JP3419580B2 - ファクシミリ文書の表示方向検出装置 - Google Patents

ファクシミリ文書の表示方向検出装置

Info

Publication number
JP3419580B2
JP3419580B2 JP05212195A JP5212195A JP3419580B2 JP 3419580 B2 JP3419580 B2 JP 3419580B2 JP 05212195 A JP05212195 A JP 05212195A JP 5212195 A JP5212195 A JP 5212195A JP 3419580 B2 JP3419580 B2 JP 3419580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
facsimile
format
display
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05212195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08251392A (ja
Inventor
隆文 枝並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP05212195A priority Critical patent/JP3419580B2/ja
Publication of JPH08251392A publication Critical patent/JPH08251392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419580B2 publication Critical patent/JP3419580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ文書の表示
方向検出装置に関する。このファクシミリ文書の表示方
向検出装置は、ファクシミリ端末機から送信されてきた
ファクシミリ文書をパソコンや小型通信端末機等のCR
T又は液晶表示装置等のディスプレイに、その文書が紙
面の長手方向を縦とした状態で書かれた縦長書式である
か、また長手方向を横とした状態で書かれた横長書式で
あるかを検出し、文書の文字が適正に表示されるように
するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリシステムとしては、ファク
シミリ端末機同士でファクシミリ文書を通信する他に、
図8に示すように、ファクシミリ端末機(FAX)1か
ら送信されたファクシミリ文書を、通信回線2を介し
て、ファクシミリモデム3で受信し、更にパソコン4へ
送信してそのディスプレイ5に表示させる構成がある。
【0003】この場合、ファクシミリ文書が適正方向で
送信されてくるとは限らない。例えばA4サイズの紙面
に縦長書式で文書が書かれた場合に、文書の各行とファ
クシミリ端末機1の読み取り走査方向とが平行状態で且
つ文書の終端から送信された場合は適正方向で受信でき
るが、文書の先端から送信されてきた場合は逆方向で受
信することになる。
【0004】また、横長書式で文書が書かれた場合、文
書の各行とファクシミリ端末機1の読み取り走査方向と
が直交状態で送信された場合は、文書が正視位置から左
右の何れかに90度ずれた方向で受信することになる。
【0005】このような不具合を無くすために、ディス
プレイ5に表示する際に、文書を人が回転させて適正に
表示させるか、或いは自動回転処理によって適正に表示
させるかしなければならない。
【0006】自動回転処理を行う場合、受信側で適正方
向を検出するために、送信側でファクシミリ文書の周辺
や裏面にマークを付けたり、切り欠きを付ける等の方法
をとっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した裏
面にマークを付ける方法では、回転検出を行うための特
別なセンサが必要となり実現が困難な問題があった。
【0008】周辺にマークを付ける方法では、ファクシ
ミリ文書と、ファクシミリ文書が実際に送信される場合
の符号化されたイメージ情報との間に、イメージセンサ
の擦れによる読み込み漏れ、文書先端又は終端部分に付
加される送信元情報等によるマーク検出誤差があり、検
出が不安定である問題があった。
【0009】用紙に切り欠きを付ける方法では、特殊な
道具を用いたり、横長書式の場合には特殊な用紙を必要
としたり、切り欠き検出の為のハードウエアが必要にな
る等の問題があった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、受信ファクシミリ文書を正視できる適正状
態でディスプレイに表示することができるファクシミリ
文書の表示方向検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1に本発明のファクシ
ミリ文書の表示方向検出装置の原理図を示す。この図に
示す表示方向検出装置は、受信データであるファクシミ
リ文書が用紙の長手方向を縦とした状態で書かれた縦長
書式であるか、長手方向を横とした状態で書かれた横長
書式であるかを検出し、文書の文字が適正にディスプレ
イ表示されるようにするものであり、送信側で、ファク
シミリ文書を縦長書式とする場合、文書の先頭行と用紙
の上端との間隔を、文書の最終行と用紙の下端との間隔
よりも短くする縦長書式条件に従い、また、横長書式と
する場合、文書の先頭行の上部に文書文字よりも大きい
文字列を記述する横長書式条件に従うことを前提とす
る。
【0012】図中、11は符号化手段であり、前記した
ファクシミリ文書を1行毎にバックグラウンドを白、文
字を黒とした白及び黒のランレングス符号に変換して出
力するものである。
【0013】12は横方向ヒストグラム計算手段であ
り、ランレングス符号の黒ランレングスのみを1行毎に
積算し、この積算値である棒データが行順に配列された
横方向ヒストグラムを求めるものである。
【0014】13は縦方向ヒストグラム計算手段であ
り、ランレングス符号の白から黒ランレングスへの第1
変化点及びその位置と、黒から白ランレングスへの第2
変化点及びその位置とを1行毎に検出し、この検出され
た同位置の第1及び第2変化点を所定行数単位毎に積算
し、この積算値である棒データが列順に配列された縦方
向ヒストグラムを複数求めるものである。
【0015】14は縦長/横長書式判定手段であり、横
方向ヒストグラムの上端の棒データと用紙上端との上部
間隔を求めると共に、下端の棒データと用紙下端との下
部間隔を求め、上部及び下部間隔が異なる場合に縦長書
式と判定し、同一の場合に横長書式と判定するものであ
る。
【0016】16は上下判定手段であり、縦長/横長書
式判定手段14が縦長書式と判定した場合に、上部間隔
が下部間隔よりも短ければ文書が正立、長ければ逆立と
判定するものである。
【0017】19は正回転指示手段であり、上下判定手
段16で正立と判定された場合に、文書をそのままの状
態で表示する指示を行う正回転指示符号を、ファクシミ
リ文書が記憶された記憶手段21の該当ファクシミリ文
書に付加するものである。
【0018】20が逆回転指示手段であり、上下判定手
段16で逆立と判定された場合に、文書を180度回転
して表示する指示を行う逆回転指示符号を、記憶手段2
1の該当ファクシミリ文書に付加するものである。
【0019】15は左右判定手段であり、縦長/横長書
式判定手段14が横長書式と判定した場合に、複数の縦
方向ヒストグラムの左端及び右端の棒データの位置を求
め、他のものよりも左方向に飛び出した棒データが存在
する場合に横長書式の文書が左に90度回転して擦れ、
他のものよりも右方向に飛び出した棒データが存在する
場合に文書が右に90度回転して擦れていると判定する
ものである。
【0020】17は右回転指示手段であり、左右判定手
段15で文書が左に90度回転して擦れていると判定さ
れた場合に、文書を右に90度回転させて表示する指示
を行う右回転指示符号を、記憶手段21の該当ファクシ
ミリ文書に付加するものである。
【0021】18は左回転指示手段であり、文書が右に
90度回転して擦れていると判定された場合に、文書を
左に90度回転させて表示する指示を行う左回転指示符
号を、記憶手段21の該当ファクシミリ文書に付加する
ものである。
【0022】22は回転制御手段であり、記憶手段21
のファクシミリ文書を読み出し、この読み出されたファ
クシミリ文書に付加された正、逆、左及び右回転指示符
号の何れかに従って文書をディスプレイ手段5に表示す
るものである。
【0023】
【作用】上述した本発明において、例えば縦長書式条件
に従ったファクシミリ文書データが送信されてきたとす
る。
【0024】この場合、符号化手段11で、そのファク
シミリ文書の各行が白及び黒のランレングス符号に変換
され、横方向ヒストグラム計算手段12において、ラン
レングス符号から横方向ヒストグラムが求められる。
【0025】この横方向ヒストグラムは、縦長/横長書
式判定手段14に入力され、ここで、横方向ヒストグラ
ムから文書の上部間隔及び下部間隔が求められるが、縦
長書式文書なので、上部及び下部間隔が異なっており縦
長書式と判定される。
【0026】この場合、上下判定手段16において、上
部間隔が下部間隔よりも短いかどうかが判定される。長
かったとすると文書が逆立と判定される。この逆立と判
定された場合、逆回転指示手段20によって、文書を1
80度回転して表示する指示を行う逆回転指示符号が記
憶手段21の該当ファクシミリ文書に付加される。
【0027】そして、回転制御手段22によって、その
逆回転指示符号の付加されたファクシミリ文書が読みだ
され、この読みだされた文書が、それに付加された逆回
転指示符号に従って180度回転させられ、ディスプレ
イ手段5に表示される。このように処理されることによ
って、逆立状態で送信されてきた縦長書式のファクシミ
リ文書が正立して表示される。
【0028】一方、横長書式条件に従ったファクシミリ
文書データが送信されてきたとする。この場合、符号化
手段11で、そのファクシミリ文書の各行が白及び黒の
ランレングス符号に変換され、縦方向ヒストグラム計算
手段13において、ランレングス符号から複数の縦方向
