JP3414160B2 - コルゲートチューブへの電線群の通し用治具 - Google Patents

コルゲートチューブへの電線群の通し用治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートチュー
ブへの電線群の通し用治具に関し、詳しくは、自動車用
のワイヤハーネスを挿通して保護するために用いられる
コルゲートチューブに対して、該コルゲートチューブに
設けた軸線方向のスリットを開いて電線群を通した後、
上記スリットを閉じた状態にロックすることが出来るよ
うにした治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に配索するワイヤハーネス
には、所要部分に保護用のコルゲートチューブを外装し
ている。該コルゲートチューブとしては、図9に示す軸
線方向にスリットSのあるコルゲートチューブ1が用い
られる場合が多い。該スリット付きのコルゲートチュー
ブ1では、図10に示す如く、治具3を用い、該治具3
に電線群Wを通しておき、治具3でスリットSを開きな
がら電線群Wをコルゲートチューブ1に移しかえるよう
に挿入して取り付けるため、電線群の端末に前以てコネ
クタハウジングCを取り付けておくことができる。
【0003】しかしながら、図11に示すようにコルゲ
ートチューブ1を外装した部分を屈曲したりすると、ス
リットSの部分で開くため、電線群Wを通した後、スリ
ットの割れを閉じておく必要がある。上記したように、
治具3は単に電線群Wを通すだけであるため、通常、コ
ルゲートチューブ1の外周面にテープを巻き付けている
が、このテープ巻き作業に手数がかかる問題がある。
【0004】上記した問題を解決するため、本出願には
先に特願平8−232783で、軸線方向の全長にわた
ってスリットを有し、該スリットを挟む山部の両側に周
方向の凹凸からなる雌雄ロック部を設け、これら凹凸を
重ね合わせて嵌合ロックすることができるコルゲートチ
ューブを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したコルゲートチ
ューブを用いると、電線群を挿通した後にコルゲートチ
ューブをテープ巻きでスリットを閉じる作業をする必要
はなくなるが、コルゲートチューブの各山部に設けた雌
雄ロックの凹凸部を重ね合わせてロックする作業が必要
となる。
【0006】上記ロック作業は、コルゲートチューブの
全長にわって全山部につきロックさせなければならず、
手数がかかる。また、コルゲートチューブ内に電線群が
密に挿通されてコルゲートチューブのスリットが開く方
向に強い力がかかっている場合、スリット両側の山部の
雌雄ロック部を重ね合わせるのに強い力を必要とし、作
業者に負担をかける問題がある。また、コルゲートチュ
ーブに電線群を挿通した作業の後に、ロックする作業が
必要となり、作業が2工程となって時間がかかる問題が
ある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、コルゲートチューブへの電線挿通作業と同時に電
線挿通後にコルゲートチューブのロックも自動的になさ
れる治具を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、軸線方向の全長にわたって
スリットを有し、該スリットを挟む山部の両側に周方向
の凹凸からなる雌雄ロック部を設け、これら凹凸を重ね
合わせて嵌合ロックするコルゲートチューブに対して、
電線群を上記スリットより通しながら上記ロックを行う
通し治具であって、 上記コルゲートチューブの内径以
下の外径を有する電線群ガイド用筒部と、軸線方向の一
端より他端にかけて漸次縮径する円筒状で、一端の最小
径部分の内径は上記コルゲートチューブのロックが嵌合
した時の外径と同等となっていると共に、内周面に上記
雌雄ロック部の各凹部に嵌合する一対の突起を備えたロ
ック用筒部とを備え、上記ロック用筒部の大径端側に上
記電線ガイド用筒部を傾斜させて連続させており、上記
電線ガイド用筒部よりロック用筒部へと電線群を挿通さ
せた状態で、上記コルゲートチューブを電線ガイド用筒
部の外面に沿わせてスリットを開かせながら上記ロック
用筒部の大径側開口へと挿入して、コルゲートチューブ
内に電線を通しながら、上記突起によりスリット両側の
山部を近接方向に押圧して上記嵌合ロックを強制的に行
う構成としていることを特徴とするコルゲートチューブ
への電線群の通し用治具を提供している。
【0009】上記電線群の通し用治具では、その電線ガ
イド用筒部よりロック用筒部へと電線群を挿通させてお
き、該治具の電線ガイド用筒部に対してコルゲートチュ
ーブのスリットを開いて外嵌し、該状態で、コルゲート
チューブをロック用筒部側へと移動させ、あるいは、治
具側のロック用筒部をコルゲートチューブ側へと移動さ
せるだけで、自動的にスリットの開口が拡大されて電線
群がコルゲートチューブ内に挿入され、かつ、電線群が
挿入された部位のコルゲートチューブのスリット両側の
山部が近接作動されて自動的にロックされる。即ち、1
つの治具でコルゲートチューブへの電線群の通し作業
と、電線群を通した後のコルゲートチューブのロックと
を行うことができる。
【0010】上記傾斜させた電線ガイド用筒部の下部
に、スリットへの嵌合部を突設し、該嵌合部に沿ってス
リットが水平方向へ移動すると、上記傾斜した電線ガイ
ド用筒部の外周面に当接してスリットが強制的に開らか
れる構成としている(請求項2)。
【0011】上記スリットへの嵌合部は、例えば、円環
形状の電線ガイド筒部の下端から偏平状に突出させて形
成して、該偏平状の嵌合部をコルゲートチューブのスリ
ットに容易に差し込むことが出来るようにしている。あ
るいは、電線ガイド筒部の下端にコルゲートチューブよ
り一回り小さい円環状部を突出させて上記嵌合部を形成
し、該嵌合部にコルゲートチューブを外嵌すると電線ガ
イド筒部との連結部がスリットに挿入した状態となるよ
うにしている。
【0012】上記したようにスリットへの嵌合部にコル
ゲートチューブのスリットを外嵌し、この状態で、コル
ゲートチューブあるいは治具を移動させると、上記嵌合
部が、傾斜した円環形状の電線ガイド筒部の外周面に連
続しているため、スリットの開口が無理なく拡大され
る。かつ、スリットの開口が最大に拡大された状態で、
コルゲートチューブは、電線ガイド筒部の外周に嵌合し
た状態からロック用筒部に内嵌した状態へと移行し、電
線ガイド筒部からロック用筒部へと挿通する電線群がコ
ルゲートチューブの内部に開口したスリットより自動的
に挿入される。
【0013】上記連続させたロック用筒部と電線群ガイ
ド用筒部とは、上端で分離して半割状とし、これら割れ
の上端両側より把持部を突設することが好ましい(請求
項3)。即ち、ロック用筒と電線ガイド用筒部とは、下
端で折り返して、上端で接合させた左右対称形状として
いる。
【0014】上記形状とすると、治具に電線群を挿通さ
せる時に、把持部をもって開くと、電線群ガイド用筒部
及びロック用筒部の上端が大きく開かれ、電線群を簡単
に通すことができる。さらに、コルゲートチューブ内に
通す電線群が多くロックがかかりにくい場合も、ロック
用筒部の両側の把持部を持って近接作動させるだけで、
コルゲートチューブのロックを容易にかけることができ
る。
【0015】上記ロック用筒部の内周面の上部に突設し
た一対の突起は、軸線方向に延在し、縮径方向に向かっ
て一対の突起の間隔が漸次狭くなり、先端部において、
上記雌雄ロック部を嵌合させるように設定している(請
求項4)。
【0016】上記のように、コルゲートチューブのスリ
ット両側の雌雄ロック部の凹部に夫々嵌合させる一対の
突起を、先端に向かって、その間隔を漸次狭くすると、
コルゲートチューブのスリットが次第に閉じる方向に引
き寄せられ、無理なくロックをかけることができる。
【0017】さらに、ロック用筒部の下端内周面に突起
を設ける一方、該突起に嵌合する凹部をコルゲートチュ
ーブに設けておくと、ロック用筒部に対するコルゲート
チューブの位置決めが確実に図られ、ロック用の凹部に
上記一対の突起を確実に嵌合させてロックを行うことが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0019】図1において、10はコルゲートチュー
ブ、30はコルゲートチューブ10に電線群Wを通すと
