JP3416698B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP3416698B2 JP30473296A JP30473296A JP3416698B2 JP 3416698 B2 JP3416698 B2 JP 3416698B2 JP 30473296 A JP30473296 A JP 30473296A JP 30473296 A JP30473296 A JP 30473296A JP 3416698 B2 JP3416698 B2 JP 3416698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFA分野で利用され
ているプログラマブルコントローラ(以下、PCとい
う)に係り、詳しくは、ラダープログラムの命令語に対
応する単一個のバイナリコードにつき、複数個の命令語
それぞれに付随した意味解釈が成り立つ制御システムを
構成するPCに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PCはシーケンス制御などの
プログラム制御方式における中核的な電子機器として使
用されているが、このPCにおいては、ブール代数を演
算するビット演算命令(基本命令)のみならず、加減乗
除に代表される算術演算命令や複雑な機能を実現するた
めなどの応用命令が用いられており、これらの各種命令
に対してはバイナリコードを付すことが行われている。
そして、ここでの応用命令は命令語及び付属語の複数語
部からなっており、付属語はレジスタといわれるバイト
アドレスや定数などの形で存在するのが一般的である。
また、このPCでは、演算処理時に使用されるメモリの
大容量化や、処理速度の向上を実現すべくCPUの処理
しうるビット幅を拡大することが図られており、高速化
への要求やメモリの大容量化に伴ってマイクロプロセッ
サのデータ幅も8ビットから16ビットへ、さらに、3
2ビットヘと拡大している。
【0003】ところで、このような状況の中、ラダープ
ログラムの命令語については、本来ならば1語当たりの
ビット幅を拡大して対処すべきであるが、過去の製品と
の互換性や周辺装置までを含めた開発効率の点から、従
来通りの命令語と同じサイズのビット幅や、上位互換性
のあるビット構成を採用することが行われている。その
ため、命令語、特に、応用命令の付属語においては、単
一個のバイナリコードに基づいて複数の意味解釈が成り
立つ結果を招くことになっている。すなわち、例えば、
命令語のビット幅が16ビットコードである際の000
0(16進数)は、図8で示すように、アドレッシング
としてリレー(ビット)を用いる場合の基本命令STR
00000であると同時に、アドレッシングとしてレジ
スタ(バイト)を用いる場合の応用命令のレジスタアド
レス、さらには、4桁のBCD定数としても意味解釈さ
れることになっている。
【0004】そして、このような不都合を解消するため
には、数ビットを追加したうえ、追加されたビットによ
ってリレーやレジスタなどの区別、あるいはまた、命令
語であるか付属語であるかの区別を明らかにすることが
考えられる。しかしながら、このような方法を採用した
際には、やはり過去の製品との互換性や新規のビットに
対応すべく周辺装置までを含めた開発効率が問題となる
ため、実現されていないのが現状である。したがって、
現状下においては、命令語の読み出しタイミング毎に、
指定された命令語の前後における数ビット分の命令語を
参照したうえ、指定された命令語の意味をいかに解釈す
べきかを決定することが行われている。
【0005】すなわち、このような方法のうちの第1
は、プログラムの先頭が必ず命令語から始まることを前
提とし、プログラムの先頭においては唯一の解釈のみが
存在することに基づいたうえ、先頭部分以後についての
逐次解釈を実行することによって目的とする命令語の意
味解釈を決定する方法であり、この方法に酷似した例と
しては特開平6−274368号公報に記載された技術
が挙げられる。また、第2の方法として、目的とする命
令語の意味解釈がただ1つしか成立しないところまでプ
ログラムを溯りながらの意味解釈を試みることも実行さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
方法を採用したうえで命令語の意味解釈を行う際には、
つぎのような不都合が生じることになっていた。すなわ
ち、まず、第1の方法では、プログラムの先頭部分を解
釈するのに要する処理時間が短くて済むものの、プログ
ラムの後尾部分の解釈決定に要する処理時間が膨大とな
る結果、全体としての処理時間が多大となる。また、第
2の方法を採用した場合には、第1の方法よりも一般的
には処理時間が少なくて済むことになるが、アルゴリズ
ムが複雑を極めるため、プログラム容量が膨大となるば
かりか、命令語の追加に伴う修正や他機種への移植が困
難という不都合が生じる。
【0007】一方、前記従来の方法における命令語の意
味解釈をPCではなくて周辺装置によって実行すること
も考えられるが、このような方法を採用した際には、前
後の命令語を解析する必要があり、また、読み出した命
令語の意味解釈を一義的に決定しようにも目的とする命
令語の前後に対して読み出しコマンドを再発行しなけれ
ばならないため、やはり多大の処理時間を要することに
なってしまう。すなわち、いずれにしても従来の方法を
採用したのでは、命令の意味解釈を補助するための専用
ソフトウェアが必要となり、かつ、この専用ソフトウェ
アの内容が複雑多岐にわたるため、処理時間が多大とな
ることが避けられず、高速性が要求されるPCにとって
の大きな欠点を露呈することになっていた。
【0008】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、単一個のバイナリコードに対応す
る命令語であっても個々の命令語に付随した意味解釈を
誤りなく行うことが可能なPCの提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
PCは、ラダープログラムの命令語に対応する単一個の
バイナリコードについては複数個の命令語それぞれに付
随した意味解釈が成り立つ制御システムを構成するもの
であって、周辺装置からメモリへと命令語が書き込まれ
た際には、書き込まれた命令語に付随した意味解釈の補
助情報を命令語と共通のメモリ内に格納するとともに、
周辺装置によって命令語がメモリから読み出される際に
は、意味解釈の補助情報を命令語と同時に送出すること
を特長としている。そして、請求項2に係るPCは、命
令語が書き込み及び読み出しされるメモリに対し、命令
語に付随した意味解釈の補助情報を格納して保存する補
助情報格納エリアが設けられていることを特長とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本実施の形態に係るPC及び周辺装
置の概略構成を示すブロック図であり、この図における
符号1はPC、2は周辺装置を示している。そして、図
2は命令種類及び補助情報の関係を示す説明図、図3は
プログラム及び補助情報の格納状態を示す説明図であ
り、図3においてはラダープログラムの命令語とバイナ
リコードとの関係及び補助情報と意味解釈との関係が示
されている。また、図4は書き込みコマンドの一例を示
す説明図、図5は読み出しコマンドの一例を示す説明図
であり、図6は書き込みコマンドの処理を示すフローチ
ャート、図7は読み出しコマンドの処理を示すフローチ
ャートである。
【0012】本実施の形態に係るPC1は、CPU3
と、プログラムメモリ4と、通信インターフェイス5と
を備えており、命令語を含むラダープログラムが書き込
み及び読み出しされるプログラムメモリ4には、単一個
のバイナリコードに対応する命令語それぞれの意味解釈
を補助すべく各命令語に付与される補助情報を、命令語
のそれぞれと対応した番地に格納して保存するための補
助情報格納エリア6が設けられている。なお、これらの
補助情報は、プログラムの変更時に生成されたり周辺装
置2からの通信コマンド(後述する)とともに与えられ
たりするものであり、この際における命令種類及び補助
情報は図2で例示した関係を有し、かつ、プログラム及
び補助情報は図3で例示するような状態としなったうえ
でプログラムメモリ4及び補助情報格納エリア6内に格
納されている。また、ここでのCPU3は、利用者(ユ
ーザ)によって作成されたラダープログラムによる演算
処理を実行し、かつ、その演算結果を格納するととも
に、周辺装置2からの要求に応じてプログラムメモリ4
との間でラダープログラムの書き込み及び読み出しを実
行するものとなっている。
【0013】さらに、周辺装置2は、外部からの情報入
力手段であるキーボード7と、外部への情報出力手段で
あるディスプレイなどの表示部8と、通信インターフェ
イス9とを備えており、PC1及び周辺装置2は、通信
インターフェイス5,9同士を接続してなる通信用ケー
ブル10を介したうえでの通信を行うことになってい
る。そして、この周辺装置2は、キーボード7を通じて
利用者から指示されたキーシーケンスを解釈したうえで
表示部8の表示内容を更新するとともに、必要な場合に
はPC1に向かって書き込みまたは読み出しを指示する
ための通信コマンドを発行することになっており、書き
込みコマンドは図4で例示するような構造を有し、か
つ、読み出しコマンドは図5で例示するような構造を有
している。
【0014】すなわち、本実施の形態に係るPC1及び
周辺装置2でもって構成された制御システムにおいて
は、周辺装置2からプログラムメモリ4へと命令語が書
き込まれた際には、書き込まれた命令語に付随した意味
解釈の補助情報を命令語と共通に設けられた補助情報格
納エリア6内に格納しておき、周辺装置2によって命令
語がプログラムメモリ4から読み出される際には、補助
情報格納エリア6内に格納されている意味解釈の補助情
報を命令語と同時に送出することが行われる。
【0015】つぎに、本実施の形態における書き込みコ
マンドの処理手順を、図6で示したフローチャートに基
づいて説明する。
【0016】まず、周辺装置2からPC1に対して書き
込みコマンドが発行されると、CPU3は書き込みコマ
ンドのフォーマットをチェックし(ステップS1)、書
き込みコマンド内の指定されたアドレスから命令語及び
付随した補助情報を読み出したうえ(ステップS2)、
命令語のアドレスに対応する補助情報格納エリア6内か
ら補助情報を読み出す(ステップS3)。そして、命令
語の書き込みが可能であるか否かとともに、読み出した
補助情報に基づいたうえで新たな補助情報の書き込みが
可能であるか否かをチェックし(ステップS4)、可能
ならばプログラムメモリ4に対して命令語を書き込むと
ともに、補助情報格納エリア6に対して補助情報を書き
込むことを実行する(ステップS5)。さらに、送信バ
ッファに対してレスポンス情報を書き込んだ後(ステッ
プS6)、周辺装置2に対するレスポンス情報の送信を
開始する(ステップS7)。なお、この際、補助情報を
初期すべく周辺装置2のプログラムが消去されたとき、
つまり、NOP命令に書き換えられたときには、補助情
報もNOP命令に対応するコードとして書き換えられる
ことになる。
【0017】引き続き、本実施の形態における読み出し
コマンドの処理手順を、図7で示したフローチャートに
基づいて説明する。まず、周辺装置2からPC1に対し
て読み出しコマンドが発行されると、CPU3は読み出
しコマンドのフォーマットをチェックし(ステップ1
1)、読み出しコマンドによって指定されたアドレスの
プログラムメモリ4から命令語を読み出すと同時に、補
助情報格納エリア6内の指定されたアドレスから補助情
報を読み出す(ステップ12)。そして、読み出された
命令語及び補助情報をレスポンス情報が格納される送信
バッファに書き込んだうえ(ステップ13)、周辺装置
2に対する命令語及び補助情報の送信を開始する(ステ
ップS14)。すなわち、この実施の形態に係る制御シ
ステムを構成するPC1においては、単一個のバイナリ
コードが対応する複数の命令語それぞれがプログラムメ
モリ4内に格納され、かつ、書き込まれた命令語のそれ
ぞれに付随した意味解釈の補助情報も補助情報格納エリ
ア6内に格納されることになっており、周辺装置2によ
って命令語がプログラムメモリ4から読み出される際に
は、補助情報格納エリア6内に格納されていた意味解釈
の補助情報も命令語と同時に周辺装置2へと送出される
ことになっている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るPC
によれば、ラダープログラムの命令語に対応する単一個
のバイナリコードにつき、複数個の命令語それぞれに付
随した意味解釈が成り立つ制御システムであっても、読
み出された命令語に対しては、その意味解釈を補助する
ための補助情報が常に付随している。したがって、単一
個のバイナリコードに対応する命令語であっても、個々
の命令語に付随している意味解釈を誤りなく容易かつ短
い処理時間のうちに行うことができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るPC及び周辺装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る命令種類及び補助情報の関
係を示す説明図である。
【図3】本実施の形態に係るプログラム及び補助情報の
格納状態を示す説明図である。
【図4】本実施の形態に係る書き込みコマンドの一例を
示す説明図である。
【図5】本実施の形態に係る読み出しコマンドの一例を
示す説明図である。
【図6】本実施の形態に係る書き込みコマンドの処理を
示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る読み出しコマンドの処理を
示すフローチャートである。
【図8】従来の形態に係るプログラムと補助情報との格
納状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 PC(プログラマブルコントローラ) 2 周辺装置 4 プログラムメモリ(メモリ) 6 補助情報格納エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−88641(JP,A) 特開 昭63−111534(JP,A) 特開 平6−274368(JP,A) 特開 平2−144702(JP,A) 特公 平7−31528(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/02 - 19/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラダープログラムの命令語に対応する単一
    個のバイナリコードについては複数個の命令語それぞれ
    に付随した意味解釈が成り立つ制御システムを構成する
    プログラマブルコントローラであって、 周辺装置からメモリへと命令語が書き込まれた際には、
    書き込まれた命令語に付随した意味解釈の補助情報を命
    令語と共通のメモリ内に格納するとともに、周辺装置に
    よって命令語がメモリから読み出される際には、意味解
    釈の補助情報を命令語と同時に送出することを特長とす
    るプログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプログラマブルコントロー
    ラであって、 命令語が書き込み及び読み出しされるメモリには、命令
    語に付随した意味解釈の補助情報を格納して保存する補
    助情報格納エリアが設けられていることを特長とするプ
    ログラマブルコントローラ。
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