JP3421494B2 - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置

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JP3421494B2
JP3421494B2 JP01440896A JP1440896A JP3421494B2 JP 3421494 B2 JP3421494 B2 JP 3421494B2 JP 01440896 A JP01440896 A JP 01440896A JP 1440896 A JP1440896 A JP 1440896A JP 3421494 B2 JP3421494 B2 JP 3421494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気泳動表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】低消費電力化、あるいは目への負担軽減
などの観点から反射型表示装置への期待が高まってい
る。これまでに、反射型表示装置の一つとして例えば米
国特許3668106号に記載されているような電気泳
動表示装置が知られている。この電気泳動表示装置は、
荷電を有する電気泳動粒子と絶縁性液体からなる分散層
とこの分散層を挟んで対峙する一組の電極からなり、こ
の電極を介して分散層に電場を印加することによって、
電気泳動粒子をその荷電と反対極性の電極上に移動させ
て表示を行うものである。
【0003】電気泳動粒子の対比色は、色素を溶解させ
た前述の絶縁性液体が担っている。より詳細には、電気
泳動粒子が観測者に近い第1の電極の表面に付着する場
合は、電気泳動粒子の色が観測され、一方、電気泳動粒
子が観測者から遠い第2の電極の表面に付着する場合
は、電気泳動粒子の色は絶縁性液体に隠蔽されるととも
に絶縁性液体の色が観測されるというものである。電気
泳動表示装置は、例えば、Proc.SID、18、2
67(1977)に記載されているように、広視野角、
高コントラスト、低消費電力という利点を備えているも
のの、絶縁性液体に溶解した色素の電気泳動粒子への吸
着、及び電気泳動粒子が吸着した電極表面と電気泳動粒
子間への絶縁性液体の侵入などの悪影響により、高い反
射率、すなわち明るさと高いコントラストを両立させる
ことは本質的に不可能であるという大きな問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来は
電気泳動表示装置において明るさと高コントラストを同
時に満足させることは困難であった。本発明は、前述し
た問題点を解決するためになされたものであり、明るさ
と高コントラストが両立した電気泳動表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の画素を
有する電気泳動表示装置であって、前記画素は、第1の
基板と、該第1の基板上に設けられた平面状の第1の電
極と、該第1の電極側に、該第1の基板に対向して設け
られた透明な第2の基板と、該第1及び第2の基板間に
狭持され、無色の流体及び同極性の荷電をもつ少なくと
も1種の電気泳動粒子を含む分散層と、該第2の基板表
面のうち該分散層と反対側の表面の周囲に設けられた遮
蔽層と、該第1及び第2の基板間の領域のうち、該遮蔽
層により隠蔽された範囲内に設けられた第2の電極とを
具備する電気泳動表示装置を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置は、その一画素
が、一対の基板とこれらの基板に狭持された分散層を含
み、その分散層内には、無色の流体と第1の色を有する
電気泳動粒子が含まれている。表示装置の表示面の周囲
は、遮蔽層で隠蔽されており、隠蔽された領域内には、
第2の電極が設けられている。また、隠蔽されない領域
内には、第1の電極及び第1の色と対比し得る第2の色
を有する部材を設けることができる。
【0007】本発明においては、第1の色を有する電気
泳動粒子と無色の流体を含む分散層によって隔離された
少なくとも二つの電極を用い、分散層内における電気泳
動粒子の空間分布を制御する電場を、該電極あるいは該
電極群を介して該分散層に印加することにより、第1の
色を有する電気泳動粒子と、第2の色を有する部材とを
対比させて、分散層の光学反射特性を制御することがで
きる。尚、電極としては、一対の電極の他、複数の導電
部が互いに電気的に絶縁された少なくとも少なくとも2
つの電極群を使用することができる。
【0008】このような部材の好ましい形態として、例
えば第1の電極と前記分散層との間に、前記電気泳動粒
子の色と対比し得る第2の色を有する誘電体層を設ける
ことができる。このとき、第1の色を有する電気泳動粒
子が誘電体層上に引きつけられるように電圧を印加した
場合には、第2の基板から見ると、第1の色が表示され
る。反対に、電気泳動粒子が第2の電極層上に引きつけ
られるように電圧を印加した場合には、電気泳動粒子が
遮蔽層に隠蔽されて見えなくなるので、第2の基板から
見ると、誘電体層の第2の色が表示される。
【0009】他の好ましい形態では、例えば第1の電極
として、前記電気泳動粒子の色と対比し得る第2の色を
有するものを用いることができる。このとき、第1の色
を有する電気泳動粒子が第1の電極上に引きつけられる
ように電圧を印加した場合には、第2の基板から見る
と、第1の色が表示される。反対に、電気泳動粒子が第
2の電極層上に引きつけられるように電圧を印加した場
合には、電気泳動粒子が遮蔽層に隠蔽されて見えなくな
るので、第2の基板から見ると、第1の電極の第2の色
が表示される。
【0010】さらに他の好ましい形態では、第1の電極
が透明である場合に、電気泳動粒子の色と対比し得る第
2の色を有する第1の基板を用いることができる。この
とき、第1の色を有する電気泳動粒子が第1の電極上に
引きつけられるように電圧を印加した場合には、第2の
基板から見ると、第1の色が表示される。反対に、電気
泳動粒子が第2の電極層上に引きつけられるように電圧
を印加した場合には、電気泳動粒子が遮蔽層に隠蔽され
て見えなくなるので、第2の基板から見ると、第1の基
板の第2の色が表示される。
【0011】さらにまた他の好ましい形態では、第1の
電極及び第1の基板が透明である場合に、第1の基板の
両表面のうち、分散層と反対側の表面に、電気泳動粒子
と対比し得る第2の色を有する誘電体層を設けることが
できる。このとき、第1の色を有する電気泳動粒子が誘
電体層上に引きつけられるように電圧を印加した場合に
は、第2の基板から見ると、第1の色が表示される。反
対に、電気泳動粒子が第2の電極層上に引きつけられる
ように電圧を印加した場合には、電気泳動粒子が遮蔽層
に隠蔽されて見えなくなるので、第2の基板から見る
と、誘電体層の第2の色が表示される。
【0012】また、別の好ましい形態では、第1の電極
及び第2の電極の他に、電気泳動粒子の移動領域を制約
するための電極あるいは電極群を、第2の基板上にさら
に設けることができる。
【0013】以下、図面を参照し、本発明を具体的に説
明する。図1は、本発明にかかる電気泳動表示装置の一
つの画素部分の断面構成図を表す。図1を用いて、以下
に、本発明の構成を説明する。この電気泳動表示装置
は、ある色を有する電気泳動粒子8と透明流体9とから
なる分散層を有し、この分散層が、第1の基板1と第2
の基板2及び二つの基板間を支持、封止するためのスペ
ーサ基板3に挟まれた空間に保持されている。図1に示
す構成を有する電気泳動表示装置の場合、観測者は第2
の基板2の外側から第1の基板に向かって表示装置を見
ることになるため、第2の基板2は透明である必要があ
る。第1の基板1の分散層側表面には第1の電極4が設
けられている。スペーサ基板3に沿って、第2の電極5
が配置されている。第2の基板2の外表面すなわち第2
の基板表面のうち該分散層と反対側の表面には、スペー
サ基板3及び第2の電極5を十分に隠蔽し得る遮蔽層1
1が設けられている。第1の電極4及び第2の電極5の
表面は、各々誘電体層6、7により被覆されている。電
気泳動粒子8の対比色は、誘電体層6、第1の電極4、
第1の基板1の少なくとも一つの部材が担っている。電
気回路10は第1の電極4、第2の電極5、誘電体層6
