JP3422756B2 - チェーンゲート - Google Patents

チェーンゲート

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JP3422756B2 JP2000184390A JP2000184390A JP3422756B2 JP 3422756 B2 JP3422756 B2 JP 3422756B2 JP 2000184390 A JP2000184390 A JP 2000184390A JP 2000184390 A JP2000184390 A JP 2000184390A JP 3422756 B2 JP3422756 B2 JP 3422756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンゲートに
関し、詳しくは非常時に車の入出庫を可能とする技術、
及び、非常時に駆動機構を停止して安全を確保する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチェーンゲート4は、図15
(a)に示すように、チェーン3の一端部を一方の支柱
1のモーター8に接続し、チェーン3の他端部を他方の
支柱2に固定し、モーター8によりチェーン3の巻取
り、送出しを行うと共に、チェーン3の他端部側を他方
の支柱2に沿って昇降自在に配置された錘9に巻き掛け
て、チェーン3に錘9の荷重を加えるようにしたものが
知られている。チェーン3の一部には、チェーン3が弛
んだ状態で切り離し可能となる切り離し部17が設けら
れている。切り離し部17の例として、図15(b)に
示す開閉フック17bを備えた簡易な切り離し用チェー
ン17aがある。
【0003】また、図16〜図21に示すように、チェ
ーン3を張るとモーター8にほぼ水平に近いチェーン3
の張力が発生し、この発生した張力を感知してモーター
8を停止するようにしたチェーンゲート4が知られてい
る。このモーター8は、図17、図18に示すように、
チェーン3を巻き掛ける滑車部11と、チェーン3の張
力が一定以上となったときに回転軸Aを中心に回動し
て、リミットスイッチ等からなるスイッチSWをOFF
にする回動部18とを備えている。つまり、チェーン3
の張力が一定以上となると、図21に示すように、回動
部18には、回転軸A’を中心にモーメント[L×F1
(或いはF2〜F4)]が発生し、このモーメントにより
回動部18が復帰バネ70に抗して矢印イで示す方向に
回動してスイッチSWがOFFになり、モーター8が自
動的に停止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチェ
ーン3が弛んだ状態で切り離し可能となる切り離し部1
7を備えたチェーンゲート4にあっては、図15(a)
の実線で示すように、チェーン3を張った状態では、手
動によるチェーン3の脱着ができなくなる。このため停
電とかモーター8の故障などの非常時にあっては、車の
入出庫ができなくなるという問題があった。なお、チェ
ーン3を張った状態で手動によるチェーン3の脱着を可
能とするために、例えば、モーター8停止時のチェーン
3の張力を弱くして、チェーン3を常に弛ませておくこ
とが考えられるが、この場合、図15(b)のような簡
易な切り離し用チェーン17aでは、誰かが常に手でチ
ェーン3の脱着ができるようになり、防犯上の意味がな
くなる。
【0005】さらに、例えば図19に示すように、モー
ター8が設けられている側の支柱1近くに障害物90が
あってチェーン3が巻き上げられない場合には、ほぼ鉛
直に近い略下向きの張力が発生することとなる。このと
き、図21のF4に示すようになり、このとき回動部1
8に発生するモーメントは、図17の場合と比較して、
[L1(<L)×F4]と小さくなる。つまりモーター
8の回動部18の回転軸A’が、滑車部11の接線C上
に位置するため、略鉛直に近い下向きの張力がかかった
場合は、短い距離L1(<L)でしかモーメントが発生
せず、図17の場合と同じように回動部18によりスイ
ッチSWを押圧動作させるためには、「略下向きの張力
>略水平な張力」とする必要がある。このため、スイッ
チSWを作動させるのに必要な張力がチェーン3の動作
範囲W内で略等しくならず、このため略下向きの張力の
場合にはスイッチSWを確実にOFFすることが困難と
なり、安全装置として十分ではなかった。
【0006】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、停電
や駆動機構故障などの非常時に簡易な構造でチェーンを
切り離して車の入出庫ができ、防犯性にも優れたチェー
ンゲートを提供するにあり、他の目的とするところは、
障害物などでチェーンに予期しない張力がかかった時で
も、駆動機構を確実に停止させて安全性を確保できるチ
ェーンゲートを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、チェーン3の一端部3aを一方の
支柱1に設けた駆動機構7に接続し、チェーン3の他端
部3bを上記一方の支柱1と対向する他方の支柱2に固
定し、駆動機構7によりチェーン3の巻取り、送出しを
行うと共に、チェーン3の他端部3b側を他方の支柱2
に沿って昇降自在に配置された錘9に巻き掛けて、チェ
ーン3に錘9の荷重を加えるようにしたチェーンゲート
4を形成し、上記錘9をその移動上限位置P1よりも低
い位置P2で停止又は停止の解除を行うロック手段15
を設けると共に、チェーン3の一部に切り離し部17を
設けたことを特徴としており、このように構成すること
で、チェーン3を張った状態で停電とか駆動機構7の故
障が発生したような非常時にあっては、ロック手段15
による錘9のロックを解除することで、錘9が上昇可能
となり、チェーン3を弛ませて切り離し部17を切り離
すことで、車の入出庫が可能となる。
【0008】また本発明にあっては、上記駆動機構7
は、チェーン3を巻き掛ける滑車部11と、チェーン3
の張力が一定以上となったときに回転軸Aを中心に回動
して駆動機構7のスイッチSWをOFFにする回動部1
8とを備え、回動部18の回転軸Aを上記滑車部11に
おける他方の支柱2と対向する側の垂直方向の接線Cよ
りも内側Dにずらして配置することを特徴としており、
このように構成することで、チェーン3の動作範囲W内
で、回転軸Aから滑車部11の接線Cに至るモーメント
距離を略等しくすることができ、これによりチェーン3
の張力がチェーン3の角度に左右されず、略一定となる
ので、チェーン3の動作範囲W内のどの角度でも、回動
部18によるスイッチSWの押圧力に大きな差がなくな
り、スイッチSWを切る信頼性を高めることができる。
【0009】ここで、上記回動部18の回転軸Aを、回
動部18の重心Gの鉛直下に配置すると共に、回動部1
8の回転軸Aよりも他方の支柱2と対向する側の底面部
分に切り欠き20を設けるのが好ましく、この場合、回
動部18に対してチェーン3の張力が発生していないと
きは、回動部18が安定化し、張力が発生したときは切
り欠き20によって回動部18がスムーズに回転できて
スイッチSWを確実に作動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】図1〜図6は本実施形態のチェーンゲート
4を示している。このチェーンゲート4は、間隔をあけ
て立設された一対の支柱1,2間にチェーン3を掛け渡
して構成されている。チェーン3の全長は約6m程度で
あり、その一部にチェーン3が弛んだ状態で切り離し可
能となる切り離し部17が設けられている。切り離し部
17の例として、図1(b)に示す開閉フック17bを
備えた簡易な切り離し用チェーン17aがある。尚、チ
ェーン3の長さ及び切り離し部17の構造については特
に限定されない。
【0012】チェーン3の一端部3aは、図7に示すよ
うに、一方の支柱1内に設けた駆動機構7の滑車部11
に巻き掛けられている。この滑車部11は、駆動機構7
であるモーター8のギヤで構成されている。モーター8
には、チェーン3の張力が一定以上となったときに回転
軸Aを中心に回動してモーター8のスイッチSW(例え
ばリミットスイッチ)をOFFにする回動部18が一体
に設けられている。この回動部18は、回転軸Aを中心
に回動自在に設置され、滑車部11にかかるチェーン3
の張力が一定以上となったときには、回転軸Aを中心と
してチェーン3の送出し方向に回動して、スイッチSW
をOFFにしてモーター8を停止させるものである。
【0013】チェーン3の他端部3bは、図1に示すよ
うに、他方の中空状の支柱2内に固定されており、上記
滑車部11の回転により、一方の支柱1の側面に設けた
開口部5からチェーン3の巻取り、送出しが行われるよ
うになっている。この支柱2内には、支柱2に沿って昇
降自在に錘9が配置されており、錘9の背面にはチェー
ンガイド部12が設けられ、これにチェーン3の他端部
3b側が巻き掛けられており、チェーン3に対して錘9
の荷重が加えられている。
【0014】上記支柱2には、錘9のロック手段15が
設けられている。ロック手段15は、錘9をその移動上
限位置P1よりも低い位置P2で停止又は停止の解除を行
