JPH10185562A - 写真測量用ターゲット - Google Patents

写真測量用ターゲット

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Publication number
JPH10185562A
JPH10185562A JP35432796A JP35432796A JPH10185562A JP H10185562 A JPH10185562 A JP H10185562A JP 35432796 A JP35432796 A JP 35432796A JP 35432796 A JP35432796 A JP 35432796A JP H10185562 A JPH10185562 A JP H10185562A
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JP
Japan
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target
photogrammetry
pedestal
reference plane
axis
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Application number
JP35432796A
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English (en)
Inventor
Atsumi Kaneko
敦美 金子
Toshihiro Nakayama
利宏 中山
Atsushi Kida
敦 木田
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置時に容易に基準面が水平にできる写真測
量用ターゲットを得る。 【解決手段】 ターゲット10は3つの基準点識別部材
14、16、18を備えた三角板12を有する。三角板
12の下面には3つの水平調節部30、40、50が螺
合している。各水平調節部の尖端部36a、46a、5
6aが円板形の台座22に載置されることにより三角板
12は一定の高さで支持される。ターゲット10は気泡
管20を有し、目視により傾斜量が測定される。3つの
基準点識別部材14、16、18により基準形状Sが形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えば写真測量において、撮影
時に長さや角度の基準として用いられる写真測量用ター
ゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来交通事故調査などで行なわれる写真
測量において、例えば被写体は銀塩フィルムを用いたカ
メラ、あるいは電子スチルカメラにより撮影され、記録
画像における被写体の2次元座標から、演算により被写
体の3次元座標が得られる。
【0003】このような写真測量において、例えば円錐
形状の目印(以下コーンという)が3ヵ所に設置され、
これらコーンを含めた撮影が行なわれる。そして、記録
画像を用いて実際の座標を算出する際には、各コーンの
先端を基準点として、これら基準点によって規定される
基準平面を擬似的な水平面として演算が行なわれ、得ら
れた座標値に基づき、作図が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしコーンを置く道
路面に凸凹があったり、道路面自体が傾斜している場
合、コーン先端の基準点から想定される基準平面は、水
平面と平行にはならないため、座標値に誤差が生じ、正
確な作図ができないという問題がある。
【0005】本発明は、この様な問題に鑑みてなされた
ものであり、設置時に容易に基準面が水平にできる写真
測量用ターゲットを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による写真測量用
ターゲットは、記録画像に基づいて任意の原点に対する
被写体の座標を求める写真測量に用いられる写真測量用
ターゲットであって、基準平面を有する板材と、この板
材を支持する台座と、板材と台座との間に設けられ、基
準平面の台座に対する位置が変位可能な基準平面調整手
段とを備えたことを特徴としている。
【0007】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、基準平面調整手段が板材と台座との距離を調節する
複数の調整ネジを有する。
【0008】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、調整ネジが、一端部が板材または台座の何れか一方
に形成されたネジ穴に螺合し、他端部が板材または台座
のネジ穴のない他方に点接触することにより、板材が調
整ネジによって台座に支持される。
【0009】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、基準平面の水平面に対する傾斜角を測定する傾斜量
センサが設けられ、基準平面調整手段が、傾斜量センサ
から得られた傾斜角に基づいて、基準平面を水平面に対
して平行になるように調整可能である。
【0010】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、傾斜量センサが、ターゲット表面に設けられた基準
面の傾斜方向を判別するための円形気泡管を有する。
【0011】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、傾斜角が、水平面に対する第1の軸回りに関する傾
斜角と、第1の軸とは異なる第2の軸回りに関する傾斜
角とにより表される。さらに好ましくは、第1及び第2
の軸が直交する。
【0012】写真測量用ターゲットにおいて、好ましく
は、水平面調整手段が、第1の軸回りに関して基準平面
を水平にする第1の整準装置と、第2の軸回りに関して
基準平面を水平にする第2の整準装置とを備える。さら
に好ましくは、第1及び第2の整準装置が、調整ネジ
と、この調整ネジを稼動するための整準用モータとを備
える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による写真測量用タ
ーゲットの実施形態について添付図面を参照して説明す
る。なお、本実施形態に用いられるカメラは撮像素子を
用いた電子スチルカメラであり、撮像された画像は、記
録媒体に電気的あるいは磁気的に記録されるものとす
る。
【0014】図1は、本発明の実施形態であるターゲッ
ト10と、被写体である立方体102と、カメラ100
との位置関係を示す図である。カメラ100は立方体1
02とターゲット10が両方写るように2方向から撮影
される。第1及び第2のカメラ位置は、それぞれ撮影レ
ンズの主点位置M1、M2で示され、光軸方向はそれぞ
れO1、O2で示される。なお、第1のカメラ位置M1
は実線で示され、第2のカメラ位置M2は破線で示され
る。
【0015】ターゲット10は、後述するように、正三
角形の頂点に位置する3つの基準点P1、P2、P3を
有し、これらの基準点P1、P2、P3によって定義さ
れる形状(図中、ハッチングで示される)を本明細書で
は基準形状と呼ぶ。本実施形態では、基準形状を長さL
の正三角形とする。
【0016】図2(a) 、図2(b) は2つのカメラ位置M
1、M2からそれぞれ撮影されたときの画像である。図
2(a) で示す画像1において、撮像中心c1を原点とす
る2次元直交座標系である第1の写真座標系(x1,y
1)が画像上に設定される。この第1の写真座標系にお
ける基準点P1の像点はp11(px11, py11)で示さ
れる。同様に基準点P2、P3はそれぞれ像点p12(p
x12, py12)、p13(px13, py13)と対応する。
図2(b) の画像2においても、第2の写真座標系(x
1,y1)における基準点P1〜P3の像点は、それぞ
れp21(px21,py21)、p22(px22, py22)、
p23(px23, py23)で示される。
【0017】図3は、カメラと2枚の画像、およびター
ゲットとの位置関係を3次元的に示す図である。図2に
示された2枚の画像から立方体の3次元座標を求めるた
めには、ある3次元の基準座標系を設定し、この基準座
標系における2枚の画像の位置を定めることが必要であ
る。第1のカメラ位置M1を原点とし、光軸O1方向を
Z軸とする右手系の3次元直交座標系(X、Y、Z)を
基準座標系と定め、第2のカメラ位置M2の位置をこの
基準座標で表す。即ち第2のカメラ位置M2は、第1の
カメラ位置に対する変位量(Xo,Yo,Zo)、およ
び光軸O1に対する回転角(α,β,γ)で示される。
【0018】基準座標系における基準点Pi(i= 1〜
3)の3次元座標(PXi,PYi,PZi)は、例え
ば基準点と、その像点と、撮影レンズの主点位置とが一
直線上にあることを利用した共線方程式((1)式)を
用いて求められる。なお、(1)式におけるCは主点距
離、即ち焦点距離であり、2枚の画像において同一であ
ることとする。主点距離Cは、図3では撮影レンズの主
点位置M1と撮像中心c1との距離、あるいは撮影レン
ズの主点位置M2と撮像中心c2との距離である。
【0019】
【数1】
【0020】図5のフローチャートに沿って2枚の画像
から平面図を得るステップを説明する。これらのステッ
プは、例えば外部のコンピュータ(図示しない)により
行なわれる。
【0021】まず処理がスタートすると、ステップS1
02で(1)式における未知変量、即ち基準座標系にお
ける第2のカメラ位置(Xo,Yo,Zo)、および光
軸O2の光軸O1に対する回転角(α,β,γ)は0で
ない適当な数値が与えられる。ステップS104では、
前述したように基準点P1の2枚の画像における像点p
11、p21がペアに指定され、それぞれの写真座標系で表
される(図2参照)。基準点P2、P3についても同様
に像点のペアp12とp22、p13とp23が指定される。
【0022】次にステップS106において、初期値を
1とする変数kが与えられる。ステップS108では、
2枚の画像に共通して写る任意の物点、例えば図1に示
す立方体の頂点Qk(k=1)を決定する。そして物点
