JP3415827B2 - 無菌パック米飯の製造方法 - Google Patents
無菌パック米飯の製造方法Info
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分,熱湯で十数分加熱して直ちに食べることのできる炊
飯器不要の無菌パック米飯の製造方法に関するものであ
る。
一人前ずつパックされた加工米飯を電子レンジで2分間
加熱するか熱湯中で12分位加熱するだけでご飯が出来上
がり、そのままでも良いが茶碗に盛り付けして食べるこ
とができる加工米飯が登場している。無菌パック米飯と
称される商品で、独身者や共働きの家庭に愛用されるだ
けでなく、飲食店から炊飯器を不要にする可能性を秘め
ている。
部を形成した製品容器に米と水を入れ、容器が破裂しな
いように開口部を開放したままで炊飯し、容器内の酸素
濃度を低濃度に保つために、容器内の空気を窒素ガスな
どの制菌ガスと置換するか、若しくは容器内に脱酸素剤
を入れた後、開口部をフィルムで密閉して商品としてい
た。
ク米飯の製造方法によると、容器の開口部を覆わずに炊
飯するため、開口部から露出している表面側(上部側)
の米に直接蒸気と熱が伝わってしまい、米粒が溶けて粒
立ちが悪くなってしまうし、特に表面側の米粒が変色し
てしまい易いという欠点があり、また、表面側の米粒だ
けが乾燥し易く、容器の表面側と底面側とで炊き上がり
の水分含有量にバラツキがあり、炊きムラが生じてしま
う。
の間に異物の混入や落下菌等による汚染の懸念もあっ
た。
逃がすための小孔が複数形成されたフィルムをかけて炊
飯し、炊飯後に前記フィルムの上に更にフィルムをかけ
て前記小孔を塞ぐようにすれば、容器内の表面側の米に
直接蒸気が伝わることも防止され、汚染の懸念も解決さ
れるのではと着眼したが、容器に二重のフィルムかけを
施すことは製造作業に多大な手間とコストがかかってし
まうことになる。
がかかるので、ガス置換を行った方が商品性が高く望ま
しいのであるが、前述のように容器にフィルムがけをし
た状態で製造した場合には、開口部が小さいために確実
なガス置換はなかなか難しく、脱酸素剤を入れざるを得
なくなってしまうなど、上記問題点も含めフィルムがけ
をしたままでの製造方法は実現化が非常に難しい。
解決したもので、米と水とを収容した容体の開口部を通
気部を生じる状態でシール止着しておくことで、異物混
入や落下菌等による汚染の懸念がなく、またこの状態で
炊飯することで、破裂することもなく炊きムラなども生
じにくくなり、その上開口部を通気部を生じる状態でシ
ール止着しておくにもかかわらず、極めて良好にガス置
換が行えることになる画期的な無菌パック米飯の製造方
法を提供するものである。
明の要旨を説明する。
3と炊飯に適応する量の水4とを収納し、この容体1の
開口部2を、所定間隔を置いてシール止着することでこ
のシール止着部10間の無シール部分11が通気部6を生じ
る状態で止着し、この容体1を炊飯器7に導入して炊飯
を行い、炊き上がった米飯8を販売容器に移し変えずに
そのままの炊飯状態で炊飯器7から取り出して無菌室9
に導入し、この容体1を窒素ガスや炭酸ガス若しくはそ
の混合ガスのような制菌ガスが充満された空間内に配設
するか、またはこの容体1の開口部2に近接若しくは当
接状態にして制菌ガスを噴射するガス噴射部12を配設せ
しめ、上下方向若しくは左右方向に往復可動する可動装
置13を可動先端の吸盤13Aにより前記容体1若しくは容
体1にシール止着した前記フィルム5に吸着させ、可動
装置13を作動させて吸盤13Aが容体1若しくはフィルム
5に向かって可動することで容体1を押圧変形させて容
体1内の空気を外部へ押し出し、次いで吸盤13Aが容体
1若しくはフィルム5から離れるように可動することで
容体1を膨らませるように変形させて容体1外部に充満
している制菌ガス若しくは前記ガス噴射部12から噴出す
る制菌ガスを容体1内に導入し、容体1中に制菌ガスを
充満せしめた状態で無菌室9内で前記シール止着してい
ない無シール部分11である通気部6をシール止着するこ
とで、この容体1の開口部2を密封することを特徴とす
る無菌パック米飯の製造方法に係るものである。
え得る容体1に米3と炊飯に適応する量の水4とを収納
し、この容体1の開口部2にフィルム5を覆い止着する
と共に、このフィルム5は開口部2の全周縁にシール止
着せず,所定間隔を置いてシール止着することでこのシ
ール止着部10間の無シール部分11が通気部6を生じる状
態で覆い止着し、この容体1を炊飯器7に導入して炊飯
を行い、炊き上がった米飯8を販売容器に移し変えずに
そのままの炊飯状態で炊飯器7から取り出して無菌室9
に導入し、この容体1を窒素ガスや炭酸ガス若しくはそ
の混合ガスのような制菌ガスが充満された空間内に配設
するか、または容体1の開口部2に近接若しくは当接状
態にして制菌ガスを噴出するガス噴射部12を配設せし
め、上下方向若しくは左右方向に往復可動する可動装置
13を可動先端の吸盤13Aにより前記容体1若しくは容体
1にシール止着した前記フィルム5に吸着させ、可動装
置13を作動させて吸盤13Aが容体1若しくはフィルム5
に向かって可動することで容体1を押圧変形させて容体
1内の空気を外部へ押し出し、次いで吸盤13Aが容体1
若しくはフィルム5から離れるように可動することで容
体1を膨らませるように変形させて容体1外部に充満し
ている制菌ガス若しくは前記ガス噴射部12から噴出する
制菌ガスを容体1内に導入し、容体1中に制菌ガスを充
満せしめた状態で無菌室9内で前記シール止着していな
い無シール部分11である通気部6を前記開口部2にシー
ル止着することで、この容体1の開口部2をフィルム5
で密封することを特徴とする無菌パック米飯の製造方法
に係るものである。
開口部2に近接状態に配設せしめ、このガス噴射部12か
ら噴出する制菌ガスが前記通気部6を介して容体1内に
導入する構成としたことを特徴とする請求項1,2のい
ずれか1項に記載の無菌パック米飯の製造方法に係るも
のである。
の内容量を小さくすることで、この容体1内の空気が外
部へ押し出され、この状態から容体1を膨らませるよう
に変形させて容体1の内容量を大きくすることで、この
容体1内に前記制菌ガスが導入されるように構成したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
菌パック米飯の製造方法に係るものである。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
と炊飯に適応する量の水4とを収納し、この容体1の開
口部2を所定間隔を置いてシール止着することでこのシ
ール止着部10間の無シール部分11が通気部6を生じる状
態で覆い止着する。
に米3と炊飯に適応する量の水4とを収納し、この容体
1の開口部2にフィルム5を覆い止着すると共に、この
フィルム5は開口部2の全周縁にシール止着せず、所定
間隔を置いてシール止着することでこのシール止着部10
間の無シール部分11が通気部6を生じる状態で覆い止着
する。
炊飯を行う。
ール止着した状態か若しくはフィルム5で覆い止着した
状態で炊飯を行なうから、開口部2から露出している表
面側(上部側)の米3に直接蒸気と熱が伝わることがな
く、これにより、粒立ちが良く色も白く容体1上部側と
底部側での水分ムラ(炊きムラ)もなくふっくらとした
米飯8が炊き上げられることになる。また、略均一に炊
きムラなく炊き上げられるから、製品重量のバラツキも
ほとんどない製品が量産されることになる。
てシール止着しているため、開口部2から異物や落下菌
などが混入しにくく、更に上部開口型の容体1にあって
は、この上部開口部2をフィルム5で覆っているため、
容体1内に異物や落下菌の混入が極めて良好に防止され
ることになる。従って、炊飯工程後の落下菌などによる
微生物汚染も良好に防止されることになるので無菌設備
にコストをかけずとも良いこととなり、その上容体1内
から米3や水4がこぼれることも極力防止でき、これに
より製造ラインの汚染も防止できることとなるなど極め
て実用性に秀れた画期的な無菌パック米飯の製造方法と
なる。
炊飯する構成でありながら、容体1は完全に密閉されず
に通気部6を生じているから、炊飯中の容体1内の蒸気
はこの通気部6から逃げることになり、よって炊飯中に
容体1が破裂するようなこともない。
移し変えずにそのままの炊飯状態で炊飯器7から取り出
して無菌室9に導入し、この容体1を、無菌室9内であ
って窒素ガスや炭酸ガス若しくはその混合ガスのような
制菌ガスが充満された空間内に配設するか、またはこの
容体1の開口部2に近接若しくは当接状態にして制菌ガ
スを噴射するガス噴射部12を配設し、このガス噴射部12
からガスを噴射する。
体1若しくは容体1にシール止着したフィルム5に吸着
させて可動装置13を作動させる。即ち、上下若しくは左
右に可動する吸盤13Aが容体1若しくはフィルム5に向
かって可動することで容体1を押圧変形させて容体1内
の空気を外部へ押し出し、次いで、吸盤13Aが容体1若
しくはフィルム5から離れるように可動することで容体
1を膨らませるように変形させて容体1外部に充満して
いる制菌ガス若しくは前記ガス噴射部12から噴出する制
菌ガスを容体1内に導入し、この容体1内を制菌ガスで
充満させる。
生物汚染の危険性が低く、また、開口部2を所定間隔を
置いてシール止着若しくは開口部2にフィルム5を所定
間隔を置いてシール止着する構成のために、容体1内に
は制菌ガスが入りにくい構造でありながら、容体1を変
形させて容体1内の内圧を変化させることで、確実に不
要な空気を追い出して制菌ガスを充満させることができ
る。
た状態で無菌室9内で前記シール止着していない無シー
ル部分11である通気部6を前記開口部2にシール止着す
ることで、この容体1の開口部2を密封若しくは容体1
の開口部2をフィルム5で密封し、完成となる。
開口部2を通気部6を生じる状態でシール止着しておく
ために、異物混入や落下菌等による汚染の懸念がなく、
またこの状態で炊飯するために、破裂することもなく炊
きムラなども生じにくくなり、更に製造過程で容器を移
さないので微生物汚染の危険性が低く、その上開口部2
を通気部6を生じる状態でシール止着しておく製法であ
りながら、極めて良好にガス置換が行われることにな
り、これにより脱酸素剤は不要で製造に手間もコストも
かからない極めて実用性に秀れた画期的な無菌パック米
飯の製造方法となる。
ィルム5をかけて炊飯する製法でありながら、フィルム
5を二枚がけせずとも一枚かけるだけで良いので、製造
に手間もコストもかからない極めて秀れた無菌パック米
飯の製造方法となる。
いて説明する。
から第三工程までがあり、以下図1に基づいて各工程順
に説明する。
た保形性を有する上部に開口部2を形成した浅箱状の炊
飯容体1に米3と、この米3の炊飯に適応する量の水4
とを収納する。
耐水性のバリヤ性(酸素を通過させない性質)を有する
合成樹脂例えば120℃に耐え得るエバール等をラミネ
ートしたポリプロピレンを使用して成形した炊飯容体1
を採用することが望ましい。
ご飯にするため少量のもち米を混合しても良い)若しく
はもち米3を洗米し、一人前適量のこの洗米3を、一人
前の弁当箱状の前記炊飯容体1内に収納し、この洗米3
の炊飯に最適な量の水4を炊飯容体1内に注入する。
後水に1時間程度浸漬して水切りした浸漬水切米でも良
い。
殺菌した合成樹脂フィルム5を覆い止着すると共に、こ
のフィルム5は開口部2の全周縁にシール止着せず、開
口部2に対して部分的にシール止着することでこのシー
ル止着部10間の無シール部分11が通気部6を生じる状態
で覆い止着する。
に示すように、炊飯容体1の開口部2の全周縁に沿って
所定間隔を置いて複数箇所シール止着している。そし
て、これにより炊飯容体1の開口部2の全周に略均一な
開口面積の通気部6が複数並設状態に形成されるように
構成している。尚、図5はシール止着部10を示す拡大断
面図であり、図6は無シール部分11(通気部6)を示す
拡大断面図である。
るように炊飯容体1内をガス置換後に炊飯容体1を完全
密閉するが、密閉した後米飯8が冷めると炊飯容体1内
の制菌ガスの体積が変化(縮小)して炊飯容体1の内圧
が低下し、結果フィルム5が炊飯容体1内側へ引っ張ら
れて炊飯容体1が中心部程凹むように変形してしまうこ
とがわかっている。このことを防止するためこの合成樹
脂フィルム5は柔軟性を有するものを採用することが望
ましく、このようにすることで、炊飯容体1の形状は平
常通りに保たれて商品性が損なわれることがない。
して炊飯を行う。この際、量産性を考慮すると、沢山の
炊飯容体1を多段多列に並べて多数個を同時に炊飯する
ことが好ましい。
を例えば多段積み上げ可能な棚状受体(図示省略)に多
段多列に収納し、炊飯器7内にこの棚状受体を多段に積
み上げたものを収納した状態で炊飯を行う。また、炊飯
容体1の大きさが市販し易いよう弁当箱大に形成されて
いるから、炊飯器7が大きい程多数個同時に炊飯できる
ことになる。
0℃のスチームを20分間位、数分間ずつの間欠導入方
式により加熱する構成としている。
によって殺菌(熱処理)されることになり、非常に衛生
的となる。
の炊飯状態で炊飯器7から取り出して炊飯容体1ごと無
菌室9内に導入し、更にこの無菌室9内に設置された密
封包装部14に導入し、この密封包装部14内で窒素ガスや
炭酸ガス若しくはその混合ガスのような制菌ガスを炊飯
容体1に導入して炊飯容体1中の空気を可及的に制菌ガ
スと置換する。
炊飯容体1の開口部2にガス噴射部12としての噴射ノズ
ルを近接状態(非接触状態)に配設せしめ、このガス噴
射部12から噴出する制菌ガスを前記通気部6を介して炊
飯容体1内に導入する構成としている。
ム5をかけた状態で、通気部6に向けて制菌ガスを噴射
しても、通気部6が小さい上に炊飯後の熱い状態の炊飯
容体1内は陽圧となっているので、制菌ガスが炊飯容体
1内に上手く入っていかない。また、ガス噴射部2を通
気部6を介して直接炊飯容体1内に差し込んでガス噴射
を行えば、効率良くガス置換が行われるとも考えられる
が、このようガス置換方法は、ガス噴射部12に付着した
細菌などによる二次汚染の危険性が高いためにできな
い。
なのガス置換方法を採用している。
(b),(c)は第一実施例、(d)は第二実施例、
(e)は第三実施例を示している。
飯容体1の上下部に夫々、上下方向に往復可動する可動
装置13を設けている。
盤13Aを設け、この吸盤13Aが炊飯容体1の底面並びに
この炊飯容体1上部の前記フィルム5に吸着し得るよう
に構成している。
下対称状態に往復可動するように構成している。
のように、上下の吸盤13Aを炊飯容体1底面とフィルム
5とに吸着させて夫々の可動装置13を作動させると、
(b)図のように先ず上下の吸盤13A同士が接近するよ
うに作動して炊飯容体1とフィルム5とを押圧変形さ
せ、続いて(c)図のように上下の吸盤13A同士が離反
するように作動して炊飯容体1とフィルム5とを元の形
に戻した上、炊飯容体1とフィルム5とを上下方向に引
っ張って膨らむように変形させる構成としている。
と、炊飯容体1の内容量が小さくなって炊飯容体1内の
空気が外部へ押し出されることになり、次いで炊飯容体
1が膨らむように変形すると、炊飯容体1の内容量が大
きくなって炊飯容体1内に前記ガス噴射部12から噴出す
る制菌ガスが導入されることになる構成としている。
変形させることで意図的に炊飯容体1内の空気を追い出
し、その後更に意図的に炊飯容体1内を減圧して制菌ガ
スを導き込むので、極めて良好に且つ汚染の問題もなく
ガス置換が行われることになる。
だけ可動装置13を設けた場合を示しているもので、この
炊飯容体1を動かないように固定し、この炊飯容体1の
底部に吸盤13Aを吸着させて前記同様の作動を行う構成
としている。
だけ可動装置13を設けた場合を示しているもので、この
炊飯容体1を動かないように固定し、この炊飯容体1上
部のフィルム5に吸盤13Aを吸着させて前記同様の作動
を行う構成としている。
しめた状態で無菌室9内で、前記シール止着していない
無シール部分11である通気部6をシール止着して閉塞す
ることでこの炊飯容体1の開口部2をフィルム5で密封
し、商品完成となる。
を制菌ガスと置換した後、図7,図8に示すように、単
にこの炊飯容体1の開口縁の全周縁に前記フィルム5を
再度シール止着することで炊飯容体1の開口部2をフィ
ルム5で密封している。従って、この再シール作業は極
めて容易に行なわれる。図中符号15は再シール止着部で
ある。
程度,炭酸ガス20〜50%程度の混合ガスが望まし
い。
たが、赤飯、味付けご飯、粥などの製造にも応用でき
る。
体1を使用した場合を示したが、例えば袋状の容体1を
使用しても良く、この場合には、容体1内に米3と水4
とを入れた上で容体1の開口部2を部分的にシール止着
することで通気部6を生じるようにしておき、炊飯して
ガス置換を行った後、無シール部分11(通気部6)をシ
ール止着することで開口部2を密封し、完成させる。
ス噴射部12から制菌ガスを噴出した状態でガス置換を行
った場合を示したが、密封包装部14内を制菌ガスで充満
させておき、この制菌ガスが充満した中でガス置換を行
う構成としても良い。
補強リブである。
した容体の開口部を通気部を生じる状態でシール止着し
ておくために、異物混入や落下菌等による汚染の懸念が
なく無菌設備にコストがかからないし、容体内から米や
水がこぼれることを極力防止できるので、これにより製
造ラインの汚染も防止できることなり、またこの状態で
炊飯するために、表面側(上部側)の米に直接蒸気と熱
が伝わることがなく、これにより、粒立ちが良く色も白
く容体上部側と底部側との水分ムラ(炊きムラ)もなく
ふっくらと炊き上げられることになるし、製品重量のバ
ラツキもほとんどないものが出来上がることになり、更
に製造過程で容器を移さないので微生物汚染の危険性が
低く、その上開口部を通気部を生じる状態でシール止着
しておく製法でありながら、極めて良好にガス置換が行
われることになり、これにより脱酸素剤は不要で製造に
手間もコストもかからないし、従来品の中には電子レン
ジなどで加熱する際にもわざわざ脱酸素剤を取り除かな
ければならないものもあるが、このような煩わしさもな
いなど極めて実用性に秀れた画期的な無菌パック米飯の
製造方法となる。
を確実に発揮する装置構造を極めて容易に設計実現可能
となり、更に容体を膨らませるように変形させるから、
多量の制菌ガスが容体内に導入してこの容体内の制菌ガ
ス濃度が極めて濃くなる秀れた無菌パック米飯の製造方
法となる。
ィルムをかけて炊飯する製法でありながら、フィルムを
二枚がけせずとも一枚かけるだけで良いので、製造に手
間もコストもかからない極めて秀れた無菌パック米飯の
製造方法となる。
ス噴射部が容体に近接状態(非接触状態)に配設される
から、このガス噴射部が容体に触れることによってガス
噴射部に付着した細菌などによる二次汚染の心配がない
一層実用性に秀れた無菌パック米飯の製造方法となる。
記ガス置換の作用効果が確実に発揮される秀れた構成の
無菌パック米飯の製造方法となる。
部にフィルムをかける前の状態を示す斜視図である。
部にフィルムをかけ、このフィルムを開口部に部分的に
シール止着した状態を示す斜視図である。
である。
拡大断面図である。
部にフィルムをかけ、このフィルムを開口部の全周縁に
シール止着した状態を示す斜視図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 開口部を有し炊飯に耐え得る容体に米と
炊飯に適応する量の水とを収納し、この容体の開口部
を、所定間隔を置いてシール止着することでこのシール
止着部間の無シール部分が通気部を生じる状態で止着
し、この容体を炊飯器に導入して炊飯を行い、炊き上が
った米飯を販売容器に移し変えずにそのままの炊飯状態
で炊飯器から取り出して無菌室に導入し、この容体を窒
素ガスや炭酸ガス若しくはその混合ガスのような制菌ガ
スが充満された空間内に配設するか、またはこの容体の
開口部に近接若しくは当接状態にして制菌ガスを噴射す
るガス噴射部を配設せしめ、上下方向若しくは左右方向
に往復可動する可動装置を可動先端の吸盤により前記容
体若しくは容体にシール止着した前記フィルムに吸着さ
せ、可動装置を作動させて吸盤が容体若しくはフィルム
に向かって可動することで容体を押圧変形させて容体内
の空気を外部へ押し出し、次いで吸盤が容体若しくはフ
ィルムから離れるように可動することで容体を膨らませ
るように変形させて容体外部に充満している制菌ガス若
しくは前記ガス噴射部から噴出する制菌ガスを容体内に
導入し、容体中に制菌ガスを充満せしめた状態で無菌室
内で前記シール止着していない無シール部分である通気
部をシール止着することで、この容体の開口部を密封す
ることを特徴とする無菌パック米飯の製造方法。 - 【請求項2】 上部に開口部を形成した炊飯に耐え得る
容体に米と炊飯に適応する量の水とを収納し、この容体
の開口部にフィルムを覆い止着すると共に、このフィル
ムは開口部の全周縁にシール止着せず,所定間隔を置い
てシール止着することでこのシール止着部間の無シール
部分が通気部を生じる状態で覆い止着し、この容体を炊
飯器に導入して炊飯を行い、炊き上がった米飯を販売容
器に移し変えずにそのままの炊飯状態で炊飯器から取り
出して無菌室に導入し、この容体を窒素ガスや炭酸ガス
若しくはその混合ガスのような制菌ガスが充満された空
間内に配設するか、または容体の開口部に近接若しくは
当接状態にして制菌ガスを噴出するガス噴射部を配設せ
しめ、上下方向若しくは左右方向に往復可動する可動装
置を可動先端の吸盤により前記容体若しくは容体にシー
ル止着した前記フ ィルムに吸着させ、可動装置を作動さ
せて吸盤が容体若しくはフィルムに向かって可動するこ
とで容体を押圧変形させて容体内の空気を外部へ押し出
し、次いで吸盤が容体若しくはフィルムから離れるよう
に可動することで容体を膨らませるように変形させて容
体外部に充満している制菌ガス若しくは前記ガス噴射部
から噴出する制菌ガスを容体内に導入し、容体中に制菌
ガスを充満せしめた状態で無菌室内で前記シール止着し
ていない無シール部分である通気部を前記開口部にシー
ル止着することで、この容体の開口部をフィルムで密封
することを特徴とする無菌パック米飯の製造方法。 - 【請求項3】 前記ガス噴射部は、前記容体の開口部に
近接状態に配設せしめ、このガス噴射部から噴出する制
菌ガスが前記通気部を介して容体内に導入する構成とし
たことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載
の無菌パック米飯の製造方法。 - 【請求項4】 前記容体を押圧変形させて容体の内容量
を小さくすることで、この容体内の空気が外部へ押し出
され、この状態から容体を膨らませるように変形させて
容体の内容量を大きくすることで、この容体内に前記制
菌ガスが導入されるように構成したことを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の無菌パック米飯の製
造方法。
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