JP3414204B2 - 画像表示方法及び画像表示装置 - Google Patents

画像表示方法及び画像表示装置

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JP3414204B2
JP3414204B2 JP16425897A JP16425897A JP3414204B2 JP 3414204 B2 JP3414204 B2 JP 3414204B2 JP 16425897 A JP16425897 A JP 16425897A JP 16425897 A JP16425897 A JP 16425897A JP 3414204 B2 JP3414204 B2 JP 3414204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示方法及び
画像表示装置に係り、さらに詳しくは、時間幅変調(P
WM)方式により、各画素の発光時間を画像信号の濃淡
に比例させて階調画像を表示する画像表示方法及び画像
表示装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の画像表示装置の一構成
例を示した概略図である。この画像表示装置は、画像を
表示する表示部(スクリーン)1と、表示部1へ画像デ
ータを供給する信号供給部2とにより構成される。
【0003】表示部1は、マトリクス状あるいは任意に
配置された複数の表示モジュール3により構成され、各
表示モジュール3は、マトリクス状あるいは任意に配置
された複数の画素ブロック50により構成される。な
お、表示部1を構成する表示モジュール3の数は、表示
部1のサイズ等に応じて任意に決定されるものである。
【0004】また、各表示モジュール3は、いずれかの
モジュール群30に属しており、モジュール群30内に
おいて、バッファ30B及び終端部30Tを備えた伝送
路30Lに接続されている。この伝送路30Lは、バッ
ファ30Bで増幅された信号供給部2からの画像データ
を、各表示モジュール3へ分配するための伝送路であ
り、画像データ、タイミング信号を伝送する2系統の信
号線からなる。
【0005】信号供給部2は、アナログ映像信号をデジ
タル信号へ変換するA/D変換部20と、デジタル化さ
れた映像信号を記憶保持するバッファメモリ211〜2
13と、これらの回路にタイミング信号を供給するタイ
ミング発生部22とにより構成される。
【0006】A/D変換部20は、タイミング発生部2
2からのタイミング信号に基づいて、入力されたテレビ
信号、ビデオ信号等のサンプリングを行って、所定のビ
ット数のデジタル映像信号を出力する。このデジタル映
像信号は、表示部1を構成する各画素についての画像デ
ータである。ここでは、D0を最下位ビット(LS
B)、D5を最上位ビット(MSB)とする6ビットの
デジタル信号D0〜D5へ変換するものとする。
【0007】これらの画像データD0〜D5は、バッフ
ァメモリ211〜213により記憶保持され、各モジュ
ール群30へ出力される。ここでは、それぞれのモジュ
ール群30に対応した3つのバッファメモリ211〜2
13を備えており、画像データは、対応する画素の属す
るモジュール群30に応じて、いずれかのバッファメモ
リ211〜213に記憶保持される。このため、A/D
変換部20から出力される画像データを、より低速(こ
の場合、約1/3)の伝送速度で、各モジュール群30
へ伝送することができる。
【0008】図13は、図12に示した画素ブロック5
0の構成を示した図である。この画素ブロック50は、
複数の画素4Lと、これらの画素4Lを駆動するドライ
バ回路4Dと、ドライバ回路4Dへ駆動信号を出力する
駆動回路40とにより構成される。ここでは、駆動回路
40が4個の画素4Lを駆動制御している。
【0009】この駆動回路40は、画像データを所定の
時間幅のパルス信号に変換するPWM(Pulse W
ide Modulation)制御回路である。画像
メモリ401は、各画素4Lごとに6ビットの画像デー
タを記憶保持している。カウンタ402は、5ビットの
計数値がクロック信号CK0により更新され、フィール
ド周期で一巡する。
【0010】この計数値の下位2ビットは、画像メモリ
401へアドレス信号として供給され、画像メモリ40
1は記憶している4個の画像データを順にセレクタ40
3へ出力する。計数値の上位3ビットは、サブフィール
ドを選択するための信号であり、1フィールド内におい
て6個のサブフィールドが順次に選択される。
【0011】セレクタ403は、選択されたサブフィー
ルドに基づいて、6ビットの画像データから1ビットを
選択して出力する。この出力データは、各画素4Lのオ
ン又はオフを行うための駆動データである。シフトレジ
スタ404は、各画素4Lについてシリアルに出力され
る駆動データをパラレルデータに変換し、ラッチ405
がこのデータを記憶保持する。
【0012】切込信号発生回路406は、画像データの
各ビットに重み付けを行う回路であり、各画素4Lに対
する駆動信号をゲート回路407において強制的にオフ
にするための切込信号を出力する。この切込信号により
各サブフィールドにおける発光時間幅が規定される。
【0013】従って、駆動回路50は、6ビットの画像
データに基づいて64階調の表示を行うものであり、1
フィールドが6個のサブフィールドにより構成され、画
像データの各ビットがそれぞれサブフィールドに対応し
ている。
【0014】即ち、各サブフィールドにおける発光時間
は、それぞれ「1」、「2」、「4」、「8」、「1
6」、「32」であり、サブフィールド制御手段として
のセレクタ403が、画像データの各ビットを対応する
サブフィールドのオン/オフ信号とし、6種類のオン/
オフ信号の組み合わせにより64(26)階調の画像を
表示する。
【0015】例えば、表示データが64階調の「8」で
あれば、時間幅「8」のサブフィールドにおいてのみオ
ン信号が出力される。また、表示データが「7」であれ
ば、時間幅が「1」、「2」、「4」の各サブフィール
ドにおいてオン信号が出力される。即ち、セレクタ40
3は、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、
各サブフィールドにおいて点灯制御を行い、1フィール
ド周期において、画像データに対応した発光時間だけ画
素を点灯させるサブフィールド制御手段である。
【0016】図14は、この様な画像表示装置にフィー
ルド周波数の異なる映像信号を入力した場合の様子を示
したタイミングチャートである。図14の(a)は、N
TSC方式に対応した画像表示装置にPAL方式の映像
信号を入力した場合の駆動信号を示しており、(b)は
セレクタ403において選択される画像データのビット
データを示した図である。
【0017】この画像表示装置はNTSC方式に対応し
て調整された装置であるため、そのフィールド周期は1
/60秒であり、このフィールド周期が6個のサブフィ
ールドに分割される。各サブフィールドにおいて、セレ
クタ403がいずれかのビットデータD0〜D5を選択
し、そのビットデータが「1」であれば、画素4Lに対
し駆動信号が出力される。この様にして、1フィールド
は1/60秒で完了し、この期間において64階調の画
像を表示することができる。
【0018】ところが、PAL方式のフィールド周期は
1/50秒であり、PAL方式の映像信号を入力した場
合には、このフィールド周期で画像データが更新される
ことになる。このため、両方式のフィールド周期の差△
t(=1/300秒)の期間において、NTSC方式の
フィールド周期についての発光時間幅に変換された画像
データの一部が再表示されることになる。
【0019】この様な再表示は、一般に、画素4Lの輝
度の誤差となって現れる。即ち、△tの期間における再
表示は、画像データの特定ビットD0のみに基づいて行
われる画素のオン/オフ制御であり、特定ビットD0の
データは6ビットで表現される画像データD0〜D5に
は必ずしも比例していない。このため、画素4Lの輝度
が、画像データに比例しなくなるという問題を生ずる。
【0020】例えば、画像データが64階調の「32」
であれば、NTSC方式本来のフィールド周期である1
/60秒間に、画像データ「32」に相当する時間、即
ち、1/60×32/63=8.47(m秒)だけ画素
を発光させる。しかし、ビットデータD0は「0」であ
るため、△tの期間に画素を発光させることはない。こ
の結果、PAL方式のフィールド周期20.00m秒
(1/50m秒)において8.47m秒の発光が行われ
るのみである。
【0021】各画素4Lの輝度は、発光デューティ比、
即ち、駆動信号のデューティ比に比例する。この場合、
発光デューティ比は8.47/20.00=0.423
である。従って、画素の輝度は最大輝度の42.3%に
なるが、本来の画像データは、最大輝度の32/63=
50.8(%)であり、表示画像における輝度の誤差は
16.7%にもなってしまう。
【0022】このような輝度の誤差は、画像データの値
により変化するため、全ての画像データ「1」〜「6
3」について、同じ計算方法により誤差を算出し、その
平均値を求めると14.7%である。このため、この様
な画像表示装置において、フィールド周期の異なる映像
信号を入力し、正しく階調画像を表示することはできな
かった。
【0023】この様な問題を解決すべく、本願の発明者
らは、平成9年特許願第75735号において、フィー
ルド周波数の異なる映像信号をも正しく表示することが
できる画像表示装置を提案した。図15は、この先願に
係る画像表示装置の一構成例を示した概略図である。こ
の画像表示装置は、図12に示した画像表示装置とほぼ
同様の回路であり、画素ブロック51の構成のみが異な
る。
【0024】図16は、図15に示した画素ブロック5
1の構成が示されている。この画素ブロック51は、複
数の画素4Lと、これらの画素4Lを駆動するドライバ
回路4Dと、ドライバ回路4Dへ制御信号を出力する駆
動回路41により構成され、駆動回路41が4個の画素
4Lを駆動制御している。
【0025】この駆動回路41もPWM制御回路であ
る。画像メモリ401は、各画素4Lごとに6ビットの
画像データを記憶保持している。カウンタ412は、8
ビットの計数値がクロック信号CK1より更新され、フ
ィールド周期で一巡する。
【0026】この計数値の下位2ビットは、画像メモリ
401へアドレス信号として供給され、画像メモリ40
1に記憶されている4個の画像データがコンパレータ4
13へ順に入力される。また、計数値の上位6ビットも
比較データとしてコンパレータ413へ入力される。
【0027】コンパレータ413は、これらの画像デー
タと比較データとを比較し、画像データが比較データよ
りも大きければ画素4Lをオンするための駆動データを
出力する。シフトレジスタ404は、各画素4Lについ
てシリアルに出力される駆動データをパラレルデータに
変換し、ラッチ405がこのパラレルデータを記憶保持
する。このため、1フィールド内で画像データに基づく
時間幅だけ、画素4Lを駆動することができる。
【0028】ここで、カウンタ412の計数値の上位6
ビットb2〜b7は、そのビット順序を並び替えてコン
パレータ413へ入力される。即ち、最上位ビット(M
SB)b7が、コンパレータ413の最下位ビット(L
SB)b0として入力され、MSBより1ビット下位の
ビットb6が、コンパレータ403のLSBより1ビッ
ト上位のビットb1として入力され、残るビットb2〜
b5がコンパレータ403のビットb2〜b5としてそ
れぞれ入力されている。
【0029】この様にすれば、1フィールドが4個のサ
ブフィールドに等分され、駆動信号も4等分されて各サ
ブフィールド内に配置され、表示の繰り返し周期は見か
け上4倍になる。なお、カウンタ412はフィールド周
期で一巡するため、カウンタ412、コンパレータ41
3間でビット順序を入れ替えても、1フィールド内にお
ける駆動データ出力の累積時間幅は変化しない。即ち、
コンパレータ413は、1フィールドをn個のサブフィ
ールドに略等分し、各サブフィールドにおいて発光時間
の略1/nだけ点灯制御するサブフィールド制御手段で
ある。
【0030】図17は、この様な画像表示装置にフィー
ルド周波数の異なる映像信号を入力した場合の様子を示
したタイミングチャートである。図17の(a)は、P
AL方式に対応した画像表示装置にPAL方式の映像信
号を入力した場合であり、(b)はNTSC方式に対応
した画像表示装置にPAL方式の映像信号を入力した場
合であり、いずれの画像表示装置の場合も見かけ上のフ
ィールド周波数は4倍になっている。
【0031】図17の(a)に示したPAL対応の装置
の場合、1フィールドは1/50秒で完了し、この期間
に発光時間幅に変換された画像データを4等分した駆動
信号Da〜Ddが順に出力され、64階調の画像を表示
している。
【0032】一方、図17の(b)に示したNTSC対
応の装置の場合、1フィールドは1/60秒で完了し、
この期間に64階調の画像を表示しているが、入力され
る映像信号のフィールド周期はPAL方式の1/50秒
であり、この周期で画像データが更新されている。この
ため、両方式のフィールド周期の差△t(=1/300
秒)の期間において、画素の発光時間幅に変換された画
像データの一部Daが再表示されることになる。
【0033】この場合、図12に示した画像表示装置と
は異なり、この△tの期間における再表示は階調表示で
ある。即ち、駆動データDaは1フィールドにおける駆
動データ(Da+Db+Dc+Dd)の1/4であり、
画像データに基づく各画素の濃淡に比例している。この
ため、NTSC方式に対応して調整された画像表示装置
であっても、見かけ上のフィールド周波数を4倍にする
ことにより、PAL方式の画像データを入力した場合に
表示される輝度の誤差を低減することができる。
【0034】例えば、ある画素の画像データが64階調
の「32」であれば、NTSC方式本来の1フィールド
である1/60秒間に1/60×32/63=8.47
(m秒)だけ画素を発光させ、さらに、△tの期間に画
像データを4分割した「8」に相当する時間1/60×
8/63=2.12(m秒)だけ画素を発光させること
になる。
【0035】この結果、PAL方式のフィールド周期2
0.00m秒(1/50m秒)における累積発光時間
は、8.47+2.12=10.58(m秒)となる。
従って、PAL方式のフィールド周期における発光デュ
ーティ比は、10.58/20.00=0.529とな
り、輝度は最大輝度の52.9%になる。一方、本来の
画像データは、32/63=50.8(%)であるの
で、表示画像における輝度の誤差は僅か4.1%にすぎ
ない。
【0036】このような輝度の誤差は、画像データの値
により変化するため、全ての画像データ「1」〜「6
3」について、同じ計算方法により誤差を算出し、その
平均値を求めると6.4%になった。この誤差は僅かな
ものであり、視覚的には影響が認められないことが実験
により確認されている。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】マトリクス型の平面デ
ィスプレイでは、図18に示すようにX、Yの2種類の
制御電極を直交させて配置し、これらの制御電極の交点
に画素4Lを配置している。この様な画像表示装置の場
合、一般に、画素4LをX方向に数十個、Y方向に数十
個配列させて、画素ブロック50、51を形成する場合
が多い。このため、1つの駆動回路が1000個以上の
画素4Lを制御することになる。また、コスト低減のた
めには1つの駆動回路がより多くの画素4Lを制御でき
ることが望ましい。
【0038】さらに、この様な画像表示装置は、一般
に、高画質を得るために1000階調以上の画像を表示
することになるが、画質をより向上させるためには、さ
らに画像データのビット幅を広げて、階調数を増大させ
ることが必要となる。
【0039】ところが、図16に示した先願に係る画素
ブロック51を用いた場合、画像データがgビットで表
現され、1つの駆動回路41がp個の画素4Lを駆動す
るならば、1フィールド周期内において、画像メモリ4
01の読み出しを2g×p回行う必要がある。
【0040】例えば、1000階調の画像表示を行う1
000個の画素4Lを駆動制御する場合には、1フィー
ルド周期における画像メモリ401の読み出し回数は
1,000,000回にもなり、NTSC方式の場合で
あれば、画像メモリ401の読み出し周期は16.7n
秒になる。また、画像メモリ401の読み出し周期が、
カウンタ412のクロック信号CK1の2周期分に相当
するならば、クロック信号CK1の周波数は120MH
zにもなる。
【0041】従って、先願に係る画素ブロック51を用
いた場合、画像メモリ401、カウンタ412、コンパ
レータ413等に特殊で高価な部品を使用することが必
要になり、画像表示装置を安価に提供することができな
い。また、1つの駆動回路41が制御する画素数を減少
させた場合には、画像表示装置を構成するために必要な
駆動回路41の数が増大し、画像表示装置を安価に提供
することができない。
【0042】一方、図13に示した従来の画素ブロック
50を用いた場合、画像データがgビットで、1つの駆
動回路40がp個の画素4Lを駆動するならば、1フィ
ールド周期内において、画像メモリ401をg×p回だ
け読み出せばよい。このため、1個の駆動回路40が1
000個の画素4Lを1000階調で制御する場合に
は、NTSC方式の場合でも、画像メモリ401の読み
出しの周期は1660n秒であり、クロック信号CK0
の周波数は0.12MHzに過ぎない。
【0043】しかしながら、従来の画素ブロック50
は、上述した通り、フィールド周期内における発光時間
の配置が時間的に偏っているため、例えばNTSC方式
とPAL方式のように、走査周波数の異なる(フィール
ド周期の異なる)映像信号を入力して画像表示を行う場
合に、画素の実際の発光輝度と画像データとの間に大き
な誤差を生じてしまうという問題があった。
【0044】さらに、図16に示した先願に係る画素ブ
ロック51は、予め定められた2つのフィールド周波数
の映像信号に関し、表示輝度の誤差を低減するものであ
り、3種以上のフィールド周波数の映像信号に対応させ
ることは出来ず、任意のフィールド周波数の映像信号に
対し、正しい輝度で階調表示を行うことができるもので
はなかった。
【0045】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、フィールド周波数の異なる映像信号を高画質
で表示する画像表示方法を提供し、また、フィールド周
波数の異なる映像信号を表示することのできる高画質の
画像表示装置を安価に提供することを目的とする。
【0046】また、本発明は、所定のフィールド周波数
以下の任意のフィールド周波数の映像信号を高画質で表
示することができる画像表示方法を提供し、また、所定
のフィールド周波数以下の任意のフィールド周波数の映
像信号を表示することのできる高画質の画像表示装置を
安価に提供することを目的とする。
【0047】さらに、本発明は、任意のフィールド周波
数の映像信号を高画質で表示する画像表示方法を提供
し、また、任意のフィールド周波数の映像信号を表示す
ることのできる高画質の画像表示装置を安価に提供する
ことを目的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明による画像表示方
法は、第一のフィールド周期を有する画像データを、第
一のフィールド周期と異なる第二のフィールド周期にお
ける各画素の発光時間に変換し、この発光時間に基づい
て各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像表示方法
であって、第二のフィールドをn個(nは2以上の整
数)のサブフィールドに分割し、サブフィールド周波数
を第一のフィールド周波数及び第二のフィールド周波数
の最小公倍数と略同一とし、各サブフィールドにおいて
上記発光時間の略1/nだけ各画素を点灯させるように
構成される。なお、第一のフィールド周波数とは、第一
のフィールド周期に対応した周波数であり、第二のフィ
ールド周波数とは、第二のフィールド周期に対応した周
波数である。
【0049】また、本発明による画像表示方法は、第一
のフィールド周期を有する画像データを、第一のフィー
ルド周期と異なる第二のフィールド周期における各画素
の発光時間に変換し、この発光時間に基づいて各画素を
点灯させ、階調画像を表示する画像表示方法であって、
第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)のサブフ
ィールドに分割し、サブフィールド周波数を第一のフィ
ールド周波数及び第二のフィールド周波数の最小公倍数
よりも高くし、各サブフィールドにおいて上記発光時間
の略1/nだけ各画素を点灯させるように構成される。
【0050】また、本発明による画像表示方法は、第一
のフィールド周期を有する画像データを、第一のフィー
ルド周期と異なる第二のフィールド周期における各画素
の発光時間に変換し、この発光時間に基づいて各画素を
点灯させ、階調画像を表示する画像表示方法であって、
第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)のサブフ
ィールドに分割し、各サブフィールドにおいて上記発光
時間の略1/nだけ各画素を点灯させ、第二のフィール
ド終了時に選択されているサブフィールドの終了後に、
次フィールドの画像データに基づいて各画素を点灯させ
るように構成される。
【0051】一方、本発明による画像表示装置は、第一
のフィールド周期を有する画像データを、第一のフィー
ルド周期と異なる第二のフィールド周期における各画素
の発光時間に変換し、この発光時間に基づいて各画素を
点灯させ、階調画像を表示する画像表示装置にであっ
て、上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期
ごとに記憶データが更新される画像記憶手段と、サブフ
ィールド周波数が第一のフィールド周波数及び第二のフ
ィールド周波数の最小公倍数と略同一となるように、第
二のフィールドをn個(nは2以上の整数)に分割した
サブフィールドを順次に選択するサブフィールド選択手
段と、選択された各サブフィールドにおいて、画像記憶
手段が保持する発光時間の略1/nだけ各画素を点灯す
るサブフィールド制御手段とを備えて構成される。
【0052】また、本発明による画像表示装置は、第一
のフィールド周期を有する画像データを、第一のフィー
ルド周期と異なる第二のフィールド周期における各画素
の発光時間に変換し、この発光時間に基づいて各画素を
点灯させ、階調画像を表示する画像表示装置であって、
上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期ごと
に記憶データが更新される画像記憶手段と、サブフィー
ルド周波数が第一のフィールド周波数及び第二のフィー
ルド周波数の最小公倍数よりも高くなるように、第二の
フィールドをn個(nは2以上の整数)に分割したサブ
フィールドを順次に選択するサブフィールド選択手段
と、選択された各サブフィールドにおいて、画像記憶手
段が保持する発光時間の略1/nだけ各画素を点灯する
サブフィールド制御手段とを備えて構成される。
【0053】また、本発明による画像表示装置は、上記
サブフィールド制御手段が、発光時間の略1/nだけ画
素を点灯制御するための駆動データであって、サブフィ
ールド及び発光時間の各組み合わせに対応して予め求め
られたデータをデータテーブルとして記憶する駆動デー
タ記憶手段を備えて構成される。
【0054】また、本発明による画像表示装置は、第一
のフィールド周期を有する画像データを、第一のフィー
ルド周期と異なる第二のフィールド周期における各画素
の発光時間に変換し、この発光時間に基づいて各画素を
点灯させ、階調画像を表示する画像表示装置であって、
上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期ごと
に記憶データが更新される第一の画像記憶手段と、第二
のフィールドをn個(nは2以上の整数)に分割したサ
ブフィールドを順次に選択するサブフィールド選択手段
と、第一の画像記憶手段より出力される発光時間を記憶
保持し、第一のフィールド終了時に選択されているサブ
フィールドの終了時に記憶データが更新される第二の画
像記憶手段と、選択された各サブフィールドにおいて、
第二の画像記憶手段が保持する発光時間の略1/nだけ
各画素を点灯するサブフィールド制御手段とを備えて構
成される。
【0055】また、本発明による画像表示装置は、上記
サブフィールド制御手段が、発光時間の略1/nだけ画
素を点灯制御するための駆動データであって、サブフィ
ールド及び発光時間の各組み合わせに対応して予め求め
られたデータをデータテーブルとして記憶する駆動デー
タ記憶手段を備えて構成される。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を用いて説明する。なお、従来の画像表示装置及
び先願に係る画像表示装置の構成部分に相当するものに
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】実施の形態1.実施の形態1では、フィー
ルド周波数100Hzの映像信号に対応して調整され、
64階調の画像表示を行う画像表示装置に、フィールド
周波数が90Hzの映像信号を入力して階調表示を行う
場合を例にとって説明する。即ち、第一のフィールド周
波数(映像信号の走査周波数)が90Hzであり、第二
のフィールド周波数(装置の動作周波数)が100Hz
である。
【0058】サブフィールドの周波数を各フィールド周
波数100Hz、90Hzの最小公倍数である900H
zにすれば、サブフィールドは9個(900Hz/10
0Hz)になる。そこで、64階調を9個のサブフィー
ルドに等分すれば、各サブフィールドにおいて8階調の
表示を行うことになる。
【0059】また、各サブフィールドにおいて、幅t
o、幅to×2、幅to×4の駆動パルスを必要に応じ
て順次に出力し8階調を表示するならば、第二のフィー
ルド周期t2(1/100秒)において27個(9サブ
フィールド×3パルス)のパルス出力期間が必要とな
り、いずれのパルス出力期間もパルス幅to×4と等し
いものとすれば、最小パルス幅toは1/100/(2
7×4)=1/10800秒となる。
【0060】図1は、この様な画像表示装置の一構成例
を示した概略図である。この画像表示装置は、図12に
示した従来の画像表示装置とほぼ同様の回路であり、画
素ブロック52のみが異なる。
【0061】図2は、図1に示した画素ブロック52の
一構成例を示した図である。この画素ブロック52は、
LEDやCRT等の発光体からなる4個の画素4Lと、
これらの画素4Lを駆動する4個のドライバ回路4D
と、各ドライバ回路4Dへ駆動信号を出力する駆動回路
42により構成される。
【0062】駆動回路42は、画像データを所定の時間
幅の駆動パルスに変換するPWM制御回路であり、画像
メモリ401と、カウンタ422と、ROM423と、
シフトレジスタ404と、ラッチ405と、切込回路4
06と、ゲート回路407とを備えて構成され、1つの
駆動回路42が4個の画素4Lの制御を行う。
【0063】画像メモリ401は、伝送路30Lより伝
送された画像データを記憶する画像記憶手段であり、各
画素4Lの画像データを保持している。これらの画像デ
ータは、第一のフィールド周期t1(1/90秒)ごと
に更新される。また、カウンタ422からのアドレス信
号により、いずれかの画像データが選択され読み出され
る。
【0064】カウンタ422は、クロック信号CK2
入力により、計数値が1ずつ増加し、第二のフィールド
周期t2(1/100秒)で一巡する計数回路である。
このカウンタ422は、1フィールド中に27個あるそ
れぞれのパルス出力期間内において、画像メモリ401
へ4つのアドレス信号を順次に出力するため、0から1
07まで計数して、7ビットの計数値b0〜b6を出力
する。従って、クロック信号CK2の周波数は10.8
KHzである。
【0065】この計数値の下位2ビットは、画像メモリ
401へアドレス信号として供給され、画像メモリ40
1は記憶している4個の画像データを順にROM423
へ出力する。一方、計数値の上位5ビットは、パルス出
力期間のいずれかを選択するための信号であり、ROM
423に対して出力され、第二のフィールド周期t
2(1/100秒)内において各パルス出力期間を順次
に選択する。
【0066】ROM423は、画像データとパルス出力
期間の各組み合わせについて、画素4Lの駆動データ
(オン/オフ情報)を予め記憶させた駆動データ記憶手
段であり、画像メモリ401からの画像データと、カウ
ンタ422により選択されたパルス出力期間に基づい
て、1ビットの駆動データを出力する。この駆動データ
は、画像データに基づいて、1フィールド内の発光時間
を9個のサブフィールドに等分するためのデータであ
り、ROM423はサブフィールド制御手段として機能
する。
【0067】各パルス出力期間中に、カウンタ422か
ら順に4個のアドレスが出力され、画像メモリ401か
らROM423へ4個の画像データが順に入力され、R
OM423からは4個の駆動データが順に出力される。
シフトレジスタ404は、各画素4Lについてシリアル
に出力される駆動データをパラレルデータに変換し、ラ
ッチ405が、各パルス出力期間中このデータを記憶保
持する。
【0068】切込信号発生回路406は、カウンタ42
2の計数値に基づいて、各画素4Lに対する駆動信号を
ゲート回路407において強制的にオフにするための切
込信号を出力する。図3は切込信号と駆動信号との関係
を示した説明図であり、図中の(a)、(b)は、それ
ぞれ駆動信号、切込信号を示したタイミングチャートで
ある。ラッチ406から出力される駆動信号は全て幅t
o×4のパルスであり、幅to×3、幅to×2の切込
信号により、ゲート回路407において幅to、to×
2のパルスを生成することができる。
【0069】図4は、カウンタ422の計数値と、駆動
信号との関係を示した説明図である。図中の(a)は、
駆動信号を示したタイミングチャートであり、(b)は
カウンタ422の上位5ビットの変化を示した図であ
り、(c)はパルス出力期間(to×4)におけるカウ
ンタ422の下位2ビットの変化を拡大して示した図で
ある。なお、図示した駆動信号は、最大階調を表示する
場合のものである。
【0070】図5は、ROM423に記憶された駆動デ
ータの一例を示した図表である。画像データとパルス出
力期間を組み合わせた各場合について、「1」又は
「0」のデータが保持されており、「1」がオン制御を
表し、「0」がオフ制御を表している。例えば、画像デ
ータ「2」の場合、第0番目と第12番目のパルス出力
期間においてのみ画素4Lがオン制御され、画像データ
「60」の場合、第3番目と第15番目と第24番目の
パルス出力期間においてのみ画素4Lがオフ制御され
る。
【0071】これらの駆動データは、第二のフィールド
周期t2内において、駆動パルスを略均一に配置するた
めのデータである。即ち、各サブフィールドにおいて略
同一の時間幅の駆動パルスを出力し、かつ、1フィール
ド内の累積時間幅が画像データに相当する様に駆動デー
タは生成される。このため、各サブフィールドの駆動パ
ルスの幅に、最小パルス幅toよりも大きな差は生じな
い。
【0072】また、2以上の特定のサブフィールドにお
いて時間幅の異なる駆動パルスを出力する場合にも、こ
れらの駆動パルスが第二のフィールド周期t2内におい
て時間的に偏らず分散して配置する様に、駆動データは
生成される。
【0073】以下に、ROM423に記憶される駆動デ
ータについて、さらに詳しく説明する。図6は、第二の
フィールド周期t2内の駆動信号を種々の画像データに
ついて示した図であり、ROM423に格納するデータ
の作成方法を説明するためのものである。
【0074】画像データが「1」〜「9」の場合には、
第二のフィールド周期t2(1/100秒)内におい
て、幅toの駆動パルスが画像データと同じ回数だけ出
力される。この時、いずれのサブフィールドにおいても
2個以上の駆動パルスを出力することはない。
【0075】従って、画像データが「9」の場合には、
駆動パルスを各サブフィールドに均等に分散して配置す
ることができる。また、画像データが「1」〜「8」の
場合には、これらの駆動パルスは図中の(1)〜(8)
に示した順序で、各サブフィールドに1個ずつ配置され
る。このため、第二のフィールド周期t2内で偏ること
なく、略均等に分散して配置させることができる。
【0076】画像データが「10」〜「18」の場合に
は、画像データから「9」を引いた回数だけ、幅toの
駆動パルスを幅to×2の駆動パルスに置き換えてい
く。例えば、画像データが「10」の場合は、幅toの
駆動パルス8個と、幅to×2の駆動パルス1個の組み
合わせになり、画像データが「18」の場合には、幅t
o×2の駆動パルス9個になる。この時、図中の(1)
〜(8)に示した順序で置き換えを行えば、駆動パルス
が第二のフィールド周期t2内で偏ることなく、略均等
に分散して配置させることができる。
【0077】画像データが「19」〜「27」の場合に
は、さらに、図中の(1)〜(8)に示した順序で、幅
toの駆動パルスを各サブフィールドに追加していく。
例えば、画像データが「19」の場合は、幅toの駆動
パルス1個と、幅to×2の駆動パルス9個の組み合わ
せになり、画像データが「27」の場合には、幅toの
駆動パルス9個と、幅to×2の駆動パルス9個にな
る。
【0078】同様にして、図中の(1)〜(8)に示し
た順序で、画像データが「28」〜「36」の場合に
は、幅toとto×2の駆動パルスを幅to×4の駆動
パルスに置き換えていき、画像データが「37」〜「4
5」の場合には、幅toの駆動パルスを各サブフィール
ドに追加していき、画像データが「46」〜「54」の
場合には幅toの駆動パルスを幅to×2の駆動パルス
に置き換えていき、画像データが「46」〜「63」の
場合には、幅toの駆動パルスを各サブフィールドに追
加していく。なお、画像データが「0」の場合には駆動
パルスが出力されない。
【0079】この様にして、サブフィールド制御手段と
してROM423を用いれば、簡単かつ安価な回路によ
り、各サブフィールドにおいて発光時間の略1/nだけ
画素を点灯させることができる。また、2以上のサブフ
ィールドにおいて、他のサブフィールドとは時間幅の異
なる駆動パルスを出力する場合にも、これらの駆動パル
スが第二のフィールド周期t2内において時間的に偏ら
ない様に分散して配置させることができる。
【0080】さて、以上の様にして構成される画像表示
装置に、フィールド周波数90Hzの映像信号を入力し
た場合の動作について以下に説明する。図7は、本実施
の形態による画像表示装置に第一のフィールド周波数
(90Hz)の映像信号を入力した場合の様子を示した
ものである。
【0081】第一のフィールド周波数の映像信号を入力
した場合に、第一、第二のフィールド周期t1、t2の差
である△tの期間によって生ずる画像データに対する誤
差は、第二のフィールド周期t2における発光デューテ
ィ比であるDと、期間△tにおける発光デューティ比で
ある△Dとを用いて、 (D−△D)/D×△t/(t2+△t) (1) と表すことができる。
【0082】t2と△tは、第一、第二のフィールド周
波数により決定されるものであるため、輝度の誤差を減
少させるには(D−△D)を減少させる必要がある。換
言すれば、期間△tにおける発光デューティ比△Dを第
二のフィールド周期t2における発光デューティ比Dに
近づけることが必要となる。
【0083】本実施の形態による画像表示装置は、サブ
フィールドの周波数を第一、第二のフィールド周波数1
00Hz、90Hzの最小公倍数としているので、サブ
フィールドの周期が、フィールド周期t1、t2の差であ
る△t(=1/900秒)の期間と等しくなり、△tの
期間における再表示は、最初のサブフィールドの内容を
完全に再表示する動作となる。
【0084】このため、最初のサブフィールドにおいて
表現される階調が、画像データを9等分した階調に相当
していれば、再表示による発光デューティ比△Dが、第
二のフィールド周期t2における発光デューティ比Dと
同一となる。第二のフィールド周期t2における輝度は
常に画像データに比例しているので、第一のフィールド
周期t1における発光時間も画像データに比例すること
になる。
【0085】本実施の形態では、画像データを9等分し
て小数点以下を切り上げた階調数を最初のサブフィール
ドにおいて表示しているので、最初のサブフィールドの
発光時間、即ち、再表示されるサブフィールドの発光時
間は、第二のフィールド周期t2における発光時間の略
1/9となり、フィールド周波数90Hzの映像信号を
入力しても、画像データにほぼ比例した輝度で表示する
ことができる。
【0086】例えば、画像データが64階調の「32」
であれば、第二のフィールド周期t2(=1/100
秒)において画像データ「32」に相当する1/100
×32/63=5.08m秒だけ画素を発光させる。そ
して、△tの期間には32/8=「4」に相当する時間
1/100×4/63=0.63m秒だけ発光させる。
【0087】その結果、第一のフィールド周期t1(=
1/90秒)中に、5.08+0.63=5.71m秒
だけ発光することになって、そのときの輝度は最大輝度
の5.71÷1/90=51.4%となる。画像データ
の輝度は32/63=50.8%であるから、その誤差
は1.2%にすぎない。「1」から「63」までの全て
の画像データについて同様の誤差を算出し、その平均を
求めると3.9%である。
【0088】また、この様な駆動回路42を用いた場
合、1フィールド当たりの画像メモリ401の読み出し
回数を減少させることができる。2g階調の画像を表示
すべく、サブフィールドをga個、サブフィールド当た
りのパルス出力期間をgb個とし、1つの駆動回路42
がp個の画素4Lを駆動するならば、第二のフィールド
周期内において、画像メモリ401をga×gb×p回
だけ読み出せばよい。
【0089】これに対し、図16に示した従来の駆動回
路41であれば、第二のフィールド周期内において2g
×p回の画像メモリの読み出しを行う必要がある。ここ
で、ga、gb及びgについては、ga×2gb≧2g
関係を満足する必要があるが、ga、gbを適切に決定
すれば、本実施の形態により、1フィールド内における
画像メモリの読み出し回数を大幅に減少させることがで
きる。
【0090】例えば、1つの駆動回路42が4個の画素
4Lを駆動して、64階調の画像を表示する場合につい
て、第二のフィールド周期内の画像メモリの読み出し回
数を求めると、本実施の形態によれば9×3×4=10
8回となる。これに対し、図16に示した従来の駆動回
路41を用いれば、26×4=256回であり、読み出
し回数が大幅に減少している。
【0091】また、1つの駆動回路が駆動する画素数を
1000個とし、1024階調の画像を表示するため
に、1フィールドを8個のサブフィールドに分割し、各
サブフィールドで128(=27)階調の表示を行った
場合について、第二のフィールド周期内の画像メモリの
読み出し回数を求めると、8×7×1000=56,0
00回になる。
【0092】この時の映像信号がNTSC方式であれ
ば、画像メモリ401の読み出し周期は298n秒であ
る。また、画像メモリ401の読み出し周期が、クロッ
ク信号CK1の2周期分に相当するならば、クロック周
期は6.7kHzになる。このため、安価なメモリを用
いた1個の制御回路により1000個の画素を制御し、
高画質の画像表示を行うことができる。
【0093】なお、本実施の形態においては、第一のフ
ィールド周波数が第二のフィールド周波数よりも低い場
合について説明したが、第一のフィールド周波数の方が
高い場合についても、△tの期間をサブフィールド周期
に一致させることにより、輝度の誤差を低減することが
できるのはもちろんである。
【0094】また、本実施の形態においては、サブフィ
ールド周波数と第一、第二のフィールド周波数の最小公
倍数とが同一の場合について説明したが、両者が完全に
は一致せず、多少の差を有している場合であっても、そ
の差に応じて、輝度の誤差が低減されるのはもちろんで
ある。従って、サブフィールド周波数と第一、第二のフ
ィールド周波数の最小公倍数とが略同一であれば、同様
の効果を得ることができる。
【0095】実施の形態2.実施の形態2では、NTS
C方式の映像信号に対応して調整され、64階調の画像
表示を行う画像表示装置に、PAL方式の映像信号を入
力して階調表示を行う場合を例にとって説明する。即
ち、第一のフィールド周波数が50Hz(PAL方式の
フィールド周波数)であり、第二のフィールド周波数が
60Hz(NTSC方式のフィールド周波数)である。
【0096】実施の形態1では、サブフィールドの周波
数を各フィールド周波数の最小公倍数としたが、本実施
の形態では、サブフィールドの周波数を各フィールド周
波数50Hz、60Hzの最小公倍数である300Hz
よりも高い540Hzとする。
【0097】この時、サブフィールドは9個(540H
z/60Hz)になるので、実施の形態1の場合と同
様、64階調を9個のサブフィールドに等分し、各サブ
フィールドにおいて8階調の表示を行う。従って、本実
施の形態においては、図2に示した回路と全く同様の駆
動回路42を使用することができ、この時の最小パルス
幅toは1/540/(27×4)=1/58320秒
である。
【0098】この様にして構成される画像表示装置に、
フィールド周波数50Hzの映像信号を入力した場合の
動作について以下に説明する。図8は、本実施の形態に
よる画像表示装置にPAL方式の映像信号を入力した場
合の様子を示したものである。
【0099】PAL方式とNTSC方式のフィールド周
期の差△t(=1/300秒)の期間において、最初の
サブフィールドの100%と2番目のサブフィールドの
80%が表示される。画像データが「32」であれば、
期間△tにおいて、最初のサブフィールドに対応する幅
to×4の駆動パルスと、2番目のサブフィールドに対
応する幅toと幅to×2の駆動パルスを出力する。
【0100】期間△tにおける発光時間の合計は、1/
60×7/63=1.85m秒であり、PAL方式のフ
ィールド周期20.00m秒間に8.47+1.85=
10.32m秒の発光が行われている。この時の輝度は
最大輝度の51.6%(=10.32/20.00)で
あり、画像データによる本来の輝度50.8%(=32
/63)との誤差は1.6%にすぎない。
【0101】サブフィールド周波数を最小公倍数よりも
高くすることにより、△tの期間には、少なくとも一つ
のサブフィールドが全て包含され、完全に再表示され
る。また、最初のサブフィールドにおいて表現される階
調が、画像データを略9等分した階調に相当している。
【0102】このため、再表示による発光デューティ比
と、NTSC方式のフィールド周期における発光デュー
ティ比との誤差を図12に示した従来の画像表示装置よ
りも小さくすることができる。また、図15に示した先
願に係る画像表示装置において、サブフィールド周波数
が第一、第二のフィールド周波数の最小公倍数より小さ
い場合に比べても小さくなる。
【0103】「1」から「63」までの全ての画像デー
タについて同様の誤差を算出すると、画像データが
「1」〜「3」の場合を除き、発光デューティ比の誤差
は17%以下になっており、全ての画像データについ
て、その平均を求めると4.0%である。この値は図1
5に示した先願に係る画像表示装置の6.4%よりも低
く、視覚的に影響が認められない値である。
【0104】この様にして、サブフィールドの周波数
を、第一、第二の周波数の最小公倍数よりも高くするこ
とにより、入力する映像信号のフィールド周波数を特定
することなく、所定の周波数以下の任意のフィールド周
波数の映像信号に基づいて、階調画像を表示することが
可能となる。
【0105】本実施の形態では、入力される映像信号の
フィールド周波数が54Hz以下であれば、視覚上の影
響なしに表示することができる。また、サブフィールド
の周波数を700Hzとすれば、70Hz以下の任意の
フィールド周波数の映像信号を視覚上の影響を生ずるこ
となく表示可能である。
【0106】このため、NTSC方式とPAL方式を表
示する画像表示装置に限らず、パーソナルコンピュータ
やワークステーションなどから出力される様々なフィー
ルド周波数の映像信号を同一の画像表示装置で表示させ
ることができる。
【0107】逆に、サブフィールドの周波数を最小公倍
数である300Hz以下とした場合には、△tの期間に
おいてサブフィールドの一部しか表示できず、1個のサ
ブフィールドをも完全に表示することはできない。この
ため、画像データが「1」〜「3」の場合を除いたとし
ても△tの期間に表示される発光デューティ比の誤差を
求めると最大50%になる。また、PALのフィールド
周期における誤差を求めると最大17%になるため、視
覚的な誤差が生ずることになる。
【0108】なお、本実施の形態によれば、実施の形態
1と同様の駆動回路52を用いるため、実施の形態1の
場合と全く同様にして、1フィールド当たりの画像メモ
リ401の読み出し回数を減少させることができる。
【0109】実施の形態3.図9は、実施の形態3によ
る画像表示装置の一構成例を示した概略図である。この
画像表示装置は、図1に示した画像表示装置とほぼ同様
の回路であり、画素ブロック53のみが異なる。図10
は、図9に示した画素ブロック53の一構成例を示した
図である。
【0110】図10の駆動回路43は、図2に示した駆
動回路42の画像メモリ401を、第一の画像メモリ4
31A及び第二の画像メモリ431Bにより構成したも
のである。第一の画像メモリ431Aは、伝送路30L
からの画像データを記憶し、記憶データを第一のフィー
ルド周期(映像信号のフィールド周期)ごとに更新す
る。
【0111】一方、第二の画像メモリ431Bは、第一
の画像メモリ431Aの保持している画像データを記憶
し、カウンタ422の計数値をアドレスとして画像デー
タを読み出す。ここで、第二の画像メモリ431Bの記
憶データの更新は、サブフィールドが完了するタイミン
グで行われ、このタイミングは、カウンタ422の計数
値の下位2ビットに基づいて判断する。
【0112】このため、入力される映像信号のフィール
ド周波数にかかわらず、第二の画像メモリに記憶されて
いる画像データ、即ち、ROM423へ入力される表示
制御のための画像データは、常にサブフィールドの完了
時に更新され、サブフィールドの途中で画像データが変
化することがない。
【0113】図11は、本実施の形態による画像表示装
置の動作を示したタイミングチャートである。この図に
は、サブフィールド周期を実施の形態1と同様900H
zとした画像表示装置に対し、フィールド周波数93.
1kHzの映像信号を入力した場合の様子が示されてい
る。
【0114】このサブフィールド周波数900Hzは、
第一のフィールド周波数93.1Hzと第二のフィール
ド周波数100Hzの最小公倍数よりも低くなってい
る。このため、△tの期間において、幅to、to×2
の駆動パルスを出力するためのパルス出力期間を経過す
ると、第一のフィールド(1/93.1秒)が完了し、
画像データはデータAから次フィールドのデータBに更
新される。
【0115】しかしながら、第一の画像メモリ431A
の記憶データが更新されてデータBになっても、第二の
画像メモリ431Bのデータは、表示制御中のサブフィ
ールドが完了するまで更新されず、データAのままであ
る。従って、このフィールドの最初のサブフィールドが
完全に再表示される。
【0116】実施の形態1による駆動回路42を用いた
場合、画像データが64階調の「32」であれば、△t
の期間に画素は発光せず、発光デューティ比は、0/3
=0%となり、本来のデューティ比50.8%から大き
くはずれることになる。
【0117】ところが、本実施の形態によれば、△tの
期間に完全なサブフィールドが表示されるため、△tの
期間における発光デューティ比は4/7=57%となっ
て、輝度の誤差を減少させることができる。「1」〜
「63」の全画像データについて誤差の平均値を求める
と、同一の条件の下で実施の形態1によれば7.6%で
あるのに対し、本実施の形態によれば3.9%である。
【0118】なお、本実施の形態によれば、第一のフィ
ールド周期と、表示の周期とが一致していないため、1
フィールド内のサブフィールド数が、9又は10に変動
する。このため、表示のためのフィールド周期が変動す
ることになるが、発光のデューティ比は変動しないた
め、輝度の誤差が生ずることはない。
【0119】また、本実施の形態による駆動回路は、実
施の形態1における画像メモリ401を、2つの画像メ
モリ431A、431Bにより構成したものであり、実
施の形態1の場合と全く同様にして、1フィールド当た
りの各画像メモリ431A、431Bの読み出し回数を
減少させることができる。
【0120】また、本実施の形態では、サブフィールド
周波数が第一、第二のフィールド周波数の最小公倍数よ
り低い場合について説明したが、サブフィールド周波数
が最小公倍数より高い場合においても、図12に示した
画像表示装置を用いることにより、サブフィールドの途
中で画像データが更新されるのを防止し、輝度の誤差を
さらに低減することができることはもちろんである。
【0121】また、本実施の形態においては、第一のフ
ィールド周波数が第二のフィールド周波数よりも低い場
合について説明したが、第一のフィールド周波数の方が
高い場合についても、サブフィールドの途中で画像デー
タが更新されないことにより、輝度の誤差を低減するこ
とができるのはもちろんである。
【0122】
【発明の効果】本発明による画像表示方法は、サブフィ
ールド周波数を第一、第二のフィールド周波数の最小公
倍数と略同一としたことにより、第一、第二のフィール
ドの周期差が、サブフィールド周期と略同一となる。ま
た、各サブフィールドにおいて発光時間の略1/nだけ
各画素を点灯させることにより、各サブフィールドにお
ける発光デューティ比は画像データに略比例する。従っ
て、第一のフィールド周期における発光デューティ比を
画像データに略比例させることができる。即ち、第一の
フィールド周期の映像信号を入力した場合における、画
素の実際の発光輝度と画像データとの誤差を低減した画
像表示装置を安価に提供することができる。
【0123】また、本発明による画像表示方法は、サブ
フィールド周波数を第一、第二のフィールド周波数の最
小公倍数よりも高くしたことにより、第一、第二のフィ
ールドの周期差の期間に、少なくとも1個のサブフィー
ルド周期が完全に包含される。また、各サブフィールド
において発光時間の略1/nだけ各画素を点灯させるこ
とにより、各サブフィールドにおける発光デューティ比
は画像データに略比例する。従って、周期差の期間にお
ける発光デューティ比の画像データに対する誤差を低減
し、第一のフィールド周期における発光デューティ比を
画像データに近づけることができる。即ち、所定範囲の
任意のフィールド周期の映像信号を入力した場合におけ
る、画素の実際の発光輝度と画像データとの誤差を低減
した画像表示装置を安価に提供することができる。
【0124】また、本発明による画像表示方法は、第二
のフィールド終了時に選択されているサブフィールドの
終了後に、次フィールドの画像データに基づいて各画素
を点灯させるため、サブフィールド制御の一部だけが行
われることがない。また、各サブフィールドにおいて発
光時間の略1/nだけ各画素を点灯させるため、各サブ
フィールドにおける発光デューティ比は画像データに略
比例する。従って、サブフィールド制御の一部だけが行
われることがなく、第一のフィールド周期にかかわら
ず、発光デューティ比を画像データに略比例させること
ができる。即ち、任意のフィールド周波数の映像信号に
対し、画素の実際の発光輝度と画像データとの誤差を低
減した画像表示装置を安価に提供することができる。
【0125】一方、本発明による画像表示装置は、サブ
フィールド選択手段が、第二のフィールドを第一、第二
のフィールド周波数の最小公倍数と略同一の周波数を有
するn個のサブフィールドに分割し順次に選択すること
により、第一、第二のフィールドの周期差がサブフィー
ルド周期と略同一となる。また、サブフィールド制御手
段が、各サブフィールドにおいて発光時間の略1/nだ
け各画素を点灯させることにより、各サブフィールドに
おける発光デューティ比は画像データに略比例する。従
って、画像記憶手段が第一のフィールド周期ごとに更新
される場合にも、発光デューティ比を画像データに略比
例させ、第一のフィールド周期の映像信号を入力した場
合における、画素の実際の発光輝度と画像データとの誤
差を低減した画像表示装置を安価に提供することができ
る。
【0126】また、本発明による画像表示装置は、サブ
フィールド選択手段が、第二のフィールドを第一、第二
のフィールド周波数の最小公倍数よりも高い周波数を有
するn個のサブフィールドに分割して順次に選択するこ
とにより、第一、第二のフィールドの周期差の期間に、
少なくとも1個のサブフィールド周期が完全に包含され
る。また、サブフィールド制御手段が、各サブフィール
ドにおいて発光時間の略1/nだけ各画素を点灯させる
ことにより、各サブフィールドにおける発光デューティ
比は画像データに略比例する。従って、周期差の期間に
おける発光デューティ比の画像データに対する誤差を低
減し、第一のフィールド周期における発光デューティ比
を画像データに近づけることができる。即ち、所定範囲
の任意のフィールド周期の映像信号を入力した場合にお
ける、画素の実際の発光輝度と画像データとの誤差を低
減した画像表示装置を安価に提供することができる。
【0127】また、本発明による画像表示装置は、サブ
フィールド制御手段が、サブフィールド及び発光時間の
各組み合わせに対応する駆動データを予め記憶させた駆
動データ記憶手段を備えて構成される。このため、選択
されたサブフィールド及び画像記憶手段の保持する発光
時間をアドレスとして、駆動データ記憶手段より駆動デ
ータを読み出すことができ、各サブフィールドにおい
て、第二の画像記憶手段が保持する発光時間の略1/n
だけ各画素を点灯することができる。従って、1フィー
ルド周期における画像メモリの読み出し回数を減少させ
ることができ、制御回路の動作速度を低下させて安価な
部品により構成できる。このため、画像表示装置を安価
に提供することができる。また、一部のサブフィールド
において、時間幅の異なる駆動パルスを出力する場合
に、これらの駆動パルスが第二のフィールド周期におい
て時間的に偏らない様に容易に分散して配置させること
ができ、周期差の期間における発光デューティ比の画像
データに対する誤差をより低減することも容易となる。
【0128】また、本発明による画像表示装置は、第二
の記憶手段が、第一の記憶手段から出力される発光時間
を記憶保持し、第一の画像記憶手段が、第一のフィール
ド周期ごとに更新され、第二の画像記憶手段が、第一の
フィールド終了時に選択されているサブフィールドの終
了時に更新される。従って、サブフィールド制御の一部
だけが行われることがなく、第一のフィールド周期にか
かわらず、発光デューティ比を画像データに略比例させ
ることができる。即ち、任意のフィールド周期の映像信
号に対し、画素の実際の発光輝度と画像データとの誤差
を低減した画像表示装置を安価に提供することができ
る。
【0129】また、本発明による画像表示装置は、サブ
フィールド制御手段が、サブフィールド及び発光時間の
各組み合わせに対応する駆動データを予め記憶させた駆
動データ記憶手段を備えて構成される。このため、選択
されたサブフィールド及び第二の画像記憶手段の保持す
る発光時間をアドレスとして、駆動データ記憶手段より
駆動データを読み出すことができ、各サブフィールドに
おいて、第二の画像記憶手段が保持する発光時間の略1
/nだけ各画素を点灯することができる。従って、1フ
ィールド周期における画像メモリの読み出し回数を減少
させることができ、制御回路の動作速度を低下させて安
価な部品により構成できる。このため、画像表示装置を
安価に提供することができる。また、一部のサブフィー
ルドにおいて、時間幅の異なる駆動パルスを出力する場
合に、これらの駆動パルスが第二のフィールド周期にお
いて時間的に偏らない様に容易に分散して配置させるこ
とができ、周期差の期間における発光デューティ比の画
像データに対する誤差をより低減することも容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による画像表示装置の一構成例
を示した概略図である。
【図2】 図1に示した画素ブロック52の一構成例を
示した図である。
【図3】 切込信号と駆動信号との関係の一例を示した
タイミングチャートである。
【図4】 図2に示したカウンタの計数値と駆動信号と
の関係の一例を示したタイミングチャートである。
【図5】 図2に示したROMの記憶データの一例を示
した図表である。
【図6】 フィールド周期内の駆動信号を種々の画像デ
ータについて示したタイミングチャートである。
【図7】 実施の形態1による画像表示装置の動作の一
例を示した説明図である。
【図8】 実施の形態2による画像表示装置の動作の一
例を示した説明図である。
【図9】 実施の形態3による画像表示装置の一構成例
を示した概略図である。
【図10】 図9に示した画素ブロック53の一構成例
を示した図である。
【図11】 実施の形態3による画像表示装置の動作の
一例を示した説明図である。
【図12】 従来の画像表示装置の一構成例を示した概
略図である。
【図13】 図12に示した画素ブロック50の一構成
例を示した図である。
【図14】 図12に示した従来の画像表示装置の動作
の一例を示した説明図である。
【図15】 先願に係る画像表示装置の一構成例を示し
た概略図である。
【図16】 図15に示した画素ブロック51の一構成
例を示した図である。
【図17】 図15に示した先願に係る画像表示装置の
動作の一例を示した説明図である。
【図18】 マトリクス型平面ディスプレイの概略構成
を示した図である。
【符号の説明】
1 表示部 2 信号供給部 3 表示モジュール 4 画素ブロッ
ク 4L 画素 4D 駆動回路 40、41、42、43 駆動回路 401 画像メモリ(画像記憶手段) 431A 第一の画像メモリ(第一の画像記憶手段) 431B 第二の画像メモリ(第一の画像記憶手段) 402、412、422 カウンタ 403 セレクタ 413 コンパレータ 423 ROM(サブフィールド制御手段) 404 シフトレジスタ 405 ラッチ 406 切込信号発生回路 407 ゲート回路 to 最小パルス幅 t1 第一のフィールド周期 t2 第二のフィールド周期

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示方法において、 第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)のサブフ
    ィールドに分割し、サブフィールド周波数を第一のフィ
    ールド周波数及び第二のフィールド周波数の最小公倍数
    と略同一とし、各サブフィールドにおいて上記発光時間
    の略1/nだけ各画素を点灯させることを特徴とする画
    像表示方法。
  2. 【請求項2】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示方法において、 第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)のサブフ
    ィールドに分割し、サブフィールド周波数を第一のフィ
    ールド周波数及び第二のフィールド周波数の最小公倍数
    よりも高くし、各サブフィールドにおいて上記発光時間
    の略1/nだけ各画素を点灯させることを特徴とする画
    像表示方法。
  3. 【請求項3】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示方法において、 第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)のサブフ
    ィールドに分割し、各サブフィールドにおいて上記発光
    時間の略1/nだけ各画素を点灯させ、第二のフィール
    ド終了時に選択されているサブフィールドの終了後に、
    次フィールドの画像データに基づいて各画素を点灯させ
    ることを特徴とする画像表示方法。
  4. 【請求項4】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示装置において、 上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期ごと
    に記憶データが更新される画像記憶手段と、 サブフィールド周波数が第一のフィールド周波数及び第
    二のフィールド周波数の最小公倍数と略同一となるよう
    に、第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)に分
    割したサブフィールドを順次に選択するサブフィールド
    選択手段と、 選択された各サブフィールドにおいて、画像記憶手段が
    保持する発光時間の略1/nだけ各画素を点灯するサブ
    フィールド制御手段とを備えたことを特徴とする画像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示装置において、 上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期ごと
    に記憶データが更新される画像記憶手段と、 サブフィールド周波数が第一のフィールド周波数及び第
    二のフィールド周波数の最小公倍数よりも高くなるよう
    に、第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)に分
    割したサブフィールドを順次に選択するサブフィールド
    選択手段と、選択された各サブフィールドにおいて、画
    像記憶手段が保持する発光時間の略1/nだけ各画素を
    点灯するサブフィールド制御手段とを備えたことを特徴
    とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 サブフィールド制御手段が、発光時間の
    略1/nだけ画素を点灯制御するための駆動データであ
    って、サブフィールド及び発光時間の各組み合わせに対
    応して予め求められたデータをデータテーブルとして記
    憶する駆動データ記憶手段を備えたことを特徴とする請
    求項4又は5に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 第一のフィールド周期を有する画像デー
    タを、第一のフィールド周期と異なる第二のフィールド
    周期における各画素の発光時間に変換し、この発光時間
    に基づいて各画素を点灯させ、階調画像を表示する画像
    表示装置において、 上記発光時間を記憶保持し、第一のフィールド周期ごと
    に記憶データが更新される第一の画像記憶手段と、 第二のフィールドをn個(nは2以上の整数)に分割し
    たサブフィールドを順次に選択するサブフィールド選択
    手段と、 第一の画像記憶手段より出力される発光時間を記憶保持
    し、第一のフィールド終了時に選択されているサブフィ
    ールドの終了時に記憶データが更新される第二の画像記
    憶手段と、 選択された各サブフィールドにおいて、第二の画像記憶
    手段が保持する発光時間の略1/nだけ各画素を点灯す
    るサブフィールド制御手段とを備えたことを特徴とする
    画像表示装置。
  8. 【請求項8】 サブフィールド制御手段が、発光時間の
    略1/nだけ画素を点灯制御するための駆動データであ
    って、サブフィールド及び発光時間の各組み合わせに対
    応して予め求められたデータをデータテーブルとして記
    憶する駆動データ記憶手段を備えたことを特徴とする請
    求項7に記載の画像表示装置。
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