Q1の画像1(図2(a) 参照)における像点をq11、画
像2(図2(b) 参照)における像点をq21とし、この2
点をペアに指定する。
【0023】ステップS110において、共線方程式を
例えば逐次近似解法などの手法を用いて解き、基準点P
i(i= 1〜3)の3次元座標(PXi,PYi,PZ
i)、および物点Q1の3次元座標(QX1,QY1,
QZ1)を求める。逐次近似解法とは、前述の共線方程
式において未知変量Xo、Yo、Zo、α、β、γに初
期値を与え、この初期値の周りにテーラー展開して線形
化し、最小二乗法により未知変量の補正量を求める手法
である。この演算により未知変量のより誤差の少ない近
似値が求められる。
【0024】上述のように基準座標系における基準点P
i(i= 1〜3)の3次元座標(PXi,PYi,PZ
i)は、2つの写真座標p1i(px1i,py1i)、p2i
(px2i,py2i)から変換されると同時に、Xo、Y
o、Zo、α、β、γの近似値が求められる。また物点
Q1も、2つの写真座標q11(qx11,qy11)、q21
(qx21,qy21)から、3次元の基準座標(QX1,
QY1,QZ1)に変換される。
【0025】ステップS112では、座標値による距離
を実際の距離に補正するための補正倍率mを求める。こ
の演算には既知の長さ、例えば基準点P1とP2との距
離が用いられる。P1とP2の実際の距離はターゲット
10の一辺の長さLであることから、基準座標系(X,
Y,Z)におけるP1とP2の距離L’(図3参照)と
Lとの間には次の関係式が成り立つ。
【0026】L=L’×m (m:補正倍率)
【0027】ステップS114では、上式で求められた
補正倍率mを用いて実際の長さにスケーリングされる。
【0028】ステップS116では、図4に示すように
P1とP2を結ぶ直線をX軸とし、基準形状を含む平面
PsをX−Z平面とする3次元座標系(X’,Y’,
Z’)が設定され、基準点P1を原点として基準点P
2、P3、および物点Q1が基準座標系から座標変換さ
れる。なお、原点は基準形状を含む面内であれば、任意
の点でも構わない。この座標変換は、例えばベクトル変
換などを用いて行なわれる。
【0029】ステップS118では図示しないモニタな
どに、例えばX−Z平面図として基準点P1〜P3とと
もに物点Q1が図示される。なお、特にX−Z平面図に
限定されることはなく、X−Y平面図あるいは立体斜視
図でもよい。
【0030】ステップS120ではペア指定を継続する
か否か、即ちさらに別の物点の3次元座標を求めるか否
かを判定する。ペア指定を継続しない場合は処理が終了
する。さらにペア指定を行なう場合はステップS122
においてkが1つカウントされ、ステップS108から
再実行される。
【0031】このように任意の物点Qkの数、即ちkの
回数分だけステップS108からステップS122まで
繰り返し行なわれ、2枚の画像から基準点から形成され
る基準平面を基に作図される。なお物点Qkの数kは、
Xo、Yo、Zo、α、β、γを誤差の少ない値に近似
するために最低2つ(基準点の3点と合わせて5点)必
要であり、2つ以上が好ましい。
【0032】図6から図8には第1実施形態である写真
測量用ターゲットが示される。図6に示すように、ター
ゲット本体10は三角板12と円形台座22、3つの水
平調節部30、40、50とを備える。三角板12及び
円形台座22は、例えばアクリル樹脂から形成される
が、木材あるいは鋼材から形成されてもよい。
【0033】三角板12の下面12bには、隣り合う2
つの頂点の中間である外縁近傍に、ネジ穴13、15、
17が設けられる(図6において破線で示される)。水
平面調節手段である水平調節部30、40、50はネジ
穴13、15、17との螺合により三角板12と結合さ
れる。水平調節部30、40、50は円形台座22の上
に載置されるので、三角板12は円形台座22上に3点
で支持されることになる。
【0034】三角板12の上面12aには、3つの頂点
の近傍に基準点識別部材14、16、18が設けられ
る。基準点識別部材14、16、18は表面に反射シー
トが貼付された円錐形のアクリル樹脂である。各頂点1
4a、16a、18aは基準点識別部材14、16、1
8により基準点として識別される。基準点14a、16
a、18aは基準形状Sである正三角形を形成し、同時
に基準平面P(図7参照)がこの3点により定義され
る。基準形状S、および基準平面Pは図中、二点鎖線で
示される。なお基準点識別部材14、16、18は、上
述の形状、材料に限定されることはなく、基準点を明確
に形成する構成であればよい。
【0035】また三角板12の上面12aには、水平度
を目視するための気泡管20、即ち水準器が設けられ
る。気泡管20は液体で満たされた密閉容器に、気泡が
1つ設けられる。気泡管20が水平である時は、気泡は
気泡管20の表面中心に位置し、気泡管が傾くと中心か
ら高くなっている方向へ移動する。
【0036】図8は水平調節部30の部分拡大図であ
る。水平調節部30の一端にはネジ部32が設けられ、
他端部には円錐形状の尖端部36aを備えた支持部36
