JP3418351B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3418351B2 JP32895398A JP32895398A JP3418351B2 JP 3418351 B2 JP3418351 B2 JP 3418351B2 JP 32895398 A JP32895398 A JP 32895398A JP 32895398 A JP32895398 A JP 32895398A JP 3418351 B2 JP3418351 B2 JP 3418351B2
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータ(以下、「CPU」と称す。)を備えた制御回路で制御さ
れる高周波加熱装置(電子レンジ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以前の高周波加熱装置は、差し込みプラ
グを電源コンセントに差し込むだけで制御回路などに電
力が供給される構成となっていたため、制御回路を構成
するCPUや各種センサー、表示管などでは、加熱運転
時でなくても電力が消費されていた。このような待機時
消費電力を削減した高周波加熱装置は既に公知となって
おり、例えば特開平7−217906号公報に開示され
ている。
【0003】上記特開平7−217906号公報に開示
された高周波加熱装置について説明する。図9は該高周
波加熱装置の回路構成図である。51は電源、52は加
熱部材やモータといった負荷、53,54はドアの開閉
に連動してOFF/ONする主ドアスイッチ、55はモ
ニタスイッチ、56はドアの開閉に連動してON/OF
Fするドアスイッチ、57,58はリレースイッチであ
る。
【0004】また、60は制御回路、61は制御回路6
0の情報処理装置であるCPU、62は制御回路60の
動作に必要な直流電源をつくるための電源回路、63は
CPU・61の命令に基づいて上記リレースイッチ57,
58を駆動する出力回路、64は加熱運転のための調理
プログラムの設定や運転開始を入力するためのキー入力
回路、65はドアの開閉状態を検出するドアスイッチ検
出回路である。
【0005】図9ではドアが閉成している状態を示して
いる。即ち、主ドアスイッチ53,54はON、ドアス
イッチ56はOFFであり、モニタスイッチ55は端子
bに接続されている。また、リレースイッチ57,58
もOFFであることから、負荷52及び制御回路60に
は電力は供給されていない。
【0006】この状態からドアを開成すると、主ドアス
イッチ53,54がOFFになると共にモニタスイッチ
55は端子aに接続される。また、ドアスイッチ56が
ONになるので制御回路60にだけ電力が供給される。
これによって、CPU・61には電源回路62を介して
電力が供給され、先ずCPU・61は出力回路63を介
してリレースイッチ57をONする。故に、次にドアが
閉成してドアスイッチ56がOFFになっても制御回路
60には電力は供給され続ける。
【0007】CPU・61では、リレースイッチ57を
ONにすると共にタイマによる計時時間を設定し、開成
したドアが再び閉成されるとタイマの計時を開始する。
その間にキー入力回路64からのキー入力信号又はドア
スイッチ回路65からのドア開閉信号が入力されなけれ
ば、計時が終了した時点でリレースイッチ57をOFF
する。故に、加熱運転が行われていないと制御回路60
への通電は確実に遮断されることとなり、待機時消費電
力は発生しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高周波加熱装置を使用
するにおいて、加熱調理を行うだけでなく、調理メニュ
ー選択プログラムの実行や出力、加熱時間など加熱運転
に必要な調理データ、及び調理方法や適切な加熱条件な
どを示す調理レシピ情報を取り出して確認するだけのと
きもある。もちろん、これには制御回路60に通電しな
ければならない。この場合、上記特開平7−21790
6号公報に開示された高周波加熱装置では、一旦ドアを
開成させるという無駄な操作が必要であった。
【0009】本発明は上記課題をかんがみてなされたも
のであり、待機消費電力が発生しない構成であって、簡
単な操作で制御回路に通電することができる高周波加熱
