JP3421894B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3421894B2
JP3421894B2 JP32722795A JP32722795A JP3421894B2 JP 3421894 B2 JP3421894 B2 JP 3421894B2 JP 32722795 A JP32722795 A JP 32722795A JP 32722795 A JP32722795 A JP 32722795A JP 3421894 B2 JP3421894 B2 JP 3421894B2
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芳紀 若月
清隆 小野
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内に収納さ
れた食器類に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗浄機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は実開昭63−79851号公報
に開示された食器洗浄機の斜視図、図16は同じく縦断
面図である。図において、51は食器洗浄機の本体であ
り、基本的に直方体形状からなりその前面には前面側か
ら後面側に向かって上向きに傾斜する斜形の開口部52
が設けられている。53は本体51の開口部52の外周
縁部に設けられた枠体であり、この枠体53には外周壁
54と外周壁54の内側に所定間隔を離して外周壁54
よりも低く形成された内周壁55を備えている。そし
て、外周壁54と内周壁55によって溝部56が形成さ
れている。また、内周壁55の内側全周には、図16に
示すように後述する扉体の開口端部が当接するシール部
材57が設けられている。さらに、枠体53の正面部に
は溝部56と後述する洗浄槽とを連通させる連通部58
が設けられている。
【0003】再び図15に基づいて従来の食器洗浄機の
構成を説明する。59は本体51の開口部52を開閉自
在に閉塞する扉体、60,61は扉体59の上部に設け
られて扉体59を回動自在に支持するヒンジ部材、62
は扉体59の前面ほぼ中央部に設けられた扉体開閉用の
とって手、63はとっ手42の下部に形成されたクラン
プである。クランプ63は図16に示すように枠体53
における外周壁54の下部に設けられたクランプ受け6
4に係止し、扉体59を本体41に止めるものである。
【0004】次に、図16に基づいて従来の食器洗浄機
の内部構造を概説する。65は本体51に設けられた洗
浄槽、66は洗浄槽65の底部に設けられて洗浄水を溜
める貯水部である。67は洗浄槽65の内底部に設けら
れて噴射口68から洗浄水を噴射する噴射ノズルであ
り、中心軸を中心に回転して全ての食器類にむらなく洗
浄水を噴射できる構造になっている。69は洗浄槽65
の底部における噴射ノズル67の下部に設置された加熱
装置であり、洗浄水の加熱昇温及び後述する食器類を加
熱乾燥するものである。70は洗浄槽65の底壁外部に
設けられた洗浄ポンプ、71は洗浄ポンプ70と噴射ノ
ズル67とを接続する給水管、72は洗浄ポンプ70に
設けられた吸水管で、その一端を貯水部66に臨ませて
ある。73は貯水部66の洗浄水を排出する排水ポン
プ、74は排水ポンプ73に設けられた排水管で、その
一端を貯水槽66の最低部位に、他端を本体51の外側
に臨ませある。
【0005】75は外部の水を洗浄槽47内へ供給する
給水栓で、一端を洗浄槽65に、他端を本体51の外側
へ臨ませている。76は洗浄、排水、乾燥などの工程を
制御する制御部で、本体51の外面に操作部を有してい
る。77は洗浄槽65内に収納された食器かごで、茶
碗、どんぶり、皿などの食器類78を収容している。
【0006】上記のように構成された従来の食器洗浄機
における食器洗浄の工程を概説する。まず、クランプ6
3とクランプ受け64との係止を解除し扉体58を上方
に回動して本体51の上部開口部52を開放する。次
に、食器類78を収容した食器かご77を洗浄槽65内
に収納し、扉体58を下方に回動し上部開口部52を閉
塞し、クランプ63をクランプ受け64に係止させ扉体
58を本体51に密接させる。このとき、扉体58の開