及び誘電体層7を介して分散層に電圧を印加するための
ものであり、印加電圧の大きさ、極性などを自由に設定
できる。
【0014】本発明に用いられる電気泳動粒子は、流体
に安定に分散され、単一の極性を有するとともに、その
粒径分布が小さいことが、表示装置の寿命、コントラス
ト、解像度などの観点から望ましい。また、その粒径
は、0.1μmから5μmが好ましい。この範囲内であ
ると、光散乱効率が低下せず、電圧印加時において十分
な応答速度が得られる。電気泳動粒子の材料としては、
例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化
鉄、酸化アルミニウム、セレン化カドミウム、カーボン
ブラック、硫酸バリウム、クロム酸鉛、硫化亜鉛、硫化
カドミウムなどの無機顔料、あるいはフタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、ウオ
ッチングレッド、ダイアリーライドイエローなどの有機
顔料を用いることができる。
【0015】本発明において、前述の電気泳動粒子を分
散させる流体としては、電気泳動粒子に対する溶解能が
小さく電気泳動粒子を安定に分散でき、イオンを含まず
かつ電圧印加によりイオンを生じない絶縁性のものが望
ましい。さらに、電気泳動粒子の浮沈防止のためには電
気泳動粒子と比重がほぼ等しく、電圧印加時における電
気泳動粒子の移動度の面から粘性の低いものが好まし
い。比較的多くの電気泳動粒子材料に対して用いること
のできる絶縁性液体としては例えば、ヘキサン、デカ
ン、ヘキサデカン、ケロセン、トルエン、キシレン、オ
リーブ油、リン酸トリクレシル、イソプロパノール、ト
リクロロトリフルオロエタン、ジブロモテトラフルオロ
エタン、テトラクロロエチレンなどを挙げることができ
る。なお、電気泳動粒子の浮沈防止のために電気泳動粒
子との比重整合を行う場合などは混合流体の利用も可能
である。
【0016】本発明において、電気泳動粒子の分散層に
おける混合重量率は、電気泳動粒子の電気泳動性が阻害
されず、かつ分散層の反射制御が十分に行える限り特に
限定されるものではないが、例えば1重量%から20重
量%が好ましい。
【0017】本発明において、電気泳動粒子の電荷を増
加させるため、あるいは同極性にするために、必要に応
じて、前述の流体に、樹脂、界面活性剤等の添加剤を加
えることができる。
【0018】本発明において、分散層の厚さは電気泳動
粒子の径より大きく、粒子の運動を妨げない限り特に限
定されるものではないが、電圧印加時の速い応答速度の
ためには、できるだけ薄いことが望ましい。このような
観点から、分散層の好ましい厚さは、5μmから200
μmである。
【0019】本発明に用いられる電極材料として、アル
ミニウム、銅、銀、金、白金などの良導電性のものが好
ましい。また、透明電極材料としては、酸化スズ、酸化
インジウム、ヨウ化銅などの薄膜を好ましく用いること
ができる。また、電極形成は蒸着、スパッタリング、フ
ォトリソグラフィなど通常の方法で行うことができる。
さらに、遮蔽層によって隠蔽される第2の電極において
は、電気泳動粒子が吸着する表面積を増加させるために
電極表面に凹凸構造を形成することができる。また、遮
蔽層面積を極力小さくし、開口率を向上させるために、
スペーサ基板および電極形状を、その縦断面すなわち第
1の基板あるいは第2の基板に垂直な方向の断面が分散
層側に半球状の凹部を有するような構造にすることがで
きる。
【0020】本発明において、電極を配置する基板およ
びスペーサ基板の材質及び厚さは、十分な絶縁性及び平
面性を保ち、十分な強度を有するものであれば、特に限
定されない。具体的な材料としてはガラス、プラスチッ
ク、セラミックが好ましく使用される。また、第1の基
板に泳動粒子との対比色を担わせる場合は、適当な色
素、顔料をガラスやプラスチック、セラミックに混合し
たものや有色セラミックを基板として用いることができ
る。
【0021】本発明において、第1の基板上に形成され
て泳動粒子の対比色を担わせる誘電体としては、誘電体
自身が対比色を有するもの、あるいは対比色を担う顔