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の高周波調理装置は、加熱部材である負荷
を駆動制御するための制御回路が、該制御回路への通電
を切り換える第1スイッチを介して電源に接続され、前
記第1スイッチには前記制御回路への通電によってON
される第2スイッチが並列に接続され、前記第2スイッ
チは装置不使用時にOFFされる高周波加熱装置におい
て、ドアを開けるための操作部材と該操作部材によっ
て駆動されドアと本体とのロックを解除するドア開成
部材とが設けられていて、ドアが閉成の状態において、
ドア開成部材は、操作部材が僅かに操作されることによ
って第1スイッチの接点を切り換えるまでの切換動作と
引き続き該操作部材が操作されることによってロックを
解除しドアを開成する開成動作からなる駆動動作を行い
切換動作により第1スイッチの接点を切り換えて制御回
路への通電を行い、操作部材の操作が解除されることで
第1スイッチの接点を切り換えて該第1スイッチを介し
ての制御回路への通電を遮断することを特徴とする。
【0011】上記構成において、操作部材によりドア開
成部材を駆動させると、ドア開成部材はドアと本体との
ロックを解除するための動作を行う。ドア開成部材はこ
の動作の途中で第1スイッチの接点を切り換える。これ
によって、制御回路に電力が供給され、作動した制御回
路は第2スイッチをONする。制御回路に通電させるだ
けの場合は、操作部材によってドア開成部材を前記動作
の途中まで行わせるだけである。
【0012】ドア開成部材がさらに駆動し前記動作が完
了すると、ロックは解除してドアを開成することができ
る。再びドアを閉成した場合、第1スイッチの接点は切
り換わって制御回路を電源から遮断するが、第2スイッ
チがONとなっていることで引き続き制御回路には通電
される。そして、負荷を駆動させなければ所定時間が経
過した後に第2スイッチはOFFされ、制御回路への通
電を遮断する。
【0013】また、請求項2の高周波加熱装置は、請求
項1に記載の高周波加熱装置において、操作部材は前後
方向に摺動可能であり、ドア開成部材は軸を中心に一方
向に付勢されながら回動することができてドアの閉成時
は操作部材に当接し且つ第1スイッチのノブを押圧する
レバー体であり、ドアの閉成時に本体内に挿入されるラ
ッチヘッドと本体内でラッチヘッドと係合するラッチフ
ックとを備えており、操作部材を移動させることでレバ
ー体を回動させると、レバー体は第1スイッチのノブか
ら離間した後にラッチヘッドに当接してこれを移動さ
せ、ラッチフックとの係合を解消させることを特徴とす
る。
【0014】また、請求項3の高周波加熱装置は、請求
項2に記載の高周波加熱装置において、レバー体の回転
には第1スイッチのノブからの離間とラッチヘッドへの
当接までの間に遊びを設けたことを特徴とする。これに
よって、レバー体による第1スイッチの接点切り換えと
それに続くラッチフックとラッチヘッドの係合解除との
動作が確実に区別して行われる。
【0015】また、請求項4の高周波加熱装置は、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の高周波加熱装置に
おいて、第1スイッチは単投2極の3端子スイッチであ
って、第1端子と第2端子が接続されると負荷が電源に
接続され、第1端子と第3端子が接続されると制御回路
が電源に接続されることを特徴とする。
【0016】上記構成によると、ドア開成部材がドアと
本体のロックを解除するために駆動されると、第1のス
イッチの接点が第2端子から第3端子に切り換わった後
にドアが開成する。つまり、制御回路に通電され負荷が
電源から遮断された後にドアが開成することになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態の高周波加
熱装置の外観斜視図である。高周波加熱装置本体1の内
部には被加熱物を収納するための加熱庫2が設けられて
おり、この加熱庫2の前には開閉自在なドア3が取り付
けられている。
【0018】ドア3の内側には、上下方向に移動可能で
あって特に下方向に付勢されたラッチヘッド4,4′が
設けられている。ドア3を閉成するとラッチヘッド4,
4′は本体1内に挿入され、そこで後述するラッチフッ
クと係合してドア3をロックする。