口端部が枠体54に設けられたシール部材57に密接
し、上部開口部52が密封状態で閉塞される。
【0007】次に、制御部76の操作部を操作し、給水
栓75を開き洗浄槽65内に洗浄水を供給し、所望量の
洗浄水が溜ったら給水栓75を閉じて給水を停止する。
次に、洗浄ポンプ70を運転して貯水部66内の洗浄水
を吸水管72を通して給水管71に送り、噴射ノズル6
7へ圧送する。圧送された洗浄水は噴射口68から洗浄
槽65内へ噴射され、食器類78の洗浄工程が開始され
る。噴射された洗浄水は貯水部66に戻され再び噴射ノ
ズル67から噴射され、これを繰り返す。なお、一部洗
浄水は扉体58の内面に飛び散りこれに付着し、扉体5
8の内面を伝わり下降するが、この洗浄水はシール部材
57に阻止されて洗浄槽65内に戻される。
【0008】なお、シール部材57に不具合が発生した
り、扉体58と本体51との接触に不具合が生じ、上部
開口部52から洗浄水が漏出しても溝部56に捕獲され
外部へ漏れない構造になっている。溝部56に集められ
た洗浄水は連通口58を通って洗浄槽65へ戻される。
所望時間の洗浄工程が終了すると、制御部76は洗浄ポ
ンプ70の駆動を停止させ、排水ポンプ73を駆動して
洗浄水を排水管74を通して本体51外へ排出する。次
に、排水ポンプ73を停止させ、再び給水栓75を開い
て新しい洗浄水を供給し、すすぎ工程を行う。なお、す
ぎ洗い工程の動作は前記洗浄工程と同一なので説明は省
略する。すすぎ洗い工程が終了すると洗浄水の排水を行
い、次に加熱装置69に通電し、食器類78及び洗浄槽
65内を乾燥させ、この乾燥工程が終了すると全ての食
器洗浄工程が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の食器洗浄機においては、洗浄水の本体51外へ
の漏水を防止するために、本体51の外周囲に設置した
枠体53に溝部56を形成する必要があり、このため本
体51の外郭寸法が大きくなり設置スペースが限定され
又は食器類の出し入れなど取扱い性が低下していた。ま
た、とっ手62及びクランプ63が本体51の正面側に
出っ張るように設けられているので、使用者の手、指が
触れ易く不必要に扉体59を開放してしまい、身体に洗
浄水を浴びたり、乾燥用温風を受けたりするなどの恐れ
があり、安全上の観点から不具合を発生していた。さら
に、扉体59はクランプ63によって一ケ所のみを保持
されている構造であるため、扉体59と本体51との密
着が確実とは言えず、漏水の危険があった。
【0010】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、本体51の外周囲に余分な出張りを設けず
コンパクト性を保ちながら漏水防止性能を向上させると
共に、扉体59が不用意に開放しない安全性の高い食器
洗浄機を得ることを目的としたもである。また、扉と本
体との密着を確実にでき、漏水の危険のない食器洗浄機
を得ることを目的としたもである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食器洗浄機
は、前面が開口する本体に取り付けられて前記開口を閉
塞する扉装置を有し、前記扉装置は、一端が前記開口の
一側に位置して前記本体に回動自在に取付けられ、前記
開口の前面の上部を閉塞する第1扉と、前記第1扉の自
由端側に位置して前記本体に回動可能に取付けられ、前
記本体の前面で、前記第1扉の外側に重畳可能に設けら
れた前記開口の下部を閉塞する第2扉とからなり、前記
第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持する保持手段を備
、前記第1扉、第2扉の開放時に前記第2扉の自由端
側先端が前記第1扉の回動エリヤより前方に位置するよ
うに構成したものである。
【0012】また、前記第1扉は前記開口の上部に回動
自在に取付けられ、前記第2扉は前記開口の下部に回動
可能に取付けられ、かつ、前記第2扉に、該第2扉をそ
の開放時に前記取付部を下にして傾斜状態に保持する傾
斜保持手段が設けられたものである。
【0013】さらに、前記第1扉の自由端側前面に、前
記第1扉と前記第2扉の重畳時に前記第2扉を両扉の前
面が面一になるように設けたものである。
【0014】また、前面が開口する本体に取り付けられ
て前記開口を閉塞する扉装置を有し、前記扉装置は、一
端が前記開口の一側に位置して前記本体に回動自在に取
付けられ、前記開口の前面の上部を閉塞する第1扉と、
前記第1扉の自由端側に位置して前記本体に回動可能に
取付けられ、前記本体の前面で、前記第1扉の外側に重
畳可能に設けられた前記開口の下部を閉塞する第2扉と
からなり、前記第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持す
る保持手段を備え、また、前記第1扉の自由端側前面
に、前記第1扉と前記第2扉の重畳時に前記第2扉を両
扉の前面が面一になるように前記第2扉の全体を収容す
る段部を設けたものである。
【0015】さらに、前記第1扉の取付け側端部に第1
扉に付着した水滴を捕獲する溝部を設けたものである。
【0016】また、前記第1扉及び前記第2扉のそれぞ
れの扉の開放に連動して電源を切る安全装置を設けたも
のである。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の斜視
図、図2は図1に示した食器洗浄機の扉を開放した状態
の斜視図である。図1において、1は食器洗浄機の本体
であり、基本的に直方体形状からなり、その前面の上半
分および上面の前半部が開口されて、開口部2が形成さ
れている。1aは本体1の上面の後半部に設けられた通
風孔である。3は開口部2を閉塞する第1扉であり、縦
断面L字状に形成され、一端側が本体1に回動自在に取
り付けられている。4は本体1の前面に設けられて、第
1扉3の下部外面に重なり合うようにして開口部3の一
部を閉塞する第2扉である。5は本体1の前面に設けら
れた操作部、6は電源スイッチである。
【0019】次に、図2に基づいて本実施形態の食器洗
浄機の内部の構造を概説する。7は本体1の内側に設け
られた洗浄槽、8は洗浄槽7の内底部に設けられて給水
管9から供給された洗浄水を噴射する第1噴射ノズルで
ある。10は洗浄槽7の一方の側壁に設置された第2噴
射ノズル、11aはスプーンなどを収容する第1小物
入、11bは箸などを収容する第2小物入である。ま
た、洗浄槽7には図示していない食器かごが収納され、
この食器かごにはどんぶり、皿などの食器類が保持され
ることになる。さらに、洗浄槽7の底部には温風の吹き
だし口があり、洗浄された食器類を乾燥する機能も有し
ている。
【0020】次に、第1扉3の構造の詳細について説明
する。第1扉3は、図1に示すように、透明板を張り付
けることによって構成された扉正面に位置する窓部13
と、窓部13の両側部12、窓部13の下側の部分で窓
部13より凹んだ段部15および上面部16とから構成
されている。図3は図2におけるイ部を矢印A方向から
見た拡大図である。図3に基づいて、第1扉3の両側部
12および段部15について説明する。両側部12に
は、外壁部12aとこれと所定間隔離して形成された内
壁部12bとを有しており、これら両壁12a,12b
によって外溝部12cが形成されている。また、内壁部
12bの内側には内溝部12dが形成されており、この
内溝部12dにはパッキン21が張り付けられている。
さらに、段部15の下端部にもパッキン17が張り付け
られている。
【0021】図4は本体1の側壁部を説明するための説
明図である。本体1の側壁部は外壁部1bとこれと所定
間隔離して形成された内壁部1cとを有しており、これ
ら両壁1b,1cによって溝部1dが形成されている。
図5は図4のB−B部を第1扉3を閉めた状態で下から
見た図である。図5に基づいて、第1扉3と本体1の側
壁部との関係を説明する。第1扉3を閉めた状態では第
1扉3の外溝部12cに本体1の外壁部1bが挿され、
本体1の内壁部1cの端部が第1扉3に設けられたパッ
キン21に当接する。この内壁部1cの端部とパッキン
21の当接によって第1扉3と本体1は水密状態にな
る。
【0022】図6は図1に示した本実施形態の一部の縦
断面図である。図6に示すように、第1扉3の段部15
は窓部13よりも内側に凹んで段状になっており、その
正面側には凹陥部15aが設けられている。また、第1
扉3の内側後端部には溝部3aが形成されており、図6
に示すように、第1扉3を開放した際に第1扉3の内面
に付着した水滴を捕獲して外部に漏れるのを防止する。
【0023】次に、第2扉4について説明する。第2扉
4は本体1の開口下辺1b上にその下部両側を支点とし
て回動可能に取り付けられている。そして、第2扉4が
所定角度回動して開いたときに第2扉4の下端傾斜部4
aが本体1の開口下辺1bに形成された段部1cに係止
する構成となっている。したがって、第2扉4は所定の
角度回動して支点側を下にした斜め状態で保持されるこ
とになる。また、第2扉4の下端部内側には下方に突出
した段部4bが形成されており、この段部4bの外側面
と本体1の段部1cの内側面が当接することによって第
2扉4の下端部は密閉される構造になっている。
【0024】図7は第2扉4の傾斜保持状態を説明する
説明図である。図7において、第1扉3に設置されたパ
ッキン17の先端部から描いた矢印は第1扉3の回動軌
跡を示している。この図7に示すように、第2扉4の傾
斜保持状態における第2扉4の自由端側先端は、第1扉
3の回動エリヤより前方に位置するように構成されてい
る。したがって、第1扉3の裏面側に付着した水滴はそ
の開放時に第2扉4に捕獲されることになる。
【0025】17は第2扉4の上端部に上下方向出没自
在に設けられたラッチ、18はラッチ17を上方に付勢
するバネ、19はラッチ17の操作レバーである。ラッ
チ17は第2扉4が閉じられたときに第1扉3の窓部1
3の下端部に設けられた係止穴13aに挿入されて第2
扉4を保持する。4cは第2扉4の内面側に設けられた
凸部であり、第2扉4を閉じたときに第1扉3に設けた
凹陥部15aに係合して、第1扉3を下方向へ押し下げ
ように作用する。このため、第1扉3は本体1側へ押圧
され第1扉3に設置されたパッキン21が本体1の内壁
部1cの端部と密着すると共に、段部15の下端部に設
けたバッキン17が本体1の開口下辺1bに押し付けら
れて水密状態となる。
【0026】ここで、第1扉3と第2扉4の開閉動作に
ついて説明する。扉を閉める場合は、まず第1扉3を閉
じる。次に、第2扉4の正面部を本体1側に押すことに
よって回動し、第1扉3側へ押し付けるようにする。こ
とのとき、上述したように第2扉4に設けた凸部4cが
第1扉3に設けた凹陥部15aに係合して、第1扉3を
下方向へ押し下げように作用し、第1扉3と本体1とが
水密状態となる。そして、この状態でラッチ17が係止
穴13aに挿入されて第2扉4は保持される。なお、第
2扉4を閉じた状態では第2扉4の正面と第1扉3の窓
部13とは、図1に示すように面一になるように構成さ
れている。
【0027】扉を開放する場合には操作レバー19を押
し下げて、ラッチ17と係止穴13aの係止を解除し、
第2扉4を回動して開放する。このとき、第2扉4の下
端部4aが本体1の開口下辺1bに係止するため、第2
扉4は所定の角度回動して斜めの状態で保持されること
になる(図7参照)。次に、第1扉3を上方に持ち上げ
るようにして回動させて開放する。このとき、第1扉3
に付着していた水滴が落ちることになるが、前述したよ
うに、傾斜保持状態における第2扉4の先端位置が第1
扉3の回動エリヤの前方にあるので、この水滴は第2扉
4に捕獲されて、洗浄槽7内に戻される。よって、食器
洗浄機の周囲を汚すことがない。
【0028】20は本体1の内側上面に設置されて、洗
浄水を遮断する遮断板である。図8は図6に示した遮断
板20を拡大して示した断面図、図9は図1の横断面に
おける遮断板20の拡大図である。図8、図9に基づい
て遮断板20を説明する。遮断板20は一端を本体1側
に固定され、他端側を自由端として、本体1の後面に向
かって下向に傾斜させて取り付けられている。その取り
付け位置は本体1の上面に設けられた通風孔1aの下方
位置である。遮断板20は食器の洗浄中にあっては洗浄
水が通風孔1aから飛び出すのを防止し、また食器の乾
燥中にあっては温風が通風孔1aから直接出て行くのを
防止する。さらに、食器の洗浄中における洗浄音が通風
孔1aから直接的に漏れるのを防止して騒音の低下を図
る機能をも有している。
【0029】20aは遮断板20の上面に形成された三
角凸条であり、本体1に対して前後方向に複数本設けら
れている。この三角凸条20aは図8に示すように本体
1の天井面から遮断板20上に落下した水滴を本体1の
後部側へ円滑に案内するものである。20bは遮断板2
0の下面に本体1に対して前後方向に複数設けられた三
角溝である。三角溝20bは図9中の矢印で示すように
洗浄槽の側壁に設置された第2噴射ノズル10から噴射
される洗浄水を反射して、その方向を食器類の方向へ変
える作用を有している。このように三角溝20bを備え
た遮断板20は洗浄水を散乱させる散乱板としての機能
も有している。この三角溝20bの作用によって食器類
の洗浄の効果を高めることができる。
【0030】図10は図1に示した本実施形態の本体1
の側面のカバーを外した状態の側面図である。図におい
て、24は第1扉3の開閉と連動して電源回路の開閉を
行う第1開閉機構部であり、マイクロスイッチ25と第
1扉3の開閉に連動してマイクロスイッチ25のスイッ
チボタン25aを操作する操作片26とから構成されて
いる。なお、これらマイクロスイッチ25及び操作片2
6は取付板27によって本体1に固定されている。
【0031】図11は第1開閉機構部の分解斜視図であ
る。図11に基づいて第1開閉機構部の詳細を説明す
る。マイクロスイッチ25は取付板27を介して本体1
の側壁に取り付けられる。操作片26は円形の有底枠体
であり、その内部には筒状の軸受け部26aが設けられ
ている。そして、操作片26は、軸受け部26aを本体
1側に固定された軸28に挿通することによって回動自
在に本体1に取り付けられている。29は軸受け部26
aに取り付けられた鶴巻バネであり、その一端部29a
が取付板27に設けられた係止部27aに係止するよう
に構成されている。また、操作片26の外側面にはマイ
クロスイッチ25のスイッチボタン25aを操作する操
作部26bが突出して設けられている。
【0032】ここで、第1扉3の本体1への取り付け構
造を説明する。第1扉3は図12に示すように、その上
面後部の両端部30が端操作片26に取り付けられ、操
作片26と共に回動する構造になっている。そして、第
1扉3を閉じたときに鶴巻バネ29が捩じられて第1扉
3を開放する方向に付勢されるように構成されている。
このため、第1扉3を使用者が開放する際の力を軽減で
きるという効果がある。
【0033】再び図10に基づいて本実施形態の本体1
の側面の構造について説明する。31は第2扉4の開閉
と連動して電源回路の開閉を行う第2開閉機構部であ
り、第2マイクロスイッチ32と第2扉4の開閉に連動
して第2マイクロスイッチ32のスイッチボタン32a
を操作する操作片33とから構成されている。操作片3
3は図13に示すように、第2扉4の一側に取り付けら
れ、第2扉4の回動に連動して第2扉4の回動軸を中心
として回動するものである。そして、第2扉4を閉じた
ときに操作片33の先端に設けられた操作部33aが第
2マイクロスイッチ32のスイッチボタン32aを押下
するように構成されている。
【0034】上述した第1開閉機構部24及び第2開閉
機構部によって安全回路が構成されるのであるが、図1
4はこの安全回路の回路図である。図において、6は電
源スイッチ、25は第1マイクロスイッチ、32は第2
マイクロスイッチであり、これらは図1及び図10に示
したものである。35は制御部34の制御信号によって
作動するリレー、36はモータ、37はヒータ、38は
トランスである。
【0035】図10乃至図14に基づいて本実施形態の
安全回路の動作を説明する。まず、食器を洗浄する際に
は、第1扉3及び第2扉4の両方の扉を開放して、食器
類を収納した食器籠を洗浄槽の中に入れる。このとき、
電源スイッチ6、第1マイクロスイッチ25及び第2マ
イクロスイッチ32の各スイッチはすべて開放状態にあ
る。食器籠を洗浄槽へ入れ終わると、第1扉3を閉じ
る。これによって、第1マイクロスイッチ25のスイッ
チボタン25aが操作片26の操作部26bによってオ
ンされる。さらに、第2扉4を閉じると第2マイクロス
イッチ32のスイッチボタン32aが操作片33の操作
部33aによってオンされる。しかし、この状態では電
源スイッチ6がオンされていないので、制御部34に通
電されておらずリレー35は開放したままである。次
に、電源スイッチ6をオンすると制御部34に通電され
リレー35が閉じる。これによって、回路が閉じて食器
洗浄が開始される。
【0036】食器洗浄が終了すると電源スイッチ6が開
放されて、回路が開く。また、食器の洗浄中に扉を開く
場合には、最初に第2扉4を開くことになるが、これを
開くと第2マイクロスイッチ32が開き、これによって
制御部34の制御によりリレー35が開放する。これに
よって、回路が開き電気の流れが遮断されることにな
る。したがって、食器洗浄の途中で扉を開放した場合で
あっても、第2扉4の開放によって電源が遮断されるの
で安全である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。
【0038】前面が開口する本体に取り付けられて前記
開口を閉塞する扉装置を有し、前記扉装置は、一端が前
記開口の一側に位置して前記本体に回動自在に取付けら
れ、前記開口の前面の上部を閉塞する第1扉と、前記第
1扉の自由端側に位置して前記本体に回動可能に取付け
られ、前記本体の前面で、前記第1扉の外側に重畳可能
に設けられた前記開口の下部を閉塞する第2扉とからな
り、前記第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持する保持
手段を備え、前記第1扉、第2扉の開放時に前記第2扉
の自由端側先端が前記第1扉の回動エリヤより前方に位
置するように構成した構成したので、第1扉の開放時に
第1扉から滴下する水滴を第2扉で確実に捕獲でき、本
体外部を汚すことがない。
【0039】また、前記第1扉は前記開口の上部に回動
自在に取付けられ、前記第2扉は前記開口の下部に回動
可能に取付けられ、かつ、前記第2扉に、該第2扉をそ
の開放時に前記取付部を下にして傾斜状態に保持する傾
斜保持手段が設けられたので、第1扉の開放時に第1扉
から滴下する水滴を第2扉で確実に捕獲でき、洗浄槽内
に戻され、本体外部を汚すことがない。
【0040】さらに、前記第1扉の自由端側前面に、前
記第1扉と前記第2扉の重畳時に前記第2扉を両扉の前
面が面一になるように設けたので、本体の前面に突出部
がなくなり清掃などの作業性が向上する。
【0041】また、前面が開口する本体に取り付けられ
て前記開口を閉塞する扉装置を有し、前記扉装置は、一
端が前記開口の一側に位置して前記本体に回動自在に取
付けられ、前記開口の前面の上部を閉塞する第1扉と、
前記第1扉の自由端側に位置して前記本体に回動可能に
取付けられ、前記本体の前面で、前記第1扉の外側に重
畳可能に設けられた前記開口の下部を閉塞する第2扉と
からなり、前記第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持す
る保持手段を備え、また、前記第1扉の自由端側前面
に、前記第1扉と前記第2扉の重畳時に前記第2扉を両
扉の前面が面一になるように前記第2扉の全体を収容す
る段部を設けたので、本体の外周囲に余分な出張りを設
けずコンパクト性を保ちながら、第1扉による開口の閉
塞を確実にすることができる。
【0042】さらに、前記第1扉の取付け側端部に第1
扉に付着した水滴を捕獲する溝部を設けたので、第1扉
の開放時に第1扉に付着した水滴が本体外部に漏れるこ
とがなく、本体の周辺を汚すことがない。
【0043】また、前記第1扉及び前記第2扉のそれぞ
れの扉の開放に連動して電源を切る安全装置を設けたの
で、食器洗浄機の稼動中に扉を開放しても安全である。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】 図1に示した食器洗浄機の扉を開放した状態
の斜視図である。
【図3】 図2におけるイ部を矢印A方向から見た拡大
図である。
【図4】 本体1の側壁部を説明するための説明図であ
る。
【図5】 図4のB−B部を第1扉3を閉めた状態で下
から見た図である。
【図6】 本発明の一実施形態の一部縦断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態の第2扉4の傾斜保持状
態の説明図である。
【図8】 図6に示した遮断板20を拡大して示した断
面図である。
【図9】 図1に示した本実施形態の横断面における遮
断板20の拡大図である。
【図10】 本発明の一実施形態の本体1の側面のカバ
ーを外した状態の側面図である。
【図11】 本発明の一実施形態における第1開閉機構
部の分解斜視図である。
【図12】 本発明の一実施形態の裏面部の斜視図であ
る。
【図13】 本発明の一実施形態における第2扉の斜視
図である。
【図14】 本発明の一実施形態における安全回路の回
路図である。
【図15】 従来の食器洗浄機の斜視図である。
【図16】 従来の食器洗浄機の断面図である。
【符号の説明】
1 本体、1a 通風孔、2 開口部、3 第1扉、4
第2扉、6 電源スイッチ、7 洗浄槽、8,10
ノズル、12 両側部、17 ラッチ、20遮断板、2
0a 三角凸条、20b 三角溝、24 第1開閉機構
部、25 第1マイクロスイッチ,26,33 操作
片、31 第2開閉機構部、32 第2マイクロスイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 勝彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地 1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−226328(JP,A) 特開 平6−254028(JP,A) 実開 昭62−7974(JP,U) 実開 平2−102160(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 15/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口する本体に取り付けられて前
    記開口を閉塞する扉装置を有し、 前記扉装置は、一端が前記開口の一側に位置して前記本
    体に回動自在に取付けられ、前記開口の前面の上部を閉
    塞する第1扉と、前記第1扉の自由端側に位置して前記
    本体に回動可能に取付けられ、前記本体の前面で、前記
    第1扉の外側に重畳可能に設けられた前記開口の下部を
    閉塞する第2扉とからなり、 前記第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持する保持手段
    を備え 前記第1扉、第2扉の開放時に前記第2扉の自由端側先
    端が前記第1扉の回動エリヤより前方に位置するように
    構成した ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記第1扉は前記開口の上部に回動自在
    に取付けられ、前記第2扉は前記開口の下部に回動可能
    に取付けられ、かつ、前記第2扉に、該第2扉をその開
    放時に前記取付部を下にして傾斜状態に保持する傾斜保
    持手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の食
    器洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記第1扉の自由端側前面に、前記第1
    扉と前記第2扉の重畳時に前記第2扉を両扉の前面が面
    一になるように設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 前面が開口する本体に取り付けられて前
    記開口を閉塞する扉装置を有し、 前記扉装置は、一端が前記開口の一側に位置して前記本
    体に回動自在に取付けられ、前記開口の前面の上部を閉
    塞する第1扉と、前記第1扉の自由端側に位置して前記
    本体に回動可能に取付けられ、前記本体の前面で、前記
    第1扉の外側に重畳可能に設けられた前記開口の下部を
    閉塞する第2扉とからなり、 前記第1扉と前記第2扉の重畳状態を保持する保持手段
    を備え、 また、前記第1扉の自由端側前面に、前記第1扉と前記
    第2扉の重畳時に前記第2扉を両扉の前面が面一になる
    ように前記第2扉の全体を収容する段部を設けたことを
    特徴とする 食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記第1扉の取付け側端部に第1扉に付
    着した水滴を捕獲する溝部を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 前記第1扉及び前記第2扉のそれぞれの
    扉の開放に連動して電源を切る安全装置を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の食器洗浄
    機。
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