JP3421858B2 - 金属素材の屈曲方法及び装置 - Google Patents

金属素材の屈曲方法及び装置

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JP3421858B2
JP3421858B2 JP20293092A JP20293092A JP3421858B2 JP 3421858 B2 JP3421858 B2 JP 3421858B2 JP 20293092 A JP20293092 A JP 20293092A JP 20293092 A JP20293092 A JP 20293092A JP 3421858 B2 JP3421858 B2 JP 3421858B2
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精文 横森
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株式会社横森製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属素材を異なる複
数方向へ屈曲することを目的とした金属素材の屈曲装
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属素材(例えば長尺板、長尺
棒)を直角その他任意の角度に複数箇所屈曲するには、
金属素材を動かして屈曲方向に合せていた。この場合に
プレス機の受金型と加圧ヘッドの位置は常時同一とされ
ていた(実開平2−81717号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来の屈曲装置によ
れば、屈曲終了毎に金属素材の固定方向を変えるので、
準備時間が長く掛るのみならず、金属素材の重量が大き
くなると(例えばささら桁300kg位)作業者に重労働
となり、金属素材の位置変えに動力機械を使用する場合
には更に時間・労力が増大する問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、プレ
ス機の屈曲ヘッドを回転し、金属素材はその長手方向の
みに移動させるようにして、前記従来の問題点を大幅に
改善し、能率と精度の向上を可能にしたのである。
【0005】即ちこの発明は、プレス機の駆動ハウジン
グに、主軸を回転可能に架設し、前記主軸の基端側に、
その回転手段を付設すると共に、前記主軸の先端にプレ
ス主体を固定し、プレス主体に加圧ヘッドと、受金型を
設置してプレス機を構成する。前記プレス機は、前記受
金型及び前記加圧ヘッドの、加工対象となる金属素材に
対する相対角度は無段階的に変えることができると共
に、前記プレス機に、前記プレス主体の回動を規制して
加圧ヘッド及び受け金型の位置を確定する係止手段を設
けた。前記プレス機のプレス主体に対向して、長尺金属
板からなる金属素材を載置して長手方向に送ることがで
きる送入手段、前記金属素材を現位置に固定できる固定
手段を夫々設置する。前記プレス機はレールに沿って移
動可能に支持して、前記送入手段による前記金属素材の
移動方向を前記レールと交叉する方向とする。前記プレ
ス機は、前記レールに沿って移動して、前記送入手段に
載置された前記金属素材に対して離接可能とする。前
送入手段上に載置した前記金属素材の加工部位に対し離
接可能に、加熱手段を設置する。以上のように構成した
ことを特徴とする金属素材の屈曲装置である。
【0006】また、他の発明は、前記送入手段に載置さ
れる前記金属素材の表面に予め付されたマークを感知し
て、前記送入手段を制御する位置決め手段を設置したこ
とを特徴とする金属素材の屈曲装置である
【0007】また、他の発明は、加熱手段は高周波加熱
装置としたことを特徴とする金属素材の屈曲装置であ
る。
【0008】前記において、プレス機を直線往復移動で
きるようにしたので、屈曲ヘッドの回転を容易にするの
みならず、屈曲位置の調整を容易にすることができる。
また金属素材の加熱手段を離接可能としたので、プレス
機により加する直前まで、所定温度(例えば700
℃)に加熱し、その直後にプレス加工できるので、指定
温度による加工が容易であり、加工の容易性と、金属素
材の材質に合致した加工ができる。
【0009】
【作用】この発明によれば、プレス機を金属素材に離接
往復移動させると共に、屈曲ヘッドを回転するので、金
属素材に関係なく、屈曲ヘッドを所定角度に回転でき
る。また加熱手段を往復移動できるようにしたので、金
属素材の加工部位を所望温度に加熱し、当該温度付近で
素速くプレス加工することができる。
【0010】
【実施例1】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】プレス機1の駆動ハウジング2内に、主軸
3を回転可能に軸受4、4へ水平に架設し、前記主軸3
の基端にギヤー5を固定し、ギヤー5をクラッチ6の出
力側に固定したギヤー7と咬み合せると共に、クラッチ
6の入力側にモータ8の出力軸と連結する。またギヤー
5の側面には検出板9を固定し、検出板9はエンコーダ
10と対向させてある。前記駆動ハウジング2の下部に
車輪11、11が取付けられ、車輪11、11はレール
12に載架されると共に、補助輪13と協同してレール
12を挟着している。また駆動ハウジング2の一側下部
にブラケット14を介してモータ15が固定され、モー
タ15の軸に固定したピニオン16がレール12に固定
したラック17と咬み合っている。
【0012】前記主軸3の先端に屈曲ヘッド18(プレ
ス主体)を固定する。屈曲ヘッド18は、側面逆コ字状
(図1)の切欠部19を有し、切欠部19の上部へ加圧
ヘッド20が流体圧シリンダ21のラム22に固定さ
れ、切欠部19の下部には、前記加圧ヘッド20と対応
する受金型23がベッド24上へ固定してある。前記レ
ール12は機台25上へ架設してある。
【0013】前記機台25上であって、前記屈曲ヘッド
18と所定間隔で、かつ機台25の前方(図1)位置
に、ささら桁26(金属素材)の固定台27が設置さ
れ、固定台27上に、ささら桁26の挟着ローラ28、
29(固定手段)、幅決めローラ30、31(固定手
段)が夫々設けられている(図1)。前記固定台27の
後方(図1)には、レール12と直角にささら受けロー
ラ32(送入手段)が摺動自在に架設されている。また
固定台27の右側であって、前記レール12上には、高
周波の加熱装置33がささら桁26に対して離接可能に
架設されている。前記加熱装置33の架台34にはブラ
ケット35を介してモータ36が固定され、モータ36
の軸に固定したピニオン37が、前記ラック17に咬み
合っている。図中38はレーザーマーキング(位置決め
手段)、39は操作盤である。
【0014】前記実施例を、ささら桁26の屈曲につい
て説明する。
【0015】先ず、ささら桁26をささら受ローラ32
上へ載置し、ささら受ローラ32を流体圧シリンダ40
のロッド41を矢示50のように突き出し、送りローラ
42、42aに達せしめ、モータ43を始動し、送りロ
ーラ42、42aを回転してささら桁26を矢示44の
方向へ所定距離前進させる(図2)。
【0016】この場合にレーザーマーキング38の検出
により、ささら桁26に記載したマークを検出したなら
ば、モータ43の回転を直ちに停止させて、ささら桁の
位置を確定する。ついで流体圧シリンダ45のロッドを
動かして、挟着ローラ28を下降させ、挟着ローラ2
8、29の協同によりささら桁26を現位置に固定す
る。
【0017】次にモータ36を回転し、その軸に固定し
たピニオン37を回転して、加熱装置33を図2中矢示
46の方向へ移動させ、高周波の電極を、前記ささら桁
の加熱部に対応させると共に通電すれば、加熱部が急速
に加熱される。そこで加熱部が700℃位になった時
に、モータ15を回転し、その軸に固定したピニオン1
6と、ラック17との咬み合せによりプレス機を矢示4
7の方向へ移動させると共に(図3)、モータ36を逆
転することにより、ピニオン37を逆転させ、ラック1
7との咬み合いによって、加熱装置33を矢示48の方
向(前記と逆)へ退避させる。この直後に、屈曲ヘッド
18がささら桁26を挟み込むようになるので、流体圧
シリンダ21のラム22を矢示49の方向へ下降して加
圧ヘッド20を同方向へ下降させれば、加圧ヘッド20
と受金型23との協同によりささら桁26は所定の形状
(図6、26a)に屈曲される。次にモータ15を逆転
してプレス機1を後退させると共に、モータ43を回転
してささら桁を矢示51の方向へ前進させ、かつモータ
36を回転して加熱装置33を再びささら桁26の方向
に前進させる。
【0018】一方、後退したプレス機1はモータ8を回
転し、ギヤ5、7を介して主軸3を180度回転する。
この回転角はエンコーダ10によって正確に規制され
る。
【0019】このようにして、前記のようにプレス機1
を前進させ、加熱装置33を後退させて熱間プレス加工
すれば、ささら桁26を前記とは逆方向に屈曲(図6中
26b)することができる。
【0020】この発明の実施例は、ささら桁のプレス加
工について説明した。ささら桁は、例えば図5に示すよ
うに、階段52の中央部と両側部53、54、36のよ
うに設置して使用される。この場合に建築物の柱55、
56に沿ってささら桁26を屈曲しなければならない
が、この場合にこの発明を用いれば容易にできる。
【0021】前記実施例において、駆動ハウジング2の
頂部一側には(図2)、流体圧シリンダ57のロッド5
8と連結した掛止杆59(掛止手段)が設けられ、屈曲
ヘッド18の両側に設けた掛止具60(掛止手段)と掛
止して、屈曲ヘッド18の位置を確定するようにしてあ
る。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、プレス機の屈曲ヘッ
ドを所定の回転角だけ回転させることができるので、金
属素材を異なる角度で複数回屈曲する場合においても、
金属素材を回転する必要なく、加工作業を効率よくする
と共に、高い加工精度を保持し得る効果がある。
【0023】また、プレス機をレールに沿って、直線往
復移動できるようにしたので、プレス主体の回転を容易
にするのみならず、屈曲位置の調整を容易にすることが
できる。また金属素材に対して、加熱手段を離接可能と
したので、プレス機により加熱する直前まで、所定温度
に加熱し、金属素材に対して加熱手段を後退させて、そ
の直後にプレス機を金属素材に近付けてプレス加工でき
るので、指定温度による加工が容易であり、加工の容易
性と、金属素材の材質に合致した加工ができる効果があ
る。また、金属素材に予め屈曲位置に対応したマークを
しておけば、位置決め手段がマークを感知して、金属素
材の送入手段の作動を制御でき、自動搬送できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施装置の一部を省略した正面図。
【図2】同じく一部を省略した平面図。
【図3】同じくプレス機の移動状態を示す正面図。
【図4】(a)同じく屈曲ヘッドの拡大側面図。(b)
同じく屈曲ヘッドを回転した場合の拡大側面図。
【図5】同じく階段の一部平面図。
【図6】同じく屈曲加工後のささら桁の斜視図。
【符号の説明】
1 プレス機 2 駆動ハウジング 3 主軸 9 検出板 10 エンコーダ 12 レール 16、37 ピニオン 17 ラック 18 屈曲ヘッド 20 加圧ヘッド 21 流体圧シリンダ 22 ラム 23 受金型 25 機台 26 ささら桁 27 固定台 32 ささら受ローラ 33 加熱装置 28 レーザーマーキング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機の駆動ハウジングに、主軸を回
    転可能に架設し、前記主軸の基端側に、その回転手段を
    付設すると共に、前記主軸の先端にプレス主体を固定
    し、プレス主体に加圧ヘッドと、受金型を設置してプレ
    ス機を構成する。前記プレス機は、前記受金型及び前記
    加圧ヘッドの、加工対象となる金属素材に対する相対角
    度は無段階的に変えることができると共に、前記プレス
    機に、前記プレス主体の回動を規制して加圧ヘッド及び
    受け金型の位置を確定する係止手段を設けた。前記プレ
    ス機のプレス主体に対向して、長尺金属板からなる金属
    素材を載置して長手方向に送ることができる送入手段、
    前記金属素材を現位置に固定できる固定手段を夫々設置
    する。前記プレス機はレールに沿って移動可能に支持し
    て、前記送入手段による前記金属素材の移動方向を前記
    レールと交叉する方向とする。前記プレス機は、前記レ
    ールに沿って移動して、前記送入手段に載置された前記
    金属素材に対して離接可能とする。前記送入手段上に載
    置した前記金属素材の加工部位に対し離接可能に、加熱
    手段を設置する。以上のように構成したことを特徴とす
    る金属素材の屈曲装置。
  2. 【請求項2】 前記送入手段に載置される前記金属素材
    の表面に予め付されたマークを感知して、前記送入手段
    を制御する位置決め手段を設置したことを特徴とする請
    求項1記載の金属素材の屈曲装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段は高周波加熱装置としたことを
    特徴とする請求項記載の金属素材の屈曲装置。
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