【0019】本体1の前面にはキー5及び表示部6から
成る操作パネル7が設けられている。キー5は調理デー
タから加熱運転のための調理プログラムを設定したり、
調理レシピ情報を取り出すためのものである。また、表
示部6ではこれらの調理データや調理レシピ情報、時刻
などを表示するためのものである。操作パネル7の下部
にはドア開成ボタン8が設けられており、これを押圧す
るとラッチヘッド4と前記ラッチフックとの係合が解消
されドア3を開成することができる。
【0020】先ず、ドア3の開閉機構について説明す
る。図2は図1中A−A矢視部の要部断面においてドア
3が閉成している状態を示している。操作部材であるド
ア開成ボタン8は、操作パネル7(本体1)に対して前後
方向に摺動可能に構成されている。
【0021】ドア開成部材であるレバー体9は軸91を
中心に回動自在であって、図中時計方向に付勢されてい
る。第1スイッチである始動スイッチ10とドアスイッ
チ11はそれぞれノブを有しているが、ここではノブは
押圧されて埋没しているので図示されていない。また、
12は本体1に強固に固定されたラッチフックである。
【0022】図に示すように、レバー体9は第1片92
でドア開成ボタン8の後端に当接しており、第2片93
で始動スイッチ10のノブを上方から押圧している。ま
た、本体1内に挿入されたドア3(図1参照)のラッチヘ
ッド4はラッチフック12と係合しており、且つドアス
イッチ11のノブを押圧している。
【0023】図3は図2においてドア開成ボタン8を僅
かに押圧した状態を示している。レバー体9の付勢力に
抗しながらドア開成ボタン8を押圧すると、レバー体9
は第1片92が押されて図中反時計方向に回動する。こ
れによって、レバー体9の第2片93が持ち上がり、始
動スイッチ10のノブ101が突出するので、始動スイ
ッチ10の接点が切り換わる。
【0024】図4はドア開成ボタン8を完全に押圧した
状態を示している。レバー体9はさらに回動して第2片
93がラッチヘッド4に当接しこれを持ち上げる。これ
によって、ラッチヘッド4とラッチフック12の係合は
解消する。このとき、レバー体9の回動力とドアスイッ
チ11のノブの突出によってラッチヘッド4が前方へ押
し出され、ドア3が開成する。
【0025】図5はドア3が開成しドア開成ボタン8の
押圧を解除した状態を示している。ドア開成ボタン8の
押圧を解除すると、レバー体9は付勢力によって図中時
計方向に回転するので、第1片92がドア開放ボタン8
を押し出して元の位置に戻す。このとき、第2片93に
よって始動スイッチ10のノブ101(図4参照)は再び
押圧され埋没する。また、ラッチヘッド4が本体1から
抜け出るので、ドアスイッチ11のノブ111が突出す
る。これによって、ドアスイッチ11の接点が切り換わ
る。
【0026】上述したように、本実施形態では使用者が
ドア開成ボタン8を押圧することで、始動スイッチ10
の接点切り換えに続きラッチヘッド4とラッチフック1
2との係合解消が行われ、その後ドアスイッチ11の接
点が切り換えられる。このラッチヘッド4とラッチフッ
ク12との係合解消のとき、レバー体9は第2片93で
ラッチヘッド4に当接しそれを持ち上げるので、使用者
はドア開成ボタン8の押圧に多少手ごたえが感じられ
る。
【0027】従って、このときにドア開成ボタン8の押
圧を止めれば、始動スイッチ10の接点切り換えだけを
行うことができる。特に、本実施形態のレバー体9は、
第2片93による始動スイッチ10の接点切り換えから
ラッチヘッド4への当接までに遊びを設けた構成になっ
ているので、これらの動作が確実に区別できるようにな
っている。
【0028】尚、本実施形態の高周波加熱装置では、本
体1内にドアスイッチ及びラッチフックがそれぞれ一対
に設けられており、図2乃至図5には一方のドアスイッ
チ11及びラッチフック12のみを示している。他方の
ドアスイッチ及びラッチフックには、図1に示す2本の
ラッチヘッド4,4′のうちの上側のラッチヘッド4′
が対応する。もちろん、ラッチヘッド4′に対応するド
アスイッチも、ドア3の開閉に応じてドアスイッチ11
と同様に接点が切り換わる構成となっている。
【0029】次に、上記始動スイッチ10及びドアスイ
ッチ11によって構成される本実施形態の電気回路につ
いて説明する。図6は本実施形態の回路構成図である。
