JP3418208B2 - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
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- JP3418208B2 JP3418208B2 JP21150292A JP21150292A JP3418208B2 JP 3418208 B2 JP3418208 B2 JP 3418208B2 JP 21150292 A JP21150292 A JP 21150292A JP 21150292 A JP21150292 A JP 21150292A JP 3418208 B2 JP3418208 B2 JP 3418208B2
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- Japan
- Prior art keywords
- spring
- closing
- operation box
- breaking
- circuit breaker
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
- H01H33/28—Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism
- H01H33/40—Power arrangements internal to the switch for operating the driving mechanism using spring motor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
- H01H33/022—Details particular to three-phase circuit breakers
Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス遮断器に係り、特に
遮断部の遮断操作および投入操作に遮断用ばねおよび投
入用ばねを用いたガス遮断器に関する。
遮断部の遮断操作および投入操作に遮断用ばねおよび投
入用ばねを用いたガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にガス遮断器は、SF6 ガスを充填
した密閉タンク内に開離可能な一対の接触子から成る遮
断部と、密閉タンク外に配置されて通常、操作器に動作
指令を与える遮断コイルや投入コイルを収納した操作箱
と、この操作器と遮断部の可動接触子間を連結したリン
ク機構を収納した機構ケ−スとから構成されている。遮
断部の開閉操作を行う操作器は、空気操作器、油圧操作
器、ばね操作器など種々の構成のものが用いられている
が、通常、操作箱内に収納して構成されている。遮断部
の遮断操作および投入操作に遮断用ばねおよび投入用ば
ねを用いたばね操作器においても、特開昭61−161
628号公報に示されるように、遮断用ばねおよび投入
用ばねを操作箱内に配置して構成したものや、特開昭6
3−304542号公報に記載のように遮断用ばねおよ
び投入用ばねをト−ションバ−で構成して、これを操作
箱内に配置したものが知られている。
した密閉タンク内に開離可能な一対の接触子から成る遮
断部と、密閉タンク外に配置されて通常、操作器に動作
指令を与える遮断コイルや投入コイルを収納した操作箱
と、この操作器と遮断部の可動接触子間を連結したリン
ク機構を収納した機構ケ−スとから構成されている。遮
断部の開閉操作を行う操作器は、空気操作器、油圧操作
器、ばね操作器など種々の構成のものが用いられている
が、通常、操作箱内に収納して構成されている。遮断部
の遮断操作および投入操作に遮断用ばねおよび投入用ば
ねを用いたばね操作器においても、特開昭61−161
628号公報に示されるように、遮断用ばねおよび投入
用ばねを操作箱内に配置して構成したものや、特開昭6
3−304542号公報に記載のように遮断用ばねおよ
び投入用ばねをト−ションバ−で構成して、これを操作
箱内に配置したものが知られている。
【0003】一方、遮断部の遮断操作および投入操作に
遮断用ばねおよび投入用ばねを用いたばね操作器におい
て、特開昭64−6340号公報に示されるように、操
作箱内に遮断用ばねを配置するが、投入用ばねは操作箱
外に配置したものや、特開平3−64815号公報に記
載のように、遮断部や操作機構の構成が模式的に図示さ
れているだけで、遮断用ばねや投入用ばねと操作箱との
相互位置関係については詳細が不明なものも知られてい
る。
遮断用ばねおよび投入用ばねを用いたばね操作器におい
て、特開昭64−6340号公報に示されるように、操
作箱内に遮断用ばねを配置するが、投入用ばねは操作箱
外に配置したものや、特開平3−64815号公報に記
載のように、遮断部や操作機構の構成が模式的に図示さ
れているだけで、遮断用ばねや投入用ばねと操作箱との
相互位置関係については詳細が不明なものも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−161628号公報や特開昭63−304542
号公報に記載のように、遮断用ばねおよび投入用ばねを
操作箱内に配置したガス遮断器では、操作箱内における
ばねの占有率が大きくなって、操作箱を大型化してしま
う。また特開昭64−6340号公報に示されたように
操作箱内に遮断用ばねのみを配置したガス遮断器では、
この遮断用ばねの固定側端に操作力と同等の荷重が反力
として作用したり、また、操作力を作用させたときの振
動が直接に操作箱に加わり、これによって操作箱内の電
磁開閉器や補助開閉器等の接点が誤動作する危険があ
り、結局、これを防止するために、操作箱を堅固で大型
に構成しなければならなかった。本発明の目的とすると
ころは、操作箱に加わる振動を押さえると共に、操作箱
の小型化を図ったガス遮断器を提供するにある。
61−161628号公報や特開昭63−304542
号公報に記載のように、遮断用ばねおよび投入用ばねを
操作箱内に配置したガス遮断器では、操作箱内における
ばねの占有率が大きくなって、操作箱を大型化してしま
う。また特開昭64−6340号公報に示されたように
操作箱内に遮断用ばねのみを配置したガス遮断器では、
この遮断用ばねの固定側端に操作力と同等の荷重が反力
として作用したり、また、操作力を作用させたときの振
動が直接に操作箱に加わり、これによって操作箱内の電
磁開閉器や補助開閉器等の接点が誤動作する危険があ
り、結局、これを防止するために、操作箱を堅固で大型
に構成しなければならなかった。本発明の目的とすると
ころは、操作箱に加わる振動を押さえると共に、操作箱
の小型化を図ったガス遮断器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、架台上に支持した三相分の密閉タンク内に
それぞれ開離可能な少なくとも一対の接触子を有し、こ
の接触子の開閉を遮断用ばねおよび投入用ばねによって
行ない、上記接触子の開閉指令を受ける遮断用コイルお
よび投入コイルを操作箱内に収納して構成したガス遮断
器において、上記三相の密閉タンク間を連結するように
設けたばねケ−スと、上記架台に支持固定したばねケ−
ス内に、上記遮断用ばねおよび投入用ばねをそれぞれ収
納したことを特徴とする。
するために、架台上に支持した三相分の密閉タンク内に
それぞれ開離可能な少なくとも一対の接触子を有し、こ
の接触子の開閉を遮断用ばねおよび投入用ばねによって
行ない、上記接触子の開閉指令を受ける遮断用コイルお
よび投入コイルを操作箱内に収納して構成したガス遮断
器において、上記三相の密閉タンク間を連結するように
設けたばねケ−スと、上記架台に支持固定したばねケ−
ス内に、上記遮断用ばねおよび投入用ばねをそれぞれ収
納したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によるガス遮断器は上述のように、三相
の密閉タンク間を連結するように設けたばねケ−スと、
架台に支持固定したばねケ−ス内に、遮断用ばねおよび
投入用ばねをそれぞれ収納したため、蓄勢されたこれら
ばねの放勢時に生じる振動は、強固な構成で既存の構成
要素である各相の密閉タンクと架台で受けられ、操作箱
への振動を抑えて、操作箱内の電磁開閉器や補助開閉器
等の接点が誤動作するのを防止すると共に、振動が抑え
られる分だけ操作箱を小型にすることができる。
の密閉タンク間を連結するように設けたばねケ−スと、
架台に支持固定したばねケ−ス内に、遮断用ばねおよび
投入用ばねをそれぞれ収納したため、蓄勢されたこれら
ばねの放勢時に生じる振動は、強固な構成で既存の構成
要素である各相の密閉タンクと架台で受けられ、操作箱
への振動を抑えて、操作箱内の電磁開閉器や補助開閉器
等の接点が誤動作するのを防止すると共に、振動が抑え
られる分だけ操作箱を小型にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1および図2は本発明の一実施例による三相一括
操作型と称されるガス遮断器の正面図および側面図であ
る。据付面上に固定した共通架台3に、三相分の密閉タ
ンク型ガス遮断器が支持固定されている。密閉タンク1
内にはSF6 ガスが充填されると共に、開離可能な一対
の接触子を有する遮断部が構成されており、その可動接
触子に連結されたリンクは、密閉タンク1の気密を保持
しながら密閉タンク1の軸方向一端に連結した機構ケ−
ス6に導出され、これら三相の機構ケ−ス6間はばねケ
−ス4によって連結されている。このばねケ−ス4内に
は、各相のリンク間を連結する連結ロッドおよび詳細を
後述する遮断用ばねが収納され、連結ロッドの終端は据
付面に固定した操作箱2内に導入されており、このよう
にしてばねケ−ス4は機構ケ−ス6を介して密閉タンク
1に機械的に固定されていることになる。ばねケ−ス4
の近傍には、同一方向に延びたばねケ−ス5が配置さ
れ、このばねケ−ス5は架台3に機械的に支持固定され
ると共に、その一端を操作箱2に連結している。
る。図1および図2は本発明の一実施例による三相一括
操作型と称されるガス遮断器の正面図および側面図であ
る。据付面上に固定した共通架台3に、三相分の密閉タ
ンク型ガス遮断器が支持固定されている。密閉タンク1
内にはSF6 ガスが充填されると共に、開離可能な一対
の接触子を有する遮断部が構成されており、その可動接
触子に連結されたリンクは、密閉タンク1の気密を保持
しながら密閉タンク1の軸方向一端に連結した機構ケ−
ス6に導出され、これら三相の機構ケ−ス6間はばねケ
−ス4によって連結されている。このばねケ−ス4内に
は、各相のリンク間を連結する連結ロッドおよび詳細を
後述する遮断用ばねが収納され、連結ロッドの終端は据
付面に固定した操作箱2内に導入されており、このよう
にしてばねケ−ス4は機構ケ−ス6を介して密閉タンク
1に機械的に固定されていることになる。ばねケ−ス4
の近傍には、同一方向に延びたばねケ−ス5が配置さ
れ、このばねケ−ス5は架台3に機械的に支持固定され
ると共に、その一端を操作箱2に連結している。
【0008】上述した操作箱2とばねケ−ス4,5の連
結部の詳細を、図1の要部断面図である図4に示してい
る。前述したようにばねケ−ス4は機構ケ−ス6を介し
て密閉タンク1に機械的に固定され、ばねケ−ス5は架
台3に機械的に固定されているが、それぞれの右端は別
置した操作箱2に連結されている。ばねケ−ス4内の連
結ロッド33には可動側ばね座7が固定され、ばねケ−
ス4の内面に固定した固定側ばね座8と可動側ばね座7
間には、遮断用ばね34が配置されている。この遮断用
ばね34は、各相の密閉タンク1間にそれぞれ配置して
も良いし、一箇所に集約的に配置しても良い。ばねケ−
ス5内にもロッド25が配置され、このロッド25に固
定した可動側ばね座9と、ばねケ−ス5の内面に固定し
た固定側ばね座10との間に投入用ばね21が配置され
ている。この投入用ばね21は図示の如く複数本で構成
しても良いし、一本で構成しても良い。
結部の詳細を、図1の要部断面図である図4に示してい
る。前述したようにばねケ−ス4は機構ケ−ス6を介し
て密閉タンク1に機械的に固定され、ばねケ−ス5は架
台3に機械的に固定されているが、それぞれの右端は別
置した操作箱2に連結されている。ばねケ−ス4内の連
結ロッド33には可動側ばね座7が固定され、ばねケ−
ス4の内面に固定した固定側ばね座8と可動側ばね座7
間には、遮断用ばね34が配置されている。この遮断用
ばね34は、各相の密閉タンク1間にそれぞれ配置して
も良いし、一箇所に集約的に配置しても良い。ばねケ−
ス5内にもロッド25が配置され、このロッド25に固
定した可動側ばね座9と、ばねケ−ス5の内面に固定し
た固定側ばね座10との間に投入用ばね21が配置され
ている。この投入用ばね21は図示の如く複数本で構成
しても良いし、一本で構成しても良い。
【0009】次に、これら遮断用ばね34および投入用
ばね21の相互位置関係を、操作箱2内の構成と共に図
3を用いて説明する。投入用ばね21とその一端を連結
したロッド25の他端は、歯車24の回転軸11からず
れた偏心位置に連結され、歯車24は平歯車列23を介
して電動機22の回転軸に取り付けた歯車に連結されて
いる。従って、電動機22が始動すると平歯車列23お
よび歯車24は図示の矢印の如く回転し、ロッド25を
介して投入用ばね21を圧縮してばね力を付勢する。ロ
ッド25と歯車24で成るトグル機構がデッドセンタを
僅かに超えると、回転軸11に取り付けられたカム26
は、既に矢印方向に同様に回転させられていて投入用カ
ムロ−ラ27がレバ−28で代表される投入用鎖錠装置
によって係合され、投入ばね21の付勢力によって回転
軸11が更に同方向に回転するのは阻止される。図示の
状態は、ガス遮断器の遮断部40の投入状態に対応して
おり、遮断用ばね34は既にカム26の回転によって圧
縮されて付勢されている。ここで、開路指令が遮断コイ
ル35に与えられると、電磁装置によってフック36が
回動させられてリンク37の係合が解かれるため、遮断
用ばね34はレバ−31を時計方向に回転し、またレバ
−32を反時計方向に回転させながら放勢され、遮断部
40を開路して遮断状態にする。その後、投入指令が投
入コイル29に与えられると、電磁装置によってフック
30が回動させられてリンク28の係合が解かれるた
め、すでに付勢されている投入用ばね21は回転軸11
を時計方向に回転させる。このときカム26はレバ−3
1を反時計方向に回転させながらレバ−32を時計方向
に回転させるため、投入用ばね21の放勢によって遮断
用ばね34を圧縮して付勢する。
ばね21の相互位置関係を、操作箱2内の構成と共に図
3を用いて説明する。投入用ばね21とその一端を連結
したロッド25の他端は、歯車24の回転軸11からず
れた偏心位置に連結され、歯車24は平歯車列23を介
して電動機22の回転軸に取り付けた歯車に連結されて
いる。従って、電動機22が始動すると平歯車列23お
よび歯車24は図示の矢印の如く回転し、ロッド25を
介して投入用ばね21を圧縮してばね力を付勢する。ロ
ッド25と歯車24で成るトグル機構がデッドセンタを
僅かに超えると、回転軸11に取り付けられたカム26
は、既に矢印方向に同様に回転させられていて投入用カ
ムロ−ラ27がレバ−28で代表される投入用鎖錠装置
によって係合され、投入ばね21の付勢力によって回転
軸11が更に同方向に回転するのは阻止される。図示の
状態は、ガス遮断器の遮断部40の投入状態に対応して
おり、遮断用ばね34は既にカム26の回転によって圧
縮されて付勢されている。ここで、開路指令が遮断コイ
ル35に与えられると、電磁装置によってフック36が
回動させられてリンク37の係合が解かれるため、遮断
用ばね34はレバ−31を時計方向に回転し、またレバ
−32を反時計方向に回転させながら放勢され、遮断部
40を開路して遮断状態にする。その後、投入指令が投
入コイル29に与えられると、電磁装置によってフック
30が回動させられてリンク28の係合が解かれるた
め、すでに付勢されている投入用ばね21は回転軸11
を時計方向に回転させる。このときカム26はレバ−3
1を反時計方向に回転させながらレバ−32を時計方向
に回転させるため、投入用ばね21の放勢によって遮断
用ばね34を圧縮して付勢する。
【0010】このように遮断および投入動作の度に、投
入用ばね21および遮断用ばね34は付勢および放勢を
繰り返すため、振動の発生源となる。従来のガス遮断器
は、これら投入用ばね21および遮断用ばね34のいず
れか一方を操作箱内に収納していたため、発生する振動
によって操作箱内に配置した電磁開閉器や補助開閉器を
誤動作させる危険があった。しかしながら本実施例にお
いては、上述したように遮断用ばね34を各相の密閉タ
ンク1間に結合されたばねケ−ス4内に収納すると共
に、投入用ばね21を架台3に結合したばねケ−ス5内
に収納し、このようにして投入用ばね21および遮断用
ばね34を共に操作箱2外に配置したため、これらばね
21,34による振動を、強固な架台3や各相の密閉タ
ンク1で受けて操作箱2に伝達されるのを抑制すること
ができる。従って、従来のように操作箱内に配置した電
磁開閉器や補助開閉器等を誤動作させることはなく、ま
た操作箱2の構造も簡素にすることができる。
入用ばね21および遮断用ばね34は付勢および放勢を
繰り返すため、振動の発生源となる。従来のガス遮断器
は、これら投入用ばね21および遮断用ばね34のいず
れか一方を操作箱内に収納していたため、発生する振動
によって操作箱内に配置した電磁開閉器や補助開閉器を
誤動作させる危険があった。しかしながら本実施例にお
いては、上述したように遮断用ばね34を各相の密閉タ
ンク1間に結合されたばねケ−ス4内に収納すると共
に、投入用ばね21を架台3に結合したばねケ−ス5内
に収納し、このようにして投入用ばね21および遮断用
ばね34を共に操作箱2外に配置したため、これらばね
21,34による振動を、強固な架台3や各相の密閉タ
ンク1で受けて操作箱2に伝達されるのを抑制すること
ができる。従って、従来のように操作箱内に配置した電
磁開閉器や補助開閉器等を誤動作させることはなく、ま
た操作箱2の構造も簡素にすることができる。
【0011】また上述の実施例においては、図1に示す
ように投入用ばね21および遮断用ばね34をほぼ並行
に配置し、これらばね21,34を収納したばねケ−ス
4,5のそれぞれ一端を操作箱2に連結したため、ばね
21,34によって操作箱2に加えられる振動は、一方
向となる。従って、操作箱2内の電磁開閉器や補助開閉
器等を、この振動に対して誤動作しないよう容易に配置
することができる。つまり、これら電磁開閉器や補助開
閉器等は、その可動接点の動作方向に対して直交する方
向の振動に強く、一方、その可動接点の動作方向の振動
に対して弱いので、上述のように振動が一方向であれ
ば、これに対して強い配置を容易に採用することができ
る。尚、遮断用ばね34は必ずしも機構ケ−スを兼用し
たばねケ−ス4内に収納する必要はないが、このような
構成にすれば、全体としての構成を簡略化することがで
きる。また投入用ばね21およびばねケ−ス5を操作箱
2外に配置することによって、全体を大型にすることが
心配されるが、全体の相間方向寸法は、図1から分かる
ように架台3の大きさであり、投入用ばね21およびば
ねケ−ス5が架台3以上に大きくなることはなく、また
密閉タンク1の軸方向寸法は、図2から分かるように密
閉タンク1や操作箱2によって決められ、投入用ばね2
1およびばねケ−ス5を架台3に支持固定する構成であ
るため、同方向に大きくなることもない。さらに、投入
用ばね21と遮断用ばね34の位置を入替え、これに合
わせて操作箱2内の構成を変更しても良い。
ように投入用ばね21および遮断用ばね34をほぼ並行
に配置し、これらばね21,34を収納したばねケ−ス
4,5のそれぞれ一端を操作箱2に連結したため、ばね
21,34によって操作箱2に加えられる振動は、一方
向となる。従って、操作箱2内の電磁開閉器や補助開閉
器等を、この振動に対して誤動作しないよう容易に配置
することができる。つまり、これら電磁開閉器や補助開
閉器等は、その可動接点の動作方向に対して直交する方
向の振動に強く、一方、その可動接点の動作方向の振動
に対して弱いので、上述のように振動が一方向であれ
ば、これに対して強い配置を容易に採用することができ
る。尚、遮断用ばね34は必ずしも機構ケ−スを兼用し
たばねケ−ス4内に収納する必要はないが、このような
構成にすれば、全体としての構成を簡略化することがで
きる。また投入用ばね21およびばねケ−ス5を操作箱
2外に配置することによって、全体を大型にすることが
心配されるが、全体の相間方向寸法は、図1から分かる
ように架台3の大きさであり、投入用ばね21およびば
ねケ−ス5が架台3以上に大きくなることはなく、また
密閉タンク1の軸方向寸法は、図2から分かるように密
閉タンク1や操作箱2によって決められ、投入用ばね2
1およびばねケ−ス5を架台3に支持固定する構成であ
るため、同方向に大きくなることもない。さらに、投入
用ばね21と遮断用ばね34の位置を入替え、これに合
わせて操作箱2内の構成を変更しても良い。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、三相の密
閉タンク間を連結するように設けたばねケ−スと、架台
に支持固定したばねケ−ス内に、遮断用ばねおよび投入
用ばねをそれぞれ収納したため、これらばねによる振動
を強固な構成で既存の構成要素である各相の密閉タンク
や架台で受けて操作箱に伝達されるのを抑制し、従来の
ように操作箱内に配置した電磁開閉器や補助開閉器等の
誤動作を防止すると共に、操作箱の構造も簡素にするこ
とができる。
閉タンク間を連結するように設けたばねケ−スと、架台
に支持固定したばねケ−ス内に、遮断用ばねおよび投入
用ばねをそれぞれ収納したため、これらばねによる振動
を強固な構成で既存の構成要素である各相の密閉タンク
や架台で受けて操作箱に伝達されるのを抑制し、従来の
ように操作箱内に配置した電磁開閉器や補助開閉器等の
誤動作を防止すると共に、操作箱の構造も簡素にするこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例によるガス遮断器の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示したガス遮断器の側面図である。
【図3】図1に示したガス遮断器の要部断面拡大図であ
る。
る。
【図4】図1に示したガス遮断器の他の要部断面拡大図
である。
である。
1 密閉タンク
2 操作箱
3 架台
4,5 ばねケ−ス
21 投入用ばね
34 遮断用ばね
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 竹内 信幸
茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株
式会社 日立製作所 国分工場内
(72)発明者 辻 治
茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株
式会社 日立製作所 国分工場内
(72)発明者 宗像 則昭
茨城県日立市東金沢町一丁目15番25号
株式会社日立エレクトリックシステムズ
内
(56)参考文献 特開 昭64−6340(JP,A)
特開 平3−205715(JP,A)
特開 昭63−304542(JP,A)
特開 昭61−284014(JP,A)
実開 昭60−51847(JP,U)
実開 昭61−16831(JP,U)
実開 平1−100338(JP,U)
実開 昭56−167444(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01H 33/40 - 33/42
H01H 33/53
Claims (3)
- 【請求項1】 架台上に支持した三相分の密閉タンク内
にそれぞれ開離可能な少なくとも一対の接触子を有し、
この接触子の開閉を遮断用ばねおよび投入用ばねによっ
て行ない、上記接触子の開閉指令を受ける遮断用コイル
および投入コイルを操作箱内に収納して構成したガス遮
断器において、上記三相の密閉タンク間を連結するよう
に設けたばねケ−スと、上記架台に支持固定したばねケ
−ス内に、上記遮断用ばねおよび投入用ばねをそれぞれ
収納したことを特徴とするガス遮断器。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記密閉
タンク間を連結するように設けたばねケ−ス内に上記遮
断用ばねを配置し、上記架台に支持固定したばねケ−ス
内に上記投入用ばねを配置したことを特徴とするガス遮
断器。 - 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記両ば
ねケ−スをそれぞれほぼ並行に配置し、これら上記ばね
ケ−スの一端を上記操作箱にそれぞれ連結したことを特
徴とするガス遮断器。
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