JP3422652B2 - ダイヤル式操作装置 - Google Patents

ダイヤル式操作装置

Info

Publication number
JP3422652B2
JP3422652B2 JP10944397A JP10944397A JP3422652B2 JP 3422652 B2 JP3422652 B2 JP 3422652B2 JP 10944397 A JP10944397 A JP 10944397A JP 10944397 A JP10944397 A JP 10944397A JP 3422652 B2 JP3422652 B2 JP 3422652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dial
dial shaft
shaft
knob
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10944397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10301651A (ja
Inventor
規 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP10944397A priority Critical patent/JP3422652B2/ja
Publication of JPH10301651A publication Critical patent/JPH10301651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3422652B2 publication Critical patent/JP3422652B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用空
気調和装置や音響装置、或いは家電製品などの制御装置
に設けられて、操作ノブを摘んで回転させることで制御
装置を所定状態に制御するダイヤル式操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、車両用空気調和装置
には、車室内温度調整や吹出口切換などにダイヤル式操
作装置を用いたものが知られている。
【0003】図5は、その一例としてのダイヤル式操作
装置1を示し、ベース2には、ダイヤルシャフト3、ア
ーム4、図示しない被操作部材に一端が連結された操作
ケーブル5等が組み付け配置され、ダイヤルシャフト3
の外部露出端部には操作ノブ6が装着される。
【0004】ベース2は底壁2aと周壁2bとを備えて
いる。また、底壁2aにはアーム4を回動可能に保持す
るための軸部2cが形成されている。さらに、この軸部
2cにはダイヤルシャフト3のシャフト部3aの先端部
を回転可能に保持する保持部2dが一体に形成されてい
る。
【0005】ダイヤルシャフト3には、周壁2bに回転
可能に保持される環状のフランジ部3bと、このフラン
ジ部3bとシャフト部3aとの間に位置する駆動ギヤ3
cとを備えている。
【0006】一方、アーム4は、その略中央が軸部2c
に保持されており、この軸部2cを支点として回動す
る。また、アーム4の一端には前記駆動ギヤ3cと噛み
合う扇状の従動ギヤ4aが形成されている。さらに、ア
ーム4の他端にはケーブル連結孔4bが形成されてい
る。そして、操作ケーブル5の先端5aがケーブル連結
孔4bに連結されている。また、操作ケーブル5は、底
壁2aに先端寄りが固定状態で保持されたガイド5bに
被覆されており、このガイド5bから先端5aが進退可
能となっている。また、前記操作ノブ6が配置される側
の周壁2bの表面(外面)には、化粧パネル7が配置さ
れている。この化粧パネル7には、ダイヤルシャフト3
の機能やモード等が印刷されており、操作ノブ6の回転
操作に伴って点灯する光源(図示せず)からの照明光束
を導くことで、その機能やモードの選択或は操作状態を
認識させることができるパネル照明となっている。
【0007】このような構成においては、操作ノブ6を
回転させるとダイヤルシャフト3が同時に回転する。こ
のダイヤルシャフト3の回転は駆動ギヤ3cと噛み合う
従動ギヤ4aの噛み合い位置の変化によってアーム4を
軸部2cを中心に回動させる。そして、このアーム4の
回動によって操作ケーブル5の先端5aがガイド5bか
ら進退する。この進退動作によって被操作部材が可変さ
れる。
【0008】ところで、このようなダイヤル式操作装置
1は、ベース2にアーム4を装着した後、ダイヤルシャ
フト3並びに操作ケーブル5を組み付ける。さらに、化
粧パネル7をベース2に取り付けた後に操作ノブ6をダ
イヤルシャフト3に装着している。そして、このような
ユニット状態としたダイヤル操作装置1は、車体組み立