が設けられる。支持部36には、ネジ部32より径の大
きい円板形のツマミ34が一体的に形成される。ネジ部
32は三角板12の下面12bに設けられたネジ穴13
に螺合され、尖端部36aは円形台座22に支持固定さ
れる。なお水平調節部40、50は実質的に同一の構成
であり、同一部材は図8に示す符号にそれぞれ10、2
0を加算して示される。
【0037】次に動作を説明する。まず、ターゲット1
0を道路上に載置する。気泡管20を目視し、気泡が中
央にあるかどうか確認する。中央にない場合は基準平面
Pが傾いているので、3つの水平調節部30、40、5
0により基準平面Pを水平にする。即ち、例えば水平調
節部30側の三角板12の高さを上昇させる場合、ツマ
ミ34を時計回りに回動させ、三角板12とネジ部32
との螺合量を減らす(図8参照)。その結果、円形台座
上面22aと三角板12の下面12bとの距離が離れ、
三角板12が上昇する。
【0038】以上のように、第1実施形態の写真測量用
ターゲットは、ツマミ34、44、54を回動させるだ
けで三角板12の水平位置が容易に調整できる。また三
角板12は台座に対して尖端部36aで支持される、即
ち点で支持されているので、単一の水平調節部による位
置の調整操作が他の支持位置に干渉せずに独立して行な
えるので、三角板12の傾き調整が容易に、かつ位置ず
れを起こさずに高精度に行なえる。このように、写真測
量用ターゲットは、基準平面を規定すると同時に、一定
の辺長さを有する基準形状を規定しているので、2枚の
画像から容易に作図が行なえる。
【0039】図9から図11には第2実施形態である写
真測量用ターゲットが示される。第1実施形態と実質的
に同一の部材には同符号が付されている。図9はターゲ
ット10の上面図であり、図10はターゲット10の側
面図である。ターゲット本体10は三角板12と、三角
板12と同じ底面形状を有する三角台座60とを備えて
いる。三角板12は中央で、両端が円錐形状の支軸62
により台座60上に点で支持される。三角板12の上面
12aには3つの基準点識別部材14、16、18が設
けられる。これは第1実施形態と実質的に同一のもので
あり、ここでは詳述しない。
【0040】支軸62、即ち三角板12の中心を原点と
して、基準点14に延びる直線方向をX軸とし、X軸の
垂直方向をY軸とする。第2実施形態では、傾斜量は水
平面に対するX軸、Y軸の回転角で示される。三角板1
2の下面12bには、Y軸回りの三角板12の回転角を
測定する第1の傾斜量センサ66と、第2の回転角セン
サ68が設けられる。これら2つのセンサは例えば、傾
斜量に応じて電解液内の気泡の位置が変化することによ
り傾斜量に対応した電気信号を出力するように構成さ
れ、水平面に対するX軸、またはY軸の回転角度が測定
される。
【0041】2つの傾斜量センサ66、68は台座22
に設けられている制御回路90に接続されており、X
軸、Y軸に関する回転角度および回転方向の情報が制御
回路90に入力される。制御回路90はこれらの情報に
基づいて第1、および第2の水準装置70、80(後
述)の駆動制御を行なう。
【0042】水平面調節手段である第1の水準装置70
および第2の水準装置80は、それぞれX軸、Y軸上に
設けられ、それぞれの軸に関して三角板12を自動的に
水平にする。図10で明らかなように、第1の水準装置
70、第2の水準装置80は三角板12と台座60との
間に設けられ、三角板12は2つの水準装置70、80
により点で支持される。さらにX軸とY軸両方に約45
度をなす延長線上のターゲット外縁近傍に、多少の弾性
を有する固定用ばね64が設けられ、三角板12が点で
支持される。
【0043】図11を参照して第1の水準装置70を説
明する。第2の水準装置80は第1の水準装置70と実
質的に同一の構成を有し、ここでは説明を省略する。第
1の水準装置70には、一端に設けられたネジ部72
と、他端部に設けられ、円錐形状の尖端部76aを備え
た支持部76とを有する支持ネジ71が設けられる。ネ
ジ部72は台座60の上面60aに設けられたネジ穴6
1に螺合され、一定の高さで支持固定される。支持部7
6の尖端部76aは、ネジ部72とネジ穴61との螺合
量により高さが調整でき、三角板12の下面12aと接
触する。三角板12は任意の高さで支持ネジ71に点で
支持される。
【0044】ネジ部72と支持部76との間には、ネジ
部72より径の大きい円板形のギア74が一体的に形成
される。このギア74は支持ネジ71の近傍に設けられ
たモータ73のモータギア77と噛み合わされる。モー
タ73によりモータギア77が回動すると、ギア74が
連動してモータギア77に対して逆回転方向に回転す
る。
【0045】制御回路90は、2つの傾斜量センサ6
6、68から得られたX軸、Y軸回りの回転角及びその
傾斜方向のデータに基づいて、三角板12が水平になる
モータ73、83の回転方向と回転量とを演算し、これ
らモータ73、83の制御を行なう。
【0046】以上のように、第2実施形態の写真測量用
ターゲットは、三角板12を点で支持する支持ネジ部を
自動的に稼動し、高さを調節することにより三角板12
