JP6069173B2 - ガス遮断器 - Google Patents

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Description

本発明はガス遮断器に関し、特に低層化とともに遮断器動作時の振動抑制とメンテナンス性を向上したことを特徴とするガス遮断器に関するものである。
ガス遮断器の操作器として、空気圧や油圧を利用した操作力を得る空気圧操作器や油圧操作器と、弾性体であるばねの圧縮力を解放することにより操作力を得るばね操作器が一般的に使用されている。
駆動源にばねを用いるガス遮断器の一例が特許文献1に記載されている。このガス遮断器は、遮断部タンクとリンク機構部と操作器とを横方向に隣接して設置し、遮断部タンクと操作器との間に遮断部タンクに連通するガスシール室を形成する構成としている。このような構成とすることで、高さ寸法を低減しつつ、遮断部タンク内の絶縁ガスの漏洩を効率よく低減できるガス遮断器を提供することを目的としている。
また、駆動源にばねを用いるガス遮断器の他の例として特許文献2に記載のガス遮断器がある。このガス遮断器は、ばね操作機構における補助制御装置等の取り付け箇所を遮断器の構成に応じ適宜変更することで操作器の操作性・保守点検性を向上しつつ、タンクの中心軸とばね操作器の中心をほぼ一致させることで、ガス遮断器全体としてバランスよく小型化を可能とすることを目的としている。
特開2011−29004号公報 特開2007−294363号公報
しかし、特許文献1及び2に示す構成では、駆動源のばねと遮断部接点の動作方向が直交しているためリンク機構が複雑になり遮断部接点を駆動するエネルギー効率が低下する課題があった。
また、駆動源のばねはガイドないしはケースに収納されているが、ガイドやケースは筐体に対し片持ち状態で支持されているため、駆動源のばねが動作した際にガイドやケースと当接し、それらが振動して遮断部接点を駆動するエネルギー効率が低下する課題があった。
さらに、特許文献2に示すガス遮断器では、ばね操作器と遮断部とを接続するリンク機構に調整部分がないので、製品が設置された現地において遮断部接点のワイプ量を調整することが困難なのでメンテナンス性に課題があった。
本発明は上記課題を解決することを目的とするものであり、具体的には全高抑制による小型化および動作時の振動抑制とメンテナンス性向上を実現できるガス遮断器およびそれを用いたガス絶縁開閉装置を提供することを目的としている。
本発明に係るガス遮断器は、固定接触子と、前記固定接触子に対して接触及び開離する可動接触子と、前記固定接触子と前記可動接触子を内部に有する密封タンクと、前記可動接触子を駆動する操作器と、前記密封タンクと前記操作器との間に設けた機構部を有する。前記操作器は駆動源の弾性体と、前記弾性体を収納するケースと、前記弾性体の駆動力を保持及び開放する制御機構と、前記弾性体の駆動力を前記可動接触子に伝えるリンク機構を有する。前記弾性体は遮断用弾性体と投入用弾性体で構成され、前記遮断用弾性体は、前記リンク機構と前記制御機構の間に軸方向を横向きに配置される。前記遮断用弾性体ケースと前記投入用弾性体ケースとに設けられたフランジを一体化する。前記遮断用弾性体ケースのフランジと前記機構部との間に空間を設け、前記空間に着脱可能な防水カバーを設ける。
本発明によるガス遮断器は全高抑制と動作振動抑制とメンテナンス性向上を実現することが可能となる。
実施例1に係るガス遮断器で、遮断部が入状態を示す側面図である。操作器部分は断面図とし、ガス遮断器の固定側と可動側は点線で示している。以下、図2、3、5、7において同様。 実施例1に係るガス遮断器で、遮断部が切状態を示す側面図である。 実施例1に係るガス遮断器で、図2の状態から遮断部が入状態に移行した状態を示す側面図である。 実施例1に係るガス遮断器で、操作器と機構部を示す斜視図である。 実施例1に係るガス遮断器をガス絶縁開閉装置に組み入れた状態を示す側面図である。 実施例1に係るガス遮断器をガス絶縁開閉装置に組み入れた状態を示す平面図である。 実施例1に係るガス遮断器で、遮断ばねと可動接触子との間に設けられたリンク機構を説明する側面図である。
以下、本発明を実施する上で好適な実施例について図面を用いて説明する。尚、下記はあくまでも実施の例であって、発明の内容を下記具体的態様に限定することを意図する趣旨ではない。発明自体は、特許請求の範囲の記載を満たす範囲内で種々の態様に変形することが可能であることは言うまでもない。