ヒストグラムが求められる。
【0029】この複数の縦方向ヒストグラムは、縦長/
横長書式判定手段14に入力され、ここで、縦方向ヒス
トグラムから文書の上部間隔及び下部間隔が求められる
が、横長書式文書なので、上部及び下部間隔が同一であ
り横長書式と判定される。
【0030】横長書式と判定されると、左右判定手段1
5で、複数の縦方向ヒストグラムの左端及び右端の棒デ
ータが他のものよりも左右方向に飛び出しているか否か
が検出されるが、ここでは左方向に他のものよりも飛び
出た棒データが存在するとする。この場合、横長書式の
文書が左に90度回転して擦れていると判定される。
【0031】左に90度ずれていると判定された場合、
右回転指示手段17によって、文書を右に90度回転さ
せて表示する指示を行う右回転指示符号が、記憶手段2
1の該当ファクシミリ文書に付加される。
【0032】そして、回転制御手段22によって、その
右回転指示符号の付加されたファクシミリ文書が読みだ
され、この読みだされた文書が、それに付加された右回
転指示符号に従って右に90度回転させられ、ディスプ
レイ手段5に表示される。このように処理されることに
よって、左に90度回転して送信されてきた横長書式の
ファクシミリ文書が正立して表示される。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例によるファクシ
ミリ文書の表示方向検出装置のブロック構成図である。
【0034】図2に示す表示方向検出装置100は、例
えば従来例で説明した図8に示すファクシミリシステム
のパソコン4に内蔵されているとする。最初に、表示方
向検出装置100を使用する場合の送信側で行う必要条
件について図3及び図4を参照して説明する。図3はA
4版用紙を縦長書式として用いた場合を示す図、図4は
A4版用紙を横長書式として用いた場合を示す図であ
る。
【0035】図3に示すように、縦長書式とされた用紙
2に、文書の文字が□で示すように書かれているものと
する。このように縦長書式とする場合、符号3で示す文
書の先頭行(1行目)と用紙2の上端との間隔4を、符
号5で示す文書の最終行(N行目)と用紙2の下端との
間隔6よりも短くすることが条件(縦長書式条件)とな
る。
【0036】図4に示すように、横長書式とされた用紙
8に、文書の文字が符号9で示すサイズの□で示すよう
に書かれているものとする。このように横長書式とする
場合、符号10で示す□のように、符号9で示す□の縦
倍角又は4倍角以上のサイズで、文書本文の先頭行より
も用紙8の上端に近い位置に、見出し或いはそれに代わ
る文字を書くことが条件(横長書式条件)となる。
【0037】各々の条件は、一般的な文書を書く場合に
馴染み深いものであり、このようにすることによって文
書が見やすい形態となる。更には従来のように特別なマ
ーク等を記入しないので書面の見苦しさがなくなる。
【0038】このような条件によって文書が書かれた用
紙2又は8が、図8に示したファクシミリ端末機1から
ファクシミリ文書データとして送信され、通信回線2及
びモデム3を介してパソコン4に設けられた図2に示す
表示方向検出装置100に入力されるものとする。
【0039】図2を参照して表示方向検出装置100を
説明する。表示方向検出装置100において、11は符
号化部、12は横方向ヒストグラム計算部、13は縦方
向ヒストグラム計算部、14は縦長/横長書式判定部、
15は左右判定部、16は上下判定部、17は右回転指
示部、18は左回転指示部、19は正回転指示部、20
は逆回転指示部、21はメモリ部、22は回転制御部、
23は回転修正部、24はパソコン4のキーボード等の
操作部であり、また5はディスプレイ部であり、ここで
は図8に示したパソコン4のディスプレイ5とする。
【0040】符号化部11は、ファクシミリ端末機1か
ら送信されてきたファクシミリ文書データ31を文書の
1行毎に符号化することによって文書のバックグラウン
ドを白、文字を黒とした白及び黒のランレングス符号3
2を出力するものである。
【0041】横方向ヒストグラム計算部12は、ランレ
ングス符号32の黒ランレングスのみを1行毎に加算す
ることによって横方向ヒストグラムを求めるものであ
る。例えば図5に符号2′で示すように、ランレングス
符号32が図3に示した縦長書式用紙2に書かれた文書
のものである場合、第1行目33〜第N行目34の各行
において黒ランレングスを矢印Y1で示す横方向に各々
加算することによって、各行の黒ランレングス量を示す
データ(棒データと呼ぶ)35〜36を得る。
【0042】但し、この計算を行う場合、符号37の○
で示すように、ファクシミリ文書データ31送信時に、
用紙2′の上端部に送信元情報が付けられ、それが符号
38で示すように棒データとなるので、横方向ヒストグ
ラム計算を行う場合は、上下端部の所定幅(例えば1c
m)は計算から除外するようになっている。
【0043】このようにして得られる横方向ヒストグラ
ムデータ40が縦長/横長書式判定部14へ出力され
る。縦方向ヒストグラム計算部13は、縦方向ヒストグ
ラムを求めるものである。この計算処理を図6及び図7
