JP4916780B2 - 測量装置 - Google Patents

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本発明は、太陽を利用して真北を測量する測量装置に関する。
従来、測量装置を用いた測量方法の1つとして真北測量があり、その方法には、例えば、太陽を利用した方法、地球の自転を利用した方法、北極星を利用した方法、基準点を利用した方法などがある。これらの方法のうち、日照の変化を見るための基礎データなどを作成するに際しては、太陽を利用した方法が用いられている。なお、真北測量を行うに際しては、測角機能を有する測量装置として、例えば、トータルステーション(特許文献1参照)やセオドライトを用いることができる。
特開2003−240548号公報
従来の太陽を利用した真北測量では、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡の視準位置をセットすることができないため、太陽の輪郭などの特徴的な部分を望遠鏡で視準する際に、太陽の動きを予測し、この予測結果を基に目標とする視準位置に望遠鏡の視準方向をセットしておき、目標とする視準位置に太陽が移動するまで待つ必要がある。このため、測量に時間を要するとともに、作業者の技量によって測定結果にばらつきが発生することがある。また太陽の位置を予測するにも、太陽の位置を予測するためのデータには、観測地に関する正確な位置情報と時刻が必要となるが、これらの点については充分に配慮されていない。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、太陽を利用した真北測量における作業の効率化を図ることにある。
請求項1に係る測量装置においては、太陽を視準対象とする望遠鏡と、観測地に設置されて前記望遠鏡を水平回転または鉛直回転自在に支持する支持手段と、前記望遠鏡の水平角を測定する水平角測定手段と、GPS信号を受信して前記観測地の位置情報と時刻情報を生成する位置・時刻情報生成手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、前記観測地の望遠鏡から前記太陽を視準すべき視準方向を規定する方位角を算出する太陽位置算出手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に前記太陽の日周運動に合せて前記望遠鏡の水平角または鉛直角を制御する望遠鏡制御手段とを備え、前記望遠鏡で太陽の右端を視準したときの水平角を、前記太陽の右端視準時の時刻情報と位置情報を基に前記太陽位置算出手段により算出された方位角で更新し、さらに、前記望遠鏡で太陽の左端を視準したときの水平角と前記太陽の左端視準時の時刻情報と位置情報を基に前記太陽位置算出手段により算出された方位角とから両者の平均値を算出し、前記望遠鏡で太陽の左端を視準したときの水平角を前記算出された平均値で更新し、前記平均値で更新された水平角が0になるまで前記望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北としてなる構成とした。
(作用)観測地に望遠鏡が設置されたときに、望遠鏡で太陽を視準するとともに、GPS信号を受信して観測地への位置情報と時刻情報を生成し、生成された位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、望遠鏡で太陽を視準すべき視準方向を規定する方位角を算出し、且つ太陽の日周運動に合わせて望遠鏡の水平角または鉛直角を制御し、望遠鏡の視野内で見かけ上太陽が静止したときに、望遠鏡で太陽の右端を視準して水平角を測定するとともに、そのときの時刻情報と位置情報を基に方位角を算出し、算出されて方位角で、太陽の右端視準時の水平角を更新し、さらに、望遠鏡で太陽の左端を視準して水平角を測定するとともに、そのとき得られた時刻情報と位置情報を基に方位角を算出し、太陽の右端視準時の水平角と方位角とから両者の平均値を算出し、算出された平均値で太陽の右端視準時の水平角を更新し、平均値で更新された水平角が0になるまで望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北とすることで、太陽を利用した真北測量を効率良く行うことができ、測量作業の効率化を図ることができるとともに、真北の視準方向を精度良く求めることができる。
