JP3417776B2 - 写真測量用ターゲットおよびこの写真測量用ターゲットを用いた写真測量 - Google Patents

写真測量用ターゲットおよびこの写真測量用ターゲットを用いた写真測量

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば写真測量に
おいて、撮影時に長さや角度の基準として用いられる写
真測量用ターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来交通事故調査などで行なわれる写真
測量において、例えば被写体は銀塩フィルムを用いたカ
メラ、あるいは電子スチルカメラにより撮影され、記録
画像における被写体の2次元座標から、演算により被写
体の3次元座標が得られる。
【0003】このような写真測量において、例えば円錐
形状の目印(以下コーンという)が3ヵ所に設置され、
これらコーンを含めた撮影が行なわれる。そして、記録
画像を用いて実際の座標を算出する際には、各コーンの
先端を基準点として、これら基準点によって規定される
基準平面を擬似的な水平面として演算が行なわれ、得ら
れた座標値に基づき、作図が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしコーンを置く道
路面に凸凹があったり、道路面自体が傾斜している場
合、コーン先端の基準点から想定される基準平面は、水
平面と平行にはならないため、座標値に誤差が生じ、正
確な作図ができないという問題がある。
【0005】本発明は、この様な問題に鑑みてなされた
ものであり、設置時に水平面に対する傾斜量が測定でき
る写真測量用ターゲットを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による写真測量用
ターゲットは、記録画像に基づいて任意の原点に対する
被写体の座標を求める写真測量に用いられる写真測量用
ターゲットであって、基準平面を定義する少なくとも3
個の基準点と、基準平面の水平面に対する第1の方向に
関する傾斜量を測定する第1の傾斜センサと、基準平面
の水平面に対する、第1の方向とは異なる第2の方向に
関する傾斜量を測定する第2の傾斜センサと、第1及び
第2の方向に関する傾斜量のデータを外部に出力するた
めの出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、第1及び第2の方向が直交する。
【0008】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、第1及び第2の方向に関する傾斜量を表示する第1
の表示部を備える。
【0009】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、写真測量用ターゲットの方位を検出する地磁気方向
測定器を備え、さらに好ましくは、写真測量用ターゲッ
トの方位を表示する第2の表示部を備える。
【0010】
【0011】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は写真測量用ターゲットの方位のデータを外部に出力す
るための出力手段を備える。
【0012】また本発明による写真測量法は、基準平面
を定義する少なくとも3個の基準点と、これら基準点を
結んで形成される基準形状とを備えた写真測量用ターゲ
ットを被写体とともに撮影し、撮影された記録画像上の
基準点の座標と、基準形状の大きさとに基づいて、水平
面に基づく被写体の座標値を得る写真測量法であって、
写真測量用ターゲットが基準平面と水平面との傾斜角を
測定し、この傾斜角に基づいて座標値が補正されること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による写真測量用タ
ーゲットの実施形態について添付図面を参照して説明す
る。なお、本実施形態に用いられるカメラは撮像素子を
用いた電子スチルカメラであり、撮像された画像は、記
録媒体に電気的あるいは磁気的に記録されるものとす
る。
【0014】図1は、本発明の実施形態であるターゲッ
ト10と、被写体である立方体102と、カメラ100
との位置関係を示す図である。カメラ100は立方体1
02とターゲット10が両方写るように2方向から撮影
