JP3422038B2 - 複胴型脱穀処理装置 - Google Patents
複胴型脱穀処理装置Info
- Publication number
- JP3422038B2 JP3422038B2 JP34655992A JP34655992A JP3422038B2 JP 3422038 B2 JP3422038 B2 JP 3422038B2 JP 34655992 A JP34655992 A JP 34655992A JP 34655992 A JP34655992 A JP 34655992A JP 3422038 B2 JP3422038 B2 JP 3422038B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- casing
- cylinder
- dust
- threshing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、扱胴と処理胴を並設す
る複胴型脱穀処理装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の脱穀処理装置には、例え
ば、実開昭５６−９６９４７号公報に開示されたような
技術がある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠陥を解消することにある。つまり、４番ロスの軽減及
び排塵案内カバーの剛性アップを図ることを目的とす
る。そのため、次のような技術的手段を講じた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、扱室３内に前後方向の軸１周りに回転
するよう架設されていて前側から供給された穀稈を後側
に移送しながら脱穀処理する扱胴２と、前記扱室３の一
側に並設されていて前記扱室３内から処理室８内に受け
入れた処理物を後方へ移送しながら処理する処理胴９
と、前記扱胴２及び処理胴９の後方位置で且つ処理胴９
に対して上下方向下側で左右横方向に架設されていて排
塵物を吸引排出処理する横断流ファン１５とを備え、前
記処理胴９は扱室３の終端よりも後方に延出させて前記
処理室８の後壁板１３を前記扱室３の後壁板１３Ａより
後方側に位置するように設け、前記扱室３の後壁板１３
Ａより後側において処理室８の扱室３側の側壁に排塵口
１４を設け、該排塵口１４から出る排塵物を下方に向け
て案内する排塵案内カバー１７を設け、前記処理胴９に
対して上下方向下側に前記横断流ファン１５の上方を覆
うケーシング１６を設け、該ケーシング１６の上方を前
記扱胴２により脱穀処理された後の排ワラが通過するよ
うに設けて前記ケーシング１６の上面が４番回収用受板
を兼用する構成とし、前記排塵案内カバー１７は下方に
長く延出し前記横断流ファン１５のケーシング１６上面
に連結支持させたことを特徴とする複胴型脱穀処理装置
の構成とする。 【０００５】 【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、扱
胴２及び処理胴９の後方位置で且つ処理胴９に対して上
下方向下側で左右横方向に横断流ファン１５が架設さ
れ、横断流ファン１５の上方を覆うケーシング１６の上
方を扱胴２により脱穀処理された後の排ワラが通過する
ように設けられて、横断流ファン１５のケーシング１６
の上面が４番回収用受板を兼ね、且つ、処理室８の排塵
口１４から出る排塵物を下方に向けて案内する排塵案内
カバー１７が下方に長く延出し横断流ファン１５のケー
シング１６上面に連結支持されることにより、排塵処理
物の前記ケーシング１６上への飛散を防ぎ、４番ロスの
軽減を図ることができる。しかも、排塵案内カバー１７
はそのように下方に長く延出したものであるにもかかわ
らず前記ケーシング１６に連結支持されるので該排塵案
内カバー１７の剛性が向上する。 【０００６】 【実施例】図例において、扱室３内には前後方向の軸１
芯周りに回転する扱胴２を架設すると共に、該扱室の下
半周部に沿って受網４を張設し、扱室一側にはフイード
チエン５を張設している。また、扱室３の前側に穀稈供
給口３ａを、後側に排稈口３ｂを設けている。 【０００７】処理室８は、扱室３の一側に並設されてい
てこの両室３，８間の仕切壁６に開口された送塵口７か
ら送り出される処理物を受け入れて後方へ移送しながら
処理する処理胴９を内装軸架している。また、この処理
室８の下半周部には処理網１０を張設して脱粒処理され
た穀粒を下方の選別部に漏下させるように構成してい
る。 【０００８】処理胴９の外周には螺旋翼１１及び処理爪
１２を付設している。処理室の終端側には処理胴を軸支
する後側壁板１３側において排塵口１４を設けている。
横断流ファン１５は扱室３の後方において扱胴軸と直交
する横方向に架設してある。該ファン１５の上方を覆う
ケーシング１６は上面が４番回収用受板を兼用し、上方
を脱穀済の排ワラが通過するよう構成している。 【０００９】そして、処理室８の後側壁板１３は前記横
断流ファン１５のケーシング１６前端部に連結支持させ
てある。排塵口１４の扱室３側対応部には、該排塵口１
４からの排塵物を選別室内における扱室３側寄り一側下
方に向けて案内する排塵案内カバー１７を設け、そし
て、該排塵案内カバー１７は下方に長く延出して、前記
横断流ファン１５のケーシング１６上面に連結支持させ
ている。 【００１０】前記扱室３内には所定間隔おきに第１仕切
金１８、第２仕切金１９、第３仕切金２０を設けてい
る。処理室８内には扱室３内の第３仕切金２０に対応す
る部分に隔壁２１を設けている。該隔壁２１を設けるこ
とで処理網１０からの漏下性能が向上する。また、処理
室８内における扱室３の後側壁板１３Ａに対応する部分
には、前記隔壁２１（図５）のような隔壁は設けない
か、又は設けても処理胴回転軌跡から外方へ逃げた十分
な余裕空間２２を形成した隔壁２３を設けることで、処
理物の送り作用の迅速化並びに漏下作用を高めることが
できる。なお、図７に示すような隔壁２３であっても良
い。２４は２番還元螺旋、２５は２番還元筒で、前記処
理胴９の始端側に還元すべく処理室８に連通している。 【００１１】扱室３及び処理室８の下方には、それから
下方に落下する被選別物を揺動選別する揺動選別装置２
６が設けられ、チャフシーブ２７，ストローラック２
８，グレンシーブ２９等からなる。揺動選別装置２６の
前方に唐箕３０が、下方に１番回収受樋３１及び２番回
収受樋３２が設けられている。
る複胴型脱穀処理装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の脱穀処理装置には、例え
ば、実開昭５６−９６９４７号公報に開示されたような
技術がある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠陥を解消することにある。つまり、４番ロスの軽減及
び排塵案内カバーの剛性アップを図ることを目的とす
る。そのため、次のような技術的手段を講じた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、扱室３内に前後方向の軸１周りに回転
するよう架設されていて前側から供給された穀稈を後側
に移送しながら脱穀処理する扱胴２と、前記扱室３の一
側に並設されていて前記扱室３内から処理室８内に受け
入れた処理物を後方へ移送しながら処理する処理胴９
と、前記扱胴２及び処理胴９の後方位置で且つ処理胴９
に対して上下方向下側で左右横方向に架設されていて排
塵物を吸引排出処理する横断流ファン１５とを備え、前
記処理胴９は扱室３の終端よりも後方に延出させて前記
処理室８の後壁板１３を前記扱室３の後壁板１３Ａより
後方側に位置するように設け、前記扱室３の後壁板１３
Ａより後側において処理室８の扱室３側の側壁に排塵口
１４を設け、該排塵口１４から出る排塵物を下方に向け
て案内する排塵案内カバー１７を設け、前記処理胴９に
対して上下方向下側に前記横断流ファン１５の上方を覆
うケーシング１６を設け、該ケーシング１６の上方を前
記扱胴２により脱穀処理された後の排ワラが通過するよ
うに設けて前記ケーシング１６の上面が４番回収用受板
を兼用する構成とし、前記排塵案内カバー１７は下方に
長く延出し前記横断流ファン１５のケーシング１６上面
に連結支持させたことを特徴とする複胴型脱穀処理装置
の構成とする。 【０００５】 【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、扱
胴２及び処理胴９の後方位置で且つ処理胴９に対して上
下方向下側で左右横方向に横断流ファン１５が架設さ
れ、横断流ファン１５の上方を覆うケーシング１６の上
方を扱胴２により脱穀処理された後の排ワラが通過する
ように設けられて、横断流ファン１５のケーシング１６
の上面が４番回収用受板を兼ね、且つ、処理室８の排塵
口１４から出る排塵物を下方に向けて案内する排塵案内
カバー１７が下方に長く延出し横断流ファン１５のケー
シング１６上面に連結支持されることにより、排塵処理
物の前記ケーシング１６上への飛散を防ぎ、４番ロスの
軽減を図ることができる。しかも、排塵案内カバー１７
はそのように下方に長く延出したものであるにもかかわ
らず前記ケーシング１６に連結支持されるので該排塵案
内カバー１７の剛性が向上する。 【０００６】 【実施例】図例において、扱室３内には前後方向の軸１
芯周りに回転する扱胴２を架設すると共に、該扱室の下
半周部に沿って受網４を張設し、扱室一側にはフイード
チエン５を張設している。また、扱室３の前側に穀稈供
給口３ａを、後側に排稈口３ｂを設けている。 【０００７】処理室８は、扱室３の一側に並設されてい
てこの両室３，８間の仕切壁６に開口された送塵口７か
ら送り出される処理物を受け入れて後方へ移送しながら
処理する処理胴９を内装軸架している。また、この処理
室８の下半周部には処理網１０を張設して脱粒処理され
た穀粒を下方の選別部に漏下させるように構成してい
る。 【０００８】処理胴９の外周には螺旋翼１１及び処理爪
１２を付設している。処理室の終端側には処理胴を軸支
する後側壁板１３側において排塵口１４を設けている。
横断流ファン１５は扱室３の後方において扱胴軸と直交
する横方向に架設してある。該ファン１５の上方を覆う
ケーシング１６は上面が４番回収用受板を兼用し、上方
を脱穀済の排ワラが通過するよう構成している。 【０００９】そして、処理室８の後側壁板１３は前記横
断流ファン１５のケーシング１６前端部に連結支持させ
てある。排塵口１４の扱室３側対応部には、該排塵口１
４からの排塵物を選別室内における扱室３側寄り一側下
方に向けて案内する排塵案内カバー１７を設け、そし
て、該排塵案内カバー１７は下方に長く延出して、前記
横断流ファン１５のケーシング１６上面に連結支持させ
ている。 【００１０】前記扱室３内には所定間隔おきに第１仕切
金１８、第２仕切金１９、第３仕切金２０を設けてい
る。処理室８内には扱室３内の第３仕切金２０に対応す
る部分に隔壁２１を設けている。該隔壁２１を設けるこ
とで処理網１０からの漏下性能が向上する。また、処理
室８内における扱室３の後側壁板１３Ａに対応する部分
には、前記隔壁２１（図５）のような隔壁は設けない
か、又は設けても処理胴回転軌跡から外方へ逃げた十分
な余裕空間２２を形成した隔壁２３を設けることで、処
理物の送り作用の迅速化並びに漏下作用を高めることが
できる。なお、図７に示すような隔壁２３であっても良
い。２４は２番還元螺旋、２５は２番還元筒で、前記処
理胴９の始端側に還元すべく処理室８に連通している。 【００１１】扱室３及び処理室８の下方には、それから
下方に落下する被選別物を揺動選別する揺動選別装置２
６が設けられ、チャフシーブ２７，ストローラック２
８，グレンシーブ２９等からなる。揺動選別装置２６の
前方に唐箕３０が、下方に１番回収受樋３１及び２番回
収受樋３２が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図１】脱穀機の要部の縦断側面図である。
【図２】脱穀機の要部の側面図である。
【図３】脱穀機の要部の一部破断せる背面図である。
【図４】脱穀機要部の平面図である。
【図５】図４のＳ1ーＳ1断面図である。
【図６】図４のＳ2ーＳ2断面図である。
【図７】脱穀機要部の別実施例の側面図である。