13は商用交流電源(不図示)に接続するための差し込み
プラグ、14はマグネトロンやヒータといった加熱部
材、15は電源トランス、16は電源トランス15の出
力電圧を整流する整流回路、17は加熱部材14を駆動
制御する制御回路である。制御回路17はリセット回路
171、タイマを内蔵したCPU・172、時計回路1
73、及び加熱制御回路174から成る。
【0030】加熱部材14及び制御回路17は、単投2
極(3端子)から成る始動スイッチ10を介して差し込み
プラグ13に接続されている。即ち、始動スイッチ10
の第1端子10a側には差し込みプラグ13が接続され
ている。また、第2端子10b側にはドアスイッチ1
1,11′を介して加熱部材14が接続されている。
尚、ドアスイッチ11′はラッチヘッド4′(図1参照)
に対応するものである。
【0031】第3端子10c側には電源トランス15及
び整流回路16を介して制御回路17が接続されてい
る。この第3端子10cに対して第2スイッチであるリ
レースイッチ18が並列に接続されている。リレースイ
ッチ18は、制御回路17にスイッチングトランジスタ
19を介して接続されたリレーコイル18′によってO
N/OFFされるものである。
【0032】上記回路構成の動作について説明する。図
6に示す回路構成はドア3の閉成時を示しており、始動
スイッチ10の接点は第2端子10bに接続され、ドア
スイッチ11,11の接点はONとなっている。また、
リレースイッチ18はOFFとなっている。つまり、制
御回路17は通電されておらず、この制御回路17に制
御駆動される加熱部材14は商用交流電源(不図示)に接
続されてはいるが駆動していない。
【0033】この状態からドア3を開成するために、操
作パネル7のドア開成ボタン8を押圧すると、図3に示
すように押圧の途中で先ず始動スイッチ10の接点が切
り替わる。これによって、図6では始動スイッチ10の
接点が第3端子10cに切り換わり、電源トランス15
及び整流回路16を介して制御回路17に電力が供給さ
れる。
【0034】通電された制御回路17では、先ずリセッ
ト回路171が直流電圧を検出してCPU・172にリ
セット信号を出力する。これを受信したCPU・172
はプログラムを初期化し、スイッチングトランジスタ1
9にベースハイレベルの信号を出力する。
【0035】これによって、スイッチングトランジスタ
19はONされるので、リレーコイル18′に電流が流
れリレースイッチ18がONされる。故に、この後にド
ア開成ボタン8の押圧を解除して再び始動スイッチ10
の接点が第2端子10bに切り換わっても、リレースイ
ッチ18によって引き続き制御回路17へ電力が供給さ
れる。
【0036】次に、図5に示すようにドア開成ボタン8
を完全に押圧してドア3を開成し、ドア開成ボタン8の
押圧を解除する。これによって、図6ではドアスイッチ
11,11はOFFとなるので、加熱部材14は商用加
熱電源(図示せず)から遮断される。故に、ドア3が開成
しているときに加熱部材14が誤作動するといった不都
合は生じない。
【0037】また、始動スイッチ10の接点は第2端子
10bに切り換わるが、上述したようにリレースイッチ
18によって制御回路17の通電系路は保護される。こ
の状態で再びドア3を閉成すると、ドアスイッチ11,
11′はONになるので、加熱部材14は商用加熱電源
(不図示)に接続される。
【0038】つまり、本実施形態におけるドア3の開閉
機構及び回路構成によると、ドア開成ボタン8を途中ま
で押圧すると制御回路17に通電され、完全に押圧する
とドア3が開成される。一旦開成されたドア3を閉成す
ると、加熱部材14及び制御回路17は共に電源に接続
され、加熱運転が可能となる。
【0039】尚、上記本実施形態の電気回路において、
リレースイッチ18を半導体スイッチ回路で構成しても
よい。その場合にはリレーコイル18′は不要となる。
また、加熱部材14と制御回路17の電源を別々の電源
とする場合は制御回路17の電源として電池を用いても
よい。
【0040】また、始動スイッチ10は2端子のもので
もよい。但し、本実施形態のように2単投(3端子)スイ
ッチを用いると次のような利点がある。即ち、加熱運転
中に誤ってドア開成ボタン8が押圧された場合、先ず始
動スイッチ10の接点が第2端子10bから第3端子1
0cに切り換わり、加熱部材14への通電は遮断され
る。故に、その後ドア3が開成されたときには既に加熱
部材14は停止している。従って、従来技術ではドア3
の開成と同時にドアスイッチ11,11′にて加熱部材
14が停止する構成であったが、それに比べて人体はマ
イクロ波を浴びにくい。
【0041】上記構成の高周波加熱装置における加熱運
転について説明する。先ず、使用者は差し込みプラグ1
3を商用交流電源(不図示)に差し込んで、ドア開成ボタ
ン8を押圧する。上述したように、ドア開成ボタン8の
押圧の途中で始動スイッチ10の接点が切り換わり、制
御回路17に通電されてCPU・172が初期化する。
【0042】図7はCPU・172のフローチャートで
あり、CPU・172が初期化した時点でスタートす
る。ステップK5では、リレースイッチ18がONされ
て制御回路17の通電系路が保護される。また、CPU
・172のタイマにより所定時間の計時が開始される。
【0043】ステップK10では、待機時節電モードか
否かが判断される。本実施形態の高周波加熱装置は、常
時制御モード又は待機時節電モードに沿って運転が行わ
れるものである。CPU・172は不揮発メモリー(EE
PROM)で前回の通電時に設定されたモードを記憶し
ており、CPU・172では初期化と共にそのモードが
自動的に設定される。尚、モードの切り換えはキー5
(図1参照)によって行うことができる。
【0044】ステップK10で待機時節電モードである
と判断されると、ステップK15へ進み、所定時間が経
過したか否かが判断される。そして、所定時間が経過し
ていないと判断されると、ステップK20へ進む。この
ステップK20では、CPU・172は調理プログラム
の設定に対して待機した状態となっている。つまり、こ
こまでの間に使用者はドア3を開閉して加熱庫2内に被
加熱物を収納しており、キー5の操作によって調理プロ
グラムを設定する。
【0045】次のステップK25では、加熱運転の開始
が指示されたか否かが判断される。使用者は調理プログ
ラムを設定した後、さらにキー5を操作して加熱運転開
始を指示すると、次のステップK30へ進む。このと
き、ドア3は閉成していることから加熱部材14は商用
交流電源に接続されており、加熱部材14を駆動するこ
とが可能である。また、ステップK30へ進むことでタ
イマによる計時は中止される。
【0046】ステップK30では、加熱制御回路174
を介して加熱部材14を駆動制御し、調理プログラムに
応じた加熱運転を行う。そして、ステップK35では加
熱運転が終了したか否かが判断される。加熱運転が終了
すると、次のステップK40でリレースイッチ18がO
FFされる。故に、制御回路17への通電は遮断され、
フローチャートは終了する。
【0047】また、ステップK25で使用者が加熱運転
開始の指示を行わないうちにステップK15で所定時間
が経過したと判断された場合もステップK40へ進み、
制御回路17への通電が遮断される。尚、タイマで計時
される所定時間は、使用者が加熱運転開始を指示するま
での操作が充分行えるだけの時間である。
【0048】例えば、調理データや調理レシピ情報を確
認するだけで加熱調理を行わない場合がある。このと
き、使用者はキー5を操作してこれらの情報を表示部6
に表示させるなどするだけで、加熱運転開始の指示は行
わない。従って、使用者がこれらの情報を充分確認した
後、所定時間が経過して自動的に制御回路17への通電
が遮断されることになる。
【0049】一方、ステップK10で待機時節電モード
でないと判断されると、常時制御モードとなる(ステッ
プK45)。そして、ステップK50では時計回路17
3を介して表示部6に時刻を表示させる。そして、ステ
ップK55〜ステップK70は待機時節電モードと同様
の動作を行う。即ち、加熱調理を行う場合、使用者はド
ア3を開閉して加熱庫2内に被加熱物を収納しておく。
そして、キー5の操作により調理プログラムを設定する
(ステップK55)。
【0050】ドア3は閉成されていることから、加熱部
材14は商用交流電源に接続されて駆動可能となってい
る。故に、ステップK60でキー5の操作により加熱運
転の開始を指示されたと判断すると、ステップK65で
調理プログラムに応じた加熱運転がなされる。また、ス
テップK65へ進むことで、タイマによる計時が終了す
る。そして、ステップK70で加熱運転が終了すると、
ステップK10へ戻る。従って、常時制御モードの場合
は制御回路17には常に電力が供給されており、加熱運
転が行われない間も表示部6にて時刻が表示されること
になる。
【0051】上述したように、本実施形態の高周波加熱
装置では、待機時節電モードであると加熱運転時以外は
制御回路17に通電されず、待機時消費電力が発生しな
い。また、調理データや調理レシピ情報を確認するだけ
で加熱調理を行わない場合、ドア3の開閉機構から制御
回路17に通電するにはドア開成ボタン8を途中まで押
圧するだけでよい。
【0052】次に、本発明に係る高周波加熱装置におい
て、上記実施形態と異なるドア3の開閉機構について説
明する。図8はこの開閉機構を示す断面図である。30
はドア3に設けられたドアハンドルであり、上部には前
後方向に摺動可能なドア開成ボタン31が組み込まれて
いる。32はドア3内で軸321を中心に回動自在なラ
ッチレバーであり、図中反時計方向に付勢されている。
このラッチレバー32の一端32aは、ドア開成ボタン
31の後端に取り付けられている。
【0053】33は軸331を中心に回動自在なラッチ
ヘッドである。その一端33aはラッチレバー32の他
端32bに当接しており、他端33bはドア3より突出
して鈎状になっている。また、34は本体1に強固に固
定されたラッチフックであり、本体1に挿入されたラッ
チフックの鈎部33bに係合している。
【0054】上記構成において、先ず使用者はドアハン
ドル30の上部を握り、指でドア開成ボタン31を押圧
する。後方に移動するドア開成ボタン31の後端にはラ
ッチレバーの一端32aが固定されているので、ラッチ
レバー32は軸321を中心に時計方向に回動する。故
に、ラッチレバー32の他端32bはラッチヘッド33
の一端33aを押し、ラッチヘッド33を軸331を中
心に反時計方向に回動させる。これによって、ラッチヘ
ッド33の鈎部33bは持ち上がる。
【0055】ラッチヘッド33の鈎部33bの下面に
は、始動スイッチ10のレバー102の一端が当接して
いる。図に示すように、ドア開成ボタン31が押圧され
ていない状態であれば、レバー102に押圧されて始動
スイッチ10のノブ101は埋没している。
【0056】いま、ラッチヘッド33の鈎部33bが持
ち上がると、レバー102が時計方向に回動してノブ1
01が突出し、始動スイッチ10の接点が切り換わる。
このとき、ラッチヘッド33の鈎部33bはまだラッチ
フック34に係合しており、ドア開成ボタン31の押圧
によりさらに持ち上がることで係合が解消される。
【0057】尚、ここではドアスイッチ11(図2参照)
が示されていないが、ドア3の開閉によって接点が切り
換わるように本体内に取り付けられていれば、どのよう
な構成でもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項4の高周波加熱装置は、操作部材を操作してドア開成
部材を駆動させ、その駆動の途中で先ず第1スイッチを
切り換え、その後に本体とドアのロックを解除させる構
成となっている。故に、制御回路に通電させるが加熱運
転は行わない場合、操作部材を操作してドア開成部材を
途中まで駆動させるだけでよい。故に、従来技術のよう
にドアを開成するといった無駄な動作は必要なく、使い
勝手がよい。
【0059】特に、請求項3の高周波加熱装置は、ドア
開成部材によって行われる第1スイッチの接点切り換え
と、それに続くラッチフックとラッチヘッドの係合解除
との動作が確実に別々に行われるように構成されてい
る。故に、第1スイッチの接点切り換えだけを容易に行
うことができる。
【0060】また、請求項4の高周波加熱装置は、ドア
開成部材がドアと本体のロックを解除するために駆動さ
れると、制御回路に通電され負荷、即ち加熱部材が電源
から遮断された後にドアが開成することになる。故に、
マグネトロンといった加熱部材が駆動しているときにド
アを開成しても、加熱部材は完全に停止しているので、
従来技術のようにドアの開成と共に加熱部材が停止する
場合に比べてマイクロ波を浴びにくい。従って、より安
全な構成の高周波加熱装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波加熱装置の一実施形態を示
した外観図である。
【図2】本実施形態のドア開閉機構を示す要部断面図で
ある。
【図3】図2においてドア開成ボタンを僅かに押圧した
状態を示した図である。
【図4】図2においてドア開成ボタンを完全に押圧した
状態を示した図である。
【図5】図2においてドアを開成した状態を示した図で
ある。
【図6】本実施形態の回路構成図である。
【図7】本実施形態のフローチャートである。
【図8】本発明においてドア開閉機構の他の実施形態を
示した要部断面図である。
【図9】従来技術における回路構成図である。
【符号の説明】
1 本体 4 ラッチヘッド 7 操作パネル 8 ドア開成ボタン 9 レバー体 92 第1片 93 第2片 10 始動スイッチ 11 ドアスイッチ 12 ラッチフック 14 加熱部材 17 制御回路 18 リレースイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−261483(JP,A) 特開 平3−263523(JP,A) 特開 平1−300123(JP,A) 実開 昭62−32908(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 360 F24C 15/02 H05B 6/64 H05B 6/68 330

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱部材である負荷を駆動制御するため
    の制御回路が、該制御回路への通電を切り換える第1ス
    イッチを介して電源に接続され、前記第1スイッチには
    前記制御回路への通電によってONされる第2スイッチ
    が並列に接続され、前記第2スイッチは装置不使用時に
    OFFされる高周波加熱装置において、ドアを開けるための 操作部材と 該操作部材によって駆動されドアと本体とのロックを
    解除するドア開成部材とが設けられていて、ドアが閉成の状態において、前記ドア開成部材は、前記
    操作部材が僅かに操作されることによって前記第1スイ
    ッチの接点を切り換えるまでの切換動作と引き続き該操
    作部材が操作されることによって前記ロックを解除しド
    アを開成する開成動作からなる駆動動作を行い、 前記切換動作により前記第1スイッチの接点を切り換え
    て前記制御回路への通電を行い、前記操作部材の操作が
    解除されることで前記第1スイッチの接点を切り換えて
    該第1スイッチを介しての前記制御回路への通電を遮断
    する ことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は前後方向に摺動可能であ
    り、前記ドア開成部材は軸を中心に一方向に付勢されな
    がら回転することができて前記ドアの開成時は前記操作
    部材に当接し且つ前記第1スイッチのノブを押圧するレ
    バー体であり、前記ドアの開閉時に前記本体内に挿入さ
    れるラッチヘッドと前記本体内で前記ラッチヘッドと係
    合するラッチフックとを備えており、前記操作部材を
    かに移動させることで前記レバー体を回転させると、前
    記レバー体は前記第1スイッチのノブから離間して前記
    切換動作を行い、離間した後に前記開成動作により前記
    ラッチヘッドに当接してこれを移動させ、前記ラッチフ
    ックとの係合を解消させることを特徴とする請求項1に
    記載の高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記レバー体の回転には前記第1スイッ
    チのノブからの離間と前記ラッチヘッドへの当接までの
    間に遊びを設けたことを特徴とする請求項2に記載の高
    周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記第1スイッチは単投2極の3端子ス
    イッチであって、第1端子と第2端子が接続されると負
    荷が電源に接続され、第1端子と第3端子が接続される
    と制御回路が電源に接続されることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の高周波加熱装置。
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