料、染料を誘電体層に混合したものを使用することがで
きる。
【0022】誘電体層の材料および厚さは、分散層に十
分な電圧が印加され、かつ表示ムラを生じない限りにお
いて特に限定されるものではない。誘電体材料として
は、例えば酸化チタン、酸化珪素、酸化アルミニウムな
どの無機物あるいは、ポリエチレン、ポリスチレン、フ
ェノール樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロピレ
ン、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、シリ
コン樹脂などの有機物を用いることができる。電気泳動
粒子との対比色を担う顔料や染料を混合する場合、その
材料は特に限定されないが、安定に誘電体層に保持され
るものが選択される。
【0023】電極あるいは基板上への誘電体層の形成に
は、材料に応じてスパッタリング、蒸着、溶液塗布、溶
液浸漬、スピンコート、ラングミュアブロジェット法な
どの通常の手法を用いることができる。誘電体層の厚さ
は、例えば数nmから数μmが考えられる。
【0024】なお、電気泳動粒子の電極表面上への不可
逆的な吸着および電極表面での水など不純物の電気化学
反応を防止するために、第1の電極のみならず第2の電
極表面にも必要に応じてフッ素樹脂などの誘電体層を設
けることが望ましい。
【0025】本発明において、遮蔽層は、泳動粒子隠蔽
のために設けられもので、例えば黒色炭素粉末をプラス
チックに混入した黒色不透明膜からなる。遮蔽層形成
は、蒸着、印刷などの通常の方法で行える。この遮蔽層
は、泳動粒子隠蔽のみならず表示装置のコントラスト向
上にも寄与するものである。
【0026】本発明において、電気回路は特に限定され
るものではないが、例えば最大定格電圧100V、電源
容量10mAの電源を擁し、その極性を任意に設定でき
るものなどを用いることができる。
【0027】本発明の電気泳動表示装置において、表示
が行われる様子を図1を用いて簡単に説明する。電気回
路10によって、第1の電極4が電気泳動粒子8と異な
った極性、第2の電極5が電気泳動粒子8と同じ極性と
なるように電圧を印加すると、電気泳動粒子8は、第1
の電極4を被覆している誘電体層6に移動し、その表面
を覆う。このとき透明基板2の外側から装置を見ている
観測者は、電気泳動粒子8の色を視認する。次に、電気
回路10で第1の電極4、第2の電極5にかかる電圧の
極性を反転させると、電気泳動粒子8は、隠蔽層11に
より隠蔽された領域内の、第2の電極5を被覆している
誘電体層7に移動し、その表面を覆う。電気泳動粒子8
は、隠蔽層11により隠蔽された領域内にあるので、こ
のとき観測者は誘電体層6あるいは第1の電極4あるい
は第1の基板1の色すなわち電気泳動粒子8との対比色
を視認する。なお、電気泳動粒子8、誘電体層6、7の
材料などの条件設定によって、電圧印加後、電源回路1
0と第1の電極4および第2の電極5の接続を切断した
状態でも、電気泳動粒子8の誘電体層6あるいは7への
吸着が持続するというメモリー機能を付加することも可
能である。
【0028】以下、本発明の具体的な実施形態を示す。 第1の実施形態 その一画素分が図1に示す構造と同様の構造を有する電
気泳動表示装置において、各部材の選択、形成、及び設
定を以下のようにして行なった。第1及び第2の基板
1、2として厚さ1mmの透明なガラス板を用いた。
又、スペーサ基板3として厚さ25μmのポリイミド製
基板を用いた。第1及び第2の基板1、2間の間隔は2
5μm、スペーサ基板3同志の間隔は100μmに設定
した。電極4は、基板1の分散層側表面に透明な酸化イ
ンジウムを厚さ約0.1μmに蒸着して作製した。ま
た、電極5は、スペーサ基板3の分散側表面にニッケル
を厚さ約0.1μmに電解析出して作成した。誘電体層
6、7は、第1の電極4、第2の電極5への泳動粒子8
の不可逆的な吸着を防止するとともに、特に誘電体層6
は泳動粒子の対比色を担うために配置される。誘電体層
6は、硫酸バリウム微粉末をフッ素樹脂に混入したもの
をスピンコートにより厚さ約0.5μmで形成した。ま