実施例1に係るガス遮断器について図1から4及び図7を参照して説明する。ガス遮断器33は、遮断部が収納された密封タンク4、ばね操作器2、ばね操作器2と密封タンク4とを接続する機構部15で構成される。密封タンク4は脚部10a、10bにより共通架台1に接続されると共に、タンク内部には絶縁性のガス、例えばSF6(六弗化硫黄)ガスが規定の圧力で封入されている。
密封タンク4内では、図示を略した導体を介して可動接触子7と固定接触子6とで構成された遮断部接点に通電される。可動接触子7には、固定接触子6と接する反対側に絶縁性リンク8が接続される。この絶縁性リンクに機構部15を介してばね操作器2の駆動力が作用して遮断部接点の開閉を行う。
図1では、固定接触子6に可動接触子7が接している状態、言い換えれば遮断部接点の入状態である。これにより母線から送電線路側に通電される。通電状態において、落雷などで系統に異常な電流が流れるとガス遮断器33に遮断指令が入力され、固定接触子6から可動接触子7を引き離して電流を遮断する。
機構部15は、絶縁性リンク8の延長端側で密封タンク4のフランジに接続されている。そして、機構部15の内部には回転軸21と、この回転軸21にガス中レバー22、気中レバー23が固定されている。
機構部15には密封タンク4と連通する図示を略したガスシール室と大気室が設けられており、回転軸21が両室を貫通して支持されると共に、図示を略したガスシール手段が設けられている。そして、回転軸21のガスシール室側にガス中レバー22が、大気室側に気中レバー23が接続されている。ガス中レバー22の一端には絶縁性リンク8が接続されている。気中レバー23の一端にはばね操作器2からの出力リンク30がピン24により回動自在に連結されている。
なお、気中レバー22及びガス中レバー23は機構部15に配置することに限定されるものではなく、密封タンク4の内部に配置しても良い。また、上記構成では、ガスシール室と大気室とを回転軸21において区分したが、これに限らず、出力リンク30のような直動部分で区分しても良い。
次にばね操作器2の構成を説明する。ばね操作器2は機構部15の板15cに接続されると共に脚部10dにより共通架台1に接続されている。また、筐体9および制御機構(不図示)を覆うように操作箱3が設けられている。
ばね操作器2では、操作箱3の内部で、円筒状の遮断ばねケース34と投入ばねケース35が筐体9に固定される。また、投入ばねケース35は、筐体9と接続する反対端35bで機構部15cに固定される。二つのばねケース内には、夫々遮断ばね36と投入ばね37が収納されている。
遮断ばねケース34と投入ばねケース35は、図4に示すように、フランジ48により一体化される。フランジ48の遮断ばねケース34の反対側の面には遮断動作時の遮断ばねのオーバーストロークを規制するストッパフランジ49が締結されている。ストッパフランジ49と機構ケース15との間に着脱可能で上下分割式の防水カバー50が接続されている。このように構成することにより、ばね操作器の制御機構、駆動源のばねは防水されると共に操作箱3の小型化を図ることができる。
図1では遮断用、投入用の両方のばねが共に圧縮状態である。遮断ばね36は一端が筐体9に支持され、他端が遮断ばね受38で支持されている。遮断ばね受38の一端には遮断ばねリンク39の一端が接続されている。遮断ばねリンク39の他端は、主レバー40の一端に連結されている。主レバー40は、その中間部で筐体9に回動自在に支持された回転軸41に固定されている。
また、遮断ばね受38の他端には出力リンク30の一端が接続されている。本実施例のこの構成を引用文献1に記載の構成と対比すると、引用文献1の構成では、操作器の主レバー31から気中レバー23に出力リンクを連結するので、出力リンク30が長くなり、急峻な圧縮荷重が作用する場合の座屈を回避するために、出力リンクの断面二次モーメントを本実施例より大きくする必要があった。
本実施例では、遮断動作の際には、出力リンク30に急峻に圧縮荷重が作用するとしても、図1に示すように出力リンク30を引用文献1記載の構成と比較して短くすることができるので、出力リンク30の座屈のおそれを低減することが可能となる。これにより、操作器の信頼性を向上させることができる。
なお、出力リンク30は一つの部材で図示しているが、二つ以上の部材をターンバックルで締結した構造としても良く、これにより遮断部ワイプ量の調整が可能であり、以下、図7を用いて説明する。
図7において出力リンク30以外の操作器、機構部、遮断部の構成は図1と何らの変わりがない。出力リンク30は、一端がばね受け38に回動自在に支持され他端にリンク30cの所定の長さを挿入可能に構成したリンク30aと、一端がピン24により気中レバー23に回動自在に支持されると共に中間部にネジ部を設けてナット30bによりリンク30aと締結可能なリンク30cとから成る。
このように構成することにより、遮断ばね36の圧縮状態においてもナット30bを緩めることにより出力リンク30cがリンク30aから出ている長さを調整することができるので、固定接触子6に対する可動接触子の重なり量、即ち遮断部ワイプ量の調整が可能となる。現地において調整が必要になった場合には、図7に示したように防水カバー50の上半分50bのみを外すことで作業可能であり、メンテナンス性が向上する。
また、遮断ばね36は、軸方向横向きにして配置される。より好ましくは、遮断ばね36の動作軸が可動接触子7の動作軸と略平行に設けられる。
このような構成とすることで、特許文献1及び2に記載の構成のように遮断ばねの動作軸と可動接触子の動作軸が略直交したものと比べ操作器の駆動力を可動接触子に伝えるリンク機構を簡易なものとすることができるので、可動接触子12に操作器2の駆動力を効率よく伝えることが可能となる。
なお、投入ばね37を設ける位置は特に限定されず、遮断ばね36の上側に設けても下側に設けてもよく、また側面に設けてもよいが、遮断器の低重心化・耐震化のためには投入ばね37を遮断ばね36の下方、より好ましくは鉛直下方に配置する構成が好ましい。
また、ばね操作器2の投入ばね37は、一端が筐体9に支持され、他端が投入ばね受42で支持されている。投入ばね受42には投入ばねリンク43の一端が接続されている。投入ばねリンク43の他端には投入カム45が回動自在に連結されている。投入カム45は、筐体9に回動自在に支持された回転軸44に固定されている。
ばね操作器2には、接点の投入動作で投入ばね37が解放された後で、再圧縮するために図示を略した歯車列と電動機が筐体9に設けられている。さらに、圧縮された投入ばねおよび遮断ばねの駆動力を保持、解放するために図示を略した機構が筐体9内に設けられている。
次に図1〜図3を用いてガス遮断器33の動作を説明する。初めに、図1に示す遮断部接点の入状態から切状態に移行する動作について述べる。図1において、ガス遮断器33に遮断指令が入力されると、接点の切動作が開始される。
すなわち、図1において、遮断ばねの制御機構を作動させて、圧縮状態にある遮断ばね36の規制を解き、遮断ばね36を放勢させる。これにより、遮断ばねリンク39を介して出力リンク30に遮断ばね36の駆動力が伝達され、出力リンク30が紙面右方向に移動する。
そして、機構部15の気中レバー23が時計回りに回動する。回転軸20も時計回りに回動し、これに固定されたガス中レバー22も時計回りに回動する。これにより、絶縁性リンク8が図1の紙面左方向に駆動され、遮断部接点の可動接触子7を紙面左方向に移動させて固定接触子6から開離させる。
このとき、遮断ばね36およびばね受け38は概ね水平方向に動作するが、紙面の上下方向にも変位して振動が遮断ばねケース34に伝達される。遮断ばねケース34の振動はフランジ48を介して投入ばねケース35に伝達され、投入ばねケース35から機構ケース15にまで伝達される。しかしながら、本実施例の構成では、遮断ばねケース34の紙面上下方向および紙面奥行き方向の曲げ剛性が従来技術に比べて強化されるために、遮断動作時の振動が抑制される。
遮断ばね36の放勢が完了すると接点の切動作が終了し、図2に示すようにばね操作器2において、主レバー40の一端が投入カム45の外周面にほぼ当接して止まる。
次に、図2に示す遮断部接点の切状態から図3に示す接点の入状態に移行する動作を以下に説明する。図2の状態において、ガス遮断器33に投入指令が入力されると、図示を略した投入ばねの制御機構が作動して、圧縮状態にある投入ばね37の規制を解き、投入ばね37を放勢させる。投入ばねケース35のフランジ35b(図4)が機構ケース15に剛に結合されているため、投入ばね37及びばね受42が紙面上下方向にも変位しても投入ばねケース35の振動が抑制される。
投入ばね37の放勢に伴い、投入ばねリンク43を介して投入カム45、回転軸44が時計回りに回動する。カム45の回動に伴い、カム45の外周面が主レバー40の外周面を押圧して主レバー40を反時計回りに回動させる。これにより遮断ばねリンク39、遮断ばね受38を介して遮断ばね36を圧縮する。
同時に、出力リンク30が紙面左方向に移動する。これにより機構部15の気中レバー23およびガス中レバー22が時計回りに回動し、絶縁性リンク8を紙面右方向に移動させる。そして、絶縁性リンク8に連結された可動接触子7が紙面右方向に移動して固定接触子6に接し、遮断部接点が入状態になる。投入ばね37の放勢が完了すると図3に示す接点入動作の終了状態となる。
接点の入動作が完了した図3の状態から、図示を略した電動機と歯車列により、放勢した投入ばね37を圧縮させて、制御機構により投入ばね37の駆動力を保持して、図1に示す状態に移行する。
本実施例に示したガス絶縁開閉装置内に封入する絶縁性のガスはSF6に限定されることはなく、例えばSF6とN2、CF4との混合ガスやCO2ガスなどのSF6代替ガスを用いても良い。
また、本実施例に示したガス遮断器のばね操作器では遮断ばね、投入ばね共に圧縮コイルばねを用いているが、これに限定されることはなく、皿ばねなど直動する弾性体要素であれば、容易に置換が可能である。また、主たる駆動源に圧縮コイルばねを用い、副次的な駆動源にトーションバーばねを適用しても本実施例と同様の効果が得られる。
本発明は上記のとおり、ばね操作器の遮断ばねの動作軸を可動接触子の動作軸と略平行にすることで、単純なリンク機構を用いてばね操作器の駆動力を可動接触子に伝えることができるので、ばね操作器の遮断ばねの動作軸と可動接触子の動作軸が略直交する等により複雑なリンク機構を用いる必要がある構成と比べ、効率よくばね操作器の駆動力を遮断部に伝えることが可能となる。これによりガス遮断器の信頼性を向上することが可能となる。
また、駆動源のばねの動作軸を可動接触子の動作軸と平行に設けた上で、ばねの紙面右側端部に変換レバーを揺動させるリンクを接続することにより、リンク長を抑制しつつ、簡易なリンク機構によりばねの駆動力を可動接触子に伝達することができるので、可動接触子を駆動するエネルギー効率を向上させることができる。
また、ばね操作器と密封タンクそれぞれを架台の上に固定することで、従来構成に多く採用されている操作器を密封タンクに片持ち支持して架台から浮いた構成とした遮断器と比較して、遮断動作時に生じる振動がばね操作器への影響を低減し、操作安定性を向上することが可能となる。
図5、6に本発明の第1実施例に係るガス遮断器をガス絶縁開閉装置に組み入れた状態を示す。図5に示すガス絶縁開閉装置においては水平配置されたガス遮断器33と、その上部に計器用変流器16及び母線接続導体25が接続されている。母線接続導体25の上部には接地装置27がフランジを介して接続されている。母線接続導体25の両端に配置される絶縁スペーサ29a、29bの両側には主母線用の断路器18、19が設けられている。断路器18、19それぞれに主母線容器11、12が、ガス遮断器33の軸方向に対し略直交方向に延在するように設けられている。
主母線容器12、断路器19、変流器16及び操作器2で囲まれた空間には操作器側作業スペースBが設けられ、主母線容器11、断路器18、変流器16及び密封タンク4で囲まれた空間には遮断部側作業スペースCが設けられている。
これらのスペースには、人が匍匐状態で入ってメンテナンス作業をするのに十分な高さと幅があればよい。遮断部側作業スペースCにおいては、ハンドホール5より遮断部のメンテナンスが可能である。操作器側作業スペースBにおいては、操作器2を遮断器から取り外すことが可能である。
主母線容器11、12には取り外し可能な支柱13、14が共通架台1に設けられており、事故時・点検時にガス遮断器33を取り外す時でも、主母線容器11、12、断路器18、19を取り外さずに作業できる構成としている。
ガス遮断器33の紙面右側には計器用変流器17がフランジを介して接続されている。計器用変流器17には絶縁スペーサ122を介して、縦形の線路側の断路器20が設けられている。線路側の断路器20には接地装置26が設けられている。断路器20の紙面右側には絶縁スペーサ28を介して計器用変圧器31と地中ケーブルヘッド32が接続されている。
図6に図1の矢印A−Aから見た、上方からの視点でのガス絶縁開閉装置の構成を示す。主母線容器11、12は三相の母線を一括に収納する。各相において、図5に示した計器用変流器16は概ね図6に示す断路器18、19の間を接続する母線接続導体25の下方に設けられる。
図5に明示した断路器20は図6に示す接地装置26の下方に接続される。接地装置26は絶縁スペーサ28を経て計器用変圧器31に接続されている。計器用変圧器31の下方には、送電路(不図示)に接続される地中ケーブルヘッド(図5中の32)が設けられている。
密封タンク4の上面には遮断部のメンテナンス用に設けられたハンドホール5が配される。図5に示すように、ハンドホール5の上方には遮断部側作業スペースCが設けられており、密封タンク4内の絶縁ガスを回収した後、ハンドホール5を開放することで遮断部のメンテナンスを容易に行うことができる。
以上に示すように、本発明によれば、駆動源の遮断用弾性体ケースと投入用弾性体ケースに設けられたフランジを一体化することにより、遮断動作時の動作振動を抑制することができるので、可動接触子を駆動するエネルギー効率を向上させるができる。
また、投入用弾性体ケースの端部を機構部に固定することで、投入動作時の動作振動も抑制することができる。
さらに、遮断用弾性体ケースのフランジと機構部との間の空間に設けられた着脱可能な防水カバーを外すことにより、遮断ばねと可動接触子との間に設けられたリンクの長さを調整することができるので、現地でのメンテナンス性の向上を図ることができる。
本発明のガス遮断器は、密封タンク及びばね操作器を軸方向横置きとすることで、ガス絶縁開閉装置の全高を抑制することができる。これにより、ガス絶縁開閉装置を分解しなくても輸送用コンテナ(例えば、ISO規格の40フィートコンテナ)内に全体を収納して輸送することが可能となるので、輸送コストの低減が可能となり、現地での据え付け作業時間を削減することが可能となる。
なお、このような構成を採ることでガス絶縁開閉装置の低重心化を実現できるので、副次的効果として耐震性を向上することも可能となる。
1 共通架台
2 バネ操作器
3 操作箱
4 密封タンク
6 固定接触子
7 可動接触子
8 絶縁性リンク
10 脚部
15 機構部
22 ガス中レバー
23 気中レバー
30 出力リンク
34 遮断ばねケース
35 投入ばねケース
36 遮断ばね
37 投入ばね
40 主レバー
45 投入カム
48 フランジ
49 ストッパフランジ
50 防水カバー

Claims (6)

  1. 固定接触子と、前記固定接触子に対して接触及び開離する可動接触子と、前記固定接触子と前記可動接触子を内部に有する密封タンクと、前記可動接触子を駆動する操作器と、前記密封タンクと前記操作器との間に設けた機構部を有するガス遮断器であって、前記操作器は駆動源の弾性体と、前記弾性体を収納するケースと、前記弾性体の駆動力を保持及び開放する制御機構と、前記弾性体の駆動力を前記可動接触子に伝えるリンク機構を有し、前記弾性体は遮断用弾性体と投入用弾性体で構成され、前記遮断用弾性体は、前記リンク機構と前記制御機構の間に軸方向を横向きに配置され、前記遮断用弾性体ケースと前記投入用弾性体ケースとに設けられたフランジを一体化し、前記遮断用弾性体ケースのフランジと前記機構部との間に空間を設け、前記空間に着脱可能な防水カバーを設けたことを特徴とするガス遮断器。
  2. 前記遮断用弾性体の動作軸は前記可動接触子の動作軸と略平行に設けられた、請求項1に記載のガス遮断器。
  3. 前記防水カバーは上下方向に分割可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載のガス遮断器。
  4. 前記防水カバーは上下方向に分割可能な構成としたことを特徴とする請求項2に記載のガス遮断器。
  5. 前記投入用弾性体ケースの一端は前記機構部の一端に結合されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガス遮断器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のガス遮断器を有するガス絶縁開閉装置。
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