JP3417390B2 - 電気機械変換素子を使用したアクチエータ - Google Patents

電気機械変換素子を使用したアクチエータ

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JP3417390B2
JP3417390B2 JP2000232607A JP2000232607A JP3417390B2 JP 3417390 B2 JP3417390 B2 JP 3417390B2 JP 2000232607 A JP2000232607 A JP 2000232607A JP 2000232607 A JP2000232607 A JP 2000232607A JP 3417390 B2 JP3417390 B2 JP 3417390B2
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稔 桑名
純一 谷井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機械変換素
子を使用したアクチエータに関し、特に1個のアクチエ
ータにより、複数の被駆動部材をそれぞれ独立に駆動す
ることができる電気機械変換素子を使用したアクチエー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の撮影レンズの焦点調節におい
ては、レンズ全体を繰出して焦点合わせを行う全体繰出
し方式、撮影レンズを構成する一部のレンズ群だけを繰
出して焦点合わせを行うインナーフオーカス方式などの
手段がある。
【0003】インナーフオーカス方式では、焦点調節に
よる収差の発生を防止するため、撮影レンズを構成する
複数のレンズ群をそれぞれ別々の所定の軌跡に沿つて移
動させる、フローテイング方式と呼ばれるフオーカス方
式を採用するものがある。
【0004】撮影レンズを構成する複数のレンズ群をそ
れぞれ別々の所定の軌跡に沿つて移動させるには、従来
からカム筒に所定の移動軌跡のカム溝を設け、レンズ保
持枠のピンをこのカム溝により案内するカム機構が採用
されてきたが、この構成では通常、全焦点距離にわたつ
てフローテイング比は一定で、焦点距離に応じてフロー
テイング比を変更することは構成が複雑となり、実施が
困難であつた。
【0005】このため、レンズを構成する複数のレンズ
群にそれぞれ独立した駆動機構を設け、複数のレンズ群
を個別に制御してフローテイング移動をさせるものが本
出願人により提案されている(一例として特開平8−2
1947号公報参照)。
【0006】即ち、レンズを構成する複数のレンズ群に
それぞれ独立した電気機械変換素子を使用したアクチエ
ータを取り付け、複数のレンズ群に予め設定されている
所定の移動軌跡を辿つて移動するように、各アクチエー
タを制御するものである。
【0007】図6は、上記した電気機械変換素子を使用
したアクチエータ(以下、アクチエータという)により
複数のレンズ群を個別に移動させるように構成されたズ
ームレンズの断面図である。その詳細は、特開平8−2
1947号公報に開示されているから、ここでは詳細な
説明は省略し、アクチエータにより複数のレンズ群を個
別に移動させる構成部分の概略を説明する。
【0008】図6において、51はズームレンズの外
筒、52はズームレンズをカメラ本体へ取り付けるマウ
ント部、53は外筒51上で回転するズーム操作環であ
る。
【0009】ズームレンズは第1レンズ群La 、第2レ
ンズ群Lb 、第3レンズ群Lc 、及び第4レンズ群Ld
から構成される。第1レンズ群La は第1レンズ群保持
枠71に、第2レンズ群Lb は第2レンズ群保持枠72
に、第3レンズ群Lc は第3レンズ群保持枠73に、第
4レンズ群Ld は第4レンズ群保持枠74に、それぞれ
保持されている。
【0010】第1レンズ群移動枠81にはアクチエータ
82が一体的に設けられており、第1レンズ群保持枠7
1はアクチエータ82を介して第1レンズ群移動枠81
に、光軸方向に移動自在に保持されている。また、第2
レンズ群移動枠91にはアクチエータ92が一体的に設
けられており、第2レンズ群保持枠72はアクチエータ
92を介して第2レンズ群移動枠91に、光軸方向に移
動自在に保持されている。
【0011】図7は第1レンズ群La を移動するアクチ
エータ82の構成を示す一部を切り欠いた斜視図であ
る。図6及び図7を参照してレンズアクチエータ82の
構成を説明する。第1レンズ群移動枠81には第1レン
ズ群保持枠71を光軸方向に駆動する駆動軸82aと、
第1レンズ群保持枠71の光軸方向の移動は許すが回転
を禁止する案内溝81dが設けられている。駆動軸82
aは第1レンズ群移動枠81の先端部の受け81aと中
間部の受け81bにより光軸方向に移動可能に支持され
ており、駆動軸82aの一端には電気機械変換素子82
bが固定され、電気機械変換素子82bの他の端部は第
1レンズ群移動枠81のフランジ81cに固定されてい
る。
【0012】第1レンズ群保持枠71には駆動軸82a
が貫通する接触部材71aが設けられており、接触部材
71aと駆動軸82aとは圧接バネ71bにより圧接
し、適当な摩擦力で摩擦結合している。図8は接触部材
71aの付近の断面を示す図で、第1レンズ群保持枠7
1の接触部材71aと駆動軸82aとが圧接バネ71b
により圧接している状態を示す。また、第1レンズ群保
持枠71には突起71cが形成されており、第1レンズ
群移動枠81の案内溝81dに係合している。
【0013】以上の構成において、図9に示すような緩
やかな立ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部か
らなる波形の駆動パルスを電気機械変換素子82bに印
加すると、駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では、電
気機械変換素子82bが緩やかに厚み方向の伸び変位を
生じ、駆動軸82aは軸方向に矢印a方向へ移動する。
このため、駆動軸82aに圧接バネ71bにより圧接し
て摩擦結合している第1レンズ群保持枠71の接触部材
71aも矢印a方向へ移動するので、第1レンズ群La
を矢印a方向へ移動させることができる。
【0014】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、電
気機械変換素子82bが急速に厚み方向の縮み変位を生
ずる。このとき、駆動軸82aに圧接バネ71bにより
圧接している第1レンズ群保持枠71は、その慣性力に
より駆動軸82aとの間の摩擦力に打ち勝つて実質的に
その位置に留まるので第1レンズ群La は移動しない。
【0015】なお、ここでいう実質的とは、矢印a方向
とこれと反対方向のいずれにおいても第1レンズ群保持
枠71と駆動軸82aとの間に滑りを生じつつ追動し、
駆動時間の差によつて全体として矢印a方向に移動する
ものも含むことを意味している。どのような移動形態に
なるかは与えられた摩擦条件に応じて決定される。
【0016】上記波形の駆動パルスを連続して電気機械
変換素子82bに印加することにより、第1レンズ群L
a を矢印aで示す方向へ連続して移動させることができ
る。
【0017】第1レンズ群La を矢印aと反対方向へ移
動させるときは、急速な立ち上がり部とこれに続く緩や
かな立ち下がり部からなる波形の駆動パルスを電気機械
変換素子82bに印加することで達成できる。
【0018】第2レンズ群L2 を移動するアクチエータ
92の構成もアクチエータ82の構成と同様である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成において
は、第1レンズ群La 及び第2レンズ群Lb を相互に独
立に駆動するために、第1レンズ群La 及び第2レンズ
群Lb にそれぞれ専用のアクチエータ82及びアクチエ
ータ92が設けられている。即ち、従来は複数の被駆動
部材を相互に独立に駆動するためには、それぞれの被駆
動部材に専用のアクチエータを設けていた。
【0020】しかしながら、このような構成では、被駆
動部材の数だけのアクチエータを必要とするばかりでな
く、複数のアクチエータを、例えばレンズ鏡筒のように
狭い空間内部に配置するために制約条件が多く、難しい
設計が要求されていた。この発明は上記課題を解決する
ことを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するもので、請求項1の発明は、電気機械変換素子
と、前記電気機械変換素子に固定結合して電気機械変換
素子と共に変位する駆動部材と、前記駆動部材に摩擦結
合した複数個の摩擦結合部材と、前記複数個の摩擦結合
部材のそれぞれに対応した相互に波形が異なる複数の駆
動パルスであって、一の摩擦結合部材は移動するが他の
摩擦結合部材は移動しない波形の駆動パルスを発生する
ことができる駆動パルス供給手段と、制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記摩擦結合部材のそれぞれに対
応した駆動パルスを選択的に前記電気機械変換素子に印
加することにより、前記複数個の摩擦結合部材を選択的
に駆動することを特徴とする電気機械変換素子を使用し
たアクチエータである。
【0022】そして、前記駆動パルスは、前記複数個の
摩擦結合部材のそれぞれに対応して周波数、振幅のいず
れか1又は双方が異なる鋸歯状波の駆動パルスである。
【0023】また、前記制御手段は、それぞれの摩擦結
合部材に対応した相互に波形が異なる複数の駆動パルス
を時分割で順次前記電気機械変換素子に印加する。
【0024】そして、前記複数個の摩擦結合部材には、
それぞれ被駆動部材を固定するものとする。
【0025】請求項5の発明は、電気機械変換素子と、
前記電気機械変換素子に固定結合して電気機械変換素子
と共に変位する駆動部材と、前記駆動部材に摩擦結合し
た第1及び第2の摩擦結合部材と、前記第1及び第2の
摩擦結合部材のそれぞれに対応した相互に波形が異なる
第1及び第2の駆動パルスであって、一方の摩擦結合部
材は移動するが他方の摩擦結合部材は移動しない波形の
駆動パルスを発生することができる駆動パルス供給手段
と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の摩
擦結合部材を駆動するときはこれに対応した第1の駆動
パルスを前記電気機械変換素子に印加し、前記第2の摩
擦結合部材を駆動するときはこれに対応した第2の駆動
パルスを前記電気機械変換素子に印加して、前記第1及
び第2の摩擦結合部材を選択的に駆動することを特徴と
する電気機械変換素子を使用したアクチエータである。
【0026】そして、前記駆動パルスは、前記第1及び
第2の摩擦結合部材のそれぞれに対応して周波数、振幅
のいずれか1又は双方が異なる鋸歯状波の駆動パルスと
するとよい。
【0027】また、前記制御手段は、前記第1及び第2
の駆動パルスを時分割で順次前記電気機械変換素子に印
加する。
【0028】そして、前記第1及び第2の摩擦結合部材
には、それぞれ被駆動部材を固定する。被駆動部材とし
ては、例えばズームレンズを構成するレンズ群の保持部
材であってもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。以下に説明するこの発明の実施の形態
は、この発明をズームレンズを構成する2つのレンズ群
の駆動に適用した例であるが、この発明はこれに限られ
るものではなく、その他、複数の被駆動部材が相互に独
立して駆動される各種の装置に適用できるものである。
【0030】図1はズームレンズの駆動機構を説明する
断面図、図2は第1レンズ群保持枠及び第2レンズ群保
持枠と駆動軸との摩擦接触部の構成を説明する正面図で
ある。以下、図1及び図2を参照して、ズームレンズの
駆動機構を説明する。
【0031】図1において、11はズームレンズの外
筒、12はズームレンズをカメラ本体へ取り付けるマウ
ント部である。ズームレンズは第1レンズ群L1 、第2
レンズ群L2 から構成される。第1レンズ群L1 は第1
レンズ群保持枠21に保持され、第2レンズ群L2 は第
2レンズ群保持枠22に保持されている。
【0032】ズームレンズ外筒11の内部には、電気機
械変換素子の一つである圧電変換素子14と駆動軸15
から構成されるアクチエータ13が配置されている。ズ
ームレンズ外筒11の内部には、その先端部に受け部材
11cが、中間部に受け部材11bが形成されており、
前記駆動軸15が、先端部受け部材11cと中間部受け
部材11bとにより光軸方向に沿つて移動可能に支持さ
れている。駆動軸15の一方の端部には圧電変換素子1
4の一方の端部が接着固定され、圧電変換素子14の他
方の端部はズームレンズ外筒11のマウント部12のフ
ランジ11aに固定されている。
【0033】図2は第1レンズ群保持枠21の正面図
で、第2レンズ群保持枠22も全く同様の構成を備えて
いる。
【0034】第1レンズ群保持枠21には、駆動軸15
が貫通する接触部材21aが形成されており、駆動軸1
5と接触部材21aとは圧接バネ21bにより圧接し、
適当な摩擦力で摩擦結合している。また、第2レンズ群
保持枠22には、駆動軸15が貫通する接触部材22a
が形成されており、駆動軸15と接触部材22aとは圧
接バネ22bにより圧接し、適当な摩擦力で摩擦結合し
ている。
【0035】また、ズームレンズ外筒11の内部には、
第1レンズ群保持枠21及び第2レンズ群保持枠22の
光軸方向の移動は許すが回転を禁止する案内軸16が配
置されており、第1レンズ群保持枠21及び第2レンズ
群保持枠22には案内軸16に係合する係合部材21c
及び係合部材22cが摺動自在に係合している。
【0036】案内軸16は、第1レンズ群L1 及び第2
レンズ群L2 の位置を検出するMRセンサの着磁ロッド
16aとして機能させるため、所定間隔でN極S極に着
磁されており、一方、第1レンズ群保持枠21及び第2
レンズ群保持枠22の係合部材21c及び係合部材22
cには、案内軸16に接近してセンサ部材S1及びS2
が取り付けられている。着磁ロッド16aとセンサ部材
S1とでMRセンサ35が、着磁ロッド16aとセンサ
部材S2とでMRセンサ36が構成される。
【0037】MRセンサ35を構成する着磁ロッド16
の磁極をセンサ部材S1で検出することにより第1レン
ズ群L1 の光軸方向の位置を検出し、MRセンサ36を
構成する着磁ロッド16aの磁極をセンサ部材S2で検
出することにより、第2レンズ群L2 の光軸方向の位置
を検出することができる。
【0038】なお、この実施の形態では第1レンズ群L
1 及び第2レンズ群L2 の位置を検出するためにMRセ
ンサを使用しているが、これは例示であり、この他の適
宜の位置検出センサを使用することができることはいう
までもない。
【0039】次に、ズームレンズの制御について説明す
る。図3はズームレンズに設定される焦点距離と、ズー
ムレンズを構成する第1レンズ群L1 及び第2レンズ群
L2の移動軌跡を説明する図である。図3において横軸
は第1レンズ群L1 及び第2レンズ群L2 の光軸方向の
位置を示し、縦軸はズームレンズに設定される焦点距離
の長さを示し、線L11は第1レンズ群L1 の移動軌跡
を、線L21は第2レンズ群L2 の移動軌跡を示す。
【0040】第1レンズ群L1 を位置f11に、第2レン
ズ群L2 を位置f21に設定すると、ズームレンズの焦点
距離を望遠側に設定することができる。この位置から、
第1レンズ群L1 及び第2レンズ群L2 を、それぞれ線
L11及び線L21に沿つて移動させ、第1レンズ群L1 を
位置f12に、第2レンズ群L2 を位置f22に設定する
と、ズームレンズの焦点距離を望遠側と広角側の中間の
位置に設定することができる。
【0041】さらに、この位置から、第1レンズ群L1
及び第2レンズ群L2 を、それぞれ線L11及び線L21に
沿つて移動させ、第1レンズ群L1 を位置f13に、第2
レンズ群L2 を位置f23に設定すると、ズームレンズの
焦点距離を広角側に設定することができる。
【0042】第1レンズ群L1 を位置f11と位置f13と
の間、第2レンズ群L2 を位置f21と位置f23との間に
設定すれば、設定された位置に応じた焦点距離がズーム
レンズに設定されることは、言うまでもない。
【0043】図4はズームレンズ制御回路30のブロツ
ク図である。制御回路30はCPU31を中心に構成さ
れ、CPU31の入力ポートには、ズームスイッチ3
2、MRセンサ35のセンサ部材S1、MRセンサ36
のセンサ部材S2、記憶装置33が接続され、CPU3
1の出力ポートには、圧電変換素子14に駆動パルスを
供給する駆動回路34が接続されている。駆動パルスの
波形については、後で説明する。
【0044】記憶装置33には、後述するように、ズー
ムレンズに設定可能な望遠側から広角側までの焦点距離
を複数の焦点距離領域に分割し、各焦点距離領域毎に第
1レンズ群L1 、第2レンズ群L2 の光軸方向の位置情
報が格納される。
【0045】ズームレンズの制御動作を説明する。前記
したとおり、アクチエータ13は圧電変換素子14と駆
動軸15から構成されており、第1レンズ群保持枠21
の接触部材21aと駆動軸15との摩擦結合力は、圧接
バネ21bにより調整でき、また、第2レンズ群保持枠
22の接触部材22aと駆動軸15との摩擦結合力も、
圧接バネ22bにより調整でき、両者の摩擦結合力は、
それぞれ相互に独立に調整可能である。
【0046】図5は、駆動回路34から圧電変換素子1
4に供給される駆動パルスの波形の一例を示す図で、第
1レンズ群保持枠21を図1(図4でも同じ)において
左に移動させるときは、図5の(a)に示す緩やかな立
ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部からなる波
形の駆動パルスが圧電変換素子14に供給される。この
とき、第2レンズ群保持枠22は移動しないように設定
しておくものとする。この手法については後で説明す
る。
【0047】その動作の態様は、先に従来技術において
説明した動作態様と同じで、駆動軸15に発生する速度
の異なる往復振動により第1レンズ群保持枠21を矢印
a方向へ移動させることができる。
【0048】即ち、図5の(a)に示す駆動パルスの緩
やかな立ち上がり部では、圧電変換素子14が緩やかに
厚み方向の伸び変位を生じ、駆動軸15は矢印a方向へ
移動する。このため、駆動軸15に圧接バネ21bによ
り圧接して摩擦結合している第1レンズ群保持枠21も
矢印a方向へ移動し、第1レンズ群L1 を矢印a方向へ
移動させることができる。
【0049】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電変換素子14が急速に厚み方向の縮み変位を生ずる。
このとき、駆動軸15に圧接バネ22bにより圧接して
いる第1レンズ群保持枠21は、その慣性力により駆動
軸15との間の摩擦力に打ち勝つて実質的にその位置に
留まるので、第1レンズ群L1 は移動しない。
【0050】第1レンズ群保持枠21を矢印aと反対方
向へ移動させるときは、図5の(a)とは逆の波形、即
ち急速な立ち上がり部とこれに続く緩やかな立ち下がり
部からなる波形の駆動パルスを圧電変換素子14に供給
することで達成できる。
【0051】図5の(a)に示す波形の駆動パルスが圧
電変換素子14に供給されたとき、駆動軸15に発生す
る速度の異なる往復振動によつて第1レンズ群保持枠2
1は矢印a方向に移動するが、第2レンズ群保持枠22
は移動しないようにする必要がある。
【0052】これは、駆動パルスの波形の設定、即ち駆
動パルスの周波数、振幅の選択と、第1レンズ群保持枠
21の接触部材21aと駆動軸15との摩擦結合力の調
整、及び第2レンズ群保持枠22の接触部材22aと駆
動軸15との摩擦結合力の調整により達成する。駆動パ
ルスの波形と摩擦結合力の調整は、予め実験により決定
しておくものとし、駆動パルスの波形に関するパラメー
タは記憶装置33に格納しておくものとする。
【0053】第2レンズ群保持枠22を図1(図4でも
同じ)において右に移動させるときは、図5の(b)に
示す急速な立ち上がり部とこれに続く緩やかな立ち下が
り部からなる波形の駆動パルスを圧電変換素子14に供
給する。
【0054】その動作の態様は、図5の(a)に示す駆
動パルスによる第1レンズ群保持枠21の動作態様と同
様で、駆動軸15に発生する速度の異なる往復振動によ
り第2レンズ群保持枠22を矢印b方向(矢印aと反対
方向)へ移動、即ち第2レンズ群L2 を矢印b方向へ移
動させることができる。
【0055】第2レンズ群保持枠22を矢印bと反対方
向へ移動させるときは、図5の(b)とは逆の波形、即
ち緩やかな立ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり
部からなる波形の駆動パルスを圧電変換素子14に供給
することで達成できる。
【0056】図5の(b)に示す波形の駆動パルスが圧
電変換素子14に供給されたとき、駆動軸15に発生す
る速度の異なる往復振動によつて第2レンズ群保持枠2
2は矢印b方向に移動するが、第1レンズ群保持枠21
は移動しないようにする必要がある。
【0057】この場合も、駆動パルスの波形の設定、即
ち駆動パルスの周波数、振幅の選択と、第1レンズ群保
持枠21の接触部材21aと駆動軸15との摩擦結合力
の調整、及び第2レンズ群保持枠22の接触部材22a
と駆動軸15との摩擦結合力の調整により達成する。
【0058】以上は、第1レンズ群L1 、第2レンズ群
L2 の移動の態様の説明であるが、次に、図4に示す制
御回路による第1レンズ群L1 、第2レンズ群L2 を図
3に示す移動軌跡に沿つて移動させる制御について説明
する。
【0059】記憶装置33には、予めズームレンズに設
定可能な望遠側から広角側までの焦点距離を複数の焦点
距離領域に分割し、分割された各焦点距離領域毎に第1
レンズ群L1 、第2レンズ群L2 の光軸方向の位置情報
を格納しておく。
【0060】CPU31は、MRセンサ35により検出
された第1レンズ群保持枠21、即ち第1レンズ群L1
の光軸方向の位置情報、及びMRセンサ36により第2
レンズ群保持枠22、即ち第2レンズ群L2 の光軸方向
の位置情報と、記憶装置33に格納されている各焦点距
離領域毎の第1レンズ群L1 、第2レンズ群L2 の位置
情報、及び光軸方向の位置情報ズームスイッチ32から
入力されたズーミング操作情報とに基づいて、第1レン
ズ群L1 及び第2レンズ群L2 の現在位置、即ち分割さ
れた焦点距離領域のどの領域に位置しているか、及び移
動方向及び移動距離を決定する。
【0061】そして、第1レンズ群L1 の移動に対して
は、決定された移動方向と移動距離に基づいて図5の
(a)に示す駆動パルス(駆動方向が反対の場合は反転
波形の駆動パルス)と、駆動パルスの供給時間或いは供
給する駆動パルスの個数を計算して圧電変換素子14を
駆動し、また、第2レンズ群L2 の移動に対しては、決
定された移動方向と移動距離に基づいて図5の(b)に
示す駆動パルス(駆動方向が反対の場合は反転波形の駆
動パルス)と、駆動パルスの供給時間或いは供給する駆
動パルスの個数を計算して圧電変換素子14を駆動す
る。
【0062】第1レンズ群L1 及び第2レンズ群L2 の
両方を移動させるときは、図5の(a)に示す駆動パル
スによる第1レンズ群L1 の移動と、図5の(b)に示
す駆動パルスによる第2レンズ群L2 の移動とを交互に
時分割で実行し、第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2
とを交互に微小距離づつ移動させながら、所望の焦点距
離領域に対応した位置に移動させる。
【0063】第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2 の移
動制御は、上記したように駆動パルスの供給時間或いは
供給する駆動パルスの個数を計算し、計算された供給時
間或いは駆動パルス個数だけ駆動するオープン制御のほ
か、第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2 の位置を検出
して所望の焦点距離領域との差が零になるように制御す
るフィードバック制御によることもできる。
【0064】なお、この実施の形態では、第1レンズ群
L1 と第2レンズ群L2 とは相互に独立して移動するか
ら、レンズ群の移動中はピントずれが発生する。このた
め、各レンズ群の一回の移動量が大きい場合には、ファ
インダーを覗いているとピントずれが目立つ場合があ
る。これを避けるため、各レンズ群の一回の移動量を小
さくしてピントずれが目立ないようにするとよい。
【0065】また、第1レンズ群L1 と第2レンズ群L
2 とを同時に移動させたり、一方のみを移動させるよう
に構成してもよい。この場合は、所定の波形と周波数の
駆動パルスで第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2 とを
同時に駆動し、別の波形と周波数の駆動パルスでいずれ
か一方のレンズ群のみを駆動する。
【0066】このような駆動は、駆動パルスの波形と周
波数が、予め決定された所定の第1の波形と周波数の範
囲では第1レンズ群保持枠21の接触部材21a及び第
2レンズ群保持枠22の接触部材22aとの両方が駆動
軸15と摩擦結合し、また、これとは異なる所定の第2
の波形と周波数の範囲では第1レンズ群保持枠21の接
触部材21a或いは第2レンズ群保持枠22の接触部材
22aとのいずれか一方だけが駆動軸15と摩擦結合す
るように、摩擦結合力を調整することで実現することが
できる。
【0067】この手法によれば、複数のレンズ群等、複
数の被駆動部材を同時に駆動することができ、複数の被
駆動部材を1個づつ駆動する場合よりも迅速に、且つ簡
単に駆動することができる。
【0068】以上、この発明に係る圧電変換素子を使用
したアクチエータを、ズームレンズを構成する2つのレ
ンズ群の駆動に適用した実施の形態により説明したが、
この発明に係る圧電変換素子を使用したアクチエータ
は、ズームレンズへの適用ばかりでなく、複数の被駆動
部材が相互に独立して駆動される各種の装置に適用でき
ることは言うまでもない。
【0069】なお、ここでは電気機械変換素子として圧
電変換素子を使用した例で説明したが、これ以外の同様
の作動をする適当な電気機械変換素子を使用することが
できることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の電気機
械変換素子を使用したアクチエータによれば、1個のア
クチエータにより複数の被駆動部材を相互に独立に駆動
することが可能となり、従来の構成のように被駆動部材
の数だけのアクチエータを必要としないから、装置を構
成する部品点数を削減することができるばかりでなく、
複数の相互に独立に駆動する被駆動部材が狭い空間内部
に配置されているような制約条件が多い場合でもアクチ
エータの個数を減らすことができ、アクチエータの配置
や装置の構成が容易に行える等、顕著な作用効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用したズームレンズの駆動機構を
説明する断面図。
【図2】図1に示すズームレンズの第1レンズ群保持枠
及び第2レンズ群保持枠と駆動軸との摩擦接触部の構成
を説明する正面図。
【図3】ズームレンズに設定される焦点距離と、ズーム
レンズを構成する第1レンズ群L1 及び第2レンズ群L
2 の移動軌跡を説明する図。
【図4】ズームレンズ制御回路のブロツク図。
【図5】アクチエータに供給される駆動パルスの波形の
一例を示す図。
【図6】従来のアクチエータによる複数レンズ群を個別
に駆動する構成のズームレンズの断面図。
【図7】図6に示すズームレンズの第1レンズ群を移動
するアクチエータの構成を示す一部を切り欠いた斜視
図。
【図8】図7に示すアクチエータの接触部材付近の断面
図。
【図9】従来のアクチエータに供給される駆動パルスの
波形の一例を示す図。
【符号の説明】
11 ズームレンズ外筒 12 マウント部 13 アクチエータ 14 圧電変換素子(電気機械変換素子) 15 駆動軸 16 案内軸 16a 着磁ロッド 21 第1レンズ群保持枠 22 第2レンズ群保持枠 21a、22a 接触部材 21b、22b 圧接バネ 21c、22c 係合部材 30 制御回路 31 CPU 32 ズームスイッチ 33 記憶装置 34 駆動回路 35、36 MRセンサ L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 S1、S2 センサ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 41/08 N (56)参考文献 特開 平11−265212(JP,A) 特開 平10−341579(JP,A) 実開 昭59−155892(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00 G02B 7/04 G02B 7/08 H01L 41/083

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子に固定結合して電気機械変換素子
    と共に変位する駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合した複数個の摩擦結合部材と、 前記複数個の摩擦結合部材のそれぞれに対応した相互に
    波形が異なる複数の駆動パルスであって、一の摩擦結合
    部材は移動するが他の摩擦結合部材は移動しない波形の
    駆動パルスを発生することができる駆動パルス供給手段
    と、 制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記摩擦結合部材のそれぞれに対応し
    た駆動パルスを選択的に前記電気機械変換素子に印加す
    ることにより、前記複数個の摩擦結合部材を選択的に駆
    動することを特徴とする電気機械変換素子を使用したア
    クチエータ。
  2. 【請求項2】 前記駆動パルスは、前記複数個の摩擦結
    合部材のそれぞれに対応して周波数、振幅のいずれか1
    又は双方が異なる鋸歯状波駆動パルスであることを特徴
    とする請求項1記載の電気機械変換素子を使用したアク
    チエータ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、それぞれの摩擦結合部
    材に対応した相互に波形が異なる複数の駆動パルスを時
    分割で順次前記電気機械変換素子に印加することを特徴
    とする請求項1記載の電気機械変換素子を使用したアク
    チエータ。
  4. 【請求項4】 前記複数個の摩擦結合部材には、それぞ
    れ被駆動部材が固定されていることを特徴とする請求項
    1記載の電気機械変換素子を使用したアクチエータ。
  5. 【請求項5】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子に固定結合して電気機械変換素子
    と共に変位する駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合した第1及び第2の摩擦結合部
    材と、 前記第1及び第2の摩擦結合部材のそれぞれに対応した
    相互に波形が異なる第1及び第2の駆動パルスであっ
    て、一方の摩擦結合部材は移動するが他方の摩擦結合部
    材は移動しない波形の駆動パルスを発生することができ
    駆動パルス供給手段と、 制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1の摩擦結合部材を駆動すると
    きはこれに対応した第1の駆動パルスを前記電気機械変
    換素子に印加し、前記第2の摩擦結合部材を駆動すると
    きはこれに対応した第2の駆動パルスを前記電気機械変
    換素子に印加して、前記第1及び第2の摩擦結合部材を
    選択的に駆動することを特徴とする電気機械変換素子を
    使用したアクチエータ。
  6. 【請求項6】 前記駆動パルスは、前記第1及び第2の
    摩擦結合部材のそれぞれに対応して周波数、振幅のいず
    れか1又は双方が異なる鋸歯状波の駆動パルスであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電気機械変換素子を使用
    したアクチエータ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1及び第2の駆
    動パルスを時分割で順次前記電気機械変換素子に印加す
    ることを特徴とする請求項5記載の電気機械変換素子を
    使用したアクチエータ。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の摩擦結合部材には、
    それぞれ被駆動部材が固定されていることを特徴とする
    請求項記載の電気機械変換素子を使用したアクチエー
    タ。
  9. 【請求項9】 前記被駆動部材は、ズームレンズを構成
    するレンズ群の保持部材であることを特徴とする請求項
    4又は請求項8記載の電気機械変換素子を使用したアク
    チエータ。
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