た、誘電体層7は、透明フッ素樹脂をディップコートに
より厚さ約0.5μmで形成した。遮蔽層11は、炭素
微粉末をポリエステルに分散させた黒色不透明膜を厚さ
約10μmで基板2の分散層と反対側表面上に印刷する
ことにより形成した。基板2の両端からの長さは、泳動
粒子8がすべて誘電体層7に吸着された場合に泳動粒子
8が十分隠蔽される程度に設定した。
【0029】また、分散層は、以下の通り準備した。ま
ず、電気泳動粒子8として黒色樹脂トナー(粒径1μ
m)を、また流体9としてイソプロパノールを用い、両
者を電気泳動粒子8の混合重量率が10%となるように
混合し、さらに分散安定性の向上のために微量の界面活
性剤を添加し、分散層を準備した。この場合、電気泳動
粒子は表面が負に帯電している。
【0030】このようにして得られた電気泳動表示装置
の一画素分の駆動動作を以下に示す。まず、電気回路1
0により電極4、5を各々正極、負極となるように電圧
30Vの直流電圧を印加すると負に帯電した電気泳動粒
子8は、電極4を被覆している誘電体層6に移動し、そ
の表面に吸着する。このとき、基板2側から観測する
と、電気泳動粒子8の黒色が観測される。この状態は電
極回路10と電極との電気的接続を切り電圧印加を止め
た以降も持続され、本表示装置がメモリ機能を有するこ
とを示した。次に、先の場合と極性を反転して電圧印加
を行うと、すなわち電極4が負極、電極5が正極となる
ように30Vの直流電圧を印加すると、電気泳動粒子8
は誘電体層6から電極5を被覆している誘電体層7に移
動しその表面に吸着する。この場合、観測者からは誘電
体層6の表面すなわち白色が見えるとともに、電気泳動
粒子8はマスク11に隠蔽され、観測されなかった。光
学反射特性は、白表示、黒表示とも各々誘電体層6およ
び電気泳動粒子8単独の場合とほぼ等しく、電気泳動表
示装置が本来有する広視野角に加えて、明るさと高コン
トラストが両立した表示装置であることを確認できた。
【0031】なお、基板1の分散層側表面における電気
泳動粒子8の付着を避けるために、分散側表面をフッ素
樹脂などの誘電体層で被覆することも効果的であること
を確認した。
【0032】第2の実施形態 以下の分散層、第1の電極、及び誘電体層を用いる以外
は、第1の実施形態と同様にして電気泳動装置を得た。
ここでは、電気泳動粒子8としてポリエチレンで被覆さ
れた酸化チタン(粒径2μm)を、また流体9としてキ
シレンを用い、両者を電気泳動粒子8の混合重量率が5
%となるように混合し、さらに分散安定性の向上のため
に微量の界面活性剤を添加し、分散層を準備した。この
場合、電気泳動粒子は表面が正に帯電している。また、
第1の電極4として白金/白金黒電極を、第1の電極4
を被覆する誘電体層6として透明なフッ素樹脂を用い
た。その他は第1の実施形態と同様の構成である。
【0033】以下に第2の実施形態にかかる電気泳動表
示装置の一画素分の動作を説明する。電気回路10によ
り第1の電極4及び第2の電極5を各々負極、正極とな
るように電圧20Vの直流電圧を印加すると、正に帯電
した電気泳動粒子8は、第1の電極4を被覆している誘
電体層6に移動し、その表面に吸着する。このとき第2
の基板2側から観測すると、電気泳動粒子8の白色が観
測される。この状態は電気回路10と電極との電気的接
続を切り、電圧印加を止めた以降も持続され、メモリ機
能を有することを示している。次に、先の場合と極性を
反転して電圧印加を行うと、すなわち第1の電極4が正
極、第2の電極5が負極となるように20Vの直流電圧
を印加すると、電気泳動粒子8は誘電体層6から第2の
電極5を被覆している誘電体層7に移動し、その表面に
吸着する。この場合、観測者からは透明誘電体層6を介
して第1の電極4の表面すなわち黒色が見えるととも
に、電気泳動粒子8は遮蔽層11に隠蔽されて観測され
ない。光学反射特性は、白表示、黒表示とも各々電気泳
動粒子8および電極4単独の場合とほぼ等しく、電気泳
動表示装置が本来有する広視野角に加えて、明るさと高
コントラストが両立した表示装置であることを確認でき
た。
【0034】第3の実施形態 この電気泳動表示装置は、その分散層、誘電体層、第1
