JP2000131065A - 写真測量用ターゲット - Google Patents

写真測量用ターゲット

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JP2000131065A
JP2000131065A JP10300954A JP30095498A JP2000131065A JP 2000131065 A JP2000131065 A JP 2000131065A JP 10300954 A JP10300954 A JP 10300954A JP 30095498 A JP30095498 A JP 30095498A JP 2000131065 A JP2000131065 A JP 2000131065A
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Japan
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inclination
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JP10300954A
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Kiyoshi Yamamoto
山本  清
Atsumi Kaneko
敦美 金子
Masami Shirai
雅実 白井
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真測量用ターゲットの精密な基準尺を容易
に得る。 【解決手段】 ターゲットはマイクロコンピュータ12
を備える。マイクロコンピュータ12のRAM24に、
3つの基準点部材によって規定される基準尺の値を含む
固有データを記憶させる。第1および第2の傾斜角セン
サ14、16は、3つの基準点部材によって規定される
基準平面の傾斜角を測定する。方位センサ18は方位を
測定する。CPU20は第1および第2の傾斜角センサ
14、16および方位センサ18の測定値に基づいた測
定データをROM22に記憶させる。CPU20はRA
M24から固有データを読み出して、発信機26から外
部に固有データを一定時間毎に発信させ、測定データを
ROM22から読み出して固有データの後に所定の条件
で発信させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真測量の撮影に
おいて基準尺として用いられる写真測量用ターゲットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交通事故現場等で行われる写真測
量において、被写体は例えばスチルカメラでもって2箇
所から撮影される。この撮影により得られた撮影画像か
ら被写体の2次元座標がコンピュータ等に読取られ、こ
れら2次元座標に基づいて被写体の3次元座標が求めら
れる。この被写体の3次元座標から、交通事故現場の測
量図が作成される。
【0003】このような写真測量では、測量図を作成す
るための基準尺と基準平面とが必要である。従来、かか
る基準尺および基準平面を得るために、例えば三角形の
枠材を有する写真測量用ターゲットが撮影現場に設置さ
れる。枠材の3個の頂点に設けられた基準点部材間の距
離が基準尺とされ、3個の基準点部材で決定される平面
が基準平面に規定される。
【0004】写真測量用ターゲットは所定の規格で製造
され、この規格の値が基準尺としてコンピュータ側に設
けられたメモリに記憶されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、写真測量用タ
ーゲットの製造あるいは組立時に、基準点部材の位置ず
れが生じることがある。このため基準尺が規格値と異な
り、写真測量の精度が低下するという問題が生じる。
【0006】本発明は、この様な点に鑑みてなされたも
のであり、写真測量用ターゲットの基準尺を容易に得る
ことにより、測量精度を向上させることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による写真測量用
ターゲットは、同一平面上に設けられた少なくとも3個
の基準点部材と、基準点部材同士間の距離を含む固有デ
ータを記憶する第1のメモリと、第1のメモリに記憶さ
れた固有データを、外部に向かって一定時間毎に発信す
る発信機とを備えることを特徴としている。
【0008】写真測量用ターゲットにおいて、基準点部
材によって規定される基準平面の、水平面に対する傾斜
角を測定する傾斜センサと、方位を測定する方位センサ
と、傾斜センサと方位センサとの測定値に基づいて得ら
れた測定データを記憶する第2のメモリとを備えてもよ
く、この場合発信機によって、測定データが固有データ
