JP3414565B2 - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JP3414565B2
JP3414565B2 JP32214395A JP32214395A JP3414565B2 JP 3414565 B2 JP3414565 B2 JP 3414565B2 JP 32214395 A JP32214395 A JP 32214395A JP 32214395 A JP32214395 A JP 32214395A JP 3414565 B2 JP3414565 B2 JP 3414565B2
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    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンターや、フ
ァクシミリあるいは複写機等の電子写真方式を採る画像
形成装置に用いる接触帯電装置に関するもの、より詳し
くは、電圧を印加した帯電用部材を被帯電体に接触させ
ることによって帯電させる接触帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採る画像形成装置の接触
帯電器としては、一般に、電圧を印加した導電性のブレ
ードや、導電性のチューブあるいは導電性の弾性ローラ
を被帯電体に接触させる形式のものが広く採用されてい
る。
【0003】ところが、ブレードを用いるものは、構造
が簡単で小型化し得る利点を有する反面、被帯電体に摺
接させなければならない関係上、被帯電体の表面に傷を
つけたり、電荷が直接注入されるため帯電電位が不安定
かつ不均一になる不都合を有しており、また、導電性の
ブラシを用いるものは、被帯電体に傷をつけることが少
ない反面、被帯電体との摺接により直接電荷が注入され
る結果、刷毛状の帯電ムラが発生したり、一部が帯電不
良を起こすといった不都合を有し、さらに、導電性のロ
ーラを用いたものは、安定かつ均一な帯電を可能にし得
る反面、強い圧接力によりローラが変形して帯電不良を
起すといった不都合を有している。
【0004】このような不都合を解消すべく、特開平5
−72869号公報に開示された接触帯電装置は、薄い
導電性ベルトをローラによって駆動しつつ感光体ドラム
に接触させて帯電させるるようにしたもので、このもの
は、感光体ドラムに傷を付けることなく効果的な帯電を
可能にし得る反面、ローラと感光体ドラムとの間で周速
に若干の違いが生じても、ニップの位置、つまり導電性
チューブと感光体ドラムとの接触位置にずれが生じた
り、ニップ位置前後の放電領域におけるエアギャップが
変動して帯電ムラを惹起するといった不都合が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
被帯電体に傷を付けることなく均一な帯電を可能とする
新たな接触帯電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための接触帯電装置として、回転
する被帯電体上に静電気的に吸着して該被帯電体に放電
による帯電を行う柔軟な無端状薄膜材よりなる導電性
部材と、上記被帯電体から離間して配設され、かつ上記
導電性部材が張力を受けて伸張した状態で上記被帯電体
とともにつれ回りべく吸着力に抗して上記導電性部材
を保持する支持部材とによって構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1、図2は、本発明の一実施例をなす
接触帯電装置とその帯電原理を示したものである。
【0008】図において符号10は、被帯電体としての
感光体ドラム30に接触してその表面全体を均一に帯電
する、導電性部材としての導電性チューブで、この導電
性チューブ10は、感光体ドラム30から離間して配設
した支持部材20に支持された状態で、感光体ドラム3
0の表面に静電的に吸着し、かつ感光体ドラムとの間で
相対的な移動を生じることなく一体的に回動して、その
表面全体に均一を帯電するように構成されている。
【0009】このため、この導電性チューブ10は、感
光体ドラム30の有効画像領域を覆う巾を有し、かつ一
方を支持部材20に支持された自由状態のもとにおい
て、支持部材20をほぼ1つの焦点とする楕円を画くよ
うな長さの無端帯として形成され、さらに、感光体ドラ
ム30に対して大きな摩擦力をもって接触し合うよう、
感光体ドラム30との間の静止摩擦係数の値が0.1以
上あるようなやわらかい導電性の薄膜体として構成され
ている。
【0010】この導電性チューブ10には、支持部材2
0に接続した電源40からの電圧がスイッチ50を介し
て印加されるように構成され、ここに印加された電圧を
もって感光体ドラム30の表面に均一な帯電をするよう
に構成されている。
【0011】他方、この導電性チューブ10を支持する
支持部材20は、感光体ドラム30との間で相対的な移
動を生じさせることなく導電性チューブ10をつれ回り
させる必要があり、このため、この支持部材20を固定
の丸棒として形成した場合には、その表面をテフロン等
の摩擦係数の小さな素材によりコーティングして、少く
とも感光体ドラム30との間の摩擦力よりも小さくする
ことが不可欠である。
【0012】つぎに、このように構成した装置の動作と
その帯電原理について説明する。導電性チューブ10に
電圧が印加されず、かつ感光体ドラム30が停止してる
状態、つまり非動作状態のもとでは、支持部材20に支
持された導電性チューブ10の一部は、図1(a)ある
いは図2の破線で示したように、感光体ドラム30の表
面に位置Paで接触している。
【0013】この状態から感光体ドラム30が回転を始
め、また導電性チューブ10に電圧が印加されると、図
1(b)あるいは図2の実線で示したように、この導電
性チューブ10は、感光体ドラム30との間に生じる静
電的吸引力により感光体ドラム30の表面に吸引され、
かつこの表面との間の摩擦により回転方向へ引っ張ら
れ、位置Pfへと変位する。
【0014】いま、図2において、感光体ドラム30が
導電性チューブ10から受ける当接力をQ、摩擦力を
f、f’、導電性チューブ10が感光体ドラム30から
受ける垂直抗力をN、導電性チューブ10に働く張力の
作用点をPt、導電性チューブ10に働く張力をT、張
力Tと摩擦力fの各作用方向との間の角をαとすると、
導電性チューブ10に働く張力Tは、 T=f・cosα となり、また、導電性チューブ10と感光体ドラム30
の静止摩擦係数をμとすると、摩擦力f、f’はμNで
与えられるから、当接力Qと張力Tとは、 T=μQ・cosα として表わされる。
【0015】この状態から感光体ドラム30が矢印a方
向に回転を始めると、垂直抗力Nに比例する摩擦力fが
導電性チューブ10に働き、その結果、導電性チューブ
10と感光体ドラム30との接触位置は位置Paから位
置Pfへと移り、同時に、導電性チューブ10は、支持
部材20と接触領域Pfとの間で張力Tを受けて伸張
し、摩擦力fの作用方向との間のなす角αが最小となっ
て、ここに、安定的な帯電作用を可能とする放電領域R
が形成される。
【0016】なお、これと同時に、支持部材20と接触
領域Pfとの間で導電性チューブ10は橈みが生じるた
め、接触領域Pfの直後の部分にも、帯電作用が行なわ
れる若干の放電領域が形成される。
【0017】そして、この張力Tが導電性チューブ10
の回転阻止力、つまり支持部材20との間の摩擦力を上
回るようになると、導電性チューブ10は当接力Qの如
何に拘りなく、感光体ドラム30との間に相対的なズレ
を生じることなくその回転とともに回転を始め、感光体
ドラム30の表面に残存するトナーや紙粉を乗り越え
て、その面を傷つけることなく安定した帯電を行うこと
になる。
【0018】一方、導電性チューブ10の吸着位置が位
置Paから回転方向下手側の位置Pfへと変位すること
により、導電性チューブ10には、支持部材20との間
に張力Tが生じて直すぐに引伸ばされ、位置Pfから感
光体ドラム30の回転方向上流側に向けて漸増する均一
かつ安定した放電ギャップが形成される。
【0019】ここで、導電性チューブと感光体ドラムと
の間の静電吸着力Fqは、感光体の比誘電率をε、真空
の誘電率をε0 、帯電開始電圧をVth、感光体の膜厚を
dとすると、 Fq=1/2×εε0×Vth2/d2 であり、
【0020】また、電圧を印加したとき、導電性チュー
ブ10が静止状態から動き出す条件は、導電性チューブ
と感光体ドラムの静止摩擦係数をμtp、導電性チューブ
と感光体ドラムの静電吸着力をFq、導電性チューブと感
光体ドラムの機械的当接力をFn、導電性チューブと支持
部材の静止摩擦係数をμts、導電性チューブの支持部材
への当接力をFts 、軸受と支持部材の静止摩擦係数をμ
js、支持部材の軸受支持力をFjs とすると、
【0021】支持部材が固定されている場合は、μtp・
(Fq+Fn)>μts・Fts 好ましくは、μtp≧0.1、μts≦0.7、より好まし
くは、μtp>μts 支持部材が回転可能な場合は、 μtp・(Fq+Fn)>μjs・Fjs 好ましくは、μtp≧0.1、μjs≦0.7、より好まし
くは、μtp>μjs
【0022】また、導電性チューブが動き始めてから安
定的につれ回りする条件としては、導電性チューブと支
持部材の動摩擦係数をμmts 、軸受と支持部材の動摩擦
係数をμmts とすると、
【0023】支持部材が固定されている場合は、 μtp・(Fq+Fn)>μmts ・Fts 好ましくはμtp≧0.1、μmts ≦0.6、より好まし
くは、μtp>μmts 支持部材が回転可能な場合は、 μtp・(Fq+Fn)>μmjs ・Fjs 好ましくはμtp≧0.1、μmts ≦0.6、より好まし
くは、μtp>μmjs となる。
【0024】そして、充分に大きな摩擦力fを得て、導
電性チュ−ブ10が安定してつれ回るためには、導電性
チュ−ブ10と感光体ドラム30との間で働く静電吸着
力fqを大きくする必要があり、そのため放電開始電圧V
thがVth≧300V、膜厚dがd≦50μmなる感光体
ドラム30を用いることが望ましい。ところで、以下
は、つれ回りさせるための手段、ニップ位置を一定に維
持する手段及び放電ギャップの変動を抑える手段等に関
する本発明の幾つかの実施例を示したものである。
【0025】図3は、導電性チューブを安定的につれ回
りさせるための手段に関する本発明の実施例を示したも
のであって、同図(a)に示した実施例は、導電性チュ
ーブ10を、感光体ドラム30との間の摩擦係数が大き
な導電性の外層11と、支持部材20との間の摩擦係数
が小さな素材よりなる内層12との積層体として構成す
ることにより、その安定的なつれ回りを可能にしたもの
である。
【0026】また、図3(b)に示した実施例は、導電
性チューブ10を、導電材よりなる外層11と絶縁材よ
りなる内層12とにより構成するとともに、支持部材2
0に外層11と同極性のバイアス電圧を印加し、静電反
発力を利用して導電性チューブ10と支持部材20との
間の摩擦力を軽減するようにしたものである。
【0027】またさらに、図3(c)に示した実施例
は、導電材よりなる支持部材20の表面に絶縁層21を
被覆するとともに、支持部材20に導電性チューブ10
と同極性のバイアス電圧を印加し、静電反発力を利用し
て導電性チューブ10と支持部材20との間の摩擦力を
軽減するようにしたものである。
【0028】なお、これらの実施例は、いずれも支持部
材20が固定されている形式のものであり、また、これ
らの支持部材20は、薄い板材を用いて中空に形成する
こともできる。
【0029】一方、図4は、回転可能な支持部材を用い
て導電性チューブを安定的につれ回りさせるようにした
実施例に関するものである。図4(a)に示した実施例
は、回転自在に支持部材20を支承する軸受23の内面
に、支持部材20との間の摩擦係数が小さな素材よりな
る層24を被覆することによって、導電性チューブ10
がつれ回りする際の抵抗を少なくするようにしたもの
で、支持部材10の表面に軸受25との間の摩擦係数が
小さな素材よりなる層を被覆するようにしても同様の効
果が得られる。
【0030】また、図4(b)に示した実施例は、回転
自在に支持部材20を支承する軸受け23の内面に絶縁
層24を被覆するとともに、この軸受23と支持部材2
0に同極性の電圧を印加し、静電気的反発力を利用して
両者間の摩擦を軽減するようにしたもので、軸受23の
内面に絶縁層24を設ける代りに、支持部材20の表面
に絶縁層を設けても同様の効果を得ることができる。
【0031】これに対して図5は、感光体ドラム30と
導電性チューブ10との間に形成される放電ギャップを
安定的に維持させる手段についての実施例を示したもの
である。
【0032】図5(a)に示した実施例は最も典型的な
もので、支持部材10と感光体ドラム30との接触領域
n、つまりニップnよりも回転方向上流側に、絶縁性の
薄いプレート、もしくは細線よりなる補助支持部材25
を緩く摺接させて、この部分における導電性チューブ1
0の振動を抑えることにより、安定した帯電作用を行わ
せるようにしたもので、この補助支持部材25を設ける
ことにより、膜厚ムラの許容値をさらに上げることがで
きる。
【0033】この補助支持部材25については、これを
接触領域nの下流側と上流側に設けるようにしてもよ
く、また、この補助支持部材25を導電材により形成し
て、これに導電性チューブ10と同極性のバイアス電圧
を印加することにより導電性チューブ10の振動を静電
気的に抑えるように構成することもできる。
【0034】図5(b)に示した実施例は、導電性チュ
ーブ10を支持する支持部材に、補助支持部材の機能を
も付与させるようにしたもので、感光体ドラム30の回
転とともに回転する導電性チューブ10の形状に合わせ
て形成した摩擦係数の小さな支持部材20を用い、これ
によって導電性チューブ10を外側から支持するととも
に、この支持部材20の両端を感光体ドラム30との接
触領域nの近くにまで延出させて、これらの部分を、放
電領域での導電性チューブ10の振動を抑える補助支持
部25、25となしたものである。
【0035】また、図5(c)に示した実施例は、導電
性チューブ10に沿わせて放電領域の近傍にまで延出さ
せた補助支持部材25を導電材により形成し、この補助
支持部材25の導電性チューブ10側の面を絶縁層によ
り被覆するとともに、この補助支持部材25に、導電性
チューブ10とは逆極性のバイアス電圧を印加すること
により、両者間に生じる静電吸引力を利用して、導電性
チューブ10が補助支持部材25から離れようとする動
きを抑えつつ放電領域での振動をなくすようにしたもの
である。
【0036】この実施例では、補助支持部材25に導電
性チューブ10と同極性のバイアス電圧を印加し、静電
反発力により導電性チューブ10を安定的に支持するよ
うに構成することもできる。
【0037】またさらに図5(d)に示した実施例は、
絶縁層21を被覆した導電性支持部材20に、導電性チ
ューブ10と逆極性のバイアス電圧を印加することによ
り、導電性チューブ10を支持部材20側に吸引し、接
触領域nとの間で導電性チューブ10の張力をさらに高
めて放電領域での振動を抑えるようにしたもので、特に
この支持部材20に、引張り方向に長い楕円形状を付与
することにより、導電性チューブ10の支持と均一帯電
作用とをより確実に行なわせることができる。
【0038】図6は、導電性チューブ10の支持と均一
帯電を可能にするさらに別の実施例を示したもので、パ
イプ材により形成した支持部材20のうち、少なくとも
導電性チューブ10と摺接する側の面に微細なエア吐出
孔21を穿設し、支持部材20の内部に導入したエアを
これらのエア吐出孔21から吐出させ、導電性チューブ
10をこのエアの層を介して非接触状態で支持させると
ともに、導電性チューブ10を空気圧により膨出させ
て、放電領域での振動を抑えるようにしたものである。
【0039】またさらに図7に示した実施例は、感光体
ドラム30に対して支持部材20の対側に、フォーム材
のような柔軟な素材よりなる第2の支持部材24を配設
し、導電性チューブ10をこれらの支持部材20、24
により挟持することによって、接触領域nとの間で導電
性チューブ10に張力を付与し、膜厚に多少なバラつき
があっても均一な帯電を行なえるようにしたものであ
る。
【0040】この実施例における第2の支持部材24
は、単なる導電性チューブ10への張力付与機能以外
に、フォーム材により構成した場合には、導電性チュー
ブ10の表面に付着したトナー等を払拭するクリーニン
グ機能をも発揮する。
【0041】図8は、支持部材20を感光体ドラム30
の側方に離間させて配設することにより、支持した導電
性チューブ10を非動作時に感光体ドラム30から離し
ておくようにしたもので、このように構成することによ
り、輸送時においても導電性チューブ10と感光体ドラ
ム30との接触をなくし、感光体ドラム30を汚染させ
るような素材を用いた導電性チューブ10の成形をも可
能にするようにしたものである。
【0042】なお、この場合、重力に逆って導電性チュ
ーブ10を感光体ドラム30に接触させるには、これら
の間に大きな静電機的吸引力を働かせる必要があり、こ
のためには、導電性チューブ10と感光体ドラム30と
の間の距離を5mm以下にする必要があり、また、これら
の間の電位差を絶対値で300V以上にすることが好ま
しい。
【0043】他方、導電性チューブ10については、感
光体ドラムを汚染するような物質を含まない素材で、か
つ、圧縮解放後歪が残り難い素材、例えば、カーボンブ
ラックを混入させたナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂や、ウ
レタンゴム等の素材が好適で、ヤング率が1000Kg/mm2
下の素材を用いて、肉厚が約300μm、外径が7mm以
上のチューブとして形成されるが、さらに、この抵抗値
については、105〜109Ωcmの範囲であることが望ま
しく、この範囲に抵抗値があれば、感光体ドラム30に
ピンホール等の欠陥があっても画像欠陥を起こすことは
ない。なお、この抵抗値については、感光体ドラム30
の周速によって異なり、周速度が大きくなるにつれて抵
抗値の上限を小さい値にする。
【0044】この導電性チューブ10は、その膜厚のば
らつき、つまり(膜厚の標準偏差)/(膜厚の平均値)
を10%以内にすることが必要で、図9に示したよう
に、このばらつきが10%を超えると帯電ムラが大きく
現れる。また、感光体ドラム30と接触する面の表面粗
さ、つまりJIS0601で定義される十点平均粗さRz
については5μm 以下、さらに望ましくは、表面粗さを
2μm 以下にすればミクロな帯電均一性をより向上させ
ることができる。
【0045】この導電性チューブ10は公知の方法、例
えば、溶融押し出し法、キャスティング法で作成するこ
とができ、また、必要に応じて表面を粗らす等の処理が
施される。
【0046】導電性チューブ10の感光体ドラム30へ
の当接力と帯電電位との関係は、図10に示したよう
に、面圧Fqが4Kg/mm2以下では放電のみによる帯電が
可能で、これを越えると電荷注入による帯電が重畳され
てゆく傾向を示し、また、感光体ドラム30との間で相
対的な移動を生じることなく導電性チューブ10がつれ
回りする条件としては、感光体ドラム30と接触する導
電性チューブ10の面圧Fqが0.2Kg/mm2以上あるこ
とが必要である。
【0047】一方、この導電性チューブ10は、感光体
ドラム30との接触領域nの前後における有効画像領域
の巾方向全体において真直性を示すことが必要で、この
真直度が0.1mm以下であると導電性チューブ10と感
光体ドラム30との安定的な接触を確保でき、さらに、
支持部材20の導電性チューブ10と接触する箇所の真
直度が0.1mm以下、感光体ドラム30の真直度が0.
1mm以下、感光体ドラム30と支持部材20との平行度
が0.1mmであれば接触状態はより安定する。
【0048】この真直度についての許容値は、以下に述
べる実験により導電性チューブ10の直径の1/10以
下でなければならないことが確認された。
【0049】カーボンブラックを添加することにより抵
抗値を107Ωcmに調製した直径10mmφ、厚み30μ
m、ヤング率110Kg/mm2、長さ230mmの、表1に示
したナイロンチューブa〜fよりなる導電性チューブ
を、感光体ドラムから距離1mm離して設置した、ステン
レス製の直径7mmφ、長さ240mmの支持部材と、厚み
3mmのスポンジの表面に厚みが150μm のフッ素樹脂
テープを粘着した第2の支持部材との間で、線圧1g/c
mで挟持するとともに、これを、周速30mm/secで回転
する直径60mmφのアルミニウム素管に機能分離負帯電
型有機光導電層を20μm厚みに形成した感光体ドラム
に接触させつつ、上記支持部材を介して感光体ドラムに
−1150Vの直流電圧を印加し帯電処理して、帯電後
の表面電位を計測し、また、この接触帯電装置を600
DPIの画像形成装置に搭載して、A4サイズの普通紙
にドットパターンの画像形成を行ってその評価を行っ
た。
【0050】そして、濃度ムラのない均一な画像を◎、
許容範囲内であるものを○、濃度差が検出されるものの
許容下限ぎりぎりの画像を△、濃度差が顕著で許容範囲
外の画像を×として画像評価を行ったところ、
【0051】
【表1】
【0052】この結果から、導電性チューブの真直度を
導電性チューブの直径の1/10以内とすることで良好
な帯電を行い得ることが確認できた。
【0053】また、直径10mm、真直度が1.0mmの導
電性チューブを用い、真直度の水準を振った支持部材g
〜iで上述と同様な実験を行ない、表面電位のムラにつ
いて画像評価をしたところ、
【0054】
【表2】
【0055】の結果が得られ、このことから、支持部材
の真直度を0.1mm以下にすると画像品質が著しく向上
することが判った。これは、支持部材の真直度を向上さ
せることにより、導電性チューブを蛇行させることなく
感光体ドラムに倣わせてつれ回りさせることができるこ
とを意味している。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、柔軟
な無端状薄膜材よりなる導電性部材を、被帯電体から離
間して配設され、かつ導電性部材が張力を受けて伸張し
状態で被帯電体とともにつれ回りすべく吸着力に抗し
て導電性部材を保持する支持部材により支持したので、
被帯電体に傷を付けることなく、しかも被帯電体との間
の吸着位置の変動と、放電領域での導電性部材の振動を
抑えながら、被帯電体を効果的に、かつ均一に帯電させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は非帯電時と帯電時の状態での本
発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】同上装置の動作原理を示した図である。
【図3】(a)乃至(c)は、いずれも支持手段につい
ての他の実施例を示した図である。
【図4】(a)(b)は、いずれも支持手段についての
さらに別の実施例を示した図である。
【図5】(a)乃至(d)は、いずれも放電ギャップを
一定に維持する手段についての実施例を示した図であ
る。
【図6】さらに別の実施例を示した図である。
【図7】さらに別の実施例を示した図である。
【図8】(a)(b)は、非帯電時と帯電時の状態での
本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図9】膜厚ムラと帯電ムラの関係を示した図である。
【図10】表面電位と面圧とつれ回りとの関係を示した
図である。
【符号の説明】
10 導電性チューブ 20 支持部材 30 感光体ドラム 40 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−20733(JP,A) 特開 平6−149004(JP,A) 特開 平4−86681(JP,A) 特開 平6−266202(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 15/16 103

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する被帯電体上に静電気的に吸着し
    て該被帯電体に放電による帯電を行う、柔軟な無端状薄
    膜材よりなる導電性部材と、 上記被帯電体から離間して配設され、かつ上記導電性部
    材が張力を受けて伸張した状態で上記被帯電体ととも
    つれ回りべく吸着力に抗して上記導電性部材を保持す
    る支持部材と、 からなる接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 上記導電性部材を、膜厚ムラが10%以
    内の薄膜材により構成したことを特徴とする請求項1記
    載の接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 上記導電性部材の巾方向真直度の許容値
    を、該導電性部材の直径の1/10以内にすることを特
    徴とする請求項1記載の接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 上記支持部材を固定された部材として構
    成したことを特徴とする請求項1記載の接触帯電装置。
  5. 【請求項5】 上記支持部材を上記導電性部材とともに
    回転する部材として構成したことを特徴とする請求項1
    記載の接触帯電装置。
  6. 【請求項6】 非帯電時に、上記導電性部材が上記被帯
    電体から離間するよう上記支持部材を配設したことを特
    徴とする請求項1記載の接触帯電装置。
  7. 【請求項7】 上記導電性部材の静電気的吸着位置近傍
    に、放電ギャップの変動を防止する部材を臨ませたこと
    を特徴とする請求項1記載の接触帯電装置。
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