の基板1以外は、第1の実施形態と同様にして得た。分
散層は、電気泳動粒子8としてポリエチレンで被覆され
た酸化チタン(粒径2μm)を、また流体9としてキシ
レンを用い、両者を電気泳動粒子8の混合重量率が5%
となるように混合し、さらに分散安定性の向上のために
微量の界面活性剤を添加し、分散層を準備した。この場
合、電気泳動粒子は表面が正に帯電していた。第1の電
極4を被覆する誘電体層6として透明なフッ素樹脂を用
いた。また、第1の基板1は黒色顔料を分散させた黒色
ガラスを用いた。
【0035】以下に、この電気泳動表示装置の一画素分
の駆動動作を説明する。電気回路10により第1の電極
4、第2の電極5を各々負極、正極となるように電圧2
0Vの直流電圧を印加する。正に帯電した電気泳動粒子
8は、第1の電極4を被覆している誘電体層6に移動
し、その表面に吸着する。このとき第2の基板2側から
観測すると、電気泳動粒子8の白色が観測される。次
に、先の場合と極性を反転して電圧印加を行うと、すな
わち第1の電極4が正極、電極5が負極となるように2
0Vの直流電圧を印加すると、電気泳動粒子8は誘電体
層6から第2の電極5を被覆している誘電体層7に移動
し、その表面に吸着する。この場合、観測者からは透明
誘電体層6および透明電極4を介して基板1の表面すな
わち黒色が見えるとともに、電気泳動粒子8は遮蔽層1
1に隠蔽され観測されない。光学反射特性は、白表示、
黒表示とも各々電気泳動粒子8および基板1単独の場合
とほぼ等しく、電気泳動表示装置が本来有する広視野角
に加えて、明るさと高コントラストが両立した表示装置
であることを確認した。
【0036】第4の実施形態 図2は、本発明にかかる他の電気泳動表示装置の一つの
画素部分の断面構成図を表す。以下、第4の実施形態の
構成について、図2を用いて説明する。第1の実施形態
と同様に、図2に示す画素部分では、電気泳動粒子8を
含む透明流体9からなる分散層が、第1の基板1と透明
な第2の基板2および二つの基板間の距離を固定するた
めのスペーサ基板3に挟まれた空間に保持されている。
第1の基板1には第1の電極4が、また、スペーサ基板
3には第2の電極5が、さらに第2の基板2には透明な
第3の電極21が、各々分散層側の基板表面に配置され
ている。第1の電極4、第2の電極5、及び第3の電極
21の表面は、各々、誘電体層6、7及び22により被
覆されており、誘電体層6は電気泳動粒子8の対比色を
担っている。電気回路10は、第1の電極4、第2の電
極5、第3の電極21及び誘電体層6、7、22を介し
て分散層に電圧を印加するために設けられている。
【0037】第3の電極21は、泳動粒子8の誘電体層
6、7の表面間の移動をより円滑に行うために配置され
るものである。第3の電極21に、電気泳動粒子8と反
対極性の電位をかけることで電気泳動粒子8の誘電体層
表面6、7間の移動を円滑にし、かつ表示ムラを低減す
ることができる。遮蔽層11は、泳動粒子8が誘電体層
7の表面に位置する場合に、泳動粒子8を隠蔽するため
に設けられるもので、第2の基板2の外表面に、スペー
サ基板3及び第2の電極5を十分隠蔽するように形成さ
れている。観測者は基板2の分散層と反対側から表示装
置を見ることになる。
【0038】上述のような構成を有する電気泳動表示装
置の各部の詳細は、以下のとおりである。第1の基板
1、第2の基板2として、厚さ1mmの透明なガラスを
用いた。また、スペーサ基板3として厚さ50μmのガ
ラスエポキシ樹脂製の基板を用いた。基板1、2間の間
隔は50μm、スペーサ基板3同志の間隔は150μm
に設定した。第1の電極4、第3の電極21は、各々第
1の基板1及び第2の基板2の表面に透明な酸化インジ
ウムを厚さ約0.1μmに蒸着して作製した。また、電
極5は、スペーサ基板3の分散層側表面にニッケルを厚
さ約0.1μに電解析出して作製した。誘電体層6、
7、22は第1の電極4、第2の電極5、第3の電極2
1への泳動粒子8の不可逆的な吸着を防止するために、
特に誘電体層6はさらに泳動粒子と対比する白色を担う
ために配置した。誘電体層6として、酸化チタン微粉末
をフッ素樹脂に混入し、スピンコートにより厚さ約0.
5μmに形成したものを用いた。また、誘電体層22と
して透明フッ素樹脂を同様の方法で厚さ約0.5μmで
形成したものを用いた。また、誘電体層7として、透明
フッ素樹脂をディップコートにより厚さ0.5μmで形
成したものを用いた。遮蔽層11は、炭素微粉末をポリ
エステルに分散させた黒色不透明膜を厚さ約10μmで
第2の基板2の外表面上に印刷することにより形成し
た。遮蔽層11の幅及び位置は、泳動粒子8がすべて誘
電体層7に吸着された場合に泳動粒子8が十分隠蔽され
るように設定した。分散層は、第1の実施形態と同様に
して形成した。
【0039】以上のようにして、構成された電気泳動表
示装置の一画素分の駆動動作を以下に説明する。電気回
路10により、第1の電極4、第2の電極5、第3の電
極21を、各々正極、負極、負極となるように電圧50
Vの直流電圧を印加する。負に帯電した電気泳動粒子8
は、電極4を被覆している誘電体層6に移動し、その表
面に吸着する。このとき第2の基板2側から観測する
と、電気泳動粒子8の黒色が観測される。この状態は電
気回路10と電極との電気的接続を切り、電圧印加を止
めた以降も持続され、本表示装置がメモリ機能を有する
ことを示した。次に、第1の電極4と第2の電極5の極
性を,先の場合と反転して電圧印加を行うと、すなわち
第1の電極4、第2の電極5、第3の電極21が、各
々、負極、正極、負極となるように、50Vの直流電圧
を印加すると、電気泳動粒子8は誘電体層6から第2の
電極5を被覆している誘電体層7に移動し、その表面に
吸着する。この場合、観測者からは誘電体層6の表面す
なわち白色が見えるとともに、電気泳動粒子8は遮蔽層
11に隠蔽され、観測されない。光学反射特性は、白表
示、黒表示とも各々誘電体層6および電気泳動粒子8単
独の場合とほぼ等しく、電気泳動表示装置が本来有する
広視野角に加えて、明るさと高コントラストが両立した
表示装置であることを確認できた。
【0040】第5の実施形態 分散層及び誘電体層6を以下のように変更した以外は、
第4の実施形態と同様にして電気泳動表示装置を得た。
ここでは、電気泳動粒子8としてダイアリーライドイエ
ロー(粒径0.2μm)を、また流体9としてパークロ
ロエチレンとキシレンの7:3混合物を用い、電気泳動
粒子と流体9の両者を電気泳動粒子8の混合重量率を2
%となるように混合し、さらに分散安定性の向上のため
に微量の樹脂を添加し、分散層を準備した。この場合、
電気泳動粒子は表面が負に帯電している。誘電体層6と
して炭素微粉末が分散したフッ素樹脂を用いた。尚、こ
のの場合、黄色と黒色の表示となる。
【0041】第6の実施形態 図3は、本発明にかかる電気泳動表示装置の一実施形態
の構成を説明するための図である。本発明にかかる電気
泳動装置には、図1及び図2に示す一画素分の構造が複
数設けられている。このような電気泳動装置は、例えば
図3に示すように、主に、種々の電極が形成された第1
のガラス基板32と、誘電体層34と、約150×15
0μmの大きさの複数の矩形ドット状の開孔を有する厚
さ25μmのメッシュ電極33と、遮蔽層としてのマス
ク31を有する第2のガラス基板42とを順に積層し、
メッシュ電極33の各開孔、第1のガラス基板及び第2
のガラス基板により限定された領域に、各々、図示しな
い分散層を封入した構造を有する。メッシュ電極33
は、コモン電極であり、その開孔の内側面が誘電体層で
覆われている。第1の基板には、メッシュ電極33に対
応した走査電極群35及び、信号電極群36が形成され
ている。また、その上には、アクティブマトリクス駆動
を行うために、メッシュ電極33の開孔に対応して、第
1の電極としての画素電極38及び薄膜トランジスタ3
7が形成されている。誘電体層34は、分散層中の電気
泳動粒子と対比色を担っている。マスク31は、電気泳
動粒子がメッシュ電極33の開孔の内側面に吸着された
とき、電気泳動粒子が十分に隠蔽され、かつなるべく開
孔率が高くなるように形成されており、その開孔は、メ
ッシュ電極33の開孔に対応している。
【0042】第1ないし第5の実施形態のいずれも図3
に示す電気泳動表示装置に適用することができる。各画
素の駆動の制御は、走査電極群と、画像信号を受ける信
号電極群とにより行われる。観測者は、マスク31側か
ら表示装置を見る。例えば、分散層及び電気泳動粒子と
対比色をなすようとして第1実施形態に述べた部材を用
いた場合について述べる。この場合、泳動粒子は、負に
帯電している。メッシュ電極33を設地し、画素電圧+
30Vとなるように、電圧印加を行った画素は、泳動粒
子が画素電極を被覆した誘電体層34を覆うため、泳動
粒子の色である黒表示となった。また一方、メッシュ電
極を設地し、画素電極−30Vとなるように電圧印加を
行った画素は、泳動粒子がメッシュ電極表面に吸着し、
マスク31に隠蔽され、画素電極を被覆した誘電体層の
色である白表示となった。さらに、黒表示、白表示とも
に電圧印加を止めた以降もその表示は維持され、本表示
装置がメモリ機能を有することを確認した。
【0043】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明の表示
装置では、電気泳動粒子を分散させた流体として色素材
料を含まない無色のものを使用し、流体以外の部材に泳
動粒子との対比色を担わせているため、泳動粒子あるい
は透明電極等にに従来のごとく色素材料が侵入、吸着す
ることもなく、明るさと高コントラストが両立した電気
泳動表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表示装置の一実施形態の一画素
の断面構成図。
【図2】本発明にかかる表示装置の他の実施形態の一画
素の断面構成図。
【図3】本発明にかかる電気泳動表示装置の全体構成を
説明するための図。
【符号の説明】
1、2…基板 3…スペーサ基板 4、5…電極 6、7、34…誘電体層 8…電気泳動粒子 9…透明流体 10…電気回路 11…遮蔽層 21…電極 22…誘電体層 31…マスク 32,42…ガラス基板 33…メッシュ電極 35…走査電極群 36…信号電極群 37…薄膜トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/167

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有する電気泳動表示装置で
    あって、前記画素は、第1の基板と、該第1の基板上に
    設けられた平面状の第1の電極と、該第1の電極側に、
    該第1の基板に対向して設けられた透明な第2の基板
    と、該第1及び第2の基板間に狭持され、無色の流体及
    び同極性の荷電をもつ少なくとも1種の電気泳動粒子を
    含む分散層と、該第2の基板表面のうち該分散層と反対
    側の表面の周囲に設けられた遮蔽層と、該第1及び第2
    の基板間の領域のうち、該遮蔽層により隠蔽された範囲
    内に設けられた第2の電極とを具備することを特徴とす
    る電気泳動表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極と前記分散層との間に、
    前記電気泳動粒子の色と対比し得る色を有する誘電体層
    が設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気泳
    動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極が前記電気泳動粒子の色
    と対比し得る色を有することを特徴とする請求項1の電
    気泳動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極が透明であり、かつ前記
    第1の基板が前記電気泳動粒子の色と対比し得る色を有
    することを特徴とする請求項1の電気泳動表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極及び第1の基板が透明で
    あり、かつ第1の基板の両表面のうち、分散層と反対側
    の表面に、前記電気泳動粒子と対比し得る色を有する誘
    電体層が設けられていることを特徴とする請求項1の電
    気泳動表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極及び第2の電極の他に、
    電気泳動粒子の移動領域を制約するための電極あるいは
    電極群を、前記第2の基板上にさらに具備することを特
    徴とする請求項1の電気泳動表示装置。
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