JP3417920B2 - 超吸収性ポリマー - Google Patents

超吸収性ポリマー

Info

Publication number
JP3417920B2
JP3417920B2 JP2000387470A JP2000387470A JP3417920B2 JP 3417920 B2 JP3417920 B2 JP 3417920B2 JP 2000387470 A JP2000387470 A JP 2000387470A JP 2000387470 A JP2000387470 A JP 2000387470A JP 3417920 B2 JP3417920 B2 JP 3417920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polymer
gel
acrylic acid
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000387470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001200011A (ja
Inventor
ジェイ.リンド エリック
ジェイ.スミス スコット
Original Assignee
ストックハウゼン ルイジアナ リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=24691969&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3417920(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ストックハウゼン ルイジアナ リミティド filed Critical ストックハウゼン ルイジアナ リミティド
Publication of JP2001200011A publication Critical patent/JP2001200011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3417920B2 publication Critical patent/JP3417920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/001Removal of residual monomers by physical means
    • C08F6/003Removal of residual monomers by physical means from polymer solutions, suspensions, dispersions or emulsions without recovery of the polymer therefrom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F6/00Post-polymerisation treatments
    • C08F6/006Removal of residual monomers by chemical reaction, e.g. scavenging

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】いわゆる「超吸収性」ポリマーの形成は、
架橋剤の存在下、種々の水溶性モノマーの重合を必要と
するが、しばしば水不溶性コモノマーを伴う。架橋剤は
重合の間に又は重合後に加えてよい。この超吸収性ポリ
マーはわずかに架橋した、水不溶性のヒドロゲルポリマ
ーであり、乾燥し本質的に水を含まない場合に大きな水
吸収能を有する。
【0002】結果として、この超吸収性ポリマー材料
は、おむつ、失禁コントロール製品、生理用ナプキン等
のような水吸収構造体及び製品の添加剤として有効であ
る。
【0003】この超吸収性材料はヒトの皮膚に接するた
め、低分子量化合物が皮膚に刺激を与え又は他の健康上
の脅威を与える場合、超吸収性架橋ポリマー材料から低
分子化合物を除去することが望ましい。
【0004】この低分子量材料は水溶性ポリマーのオリ
ゴマーを含み、これは架橋しておらず、しかし最も重要
なことは超吸収性のわずかに架橋したポリマー構造体の
形成に用いられる最初のモノマーである。
【0005】本発明の目的は、高分子量(すなわち約1
0,000,000ダルトン)の水溶性及びわずかに架
橋した、水不溶性、高分子量ポリマーの両者の残留モノ
マー含量を低下させることである。乾燥ポリマーを基準
として50ppm以下の濃度に総残留モノマー含量を低
下させることが目的である。
【0006】本発明の他の目的は,超吸収性のわずかに
架橋した水不溶性ポリマーから、そこに含まれるモノマ
ー含量をポリマーの乾燥重量を基準として少なくとも5
0ppmの濃度に低下させることである。
【0007】さらに本発明の他の目的は、(メタ)アク
リル酸もしくはその塩より製造された超吸収性のわずか
に架橋した水不溶性ポリマー内の(メタ)アクリル酸モ
ノマー含量を低下することである。ここで用いられるよ
うに、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸とメタクリル酸の混合物、及びそのあら
ゆる水溶性塩を含むことを意味する。
【0008】最後に、本発明の目的は、アクリル酸、メ
タクリル酸、その混合物、及び/又はその遊離酸もしく
は塩を用いて製造された超吸収性のわずかに架橋した水
不溶性ポリマーに含まれるアクリル酸、メタクリル酸、
又はその塩の量を、乾燥ポリマー重量を基準として25
ppm以下、好ましくは約10ppm以下のレベルに低
下させることである。
【0009】(メタ)アクリル酸、すなわちアクリル
酸、メタクリル酸、その混合物もしくはその塩より製造
された高分子量水溶性及び水不溶性ポリマーは従来、凝
集剤、凝固剤として用いられており、多くの架橋剤によ
り架橋された場合、水もしくは水性排泄物のような水性
液体を多量に吸収できる水不溶性,ヒドロゲル形成ポリ
マーを形成する。この超吸収性はさらに、中程度の温度
及び圧力において吸収した水性液体を保持することがで
きる。このヒドロゲル形成ポリマーの吸収特性は、使い
捨ておむつ、失禁用製品、生理用ナプキン等のような吸
収製品への混入を有効にする(Harperらの米国特
許第3,669,103号及びHarmonの米国特許
第3,670,731号参照)。
【0010】このヒドロゲル形成超吸収性材料は水吸収
性スターチ樹脂より製造され、この樹脂は、スターチ、
セルロース、デキストラン等のような種々の多糖類にア
クリル酸及び/又はメタクリル酸もしくはその塩のよう
な不飽和モノマーをグラフト重合することにより製造さ
れる。時には、このグラフト重合法後、得られるグラフ
トされたポリマーを架橋する。架橋しグラフトしたスタ
ーチ樹脂の例は、Masudaらの米国特許第4,07
6,663号である。
【0011】この水不溶性のわずかに架橋したヒドロゲ
ル形成材料は、架橋し重合した不飽和モノマーのみを含
む。合成ヒドロゲルはポリマーがグラフトするスター
チ、セルロース、デキストラン、もしくは他の多糖類を
含まないが、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミ
ド、マレイン酸、無水マレイン酸、ビニルスルホネー
ト、並びにメチル及びエチルアクリレート等のようなモ
ノマーより合成される。そのようなモノマーの例は、 Brabdら、米国特許第4,654,039号 Tsubakimotoら、米国特許第4,286,0
82号 Westerman、米国特許第4,062,817号 Obayashi、米国特許第4,340,706号 Yuki、米国特許第4,654,393号 に記載されている物質である。
【0012】基本的に、炭水化物グラフト材料を教示し
ている特許を除き、上記特許は、乾燥した際にその重量
の数倍の水もしくは水を含む体液を吸収する能力を有す
る高分子量のわずかに架橋した水不溶性ゲル形成ポリマ
ーを形成するため、アクリル酸、メタクリル酸、もしく
はその水溶性塩、又はその他のモノマーとの混合物の使
用を教示している。
【0013】この高分子量ポリマーの多くの製造方法が
知られており、その方法は、(メタ)アクリル酸を遊離
酸としてもしくは中和した塩、すなわちナトリウムアク
リルレートとして重合すること、又は純水なアクリル酸
(未中和)から一部中和されたモノマー酸、すなわち7
5モルパーセント以上の水酸化ナトリウム(又は炭酸ナ
トリウムのような他のアルカリ)により中和されたアク
リル酸の中和塩に重合を行うことを含む。このモノマー
は、溶液もしくは油中水形乳濁液を形成するため水に加
え、次いで米国特許第4,654,039号に記載され
ているような遊離基開始剤のような重合開始剤の添加に
より重合される。この遊離基開始剤は、限定するもので
はないが、過酸素化合物、例えば過硫酸ナトリウム、過
硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過酸
化ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチル
ジペルフタレート、t−ブチルペルベンゾエート、過酢
酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム等を含む。他の遊離基
開始剤は、硫酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、
種々の第一鉄イオン塩等のような、還元剤と組み合わせ
た、上記のような過酸素化合物を含む従来のレドックス
開始剤系を含む。VAZO(DuPontの商標)触媒
のような有機遊離基前駆体も用いてよい。Loginら
の米国特許第4,473,689号は水溶性ポリマー材
料の製造における最少重合開始剤濃度の使用を教示して
いる。
【0014】アクリル酸、メタクリル酸、もしくはこれ
らの一部中和された塩、又はこれらの混合物は通常水溶
液中で、又は油中水形乳濁液中で形成される。水溶液が
重合される場合、この溶液は少なくとも約5〜15重量
パーセント、多くとも40〜95重量パーセントのモノ
マーもしくはモノマー混合物を含む。この水溶液には架
橋剤が加えられ、この架橋剤は通常この水性混合物に存
在するモノマーの総モル数を基準として約0.001〜
5モルパーセントの量で加えられる。好ましくは架橋剤
は、水性混合物に存在する総モノマーの約0.01〜約
3モルパーセント水性混合物に含まれる。この混合物に
対し、遊離基開始剤が加えられ、重合が開始され、進行
する。重合は水溶液中でもしくは水性ゲル中で進行し、
又は逆乳濁液、すなわち油中水形分散重合で進行する。
ある場合、特に超吸収性ポリマービーズの逆懸濁法の場
合、架橋剤は重合がほぼもしくは完全に終了した後に加
えられる。
【0015】重合反応が進行しそして終了が近づくにつ
れ、ヒドロゲルへの遊離酸もしくは一部中和した水溶性
塩のいずれかとしてのアクリル酸もしくはメタクリル
酸、又はそれらの混合物の高い転化率が達成される。ヒ
ドロゲルの特性は、モノマー濃度、モノマーのタイプ及
び比、架橋剤のタイプ及び量、開始剤のタイプ及び量、
重合時間及び温度、反応媒体の特性、並びにポリマー回
収及び/又は乾燥に用いる方法により調節される。ヒド
ロゲルポリマーは、その方法によって、ゲル体積、ゲル
強度、抽出可能なポリマー含量等の特定の組合せを有す
る。この特性は米国特許第4,654,039号に示さ
れており、本発明の超吸収剤はこれらの望ましいパラメ
ーターを有する。
【0016】米国特許第4,654,039号は遊離酸
モノマーの重合を教示しているが、米国特許第4,28
6,082号及び4,340,706号のような他の特
許はヒドロゲル形成ポリマーの合成用に遊離酸モノマー
及びその水溶性塩の混合物の使用を選んでいる。
【0017】米国特許第4,340,406号及び4,
506,052号は超吸収性ヒドロゲルポリマーを形成
するための逆懸濁による重合を教示している。この逆乳
濁もしくは逆懸濁法により製造されたポリマーも本発明
の範囲内に含まれる。
【0018】超吸収性を有するヒドゲルポリマーの製造
に用いられる上記方法に関係なく、これらのポリマーは
残留モノマー、すなわち残留アクリル酸もしくはメタク
リル酸モノマー、又はそれらの水不溶性塩を含んでい
た。この残留(メタ)アクリル酸モノマーの濃度はこれ
を含む製品との接触に敏感な人に皮膚刺激を与える。こ
のモノマーを低濃度値に低下させ、それにより残留モノ
マーの存在による健康の危険性を低下させる試みが行わ
れた。例えば、Baileyの米国特許第4,766,
173号は、システインもしくはリシンからなる群より
選ばれるアミノ酸によりポリマーを処理することによ
る、水不溶性ポリアクリル酸、水吸収性、ゲルポリマー
に存在する残留アクリル酸を低下させる方法を示してい
る。用いられるシステイン及びリシンは超吸収性材料に
存在するアクリル酸に比例する。
【0019】米国特許第4,929,717号は、水溶
性であるもしくは水中で膨潤しそして残留モノマー含量
の低いホモポリマーもしくはコポリマーの製造方法を教
示している。このポリマーは、反応しそしてモノマー二
重結合を越えて付加できる化合物で処理される。この化
合物はアンモニア、アンモニア塩、アルキルアミンもし
くはその塩、ヒドロキシアミンもしくはその塩、ハロゲ
ン化水素、アセチルアセトネート、活性水素を含むマロ
ネート、ブロモスクシンイミド、臭化ピリジニウム、過
臭化ジオキサン、又は臭素を含むもしくは臭素を放出す
る(この臭素は二重結合を越えて付加する)化合物を含
むと教示されている。
【0020】他のビニル付加化合物、又はビニル反応性
化合物は、過マンガン酸、重クロム酸、クロム酸、二酸
化セレニウム、オゾン、又はビニル二重結合を酸化する
他の化合物、又は亜硫酸アルカリ、亜硫酸アンモニウ
ム、硫黄を含むチオ化合物を含む。また、これらの化合
物は二重結合に加えてよい。この反応はポリマーゲル内
でおこり、ポリマーゲルの高温での乾燥を許容し、それ
によりこのモノマーの含量が低いポリマーゲルを放出す
る。モノマー残留含量は、ポリマーを基準として約50
0〜1000ppmから約100〜200ppmに低下
する。
【0021】最後に、以下の特許が米国特許第4,92
9,717号に示されており、これらの特許は未反応モ
ノマーを除去するもしくは未反応モノマーを他の成分及
び化合物に転化するようポリマーもしくはポリマーゲル
を処理し、それによりポリマー材料に含まれるモノマー
の残留含量を低下させる種々の方法を教示している。 米国特許第2,960,486号 米国特許第4,132,844号 米国特許第3,755,280号 米国特許第3,780,006号 米国特許第4,529,753号 米国特許第4,414,063号 米国特許第4,585,808号 米国特許第4,375,529号
【0022】さらに、他の特許もしくは特許出願も米国
特許第4,929,717号に示されており、この特許
もしくは特許出願は他の国において出願されており、以
下のものを含む。 ドイツ特許出願第1,070,377号 日本特許第53/51289号 日本特許第50/136382号 日本特許第56/103207号 日本特許第55/151015号 欧州特許第0175554号 ドイツ特許第2919096号 欧州特許第002860号 CS特許第210100号 英国特許第2113694号
【0023】これらの各々は、高分子量ポリマー及び超
吸収剤から残留モノマーを除去することの問題を解決す
るため当業者が試みた多くの方法が存在することを示し
ている。これらの方法は、亜硫酸ナトリウムと反応さ
せ、次いで乾燥し、メタノールもしくはメタノールと水
の混合物で抽出し、次いで乾燥し、ポリマーゲルを亜硫
酸水素ナトリウムの水溶液で及び固体亜硫酸アルカリで
処理し、t−ブチルヒドロペルオキシド及びメタ亜硫酸
水素アルカリを添加し、エタノールアミンを添加し、水
蒸気蒸留、共沸蒸留、高エネルギー輻射、及び触媒水素
化を用いることを含む。
【0024】このポリマー及びわずかに架橋した超吸収
性ポリマーゲルから残留モノマー、特にアクリル酸、メ
タクリル酸、もしくはこれらの塩を除去する多くの試み
にもかかわらず、これらのモノマーを乾燥ポリマー重量
を基準として50ppm以下のレベルへの除去の成功は
教示されていない。また10ppm以下へのアクリル
酸、アクリル酸塩、メタクリル酸、メタクリル酸塩、も
しくはこれらの混合物の除去を教示している文献はな
い。
【0025】我々は、残留(メタ)アクリル酸モノマー
含量が、乾燥ポリマーを基準として約10ppm以下の
レベルである水溶性及び水不溶性ポリマーを発明した。
このポリマーは重合後,ビニル炭素炭素二重結合を越え
て付加できるもしくは反応できる化合物と界面活性剤の
混合物を含む水溶液を加える方法により得られる。
【0026】本発明に用いる処理剤は通常、界面活性剤
もしくは界面活性剤の混合物を50〜0.1重量パーセ
ント及びビニル炭素炭素二重結合を越えて付加しもしく
は反応し、遊離基開始により重合され得ない他の化学成
分を形成できるあらゆる化合物であるビニル付加化合物
を50〜99.9重量パーセント含む。
【0027】本発明において、通常、水溶液、水ゲル、
油中水系逆懸濁液、又はアクリル酸、メタクリル酸、中
和したもしくは一部中和した(メタ)アクリル酸、又は
他の水溶性モノマーと共にこれらのビニルカルボキシル
モノマーを含む水溶液の反応により形成されたポリマー
を含む、他の形態の水の重合した混合物に処理剤が加え
られる。他の水溶性モノマーは、限定するものではない
が、少なくとも1種の他の不飽和カルボン酸及び/又は
カルボン酸及び無水物モノマー、例えばエタクリル酸、
α−シアノアクリル酸、β−メチルアクリル酸、α−フ
ェニルアクリル酸、βーアクリルオキシプロピオン酸、
ソルビン酸、イタコン酸、グルタコン酸、マレイン酸、
フマル酸、無水マレイン酸、無水フマル酸等を含む。こ
れらのビニルモノマーはスルホン酸官能基を含むモノマ
ーを含んでいてもよく、限定するものではないが、脂肪
族もしくは芳香族ビニルスルホン酸、例えばビニルスル
ホン酸、アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン
酸、スチレンスルホン酸、アクリル及びメタクリルスル
ホン酸、スルホエチルアクリレート、スルホエチルメタ
クリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸等を含んでいてもよい。
【0028】さらに、中性ビニルモノマーは、限定する
ものではないが、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、エチルアクリレート、メチ
ルアクリレート、並びに他のカルボン酸もしくはスルホ
ン酸エステル含有モノマー、ヒドロキシル基含有モノマ
ー、アミド基含有モノマー、アミノ基含有モノマー、ニ
トリル基含有モノマー、及び4級アンモニウム塩基含有
モノマーを含む。種々のモノマーがMasudaらの米
国特許第4,076,663号及びWesterman
の米国特許第4,062,817号に詳細に示されてい
る。
【0029】しかし、本発明は、高分子量ポリマーゲ
ル、特に多量の水もしくは水を含む体液を吸収するに有
効なわずかに架橋した水不溶性高分子量ヒドロゲル形成
超吸収性ポリマー組成物に含まれる残留アクリル酸、メ
タクリル酸、又はその塩を除去する問題を解決すること
を意図している。
【0030】本発明のポリマーを与える方法は、超吸収
性ポリマーの残留(メタ)アクリル酸モノマー含量を約
50ppm以下、好ましくは約10ppm以下(乾燥ポ
リマーの基準)のレベルに低下させ、そして界面活性剤
及びビニル付加化合物の混合物を含む水溶液を細断した
ポリマーゲルもしくは予備形成したポリマービーズ(こ
のゲルもしくはビーズは約5〜約95重量パーセントポ
リマーを含んでよい)に加えること、好ましくはスプレ
ーにより(又は浸漬により)加えることを含む。この処
理剤は、初期の状態で50〜0.1重量パーセントの界
面活性剤及び50〜99.9重量パーセントのビニル付
加化合物を含み、約0.01〜約25重量パーセント、
好ましくは約0.05〜約10重量パーセント、最も好
ましくは約0.25〜約5重量パーセントの濃度で水溶
液もしくは懸濁液に含まれる。この処理剤は50〜0.
1:50〜99.9の比で界面活性剤及びビニル付加化
合物を含む。
【0031】この処理剤は、上記重量比の界面活性剤も
しくは界面活性剤の混合物とビニル付加化合物もしくは
この種の化合物の混合物の組合せである。界面活性剤は
約3〜約40、好ましくは約8〜約40、最も好ましく
は約12〜約40の親水−親油バランス(HLB)を有
する。界面活性剤は、純水な蒸留水に少なくとも100
〜1000ppmの濃度で加えた場合、空気と接するこ
の水の表面張力を約72.3ダイン/cmから約15〜約
50、好ましくは約20〜約40、最も好ましくは約2
0〜約35ダイン/cmに低下できるべきである。(表面
張力はすべて標準温度及び圧力での値である)。
【0032】最も好ましい界面活性剤は、メトキシ末端
エチレンオキシド、シロキサンの付加物、C12−C14
肪アルコールの4〜12モルエチレンオキシド付加物、
脂肪酸スルフェートのアルカリ金属塩(この脂肪酸スル
フェートは10〜30、好ましくは10〜24個の炭素
原子を含む)、もしくはグリコールもしくはグリセリン
のエチレンオキシド/プロピレンオキシド付加物、又は
これらの混合物である。この界面活性剤はフェノールも
しくは置換フェノール又はエチレンオキシド及び/又は
プロピレンオキシドのオリゴマーのエチレンオキシド付
加物であってもよい。
【0033】本発明において用いる界面活性剤は脂肪酸
又は脂肪酸の塩であってよく、この脂肪酸は約10〜約
30、好ましくは約12〜24個の炭素原子を含み,好
ましくは10〜30、最も好ましくは約12〜24個の
炭素原子を含む脂肪酸のアルカリ金属塩である。好まし
いアルカリ金属塩は、ステアリン酸及び/又はラウリン
酸のナトリウムもしくはカリウム塩である。
【0034】本発明において用いる処理剤中の界面活性
剤は単一の界面活性剤であってよく、又は上記の界面活
性剤の混合物のような界面活性剤の混合物であってよ
い。
【0035】ビニル付加化合物は、遊離基開始によりビ
ニル重合することのできない反応生成物を形成するよう
ビニル二重結合をこえて付加することのできる又はビニ
ル二重結合と反応することのできる物質である。そのよ
うなビニル付加化合物は、限定するものではないが、亜
硫酸のアルカリ金属塩、亜硫酸水素のアルカリ金属塩、
又はこれらの混合物を含む。これらはアルキルもしくは
アリール、又は置換アルキルもしくはアリールスルフィ
ン酸、又はその水溶性塩、もしくはこれらの混合物を含
んでよく、また次亜リン酸のアルカリ金属塩、硫黄含有
アミン酸、例えばシステイン、リシンもしくはその水溶
性塩、種々のチオ硫酸誘導体もしくはその組合せ、重ク
ロム酸、クロム酸、二酸化セレニウム又はオゾンも含
む。さらに、ブロモスクシンイミド、臭化ピリジニウ
ム、過臭化ジオキサン、ヒドロキシルアミンもしくはヒ
ドロキシルアミン塩等もこの化合物の範囲内である。こ
れらの化合物は互いの混合物で、又は酸化するアニオ
ン、例えば過硫酸、過酸化物等との混合物で用いてよ
い。
【0036】これらのビニル付加化合物は、好ましくは
亜硫酸水素のアルカリ金属塩、例えば亜硫酸水素カリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム等、アルキルもしくはアリー
ル、又は置換アルキルもしくはアリールスルフィン酸、
又はその水溶性塩、次亜リン酸のナトリウムもしくはカ
リウム塩、システイン及び/又はリシンのナトリウムも
しくはカリウム塩、もしくは遊離アミン酸、システイン
及びリシン、又は上記のあらゆる組合せからなる群より
選ばれる。
【0037】約50ppm以下、好ましくは約10pp
m以下(乾燥ポリマー基準)のレベルの残留(メタ)ア
クリル酸モノマーを含む超吸収性ポリマーを得るための
方法を実施する場合、あらゆる数の遊離基開始剤もしく
は上記の開始剤により(メタ)アクリル酸、又は一部も
しくは完全に中和したその溶液の重合を開始する。重合
する溶液はあらゆる数の異なる架橋剤を含むが、好まし
い架橋剤はN,N´−メチレンビスアクリルアミド、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルア
ミン、ジアリルアミン、及びエチレングリコール、トリ
メチロールプロパン、グリセリンもしくは他のポリオキ
シエチレングリコールのトリアクリル酸エステル、又は
これらの混合物からなる群より選ばれる。重合は溶液
中、又は油中水形分散液もしくは懸濁液中で続けられ
る。
【0038】これらの種々の最終生成物ゲルは約200
〜約1500ppmの未反応アクリル酸、メタクリル
酸、又はその塩を通常含む。このゲルは乾燥工程用に小
さな粒子に細断される。この細断されたゲル粒子は約5
0〜50000ミクロンの大きさである。逆懸濁工程ゲ
ルを用いる場合、粒度範囲は10〜5000ミクロンで
ある。次いでこれらのビーズ材料は油連続相からの沈降
及び濾過により分離される。乾燥前にこのビーズを細断
する必要はない。
【0039】乾燥工程の直前に、細断されたゲル粒子に
スプレーされる処理剤溶液の最良の付着を得るため混合
しながら処理剤の水溶液を細断されたゲルもしくはビー
ズにスプレーするもしくは接触させる。本発明において
用いる水性スプレーは上記比の上記界面活性剤の及びビ
ニル付加化合物を含む。スプレー溶液は上記濃度で界面
活性剤及びビニル付加化合物を含む。第一に、ビニル付
加化合物は少なくとも1モル存在するようにスプレー溶
液に含まれる。好ましくは、この処理レベルは残留モノ
マー1モルに対し少なくとも2モルのビニル付加化合物
であり、好ましくは残留モノマー1モルに対し少なくと
も5モルのビニル付加化合物である。
【0040】本発明において用いる処理剤を含むスプレ
ー溶液は通常蒸留もしくは脱イオン水中で製造される
が、軟水中で製造してもよい。カルシウムもしくはマグ
ネシウムのような硬質イオンは避けるべきである。この
水溶液は通常0.05〜25、好ましくは0.25〜1
0重量パーセントのビニル付加化合物及び0.01〜
5、好ましくは0.05〜1.5重量パーセントの界面
活性剤を含む。最も好ましくは,スプレー溶液は0.0
5〜0.5重量パーセントの界面活性剤を含む。本発明
において用いる処理剤は好ましくは水溶液を形成する物
質であるが、この処理剤は、特に界面活性剤が低いHL
B、例えば約8以下のHLBを有する物質である場合曇
った外観を有する分散体を形成する。この処理剤を含む
水性スプレーは、ゲルの約0.05〜10重量パーセン
ト(湿ゲルポリマーを基準として計算)の処理剤を与え
るようゲル粒子に加えられる。次いで処理されたゲルは
混合され乾燥される。乾燥は通常82〜204℃(18
0〜400°F)、好ましくは99〜190℃(210
〜375°F)、最も好ましくは99〜177℃(21
0〜約350°F)で行なわれる。
【0041】又は、ゲルを粒状に細断し、そして82〜
204℃(180〜400°F)の温度で乾燥し、次い
で処理剤を乾燥したポリマー上にスプレーする。次いで
処理剤を含むこの湿ったポリマーを混合し、約1分〜2
時間乾燥する。同様の低い残留モノマー結果を達成する
ための乾燥温度は82〜204℃(180〜400°
F)、好ましくは99〜190℃(210〜375°
F)である。
【0042】脱イオン水もしくは蒸留水の使用により形
成された水溶液(この水溶液は最も好ましくは0.10
〜10重量パーセントの亜硫酸水素ナトリウム、次亜リ
ン酸ナトリウム、アルキルもしくはアリール、又は置換
アルキルもしくはアリールスルフィン酸もしくはそのナ
トリウムもしくはカリウム塩、又はこれらの混合物を含
む)を、ラウリン硫酸ナトリウムもしくはカリウム、エ
トキシル化ポリジメチルシロキサン/メトキシ未端、6
〜12モルC12−C14脂肪アルコールのエトキシレ
ート、グリセリン開始エチレンオキシド−プロピレンオ
キシド付加物、ステアリン酸ナトリウムもしくはカリウ
ム、又はこれらの混合物からなる群より選ばれる界面活
性剤の存在下でスプレーすることが都合よいが、界面活
性剤はスプレー溶液中に約0.05〜約1.5重量パー
セント存在する。
【0043】細断したゲルもしくはポリマービーズに界
面活性剤とビニル付加化合物を含む処理剤の水溶液(又
は分散液)をスプレーした後、スプレー処理したポリマ
ーゲルを21〜93℃(70〜200°F)で10秒〜
2時間混合し、次いで82〜204℃(180〜400
°F)、好ましくは99〜190℃(210〜375°
F)、最も好ましくは99〜177℃(210〜350
°F)の温度で約2分〜約2時間、好ましくは5分〜3
0分乾燥する。
【0044】乾燥した材料を残留アクリル酸、メタクリ
ル酸、もしくはその塩の濃度を分析すると、その残留
(メタ)アクリル酸濃度はしばしば乾燥ポリマー重量を
基準として50ppm以下、最も好ましくは約10pp
m以下のアクリル酸モノマーである。
【0045】上記は5〜60重量パーセントポリマー、
好ましくは約30〜50重量パーセントポリマーを含む
ポリマーに関するものであるが、同様の良好な結果は、
乾燥したもしくは乾燥前の最終乳濁液として逆懸濁生成
超吸収剤に組合せ生成物を加えた場合に得られる。本発
明をさらに説明するため、以下に実施例を示す。
【0046】実験室で合成した架橋ポリアクリル酸超吸
収性湿潤ゲルを、2重量パーセント亜硫酸水素ナトリウ
ム及び0.1重量パーセント界面活性剤を含む溶液で以
下に示す異なる処理方法を用いて処理することにより、
界面活性剤を用いず亜硫酸水素ナトリウムを単独で用い
た場合得られるアクリル酸のレベルより十分低いレベル
に残留アクリル酸を低下させる。亜硫酸水素ナトリウム
と組み合せて5種の異なる界面活性剤をテストし、この
界面活性剤はSilwetL−7607,ステアリン酸
カリウム,ラウリル硫酸ナトリウム,6〜8モルのエト
キシル化C12−C14アルコール,グリセリン開始EO/
PO付加物、及びこれらの混合物を含む。
【0047】実験は、アクリル酸と混合した一部中和し
たアクリル酸ナトリウム、多不飽和架橋剤、及び遊離基
開始剤を含む多くの実験室で合成した湿潤ゲル(約40
重量パーセントポリマー)、並びに工業プロセスにおい
て製造された湿潤ゲル(約40重量パーセントポリマ
ー)で行った。さらに工業プロセスより得られた乾燥粉
末及び油中水形分散生成物より得られた乾燥材料につい
て実験を行った。
【0048】実験を以下の表に示す。
【表1】
【0049】表1において、約40重量パーセントの一
部重合した、わずかに架橋したアクリル酸ナトリウム/
アクリル酸超吸収性ポリマーを含む実験室で合成した湿
潤ゲルを処理することにより結果が得られる。このゲル
は架橋剤を3重量パーセント未満(ポリマー基準)を含
み、遊離基開始剤により開始されたものである。反応は
終了するまで本質的に断熱して高温下で行われた。形成
したゲルは粒子に細断され、示された量の亜硫酸水素ナ
トリウム及びステアリン酸カリウムを含む水溶液が細断
されたゲルにアトマイザーを用いてスプレーされた。亜
硫酸水素ナトリウム及びステアリン酸カリウムの総重量
を、湿潤ゲル及び残留アクリル酸の量と共に表に示す。
【0050】残留アクリル酸は、最終処理ポリマーのサ
ンプルを2g取り、このサンプルを水溶媒に加え400
gに希釈し、この希釈したサンプルを0.02モル硫酸
で抽出し、この抽出溶液の一部を二重カラム液体クロマ
トグラフに加える液体クロマトグラフにより測定した。
種々のクロマトグラフ充填剤を用いる。この方法と約
1.0ppmのアクリル酸(乾燥ポリマー基準)の量の
低限を測定することができることが示され、約0.3p
pmアクリル酸の検出限界を有していると推定された。
この分析法の相対標準偏差は、13ppmの残留アクリ
ル酸を有するサンプルについて測定し、自由度8で約6
パーセントである。報告された残留モノマー濃度はすべ
て乾燥ポリマーを基準として計算する。
【0051】表1において、192N(対照)は実験室
で合成した湿潤ゲルの分析であり、730ppmのアク
リル酸モノマーを含むと測定された。亜硫酸水素ナトリ
ウム及びステアリン酸カリウムの存在下、この残留アク
リル酸は、処理溶液がわずか1重量パーセント亜硫酸水
素ナトリウムを含む場合に約110ppmに低下した。
しかし、処理溶液が2〜6パーセント亜硫酸ナトリウム
モノマーを含む場合、約11〜19ppmの残留物が検
出された。
【0052】この結果を、この少量の界面活性剤を含ま
ず同量の亜硫酸水素ナトリウムを添加した同じ表と比較
する。界面活性剤が存在しないと、亜硫酸水素ナトリウ
ム溶液を4〜6パーセントの濃度で加えるまでこの低い
モノマーレベルは得られない。従って、2及び3パーセ
ントの界面活性剤の存在により亜硫酸水素ナトリウムは
残留アクリル酸の量の低下の手段となる。
【0053】
【表2】
【0054】表2において、他の実験の結果が示されて
いる。このケースにおいて、187G対照は実験室湿潤
ゲルに水のみをスプレーすることにより得られる材料で
ある。このベース湿潤ゲルは約818ppmのアクリル
酸を含んでいた。亜硫酸水素ナトリウム及び種々の界面
活性剤を0.01重量パーセント界面活性剤(湿潤ゲル
ポリマー重量基準)及び2重量パーセント亜硫酸水素ナ
トリウム(湿潤ゲルポリマー重量基準)の濃度におい
て、亜硫酸水素ナトリウムのみ又は界面活性剤のみによ
る処理により得られるよりも低い残留アクリル酸得られ
る。亜硫酸水素ナトリウムと5種の異なる界面活性剤の
いずれかとの組合せの存在において、処理後みられる残
留アクリル酸は、SBS(亜硫酸水素ナトリウム)のみ
による処理又は界面活性剤のみによる処理によりみられ
る残留アクリル酸の量よりずっと低い。処理された湿潤
ゲルはデイオールド(day old)であり、亜硫酸
水素ナトリウム及び界面活性剤を溶解するためDI水を
用いた。
【0055】この溶液をアトマイザーにより湿潤ゲルに
スプレーした。例3222−187C及び3222−1
87Mに注意し、これはデータの再現性を示している。
表2のデータは室温に(約70〜74°F)おいてデイ
オールドゲルで得られた。
【0056】
【表3】
【0057】上記表3において、亜硫酸水素ナトリウム
及び種々の界面活性剤を用い、同じ重合により新しいゲ
ルが得られた。結果は同じ分析により得られた。まずD
I水に亜硫酸水素ナトリウムを溶解し、次いで示された
界面活性剤を加えた。この順序には特に利点はないが、
この順序で得られる溶液は透明度がよく、従ってよい溶
液が得られ、好ましい結果を与えると考えられる。スプ
レーした水のみを用いる表3の対照は約604ppmの
残留アクリル酸を示した。表3において65℃(150
°F)での処理は、亜硫酸水素ナトリウムと示した界面
活性剤の組合せを用い10ppm以下の残留アクリル酸
値が得られることを示した。
【0058】再び、前記のように、亜硫酸水素ナトリウ
ム又は界面活性剤のみによる処理(ビニル付加化合物を
含まない)はこの組合せによる処理にみられるような利
点を与えなかった。
【0059】
【表4】
【0060】表4は、市販の超吸収性ゲルの乾燥より得
られる乾燥粉末を、亜硫酸水素ナトリウムのみ及び界面
活性剤との組合せにより処理した場合に得られる結果を
示している。残留モノマーレベル(乾燥ポリマーを基準
として約300ppm)に比べとても高いと考えられる
SBS処理レベルにおいて、界面活性剤の存在もしくは
不存在においてほとんど差はみられなかった。しかし、
低レベルの亜硫酸水素ナトリウムを用いた場合、界面活
性剤の存在下改良がみられると考えられる。これを示す
試みにおいて、表5のデータが得られた。
【0061】
【表5】
【0062】表5において、油中水形分散(逆懸濁)法
により得られる乾燥粉末超吸収剤を用いる対照は約57
ppmのアクリル酸を含んでいた。界面活性剤のみの存
在下において、このレベルはほんのわずか低下した。亜
硫酸水素ナトリウムのみ又は亜硫酸水素ナトリウムと好
ましい界面活性剤の組合せの存在下において、本質的に
同じ結果が得られ、すべての結果は10ppm未満の残
留アクリル酸であった。また、亜硫酸水素ナトリウムの
最初の量は本発明の組合せの効果を示すには高すぎた。
次いで、表6のデータを得た。
【0063】
【表6】
【0064】表6において、逆懸濁重合より乾燥粉末超
吸収剤を得た。この乾燥粉末は43ppmの残留アクリ
ル酸を含んでいた。従来の試みよりかなり低い濃度での
亜硫酸水素ナトリウムのみによる処理はこの残留アクリ
ル酸を約9.5ppmにまで低下させた。しかし、ラウ
リル硫酸ナトリウムとの又はエチレンオキシドベース界
面活性剤との組合せにおけるこのレベルの亜硫酸水素ナ
トリウムの処理は4〜約7ppmの濃度の残留アクリル
酸を示した。分析法はこの濃度での残留アクリル酸の絶
対量を示すに有効であり、得られた多くの結果により、
この組合せが亜硫酸水素ナトリウムのみよりも良好な結
果を与えることを示している。
【0065】従来教示されているように、亜硫酸水素ナ
トリウム以外に他のビニル付加化合物がある。それ自身
によるその効果を示すため、表7の結果を得た。
【0066】
【表7】
【0067】表7は、界面活性剤の不存在下での残留ア
クリル酸を低下させるこれらのビニル付加化合物の能力
を示している。前記表に示すように界面活性剤の存在
下、モノマー残留物の低下の達成においてさらに改良が
みられると考えられる。この結果はSBS−界面活性剤
組合せにより示されるものに匹敵すると予想される。
【0068】我々は、乾燥ポリマーを基準として約50
ppm以下、好ましくは約10ppm以下のレベルに超
吸収性ポリマーの残留(メタ)アクリル酸モノマー含量
を低下させる方法を示した。この方法は水性超吸収性ポ
リマーゲル、又はそれより得た乾燥ゲルに、ビニル二重
結合を越えてビニル付加できるもしくは反応できる化合
物及び界面活性剤の混合物である処理剤を加え、処理さ
れたポリマーゲルを、細断したゲル、乳濁ポリマービー
ズもしくは乾燥生成物として混合、反応、及び乾燥を行
い、50ppm未満、好ましくは10ppm未満の残留
(メタ)アクリル酸もしくはその塩を含む超吸収性乾燥
ポリマーを得ることを含み、この界面活性剤及び化合物
は処理剤中に50:50〜0.1:99.9の重量比で
含まれ、この処理剤は、超吸収性ポリマーに乾燥前の超
吸収性ゲル段階で又は乾燥超吸収性ポリマーゲルに、乾
燥ポリマーを基準として少なくとも0.05〜10重量
パーセントほどの総処理剤(通常水溶液として加えられ
る)の濃度で加えられる。
【0069】この処理剤において用いられる界面活性剤
は、好ましくは約3〜約40、好ましくは約8〜40、
最も好ましくは約12〜40のHLBを有し、そして少
なくとも100〜1000ppmのレベルで水に加えら
れた場合、純水の表面張力を約15〜約50ダイン/cm
に低下することができる。
【0070】我々は、超吸収性ポリマーの組成物を教示
し、このポリマーは、ジもしくはトリビニル/アリル架
橋の存在下(メタ)アクリル酸、もしくはそのアルカリ
金属塩、又はこれらの混合物より製造され、そして乾燥
ポリマー重量を基準として50ppm以下、好ましくは
10ppm以下の残留(メタ)アクリルモノマー含量を
含んでいる。この低残留モノマー超吸収性ポリマーは、
水性ゲルもしくは最後に粉砕される水性ゲル、又は連続
油相中で分散された水ゲルビーズとして湿潤超吸収性ポ
リマーゲルを得る方法により製造される。しかし、水ゲ
ルは界面活性剤及びビニル付加化合物の混合物により処
理され、それにより処理されたゲルを形成し、反応及び
乾燥すると、50ppm未満、好ましくは10ppm未
満の残留(メタ)アクリル酸モノマーを含む乾燥超吸収
性ポリマーを得る。
【0071】乾燥ポリマー重量を基準として10ppm
以下の残留アクリル酸もしくは(メタ)アクリル酸モノ
マーを含む超吸収性ポリマーを達成できたのは初めてで
ある。界面活性剤とビニル付加化合物を組合わせるこの
方法は従来教示されておらず、本発明の上記記載はこの
組合せを用いることの予想外の結果を示している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A61F 13/15 A61F 13/18 307B 13/53 (56)参考文献 特開 昭64−62317(JP,A) 特開 昭62−127307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/00 - 8/50 C08F 6/00 - 6/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸もしくはそのアルカ
    リ金属塩、二価もしくは三価ビニル/アリル架橋剤、及
    び乾燥ポリマー重量を基準として10ppm以下の残留
    (メタ)アクリル酸モノマー含量を含む超吸収性ポリマ
    ーであって、連続油相中のゲルもしくは微分散水ゲルの
    いずれかとして湿潤超吸収性ポリマーゲルを得ること、
    この水ゲルを a.界面活性剤、及び b.ビニル二重結合を越えて付加することのできる化合
    物 の混合物で処理し、それにより処理されたゲルを形成す
    ること、次いでこの処理されたゲルを乾燥し、残留(メ
    タ)アクリル酸モノマーレベルが10ppm未満である
    乾燥超吸収剤ポリマーを形成することからなる方法によ
    り製造され、前記界面活性剤がメトキシ末端エチレンオ
    キシド、シロキサンの付加物、C12−C14脂肪アルコー
    ルの4〜12モルエチレンオキシド付加物、10〜30
    個の炭素原子を含む脂肪酸スルフェートのアルカリ金属
    塩、グリコールもしくはグリセリンのエチレンオキシド
    /プロピレンオキシド付加物、又はこれらの混合物、フ
    ェノールもしくは置換フェノール又はエチレンオキシド
    及び/又はプロピレンオキシドのオリゴマーのエチレン
    オキシド付加物、10〜30個の炭素原子を含む脂肪酸
    もしくは脂肪酸の塩、10〜30個の炭素原子を含む脂
    肪酸のアルカリ金属塩、ステアリン酸及び/又はラウリ
    ン酸のナトリウムもしくはカリウム塩からなる群より選
    ばれる単一の界面活性剤又は界面活性剤の混合物であ
    る、超吸収性ポリマー。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤が、3〜40のHLBを
    有し、少なくとも1000ppmの濃度で純水に加えた
    場合、標準温度及び圧力において純水の表面張力を15
    〜50ダイン/cmに低下することができ、前記ビニル二
    重結合を越えた付加を促進することのできる化合物が a.亜硫酸アルカリ金属塩 b.亜硫酸水素アルカリ金属塩 c.アルキルもしくはアリール又は置換アルキルもしく
    はアリールスルフィン酸、又はその塩 d.次亜リン酸及びその塩 e.硫黄含有アミノ酸及びその塩 及びこれらの混合物からなる群より選ばれ、前記界面活
    性剤とビニル二重結合を越えて付加することのできる化
    合物の重量比が50:50〜0.1:99.9である、
    請求項1記載の超吸収性ポリマー。
JP2000387470A 1991-03-18 2000-12-20 超吸収性ポリマー Expired - Fee Related JP3417920B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67080991A 1991-03-18 1991-03-18
US670809 1991-03-18

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12765198A Division JP3208112B2 (ja) 1991-03-18 1998-05-11 超吸収性ポリマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001200011A JP2001200011A (ja) 2001-07-24
JP3417920B2 true JP3417920B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=24691969

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4060511A Expired - Fee Related JP2902201B2 (ja) 1991-03-18 1992-03-17 超吸収性ポリマーの残留アクリル酸含量を低下させる方法
JP12765198A Expired - Fee Related JP3208112B2 (ja) 1991-03-18 1998-05-11 超吸収性ポリマー
JP2000387470A Expired - Fee Related JP3417920B2 (ja) 1991-03-18 2000-12-20 超吸収性ポリマー

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4060511A Expired - Fee Related JP2902201B2 (ja) 1991-03-18 1992-03-17 超吸収性ポリマーの残留アクリル酸含量を低下させる方法
JP12765198A Expired - Fee Related JP3208112B2 (ja) 1991-03-18 1998-05-11 超吸収性ポリマー

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0505163B2 (ja)
JP (3) JP2902201B2 (ja)
DE (1) DE69212025T3 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69317636T2 (de) * 1992-12-25 1998-11-12 Nippon Catalytic Chem Ind Absorber und Methode zur Herstellung eines absorbierenden Harzes
CN1120180C (zh) * 1994-06-03 2003-09-03 巴斯福股份公司 聚合物水分散液的制备
DE4435422A1 (de) * 1994-10-04 1996-04-18 Basf Ag Verfahren zur Herstellung einer wäßrigen Polymerisatdispersion
DE19752128A1 (de) * 1997-11-25 1999-07-29 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Herstellung von wasserlöslichen bzw. wasserquellbaren Polymerisaten mit sehr niedrigem Restmonomergehalt, danach hergestellte Produkte und deren Verwendung
DE19752127A1 (de) 1997-11-25 1999-07-29 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Herstellung von synthetischen Polymerisaten mit sehr niedrigem Restmonomergehalt, danach hergestellte Produkte und deren Verwendung
US6265488B1 (en) * 1998-02-24 2001-07-24 Nippon Shokubai Co., Ltd. Production process for water-absorbing agent
DE60014054T2 (de) * 1999-03-12 2005-02-03 Basf Ag Farbstabile superabsorbierende polymerzusammensetzung
EP1457519A1 (en) * 1999-03-12 2004-09-15 Basf Aktiengesellschaft Color-stable superabsorbent polymer composition
JP4717979B2 (ja) * 2000-02-04 2011-07-06 三洋化成工業株式会社 吸水性樹脂の製造法
DE10041392A1 (de) 2000-08-23 2002-03-07 Stockhausen Chem Fab Gmbh Wasserlösliche Homo- und Copolymere mit verbesserter Umweltverträglichkeit
EP1358224B1 (en) * 2000-12-29 2004-12-15 Dow Global Technologies Inc. Water absorbent resin particles of crosslinked carboxyl-containing polymers with low monomer content
EP1404724A1 (en) 2001-06-29 2004-04-07 Dow Global Technologies Inc. Water-absorbent carboxyl-containing polymers with low monomer content
JP4272537B2 (ja) 2002-03-13 2009-06-03 北京鍵▲凱▼科技有限公司 Y型分鎖親水性ポリマー誘導体、それらの調製方法、前記誘導体および薬剤分子の結合生成物、ならびに前記結合生成物を含む医薬組成物
US20040068093A1 (en) * 2002-07-01 2004-04-08 The Procter & Gamble Company Polymerized hydrogel comprising low amounts of residual monomers and by-products
JP4460851B2 (ja) 2003-05-27 2010-05-12 株式会社日本触媒 吸水性樹脂の整粒方法
JP4266710B2 (ja) 2003-05-30 2009-05-20 株式会社日本触媒 吸水性樹脂の製造方法および鋤型混合装置
JP4681289B2 (ja) * 2004-12-02 2011-05-11 サンダイヤポリマー株式会社 吸水性樹脂の製造法
TW200712114A (en) 2005-09-30 2007-04-01 Nippon Catalytic Chem Ind Method for manufacturing particulate water-absorbing agent and particulate water-absorbing agent
US20070123624A1 (en) 2005-11-30 2007-05-31 Otten Jay G Method of drying an absorbent polymer with a surfactant
GB0525864D0 (en) * 2005-12-20 2006-02-01 Novartis Ag Organic compounds
US7816426B2 (en) 2007-07-16 2010-10-19 Evonik Stockhausen, Llc Superabsorbent polymer compositions having color stability
US9457048B2 (en) 2008-02-05 2016-10-04 Wellosophy Corporation Absorbent ingestible agents and associated methods of manufacture and use
SG172397A1 (en) * 2008-12-26 2011-07-28 San Dia Polymers Ltd Absorbing resin particles, process for producing same, and absorbent and absorbing article both including same
BR112012005901A2 (pt) 2009-09-16 2019-09-24 Basf Se superabsorvente, processo para produzir um superabsorvente, artigo para absorver fluidos, e, processo para produzir artigos para absorver fluidos
WO2011032922A1 (de) 2009-09-17 2011-03-24 Basf Se Farbstabiler superabsorber
EP2371869A1 (en) 2010-03-30 2011-10-05 Evonik Stockhausen GmbH A process for the production of a superabsorbent polymer
JP5756128B2 (ja) 2010-12-17 2015-07-29 株式会社日本触媒 ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂及びその製造方法
WO2015199363A1 (ko) * 2014-06-23 2015-12-30 주식회사 엘지화학 수용성 염을 포함하는 고흡수성 수지 및 그 제조 방법
KR101725950B1 (ko) 2014-06-23 2017-04-12 주식회사 엘지화학 수용성 염을 포함하는 고흡수성 수지 및 그 제조 방법
KR101782501B1 (ko) 2014-12-10 2017-09-27 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법
CN108884290B (zh) * 2016-03-30 2021-01-08 住友精化株式会社 含羧基聚合物组合物的制造方法
CN109796719B (zh) * 2018-12-27 2022-11-25 广州鹿山新材料股份有限公司 一种低挥发分极性聚乙烯接枝物及其制备方法
WO2020145384A1 (ja) 2019-01-11 2020-07-16 株式会社日本触媒 吸水性樹脂を主成分とする吸水剤及びその製造方法
KR102578742B1 (ko) 2019-09-18 2023-09-14 주식회사 엘지화학 고흡수성 수지의 제조 방법
CN113698526B (zh) * 2021-09-17 2022-09-30 浙江工业大学 一种低残单量高吸水性树脂的制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822521B2 (ja) * 1977-08-19 1983-05-10 愛知製鋼株式会社 粉末冶金用ステンレス鋼粉の製造方法
US4766173A (en) * 1987-05-11 1988-08-23 Nalco Chemical Company Method for reducing residual acrylic acid in acrylic acid polymer gels
DE3724709A1 (de) * 1987-07-25 1989-02-02 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur herstellung von polymerisaten mit niedrigem restmonomergehalt
JPH0798847B2 (ja) * 1987-09-03 1995-10-25 三洋化成工業株式会社 水膨潤性重合体組成物の製造法及び組成物
EP0441975B1 (en) * 1989-09-04 1997-06-25 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method of preparing water-absorbent resin

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0578412A (ja) 1993-03-30
EP0505163B1 (en) 1996-07-10
DE69212025T3 (de) 1999-06-24
JPH1171424A (ja) 1999-03-16
EP0505163A1 (en) 1992-09-23
DE69212025D1 (de) 1996-08-14
JP2902201B2 (ja) 1999-06-07
JP3208112B2 (ja) 2001-09-10
DE69212025T2 (de) 1996-12-05
EP0505163B2 (en) 1998-12-16
JP2001200011A (ja) 2001-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3417920B2 (ja) 超吸収性ポリマー
JP2877255B2 (ja) 耐久性の優れた吸水性樹脂の製造方法
US5624967A (en) Water-absorbing resin and process for producing same
US5506324A (en) Method of preparation of crosslinked hydrophilic resins
EP0317106B1 (en) Method of surface-treating water-absorbent resin
JP5376420B2 (ja) 水溶性または水で膨潤可能なポリマー、特に低い残留モノマー含量を有する、アクリルアミドおよび少なくとも1種のイオン性コモノマーからなる水溶性または水で膨潤可能なコポリマーの製造方法
JP2530668B2 (ja) 改良された吸水性樹脂の製造法
EP1957188B1 (en) A method of drying an absorbent polymer with a surfactant
WO2001098382A1 (fr) Procede de production d'une resine absorbant l'eau
JPH06345819A (ja) 高吸水性樹脂の製造法
JP2004517179A (ja) 低いモノマー含有分を有する架橋したカルボキシル含有ポリマーの吸水性樹脂
JP3357093B2 (ja) 吸水性樹脂の製造方法
JP3597597B2 (ja) 吸水性樹脂及びその製造方法
JPH06211934A (ja) 吸水性樹脂の製造法
JPH0826085B2 (ja) 耐久性の優れた吸水性樹脂の製造方法
JP3259143B2 (ja) 吸水性樹脂の製造方法
JP3349768B2 (ja) アクリル酸塩系ポリマーの製造方法および組成物
JP2930555B2 (ja) 吸水性樹脂の製造方法
US6187828B1 (en) Continuous process for manufacturing superabsorbent polymer
JPH10251309A (ja) 高吸水速度吸水性樹脂の製造方法
JPH06298841A (ja) 吸水性樹脂の製造方法
JPH0726026A (ja) 表面架橋された吸水性ポリマーの製造方法
JPH0656933A (ja) 吸水性樹脂およびその製造方法
JPH0528723B2 (ja)
JPH01201312A (ja) 吸水性樹脂の改質方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees