JP3414983B2 - 断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置 - Google Patents
断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置Info
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Description
やランチジャー等のような断熱性の容器(以下、ボトル
と記述する)の内面の乾燥や塗装の焼き付けあるいは焼
成処理に好適に用いうる内面加熱方法及び装置に関す
る。
熱処理する場合は、当該ボトルの開口部から熱風を吹き
込んだり、または発熱体をボトル内に挿入したりして行
われている。
吹き込み方式では、熱風の温度管理が難しいと同時に、
ボトルの底に近い部分までは熱風が回りきらず、そのた
め加熱過剰な部分と加熱不足の部分とが生じてしまい、
品質が不安定になるという問題点があった。
1本ずつに発熱体の温度制御を必要とするため管理が面
倒な上に高価格になり、且つまたボトル内での気流が少
ないために温度ムラを生じやすいという問題点があっ
た。
題点に着目してなされたもので、正確に一定温度に温度
管理された熱気がボトルの底部にまで均一に行き渡るよ
うにした断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置を提供す
ることを目的としている。
めに、請求項1に係る断熱性ボトルの内面加熱方法の発
明は、所定温度の熱気を供給する熱気容器の開口に断熱
性ボトルを気密に連結し、その連結した開口から該ボト
ル内に挿入した吸引パイプを通して吸引することによ
り、熱気容器内の熱気を断熱性ボトル内に流しこみつつ
所定時間保持し、その後当該ボトルを取り外して冷却す
ることを特徴とする。
加熱装置の発明は、加熱手段と温度調節手段とを備える
と共に断熱性ボトルを気密に接続する開口を設けた熱気
容器と、一端を前記開口に取り付けた断熱性ボトル内に
挿入可能に前記開口から突出させて前記熱気容器内に配
設した吸引管と、この吸引管の他端に接続した排気手段
とを備えたことを特徴とする。
を参照して説明する。図1は断熱性ボトルの内面加熱装
置の一実施形態例の概要を模式的に示した断面図であ
る。図中、1は内面加熱装置の本体をなす熱気容器で、
断熱構造を有し、内部に加熱手段として電気ヒータ2が
設置されている。また、熱気容器1の内部温度を調節す
るべく、熱電対やサーミスタ等の温度検出手段(ここで
は熱電対)3と温度調節計4とからなる温度調節手段4
Aが設置されている。電気ヒータ2と熱電対3とは温度
調節計4を介して接続されており、予め設定した温度
(例えば100℃〜500℃の範囲で任意の温度)を目
標値としてフィードバック制御することにより、電気ヒ
ータ2をオン・オフさせて熱気容器1内の温度を所定温
度に保持するようにしている。
である断熱性ボトル、例えばピクニックボトル(以下、
ボトルという)Wを接続する開口5が複数個開設してあ
る。そして、この開口5の縁部には、ボトルWを接続し
たときにボトルWと熱気容器1との間から外気が入り込
まないように、耐熱性を有するセラミック繊維またはゴ
ムからなるシール6が取り付けてある。なお、この開口
5は必ずしも熱気容器の上面1aとは限らず、熱気容器
の側面1bなど他の壁面に設けても良い。しかし、内壁
に水滴が付着しているような状態のボトルWを取り扱う
場合には、上面1aに設けてあると、ボトルWを開口5
に装着したときに水滴が分離して熱気容器1内に落下し
易いので好都合である。
数に応じた数の吸引管7が配設されており、その一端は
開口5から外部に突出している。その突出長さは、開口
5に装着するボトルWの高さの1/3以上でボトル底面
Waに接触しない範囲内とする。ボトルWの高さの1/
3未満では、吸引管7を通して吸引したとき熱気がボト
ルWの底面Waに達しないうちに吸引排出されてしまい
ボトル内の温度分布が不均一になり易い。一方、吸引管
7の先端がボトル底面Waに接触してしまうとボトル内
の吸引排気ができなくなる。吸引管7の先端はボトル底
面Waに接触しない範囲でできるだけ高い方が好まし
い。なお、吸引管7の先端をボトルの口を通過し得る大
きさのラッパ状に広げて、なるべくボトル底面Waの全
面が熱気の流れに触れるようにしても良い。
を貫通して外部に突出し、排気手段8であるブロアまた
は排気ポンプに接続されている。次に、上記内面加熱装
置によるボトルWの内面加熱方法を述べる。
処理など、ボトルWの処理目的に合わせた温度を予め温
度調節計4に設定しておく。電気ヒータ2に通電して熱
気容器1内の温度を設定温度に昇温させる。
する。このとき、ボトルWの口をシール6に密着させて
取り付ける。続いて、ブロア(排気手段)8を始動さ
せ、吸引管7を通してボトルW内の気体を吸引する。こ
の吸引により熱気容器1内の一定温度の熱気がボトルW
内に流れ込み、ボトルの底面Waの部分までいきわたっ
てボトル内面が均一に加熱される。したがって、例えば
乾燥を目的とする場合であれば、ボトル内面の水分はボ
トルの底面Waに付着しているものも含めて全面的に急
速に蒸発気化し、ブロア8で吸引されて強制的に排除さ
れるから、極めて迅速に乾燥する。
後、ボトルWを開口5から取り外し冷却する。かくし
て、この実施形態によれば、次のような種々の効果が得
られる。
部まで均一に流れ込んで、ボトル内面をむらなく加熱し
て吸引排出されることから、ボトルW内を一定温度に均
一に且つ容易に加熱できる。
W内に熱気を導入するため、ボトルW内の水分等の汚れ
をきれいに排除できる。また、熱気容器1内の熱気を温
度制御するため、加熱温度の変更も簡単にできる。
ことができるから、熱気により作業環境が悪化するおそ
れもない。なお、ブロア8の排気量に見合う流量で熱気
容器1に外気を連続的に導入しつつ、その外気を十分な
容量のヒータ2で加熱するようにすれば、連続的に長時
間処理することも可能である。その場合、熱気容器1内
に導入する外気を、ブロア8の排気と熱交換させて予熱
するようにしても良い。
らず、例えばガスバーナやスチームヒータなど、他の公
知の加熱手段を用いることができる。
例えばピクニックボトルやランチジャー等のような断熱
性のボトルの内面の乾燥,塗装の焼き付け,焼成処理等
を行う際に、当該ボトル内に挿入した吸引管を通して吸
引しつつ予め温度制御された熱気をボトル内に送りこん
で内面加熱を行うため、一定温度に管理された熱気がボ
トル底面の部分まで均一に流れこんで、ボトル内面をム
ラなくかつ迅速に容易に加熱処理できるという効果を奏
する。
た断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定温度の熱気を供給する熱気容器の開
口に断熱性ボトルを気密に連結し、その連結した開口か
ら該ボトル内に挿入した吸引パイプを通して吸引するこ
とにより、熱気容器内の熱気を断熱性ボトル内に流しこ
みつつ所定時間保持し、その後当該ボトルを取り外して
冷却することを特徴とする断熱性ボトルの内面加熱方
法。 - 【請求項2】 加熱手段と温度調節手段とを備えると共
に断熱性ボトルを気密に接続する開口を設けた熱気容器
と、一端を前記開口に取り付けた断熱性ボトル内に挿入
可能に前記開口から突出させて前記熱気容器内に配設し
た吸引管と、この吸引管の他端に接続した排気手段とを
備えたことを特徴とする断熱性ボトルの内面加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11301997A JP3414983B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11301997A JP3414983B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10296183A JPH10296183A (ja) | 1998-11-10 |
JP3414983B2 true JP3414983B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=14601410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11301997A Expired - Fee Related JP3414983B2 (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 断熱性ボトルの内面加熱方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3414983B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11301997A patent/JP3414983B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10296183A (ja) | 1998-11-10 |
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