を参照して説明する。
【0044】例えば、図6に符号8′で示すように、図
4に示した横長書式用紙8が、それに書かれた文書の各
行42,43〜44とファクシミリ端末機1の読み取り
走査方向とが直交状態で送信され、文書が正視位置から
左に90度ずれた方向で受信された場合のファクシミリ
文書データ31からランレングス符号32が得られたも
のとする。
【0045】このランレングス符号32から、図7に示
すように、各行の符号化ランレングス46,47,48
の白ランレングスから黒ランレングスへの変化点(上方
向矢印)を「1」、黒から白への変化点(下方向矢印)
を「−1」とした変化点を各行毎に求め、その同位置の
変化点「1」同士、「−1」同士を、定められた行数単
位毎(例えば10行毎)に加算して累積する。
【0046】この加算の際にバッファメモリ手段を用い
る。最初に符号49で示すようにバッファメモリ手段が
初期化状態であるとする。まず、第1行目のランレング
ス46の変化点「1」及び「−1」が矢印Y2で示す方
向に順次求められ、その都度変化位置と共に、符号50
で示すようにバッファメモリ手段に記憶される。符号5
4で示す変化点「1」が符号54′で示すように記憶さ
れ、符号55で示す変化点「−1」が符号55′で示す
ように記憶される。
【0047】次に、第2行目のランレングス47の変化
点「1」及び「−1」が順次求められ、その変化位置と
共に符号51で示すようにバッファメモリ手段に記憶さ
れる。この2行目では、第1行目で記憶された変化点
「1」及び「−1」と同位置の場合は、2行目の変化点
「1」及び「−1」が1行目ものに加算される。
【0048】即ち、符号56で示す変化点「1」が符号
56′で示すように符号54′の変化点「1」に加算さ
れ、変化点「2」として記憶される。次に、第3行目の
ランレングス48の変化点「1」及び「−1」が順次求
められ、その変化位置と共に符号52で示すようにバッ
ファメモリ手段に記憶される。
【0049】ここで、変化点「1」及び「−1」の加算
単位が3行であれば、符号57で示すような縦方向ヒス
トグラムが求められる。このようにして、図6に符号5
8,59,60の矢印で示すように各行数単位毎に縦方
向ヒストグラム61,62,63を求める。但し、行数
単位は、用紙8′のファクシミリ送信方向の長さを複数
分割して求めるものとする。
【0050】このようにして得られる縦方向ヒストグラ
ムデータ65が縦長/横長書式判定部14へ出力され
る。縦長/横長書式判定部14は、送信されてきたファ
クシミリ文書データ31が縦長書式のものか横長書式の
ものかを判定するものである。図5にに示すように、横
方向ヒストグラムデータ40から得られる先頭棒データ
35と用紙2′の上端との長さ67を求めると共に、最
終棒データ36との下端との長さ68を求め、上部及び
下部長さ67,68が縦長書式条件に当てはまっていれ
ば縦長書式と判定し、上部及び下部長さ67,68を含
む縦長書式判定データ69を上下判定部16へ出力す
る。
【0051】ここで縦長書式でないと判定された場合、
横長書式判定データ70を左右判定部15へ出力する。
上下判定部16は、縦長書式判定データ69が入力され
ると、そのデータ69が示す上部及び下部長さ67,6
8の関係から、上部長さ67が下部長さ68よりも短け
れば、縦長書式用紙2′の文書が正立と判定し、正立判
定データ71を正回転指示部19へ出力し、上部長さ6
7が下部長さ68よりも長ければ、縦長書式用紙2′の
文書が逆立と判定し、逆立判定データ72を逆回転指示
部20へ出力する。
【0052】正回転指示部19は、正立判定データ71
が入力されると、ファクシミリ文書データ31に対応す
る縦長書式2′の文書をディスプレイ部5に表示する際
に、そのままの状態で表示することを示す正回転指示符
号73をメモリ部21へ出力する。その正回転指示符号
73は、メモリ部21に記憶された該当頁のファクシミ
リ文書データ31に付加されて記憶される。
【0053】逆回転指示部20は、逆立判定データ72
が入力されると、ファクシミリ文書データ31に対応す
る縦長書式2′の文書をディスプレイ部5に表示する際
に、180度逆転して表示することを示す逆回転指示符
号74をメモリ部21へ出力する。その逆回転指示符号
74は、メモリ部21に記憶された該当頁のファクシミ
リ文書データ31に付加されて記憶される。
【0054】左右判定部15は、横長書式判定データ7
0が入力されると、受信文書が横長書式8′であること
を認識し、それが左右何れに90度ずれているかを判定
するものである。
【0055】この判定は、横方向ヒストグラムデータ4
0から、図6に示す各縦方向ヒストグラム61〜63に
おける左端の棒データ79,80,81の位置と右端の
棒データ82,83,84の位置とを求め、他のものよ
りも左方向に飛び出した棒データ81が存在する場合
は、左側が横長書式8′の上側であり横長書式8′が左
に90度ずれていると判定し、他のものよりも右方向に
飛び出した棒データ81が存在する場合は、右側が横長
書式8′の上側であり横長書式8′が右に90度ずれて
いると判定する。
【0056】左に90度ずれていると判定した場合、左
擦れ判定データ86を右回転指示部17へ出力し、右に
90度ずれていると判定した場合、右擦れ判定データ8
6を左回転指示部18へ出力する。
【0057】右回転指示部17は、左擦れ判定データ8
6が入力されると、ファクシミリ文書データ31に対応
する横長書式8′の文書をディスプレイ部5に表示する
際に、右に90度回転させて表示することを示す右回転
指示符号88をメモリ部21へ出力する。その右回転指
示符号88は、メモリ部21に記憶された該当頁のファ
クシミリ文書データ31に付加されて記憶される。
【0058】左回転指示部18は、右擦れ判定データ8
9が入力されると、ファクシミリ文書データ31に対応
する横長書式8′の文書をディスプレイ部5に表示する
際に、左に90度回転させて表示することを示す左回転
指示符号89をメモリ部21へ出力する。その左回転指
示符号89は、メモリ部21に記憶された該当頁のファ
クシミリ文書データ31に付加されて記憶される。
【0059】ここで、パソコン4のキーボード等の操作
部24から表示の指示信号90が回転制御部22へ出力
されると、回転制御部22はメモリ部21に記憶された
ファクシミリ文書データ31及びその正・逆・左・右何
れかの回転指示符号73,74,88,89が付された
文書データ91を読み出し、その正・逆・左・右何れか
の回転指示符号73,74,88,89に従って文書を
ディスプレイ部5に表示する。
【0060】これによって、ディスプレイ部5に受信フ
ァクシミリ文書を正視できる適正状態でディスプレイに
表示することができる。従って、従来のように、自動回
転処理を行う場合、受信側で適正方向を検出するため
に、送信側でファクシミリ文書の周辺や裏面にマークを
付けたり、切り欠きを付ける等の方法を取らなくともよ
いので、従来のように、マークの回転検出を行うための
特別なセンサも必要なく、また、ファクシミリ文書と、
ファクシミリ文書が実際に送信される場合の符号化され
たイメージ情報との間に、イメージセンサの擦れによる
読み込み漏れ、文書先端又は終端部分に付加される送信
元情報等によるマーク検出誤差があり、検出が不安定で
あるといった問題もなくなり、更には、用紙に切り欠き
を付ける特殊な道具、横長書式の場合に特殊な用紙を必
要としたり、切り欠き検出の為のハードウエアが必要に
なるといったことがなくなる。
【0061】ところで、図2におけるディスプレイ部5
への文書の自動表示において、操作者が表示が誤ってい
ると認識した場合、例えば回転制御部22が逆回転指示
符号74に従って文書をディスプレイ部5に表示した
が、文書が逆立に表示された場合、その表示を正すため
の指示を行う。
【0062】この修正指示信号92が回転修正部23に
入力されると、回転修正部23は回転制御部22から逆
回転指示符号74を読み出し、それを正回転指示符号7
3に修正し、正回転指示符号73である修正指示符号9
3をメモリ部21の該当するファクシミリ文書データ3
1の逆回転指示符号74に上書きする。
【0063】これによって、以降操作者がディスプレイ
部5に受信ファクシミリ文書を表示する場合、正視でき
る適正状態でディスプレイに表示することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファクシ
ミリ文書の表示方向検出装置によれば、受信ファクシミ
リ文書が上下逆に表示されるように送信されてきたり、
左右90度回転して表示されるように送信されてきたと
しても、それを検出して修正することによって、文書を
正視できる適正状態でディスプレイに表示することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例によるファクシミリ文書の表
示方向検出装置のブロック構成図である。
【図3】縦長書式の文書を示す図である。
【図4】横長書式の文書を示す図である。
【図5】横方向ヒストグラム計算説明図である。
【図6】縦方向ヒストグラム計算説明図である。
【図7】他の縦方向ヒストグラム計算説明図である。
【図8】ファクシミリシステム図である。
【符号の説明】
5 ディスプレイ手段 11 符号化手段 12 横方向ヒストグラム計算手段 13 縦方向ヒストグラム計算手段 14 縦長/横長書式判定手段 15 左右判定手段 16 上下判定手段 17 右回転指示手段 18 左回転指示手段 19 正回転指示手段 20 逆回転指示手段 21 記憶手段 22 回転制御手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データであるファクシミリ文書が用
    紙の長手方向を縦とした状態で書かれた縦長書式である
    か、長手方向を横とした状態で書かれた横長書式である
    かを検出し、文書の文字が適正にディスプレイ表示され
    るようにするファクシミリ文書の表示方向検出装置にお
    いて、 送信側で、前記ファクシミリ文書を前記縦長書式とする
    場合、文書の先頭行と用紙の上端との間隔を、文書の最
    終行と用紙の下端との間隔よりも短くする縦長書式条件
    に従い、前記横長書式とする場合、文書の先頭行の上部
    に文書文字よりも大きい文字列を記述する横長書式条件
    に従うことを前提とし、 前記ファクシミリ文書を1行毎にバックグラウンドを
    白、文字を黒とした白及び黒のランレングス符号に変換
    して出力する符号化手段と、 該ランレングス符号の黒ランレングスのみを1行毎に積
    算し、この積算値である棒データが行順に配列された横
    方向ヒストグラムを求める横方向ヒストグラム計算手段
    と、 該ランレングス符号の白から黒ランレングスへの第1変
    化点及びその位置と、黒から白ランレングスへの第2変
    化点及びその位置とを1行毎に検出し、この検出された
    同位置の第1及び第2変化点を所定行数単位毎に積算
    し、この積算値である棒データが列順に配列された縦方
    向ヒストグラムを複数求める縦方向ヒストグラム計算手
    段と、 該横方向ヒストグラムの上端の棒データと用紙上端との
    上部間隔を求めると共に、下端の棒データと用紙下端と
    の下部間隔を求め、上部及び下部間隔が異なる場合に前
    記縦長書式と判定し、同一の場合に前記横長書式と判定
    する縦長/横長書式判定手段と、 該縦長/横長書式判定手段が縦長書式と判定した場合
    に、該上部間隔が下部間隔よりも短ければ文書が正立、
    長ければ逆立と判定する上下判定手段とを具備したこと
    を特徴とするファクシミリ文書の表示方向検出装置。
  2. 【請求項2】 前記縦長/横長書式判定手段が横長書式
    と判定した場合に、前記複数の縦方向ヒストグラムの左
    端及び右端の棒データの位置を求め、他のものよりも左
    方向に飛び出した棒データが存在する場合に該横長書式
    の文書が左に90度回転して擦れ、他のものよりも右方
    向に飛び出した棒データが存在する場合に文書が右に9
    0度回転して擦れていると判定する左右判定手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ文書の
    表示方向検出装置。
  3. 【請求項3】 前記上下判定手段が正立と判定した場合
    に、文書をそのままの状態で表示する指示を行う正回転
    指示符号を、前記ファクシミリ文書が記憶された記憶手
    段の該当ファクシミリ文書に付加する正回転指示手段
    と、該上下判定手段が逆立と判定した場合に、文書を1
    80度回転して表示する指示を行う逆回転指示符号を、
    該記憶手段の該当ファクシミリ文書に付加する逆回転指
    示手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載のファ
    クシミリ文書の表示方向検出装置。
  4. 【請求項4】 前記左右判定手段が文書が左に90度回
    転して擦れていると判定した場合に、文書を右に90度
    回転させて表示する指示を行う右回転指示符号を、前記
    ファクシミリ文書が記憶された記憶手段の該当ファクシ
    ミリ文書に付加する右回転指示手段と、該左右判定手段
    が文書が右に90度回転して擦れていると判定した場合
    に、文書を左に90度回転させて表示する指示を行う左
    回転指示符号を、該記憶手段の該当ファクシミリ文書に
    付加する左回転指示手段とを設けたことを特徴とする請
    求項2記載のファクシミリ文書の表示方向検出装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段のファクシミリ文書を読み
    出し、この読み出されたファクシミリ文書に付加された
    前記正、逆、左及び右回転指示符号の何れかに従って文
    書をディスプレイ手段に表示する回転制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3又は4記載のファクシミリ文
    書の表示方向検出装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスプレイ手段に表示された文書
    が適正に表示されていない場合、前記回転制御手段が文
    書表示に用いた前記正、逆、左及び右回転指示符号の何
    れかを、該ディスプレイ手段に文書が適正に表示される
    ように修正し、この修正された指示符号を前記記憶手段
    の該当正、逆、左及び右回転指示符号の何れかに上書き
    する回転修正手段を設けたことを特徴とする請求項6記
    載のファクシミリ文書の表示方向検出装置。
  7. 【請求項7】 前記横長書式条件において、文書の先頭
    行の上部に文書文字の縦2倍角以上の文字列を記述する
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ文書の表
    示方向検出装置。
  8. 【請求項8】 前記横方向ヒストグラム計算手段が前記
    横方向ヒストグラムを求める場合、前記用紙の上端から
    下端に向かう所定幅部分、及び該用紙の下端から上端に
    向かう所定幅部分は、前記ランレングス符号における黒
    ランレングスの積算を実行しないようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のファクシミリ文書の表示方向検出
    装置。
JP05212195A 1995-03-13 1995-03-13 ファクシミリ文書の表示方向検出装置 Expired - Fee Related JP3419580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05212195A JP3419580B2 (ja) 1995-03-13 1995-03-13 ファクシミリ文書の表示方向検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05212195A JP3419580B2 (ja) 1995-03-13 1995-03-13 ファクシミリ文書の表示方向検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08251392A JPH08251392A (ja) 1996-09-27
JP3419580B2 true JP3419580B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=12906051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05212195A Expired - Fee Related JP3419580B2 (ja) 1995-03-13 1995-03-13 ファクシミリ文書の表示方向検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419580B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6244861B2 (ja) * 2013-12-04 2017-12-13 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08251392A (ja) 1996-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW452747B (en) Image status detecting and document image correcting apparatus and methods and computer readable and information storage media
CN101609283B (zh) 图像处理装置及图像处理方法
JP2000132651A (ja) 無境界クロックなし2次元バ―コ―ドとそのプリント法および読みとり法
US7287698B2 (en) Automatic cleanup of machine readable codes during image processing
JP3419580B2 (ja) ファクシミリ文書の表示方向検出装置
US5113267A (en) Apparatus for and method of reconstructing a document
US7925115B2 (en) Image processing device capable of detecting and correcting inclination of image
JP2009272962A (ja) 画像処理装置
JP2017175463A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像読取装置
JP2005109754A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP4866184B2 (ja) 画像処理装置、画像方向判別方法、および画像方向判別プログラム
JPS6033332B2 (ja) フアクシミリを用いた情報入力方式
JP4309881B2 (ja) 身分証認識装置及び身分証認識方法
JP2967343B2 (ja) デジタルデータ記録紙
JP2568796B2 (ja) 画像通信装置
JPH07210628A (ja) 免許証読み取り装置
JP3135785B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3112824B2 (ja) 携帯型画像読取装置
US20040263888A1 (en) Apparatus and method for printing an image on a print medium
JPH06253099A (ja) 画像読取方法
JPH02207658A (ja) 画像データ読取り装置
KR101695227B1 (ko) 화상형성장치 및 그 양면 카드 복사 방법
JP2003078690A (ja) イメージデータの補正方法
JPH06290296A (ja) 文字認識装置
JPH06261203A (ja) 端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees