JP3416525B2 - 複層ガラスの製造装置 - Google Patents

複層ガラスの製造装置

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JP3416525B2
JP3416525B2 JP13635398A JP13635398A JP3416525B2 JP 3416525 B2 JP3416525 B2 JP 3416525B2 JP 13635398 A JP13635398 A JP 13635398A JP 13635398 A JP13635398 A JP 13635398A JP 3416525 B2 JP3416525 B2 JP 3416525B2
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明 白井
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株式会社白井▲鉄▼工所
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複層ガラスの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複層ガラスを製造するには、まず
作業台に片側の板ガラスを載置する。
【0003】この載置した片側の板ガラスの上側となる
裏面全周縁部(各辺縁全長)には、接着部材を介し金属
製や合成樹脂製のスペーサーの一側面が仮接着してあ
る。
【0004】なお、スペーサーの他側面には、前もって
接着部材が付着してある。
【0005】次に、吸盤などにより保持したもう片側の
板ガラスを上方から作業台上の待機片側の板ガラスに向
け降下しながら、降下もう片側の板ガラスの裏面全周縁
部をスペーサーに当接するよう重ね合わせ、かつ加圧す
る。
【0006】すると、加圧にともないスペーサーの両面
に接着部材を介し板ガラスの裏面全周縁部を接着する。
【0007】なお、両板ガラスの周縁部(スペーサーの
外周)の間隙には、次工程で充填部材が充填され、複層
ガラスができあがる。
【0008】上記のような構造によると、片側の板ガラ
スのスペーサーの全面にもう片側の板ガラスの全周縁を
同時に押し当てるので、空気の逃げがなく、空間に空気
を封じ込むことになり、封じ込んだ空気によって両板ガ
ラスの中央部分が膨出した状態になる。
【0009】このため、屈折の発生原因や対向する辺縁
の不揃いなどの問題がある。
【0010】そこで、上記の問題を解消する製造方法と
して、実開平7−21744号公報に示す複層板ガラス
の製造装置が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記既知の複層板ガラ
スの製造装置によると、固定ボックスと揺動ボックスと
に供給した板ガラスを吸引保持させ、次いで移動体の前
進により固定ボックス側板ガラスに前もって仮接着して
ある下辺スペーサーに揺動ボックス側板ガラスの裏面の
下辺を当接させて移動体の前進を止め、然るのち揺動ボ
ックスの上縁側を前進させながら、固定ボックス側板ガ
ラスの両側辺スペーサーの下端から上端に向け揺動ボッ
クス側板ガラスの裏面の両側辺縁を逐次重ね、最後に上
辺スペーサーに揺動ボックス側板ガラスの裏面の上辺を
重ねるので、二枚の板ガラスの供給から重ね合わせ(貼
り合せ)をへて製品(複層ガラス)の取り出し迄間にか
なりの時間を要する。
【0012】このため、装置の稼動率が著しく低下して
コストのアップになる問題があった。
【0013】そこで、この発明の課題は、板ガラス間に
空気を封じ込むことなく製造すると共に、製造能率の著
しい向上をはかるようにしたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、対向する板ガラスと、この板ガラス
の対向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着したス
ペーサーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段により
搬入する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装置
に荷受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラス
材料の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧す
るように設けた入口側プレス装置と、この入口側プレス
装置の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガラ
スの全表面を加圧するように設けた二条のプレスベルト
コンベヤと、このプレスベルトコンベヤの前方で停止し
た上記複層ガラス材料の進入方向反対側の上記両板ガラ
スの表面を挟圧するように設けた出口側プレス装置とか
らなる構成を採用する。
【0015】また、対向する板ガラスと、この板ガラス
の対向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着したス
ペーサーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段により
搬入する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装置
に荷受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラス
材料の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧す
るように設けた入口側プレス装置と、この入口側プレス
装置の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガラ
スの進入方向に沿う両辺縁部表面を加圧するように設け
た二条が一組の二列のプレスベルトコンベヤと、このプ
レスベルトコンベヤの前方で停止した上記複層ガラス材
料の進入方向反対側の上記両板ガラスの表面を挟圧する
ように設けた出口側プレス装置とからなる構成を採用す
る。
【0016】さらに、対向する板ガラスと、この板ガラ
スの対向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着した
スペーサーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段によ
り搬入する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装
置に荷受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラ
ス材料の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧
するように設けた入口側プレス装置と、この入口側プレ
ス装置の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガ
ラスの進入方向に沿う両辺部表面を加圧するように二条
が一組の二列に配置すると共に、上記二条一組の片方を
固定式に対しもう片方を適宜の進退駆動装置により接
近、離反スライド調整可能な可動式で、かつ上記二列の
片側列が固定式に対しもう片側列を適宜のスライド駆動
装置により接近、離反スライド調整可能な可動式に設け
たプレスベルトコンベヤと、このプレスベルトコンベヤ
の前方で停止した上記複層ガラスの進入方向の反対側辺
縁の両板ガラスの表面を加圧するように設けた出口側プ
レス装置とからなる構成を採用する。
【0017】また、プレスベルトコンベヤが、片側固定
式に対しもう片側を適宜の進退駆動装置により接近、離
反スライドする可動式に形成し、複層ガラスの厚みと、
上記固定式プレスベルトコンベヤと可動式プレスベルト
コンベヤとの対向間隔が同等になるように上記の進退駆
動装置を作用させる構成や、プレスコンベヤが、二条一
組の片側列を固定式に、もう片側列を片側列に対し接
近、離反スライドする可動式に設けると共に、この可動
式二条一組のプレスベルトコンベヤのスライド駆動装置
を設け、複層ガラス材料の進入方向に沿う両辺の対向間
隔と、上記固定式と可動式とのプレスベルトコンベヤと
の対向間隔が同等になるように上記のスライド駆動装置
を作用させる構成を採用することもある。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を添付図面
に基づいて説明する。
【0019】この発明の第1の実施形態では、図1から
図4に示すように、複層ガラス材料Aは、二枚一組の板
ガラス1、1と、この板ガラス1、1の対向面全周縁に
両側面の接着部材2を介し仮接着したスペーサー3とか
らなる。
【0020】スペーサー3は、片方の板ガラス1に人手
や機械的に仮接着しておき、スペーサー3のないもう片
方を人手や機械的にスペーサー3付の板ガラス1に対向
状に重ね合わせる。
【0021】上記のように準備された複合ガラス材料A
は、搬入装置Bにより搬入される。
【0022】上記の搬入装置Bは、図1に示すように立
て掛けた姿勢で供給した複合ガラス材料Aの下位辺縁を
受架するドライブ機能付(各ローラがモータにより、或
いは各ローラの軸に設けてあるスプロケットにモーター
により駆動するチエーンをかけ渡すなどによる)ローラ
コンベヤ6と、立て掛けた姿勢の倒れ側板ガラス1の表
面に外接する並列ローラ7群とで構成したが、上記以外
の手段で搬入することもある。
【0023】Cは搬入装置Bから供給したガラス材料A
を荷受けして搬送する荷受け搬送装置である。
【0024】上記の荷受け搬送装置Cは、立て掛けた姿
勢の複層ガラス材料Aの安定した走行を保障するため、
搬入装置Bと同様のローラコンベヤ6と、入口側と出口
側とにローラ群にかわる二本一組のローラ8とで構成し
たが、かならずしも上記構成に限定されない。
【0025】荷受け搬送装置Cの入口側ローラ8の前側
には、停止した(ローラ6のドライブを停止して)複層
ガラス材料Aの進入方向側辺縁の両板ガラス1、1の表
面を挟圧する入口側プレス装置Dが、荷受け搬送装置C
の出口側ローラ8の手前側には、上述と同様の出口側プ
レス装置Eが設けてある。
【0026】上記の入口側プレス装置D及び出口側プレ
ス装置Eは、図2及び図3に示すように、一方に垂直な
固定部材11と、この固定部材11に対向する可動部材
12と、この可動部材12の上下端に取付けた雌ネジ1
3と、軸受14により軸承すると共に、それぞれの雌ネ
ジ13にねじ込んだ雄ネジ15と、片方の雄ネジ15を
駆動する第1モーター16と、両雄ネジ15にそれぞれ
固定したスプロケット17にかけ渡したチエーン18と
で構成し、第1モーター16の正転運転により雄ネジ1
5を駆動して可動部材12を前進させながらプレスし、
プレス後に第1モーター16を逆転運転して可動部材1
2を後退させながらプレスを解除するようにしたが、そ
の他の方法、例えば適宜のガイドによってスライド自在
に可動部材を設け、シリンダの伸縮作用により可動部材
を前進、後退させるようにしてもよい。
【0027】入口側プレス装置Dと出口側プレス装置E
との間には、搬送途中の複層ガラス材料Aの両板ガラス
1、1の全表面を加圧する二条のプレスベルトコンベヤ
Fが設けてある。
【0028】上記のプレスベルトコンベヤFは、図1、
図2及び図4に示すように前後二本のプーリ21、21
と、このプーリ21、21間にかけ渡す無端状のベルト
22と、複合ガラス材料Aの搬送方向側両プーリ21の
軸に固定すると共に、互いに噛み合う歯車23と、第2
モーター24と、この第2モーター24から片方の歯車
23側のプーリ21に回転を伝えるプーリと、プーリ間
にかけ渡したベルトとからなる伝達機構25と、両ベル
ト22、22の往行側の一定線上の走行を保障するガイ
ドレール板26とで構成されている。
【0029】上記のように構成すると、図1及び図2に
示すように搬入装置Bに複合ガラス材料Aを供給する
と、搬入装置Bから荷受け搬送装置Cに複合ガラス材料
Aを送り込み、荷受け搬送装置C上の複合ガラス材料A
の進入方向側の辺縁が入口側プレス装置Dに到達する
と、荷受け搬送装置Cの運転を停止する。
【0030】すると、複合ガラス材料Aの進入方向側の
辺縁(両板ガラス1、1の辺縁表面)を入口側プレス装
置Dによりプレスして、スペーサー3に両板ガラス1、
1を強力に(仮接着から)接着する。
【0031】次に、入口側プレス装置Dによるプレスを
解除したのち、荷受け搬送装置Cの運転によって二条の
プレスベルトコンベヤF、F間に複合ガラス材料Aを送
り込む。
【0032】すると、プレスベルトコンベヤF、Fによ
って複合ガラス材料Aの両板ガラス1、1の表面全面を
挟圧しながらプレスして、スペーサー3に両板ガラス
1、1を強力に(仮接着から)接着すると共に、プレス
ベルトコンベヤF、Fによるプレスが板ガラス1、1の
走行方向側から反対方向側に逐次移行し、プレスベルト
コンベヤF、F間では、プレス状態が持続され、安定し
た強い接着が保障される。勿論、板ガラス1、1間の空
気を挟圧部位の移行にともない押し逃がす。
【0033】しかして、複合ガラス材料Aの走行方向の
反対側辺縁が出口側プレス装置Eに到達すると、荷受け
搬送装置Cの運転を停止する。
【0034】その後に、出口側プレス装置Eにより複合
ガラス材料Aの進入方向の反対側辺縁をプレスして、ス
ペーサー3に板ガラス1、1を強力に(仮接着から)接
着する。
【0035】上記の出口側プレス装置Eによるプレス後
にプレスを解除し、次いで荷受け搬送装置Cを運転して
製造された複層ガラスを搬出する。
【0036】なお、入口側プレス装置D及び出口側プレ
ス装置Eによるプレス圧は、図2に示すように製造する
複合ガラスの厚みをコンピューターSに入力し、入力に
ともなうコンピューターSの数値制御によって第1モー
ター16のサーボモーターを運転するようにしたが、上
記以外の方法を採用することもある。
【0037】この発明の第2の実施形態では、図5から
図8に示すように、プレスベルトコンベヤF、Fが、片
側固定式に対しもう片側を適宜の進退駆動装置31によ
り接近、離反スライドする可動式に形成され、この可動
式と固定式とのプレスベルトコンベヤF、Fの対向間隔
と複層ガラスの厚みとが同等になるように進退駆動装置
31を運転するようになっている。
【0038】上記可動式のプレスベルトコンベヤFは、
図6に示すようにコンベヤフレーム32の上下をレール
とこのレールに係合したスライダとからなるガイド装置
33にスライド自在に支持され、進退駆動装置31は、
図5及び図7に示すように、コンベヤフレーム32の上
下に取付けた雌ネジ34と、このそれぞれの雌ネジ34
にねじ込むと共に、軸受35により軸承した雄ネジ36
と、片方の雄ネジ36を可動回転する第3モーター37
と、両雄ネジ36に固定してあるスプロケット38にか
け渡したチエーン39とで構成し、第3モーター37の
可逆運転によって可動式のプレスベルトコンベヤFを接
近、離反方向にスライドさせるようになっている。
【0039】上記二条が一組のプレスベルトコンベヤ
F、Fは、片方固定に対しもう片方可動のため、別々の
第2モーター24及び伝達機構25により運転されるよ
うになっている。
【0040】なお、上記以外は第1の実施形態と同様に
つき説明を省略する。
【0041】上記のように構成すると、製造する複合ガ
ラスの厚みに応じて二条一組のプレスベルトコンベヤ
F、Fの対向(往行側)間隔を進退駆動装置31の運転
によりその都度調整することができる。
【0042】上記の調整は、製造する複合ガラスの厚み
を図5に示すコンピューターSに入力し、入力にともな
うコンピューターSの数値制御によって第3モーター3
7のサーボモーターを運転する。
【0043】この発明の第3の実施形態では、図9及び
図10に示すように、プレスベルトコンベヤF、Fを、
複層ガラス材料Aの両板ガラス1、1の進入方向に沿う
両辺縁部表面を加圧するよう二条が一組で、かつ二列設
けてある。
【0044】上記二条が一組の二列並べたプレスベルト
コンベヤF、Fは、複層ガラスの厚みが均一なため、プ
レス挟圧部分の間隔が一定のため、第1の実施形態と同
様の駆動方式を採用する。
【0045】このため、構成並びに駆動方式の説明を省
略する。勿論、搬入装置B、荷受け搬送装置C、入口側
プレス装置D、出口側プレス装置Eも同様につき説明を
省略する。
【0046】上記のように構成すると、入口側プレス装
置Dにより複合ガラス材料Aの両板ガラス1、1の表面
進入方向側辺縁部がプレスされ、二条が一組の二列のプ
レスベルトコンベヤF、Fにより両板ガラス1、1の表
面進入方向に沿う両辺縁部がプレスされ、出口側プレス
装置Eにより両板ガラス1、1の表面進入方向の反対側
辺縁部がプレスされる。
【0047】この発明の第4の実施形態では、図9及び
図10に示すように、第3実施形態の二条が一組の二列
のプレスベルトコンベヤF、F片方を定置式に、もう片
方プレスベルトコンベヤF、Fを片方プレスベルトコン
ベヤF、Fに対し接近、離反スライドする可動式に設け
ると共に、この可動式の二条一組のプレスベルトコンベ
ヤF、Fをスライド駆動装置Gによりスライド調整する
ことができるようになっている。
【0048】上記二条が一組の二列のプレスベルトコン
ベヤF、Fの構成は、第3の実施形態と同様につき説明
を省略する。
【0049】上記可動式二条一組のプレスベルトコンベ
ヤF、Fの接近、離反のスライドは、図10に示すよう
に二本の定位置に軸承したスプライン軸41、41にベ
ルト22をかけ渡すプーリ21の軸芯に設けてあるスプ
ライン孔42を係合状態に嵌装すると共に、この両プレ
スベルトコンベヤF、Fのコンベヤフレーム32を連結
部材43に連結しておく。
【0050】すると、可動式二条一組のプレスベルトコ
ンベヤF、Fが一体になってスライドする。
【0051】なお、固定式、可動式プレスベルトコンベ
ヤF、Fの駆動は、第1の実施形態と同様につき説明を
省略する。
【0052】また、上記のスライド駆動装置Gは、図示
の場合固定式プレスベルトコンベヤFの付近のスプロケ
ット44と歯車23側の付近に据え付けてある第4モー
ター45のスプロケット44とにチエーン46をかけ渡
すと共に、このチエーン46の両端を連結部材43に接
続して、上記第4モーター45を可逆運転すると、固定
式プレスベルトコンベヤFに対し可動式プレスベルトコ
ンベヤFが接近、離反方向にスライドする。
【0053】上記のように構成すると、計四本のプレス
ベルトコンベヤFにより両板ガラス1、1の表面進入方
向に沿う二辺の縁部を挟圧してプレスし、スペーサー3
に両板ガラス1、1を強力に(仮接着から)接着すると
共に、プレスが板ガラス1、1の走行方向から反対方向
側に逐次移行し、かつプレスベルトコンベヤF、F間で
はプレス状態が持続され、安定した接着が保障されると
共に、板ガラス1、1間の空気も逃がされる。
【0054】そして、第1の実施形態と同様に出口側プ
レス装置Eによりプレスする。
【0055】上記のプレスに際し、供給する複合ガラス
材料Aの進入方向に沿う両辺の縁間の寸法(図10に示
す上下縁間の丈が)が変った場合、その寸法に見合うよ
うに第4モーター45を運転してチエーン46を走行さ
せて、可動式二条一組のプレスベルトコンベヤFを固定
式二条一組のプレスベルトコンベヤFに対し接近或いは
離反方向にスライドさせる。
【0056】上記可動式二条一組のプレスベルトコンベ
ヤFのスライド量は、コンピューターに供給する複合ガ
ラス材料Aの丈を入力しておく以外に、搬送途中の検出
装置(図示省略)によって丈を検出し、検出した丈に応
じてスライドさせればよい。
【0057】この発明の第5の実施形態では、図11か
ら図13に示すように、第4の実施形態と同様の固定式
二条が一組のプレスベルトコンベヤF、F及び可動式二
条が一組のプレスベルトコンベヤF、Fの片側列が固定
式に対しもう片側列が片側列に対し接近、離反スライド
すると共に、進退駆動装置31の運転により進退スライ
ドするようになっている。
【0058】上記の進退駆動装置31及びプレスベルト
コンベヤFの構成並びに運転方式は、第2の実施形態と
同様につき説明を省略する。
【0059】勿論、複合ガラス材料Aの厚みの相違や丈
の相違は、第2の実施形態や第4の実施形態と同様にコ
ンピューターSに入力し、或いは検出すればよい。
【0060】また、固定式(定位置)のプレスベルトコ
ンベヤFに対し可動式(スライドする)の二条が一組の
プレスベルトコンベヤFは、複合ガラス材料Aの厚みに
応じてその対向間隔を進退駆動装置31により調整する
ので、この実施形態では、連結部材43の一端を可動式
二条が一組の片方のプレスベルトコンベヤFのフレーム
32に固定し、連結部材43の他端側を進退駆動装置3
1によってスライドするもう片側のプレスベルトコンベ
ヤFのフレーム32に設けてある抱込み金具51内にス
ライド自在に貫通させてある。
【0061】上記のように構成すると、固定式二条が一
組のプレスベルトコンベヤF、Fと可動式二条が一組の
プレスベルトコンベヤF、Fでプレスする複合ガラス材
料Aの厚みや丈が変っても、その厚みに応じて進退駆動
装置31を、スライド駆動装置Gを運転して適合させる
ことができる。
【0062】
【発明の効果】この発明の複層ガラスの製造装置は、以
上のように構成してあるので、スペーサーに対する両板
ガラスの押し付けを、走行方向側端から走行方向の反対
側に向けて行なうので、両板ガラス間に空気が封じ込め
られないために、板ガラスが膨出しないと共に、複層ガ
ラス材料を走行させ、かつ入口側プレス装置、出口側プ
レス装置によるプレスの際停止させるだけであるため
に、製造能率を著しく向上することもできる。
【0063】特に走行途中のプレスを、ベルトコンベヤ
により行なうので、強力な接着に必要な挟圧をベルトの
面圧により挟圧間持続され、安定した接着を保障すると
共に、製造能率の著しい向上をはかることができるのと
同時に板ガラスに歪があっても面圧のため板ガラスが割
れることもない。
【0064】また、複層ガラス材料の厚みや進入方向の
両辺間の寸法(丈)が異なっても、厚みや寸法に適合す
ることもできる。すなわち連続運転により製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す側面図。
【図2】同上の横断平面図。
【図3】入口、出口側プレス装置の縦断正面図。
【図4】プレスベルトコンベヤの縦断正面図。
【図5】第2の実施形態の横断平面図。
【図6】プレスベルトコンベヤのスライドガイドを示す
一部切欠正面図。
【図7】プレスベルトコンベヤの縦断正面図。
【図8】同上のベルト駆動を示す縦断正面図。
【図9】第3の実施形態の横断平面図。
【図10】プレスベルトコンベヤの要部を示す縦断正面
図。
【図11】第5の実施形態の横断平面図。
【図12】プレスベルトコンベヤの要部を示す縦断正面
図。
【図13】同上の側面図
【符号の説明】
A 複合ガラス材料 B 搬入装置 C 荷受け搬送装置 D 入口側プレス装置 E 出口側プレス装置 F プレスベルトコンベヤ G スライド駆動装置 1 板ガラス 2 接着部材 3 スペーサー 6 ローラコンベヤ 7、8 ローラ 11 固定部材 12 可動部材 13 雌ネジ 14 軸受 15 雄ネジ 16 第1モーター 21 プーリー 22 ベルト 23 歯車 24 第2モーター 25 伝達機構 26 レール板 31 進退駆動装置 32 フレーム 33 ガイド装置 34 雌ネジ 35 軸受 36 雄ネジ 37 第3モーター 38 スプロケット 39 チエーン 41 スプライン軸 42 スプライン孔 43 連結部材 44 スプロケット 45 第4モーター 46 チエーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 27/00 - 29/00 C03B 35/12 B65G 49/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する板ガラスと、この板ガラスの対
    向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着したスペー
    サーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段により搬入
    する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装置に荷
    受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラス材料
    の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧するよ
    うに設けた入口側プレス装置と、この入口側プレス装置
    の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガラスの
    全表面を加圧するように設けた二条のプレスベルトコン
    ベヤと、このプレスベルトコンベヤの前方で停止した上
    記複層ガラス材料の進入方向反対側の上記両板ガラスの
    表面を挟圧するように設けた出口側プレス装置とからな
    る複層ガラスの製造装置。
  2. 【請求項2】 上記のプレスベルトコンベヤが、片側固
    定式に対しもう片側を適宜の進退駆動装置により接近、
    離反スライドする可動式に形成し、複層ガラスの厚み
    と、上記固定式プレスベルトコンベヤと可動式プレスベ
    ルトコンベヤとの対向間隔が同等になるように上記の進
    退駆動装置を作用させることを特徴とする請求項1に記
    載の複層ガラスの製造装置。
  3. 【請求項3】 対向する板ガラスと、この板ガラスの対
    向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着したスペー
    サーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段により搬入
    する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装置に荷
    受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラス材料
    の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧するよ
    うに設けた入口側プレス装置と、この入口側プレス装置
    の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガラスの
    進入方向に沿う両辺縁部表面を加圧するように設けた二
    条が一組の二列のプレスベルトコンベヤと、このプレス
    ベルトコンベヤの前方で停止した上記複層ガラス材料の
    進入方向反対側の上記両板ガラスの表面を挟圧するよう
    に設けた出口側プレス装置とからなる複層ガラスの製造
    装置。
  4. 【請求項4】 上記のプレスコンベヤが、二条一組の片
    側列を固定式に、もう片側列を片側列に対し接近、離反
    スライドする可動式に設けると共に、この可動式二条一
    組のプレスベルトコンベヤのスライド駆動装置を設け、
    複層ガラス材料の進入方向に沿う両辺の対向間隔と、上
    記固定式と可動式とのプレスベルトコンベヤとの対向間
    隔が同等になるように上記のスライド駆動装置を作用さ
    せることを特徴とする請求項3に記載の複層ガラスの製
    造装置。
  5. 【請求項5】 対向する板ガラスと、この板ガラスの対
    向面全周縁に両側面の接着部材を介し仮接着したスペー
    サーとからなる複層ガラス材料を適宜の手段により搬入
    する搬入装置と、この搬入装置から荷受け搬送装置に荷
    受けして搬送すると共に、停止した上記複層ガラス材料
    の進入方向側辺縁の上記両板ガラスの表面を挟圧するよ
    うに設けた入口側プレス装置と、この入口側プレス装置
    の前方に搬送途中の上記複層ガラス材料の両板ガラスの
    進入方向に沿う両辺部表面を加圧するように二条が一組
    の二列に配置すると共に、上記二条一組の片方を固定式
    に対しもう片方を適宜の進退駆動装置により接近、離反
    スライド調整可能な可動式で、かつ上記二列の片側列が
    固定式に対しもう片側列を適宜のスライド駆動装置によ
    り接近、離反スライド調整可能な可動式に設けたプレス
    ベルトコンベヤと、このプレスベルトコンベヤの前方で
    停止した上記複層ガラスの進入方向の反対側辺縁の両板
    ガラスの表面を加圧するように設けた出口側プレス装置
    とからなる複層ガラスの製造装置。
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