て工場等に搬送され、その組み立て工場にてインストル
メントパネルやセンタクラスタ等に装着される。
【0009】尚、操作ノブ6を化粧パネル7の後に装着
せず、先に操作ノブ6をダイヤルシャフト3に装着した
後に化粧パネル7をベース2に取り付ける構成とする
と、必然的に化粧パネル7に操作ノブ6の大きさと略同
じかそれよりも大きい孔を形成しなければならない。し
かしながら、このような構成とすると、化粧パネル7照
明する光源から出射せれた照明光束の光漏れが発生して
しまう。
【0010】また、化粧パネル7のサイズや取付場所の
形状等によっては、ベース2にアーム4を装着した後、
ダイヤルシャフト3並びに操作ケーブル5を組み付け、
さらに、化粧パネル7をベース2に仮取り付けたサブユ
ニット状態で車体組み立て工場等に搬送される場合もあ
る。そして、このような場合には、上述したサブユニッ
ト状態でインストルメントパネルのセンタクラスタ等に
装着された後に、化粧パネル7をベース2に取り付け、
さらに、操作ノブ6をダイヤルシャフト3に装着する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたダイヤル式操作装置にあっては、上述したユ
ニット状態若しくはサブユニット状態で車体組み立て工
場へと搬送され、その工場にてインストルメントパネル
のセンタクラスタ等に装着した後、操作ケーブル5の一
端を被操作部材(例えば、空気調和装置のブロア)に連
結される。
【0012】しかしながら、ユニット状態若しくはサブ
ユニット状態で工場へと搬送する際に、その搬送手段
(一般的には大型のトラック等)による振動等によって
アーム4若しくはダイヤルシャフト3が回転してしま
い、操作ケーブル5の先端5aがガイド5bから進退し
てストロークが初期状態からズレてしまう虞がある。
【0013】このようなストロークのズレがある状態で
被操作部材に組み付けられてしまうと、ダイヤル式操作
装置の設定により制御可能な範囲と実際に制御される範
囲とに差が発生してしまうため、製品品質の安定化の観
点から好ましいものではない。
【0014】従って、車体組み立て工場では、被操作部
材に操作ケーブル5の一端を連結する前にダイヤルシャ
フト3とアーム4とのズレを確認する必要がある。
【0015】この際、上述したユニット状態の場合に
は、操作ノブ6と化粧パネル7との相対位置が搬送前に
決められているため、この両者の相対位置関係を視認す
ることで操作ノブ6が回転してしまってズレが発生して
いるか否かを容易に確認することができる。また、この
ようなズレが合った場合においても、操作ノブ6を回転
させるという通常操作と同様の軽い操作力で容易に修正
することができる。
【0016】一方、上述したサブユニット状態で搬送さ
れた場合には、化粧パネル7並びに操作ノブ6は車体組
み立て工場に搬送した後に装着されるため、ユニット状
態のように化粧パネル7と操作ノブ6との相対位置関係
を視認することが不可能である。
【0017】従って、サブユニット状態でのストローク
のズレは、駆動ギヤ3cと従動ギヤ4aとの噛み合い位
置でのみ確認することができる。
【0018】しかしながら、この際の噛み合い位置は微
妙なものでるため厳密な初期位置の確認とはなり得ない
ものであった。また、図5に示したように、駆動ギヤ3
cによって従動ギヤ4aが隠れているために噛み合い位
置の確認が非常に困難であった。しかも、噛み合い位置
のズレを確認することができたとしても、ダイヤルシャ
フト3には操作ノブ6が装着される前であるため、操作
荷重の重いダイヤルシャフト3を工具等を用いることな
く容易に回転させることは困難であった。尚、回転操作
を行う際に、操作ノブ6が装着されていないダイヤルシ
ャフト3の露出端面形状が円形の場合には、どの程度回
動させれば正しい位置であるのかが分かりにくい。
【0019】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、操作ケーブルのストロークが適正か否かを、ダ
イヤルシャフトの位置によって判断することができるば
かりでなく、適正でない場合には容易にストロークの調
整を行うことができるダイヤル式操作装置を提供するこ
とを目的とする。
【0020】また、ダイヤルシャフトと操作ノブとの位
置決めを容易に行うことができるダイヤル式操作装置を
提供することを目的とする。
【0021】さらに、、ストローク調整の位置決めを容
易に行うことができるダイヤル式操作装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】しかも、搬送時の振動によるズレの発生を
極力防止することができるダイヤル式操作装置を提供す
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の構成は、制御装置のベースに設け
られた筒状部と、該筒状部を貫通するダイヤルシャフト
と、前記ベースに回動可能に保持され且つ前記ダイヤル
シャフトに設けられた駆動ギヤと噛み合う従動ギヤを有
するアームと、該アームの一端に連結された操作ケーブ
ルと、前記ダイヤルシャフトの外部露出端部に着脱可能
に装着された操作ノブとを備え、該操作ノブの回転操作
によって前記ダイヤルシャフトを回転させると同時に前
記各ギヤの噛み合いによって前記アームを回動させるこ
とで前記操作ケーブルを伸縮させるようにしたダイヤル
式操作装置において、前記ダイヤルシャフトに設けられ
且つ前記ダイヤルシャフトの軸線方向と直交する方向に
延在された摘み操作片を備えていることを特徴とする。
【0024】また、上記のような目的を達成するため
に、本発明の構成は、前記摘み操作片は前記ダイヤルシ
ャフトの外部露出端部に形成されており、前記操作ノブ
の背面には前記摘み操作片と係合する係合凹部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0025】また、上記のような目的を達成するため
に、本発明の構成は、前記ダイヤルシャフトに設けられ
且つ前記ダイヤルシャフトの軸線方向と直交する方向に
突出する係止片と、前記筒状部に設けられ且つ前記係止
片と係合可能な位置決め突起とを備えていることを特徴
とする。
【0026】さらに、上記のような目的を達成するため
に、本発明の構成は、前記筒状部の内周壁に設けられた
複数の凹部と、前記ダイヤルシャフトに設けられ且つ前
記凹部と係合する弾性係止手段とを備えていることを特
徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明のダイヤル式操作装
置の実施の形態を、車両用空気調和装置用制御装置に適
用し、図面に基づいて説明する。
【0028】図1(A)は本発明のダイヤル式操作装置
を用いた車両用空気調和装置用制御装置の正面図、
(B)はサブユニット状態の車両用空気調和装置用制御
装置の正面図である。
【0029】図1(A)において、車両用空気調和装置
用制御装置10は、室内循環・外気導入を切り換える換
気切り換えスイッチ部11と、エアコンのON・OFF
並びに風量を切り換える空調メインスイッチ部12と、
温度調節を行う温調スイッチ部13と、エア吹き出し位
置を切り換える吹き出し選択スイッチ部14とを備えて
いる、尚、温調スイッチ部13と吹き出し選択スイッチ
部14とはダイヤル式操作方式(ダイヤル式操作装置)
が採用されている。また、車両用空気調和装置用制御装
置10は、図1(B)に示すように、複数の車体取付用
フランジ15aを有するベース15と化粧パネル16と
の合わせ構造によって筺体形状となる。温調スイッチ部
13は、図2に示すように、ベース15に回転可能に保
持されたダイヤルシャフト17、ベース15に回動可能
に保持されたアーム18、図示を略す被操作部材に一端
が連結された操作ケーブル19、ダイヤルシャフト17
の外部露出端部17bに装着された操作ノブ20を有す
る。
【0030】ベース15は底壁15bと周壁15cとを
備えている。また、底壁15bにはアーム18を回動可
能に保持するための軸部15dが形成されている。さら
に、この軸部15dにはダイヤルシャフト17のシャフ
ト部17aの先端部を回転可能に保持する保持部15e
が一体に形成されている。底壁15bにはアーム18の
回動範囲を規制する円弧状のガイド溝15fが形成され
ている。
【0031】また、図3に示すように、周壁15cには
ダイヤルシャフト17を回転可能に保持する円筒形状の
筒状部15gが形成されている。この筒状部15gの内
周壁には多数の凹部15hと、凹部15hの任意の一つ
と連通するガイド15iとが形成されている。また、筒
状部15gには位置決め突起15jが形成されている。
【0032】図2に戻って、ダイヤルシャフト17の中
間部には、周壁15cに回転可能に保持される環状のフ
ランジ部17cが形成されている。さらに、シャフト部
17aとフランジ部17cとの間には円錐状の駆動ギヤ
17dが設けられている。
【0033】フランジ部17cの表面側には軸線方向と
直交する方向に延びると共にコイルスプリング21とボ
ール22とを内蔵した保持筒部17eが形成されてい
る。なお、ボール22はコイルスプリング21の付勢に
よって凹部15hの任意のものと係合する。また、フラ
ンジ部17cの表面からは、図3に示すように、位置決
め突起15jと係合可能となるように軸線方向と直交す
る方向に延在された係止片17fが突設されている。
【0034】一方、外部露出端部17bは、端面形状が
正方形となっている。また、外部露出端部17bの先端
には、軸線方向と直交する方向に延びる摘み操作片17
gが形成されている。
【0035】アーム18は、その略中央が軸部15dに
保持されており、この軸部15dを中心として回動す