【符号の説明】
１：扱胴軸
２：扱胴
３：扱室
４：受網
５：フイードチエン
６：仕切壁
７：送塵口
８：処理室
９：処理胴
１０：処理網
１１：螺旋翼
１２：処理爪
１３：後側壁板
１４：排塵口
１５：横断流ファン
１６：ケーシング
１７：排塵案内カバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A01F 12/18
A01F 12/54
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】扱室３内に前後方向の軸１周りに回転する
よう架設されていて前側から供給された穀稈を後側に移
送しながら脱穀処理する扱胴２と、前記扱室３の一側に
並設されていて前記扱室３内から処理室８内に受け入れ
た処理物を後方へ移送しながら処理する処理胴９と、前
記扱胴２及び処理胴９の後方位置で且つ処理胴９に対し
て上下方向下側で左右横方向に架設されていて排塵物を
吸引排出処理する横断流ファン１５とを備え、前記処理
胴９は扱室３の終端よりも後方に延出させて前記処理室
８の後壁板１３を前記扱室３の後壁板１３Ａより後方側
に位置するように設け、前記扱室３の後壁板１３Ａより
後側において処理室８の扱室３側の側壁に排塵口１４を
設け、該排塵口１４から出る排塵物を下方に向けて案内
する排塵案内カバー１７を設け、前記処理胴９に対して
上下方向下側に前記横断流ファン１５の上方を覆うケー
シング１６を設け、該ケーシング１６の上方を前記扱胴
２により脱穀処理された後の排ワラが通過するように設
けて前記ケーシング１６の上面が４番回収用受板を兼用
する構成とし、前記排塵案内カバー１７は下方に長く延
出し前記横断流ファン１５のケーシング１６上面に連結
支持させたことを特徴とする複胴型脱穀処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34655992A JP3422038B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 複胴型脱穀処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34655992A JP3422038B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 複胴型脱穀処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189622A JPH06189622A (ja) | 1994-07-12 |
| JP3422038B2 true JP3422038B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=18384249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34655992A Expired - Fee Related JP3422038B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 複胴型脱穀処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3422038B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP34655992A patent/JP3422038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06189622A (ja) | 1994-07-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3422038B2 (ja) | 複胴型脱穀処理装置 | |
| JPS6345870Y2 (ja) | ||
| JP3521496B2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JP3809193B2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JPH0117158Y2 (ja) | ||
| JPH0115335Y2 (ja) | ||
| JPS5835003Y2 (ja) | 軸流型脱穀機 | |
| JP4010194B2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JP2900925B2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JPS61202624A (ja) | 脱穀処理装置 | |
| JPH0120832Y2 (ja) | ||
| JP3214155B2 (ja) | コンバインの脱穀処理装置 | |
| JP2566622Y2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JPS6224446Y2 (ja) | ||
| JPS606196Y2 (ja) | 脱穀装置 | |
| JP3257642B2 (ja) | 脱穀機の選別排塵装置 | |
| JPH04179409A (ja) | 脱穀機における選別処理装置 | |
| JP2002272250A (ja) | 脱穀機における処理室構造 | |
| JPH0753055B2 (ja) | コンバインの脱穀部における排稈排塵装置 | |
| JPS6214722A (ja) | 脱穀装置 | |
| JPH11187756A (ja) | 脱穀機の処理室構造 | |
| JP2001145417A (ja) | 脱穀装置 | |
| JPH08228574A (ja) | 脱穀装置の選別部構造 | |
| JPH04135652A (ja) | 籾摺選別機の２番穀粒還元装置 | |
| JP2003023842A (ja) | 脱穀機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |