JP3418606B2 - Pc橋における桁部材 - Google Patents
Pc橋における桁部材Info
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Description
クリート製の桁部材を橋軸方向に連結した主桁の橋軸方
向に架設されるPCケーブルによりプレストレスを導入
して構成されるPC橋において、PCケーブルが定着さ
れる横桁を有する桁部材に関するものである。
支点間等に架設されるPCケーブルにより橋軸方向にプ
レストレスが導入されるPC橋(プレストレストコンク
リート橋)の内、図5に示すようにPC箱桁橋等のよう
に主桁を予めプレキャスト化された複数個の桁部材から
構成し、上下の床版間等、主桁の断面外に配置されるP
Cケーブルによって桁部材を連結しながらプレストレス
を導入する場合、PCケーブルの端部は橋脚や橋台等の
支点上に位置する桁部材に定着される。
ブからなり、支点上に位置する桁部材の上下の床版間に
はPCケーブルを偏向させて配置し、端部を定着させる
ための横桁が形成されるが、横桁にはPCケーブルの張
力を負担するのに十分な強度と剛性を持たせる必要があ
るため、従来は図11に示すように横桁の橋軸方向両端部
分に橋軸に直交する方向にPC鋼材を配置し、プレスト
レスを導入することが行われている。プレストレスを導
入しなければ、横桁が厚くなり、桁部材の重量が極端に
大きくなる。
された後、現場へ搬送されるが、支点上に位置する桁部
材は横桁を有する分、重量が大きいため、搬送効率の面
より、桁部材の少なくとも横桁部分を現場打ちコンクリ
ートで形成することが多く、その場合、PC鋼材は緊張
後に横桁の周面に定着されることになる。
や上床版部分のコンクリート打設時に予め横桁の周囲に
形成された箱形の空洞部に定着されることから、定着部
の被覆上、定着後に空洞部にコンクリートを充填する必
要が生ずるが、その場合、空洞部形成時に打設されたコ
ンクリートと後から充填されるコンクリートがコールド
ジョイントになり易く、打継ぎ目が水みちとなり易いた
め、雨水の浸入により定着具やPC鋼材への発錆、コン
クリートの剥離等の障害を招き、桁部材の耐久性を低下
させる原因になる。
キャスト化する場合にも横桁部分が一度に打設されるコ
ンクリートにより形成される以上、PC鋼材を配置する
場合にはプレテンション式にプレストレスを導入するこ
とが難しく、横桁のコンクリート打設後でなければPC
鋼材端部の定着を行えないことに変わりないため、コン
クリートによる定着部の後埋めは必要となり、コールド
ジョイントによる桁部材の耐久性低下の問題が伴う。
ためにコンクリートを充填すれば、桁部材の側面等の表
面にコンクリートの打継ぎ目が露出するため、PC橋の
外観が低下する。
ントの発生を解消し、耐久性と美観の高い桁部材を提案
するものである。
が定着される桁部材の横桁の少なくとも一端に、予めプ
レストレスを与えたプレキャストコンクリート製の横桁
部材を配置し、桁部材の製作時に横桁部材をその周囲に
おいて桁部材本体を構成するコンクリートに定着させる
ことにより、横桁へのプレストレスの導入に伴うコール
ドジョイントの発生をなくし、コールドジョイントによ
る定着具等への発錆、コンクリートの剥離等を防止し、
桁部材の耐久性とPC橋の美観を向上させる。
し、プレキャストコンクリートで製作され、PCケーブ
ルの張力に対して曲げ剛性と曲げ強度を確保するために
橋軸直角方向にプレストレスが与えられる。
端に配置され、横桁部材の周囲が桁部材の本体を構成す
るコンクリートに定着されることにより横桁を形成す
る。プレストレスが与えられた横桁部材はPCケーブル
の定着数やPCケーブルへの張力の大きさに応じ、横桁
の橋軸方向に一枚、もしくは複数枚配置される。
はその桁部材までに架設されるPCケーブルが定着され
ればよいことから、横桁部材は横桁の少なくとも一端に
配置されればよいが、主桁の中間部の支点に位置する場
合は桁部材の両側に架設されるPCケーブルが定着され
るため、横桁部材は少なくとも横桁の両端に配置され
る。
配置されるPC鋼材等の緊張材が緊張されることにより
与えられる。緊張材は縦方向や横方向等、開口を外した
任意の方向に配置されるが、請求項2に記載のようにプ
レストレスがプレテンションで与えられれば、横桁部材
の製作時点で緊張材端部の横桁部材周面への露出を回避
できるため、請求項3に記載のように横桁部材の周面
に、桁部材本体のコンクリートとの一体性を確保するた
めのシアコネクタを突設する場合のシアコネクタとの干
渉がなくなる利点がある。この場合、シアコネクタを周
方向に部分的に突設する他、連続的に突設することがで
き、突設上の自由度が増す。
クリートの周囲に定着されている横桁部材が横桁の橋軸
方向の端部位置に配置された状態で横桁を含むコンクリ
ートが打設されることにより製作されるため、横桁部材
へのプレストレスの導入方式に関係なく、緊張材端部の
横桁周面への露出は回避される。この結果、緊張材端部
を被覆するためのコンクリートの後埋めが不要になり、
コールドジョイントの発生が解消され、併せてPC橋の
美観も向上する。
も一端に配置されることで、横桁部分の、または横桁部
分を含む桁部材全体のコンクリート打設時の捨て型枠と
して利用できるため、その部分での型枠の組立と解体が
不要になり、桁部材製作時の省力化が図られる。
は、図1〜図3に示すようにPCケーブル3挿通用の開
口7を有し、内部に配置される緊張材6によりプレスト
レスが与えられた状態でプレキャストコンクリート5で
製作された横桁部材4が橋軸方向の少 なくとも一端に配
置され、横桁部材4が周囲において桁部材を構成するコ
ンクリートに定着されたものである。横桁部材4は主桁
1を構成する一ブロックである桁部材2の一部となる。
ンクリート製の桁部材2を橋軸方向に連結して構成さ
れ、△で示す支点以外に位置する桁部材2は上床版2aと
下床版2b、及び両床版2a,2bをつなぐウェブ2cからな
る。
れる桁部材2の上床版2aと下床版2b間にはPCケーブル
3の張力を負担するのに十分な厚さを持つ横桁2dが形成
され、横桁部材4は横桁2dの一部となる。
するような版状、もしくはブロック状等に形成される。
緊張材6は横桁部材4の面内方向等、橋軸直角方向に配
置され、その方向にプレキャストコンクリート5にプレ
ストレスを与える。横桁2dに桁部材2の軽量化のために
橋軸方向に貫通する開口部2eが形成される場合は横桁部
材4にも開口部4aが形成される。開口部2e,4aはPCケ
ーブル3と緊張材6の配置位置以外の部分に形成され
る。
のみ緊張材6を配置した場合、図6は二方向に緊張材6
を配置した場合の横桁部材4と桁部材2との関係を示す
が、緊張材6は開口7と開口部4aを外した位置であれ
ば、横桁部材4の必要な剛性と強度を持たせるのに十分
な範囲で、プレキャストコンクリート5内の任意の方向
に配置される。
に十分な本数配置され、プレキャストコンクリート5へ
はプレテンション、またはポストテンションによってプ
レストレスが導入される。緊張材6にはPC鋼材や棒鋼
等の鋼材の他、繊維強化プラスチック製の線状材が使用
される。
場合には図1,図2,図6−(a) に示すように横桁部材
4を製作した時点で緊張材6の端部がプレキャストコン
クリート5内に埋設されるため、緊張材6が横桁部材4
の表面に露出することを回避できる利点があるが、横桁
部材4は最終的には後から打設され、横桁部材4と共に
横桁2dを構成するコンクリート中に埋設されるため、ポ
ストテンションでプレストレスを導入する場合にも緊張
材6の端部定着部が桁部材2のいずれかの表面に露出す
ることはなく、PC橋の美観を低下させることはない。
ケーブル3は支点上の横桁2dを貫通し、その横桁2dに関
してPCケーブル3の中間部の反対側に位置する横桁部
材4に定着される。PCケーブル3の端部は横桁部材4
の開口7を挿通し、プレキャストコンクリート5に定着
される。
上に位置する桁部材2を示していることから、横桁部材
4,4を横桁2dの橋軸方向の両端に配置しているが、桁
部材2が主桁1の全長の内、端部の支点上に位置する場
合には横桁2dに関して片側にのみPCケーブル3が定着
されるため、横桁部材4は横桁2dのPCケーブル3を定
着する側の端部にのみ配置されれば足りる。
言えば、支点の右側に架設されているPCケーブル3は
横桁2dの右側の横桁部材4の開口7を貫通し、左側の横
桁部材4の開口7を貫通してその横桁部材4に定着され
る。図5において左側の支点の左側にもPCケーブル3
が架設される場合にはそのPCケーブル3の端部は左側
の横桁部材4の開口7を貫通し、右側の横桁部材4に定
着される。
ケーブル3挿通用の開口7は鋼管等の管状の型枠8をプ
レキャストコンクリート5中に埋設することにより形成
され、PCケーブル3が定着される開口7の定着側の面
には開口を有するプレート等の支圧板9が埋め込まれ
る。図1は図3のx−x線の矢視図を、図2はy−y線
の矢視図を示すが、図1は横桁部材4の一方の面を、図
2は他方の面を示している。図4は横桁部材4の配筋の
様子を示す。
にはPCケーブル3の端部が定着される開口7に連続す
るシース10が埋設される。横桁2dの両側に横桁部材4,
4が配置される場合は両横桁部材4,4の開口7,7間
に配置される。
桁部材4をその周囲において上床版2aと下床版2b、及び
ウェブ2cに埋め込む形で横桁2dの端部に配置すると共
に、横桁部材4の周囲に桁部材2のコンクリートとの一
体性を確保するためのプレート、または図7に示す孔明
きのプレートや鉄筋等のシアコネクタ11を突設している
が、横桁部材4の周囲のコンクリートへの埋め込み深さ
が大きければ、その埋め込み部分において桁部材2のコ
ンクリートとの一体性が得られるため、一体性を確保す
る上では必ずしもシアコネクタ11を突設する必要はな
い。
の内周側にある二点鎖線と、図2における横桁部材4の
外形を示す実線の内周側にある破線は上床版2aと下床版
2b、及びウェブ2cの内周面の位置を示し、横桁部材4の
周囲がその位置まで埋め込まれることを示している。
突設した場合にはシアコネクタ11によって桁部材2のコ
ンクリートとの一体性が確保されるため、必ずしも周囲
を上床版2aと下床版2b、及びウェブ2cに埋め込むように
配置する必要はない。
方向の少なくとも一端に配置されることで、PCケーブ
ル3の張力を負担しながら、横桁2dを構成するコンクリ
ートに接触する面からそのコンクリートに伝達する。
両側に隣接する桁部材2,2との間に現場打ちコンクリ
ート15を打設して主桁1を形成していることから、図3
では上下の鉄筋からなるシアコネクタ11,11を現場打ち
コンクリート15,15との間に跨るように突設している。
レキャストコンクリートで製作する場合の桁部材2の製
作手順を説明する。 (a) に示すように下床版2bの下とウェブ2cの外側、及び
上床版2aのウェブ2cから張り出す部分の下に型枠12a,
12b,12cを組み立て、(b) に示すように下床版2bとウ
ェブ2c、及び上床版2aの張り出し部分に鉄筋13を配筋す
る。
鉄筋13上に型枠12aから浮かせた状態で横桁部材4を設
置する。このとき、シアコネクタ11として図7に示す孔
明きのプレートを使用している場合には必要によりプレ
ートの孔に鉄筋が通される。図9は(c) のA−A線の断
面を示す。
2c,2c間の部分の鉄筋13と、上床版2aに橋軸直角方向に
緊張材14を配置する場合の緊張材14を配置し、下床版2b
の上側とウェブ2cの内側、及び上床版2aのウェブ2c,2c
間の部分の下側に型枠12d,12e,12fを設置し、(e)
に示すように型枠12a,12d間、12b,12e間、及び12
c,12f上にコンクリートを打設して桁部材2が製作さ
れる。
床版2aの張り出し長さは図7に示すように左右対称とは
限らない。横桁部材4は横桁2d部分の橋軸方向側(妻
側)の型枠として利用されるため、下床版2bの上側の型
枠12dとウェブ2cの内側の型枠12e、及び上床版2aのウ
ェブ2c,2c間部分の下側の型枠12fは桁部材2の端部か
ら横桁部材4までの間に配置される。図10は(e) のB−
B線の断面を示す。
4,4を配置し、横桁部材4の周囲を上床版2aと下床版
2b、及びウェブ2cに埋め込む場合には上床版2aと下床版
2b、及びウェブ2c部分にコンクリートが打設されれば、
横桁部材4は桁部材2のコンクリートに埋設され、定着
されるため、工場では横桁2dの横桁部材4,4以外の部
分のコンクリートをプレキャストコンクリートとして打
設し、現場へ搬送後に横桁部材4,4間にコンクリート
を打設し、横桁2dを完成させることもできる。
た状態でプレキャストコンクリートで製作された横桁部
材を桁部材の横桁の少なくとも一端に配置し、横桁部材
を周囲において桁部材本体を構成するコンクリートに定
着させるため、横桁全体を一度に打設するコンクリート
で形成する場合のプレストレス導入に伴う緊張材端部の
露出を回避することができ、緊張材端部を被覆するため
のコンクリートの後埋めが不要になる。
伴うコールドジョイントの発生が解消され、定着具等へ
の発錆、コンクリートの剥離等が防止され、桁部材の耐
久性を向上させることができ、併せてPC橋の美観も向
上する。
に配置されることで、横桁のコンクリート打設時の捨て
型枠として利用できるため、その部分での型枠の組立と
解体が不要になり、桁部材製作時の省力化が図られる。
ンで与えるため、横桁部材の製作時点で緊張材端部の露
出を回避することができ、横桁部材の周面への、桁部材
本体のコンクリートとの一体性を確保するためのシアコ
ネクタ等を突設する場合の突設上の自由度を増すことが
できる。
タを突設するため、桁部材本体のコンクリートとの一体
性が向上する。
図である。
断面図である。
ある。
図、(b) は(a) のX−X線断面図である。
る。
である。
導入例を示した立面図、(b) は(a) のC−C線断面図で
ある。
版、2c……ウェブ、2d……横桁、2e……開口部、3……
PCケーブル、4……横桁部材、4a……開口部、5……
プレキャストコンクリート、6……緊張材、7……開
口、8……型枠、9……支圧板、10……シース、11……
シアコネクタ、12a,12b,12c,12d,12e,12f…
…型枠、13……鉄筋、14……緊張材、15……現場打ちコ
ンクリート。
Claims (3)
- 【請求項1】 プレキャストコンクリート製の桁部材を
橋軸方向に連結した主桁の橋軸方向に架設されるPCケ
ーブルにより主桁にプレストレスを導入して構成される
PC橋において、前記主桁の支点上に位置し、前記PC
ケーブルが定着される桁部材であり、上床版と下床版、
及び両床版をつなぐウェブとPCケーブルの端部を定着
させるための横桁からなり、前記横桁の橋軸方向の少な
くとも一端に、PCケーブル挿通用の開口を有し、橋軸
直角方向にプレストレスが与えられた状態で製作された
プレキャストコンクリート製の横桁部材が配置され、横
桁部材は周囲において桁部材を構成するコンクリートに
定着されているPC橋における桁部材。 - 【請求項2】 横桁部材のプレストレスはプレテンショ
ンで与えられている請求項1記載のPC橋における桁部
材。 - 【請求項3】 横桁部材の周囲に桁部材の本体を構成す
るコンクリート中に定着されるシアコネクタが突設され
ている請求項1、もしくは請求項2記載のPC橋におけ
る桁部材。
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