JP3418144B2 - 人孔と管体との接続方法 - Google Patents
人孔と管体との接続方法Info
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Description
工法に関する。
設して埋設するに際して、溝孔内に一本ごと管体を沈下
させて連結を行ういわゆる開削方法に代えて、複数本の
管体群を安定液で満たした沈埋溝内に沈下させ、相互
を、あるいは人孔(マンホール)と接続する方法が、特
に都市における交通の停止を最小限に抑えるために汎用
されている。
ついて説明すると、まず、図1に示すように、管体Pの
沈埋位置および人孔部M,Mの両側に、ガイドウォール
1,1を構築する。次いで、図示しないが、ガイドウォ
ール1,1間における始端側人孔部Mから所定距離を、
例えば次の人孔部Mまでをパワーショベルなどにより、
ベントナイト泥水などの安定液Bを充填しながら沈埋溝
Dを掘削するとともに、この沈埋溝Dの少なくとも始端
がわの人孔部Mに人孔2を沈設する。
うに、複数本の管体P,P,…に、補強および重力増加
を目的として、溝形鋼等の上部支持材3、H形鋼等の下
部支持材4を当てがい、これをワイヤー5などにより管
体Pにも巻き掛けて一体化させる。また、この一体化連
結管体PUの上部支持材3上面には、カップラー6を長
手方向に間隔をおいて複数固着し、これらカップラー6
に位置監視用および吊り支持用のゲビン棒(ネジ鋼棒)
7を螺合させておく。
体として組み立てた門型クレーン足場8を支持体とし
て、チェーンブロック9Aにより連結管体PUに巻きつ
けられているワイヤー5を介して連結管体PUを吊り支
持し、チェーン9Bによる支持を順次落とし下げ、人孔
2の接続すべき位置まで吊り降ろし沈下させる。この沈
下完了状態が図3に示されている。しかる後、図4に示
すように、ガイドウォール1,1間に架設された架設部
材20と吊り支持用ゲビン棒7とをナット21により連
結し、連結管体PUを吊り支持する。
向位置、および溝幅方向位置)に吊り支持されているか
否かを、安定液面から突出するゲビン棒7、および管体
の所定部位に対して連結糸を介して繋いだウキFの位置
によって確認する。管体の沈設位置がズレている場合に
は、沈設管体の側方にH形鋼を建込み、これを管体の側
面に押し当て溝幅方向に移動させる等して沈設位置を調
整する。
ントミルク等の固化材を注入するとともにエア攪拌を行
い、安定液Bの固化を図る。この固化の完了および1〜
3日程度の養生期間を待って、人孔2内に作業員が潜入
し、図5に示すように固化泥水部分を狸掘して人孔2と
管体Pとを連通させ、この連通路10に、人孔2内から
接続用の短管JPを挿入し、さらにこの接続管JPの周
囲の空隙にモルタルを充填して、止水を図る。
人孔と管体との接続において、接続管外面と連通路内面
との隙間の空隙にモルタルを充填する具体的かつ好適な
方法が、未だ提案されていなかった。
面と連通路内面との隙間の固化材充填を、効率よく且つ
確実に行える接続方法を提案することにある。
明のうち、請求項1記載の発明は、掘削溝内に敷設さ
れ、且つ掘削溝内に満たされた安定液の固化により周囲
を安定液の固化体により囲まれた、相互に離間した人孔
と管体とを接続するにあたり、人孔と管体との間の安定
液の固化体を人孔がわから除去して、人孔と管体とを連
通させ、この人孔と管体との連通路内に、人孔がわから
人孔と管体とを接続する接続管を挿入し、しかる後に、
少なくとも接続管外面と連通路内面との隙間に固化材を
充填し固化させて、人孔と管体とを接続する方法におい
て;前記安定液の固化に先立って、スペーサーを、後に
前記連通路となる位置以下から前記安定液面よりも上側
まで延在するように配しておき、しかる後に、前記安定
液の固化を行い、しかる後に、前記スペーサーを安定液
の固化体から引き抜くとともに、前記安定液の固化体の
人孔がわからの除去を行って、地上から人孔内および管
体内を通らずに安定液の固化体内を通り、接続管外面と
連通路内面との隙間に連通する注入路を形成し、しかる
後に、前記隙間の人孔側開口部を蓋型枠により塞ぐとと
もに、前記注入路を介して前記隙間内への固化材の充填
を行い固化させ、 しかる後に、前記蓋型枠を撤去して人
孔と管体とを接続する、ことを特徴とする、人孔と管体
との接続方法である。
掘削溝内に、先ず人孔を沈設し、次に前記管体を沈設
し、しかる後に前記安定液の固化を行うようにするとと
もに、前記スペーサーを前記管体の沈設時における沈降
用ガイド部材としても利用する、請求項1記載の人孔と
管体との接続方法である。
て添付図面を参照しつつ詳説する。本発明は、図6に示
すように、地上から人孔2内および管体P内を通らずに
固化体C内を通り、接続管JP外面と連通路10内面と
の隙間Sに連通する注入路(供給路)60を設け、これ
を介して目的の隙間Sに固化材を充填することを骨子と
し、さらに次のような手法を採るものである。
における安定液Bの固化に先立って、棒状または管状ス
ペーサー61を、後に接続管が挿入される連通路10と
なる位置以下から安定液面B1よりも上側まで延在する
ように例えば地上部から吊り下げて配しておき、しかる
後に安定液Bを固化させ、少なくともダレない程度に固
化したならば、スペーサー61を引き抜いて図6に示す
注入路60を形成するものである。
のものを用いても良いが、例えば図8に示すように、予
め、棒状または管状のガイド部材62を安定液面B1か
ら突出するように先行敷設人孔2の管体接続がわ下端部
にナット63を介して着脱自在に立設しておき、これを
管体の沈降等に利用する場合には、当該ガイド部材62
を注入路形成用スペーサーの代わりとすることもでき
る。つまり、安定液Bの固化後にガイド部材62をナッ
ト63から外して引き抜けば地上部から連通路10とな
る部位まで延在する図6に示す注入路60が形成され
る。64は、ガイド部材62に外嵌するガイド管64P
を備えたガイド装置を示しており、沈降管体Pに取付け
られる。
ような注入路60を形成するとともに、前述従来例と同
様に人孔2と管体Pとの間の固化体Cを人孔2がわから
除去して人孔2と管体Pとを連通させて、連通路10内
に注入路60を連通させ、この連通路10内に、人孔2
がわから人孔2と管体Pとに跨る接続管JPを挿入す
る。かくして、接続管JP外面と連通路10内面との隙
間S(環状をなす)内に注入路60が連通する。
外面と連通路10内面との隙間S人孔側開口部を蓋型枠
400(コンパネ等により形成)により塞いで、接続管
JP外面と連通路10内面との隙間Sを密閉スペースと
なす。本例の蓋型枠400では、抜気管路42が人孔2
内から当該型枠を貫通して隙間S内に連通している。ま
た、図中の符号51は、管体Pの沈埋に先立ってその雌
ジョイントPA内周面 に取付けられたシールリングを示
しており、接続管JPを挿入した時点でシールリング5
1によって接続管JPの先端外面と管体Pの雌ジョイン
トPA内周面との隙間S2がシールされるようになって
いる。したがって、接続管JP外面と連通路10内面と
の隙間S内に充填した固化材35が管体P内に漏れるこ
とはない。
型枠400内(隙間内)にモルタル等の固化材35を注
入充填する。この際、密閉スペースS内雰囲気は順次抜
気管路42を介して排出されるので、円滑に充填を行う
ことができる。充填固化材が少なくともダレない程度に
固化したならば、蓋型枠400を撤去する。かくして、
充填固化材の固化によって、人孔2と管体Pとが接続管
JPを介して液密に接続される。
した注入路形成手法と同様の手法により注入路60とと
もに並設することができ、その場合には蓋型枠400に
抜気孔を形成したり抜気路を設けたりする必要はない。
外面と連通路内面との隙間の固化材充填を、効率よく且
つ確実に行うことができるようになる。
掘削形態を示す、平面図である。
である。
した、縦断面図である。
を示す、縦断面図である。
面図である。
す縦断面図である。
す縦断面図である。
一具体例を示す縦断面図である。
る。
塊状固化材、40…蓋型枠、41…固化材供給路、42
…抜気路、60…注入路、JP…接続管、S…隙間。
Claims (2)
- 【請求項1】掘削溝内に敷設され、且つ掘削溝内に満た
された安定液の固化により周囲を安定液の固化体により
囲まれた、相互に離間した人孔と管体とを接続するにあ
たり、 人孔と管体との間の安定液の固化体を人孔がわから除去
して、人孔と管体とを連通させ、 この人孔と管体との連通路内に、人孔がわから人孔と管
体とを接続する接続管を挿入し、しかる後に、 少なくとも接続管外面と連通路内面との隙
間に固化材を充填し固化させて、人孔と管体とを接続す
る方法において; 前記安定液の固化に先立って、スペーサーを、後に前記
連通路となる位置以下から前記安定液面よりも上側まで
延在するように配しておき、 しかる後に、前記安定液の固化を行い、 しかる後に、前記スペーサーを安定液の固化体から引き
抜くとともに、前記安定液の固化体の人孔がわからの除
去を行って、地上から人孔内および管体内を通らずに安
定液の固化体内を通り、接続管外面と連通路内面との隙
間に連通する注入路を形成し、しかる後に、 前記隙間の人孔側開口部を蓋型枠により塞
ぐとともに、前記注入路を介して前記隙間内への固化材
の充填を行い固化させ、 しかる後に 、前記蓋型枠を撤去して人孔と管体とを接続
する、 ことを特徴とする、人孔と管体との接続方法。 - 【請求項2】安定液で満たした掘削溝内に、先ず人孔を
沈設し、次に前記管体を沈設し、しかる後に前記安定液
の固化を行うようにするとともに、前記スペーサーを前
記管体の沈設時における沈降用ガイド部材としても利用
する、請求項1記載の人孔と管体との接続方法。
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