の発信後に発信可能であることが好ましい。
【0009】写真測量用ターゲットにおいて、基準平面
上に互いに直交する第1および第2の軸線が設定されて
もよく、さらに傾斜センサが、第1の軸線の水平面に対
する第1の傾斜角を一定時間毎に測定するための第1の
傾斜センサと、第2の軸線の水平面に対する第2の傾斜
角を一定時間毎に測定するための第2の傾斜センサとを
備えてもよい。
【0010】写真測量用ターゲットにおいて、連続して
3回測定された第1の傾斜角の変化量が1度未満であっ
て、3回の測定の内最も最近測定された第1の傾斜角の
絶対値が30度以内であり、かつ連続して3回測定され
た第2の傾斜角の変化量が1度未満であって、3回の測
定の内最も最近測定された第2の傾斜角の絶対値が30
度以内であった場合にのみ、3回の測定の内最も最近測
定された第1および第2の傾斜角を含む測定データが発
信されてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による写真測量用タ
ーゲット測定装置の実施形態について添付図面を参照し
て説明するが、まず写真測量用ターゲットおよび写真測
量用ターゲットを用いた写真測量について説明する。
【0012】図1は、被写体50と、写真測量用ターゲ
ット10と、カメラ60との位置関係を示す図である。
被写体50は図示を簡略化するために立方体で示され
る。被写体50およびターゲット10は、異なる2つの
カメラ位置M1 、M2 から撮影される。
【0013】第1のカメラ位置M1 は実線で示され、第
2のカメラ位置M2 は破線で示される。第1および第2
のカメラ位置M1 およびM2 は例えばカメラ60のレン
ズの後側主点位置として定義される。また第1および第
2のカメラ位置M1 およびM 2 におけるカメラ60の方
向はそれぞれ2点鎖線O1 およびO2 で示され、これら
のカメラ方向は例えば撮影レンズの光軸方向として定義
される。
【0014】第1および第2のカメラ位置M1 およびM
2 の相対的な3次元位置は既知であり、それぞれ任意に
設定された3次元座標系(X,Y,Z)における座標値
で示される。3次元座標系(X,Y,Z)は、実測のス
ケールと異なるスケールを有していてもよい。またカメ
ラ方向O1 、O2 も既知であり、それぞれX軸、Y軸、
およびZ軸に対する回転角で示される。
【0015】ターゲット10はL字型を呈しており、一
方の面に3つの基準点部材P1 、P 2 およびP3 が設け
られる。基準点部材P1 、P2 およびP3 によって規定
される平面は基準平面とされる。基準点部材P1 と基準
点部材P2 との間の距離、基準点部材P2 と基準点部材
3 との間の距離、または基準点部材P3 と基準点部材
1 との間の距離が基準尺とされる。
【0016】図2(a)には、第1のカメラ位置M1
撮影された画像、即ち第1の画像が示される。図2
(b)には、第2のカメラ位置M2 で撮影された画像、
即ち第2の画像が示される。カメラ60は電子スチルカ
メラであり、第1および第2の画像は記録媒体等を介し
て、外部のコンピュータ等(図示せず)に画像データと
して入力され、このコンピュータに接続されたモニタに
表示される。
【0017】図2(a)に示される第1の画像におい
て、被写体50上の物点Q1 の像点はq11として指定さ
れる。像点q11は、モニタ上において操作者のマウス操
作等により指定され、このとき像点q11は第1の画像に
設定された撮像中心c1 を原点とする2次元座標系(x
1 ,y1 )における座標値で示される。
【0018】同様に、図2(b)に示される第2の画像
において、物点Q1 の像点q21が指定される。第2の画
像には撮像中心c2 を原点とする2次元座標系(x2
2)が設定され、像点q21は2次元座標系(x2 ,y
2 )における座標値で示される。このようにして、物点
1 に関して2つの像点q11およびq21の2次元座標値
が得られる。
【0019】コンピュータでは、この物点Q1 に関する
2つの像点q11およびq21の2次元座標値と、カメラ位
置M1 、M2 の3次元座標値と、カメラ方向O1 、O2
の回転角とに基づいて、物点Q1 の3次元座標値が求め
られる。
【0020】物点Q1 の3次元座標値は、例えば公知の
共線方程式を用いて求められる。共線方程式は、カメラ
位置M1 であるレンズの後側主点位置と物点Q1 と像点
11とが同一直線上にあり、かつカメラ位置M2 と物点
1 と像点q21とが同一直線上にあるという条件を用い
た式である。公知のためここでは詳述は省略する。
【0021】このように共線方程式によって、被写体5
0上の物点Q1 の3次元座標値は求められる。ただし、
この3次元座標値は3次元座標系(X,Y,Z)におけ
る相対的な値である。基準点部材P 1、P 2およびP3
の3次元座標値も、同様の手法で物点Q1 の3次元座標
値と共に求められる。
【0022】これら3次元座標値による相対的な距離
は、補正倍率を用いたスケーリングを行うことにより、
実際の距離に補正される。例えば基準点部材P1 と基準
点部材P2 との実際の距離は既知であり、この実際の距
離と3次元座標系(X,Y,Z)における基準点部材P
1 と基準点部材P2 との相対的な距離とから、補正倍率
が求められる。スケーリングにより、物点Q1 および基
準点部材P1 、P2 、およびP3 間で、実測値に基づく
配置関係が得られる。
【0023】図3に示すように、3次元座標系(X,
Y,Z)は、例えば原点を基準点部材P1 とし、かつ基
準平面を含む平面PsをX’−Z’平面とする3次元座
標系(X’,Y’,Z’)に座標変換される。基準平面
は図中ハッチングで示される。そして例えばX’−Z’
平面がモニタに測量図として表示される。このX’−
Z’平面には物点Q1 とともに基準点部材P1 、P2
およびP3 の投影点(図示せず)が表示される。
【0024】なお、実施形態では被写体50上の物点は
物点Q1 の1点のみについて説明しているが、実際には
被写体50上の物点は多数指定され、被写体50の形状
が忠実に再現される。
【0025】図4はターゲット10を示す平面図であ
る。ターゲット10はL字部材11を備え、このL字部
材11の表面には基準点部材P1 、P2 、およびP3
固定される。基準点部材P1 、P2 、およびP3 により
規定された基準平面には第1および第2の軸線A、B
(2点鎖線で示す)が設定される。第1の軸線Aは基準
点部材P1 およびP2 を通る直線であり、第2の軸線B
は基準点部材P1 およびP 3 を通る直線である。第1お
よび第2の軸線A、Bは基準平面上において互いに直交
している。
【0026】基準点部材P1 およびP2 間の距離、即ち
基準点間距離はL12で示され、基準点部材P2 およびP
3 間の基準点間距離はL23、基準点部材P3 およびP1
間の基準点間距離はL31で示される。これら基準点間距
離L12、L23およびL31は、基準尺である。
【0027】L字部材11の内部には、第1および第2
の傾斜センサ14、16と、方位センサ18と、発信機
26と、LED28と、これら各装置を制御するマイク
ロコンピュータ12とが設けられる。
【0028】第1および第2の傾斜角センサ14、16
は、水平面に対する第1および第2の軸線A、B周りの
傾斜角をそれぞれ測定する。方位センサ18は、ターゲ
ット10の向きを特定するために、例えば第1の軸線A
の方位を測定する。第1および第2の傾斜角センサ1
4、16および方位センサ18の測定値はマイクロコン
ピュータ12へ出力される。
【0029】直交する2軸周りの傾斜角が測定されるこ
とにより、基準平面の水平面に対する傾斜角が得られ
る。従って、上述した写真測量において、基準平面であ
るX’−Z’平面(図3参照)から水平面に座標変換す
ることができ、水平面を測量図としてモニタ表示するこ
とができる。なお、X’−Z’平面から水平面への座標
変換は公知の手法であり、ここでは詳述しない。
【0030】また上述した写真測量において、例えば交
通事故現場が広範囲に渡る場合、複数の撮影現場に分割
して写真測量が行われる。このような場合、ターゲット
10を撮影現場毎に移動させるため、各撮影現場毎に得
られた複数の測量図において、X’軸あるいはY’軸あ
るいはZ’軸の方向が異なる。しかし、方位センサ18
によって方位が測定されることにより、例えば各測量図
のZ’軸を北の方向に一致させて、各測量図を容易にか
つ正確に連結させることができる。
【0031】図5はターゲット10の電気的構成を示す
ブロック図である。マイクロコンピュータ12は中央演
算ユニット(CPU)20と、読み出し専用メモリ(R
OM)22と、随時読み出し書込み可能メモリ(RA
M)24とを備える。ROM22には、ターゲット10
の固有データである基準点間距離L12、L23およびL31
と、ターゲット10の識別番号とが予め記憶される。3
つのセンサ14、16および18の測定値はCPU20
に読み出され、所定のデータ処理が施された後、RAM
24の所定領域に測定データとして記憶される。
【0032】ROM22に記憶された固有データおよび
RAM24に記憶された測定データは、CPU20に一
定の周期毎、例えば1.5秒毎に別々に読み出され、所
定のフォーマットのデータ、例えば16ビットデータに
変換され、さらにFM変調された後、発信機26に出力
される。
【0033】発信機26は、CPU20から出力された
固有データおよび測定データを、図示しない外部の受信
機に向かって発信する。LED28は、発信機26から
のデータの発信状態を操作者に報知する。例えば受信機
をカメラ60に設け(図1参照)、これらの固有データ
および測定データを被写体50の画像と共に記録媒体に
記録すれば、画像処理の段階で固有データおよび測定デ
ータを画像と共に読み出すだけで容易に得られ、処理速
度が向上する。
【0034】図6および図7は、マイクロコンピュータ
におけるデータ処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。図示しない電源がオンとなると、データ処理ルーチ
ンが開始され、ステップS102が実行され、初期設定
が行われる。初期設定では、RAM24内に記憶された
データは消去される。
【0035】ステップS104では、ROM22内に格
納された固有データがCPU20により読み出され、発
信機26に出力される。
【0036】ステップS106において第1の傾斜角セ
ンサ14の測定値および第2の傾斜角センサ16の測定
値がCPU20に読み出される。これらの測定値は、第
1および第2の軸線A、Bに対して第1および第2の傾
斜角センサ14、16の取付位置がずれることから生じ
る誤差を含んでおり、CPU20ではこの誤差を補正す
るための補正処理等がそれぞれの測定値に施される。こ
の補正処理により、第1および第2の軸線A、B周りの
傾斜データ、即ち第1および第2の傾斜データが得られ
る。第1および第2の傾斜データはRAM24の所定領
域に書込まれる。
【0037】ステップS108において、方位センサ1
8の測定値がCPU20に読み出され、方位データとし
てRAM24の所定領域に書込まれる。なお、RAM2
4は、少なくとも3回分の第1および第2の傾斜データ
および方位データが記憶可能な容量を備える。
【0038】ステップS110において、第1および第
2の傾斜データが安定しているか否かが判定される。即
ち、最も最近得られた第1の傾斜データが直前の2回分
の傾斜データに対して変化した量が1度未満であれば、
第1の傾斜データが安定していると判定される。第2の
傾斜データも同様に、最も最近の3回分の傾斜データの
変化量が1度未満か否かが判定される。第1および第2
の傾斜データが共に安定していると判定されると、ター
ゲット10が道路面に安定して設置されているとみなさ
れる。
【0039】ステップS110において第1および第2
の傾斜データが双方とも安定していると判定されると、
さらにステップS112において、第1および第2の傾
斜データの絶対値が双方とも30度以内であるか否かが
判定される。第1および第2の傾斜データの絶対値が3
0度より大きい、即ちターゲット10が水平面に対して
30度より大きく傾いて載置されている場合、ターゲッ
ト10は移動中あるいは設置されずに立て掛けられてい
るとみなされる。
【0040】ステップS112において第1および第2
の傾斜データの絶対値が双方とも30度以内であると判
定されると、ステップS114、ステップS116が続
けて実行される。ステップS114において、第1およ
び第2の傾斜データおよび方位データは、CPU20に
おいて所定のフォーマットに従って変換され、測定デー
タとして発信機26に出力される。ステップS116で
はLED28が点灯表示され、固有データおよび測定デ
ータの双方が送信されたことが報知される。ステップS
116が実行された後、ステップS120が実行され
る。
【0041】ステップS110において第1および第2
の傾斜データが不安定であると判定される、またはステ
ップS112において第1および第2の傾斜データの絶
対値が30度より大きいと判定されると、ステップS1
18が実行される。ステップS118において、LED
28は点滅表示され、固有データのみが送信されたこと
を報知される。ステップS118が実行された後、ステ
ップS120が実行される。
【0042】ステップS120では電源がオフであるか
否かが判定され、オンであると判定されるとステップS
104から再実行され、オフであると判定されるとデー
タ処理ルーチンは終了する。
【0043】以上のように、電源がオンの状態で第1お
よび第2の傾斜データが安定しており、かつそれらの絶
対値が30度以内である場合には、固有データの出力と
測定データの出力とが交互に繰り返され、LED28は
点灯表示される。第1および第2の傾斜データが不安定
である、またはそれらの絶対値が30度より大きい場合
には、測定データは出力されず固有データのみが出力さ
れ、LED28は点滅表示される。
【0044】操作者は、LED28の点灯または点滅表
示により、ターゲット10が安定してい載置されている
かどうかを容易に視認できる。LED28が点滅してい
れば、ターゲット10を安定した場所に載置し直せばよ
い。
【0045】図8は発信機26から発信されるデータを
示す図である。データは図の右側から時刻順に示され
る。固有データは、マイクロコンピュータ12から出力
された順に、一定時間T1 毎、例えば1.5秒毎に発信
される。測定データは固有データの直後に発信される。