を水平にする。即ちターゲットを載置するだけで水平面
が得られ、調整するための動作は必要ない。したがっ
て、例えば道路面が傾斜していても常に水平な基準平面
及び基準形状が容易に得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、設置時に容易に基準面
が水平にできる写真測量用ターゲットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である写真測量用ターゲット
と被写体とカメラとの位置関係を示す斜視図である。
【図2】第1及び第2のカメラ位置から撮影したときの
画像を示す図である。
【図3】基準点とその像点と撮影レンズの主点位置との
位置関係を3次元座標で示す図である。
【図4】基準形状を含む平面に基づく3次元座標を示す
図である。
【図5】2枚の画像から被写体の平面図を得るステップ
を示すフローチャートである。
【図6】本発明による写真測量用ターゲットの第1実施
形態を示す上面図である。
【図7】図6に示す写真測量用ターゲットの側面図であ
る。
【図8】図6に示す写真測量用ターゲットのI−I線に
沿った拡大断面図である。
【図9】本発明による写真測量用ターゲットの第2実施
形態を示す上面図である。
【図10】図9に示す写真測量用ターゲットの側面図で
ある。
【図11】図9に示す写真測量用ターゲットのII−I
I線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ターゲット本体 12 三角板 14、16、18 基準点識別部材 20 気泡管 22 台座

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録画像に基づいて任意の原点に対する
    被写体の座標を求める写真測量に用いられる写真測量用
    ターゲットであって、 基準平面を有する板材と、この板材を支持する台座と、
    前記板材と前記台座との間に設けられ、前記基準平面の
    前記台座に対する位置が変位可能な基準平面調整手段と
    を備えたことを特徴とする写真測量用ターゲット。
  2. 【請求項2】 前記基準平面調整手段が、前記板材と前
    記台座との距離を調節する複数の調整ネジを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の写真測量用ターゲット。
  3. 【請求項3】 前記調整ネジが、一端部が前記板材また
    は前記台座の何れか一方に形成されたネジ穴に螺合し、
    他端部が前記板材または前記台座のネジ穴のない他方に
    点接触することにより、前記板材が前記調整ネジによっ
    て前記台座に支持されることを特徴とする請求項2に記
    載の写真測量用ターゲット。
  4. 【請求項4】 前記基準平面の水平面に対する傾斜角を
    測定する傾斜量センサが設けられ、 前記基準平面調整手段が、前記傾斜量センサから得られ
    た前記傾斜角に基づいて、前記基準平面を水平面に対し
    て平行になるように調整可能であることを特徴とする請
    求項3に記載の写真測量用ターゲット。
  5. 【請求項5】 前記傾斜量センサが、前記ターゲット表
    面に設けられた基準面の傾斜方向を判別するための円形
    気泡管を有することを特徴とする請求項4に記載の写真
    測量用ターゲット。
  6. 【請求項6】 前記傾斜角が、水平面に対する第1の軸
    回りに関する傾斜角と、第1の軸とは異なる第2の軸回
    りに関する傾斜角とにより表されることを特徴とする請
    求項4に記載の写真測量用ターゲット。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の軸が直交することを
    特徴とする請求項6に記載の写真測量用ターゲット。
  8. 【請求項8】 前記水平面調整手段が、前記第1の軸回
    りに関して前記基準平面を水平にする第1の整準装置
    と、前記第2の軸回りに関して前記基準平面を水平にす
    る第2の整準装置とを備えることを特徴とする請求項6
    に記載の写真測量用ターゲット。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の整準装置が、前記調
    整ネジと、この調整ネジを稼動するための整準用モータ
    とを備えることを特徴とする請求項8に記載の写真測量
    用ターゲット。
JP35432796A 1996-12-19 1996-12-19 写真測量用ターゲット Pending JPH10185562A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35432796A JPH10185562A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 写真測量用ターゲット

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