請求項2に係る測量装置においては、太陽を視準対象とする望遠鏡と、観測地に設置されて前記望遠鏡を水平回転または鉛直回転自在に支持する支持手段と、前記望遠鏡の水平角を測定する水平角測定手段と、GPS信号を受信して前記観測地の位置情報と時刻情報を生成する位置・時刻情報生成手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に前記太陽の日周運動に合せて前記望遠鏡の水平角または鉛直角を制御する望遠鏡制御手段と、前記望遠鏡の視準対象を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像による画像を処理して前記太陽の中心を算出する画像処理手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、前記望遠鏡の視準方向を前記太陽の中心としたときの方位角を算出する太陽位置算出手段とを備え、前記画像処理手段の算出値を基に前記望遠鏡で前記太陽の中心を視準したときに前記水平角測定手段の測定による水平角を前記太陽位置算出手段の算出による方位角で更新し、前記算出された方位角で更新された水平角が0になるまで前記望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北としてなる構成とした。
(作用)望遠鏡が観測地に設置されたときに、望遠鏡で太陽を視準するとともに、望遠鏡の水平角を測定し、且つGPS信号を受信して観測地の位置情報と時刻情報を生成し、生成された位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、望遠鏡で太陽を視準したときの視準方向を示す方位角を算出し、さらに太陽の日周運動に合わせて望遠鏡の水平角または鉛直角を制御し、望遠鏡の視野内で太陽を見かけ上静止させ、且つ望遠鏡の視準対象となる太陽を撮像し、この撮像による画像を処理して太陽の中心を算出し、この算出結果を基に望遠鏡で太陽の中心を視準し、このとき測定された水平角を太陽位置算出手段の算出による方位角で更新し、算出された方位角で更新された水平角が0になるまで望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北とすることで、太陽を利用した真北測量を効率良く行うことができ、測量作業の効率化を図ることができる。
請求項3に係る測量装置においては、請求項1または2に記載の測量装置において、前記望遠鏡の水平軸に対する傾斜を検出するチルトセンサを備え、前記太陽位置算出手段は、前記太陽の位置として得られた方位角に関する算出値を前記チルトセンサの検出値に従って補正してなる構成とした。
(作用)望遠鏡が設置されたときに、望遠鏡が水平軸に対して傾斜していても、太陽の位置として得られた方位角に関する算出値がチルトセンサの検出値にしたがって補正されるので、望遠鏡が水平軸に対して傾斜していても、高精度な方位角を求めることができる。
請求項1に係る測量装置によれば、測量作業の効率化を図ることができるとともに、真北の視準方向を精度良く求めることができる。
請求項2に係る測量装置によれば、測量作業の効率化を図ることができる。
請求項3に係る測量装置によれば、望遠鏡が水平軸に対して傾斜していても、高精度な方位角を求めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示すトータルステーションの正面図、図2は、本発明の第1実施例を示すトータルステーションのブロック構成図、図3は、トータルステーションを用いて真北測量を行うときの作用を説明するためのフローチャート、図4は、本発明の第2実施例を示すトータルステーションのブロック構成図、図5(a)は、ラインセンサを用いて太陽の中心を求める方法を説明するための図、(b)は、エリアセンサを用いて太陽の中心を求める方法を説明するための図、図6は、本発明の第3実施例を示すトータルステーションのブロック構成図である。
これらの図において、トータルステーション10は、図1に示すように、測量装置として、太陽を視準対象とする望遠鏡12を備えており、この望遠鏡12は、一対の柱部14間に、回転軸12aを介して垂直(鉛直)回転可能に取り付けられている。各柱部14は、水平回転部16に立設されており、水平回転部16は、整準台18上に水平回転可能に取り付けられている。水平回転部16と各柱部14によってトータルステーション本体20が構成されており、トータルステーション本体20と整準台18は、望遠鏡12を水平回転または鉛直回転(垂直回転)自在に支持する支持手段として構成されている。水平回転部16には目盛盤(エンコーダ)が設けられていて、目盛盤が回転できるように複軸構造となっている。
トータルステーション10は、図2に示すように、測点までの距離を測定する測距部(光波距離計)22と、望遠鏡12の水平角を制御する水平モータ24および水平駆動部26と、望遠鏡12の鉛直角(垂直角)を制御する鉛直モータ28および鉛直駆動部30と、望遠鏡12の水平角を測定する水平エンコーダ32および水平測角部34と、望遠鏡12の鉛直角(垂直角)を測定する鉛直エンコーダ36および鉛直測角部38と、各種データを記憶する記憶部40、望遠鏡12の水平方向における傾きを検出する傾斜検出部(チルトセンサ)42と、各種データやコマンドなどを入力する操作・入力部44と、各種データや測定結果等を表示する表示部46と、GPS信号を受信するGPS受信部48と、GPS受信部18の受信による時刻情報を基に内部時計の時刻を補正するための時刻補正部50と、これら各部を制御するとともに、測定に関する各種演算を行う制御演算部(太陽位置演算部)52を備えて構成されている。なお、望遠鏡12は、水平モータ24や鉛直モータ28の駆動によって鉛直角や水平角が制御されるが、手動で容易に水平方向または鉛直方向に回動させることもできるようになっている。
