主部
9の鉛直方向部分9bに沿って延びる鉛直方向部分14
bとを有しており、後述する釘打ち作業前の状態では、
図8のように主部凹部14の底部と壁下地材3との間に
は若干の間隙8が形成される一方、釘打ち込み完了時に
は図9のように主部凹部14の壁下地材3に当接される
ようになっている。前記主部凹部14の水平方向部分1
4aと鉛直方向部分14bとの交差部には、補助ビス穴
21が設けられている。
【0024】次に、この取付金具1による外装材3の取
付方法を図8および9を用いて説明する。
【0025】外装材15は全体にパネル状をなしてお
り、この外装材15の上端部には、その外面側を切り欠
くことにより上側実部16が形成されている一方、外装
材15の下端部には、その内面側を切り欠くことにより
下側実部17が形成されている。また、外装材15の下
端部には、下側実部17の内面に接するようにして係合
溝18が形成されている。
【0026】壁下地材3に外装材15を取り付ける際に
は、まず、図8に示されるように、取付金具1の主部9
と前方突出部11と下側折り曲げ片13との間(下側材
係合部)に外装材15の上側実部16が挿入されるよう
にして、取付金具1を下側の外装材15の上端部に装着
するとともに、取付金具1の上部下地当接部2、下部下
地当接部10および釘穴凹部6の底部を胴縁あるいは間
柱等の壁下地材3に当接する。この状態においては、主
部凹部14の底部と壁下地材3との間には若干の間隙8
が形成されている。
【0027】次に、釘穴7に釘22を挿入し、この釘2
2を図9に示されるように壁下地材3に打ち込む。これ
により、取付金具1が壁下地材3に固定され、ひいては
この取付金具1を介して下側の外装材15の上端部が壁
下地材3に固定される。続いて、上側の外装材15の下
端部の係合溝18内に取付金具1の上側折り曲げ片12
が侵入し係合するようにして、上側の外装材15の下端
部を下側外装材15の上端部に突き合わせる。
【0028】以後、同様にして順次上側へ外装材15を
取り付けて行くことにより、外装材15を相じゃくり方
式で互いに上下に突き合わせた状態で壁下地材3に取り
付けて行くことができる。
【0029】この取付金具1によれば、釘穴7が筒状を
なして斜め上方に立ち上がっているので、釘22を打ち
込む際、かなずちが釘22の頭を介して釘穴7の先端部
にのみ当たり、取付金具1の他の部分には全く当たらな
いようにすることができるか、または他の部分に当たる
度合いを少なくすることができるため、釘打ちによる取
付金具1の変形を防止することができる。そしてこれに
より、従来のように釘打ち込み作業によつて取付金具1
が変形し、取付金具1に対し外装材15を係合できなく
なるようなトラブルを防止できる。
【0030】また、釘22を打ち込む際に、取付中の取
付金具1を介して壁下地材3および外装材15に大きな
衝撃が作用し、既に取り付け済みの取付金具1を変形さ
せる虞も少なくなる。
【0031】また、この取付金具1によれば、釘穴7が
筒状をなしているので、この釘穴7に釘22を挿入して
打ち込むだけで、釘穴7によって案内されることにより
釘22が壁下地材3に対し所定の正しい方向に釘22を
打ち込まれるため、釘打ちが極めて容易になる。
【0032】また特に、本実施例では、釘穴7が斜め方
向に設けられているので、釘22が壁下地材3に斜め方
向に打ち込まれるため、引き抜き抵抗が大きくなるか
ら、取付金具1を壁下地材3に強固に固定することがで
きる(ただし、本発明においては、釘穴7を前方(壁下
地材3に対し垂直方向)に立ち上がるようにしてもよ
い)。
【0033】また、この取付金具1によれば、釘穴凹部
6が設けられていることにより取付金具1の剛性を高め
ることができ、これにより従来のように釘打ち込み作業
によつて取付金具1が変形し、取付金具1に外装材15
を係合できなくなるようなトラブルを防止できる。ま
た、施工後の、風等によって作用される力や衝撃による
取付金具1の変形も防止できる。
【0034】また、本実施例では、絞り加工により釘穴
凹部6が形成された後、背面側からの突き出し加工によ
り釘穴7が形成されているので、図10に示されるよう
に、釘打ち前の状態では、釘穴7の根本の部分には必然
的に角丸め部7aが形成されており、この角丸め部7a
と壁下地材3との間に隙間24が形成されている。しか
るに、釘22を打ち込んで行くと、前記隙間24がふさ
がるように釘穴7が変形して行き、釘打ち完了時には、
図11に示されるように、釘穴7と壁下地材3に打ち込
まれた釘22とが密着して一体化する。したがって、釘
打ち完了後は、釘22と取付金具1との間にガタが生じ
にくく、一層強固に取付金具1を壁下地材3に取り付け
ることができる。また、釘打ち時、釘穴凹部6の底部は
前記隙間24以外の部分において該壁下地材3に当接さ
れているので、釘打ち作業を安定して行うことができ
る。
【0035】また、本実施例では、T字状の主部9にT
字状の主部凹部14が設けられていることにより、取付
金具1の剛性が一層高くなる。特に、主部9の鉛直方向
部分9bは細いので、平面状のままでは変形しやすい
が、T字状の主部凹部14が設けられることにより、こ
の鉛直方向部分9bの剛性も高まり、鉛直方向の力にも
水平方向の力に対しても変形しにくくなる。
【0036】しかも、釘打ち完了時には、上部下地当接
部2、下部下地当接部10および釘穴7の底部のみなら
ず、主部凹部14の底部も壁下地材3に当接されるの
で、施工後に外装材15を介して取付金具1に作用する
力や衝撃に対し取付金具1が一層変形しにくくなる。
【0037】また、釘22を打ち込む前から主部凹部1
4の底部と壁下地材3とが当接されているとすると、万
一釘22を打ち込む際にかなずちが斜面部5や主部9に
強く当たった場合には、主部凹部14の底部を介して壁
下地材3および外装材15に衝撃が作用し、既に取り付
け済みの取付金具1を変形させてしまう等の不都合が生
じる虞があるが、本実施例では、釘22を打ち込む前の
状態では、主部凹部14の底部と壁下地材3との間に若
干の間隙8が形成されているので、万一釘22を打ち込
む際にかなずちが斜面部5や主部9に強く当たっても、
その衝撃が主部凹部14を通じて壁下地材3に伝わら
ず、主部9等により緩衝されるため、壁下地材3および
外装材15に大きな衝撃が作用することがない。しか
も、釘22の打ち込みが完了した時点では前述のように
主部凹部14の底部が壁下地材3に当接されるので、前
述のように取付金具1が非常に変形しにくくなる。
【0038】また、本実施例では、ビス穴4は、壁下地
材3が鋼鉄等の金属からなる場合等、釘穴7を通じて釘
22を壁下地材3に打ち込むことができず、ビスにより
壁下地材3に取付金具1を取り付ける場合に使用でき
る。また、本実施例では、このビス穴4の周囲に環状の
隆起部20が設けられていることにより、ビス穴4の周
囲を補強し、ビスによる取付時、ビス穴4の周囲が変形
しないようにすることができる。
【0039】また、補助ビス穴21は、ビス穴4による
ビス止めのみでは、十分な取付強度が得られない場合等
に使用することができる。
【0040】なお、本発明による取付金具は、前記実施
例のような外装材のみならず、内壁材等のその他のパネ
ル状材を壁下地材に取り付けるパネル状材の取付金具に
も適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、(a)釘打ちに
よる変形を防止することができる、(b)釘を打ち込む
際に、取付中の取付金具を介して壁下地材および外装材
に大きな衝撃が作用し、既に取り付け済みの取付金具を
変形させる虞を少なくすることができる、(c)壁下地
材に対し極めて容易に釘を所定の正しい方向に打ち込む
ことができる、(d)釘打ち完了後、壁下地材に打ち込
まれた釘と取付金具との間にガタを生じにくくすること
ができる、(e)剛性を大きくすることができ、釘打ち
時の変形を防止できるのみならず、施工後の、風等によ
って作用される力や衝撃による取付金具の変形も防止で
きる、等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパネル状材の取付金具の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】前記実施例の取付金具を示す正面図である。
【図3】前記実施例の取付金具を示す平面図である。
【図4】前記実施例の取付金具を示す側面図である。
【図5】前記実施例の取付金具を示す底面図である。
【図6】前記実施例の取付金具を示す背面図である。
【図7】図2のVII−VII線における断面図であ
る。
【図8】前記実施例の取付金具を用いた外装材の取付構
造の一例の、釘打ち前の状態を示す断面図である。
【図9】前記外装材の取付構造例における、釘打ちを完
了し、さらに上側の外装材の下端部を取付金具に係合し
た状態を示す断面図である。
【図10】図8における釘穴付近を示す拡大断面図であ
る。
【図11】図9における釘穴付近を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 取付金具 2 上部下地当接部 3 壁下地材 5 傾斜面部 6 釘穴凹部 7 釘穴 8 間隙 9 主部 9a 主部の水平部分 9b 主部の鉛直部分 10 下部下地当接部 11 前方突出部 12 上側折り曲げ片 13 下側折り曲げ片 14 主部凹部 14a 主部凹部の水平方向部分 14b 主部凹部の鉛直方向部分 15 外装材(パネル状材) 22 釘

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側のパネル状材と上側のパネル状材と
    を互いに突き合わせた状態で壁下地材に取り付けるパネ
    ル状材の取付構造において、前記下側のパネル状材と上
    側のパネル状材との突き合わせ部に介装されて各パネル
    状材を前記壁下地材に取り付ける取付金具であって、 金属板を成形してなり、前記壁下地材に当接される下地
    当接部と、前記壁下地材から離間する部分と、この壁下
    地材から離間する部分の一部に設けられた、前記壁下地
    材側に陥没する釘穴凹部と、この釘穴凹部の底部側から
    斜め上方または前方に立ち上がる筒状をなす釘穴と、前
    記下側のパネル状材が係合される下側材係合部と、前記
    上側のパネル状材が係合される上側材係合部とを有する
    パネル状材の取付金具。
  2. 【請求項2】 下側のパネル状材と上側のパネル状材と
    を互いに突き合わせた状態で壁下地材に取り付けるパネ
    ル状材の取付構造において、前記下側のパネル状材と上
    側のパネル状材との突き合わせ部に介装されて各パネル
    状材を前記壁下地材に取り付ける取付金具であって、 金属板を成形してなり、前記壁下地材に当接される下地
    当接部と、下方に行くほど前記壁下地材から離間するよ
    うに傾斜された傾斜面部と、この傾斜面部の一部に設け
    られた、前記壁下地材側に陥没する釘穴凹部と、この釘
    穴凹部の底部側から斜め上方または前方側に立ち上がる
    筒状をなす釘穴と、前記下側のパネル状材が係合される
    下側材係合部と、前記上側のパネル状材が係合される上
    側材係合部とを有するパネル状材の取付金具。
  3. 【請求項3】 前記釘穴凹部は絞り加工により形成さ
    れ、前記釘穴は前記壁下地材側から斜め上方または前方
    側への突き出し加工により形成されている請求項1また
    は2記載のパネル状材の取付金具。
  4. 【請求項4】 前記釘穴凹部の底部は、前記釘穴を通し
    て釘を前記壁下地材に打ち込む前から前記壁下地材に当
    接されるようになっている請求項3記載のパネル状材の
    取付金具。
  5. 【請求項5】 前記傾斜面部の上側に設けられた、前記
    壁下地材に当接される上部下地当接部と、前記傾斜面部
    の下側に設けられた、水平方向に延びる水平方向部分お
    よび鉛直方向に延びる鉛直方向部分を有することにより
    大略T字状をなしており、前記壁下地材に対しほぼ平行
    をなす主部と、この主部に設けられた、前記壁下地材側
    に陥没する大略T字状の主部凹部と、前記主部の中央下
    端部から前記壁下地材側に折り曲げられてなり、先端部
    を前記壁下地材へ当接される下部下地当接部と、前記主
    部の左下端部および右下端部からそれぞれ前方側に折り
    曲げられてなる前方突出部と、前記左右の前方突出部の
    前端部から上方に折り曲げられてなる上側折り曲げ片
    と、前記左右の前方突出部の前端部から下方に折り曲げ
    られた下側折り曲げ片とを有し、 前記主部凹部は前記主部の水平方向部分に沿って延びる
    水平方向部分と前記主部の鉛直方向部分に沿って延びる
    鉛直方向部分とを有し、前記主部、前記前方突出部およ
    び前記下側折り曲げ片は前記下側材係合部を構成し、前
    記主部、前記前方突出部および前記上側折り曲げ片は前
    記上側材係合部を構成する請求項2記載のパネル状材の
    取付金具。
  6. 【請求項6】 前記釘穴を通して釘を前記壁下地材に打
    ち込む前の状態では、前記主部凹部の底部と前記壁下地
    材との間には若干の間隙が形成される一方、前記釘打ち
    込み完了時には主部凹部の底部が前記壁下地材に当接さ
    れるようになっている請求項5記載のパネル状材の取付
    金具。
JP35304296A 1996-12-13 1996-12-13 パネル状材の取付金具 Expired - Lifetime JP3286652B2 (ja)

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