される。第1及び第2のカメラ位置は、それぞれ撮影レ
ンズの主点位置M1、M2で示され、光軸方向はそれぞ
れO1、O2で示される。なお、第1のカメラ位置M1
は実線で示され、第2のカメラ位置M2は破線で示され
る。
【0015】ターゲット10は、後述するように、正三
角形の頂点に位置する3つの基準点P1、P2、P3を
有し、これらの基準点P1、P2、P3によって定義さ
れる形状(図中、ハッチングで示される)を本明細書で
は基準形状と呼ぶ。本実施形態では、基準形状を長さL
の正三角形とする。
【0016】図2(a) 、図2(b) は2つのカメラ位置M
1、M2からそれぞれ撮影されたときの画像である。図
2(a) で示す画像1において、撮像中心c1を原点とす
る2次元直交座標系である第1の写真座標系(x1,y
1)が画像上に設定される。この第1の写真座標系にお
ける基準点P1の像点はp11(px11, py11)で示さ
れる。同様に基準点P2、P3はそれぞれ像点p12(p
x12, py12)、p13(px13, py13)と対応する。
図2(b) の画像2においても、第2の写真座標系(x
1,y1)における基準点P1〜P3の像点は、それぞ
れp21(px21,py21)、p22(px22, py22)、
p23(px23, py23)で示される。
【0017】図3は、カメラと2枚の画像、およびター
ゲットとの位置関係を3次元的に示す図である。図2に
示された2枚の画像から立方体の3次元座標を求めるた
めには、ある3次元の基準座標系を設定し、この基準座
標系における2枚の画像の位置を定めることが必要であ
る。第1のカメラ位置M1を原点とし、光軸O1方向を
Z軸とする右手系の3次元直交座標系(X、Y、Z)を
基準座標系と定め、第2のカメラ位置M2の位置をこの
基準座標で表す。即ち第2のカメラ位置M2は、第1の
カメラ位置に対する変位量(Xo,Yo,Zo)、およ
び光軸O1に対する回転角(α,β,γ)で示される。
【0018】基準座標系における基準点Pi(i= 1〜
3)の3次元座標(PXi,PYi,PZi)は、例え
ば基準点と、その像点と、撮影レンズの主点位置とが一
直線上にあることを利用した共線方程式((1)式)を
用いて求められる。なお、(1)式におけるCは主点距
離、即ち焦点距離であり、2枚の画像において同一であ
ることとする。主点距離Cは、図3では撮影レンズの主
点位置M1と撮像中心c1との距離、あるいは撮影レン
ズの主点位置M2と撮像中心c2との距離である。
【0019】
【数1】
【0020】図5のフローチャートに沿って2枚の画像
から平面図を得るステップを説明する。これらのステッ
プは、例えば外部のコンピュータ(図示しない)により
行なわれる。
【0021】まず処理がスタートすると、ステップS1
02で(1)式における未知変量、即ち基準座標系にお
ける第2のカメラ位置(Xo,Yo,Zo)、および光
軸O2の光軸O1に対する回転角(α,β,γ)は0で
ない適当な数値が与えられる。ステップS104では、
前述したように基準点P1の2枚の画像における像点p
11、p21がペアに指定され、それぞれの写真座標系で表
される(図2参照)。基準点P2、P3についても同様
に像点のペアp12とp22、p13とp23が指定される。
【0022】次にステップS106において、初期値を
1とする変数kが与えられる。ステップS108では、
2枚の画像に共通して写る任意の物点、例えば図1に示
す立方体の頂点Qk(k=1)を決定する。そして物点
Q1の画像1(図2(a) 参照)における像点をq11、画
像2(図2(b) 参照)における像点をq21とし、この2
点をペアに指定する。
【0023】ステップS110において、共線方程式を
例えば逐次近似解法などの手法を用いて解き、基準点P
i(i= 1〜3)の3次元座標(PXi,PYi,PZ
i)、および物点Q1の3次元座標(QX1,QY1,
QZ1)を求める。逐次近似解法とは、前述の共線方程
式において未知変量Xo、Yo、Zo、α、β、γに初
期値を与え、この初期値の周りにテーラー展開して線形
化し、最小二乗法により未知変量の補正量を求める手法
である。この演算により未知変量のより誤差の少ない近
似値が求められる。
【0024】上述のように基準座標系における基準点P
i(i= 1〜3)の3次元座標(PXi,PYi,PZ
i)は、2つの写真座標p1i(px1i,py1i)、p2i
(px2i,py2i)から変換されると同時に、Xo、Y
o、Zo、α、β、γの近似値が求められる。また物点
Q1も、2つの写真座標q11(qx11,qy11)、q21
(qx21,qy21)から、3次元の基準座標(QX1,
QY1,QZ1)に変換される。
【0025】ステップS112では、座標値による距離
を実際の距離に補正するための補正倍率mを求める。こ
の演算には既知の長さ、例えば基準点P1とP2との距
離が用いられる。P1とP2の実際の距離はターゲット
10の一辺の長さLであることから、基準座標系(X,
Y,Z)におけるP1とP2の距離L’(図3参照)と
Lとの間には次の関係式が成り立つ。
【0026】L=L’×m (m:補正倍率)
【0027】ステップS114では、上式で求められた
補正倍率mを用いて実際の長さにスケーリングされる。
【0028】ステップS116では、図4に示すように
P1とP2を結ぶ直線をX軸とし、基準形状を含む平面
PsをX−Z平面とする3次元座標系(X’,Y’,
Z’)が設定され、基準点P1を原点として基準点P
2、P3、および物点Q1が基準座標系から座標変換さ
れる。なお、原点は基準形状を含む面内であれば、任意
の点でも構わない。この座標変換は、例えばベクトル変
換などを用いて行なわれる。
【0029】ステップS118では図示しないモニタな
どに、例えばX−Z平面図として基準点P1〜P3とと
もに物点Q1が図示される。なお、特にX−Z平面図に
限定されることはなく、X−Y平面図あるいは立体斜視
図でもよい。
【0030】ステップS120ではペア指定を継続する
か否か、即ちさらに別の物点の3次元座標を求めるか否
かを判定する。ペア指定を継続しない場合は処理が終了
する。さらにペア指定を行なう場合はステップS122
においてkが1つカウントされ、ステップS108から
再実行される。
【0031】このように任意の物点Qkの数、即ちkの
回数分だけステップS108からステップS122まで
繰り返し行なわれ、2枚の画像から基準点から形成され
る基準平面を基に作図される。なお物点Qkの数kは、
Xo、Yo、Zo、α、β、γを誤差の少ない値に近似
するために最低2つ(基準点の3点と合わせて5点)必
要であり、2つ以上が好ましい。
【0032】次に、基準平面Psに基づいて作図された
図を、真の水平面に基づいた図に変換する。ステップS
130では正三角形である基準形状の重心Gを求める。
ステップS132では求めたい物点をカウントし、その
総数をk、物点Qi(i=1〜k)の座標を(QXi,
QZi)とする。ステップS134では原点を基準点P
1から重心Gに基準平面Ps上で平行移動させ、その移
動量(px、pz)分だけ物点Qiの座標も平行移動さ
せる。この平行移動は次の式で示される。
【0033】QXi=QXi+px QZi=QZi+pz (i=1〜k) px: 基準点P1から重心GまでのX方向の移動量 pz: 基準点P1から重心GまでのZ方向の移動量
【0034】ステップS136ではX軸を基準平面Ps
上で回転移動させ、その回転角φ分だけ物点Qiの座標
を次に示す式を用いて、回転移動させる。
【0035】 QXi= QXi・cos φ+QZi・sin φ QZi=−QXi・sin φ+QZi・cos φ (i=
1〜k) φ: X軸の回転角
【0036】ステップS138では初期値を1とする変
数iが設定される。ステップS140では、後述する基
準平面Psの水平面に対する傾斜角の測定値に基づい
て、物点Qiの勾配補正が行なわれる。勾配補正は以下
の式を用いて行なわれる。
【0037】QXi=QXi・cos θ1 QZi=QZi・cos θ2 θ1 : 水平面に対する基準平面PsのX軸に関する傾
斜角 θ2 : 水平面に対する基準平面PsのZ軸に関する傾
斜角
【0038】ステップS142では変数iが物点総数k
よりも小さいかどうかが判定される。変数iがk以上で
あればフローは終了するが、変数iがkより小さければ
ステップS144でiが1カウントされ、ステップS1
40に戻る。即ちk個の物点が全て勾配補正されるま
で、ステップS140からステップS144までが繰り
返し実行される。
【0039】以上のように本願発明の写真測量では、2
枚の画像から被写体の3次元座標が求められ、基準平面
に基づく平面図が作図される。その後さらにターゲット
により測定された基準平面の水平面に対する傾斜角に基
づいて補正が行なわれ、水平面に基づく平面図が作図さ
れる。
【0040】図7は本願発明の実施形態である写真測量
用ターゲットを分解して示す拡大斜視図である。ターゲ
ット10は三角形の枠14と、この枠14上に設けられ
る三角板12とを有する。三角板12の3つの頂点部に
は基準点となる点光源16、18、20がそれぞれ設け
られる。点光源16、18、20は例えば高輝度LED
などであり、これら3つの点光源により基準形状となる
正三角形が形成される。点光源16、18、20の位置
は同一平面上にあればよく、また点光源の数は3つに限
定されない。
【0041】三角板12の略中央部には地磁気方向測定
器26が設けられ、ターゲット10の方位が測定され
る。さらに三角板12にはX方向傾斜センサ22、Y方
向傾斜センサ24が設けられる。Y方向傾斜センサ24
はY軸、即ち点光源18と点光源20とを結ぶ直線を含
み、水平面に垂直な平面内におけるY軸に対する傾斜角
を検出する。同様に、X方向傾斜センサ22はX軸、即
ちY軸に垂直、かつ三角板12の上面12aに対して平
行な直線を含み、水平面に垂直な平面内におけるX軸に
対する傾斜角を検出する。なお原点は基準形状の重心で
ある中心点13とする。
【0042】X方向傾斜センサ22は例えば傾斜角に応
じて電解液内の気泡の位置が変化することにより傾斜角
を示す電気信号を出力するように構成され、水平面のX
軸に対する回転角度が測定される。同様にY方向傾斜セ
ンサ24により水平面のX軸に対する回転角度が測定さ
れる。
【0043】2つの傾斜センサ22、24の近傍には表
示パネル28が設けられる。表示パネル28は方位を表
示する第1の表示部28aと、X軸およびY軸方向の各
々の傾斜量を表示する第2の表示部28bとを兼ね備え
ている。
【0044】図8はターゲット10の電気的構成を示す
ブロック図である。X方向傾斜センサ22、Y方向傾斜
センサ24、地磁気方向測定器26、および表示パネル
28は表示装置制御部30によって制御される。表示装
置制御部30にはまた、方位、X軸方向傾斜量、および
Y軸方向傾斜量の測定データを一時的に記憶するメモリ
32と、外部に測定データを送信するためのデータ送信
部34と、測定データが任意に消去できる操作スイッチ
35とが設けられる。メモリ32は、例えばEEPRO
M等の不揮発性メモリで構成される。データ送信部34
は、例えば無線装置である。
【0045】ターゲット10には電源部36が設けら
れ、表示装置制御部30、データ送信部34、光源駆動
部38に電力が供給される。点光源16、18、20の
点灯は光源駆動部38により制御される。
【0046】電源部36が図示しない手動スイッチによ
りONになると、表示制御回路30は、X方向傾斜セン
サ22、Y方向傾斜センサ24、および地磁気方向測定
器26を動作させ、方位、X軸方向傾斜量、Y軸方向傾
斜量の測定値をモニタし始める。そして、これら方位お
よび2つの傾斜角の測定値の測定値の変動が所定範囲内
に収まって、安定したことを条件に、これら測定データ
をメモリ32に記憶させると共に、記憶した測定データ
を表示パネル28にそれぞれ表示する。
【0047】データ送信部34は、メモリ32に記憶さ
れている測定データを、公知の無線通信方式により変調
して送信する。送信された測定データは、受信装置(図
示しない)側でコード化され、この受信装置に接続され
たコンピュータなどの外部機器(図示しない)に取り込
まれて、写真測量を行なうべく、3次元座標演算に利用
される。
【0048】測定データは表示パネル28により確認で
きる。また測定データはメモリ32内に格納保護される
ため、撮影後に任意に測定データを読み出して確認し、
演算に利用することができるので、写真測量の作業性が
向上する。
【0049】以上のように本発明によると、ターゲット
を設置するとき、ターゲットの傾斜量と方位が表示パネ
ルに2次元で表示されるため、傾斜の少ない場所が容易
に選択できる。また傾斜量が明確なため、水平面を基準
に画像を幾何学演算により求めることにより、演算値の
信頼性を高めることができる。
【0050】また例えばカメラに受信装置を取り付けれ
ば、撮影と同時にターゲットの傾斜データが記録でき
る。したがって、例えばコンピュータを用いて撮影画像
を水平面に垂直な画像に変換する場合、写真に写るター
ゲットの傾斜量を外部から入力する必要がなくなる。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、設置時に傾斜量が測定
できる写真測量用ターゲットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である写真測量用ターゲット
と被写体とカメラとの位置関係を示す斜視図である。
【図2】第1及び第2のカメラ位置から撮影したときの
画像を示す図である。
【図3】基準点とその像点と撮影レンズの主点位置との
位置関係を3次元座標で示す図である。
【図4】基準形状を含む平面に基づく3次元座標を示す
図である。
【図5】2枚の画像から被写体の平面図を得るステップ
の前半部分を示すフローチャートである。
【図6】2枚の画像から被写体の平面図を得るステップ
の後半部分を示すフローチャートである。
【図7】図1に示す写真測量用ターゲットを分解して示
す拡大斜視図である。
【図8】図1に示す写真測量用ターゲットの電気的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 写真測量用ターゲット 12 三角板 13 中心点 16、18、20 点光源 22 X方向傾斜センサ 24 Y方向傾斜センサ 26 地磁気方向測定器 28 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−174563(JP,A) 特開 平7−286850(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 11/00 - 11/34 G01C 15/00 - 15/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録画像に基づいて任意の原点に対する
    被写体の座標を求める写真測量に用いられる写真測量用
    ターゲットであって、 基準平面を定義する少なくとも3個の基準点と、 前記基準平面の水平面に対する第1の方向に関する傾斜
    量を測定する第1の傾斜センサと、 前記基準平面の水平面に対する、前記第1の方向とは異
    なる第2の方向に関する傾斜量を測定する第2の傾斜セ
    ンサと 前記第1及び第2の方向に関する傾斜量のデータを外部
    に出力するための出力手段と を備えたことを特徴とする
    写真測量用ターゲット。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の方向が直交すること
    を特徴とする請求項1に記載の写真測量用ターゲット。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の方向に関する傾斜量
    を表示する第1の表示部を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の写真測量用ターゲット。
  4. 【請求項4】 前記写真測量用ターゲットの方位を検出
    する地磁気方向測定器を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の写真測量用ターゲット。
  5. 【請求項5】 前記写真測量用ターゲットの方位を表示
    する第2の表示部を備えたことを特徴とする請求項4に
    記載の写真測量用ターゲット。
  6. 【請求項6】 前記写真測量用ターゲットの方位のデー
    タを外部に出力するための出力手段を備えることを特徴
    とする請求項4に記載の写真測量用ターゲット。
  7. 【請求項7】 基準平面を定義する少なくとも3個の基
    準点と、これら基準点を結んで形成される基準形状とを
    備えた写真測量用ターゲットを被写体とともに撮影し、 撮影された記録画像上の前記基準点の座標と、前記基準
    形状の大きさとに基づいて、水平面に基づく被写体の座
    標値を得る写真測量法であって、 前記写真測量用ターゲットが前記基準平面と水平面との
    傾斜角を測定し、この傾斜角に基づいて前記座標値が補
    正されることを特徴とする写真測量法。
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