JP3416531B2 - ノズル交換装置 - Google Patents

ノズル交換装置

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JP3416531B2 JP20676898A JP20676898A JP3416531B2 JP 3416531 B2 JP3416531 B2 JP 3416531B2 JP 20676898 A JP20676898 A JP 20676898A JP 20676898 A JP20676898 A JP 20676898A JP 3416531 B2 JP3416531 B2 JP 3416531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融金属容器から溶
融金属を流出させる流出口部に設けられるノズルの交換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融金属による連続鋳造を行う方法の一
つとしてオープン鋳造がある。このオープン鋳造は、例
えば耐火物技術協会発行の「第79回鋳造用耐火物専門
委員会、第58回同分科会報告書」(1997年7月3
日刊)にみられ、図9(A)、(B)に示すように、タ
ンディッシュ等の溶融金属容器1の底部1aのノズル受
け煉瓦2に出鋼口3が開口されており、この出鋼口3内
に上ノズル4がモルタル等により固定され、その下端は
溶融金属容器1の底部1aの鉄皮下面のプレート5を貫
通して開口され、この上ノズル4の下部には前記プレー
ト5の下面に設けられた左右のガイドレール6に下ノズ
ル7の上部の顎部が懸吊支持されており、この下ノズル
7を油圧シリンダ8のピストンロッド8aにより押動し
て上ノズル4の直下位置に位置されたとき、対向端がバ
ネ9,9により上方へ付勢された平板状の部片からなる
一対のクランパ10,10により保持されるとともに下
ノズル7の上端接合面を上ノズル4の下端接合面に圧接
させるようになされたものが知られている。
【0003】そして下ノズル7の交換時には、使用して
いた下ノズル7と油圧シリンダ8のピストンロッド8a
の先端との間に新たな下ノズル7をガイドレール6にセ
ットし、油圧シリンダ8の作動により新たな下ノズル7
を押動して旧下ノズル7を上ノズル4の直下から押出
し、新たな下ノズル7を上ノズル4の直下に位置させる
ことにより前述のようにクランパ10,10に保持させ
るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の技
術では、下ノズル7を上ノズル4の直下に位置させてク
ランパ10,10に受渡したのちクランパ10,10に
よる下ノズル7の保持は、そのクランパ10,10が図
9(C)にみられるように平板状のものであったため、
平板状のクランパ10,10の先端で下ノズルの顎部下
面を支えて上ノズル4の下端接合面に押しつけることに
なるので、下ノズル7の顎部下面の凹凸や、クランパ1
0,10に若干でも傾きがあったり、あるいは揺動支点
10a,10aに傾きがあったりすると下ノズル7を上
方へ押圧する押圧力が均等に作用せず、これにより上ノ
ズル4と下ノズル7との接合面間に隙間が生じ、この隙
間から漏鋼が生じるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続鋳造中に
溶損の著しい下ノズルの交換時に上ノズルの下端接合面
との間に隙間が生じることなく密接させ、溶融金属の漏
出防止を図ることを課題としてなされたものである。
【0006】上記課題を解決するための手段として本発
明は、溶融金属容器の出鋼口に配設される注出用ノズル
該出鋼口内に固定される上ノズルとその下部位置におか
れる下ノズルとで構成され、この下ノズルを適時交換す
るための下ノズル交換装置において、前記溶融金属容器
の下面に取付けられ前記上ノズルの下端が嵌合される保
持孔を有するベースプレートと、このベースプレートに
前記保持孔の両側を除いて配設され下ノズルの上部の顎
部下面をスライド可能に支持する左右のガイド部材と、
前記ベースプレートに揺動可能に支持され前記ガイド部
材が途切れている上ノズルの真下位置で下ノズルの顎部
に当接してこれを支持する複数に分割されたクランプ片
からなり各クランプ片の下ノズル排出時に該下ノズルが
当接する側の隅部が下ノズルの摺動抵抗を減ずるため傾
斜またはアール状に隅取りされている左右のクランパ
と、このクランパの先端を上方へ向け付勢する付勢手段
とを有し、前記油圧シリンダの伸長作動により次回の下
ノズルを押動して上記クランパ位置へ移動させるととも
に旧下ノズルを上ノズルの下面位置から押出して排出さ
せるようにしたことにある。
【0007】前記下ノズルの位置決めには、前記油圧シ
リンダのピストンロッドの最大伸長時に新たな下ノズル
が上ノズルの軸線と一致する位置に押動されるストロー
クを与えるようにし、該油圧シリンダによる押しきりに
より下ノズルの位置決めがなされるようにすれば別途下
ノズルの位置決め手段を設けずともよいので好ましい。
【0008】また前記クランパの下ノズル排出時に該下
ノズルが当接する側の隅部を下ノズルの摺動抵抗を減ず
るため傾斜またはアール状に隅取りすることが下ノズル
をスムーズに受入れ得るので好ましい。特にクランパを
複数に分割されたクランプ片で構成していることによ
り、各々のクランプ片が下ノズルの上端当接面全体を均
一な面圧をもって上ノズルの下端当接面全体に密着させ
ることになり、その結果上ノズルの片当りによって発生
する当接面間の隙間から溶融金属が漏出することを防止
することができる。また前記下ノズルの上端当接面を上
ノズルの前記クランパ間に臨む下端露出面の範囲より大
きくし、上ノズルの下端当接面にスプラッシュ等が付着
しないようにすることが望ましい。この場合、前記下ノ
ズルの顎部の少なくとも摺動方向両側部を直線状とし、
その直線部分で前記ガイド部材に摺動可能に懸吊支持す
るようにすれば、下ノズルの摺動をスムーズにすること
ができる。さらに前記ベースプレートの前記油圧シリン
ダ側に下ノズルと類型のブランクノズルをセットし、前
記油圧シリンダによりブランクノズルを押動して旧下ノ
ズルを押し出すと同時にブランクノズルにより上ノズル
のノズル孔下端を塞さいで湯止めすることができる。
【0009】また、上ノズルの下端を受け得る所要大き
さのベースに立設され先端にネジを有し上ノズルに挿通
し得るロッドと、このロッドのネジに螺合して該ロッド
に挿通された上ノズルを固定するナットとを有する上ノ
ズル固定用治具を併設することができ、これにより上ノ
ズルの取付精度を高め、下ノズル交換時における下ノズ
ルの取付精度を高めることができる。
【0010】さらに前記油圧シリンダにその両側に突出
するホルダを固設し、このホルダの一端をベースプレー
トに枢支するとともに他端をベースプレートに固定自在
とし、下ノズルのセット時に油圧シリンダを下方へ揺回
させて前記ガイド部材の端部間を開放し得るようにする
ことにより、下ノズルのセットを容易にすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照し、図9と共通する部材にはこれと同一符号
を用いて説明する。図1に本発明の一実施形態の斜視図
を示し、図2に断面図を示すように、溶融金属容器1の
底部1aから溶融金属を流出させるための注出用ノズル
は、上記底部1aのノズル受け煉瓦2内にモルタル等に
より固着される上ノズル4と、この上ノズル4の下面に
密接しておかれるべき下ノズル7とで構成されており、
この下ノズル7の上端当接面は上ノズル4の下端当接面
より大きく形成されていて、上ノズル4の下端当接面に
スプラッシュ等が付着しないようになされている。下ノ
ズル7の上端当接面は上ノズル4の下端当接面に対し全
周にわたって大きくせず、必要により両側のみ大きくす
るようにしてもよい。また下ノズル7の平面形状は、後
述するガイド部材に対する摺動安定性を考慮して四角形
状とし、その両側の顎部7aが直線状を有するようにす
ることが望ましい。しかし必ずしも四角形に限らず、両
側部にのみ直線状顎部を有する形状としてもよい。
【0012】上記上ノズル4の直下位置には下ノズル7
の交換装置40が設けられている。この交換装置40
は、前記溶融金属容器1の底部1aの下面に固着される
プレート状のベースプレート11を有し、このベースプ
レート11の中央位置に上下方向に貫設された保持孔1
2に上ノズル4の下端が嵌合され、この上ノズル4の下
端面はベースプレート11の下面と略同一面となる位置
におかれる。
【0013】上記ベースプレート11の保持孔12の内
周面には、上ノズル4の中心を定めるための基準となる
複数の当接部13,13が設けられており、その反対側
にはベースプレート11に前記保持孔12の中心に向け
水平方向に貫設された偏平な孔14にノズル固定金具1
5が挿入され、その先端の平面視凹曲状の保持面15a
と前記当接部13,13とで上ノズル4の中心が定めら
れ、ノズル固定金具15をベースプレート11にボルト
等により固定することにより上ノズル4が正しい位置に
固定されるようになっている。
【0014】前記ベースプレート11の下面には、前記
下ノズル7の上部の顎部7aの下面両側部をスライド自
在に懸吊支持する左右一対のガイド部材16,16が前
記保持孔12の両側位置を除いて設けられ、このガイド
部材16,16の一端は前記ベースプレート11の端部
より外方に延設されている。
【0015】この延設されたガイド部材16,16とは
反対側のベースプレート11には油圧シリンダ17が着
脱可能に支持され、この油圧シリンダ17のピストンロ
ッド17aは前記ガイド部材16,16上の下ノズル7
を前記上ノズル4の直下位置へ押送して位置決めし得る
ストロークにわたり伸長作動されるようになっている。
【0016】前記ベースプレート11の保持孔12を挟
む両側位置には、先端間の間隔が前記左右のガイド部材
16,16間の間隔と略等しい間隔をおいてクランパ1
8が設けられている。
【0017】このクランパ18は、図3または図4に示
すように複数(図では4枚)に分割されたクランプ片1
8a,18a…からなっており、これらクランプ片18
a,18a…はベースプレート11の下面の軸受部1
9,19間に個々に揺動し得るようその長手方向略中間
位置が軸20,20により枢支され、各クランプ片18
a,18a…の各外端部上面とベースプレート11との
間に介装された圧縮バネ21,21により各クランプ片
18a,18a…の内端が所定の押圧力をもって上昇す
るよう付勢されている。したがって各クランプ片18
a,18a…が下ノズル7の上端当接面全体を均一な面
圧をもって上ノズル4の下端当接面全体に密着させるこ
とになり、その結果上下ノズルの片当りによって発生す
る当接面間に隙間ができず、溶融金属の漏出を防止する
ことができる。
【0018】前記クランパ18の各クランプ片18a,
18a…の内端は、図5(A),(B)にみられるよう
にその上面の旧下ノズル7および新下ノズル7をスライ
ドさせる際に下ノズルが当接する側の隅部が傾斜面また
はアール状の隅取り22が施されている。
【0019】なお図5(D)において符号30は下ノズ
ル7と外形が類した盲状のブランクノズルで、湯止めの
際に使用するものである。
【0020】次に作業手順を図5を参照して説明する。
図5(A)のようにノズル受け11の保持孔12に上ノ
ズル4の下端を嵌合してノズル固定金具15により上ノ
ズル4を所定の位置に固定し(図5(B))、次いで上
ノズル4を溶融金属容器1の底部1aのノズル受け煉瓦
2内に挿入するとともにベースプレート11を上記底部
1aの下面に固定する。
【0021】一方、ベースプレート11のガイド部材1
6,16間に下ノズル7を挿入して懸吊支持させ、油圧
シリンダ17を作動させて下ノズル7をクランパ18の
位置へセットして位置決めする(図5(C))。
【0022】これにより下ノズル7はその顎部7aの下
面両側が各クランプ片18a,18a…の内端を押し下
げながら進入し、所定の位置に至ったとき各クランプ片
18a,18a…の上方への付勢力により押し上げられ
(図4参照)、下ノズル7の上端当接面が上ノズル4の
下端当接面に圧接されて接合状態が維持される。
【0023】この場合、図2に示すように2個の下ノズ
ル7,7をガイド部材16,16間にセットしておけ
ば、そのうちの1個を使用し、他の1個をスペアとして
おき、下ノズル7の交換時に油圧シリンダ17のピスト
ンロッド17aにより上記スペアの下ノズル7を押動し
て旧下ノズル7を上ノズル4の位置から延設されたガイ
ド部材16,16にそって押し出すようにして交換する
ことができる。
【0024】また湯止めしたい場合には、図5(D)の
ように上記スペア用の下ノズル7の位置にブランクノズ
ル30をセットしておき、これを油圧シリンダ17のピ
ストンロッド17aにより押し出すことにより上ノズル
4の下端を塞ぐことができ、湯止めすることができる。
なおこれら下ノズル7またはブランクノズル30のセッ
トは鋳造中においても任意に行なうことができる。
【0025】上記下ノズル7の交換時に新下ノズル(ま
たはブランクノズル30)が上ノズル4の直下位置に進
入するとき、クランパ18の各クランプ片18a,18
a…の隅部に隅取り22が施されているので、クランパ
18が分割されていてもこれに引掛ることなくスムーズ
にクランパ18の位置へ移行させることができる。また
クランパ18の位置へ移行したのちは、クランパ18の
各クランプ片18a,18a…の先端が個々に下ノズル
7の顎部7aの下面をバネ21の付勢により押し上げる
ので片当りがなく、新旧それぞれのノズルを均一な面圧
をもって上ノズル4に押し付けることができる。
【0026】なお、注出用ノズルを設ける位置が溶融金
属容器1の底部1aの端部近くである場合には、図6に
示すように油圧シリンダ17が該容器1の外側方に離れ
た位置におかれるので、油圧シリンダ17を取外し可能
としなくとも下ノズル8(またはブランクノズル30)
を上方から矢印aで示すように油圧シリンダ17側に延
びるガイド部材16,16間にセットするようにするこ
とができる。
【0027】図7は上ノズル4をノズル受け煉瓦2内に
正しくセットするための上ノズル固定用治具を併設した
場合の説明図で、この上ノズル固定用治具23は、ベー
ス24上にロッド25が直立状に設けられ、その上端部
所要長さにわたりネジ26が刻設されており、上ノズル
4をノズル受け煉瓦2内にセットするとき、前記ロッド
25に上ノズル4を挿通し、そのロッド25の上端から
押え金物27、ワッシャ28を嵌めたのちナット29で
締着した状態として上方からノズル受け煉瓦2内に挿入
し、上ノズルを所定の位置に固定したのち上ノズル固定
用治具23を解体して下方に抜きとることにより上ノズ
ル4を所定の位置に正しくセットすることができる。
【0028】図8は、交換装置40のガイド部材16,
16間への下ノズル7(またはブランクノズル30)の
セットを容易にするため、油圧シリンダ17を退避可能
とする場合の一実施形態を示すもので、図3の矢印B方
向から見た図として示している。
【0029】すなわち図3とからめて説明すると、油圧
シリンダ17のピストンロッド17a側の端部にホルダ
31が両側に突出するように固着され、このホルダ31
の一端がベースプレート11から延びる左右の支持部1
1a,11aの一方の端部にピン32により枢支されて
このピン32を中心にホルダ31ごと油圧シリンダ17
が正規の押圧位置(図8の実線図示位置)と下方への揺
回退避位置(図8の鎖線図示位置)とにわたり揺回可能
に取付けられており、押圧位置に位置させたとき前記ホ
ルダ31の他端をベースプレート11の他方の支持部1
1aにボルト33等により固定し得るようになってい
る。
【0030】したがってボルト33を外し、油圧シリン
ダ17を下方へ揺回させることにより左右のガイド部材
16,16の端部間が開放され、この端部から下ノズル
7(またはブランクノズル30)の顎部7aを掛合して
セットすることにより油圧シリンダ17による押圧可能
な位置にセットすることができる。下ノズル7のセット
後、油圧シリンダ17をピン32を支点に上方へ揺回さ
せてホルダ31を再びベースプレート11の支持部11
aにボルト33で固定すれば、油圧シリンダ17の作動
により下ノズル7の交換が可能な状態とすることができ
る。なおブランクノズル30の場合も同様にしてセット
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
融金属容器から溶融金属を流出させる注出用ノズルの一
部を構成する下ノズルの保持は上ノズルの真下両側に位
置する複数に分割されたクランプ片からなるクランパに
より下ノズルの顎部下面を支持して上ノズルの下端に当
させるようにしたので、均一な面圧を与えて上ノズル
の下端当接面に密着させることができ、当接面間に隙間
ができて溶融金属が漏出することを防止することができ
る。請求項3のように下ノズルの摺動時にこれが当る側
のクランプの隅部に隅取りを設けることにより、クラン
パが複数の分割片からなっていても摺動抵抗を減少し、
下ノズルの受入れをスムーズになさしめることができ
る。
【0032】また請求項2のように、油圧シリンダのス
トロークエンドで下ノズルの位置決めを行なうようにす
れば、下ノズルの位置決め手段を別途設ける必要がな
く、ノズル交換装置の構成を簡素化することきができる
利点がある。
【0033】請求項4によれば、下ノズルの上端当接面
が上ノズルの前記クランパの先端間に臨んで露出する範
囲の下端当接面より大きくされていることにより、上ノ
ズルの下端面へのスプラッシュ等の付着が防がれ、新下
ノズルの交換時に接合不良を生じることをなくすること
ができる。
【0034】また請求項5によれば、下ノズルの交換時
における摺動がスムーズにでき、迅速確実な交換動作を
なさしめることができる。さらに請求項6によれば、湯
止めしたいときに下ノズルと類形または板状のブランク
ノズルに置き替えるだけで自動的に湯止することができ
るので、従来の手作業による危険な作業を全廃すること
ができる。
【0035】そして請求項7の上ノズル固定用治具を併
有させることにより上ノズルの正しいセットが容易にで
き、これにより下ノズルの取付精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同、使用形態時の断面図。
【図3】同、下面図。
【図4】図2のA−A相当の断面図。
【図5】(A)〜(D)は組立過程を示す説明図。
【図6】下ノズルを上方からセットする態様を示す断面
図。
【図7】上ノズル固定用治具を併用する場合の説明図。
【図8】下ノズル押動用油圧シリンダの取付け例を示す
図3のB矢視拡大図。
【図9】(A),(B),(C)は従来の技術を示す縦
断側面図、縦断正面図、および下面図。
【符号の説明】
1 溶融金属容器 2 ノズル受け煉瓦 4 上ノズル 7 下ノズル 11 ベースプレート 15 ノズル固定金具 16 ガイド部材 17 油圧シリンダ 18 クランパ 18a クランプ片 21 圧縮バネ 22 隅取り 23 上ノズル固定用治具 30 ブランクノズル 31 ホルダ 32 ピン 40 ノズル交換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 根 英 二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 小 林 洋 介 岡山県備前市穂浪1043−52 (72)発明者 長 田 基 嗣 岡山県備前市蕃山120 (72)発明者 山 本 克 哉 岡山県備前市東片上390 (56)参考文献 特開 昭50−122429(JP,A) 特開 平10−99947(JP,A) 特開 平10−85913(JP,A) 特開 平9−277033(JP,A) 特開 平11−10293(JP,A) 特開 平5−237609(JP,A) 特開 平4−33771(JP,A) 実開 平6−48944(JP,U) 特公 昭52−18137(JP,B1) 特表 平7−501748(JP,A) 特表2000−502954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/10 330 B22D 11/10 320 B22D 41/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造設備における溶融金属容器の出鋼
    口に配設される注出用ノズルが該出鋼口内に固定される
    上ノズルとその下部位置におかれる下ノズルとで構成さ
    れ、この下ノズルを適時交換するための下ノズル交換装
    置において、前記溶融金属容器の下面に取付けられ前記
    上ノズルの下端が嵌合される保持孔を有するベースプレ
    ートと、このベースプレートに前記保持孔の両側を除い
    て配設され下ノズルの上部の顎部下面をスライド可能に
    支持する左右のガイド部材と、前記ベースプレートに揺
    動可能に支持され前記ガイド部材が途切れている上ノズ
    ルの真下位置で下ノズルの顎部に当接してこれを支持す
    る複数に分割されたクランプ片からなり各クランプ片の
    下ノズル排出時に該下ノズルが当接する側の隅部が下ノ
    ズルの摺動抵抗を減ずるため傾斜またはアール状に隅取
    りされている左右のクランパと、このクランパの先端を
    上方へ向け付勢する付勢手段とを有し、前記油圧シリン
    ダの伸長作動により次回の下ノズルを押動して上記クラ
    ンパ位置へ移動させるとともに旧下ノズルを上ノズルの
    下面位置から押出して排出させるようにしたことを特徴
    とするノズル交換装置。
  2. 【請求項2】前記油圧シリンダはそのピストンロッドの
    最大伸長時に新たな下ノズルを上ノズルの軸線と一致す
    る位置に押動し得るストロークを有し、該油圧シリンダ
    による押しきりにより下ノズルの位置決めがなされるよ
    うにした請求項1記載のノズル交換装置。
  3. 【請求項3】前記下ノズルの上端当接面が、前記クラン
    パの先端間に臨む上ノズルの下端露出面より大きくされ
    ている請求項1または2記載のノズル交換装置。
  4. 【請求項4】前記下ノズルの顎部は平面視において少な
    くとも摺動方向両側部が直線状をなし、その直線部分で
    前記ガイド部材に摺動可能に懸吊支持されている請求項
    1〜のいずれか1項記載のノズル交換装置。
  5. 【請求項5】前記ベースプレートの前記油圧シリンダ側
    に下ノズルと類型または板状のブランクノズルをセット
    するようにし、前記油圧シリンダによりブランクノズル
    を押動して旧下ノズルを押し出すと同時にブランクノズ
    ルにより上ノズルのノズル孔下端を塞いで湯止めするよ
    うにした請求項1記載のノズル交換装置。
  6. 【請求項6】上ノズルの下端を受けるベースと、このベ
    ースに立設され先端にネジを有し上ノズルに挿通し得る
    ロッドと、このロッドのネジに螺合して該ロッドに挿通
    された上ノズルを固定するナットとを有する上ノズル固
    定用治具を具備している請求項1〜のいずれか1項記
    載のノズル交換装置。
  7. 【請求項7】前記油圧シリンダにその両側に突出するホ
    ルダを固設し、このホルダの一端をベースプレートに枢
    支するとともに他端をベースプレートに固定自在とし、
    下ノズルのセット時に油圧シリンダを下方へ揺回させて
    前記ガイド部材の端部間を開放し得るようになされてい
    る請求項1〜のいずれか1項記載のノズル交換装置。
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