制御演算部52は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を用いて構成されており、GPS受信部48の受信によるGPS信号を入力し、入力したGPS信号を基に、トータルステーション10が設置された観測地における位置情報、例えば、緯度、経度、高度を生成するとともに、GPS信号の時刻情報を基に時刻補正部50に内蔵された内部時計の時刻を補正し、補正された時刻を時刻情報として生成する位置・時刻情報生成手段として構成されている。
また、制御演算部52は、観測地の位置情報と時刻情報を基に、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡12の水平角または鉛直角を制御するための制御信号を生成し、生成した制御信号を水平駆動部26、鉛直駆動部30に出力するようになっている。すなわち、制御演算部52は、水平モータ24、水平駆動部26、鉛直モータ28、鉛直駆動部30とともに、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡12の水平角または鉛直角を制御する望遠鏡制御手段として構成されている。
また、制御演算部52は、観測地の位置情報と観測地における時刻情報を基に太陽の位置として、望遠鏡12で太陽を視準したときの視準方向を示す方位角を算出する太陽位置算出手段として構成されている。そして制御演算部52は、望遠鏡12で太陽の中心を視準したときに測定された水平角を、位置情報と時刻情報を基に算出された方位角で更新し、算出された方位角で更新された水平角が0になるまで望遠鏡12を水平方向に移動させたときの視準方向を真北とすることで、真北測量ができるようになっている。望遠鏡12には太陽の光量が多いので、フィルタ(セキスタント)を対物レンズ枠につけて減光させることは従来と同じである。
太陽の中心を望遠鏡12で視準するに際しては、例えば、太陽の右端を望遠鏡で視準したときの方位角を求めるとともに、望遠鏡で太陽の左端を視準したときの方位角を求め、各方位角を基に太陽の中心を視準したときの方位角を求めることができる。また、制御演算部52で算出された方位角を基に望遠鏡12で太陽を視準したときに、この視準方向が太陽の略中心にあるとして、方位角を求めることもできる。
以下、太陽を利用して真北測量を行うときの具体的な方法を図3のフローチャートにしたがって説明する。まず、トータルステーション10を観測地に設置し、GPS受信部48によってGPS信号を受信し、受信したGPS信号を基に制御演算部52において、観測地に関する時刻情報と位置情報を生成し、生成した時刻情報から時刻Tを設定し(ステップS1)、生成した位置情報から観測地の緯度・経度を設定し(ステップS2)、これらの情報を時刻に関するデータまたは位置に関するデータとして記憶部40に格納する。GPS受信部48は、トータルステーション10の中に設けられてもよいし、トータルステーション10と切り離してもデータが制御演算部52で処理できれば、どこにあっても位置誤差は問題とならない。
次に、作業者の操作により、望遠鏡12を水平方向または鉛直方向に移動させて太陽を視準する(ステップS3)。次に、制御演算部52は、GPS信号から得られた時刻情報と観測地の位置情報(緯度・経度)を基に太陽の位置として、望遠鏡12で太陽を視準したときの視準方向を示す方位角を算出する。さらに、制御演算部52は、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡12の水平角または鉛直角を制御するために、位置情報と時刻情報を基に水平モータ24に関する水平回転速度Vhと鉛直モータ28に関する鉛直回転速度Vvを算出する(ステップS4)。
水平回転速度Vhと鉛直回転速度Vvが算出されると、水平回転速度Vhと鉛直回転速度Vvに対応した制御信号が制御演算部52から水平駆動部26と鉛直駆動部30に出力され、水平モータ24が水平回転速度Vhで回転駆動するとともに、鉛直モータ28が鉛直回転速度Vvで回転駆動する。これにより、望遠鏡12の視野内において太陽が見かけ上、停止した状態となる(ステップS5)。このあと、作業者の操作により、望遠鏡12を水平方向または鉛直方向に微動させ、望遠鏡12で太陽の右端に視準を合わせる。この場合、観測地の緯度・経度は変化していないが、時刻が変化しているので、このときの時刻Tと、観測地の緯度・経度を用いて、制御演算部52において、再度、太陽の位置情報として、時刻Tにおける太陽の右端の方位角δを算出する。そしてこのとき測定された望遠鏡12の水平角を、算出された右端の方位角δで更新し、望遠鏡12の水平角をθとする(ステップS6)。
次に、作業者の操作により、望遠鏡12を水平方向または鉛直方向に微動させ、望遠鏡12で太陽の左端に視準を合わせる。この場合、観測地の緯度・経度は変化していないが、時刻が変化しているので、このときの時刻Tと、観測地の緯度・経度を用いて、制御演算部52において、再度、太陽の位置情報として、観測地における緯度・経度を基に時刻Tにおける太陽の方位角δを算出する(ステップS7)。この場合、望遠鏡12の水平角θと、算出された方位角δには誤差が生じる。
そこで、この誤差をなくすために、望遠鏡12で太陽の左端を視準したときに得られた水平角θと算出された方位角δを基に両者の平均値(δ=(θ+δ/2)を太陽の左端を示す平均値として算出し、算出された平均値δで水平角θを更新し、望遠鏡12の水平角をθとする。望遠鏡12を水平角θが0になるまで水平方向に移動させたときの視準方向を真北とする(ステップS8)。
本実施例によれば、GPS信号を基に観測地の時刻情報と位置情報を生成するようにしているため、事前に太陽の位置計算をする必要がなく、リアルタイムで観測地に関する位置情報と時刻情報を生成することができ、測量作業の効率を高めることができる。
また、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡12の水平角または鉛直角を制御し、望遠鏡12の視野内で太陽を見かけ上静止させるようにしたため、太陽の中心を容易に視準することができるとともに、太陽の中心を視準したときの方位角を高精度に測定することができる。真北測量により、真北を基準にいろいろな測量を開始できる。
次に、本発明の第2実施例を図4にしたがって説明する。本実施例におけるトータルステーション10は、太陽を撮像する撮像部54と、撮像部54の撮像による画像を処理する画像処理部56を設けたものであり、他の構成は第1実施例のものと同様である。
撮像部54は、図5(a)に示すように、CCD撮像素子で構成されたラインセンサ54a、54bを用いて構成されており、太陽58を撮像したときの画像の位置をラインセンサ54a、54bで求め、各ラインセンサ54a,54bの出力を画像処理部56で処理することで、太陽58の中心を求めることができる。
ラインセンサ54a、54bを用いて太陽58の中心を求めるに際しては、ラインセンサ54aが太陽58の鉛直方向の中心にあるとは限らないので、太陽58に関する3つの方位角:(1)太陽の中心、(2)太陽の右端、(3)太陽の左端のうち、(2)太陽の右端、(3)太陽の左端を用いることはできない。しかし、ラインセンサ54aの中心が太陽58の中心(水平方向)と一致するので、(1)太陽の中心を用いることができる。この場合、ラインセンサ54aによって、太陽58の右端の値aと左端の値bを求め、a、bから両者の中心の値cを求め、中心の値cから太陽58の中心方位角δを設定する。このとき、中心の値cとラインセンサ54bとの間にオフセットがあるときには、オフセットΔθを求め、δ+Δθを視準方位角とし、望遠鏡12の水平角を視準方位角(δ+Δθ)で更新する。
そして、この太陽58の中心と太陽58の画像を表示部46の画面上に表示することで、表示部46の画面を見ながら望遠鏡12を太陽58の中心に容易に視準させることができる。
また、撮像部54を構成するに際しては、図5(b)に示すように、エリアセンサ54cを用い、エリアセンサ54cで撮像された画像を基に太陽58の中心を求めることもできる。
エリアセンサ54cを用いて太陽58の中心を求めるに際しては、エリアセンサ54c内に太陽58の画像が全て入るので、太陽58に関する3つの方位角:(1)太陽の中心、(2)太陽の右端、(3)太陽の左端の全てを用いることができる。例えば、太陽58の中心は、太陽58の右端の値aと太陽58の左端の値bとの中心値(中間値)cとして、あるいは太陽58の輪郭から円形のフィティング処理を行い、中心座標cとして求めることができる。ここで、3つの平均から視準方位角を求めるときには、エリアセンサ54c上における太陽58の中心の値c、太陽58の右端の値a、太陽58の左端の値bをそれぞれ求め、これらの値を基に太陽58の中心の方位角をδ1とし、太陽58の右端の方位角をδ2とし、太陽58の左端の方位角をδ3とする。このとき、視準中心Oとの間にオフセットがあるときには、太陽58の中心と視準中心OとのオフセットをΔθ1とし、太陽58の右端と視準中心OとのオフセットをΔθ2とし、太陽58の左端と視準中心OとのオフセットをΔθ3とする。この場合、太陽58の中心の方位角は、δ1+Δθ1となり、太陽58の右端の方位角は、δ2+Δθ2となり、太陽58の左端の方位角は、δ3+Δθ3となる。そして、これら3つの方位角の平均が視準方位角となる。なお、真北方向を求める手順は第1実施例と同じである。
次に、本発明の第3実施例を図6にしたがって説明する。本実施例は、望遠鏡12を回転駆動するための水平モータ24、水平駆動部26、鉛直モータ28、鉛直駆動部30を省略したものであり、他の構成は第2実施例のものと同様である。
本実施例においては、太陽の日周運動に合わせて望遠鏡12を回転駆動させることなく、太陽の位置情報および時刻を基に望遠鏡12の視野内に太陽を入れ、画像処理によって得られた太陽の位置と視準方向のオフセットから方位角を算出し、測定された水平角を、算出された方位角で更新し、算出された方位角で更新された水平角が0になるまで望遠鏡12を水平方向に移動させることで、真北に望遠鏡12を視準させることができ、太陽を視準するための作業を少なくすることができる。
前記各実施例においては、GPS信号を基に観測地の位置情報と時刻情報を生成するものについて述べたが、予め観測地の位置情報と時刻を設定し、設定された位置情報と時刻情報を基に太陽の位置を算出する方法を採用することもできる。
また、前記各実施例において、太陽の位置を算出するに際しては、太陽の位置として算出された方位角を、チルトセンサで構成された傾斜補正部42の検出値にしたがって補正することで、トータルステーション10が傾斜した状態で観測地に設置され、望遠鏡12が水平軸に対して傾斜した場合でも、高精度な方位角を求めることができる。
また、測量装置としては、トータルステーション10の代わりに、測角機能を有するセオドライトを用いることもできる。
本発明の一実施例を示すトータルステーションの正面図である。 本発明の第1実施例を示すトータルステーションのブロック構成図である。 トータルステーションを用いて真北測量を行うときの作用を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例を示すトータルステーションのブロック構成図である。 (a)は、ラインセンサを用いて太陽の中心を求める方法を説明するための図、(b)は、エリアセンサを用いて太陽の中心を求める方法を説明するための図である。 本発明の第3実施例を示すトータルステーションのブロック構成図である。
符号の説明
10 トータルステーション
12 望遠鏡
18 整準台
20 トータルステーション本体
22 測距部
24 水平モータ
28 鉛直モータ
32 水平エンコーダ
36 鉛直エンコーダ
42 傾斜検出部
48 GPS受信部
50 時刻補正部
52 制御演算部
54 撮像部
56 画像処理部

Claims (3)

  1. 太陽を視準対象とする望遠鏡と、観測地に設置されて前記望遠鏡を水平回転または鉛直回転自在に支持する支持手段と、前記望遠鏡の水平角を測定する水平角測定手段と、GPS信号を受信して前記観測地の位置情報と時刻情報を生成する位置・時刻情報生成手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、前記観測地の望遠鏡から前記太陽を視準すべき視準方向を規定する方位角を算出する太陽位置算出手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に前記太陽の日周運動に合せて前記望遠鏡の水平角または鉛直角を制御する望遠鏡制御手段とを備え、前記望遠鏡で太陽の右端を視準したときの水平角を、前記太陽の右端視準時の時刻情報と位置情報を基に前記太陽位置算出手段により算出された方位角で更新し、さらに、前記望遠鏡で太陽の左端を視準したときの水平角と前記太陽の左端視準時の時刻情報と位置情報を基に前記太陽位置算出手段により算出された方位角とから両者の平均値を算出し、前記望遠鏡で太陽の左端を視準したときの水平角を前記算出された平均値で更新し、前記平均値で更新された水平角が0になるまで前記望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北としてなる測量装置。
  2. 太陽を視準対象とする望遠鏡と、観測地に設置されて前記望遠鏡を水平回転または鉛直回転自在に支持する支持手段と、前記望遠鏡の水平角を測定する水平角測定手段と、GPS信号を受信して前記観測地の位置情報と時刻情報を生成する位置・時刻情報生成手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に前記太陽の日周運動に合せて前記望遠鏡の水平角または鉛直角を制御する望遠鏡制御手段と、前記望遠鏡の視準対象を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像による画像を処理して前記太陽の中心を算出する画像処理手段と、前記位置・時刻情報生成手段の生成による位置情報と時刻情報を基に太陽の位置として、前記望遠鏡の視準方向を前記太陽の中心としたときの方位角を算出する太陽位置算出手段とを備え、前記画像処理手段の算出値を基に前記望遠鏡で前記太陽の中心を視準したときに前記水平角測定手段の測定による水平角を前記太陽位置算出手段の算出による方位角で更新し、前記算出された方位角で更新された水平角が0になるまで前記望遠鏡を水平方向に移動させたときの視準方向を真北としてなる測量装置。
  3. 請求項1または2に記載の測量装置において、前記望遠鏡の水平軸に対する傾斜を検出するチルトセンサを備え、前記太陽位置算出手段は、前記太陽の位置として得られた方位角に関する算出値を前記チルトセンサの検出値に従って補正してなることを特徴とする測量装置。
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