る。また、アーム18の一端には駆動ギヤ17dと噛み
合う扇状の従動ギヤ18aが形成されている。さらに、
アーム18の他端にはケーブル連結孔18bが形成され
ている。また、アーム18の下面からはガイド溝15f
と係合するピン18c(図2にのみ図示)が突設されて
いる。
【0036】操作ケーブル19の先端19aはケーブル
連結孔18bに連結されている。また、操作ケーブル1
9は底壁15b或は周壁15cに先端寄りが固定された
状態で保持されたガイド19bに被覆されている。尚、
先端19aはガイド19bから伸縮可能となっている。
【0037】操作ノブ20の表面には、図4(A)〜
(C)に示すように、摘み部20aが設けられている。
また、操作ノブ20の裏面には、外部露出端部17bが
係合する第1の係合部20bと、摘み操作片17gが係
合する第2の係合部20cとが形成されている。尚、外
部露出端部17bは、摘み操作片17gが第2の係合部
20cと係合することによって位置決め並びに回り止め
が為されるため、図示のごとく正方形状とする必要なく
円柱状としても良い。
【0038】尚、選択スイッチ部14は、温調スイッチ
部13と実質的な構成は同一であるため、同一の符号を
付してその詳細な説明は省略する。
【0039】また、温度調整または吹き出しモード変更
を行う場合、操作ノブ20を回転させるとダイヤルシャ
フト17が同時に回転する。このダイヤルシャフト17
の回転は駆動ギヤ17dと噛み合う従動ギヤ18aの噛
み合い位置の変化によってアーム18を軸部15dを中
心として回動させる。そして、このアーム18の回動に
よって操作ケーブル19の先端19aがガイド19bか
ら進退され、この伸縮によって被操作部材が可変され
る。尚、操作ノブ20を回転させると、その回転に連動
してボール20と凹部15hとの係合位置が変化するた
め、クリック感並びに位置決めを容易に得ることができ
る。
【0040】上記の構成において、各部材をベース15
への組み付けの場合、先ず、ベース15の軸部15dに
アーム18を組み付け、ダイヤルシャフト17の保持筒
部17eにコイルスプリング21を収納した状態で保持
筒部17eにボール22を内蔵する。
【0041】この状態から、ダイヤルシャフト17をベ
ース15の表面側から筒状部15gに挿入配置してサブ
ユニット化する。この際、ボール22をガイド15iに
案内させつつ挿入すればコイルスプリング21の付勢に
よってボール22が保持筒部17eから離脱することな
くダイヤルシャフト17をボール22が筒状部15gの
凹部15hに係合するまで押し込むことができる。
【0042】そして、このようなサブユニット状態で車
体組み立て工場まで搬送され、ベース15の車体取付用
フランジ15aを図示しない車体側の取付部に合わせて
ビス等により締め付け取り付ける。
【0043】次に、操作ケーブル19の一端を図示しな
いブロアのリンクに係合する。この際、ダイヤルシャフ
ト17が正規の位置にあるか否かは摘み操作片17gの
角度及び係止片17fが位置決め突起15jに接触して
いるか否かで容易に判断することができる。
【0044】正規の位置にない場合は、摘み操作片17
gを摘んで係止片17fが位置決め突起15jに接触す
るまでダイヤルシャフト17を回転させて修正を行う。
この際、操作ケーブル19の一端がブロアリンクに係合
していても摘み操作片17gが形成されていることか
ら、軽い操作力でダイヤルシャフト17を回転させるこ
とができる。
【0045】尚、係止部17f及び位置決め突起15j
の代わりに、筒状部15gの上面側に正規の位置を示す
マークを設け、摘み操作片17gをそのマークに一致さ
せることでも容易に位置決め並びに確認をすることがで
きる。
【0046】そして、操作ケーブル19のストロークの
確認並びに修正が完了したらば、化粧パネル16をベー
ス15に組み付けた後、外部露出端部17bに操作ノブ
20を装着する。
【0047】このように、ダイヤル式操作装置10のダ
イヤルシャフト17に摘み操作片17gを設けたことに
より、ダイヤルシャフト17の適正な位置、即ち、操作
ケーブル19のストロークが適正か否かを視認すること
ができると共に、この摘み操作片17gを摘んで正規位
置にダイヤルシャフト17を回動操作することによって
操作荷重の軽い修正操作とすることができる。
【0048】また、摘み操作片17gをダイヤルシャフ
ト17の外部露出端部17bに設けると共に、操作ノブ
20の背面に摘み操作片17bと係合する係合凹部20
bを設けることによって、ダイヤルシャフト17と操作
ノブ20との位置決めを容易に行うことができる。
【0049】この際、操作ケーブル19のストロークが
ずれたままの場合には操作ノブ20のおいても化粧パネ
ル16に対してズレが発生するため、操作ケーブル19
のストローク修正ミスや修正漏れを防止することができ
る。
【0050】さらに、位置決め突起15jに係止片17
fを当接させることによって適正位置へのセット並びに
リセットを容易に行うことができる。
【0051】しかも、ボール22をコイルスプリング2
1の付勢によって凹部15hに押しつけることによっ
て、ダイヤルシャフト17の回転に従動してコイルスプ
リング21の付勢に抗して凹部15hから外れた後、隣
接した凹部15hと再び係合することによって操作した
者に対して節度感(クリック感)を付与する。また、サ
ブユニット状態での搬送時には、コイルスプリング21
の付勢によって搬送機関の振動に対してダイヤルシャフ
ト17の回転を抑制することができる。
【0052】なお、上記実施の形態では、車両用空気調
和装置10に適用したが、例えば、家庭用電化製品や測
定装置等のように、各種制御機器のダイヤル式操作装置
全般に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイヤル
式操作装置にあっては、ダイヤルシャフトに設けられ且
つダイヤルシャフトの軸線方向と直交する方向に延在さ
れた摘み操作片を備えていることにより、操作ケーブル
のストロークが適正か否かを、ダイヤルシャフトの位置
によって判断することができるばかりでなく、適正でな
い場合には容易にストロークの調整を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るダイヤル式操作装
置を車両用空気調和装置に適用した場合を説明する説明
図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るダイヤル式操作装
置の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るダイヤル式操作装
置の筒状部周辺の構造を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るダイヤル式操作装
置の操作ノブの構造を説明する説明図である。
【図5】 従来のダイヤル式操作装置の構造を説明する
説明図である。
【符号の説明】
15c 周壁、15g 筒状部、15h 凹部、15i
ガイド、15j 突起、17 ダイヤルシャフト、1
7a シャフト部、17b 外部露出端部、17c フ
ランジ部、17e 保持筒部、17f 係止部、17g
摘み操作片、21 コイルスプリング、22 ボー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05G 1/12 B60H 1/00 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置のベースに設けられた筒状部
    と、該筒状部を貫通するダイヤルシャフトと、前記ベー
    スに回動可能に保持され且つ前記ダイヤルシャフトに設
    けられた駆動ギヤと噛み合う従動ギヤを有するアーム
    と、該アームの一端に連結された操作ケーブルと、前記
    ダイヤルシャフトの外部露出端部に着脱可能に装着され
    た操作ノブとを備え、該操作ノブの回転操作によって前
    記ダイヤルシャフトを回転させると同時に前記各ギヤの
    噛み合いによって前記アームを回動させることで前記操
    作ケーブルを伸縮させるようにしたダイヤル式操作装置
    において、 前記ダイヤルシャフトに設けられ且つ前記ダイヤルシャ
    フトの軸線方向と直交する方向に延在された摘み操作片
    を備えていることを特徴とするダイヤル式操作装置。
  2. 【請求項2】前記摘み操作片は前記ダイヤルシャフトの
    外部露出端部に形成されており、前記操作ノブの背面に
    は前記摘み操作片と係合する係合凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイヤル式操作装
    置。
  3. 【請求項3】前記ダイヤルシャフトに設けられ且つ前記
    ダイヤルシャフトの軸線方向と直交する方向に突出する
    係止片と、前記筒状部に設けられ且つ前記係止片と係合
    可能な位置決め突起とを備えていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のダイヤル式操作装置。
  4. 【請求項4】前記筒状部の内周壁に設けられた複数の凹
    部と、前記ダイヤルシャフトに設けられ且つ前記凹部と
    係合する弾性係止手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3に記載のダイヤル式操作装置。
JP10944397A 1997-04-25 1997-04-25 ダイヤル式操作装置 Expired - Lifetime JP3422652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10944397A JP3422652B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ダイヤル式操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10944397A JP3422652B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ダイヤル式操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10301651A JPH10301651A (ja) 1998-11-13
JP3422652B2 true JP3422652B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=14510381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10944397A Expired - Lifetime JP3422652B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 ダイヤル式操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3422652B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4734622B2 (ja) * 2001-09-04 2011-07-27 株式会社ヴァレオジャパン 車両用空調装置
KR101151514B1 (ko) * 2005-05-04 2012-05-30 한라공조주식회사 차량 공조장치용 제어스위치 설치구조
JP6200337B2 (ja) * 2014-01-22 2017-09-20 カルソニックカンセイ株式会社 操作装置
CN108839537A (zh) * 2018-05-21 2018-11-20 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 基于智能家居的车内温度调节方法及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10301651A (ja) 1998-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6710565B2 (en) Manual inputting device capable of imparting manipulation feeling
EP1518726B1 (en) Operating device of air conditioner for vehicle
US7163455B2 (en) Operating device for air conditioner for vehicle
EP1598725A2 (en) Haptic feedback input device
JP3920599B2 (ja) 手動入力装置
JP3422652B2 (ja) ダイヤル式操作装置
US7525051B2 (en) Switch mechanism
KR100349212B1 (ko) 차량탑재용 입력장치
US8967021B2 (en) Operating device
JP2001035311A (ja) ロータリスイッチ
US5127280A (en) Heater control assembly
EP1228908B1 (en) Controller unit of automotive air conditioning apparatus
JP4685223B2 (ja) 回転部材の節度装置
JP2527561Y2 (ja) 回転体のクリック構造
JPH0876871A (ja) コントロールレバーの組付構造
US5345833A (en) Heater control unit for automobile
JP3744737B2 (ja) ダイヤル式スイッチ
KR200289566Y1 (ko) 차량 공조스위치
JP2777756B2 (ja) 照明装置
JP2554689Y2 (ja) 音響機器等における操作体の表示装置
JP3378770B2 (ja) ヒータコントロール装置用スイッチ装置の運転動作検出器
JP2567076Y2 (ja) 音響機器等における操作体の表示装置
JPS599371Y2 (ja) カ−ステレオ等の照明装置
JPH08303549A (ja) アクチュエータ
JPH08319746A (ja) アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term