JP3415506B2 - 水平割自硬性鋳型の造型方法及びその装置 - Google Patents
水平割自硬性鋳型の造型方法及びその装置Info
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Description
減圧作用及び振動作用を利用して造型枠に充填し水平割
の自硬性鋳型を造型する方法及びその装置に関する。
て水平割の自硬性鋳型を造型する装置としては、実開昭
61−46043号、実開昭61−72351号及び実
開昭60−181241号各公報等に示されたものが知
られている。これらの装置では基本的には図3〜6に示
すような造型工程により水平割の自硬性鋳型が造型され
るようになっている。
ャンバ−2、造型枠3、上部吸引チャンバ−4及び砂ホ
ッパ5の重合工程、上下部吸引チャンバ−4、2の吸引
作用及び振動テ−ブル1の振動作用による自硬性型砂S
の吸引充填工程(図3)、上部吸引チャンバ−4の分離
工程(図4)、鋳型M上面における残り砂Rの掻き板6
による除去工程(図5)、及び鋳型M上面のスクレ−パ
7による平滑仕上げ工程(図6)を経て造型枠3内に水
平割の自硬性鋳型が造型されるようになっている。なお
造型枠3内の造型された鋳型Mは硬化後造型枠3を18
0度反転して抜型が行われ、別途造型された鋳型と型合
せされる。
平割自硬性鋳型の造型では、上部吸引チャンバ−を造型
枠から分離すると鋳型の上面に残り砂Rが立ち、これを
掻き板6により除去する工程及びスクレ−パ7により平
滑仕上げする工程が必要になり、鋳型造型に多くの手作
業が介在する問題があった。また残り砂Rの掻き板6に
よる除去は、鋳型造型位置で成されるため、残り砂が落
下して振動テ−ブルの下方に溜る等の問題があり、落下
砂の取出しをしなければならなかった。本発明は上記の
問題に鑑みて成されたもので、鋳型完成までの工程が少
なくかつ手作業工程を省略できると共に残り砂落下によ
る砂取出しを不要にすることができる水平割自硬性鋳型
の造型方法及びその装置を提供することを目的とする。
めに本発明における水平割自硬性鋳型の造型方法は、上
端部に吸引開口を設けた下部吸引チャンバ−を振動テ−
ブルの上部に載置セットすると共にその下位に前記吸引
開口に通じる複数の吸引細孔を穿ちかつ上面を開放させ
た造型枠を前記下部吸引チャンバ−の上部に載置する工
程と、その中央部に上下に貫通する砂供給口を有すると
共に下面周縁部に複数の吸引孔を穿ちかつ下位に前記砂
供給口の下端部を開閉して充填された自硬性型砂を切断
するスライドゲ−トを備えた上部吸引チャンバ−を前記
造型枠の上部に載置する工程と、前記振動テ−ブルを作
動させると共に前記上部及び下部吸引チャンバ−内に吸
引減圧作用を働かせながら砂ホッパを介して前記砂供給
口から造型枠内に自硬性型砂を吸引充填する工程と、前
記スライドゲ−トを作動させて砂供給口下部を閉じると
同時にその下部面に沿って自硬性型砂を切断する工程
と、前記上部吸引チャンバ−を造型枠から分離移動させ
ると共にスライドゲ−トを逆作動させて砂供給口内の残
り砂を除去する工程と、を具備することを特徴とする。
型装置は、振動テ−ブルの上部に備えられて、その上部
に吸引開口を設けた下部吸引チャンバ−と、該下部吸引
チャンバ−の上部に載置可能にされその下位に前記吸引
開口に通じる複数の吸引細孔を穿つと共に上面を開放さ
れた造型枠と、該造型枠の上部に載置可能にされその中
央部に上下に貫通する砂供給口を有すると共に下面周縁
に複数の吸引孔を穿ちかつ下位に前記砂供給口下端を開
閉して充填された自硬性型砂を切断するスライドゲ−ト
を備えた上部吸引チャンバ−と、前記上部吸引チャンバ
−の砂供給口上部に連通可能な砂ホッパと、を具備する
ことを特徴とする。
2に基づいて詳しく説明する。図1は自硬性型砂を造型
枠内に充填させた状態であって、この状態に至るまでの
手順は次の通りである。基盤11上にコイルばね12、
12を介して振動テ−ブル13が支持されており、振動
テ−ブル13の下部には振動モ−タ14、14が取り付
けられている。前記振動テ−ブル13の上部には、側部
に図示されない真空源に通じる下部吸引口15を設ける
と共に上部に吸引開口16を設けた下部吸引チャンバ−
17が載置セットされる。さらに該下部吸引チャンバ−
17の上部には、前記吸引開口16に通じる複数の吸引
細孔18、18を穿ちかつ上面を開放させた造型枠19
が載置される。
示されない真空源に通じる上部吸引口20を設け、さら
に中央部に上下に貫通する砂供給口21を有すると共に
下面周縁部に複数の吸引孔22、22を穿ちかつ下面部
にシリンダ23、23の作動により前記砂供給口21下
端部を開閉して充填された自硬性型砂Sを砂供給口の下
端面から切断するスライドゲ−ト24、24を設けた上
部吸引チャンバ−25が載置される。なお前記砂供給口
21の上部には、自硬性型砂Sを溜めた砂ホッパ26の
下端が連通された状態にされる。
14を作動させてその上部にある部材を振動させると共
に前記下部吸引口15及び上部吸引口20と図示されな
い真空源を連通して砂ホッパ26内の自硬性型砂Sを吸
引減圧作用と振動作用を利用して造型枠19内の隅々ま
で充填させて図1の状態にされた後、振動モ−タ14、
14の作動が停止されると共に下部吸引口15及び上部
吸引口20と図示されない真空源との連通が遮断され
る。以上が図1の状態に至るまでの手順である。
ライドゲ−ト24、24を砂供給口21下端面に沿って
前進させ、砂供給口21下端面を閉じると共にこの部分
の自硬性型砂Sを切断し、砂供給口21内にある残り砂
Rと造型枠19内に充填された鋳型Mとに分断する。
(図2参照)次に砂ホッパ26を上昇させた後、造型枠
19及び下部吸引チャンバ−17を下降させて上部吸引
チャンバ−25を造型枠19から分離し図2の状態にさ
れ、上部吸引チャンバ−25は、図示されない砂回収ラ
イン上方に移送された後、シリンダ23、23が逆作動
してスライドゲ−ト24、24を開き、砂供給口21内
の残り砂Rを落下させる。
ライドゲ−ト24、24により切削されるようにして切
断されるため平滑に仕上げられる。このようにして造型
された鋳型Mは従来と同様に造型枠19と共に下部吸引
チャンバ−17上部から移動されて適宜の位置で180
度反転され、造型枠19から抜型した後、別途造型され
ている鋳型Mと型合せされて完成鋳型にされる。なお、
上記の実施例においては、下部吸引チャンバ−17は振
動テ−ブル13の上部に載置セットしているが予め振動
テ−ブル13に固定させておいてもよい。また、上記の
実施例では、基盤11上にコイルばね12、12を介し
て振動テ−ブル13が支持されているが、コイルばねの
代わりに空気ばねを用いるようにしてもよい。
に、自硬性型砂の充填の際に上部吸引チャンバ−の砂供
給口内に残った残り砂を砂供給口の下端面に沿って切断
して保持させた状態で上部吸引チャンバ−を造型枠から
分離させるようにしたから、造型枠内に造型された鋳型
の上部に残り砂が立つことがなくなり、手作業による残
り砂の除去及び鋳型上面の平滑仕上げ作業等の工程が不
要になると共に鋳型造型位置において残り砂が落下され
ることもなくなる等種々の効果がある。
示す要部縦断面正面図である。
状態を示す要部縦断面正面図である。
す要部縦断面正面図である。
態を示す要部縦断面正面図である。
態を示す要部縦断面正面図である。
態を示す要部縦断面正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上端部に吸引開口を設けた下部吸引チャ
ンバ−を振動テ−ブルの上部に載置セットすると共にそ
の下位に前記吸引開口に通じる複数の吸引細孔を穿ちか
つ上面を開放させた造型枠を前記下部吸引チャンバ−の
上部に載置する工程と、その中央部に上下に貫通する砂
供給口を有すると共に下面周縁部に複数の吸引孔を穿ち
かつ下位に前記砂供給口の下端部を開閉して充填された
自硬性型砂を切断するスライドゲ−トを備えた上部吸引
チャンバ−を前記造型枠の上部に載置する工程と、前記
振動テ−ブルを作動させると共に前記上部及び下部吸引
チャンバ−内に吸引減圧作用を働かせながら砂ホッパを
介して前記砂供給口から造型枠内に自硬性型砂を吸引充
填する工程と、前記スライドゲ−トを作動させて砂供給
口下部を閉じると同時にその下部面に沿って自硬性型砂
を切断する工程と、前記上部吸引チャンバ−を造型枠か
ら分離移動させると共にスライドゲ−トを逆作動させて
砂供給口内の残り砂を除去する工程と、を具備すること
を特徴とする水平割自硬性鋳型の造型方法。 - 【請求項2】 振動テ−ブル13の上部に備えられて、
その上部に吸引開口16を設けた下部吸引チャンバ−1
7と、該下部吸引チャンバ−17の上部に載置可能にさ
れその下位に前記吸引開口16に通じる複数の吸引細孔
18、18を穿つと共に上面を開放された造型枠19
と、該造型枠19の上部に載置可能にされその中央部に
上下に貫通する砂供給口21を有すると共に下面周縁に
複数の吸引孔22、22を穿ちかつ下位に前記砂供給口
21下端を開閉して充填された自硬性型砂を切断するス
ライドゲ−ト24、24を備えた上部吸引チャンバ−2
5と、前記上部吸引チャンバ−25の砂供給口21上部
に連通可能な砂ホッパ26と、を具備することを特徴と
する水平割自硬性鋳型の造型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26281699A JP3415506B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 水平割自硬性鋳型の造型方法及びその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26281699A JP3415506B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 水平割自硬性鋳型の造型方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001079648A JP2001079648A (ja) | 2001-03-27 |
JP3415506B2 true JP3415506B2 (ja) | 2003-06-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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---|---|---|---|---|
JP6380329B2 (ja) * | 2015-10-20 | 2018-08-29 | マツダ株式会社 | 中子造型装置及び中子造型方法 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26281699A patent/JP3415506B2/ja not_active Expired - Fee Related
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