測定データの発信完了後から固有データの発信までの時
間は一定であり、図中T2 で示される。
【0046】なお、図8において、2回目および3回目
の固有データの送信後には測定データは送信されていな
い。これは第1または第2の傾斜データが不安定である
ために、測定データがマイクロコンピュータ12から出
力されないためである。
【0047】受信機を備えたカメラ60側では、1.5
秒毎に固有データおよび測定データが受信され、カメラ
60内の図示しないメモリに記憶される。このメモリ内
の固有データおよび測定データは、常に最新のデータに
書換えられる。カメラ60のレリーズボタンを押すと、
最も最近書換えられた固有データおよび測定データが、
画像と共に記録される。
【0048】このように、ターゲット固有の基準点間距
離L12、L23およびL31のデータがターゲット10側で
保持され、これら基準点間距離L12、L23およびL31
水平面に対する基準面の傾斜角とのデータ等が、ターゲ
ット10から発信されるので、写真測量演算において測
量精度が向上するだけでなく、演算処理の速度も向上す
る。従って精密な測量図が容易に得られる。
【0049】
【発明の効果】本発明によると、写真測量用ターゲット
の基準点部材間の精密な距離を容易に得ることにより、
測量精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真測量における写真測量用ターゲットと、被
写体と、カメラとの位置関係を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラで撮影した画像を模式的に示す図
であって、図2(a)は図1のカメラにより第1のカメ
ラ位置で撮影したときの画像であり、図2(b)は図1
のカメラにより第2のカメラ位置で撮影したときの画像
である。
【図3】基準平面を含む平面に基づく3次元座標を示す
図である。
【図4】図1に示す写真測量用ターゲットの平面図であ
る。
【図5】図1に示す写真測量用ターゲットの電気的構成
を示すブロック図である。
【図6】マイクロコンピュータにおけるデータ処理ルー
チンの前半を示すフローチャートである。
【図7】マイクロコンピュータにおけるデータ処理ルー
チンの後半を示すフローチャートである。
【図8】送信されるデータを時刻順に示す図である。
【符号の説明】
10 写真測量用ターゲット 12 マイクロコンピュータ 14 第1の傾斜センサ 16 第2の傾斜センサ 18 方位センサ 20 CPU 22 ROM 24 RAM 26 発信機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上に設けられた少なくとも3個
    の基準点部材と、 前記基準点部材同士間の距離を含む固有データを記憶す
    る第1のメモリと、 前記第1のメモリに記憶された前記固有データを、外部
    に向かって一定時間毎に発信する発信機とを備えること
    を特徴とする写真測量用ターゲット。
  2. 【請求項2】 前記基準点部材によって規定される基準
    平面の、水平面に対する傾斜角を測定する傾斜センサ
    と、 方位を測定する方位センサと、 前記傾斜センサと前記方位センサとの測定値に基づいて
    得られた測定データを記憶する第2のメモリとを備え、 前記発信機によって、前記測定データが前記固有データ
    の発信後に発信可能であることを特徴とする請求項1に
    記載の写真測量用ターゲット。
  3. 【請求項3】 前記基準平面上に互いに直交する第1お
    よび第2の軸線が設定され、 前記傾斜センサが、前記第1の軸線の水平面に対する第
    1の傾斜角を一定時間毎に測定するための第1の傾斜セ
    ンサと、前記第2の軸線の水平面に対する第2の傾斜角
    を一定時間毎に測定するための第2の傾斜センサとを備
    えることを特徴とする請求項2に記載の写真測量用ター
    ゲット。
  4. 【請求項4】 連続して3回測定された前記第1の傾斜
    角の変化量が1度未満であって、前記3回の測定の内最
    も最近測定された前記第1の傾斜角の絶対値が30度以
    内であり、 かつ連続して3回測定された前記第2の傾斜角の変化量
    が1度未満であって、前記3回の測定の内最も最近測定
    された前記第2の傾斜角の絶対値が30度以内であった
    場合にのみ、 前記3回の測定の内最も最近測定された前記第1および
    第2の傾斜角を含む測定データが発信されることを特徴
    とする請求項3に記載の写真測量用ターゲット。
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Cited By (7)

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