うためのものであり、本例では、図1に示す支柱2に抜
き差し可能に挿入されて錘9の上昇を止めるためのロッ
クピン16で構成されている。ロックピン16は、差し
込んだ状態で支柱2内での錘9の上昇を規制する働きを
し、抜き取った状態では錘9の上昇を許容してチェーン
3を弛ませる働きをする。ここで、支柱2の内部上端に
取り付けたストッパー部60の下面が、錘9の移動上限
位置P1とされ、このストッパー部60に、チェーン3
の他端部3bを固定するためのチェーンフック40が取
り付けられている。支柱2の側面には、ストッパー部6
0の下面から所定距離X(例えば100mm程度)をあ
けた下方位置に、側方に開口したピン孔41が設けられ
ている。このピン孔41は、図2に示すように、例えば
左右2箇所設けられ、一対のロックピン16が挿入可能
とされる。各ロックピン16は、頭部にドライバー溝1
6a、軸部にネジ部16bがそれぞれ形成されており、
ドライバー61によってピン孔41に取り外し可能にね
じ込まれてている。ロックピン16の材質は鉄、或いは
ステンレス等、特に限定されない。なお、ロックピン1
6の他例として、図2の仮想線に示すように、ピン91
付きプレート90をネジ92で支柱2に螺着するように
してもよいものであり、この場合の取り付け状態を図3
〜図5に示す。図中の65はカバープレートである。
【0015】上記ロックピン16は、通常は、上記ピン
孔41から支柱2内に差し込まれており、モーター8に
よってチェーン3を巻き取るときには、図1(a)に示
すように、錘9はその移動上限位置P1よりも低い位置
2でロックピン16に当たって停止し、チェーン3が
張った状態で保持されるようになっている。この通常の
停止状態においては、切り離し用チェーン17aの脱着
ができなくなる。一方、停電とかモーター8の故障など
の非常時には、ロックピン16をドライバー61で外す
と、図1(b)に示すように、錘9がその位置P2から
更に上昇移動可能となり、これによりチェーン3を弛ま
せることができる。例えば全長約6mのチェーン3にお
いて錘9が約100mm上昇することで、チェーン3を
弛ませて切り離し用チェーン17aの開閉フック17b
を開いて脱着動作を手動で容易に行えるようになってい
る。
【0016】しかして、チェーン3を張った状態で、停
電とかモーター8が故障したような非常時にあっては、
ロックピン16を抜き取ることによって、チェーン3を
弛ませてチェーン3の脱着が手動で容易にできるように
なり、車の入出庫が可能となる。一方、ロックピン16
を差し込んだ状態では錘9の上昇が停止されてチェーン
3の張力を強めておくことができるので、簡易な切り離
し用チェーン17aを用いた場合でも、容易にチェーン
3の脱着ができなくすることができ、防犯上においても
優れたものとなる。
【0017】次に、支柱1内に配置したモーター8の回
動部18が、チェーン3の張力により回転軸Aを中心に
チェーン3の送出し方向に回動してスイッチSWを押す
場合の一例を説明する。従来では図19に示したよう
に、モーター8が設けられている側の支柱1近くに障害
物90があってチェーン3が巻き上げられない場合に
は、ほぼ鉛直に近い略下向きの張力が発生する。このと
き、図21の張力F4に対して回動部18に発生するモ
ーメントは、[L1(<L)×F4]と小さく、このた
め、スイッチSWを作動させるのに必要な張力がチェー
ン3の動作範囲W内で略等しくならず、スイッチSWを
確実にOFFすることが困難であった。
【0018】そこで、本例では、図7に示すように、チ
ェーン3の動作範囲W内のどの角度でもチェーン3の張
力に対して有効にモーター8を停止させるためには、チ
ェーン3の張力の方向(滑車部11の接線C方向)と、
スイッチSWを押す力の方向と、モーター8の回動部1
8の回転軸Aとの関係が重要であることに鑑み、回動部
18の回転軸Aを滑車部11の垂直方向の接線Cよりも
内側Dに配置するようにしたものである。これにより、
回転軸Aから滑車部11の接線Cに至るモーメント距離
が略等しくなり、略鉛直に近い下向きの張力の場合に
は、長い距離L4でモーメントが発生するようになる。
つまり、回転軸Aから滑車部11の接線Cに至るモーメ
ント距離L4をL(図21)に近づけることができるの
で、チェーン3の張力がチェーン3の角度に大きく左右
されなくなり、略一定となるので、チェーン3の動作範
囲W内のどの角度でも、回動部18によるスイッチSW
の押圧力に大きな差がなくなり、スイッチSWを切る信
頼性を高めることができる。この結果、チェーン3の動
作範囲W内で、ほぼ等しい張力でモーター8を安定的に
停止させることができる。これにより、仮りにモーター
8が設けられている側の支柱1近くに障害物90(図1
9)があってチェーン3が巻き上げられないような最悪
の場合でも、安全装置として有効に働き、安全性を十分
に確保できるようになる。
【0019】なお回動部18の回転軸Aの位置を、仮り
に図8(b)のA”点に設定すると、モーメント距離を
より等しくできるが、この場合、回動部18を回動させ
るための空間S(図7)を回動部18の下方全体に設け
なければならず、この場合、図8(b)に示すように、
回転軸A”が重心Gから大きくずれて、モーター8全体
が不安定となる。つまり、復帰バネ70(図7)のバネ
力を大きくすれば回動部18は安定化するが、この場
合、チェーン3の張力がバネ力に負けてしまうという問
題があり、一方、復帰バネ70のバネ力を小さくすると
回動部18が不安定になるという問題がある。なお図8
(a)中のBは滑車部11の回転中心である。
【0020】さらに、本例では、図8(a)のように回
動部18の回転軸Aよりも他方の支柱2と対向する側の
底面部分に切り欠き20を設けたので、回動部18の下
方に空間Sを確保しながら、張力が発生していないとき
には回動部18を安定させることができ、また張力が発
生したときは空間によって回動部18が回転できて、ス
イッチSWの押圧動作がスムーズに行われ、モーター8
を確実に停止させることができる。
【0021】図13、図14は他の実施形態を示してい
る。本例では、一方の支柱1において、滑車部11から
垂下するチェーン3の捩れ矯正用のチェーンガイド30
に傾斜を持たせている。図13においては、筒状のチェ
ーンガイド30を用いているため、ゴミや異物等によっ
てチェーン3が詰まってしまうことがある。そこで、図
14に示すように、チェーンガイド30を片面が開放さ
れた断面コ字状に形成すると共に、このチェーンガイド
30を傾斜させるのが望ましい。この傾斜角度θは、例
えば10°〜45°、好ましくは15°付近とするのが
よい。しかして、チェーンガイド30にチェーン3を沿
わせることで、チェーン3の自重(重力)によりチェー
ンガイド30への押し付け力が増すようになり、従っ
て、チェーン3が巻き上げられる際に、チェーン3が暴
れず、捩れを矯正でき、チェーン3を滑車部11のギヤ
に確実に噛み合わせることができるようになる。また、
チェーンガイド30の片面が開放されているため、多少
のゴミや異物等があっても、チェーン3が詰まってしま
うことがなく、そのうえ、組立、施工時においてチェー
ンガイド30へのチェーン3の取り付けが楽になるとい
う利点もある。
【0022】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、チェーンの一端部を一方の支柱に設けた駆動機構
に接続し、チェーンの他端部を上記一方の支柱と対向す
る他方の支柱に固定し、駆動機構によりチェーンの巻取
り、送出しを行うと共に、チェーンの他端部側を他方の
支柱に沿って昇降自在に配置された錘に巻き掛けて、チ
ェーンに錘の荷重を加えるようにしたチェーンゲートを
形成し、上記錘をその移動上限位置よりも低い位置で停
止又は停止の解除を行うロック手段を設けると共に、チ
ェーンの一部に切り離し部を設けたので、チェーンを張
った状態で停電とか駆動機構の故障が発生したような非
常時にあっては、ロック手段による錘のロックを解除す
ることで、錘が上昇可能となり、これによりチェーンの
切り離し部を切り離すことで車の入出庫が可能となる。
また、チェーンの張力を利用して連結状態を保持できる
切り離し部をチェーンの一部に設けることで、簡易な構
造で且つ防犯性にも優れたチェーンゲートを得ることが
できる。
【0023】また請求項2記載の発明にあっては、上記
駆動機構は、チェーンを巻き掛ける滑車部と、チェーン
の張力が一定以上となったときに回転軸を中心に回動し
て駆動機構のスイッチをOFFにする回動部とを備え、
回動部の回転軸を上記滑車部における他方の支柱と対向
する側の垂直方向の接線よりも内側にずらして配置した
ので、チェーンの動作範囲内で、回転軸から滑車部の接
線に至るモーメント距離を略等しくすることができ、こ
れによりチェーンの張力がチェーンの角度に左右され
ず、略一定となるので、チェーンの動作範囲内のどの角
度でも、回動部によるスイッチの押圧力に大きな差がな
くなり、スイッチを切る信頼性を高めることができる。
従って、チェーンの張力に対して有効に駆動機構を停止
させることができるので、仮りに駆動機構が設けられて
いる側の支柱近くに障害物等があってチェーンが巻き上
げられないような最悪の場合でも、安全装置として有効
に働き、安全を十分に確保できるものである。
【0024】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、回動部の回転軸を、回動部の重心の鉛
直下に配置すると共に、回動部の回転軸よりも他方の支
柱と対向する側の底面部分に切り欠きを設けたので、回
動部に対してチェーンの張力が発生していないときは、
回動部が安定化して、駆動機構全体を安定させることが
できるようになり、一方、張力が発生したときは切り欠
きによって回動部がスムーズに回転できて、スイッチの
押圧動作が確実に行われ、駆動機構を確実に停止させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の実施形態の一例を示
す動作説明図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の錘付近の断面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】(a)は図3のP−P線断面図、(b)は図3
のQ−Q線断面図である。
【図6】同上のチェーンの動作範囲の説明図である。
【図7】同上の回動部付近の説明図である。
【図8】(a)は同上の回動部の重心位置から切り欠き
を設けた場合の説明図、(b)は回動部の重心位置より
も後端位置から切り欠きを設けた場合の説明図である。
【図9】同上の一方の支柱の滑車部付近の断面図であ
る。
【図10】図9の右側面図である。
【図11】図10のS−S線断面図である。
【図12】図10のT−T線断面図である。
【図13】(a)、(b)は同上の滑車部下方に配置さ
れるチェーンガイドの一例の説明図である。
【図14】(a)、(b)は同上の滑車部下方に配置さ
れるチェーンガイドの他例の説明図である。
【図15】(a)は従来例の正面図、(b)は切り離し
部の説明図である。
【図16】従来の回動部付近の正面図である。
【図17】従来の滑車部の動作説明図である。
【図18】図17の滑車部の動作説明図である。
【図19】障害物が乗った場合の説明図である。
【図20】図19の場合において略下向きの張力が加わ
った場合の説明図である。
【図21】チェーンの動作範囲の説明図である。
【符号の説明】
1 一方の支柱 2 他方の支柱 3 チェーン 3a 一端部 3b 他端部 7 駆動機構 9 錘 11 滑車部 15 ロック手段 17 切り離し部 18 回動部 20 切り欠き A 回転軸 C 垂直方向の接線 D 内側 G 重心 SW スイッチ P1 移動上限位置 P2 低い位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根鴻 岳史 兵庫県尼崎市潮江5丁目4番66号平尾電 装株式会社内 (56)参考文献 実公 平2−15965(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/42 E01F 13/00 - 13/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーンの一端部を一方の支柱に設けた
    駆動機構に接続し、チェーンの他端部を上記一方の支柱
    と対向する他方の支柱に固定し、駆動機構によりチェー
    ンの巻取り、送出しを行うと共に、チェーンの他端部側
    を他方の支柱に沿って昇降自在に配置された錘に巻き掛
    けて、チェーンに錘の荷重を加えるようにしたチェーン
    ゲートを形成し、上記錘をその移動上限位置よりも低い
    位置で停止又は停止の解除を行うロック手段を設けると
    共に、チェーンの一部に切り離し部を設けたことを特徴
    とするチェーンゲート。
  2. 【請求項2】 上記駆動機構は、チェーンを巻き掛ける
    滑車部と、チェーンの張力が一定以上となったときに回
    転軸を中心に回動して駆動機構のスイッチをOFFにす
    る回動部とを備え、回動部の回転軸を上記滑車部におけ
    る他方の支柱と対向する側の垂直方向の接線よりも内側
    にずらして配設したことを特徴とする請求項1記載の
    ェーンゲート。
  3. 【請求項3】 回動部の回転軸を、回動部の重心の鉛直
    下に配置すると共に、回動部の回転軸よりも他方の支柱
    と対向する側の底面部分に切り欠きを設けたことを特徴
    とする請求項2記載のチェーンゲート。
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