共に、コルゲートチューブ10のスリットを閉状態でロ
ックする作業を行うための治具である。
【0020】コルゲートチューブ10は、図2に示すよ
うに、軸線方向Lの全長にわたってスリット11を設け
ており、かつ、周方向に延在する山部12と谷部13と
を軸線方向に一定ピッチで交互に設けている。上記スリ
ット11を挟む両側の軸線方向の一方の山部12にメス
側ロック部14を設ける一方、他方の山部12にオス側
ロック部19を設け、これらロック部14と19とを嵌
合してロックするようにしている。
【0021】即ち、上記メス側ロック部14には、スリ
ット11側より周方向に、順次、先端開口の断面L型の
挿入用凸部15、係止凹部16、係止凸部17、ロック
操作用凹部18を形成している。他方のオス側ロックブ
部19には、スリット11側より周方向に、順次、断面
逆V字状係止凸部20、係止凹部21、係止凸部22、
ロック操作用凹部23を形成している。さらに、コルゲ
ートチューブのスリット11と対向する内周面に突出さ
せた凹部24を設けている。
【0022】ロック時には、上記メス側ロック部14と
オス側ロック部19とを近接する方向に押して、図2に
示すように、メス側ロック部14の内面側にオス側ロッ
ク部19を挿入し、オス側ロック部19の係止凹部21
をメス側の係止凹部16の内面側に重なるように密着さ
せ、かつ、オス側ロック部18の係止凸部22をメス側
先端の挿入用凸部15の内面に重なった状態に嵌合して
ロックするようにしている。
【0023】上記電線通し治具30は、図3乃至図6に
示す形状で、電線群ガイド用筒部32をロック用筒部3
3に対して傾斜させた状態で軸線方向に連続させて、一
体に樹脂成形した構成としている。これら電線群ガイド
用筒部32およびロック用筒部33は夫々下端部を連続
させると共に上端で分離した左右両側部32a,32
b、33a,33bからなり、これら両側の上端より把
持部34a、34bを突設し、これら把持部34aと3
4bとを電線群ガイド用筒部32よりロック用筒部33
にかけて連続して形成している。該把持部34aと34
bとを離反して電線群ガイド用筒部32とロック用筒部
33を開くと、電線群Wを電線群ガイド用筒部32とロ
ック用筒部33に通すことが出来るようにしている。
【0024】上記電線群ガイド用筒部32はコルゲート
チューブ10の内径以下の外径R1を有し、この傾斜し
た電線ガイド用筒部32の下端部より、コルゲートチュ
ーブ10のスリット11を開かせるための嵌合部35を
水平方向に突設している。該嵌合部35は、電線群ガイ
ド用筒部32の下端両側より幅狭な連結部35aを介し
て断面半円状に突出させ、接合した状態で断面円形とな
る形状である。該嵌合部35はロック用筒部33との連
続側に向かうに従い、その外周面を電線群ガイド用筒部
32の外周面32cに連続させている。
【0025】上記電線群ガイド用筒部32の下方傾斜端
側の左右両側32a、32bに、夫々上記ロック用筒部
33の左右両側33a、33bを連続し、ガイド用筒部
32の下方傾斜側開口32dがロック用筒部33の開口
33cと対向した状態で連続するようにしている。ま
た、この電線群ガイド用筒部32とロック用筒部33と
の連続側において、電線群ガイド用筒部32の外周面下
端とロック用筒部33の内周面下端との間には、コルゲ
ートチューブ10の肉厚に相当する隙間Sをあけてい
る。
【0026】上記ロック用筒部33は、電線群ガイド用
筒部32との連結側より先端側に向かって、軸線方向L
に漸次縮径する円筒状としており、一端の最小径部分3
3dでは、内径がコルゲートチューブ10のロックが嵌
合した時の外径と同等となるように設定している。
【0027】さらに、ロック用筒部33の内周面には、
その上端開口33eの左右両側に、コルゲートチューブ
10の雌雄ロック部14、19のロック操作用凹部1
8、19に嵌合する一対の突起33f、33gaを突設
している。これら突起33f、33gは図6に示すよう
に、軸線方向に延在し、縮径する先端33d側に向かっ
て間隔Dを漸次狭くなり、先端33dにおいて、上記雌
雄ロック部14と19とを嵌合させる間隔となるように
設定している。さらに、ロック用筒部33の内周面の下
端には突起33hを突設し、コルゲートチューブ10の
凹部24と摺動自在に嵌合させるようにしている。
【0028】以下に、上記治具30を用いて、電線群W
をコルゲートチューブ10に通すとともに、コルゲート
チューブ10のスリットをロックする作用について説明
する。
【0029】まず、治具30の把持部34a、34bを
開いて、図4乃至図6中に一点鎖線で示すように、電線
群ガイド用筒部32よりロック用筒部33へと電線群W
を挿通させておく。このとき、電線ガイド用筒部32の
下方傾斜側開口32dから出た電線群Wは、ロック用筒
部33の開口33cへと連続して挿通される。
【0030】ついで、コルゲートチューブ10を、その
スリット11を上端に向けた状態で、電線群ガイド用筒
部32と嵌合部35の間の幅狭な連結部35aにスリッ
ト11を開いて通し、嵌合部35にコルゲートチューブ
10を外嵌するようにかぶせる。
【0031】この状態で、コルゲートチューブ10をロ
ック用筒部33側へと水平方向に移動させると、嵌合部
35の外周面が電線群ガイド用筒部32の外周面32c
に連続するため、スリット11は次第に大きく開かれて
行く。コルゲートチューブ10の先端がロック用筒部3
3の開口33cに達すると、電線群ガイド用筒部32と
の間の隙間Sにコルゲートチューブ10の下端部分が挿
入して、ロック用筒部33にコルゲートチューブ10を
挿入していく。
【0032】其の際、コルゲートチューブ10の下端の
凹部25をロック用筒部33の突起33hに合わせる
と、コルゲートチューブ10の上端側の凹部18と23
にロック用筒部33の一対の突起33f、33gが夫々
挿入される。即ち、図7(A)に示す状態となる。
【0033】また、電線群ガイド用筒部32からロック
用筒部33へと挿通されている電線群Wが、ロック用筒
部33の内周面に沿ってコルゲートチューブ10が挿入
されてくることにより、上記図7(A)に示すように、
コルゲートチューブ10の内部に挿入されることとな
る。即ち、ロック用筒部33内の電線群Wがコルゲート
チューブ10内に自動的に移しかえられた状態となり、
コルゲートチューブ10内に電線群Wを挿入できる。
【0034】コルゲートチューブ10がロック用筒部3
3内で先端33d側へと移動するに従い、コルゲートチ
ューブ10のロック操作用凹部18と23に挿入された
突起33fと33gとの幅が次第に狭くなるため、スリ
ット11が閉じられ方向に付勢される。先端33dに達
する時点で、図7(B)に示すように、コルゲートチュ
ーブ10のメス側ロック部14とオス側ロック部19と
は完全に重ねられてスリット11はロックされる。
【0035】このように、治具30の先端33dよりコ
ルゲートチューブ10が出た状態で、コルゲートチュー
ブ10の内部には電線群Wが通されていると共に、スリ
ット11がロックされた状態で閉じられている。
【0036】上記作用の説明では、コルゲートチューブ
10側を治具30に対して移動させた形態で説明してい
るが、コルゲートチューブ10は移動させず、治具30
は逆方向に移動させても、同様の結果となる。
【0037】図8は治具の変形例を示し、上記実施形態
との相違点は、電線群ガイド用筒部32の下端に突設す
る嵌合部35’を偏平形状としている点である。即ち、
電線群ガイド用筒部32の左右両側32aと32bの下
端より突出させた偏平部を下端で折り返して形成してい
る。
【0038】上記構成とすると、嵌合部35’をコルゲ
ートチューブ10のスリット11に押し込み、この状態
で、コルゲートチューブ10あるいは治具30’を移動
させると、スリット11は電線群ガイド用筒部32の外
周面32cに達して、スリット11は自動的に大きく開
かれる。他の作用は上記実施形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0039】なお、電線群ガイド用筒部32の下端より
嵌合部を突出しない場合においても、コルゲートチュー
ブ10のスリット11を直接的に電線群ガイド用筒部3
2の外周面に沿わせて開かせることができ、このスリッ
ト11が開いた状態でロック用筒部33に挿入して内嵌
させると、コルゲートチューブ10への電線群の挿通
と、スリット11の閉鎖ロックとを行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる電線群の通し治具によれば、コルゲートチュー
ブのスリットを開きながら電線群をコルゲートチューブ
内部に通す作業と、電線群を通した後にスリットを閉じ
てロックする作業とを行うことができる。よって、コル
ゲートチューブへの電線通し作業の後に従来必要とされ
たテープ巻きの作業を無くすことができる。其の結果、
作業員の負担を大幅に軽減できると共に、作業能率を高
めることができる。
【0041】さらに、本発明の治具は、簡単に樹脂成形
で設けることができ、よって、コストアップとならず
に、容易に実施できる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の治具によりコルゲートチューブに電
線群を通している状態を示す斜視図である。
【図2】 コルゲートチューブのロック機構を示す断面
図である。
【図3】 上記治具の斜視図である。
【図4】 上記治具の左側面図である。
【図5】 上記治具の正面図である。
【図6】 上記治具の平面図である。
【図7】 (A)は図1のA−A線断面図、(B)は図
1のB−B線断面図である。
【図8】 本発明の治具の変形例の斜視図である。
【図9】 従来のスリット付きコルゲートチューブの正
面図である。
【図10】 従来の電線通し治具を用いてコルゲートチ
ューブに電線群を通す作業を示す図面である。
【図11】 従来の問題点を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 コルゲートチューブ 11 スリット 12 山部 14 メス側ロック部 19 オス側ロック部 18、23 ロック操作用凹部 30 治具 32 電線群ガイド用筒部 33 ロック用筒部 33f,33g 突起 34a、34b 把持部 35 嵌合部 W 電線群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/06 F16L 55/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の全長にわたってスリットを有
    し、該スリットを挟む山部の両側に周方向の凹凸からな
    る雌雄ロック部を設け、これら凹凸を重ね合わせて嵌合
    ロックするコルゲートチューブに対して、電線群を上記
    スリットより通しながら上記ロックを行う通し治具であ
    って、 上記コルゲートチューブの内径以下の外径を有する電線
    群ガイド用筒部と、 軸線方向の一端より他端にかけて漸次縮径する円筒状
    で、一端の最小径部分の内径は上記コルゲートチューブ
    のロックが嵌合した時の外径と同等となっていると共
    に、内周面に上記雌雄ロック部の各凹部に嵌合する一対
    の突起を備えたロック用筒部とを備え、 上記ロック用筒部の大径端側に上記電線ガイド用筒部を
    傾斜させて連続させており、 上記電線ガイド用筒部よりロック用筒部へと電線群を挿
    通させた状態で、上記コルゲートチューブを電線ガイド
    用筒部の外面に沿わせてスリットを開かせながら上記ロ
    ック用筒部の大径側開口へと挿入して、コルゲートチュ
    ーブ内に電線を通しながら、上記突起によりスリット両
    側の山部を近接方向に押圧して上記嵌合ロックを強制的
    に行う構成としていることを特徴とするコルゲートチュ
    ーブへの電線群の通し用治具。
  2. 【請求項2】 上記傾斜させた電線ガイド用筒部の下部
    に、コルゲートチューブのスリットへの嵌合部を突設
    し、該嵌合部に沿ってスリットが水平方向へ移動する
    と、上記傾斜した電線ガイド用筒部の外周面に当接して
    スリットが強制的に開かれる構成としている請求項1に
    記載の電線群の通し用治具。
  3. 【請求項3】 上記連続させたロック用筒部と電線群ガ
    イド用筒部とは、上端で分離して半割状とし、これら割
    れの上端両側より把持部を突設している請求項1または
    請求項2に記載の電線群の通し用治具。
  4. 【請求項4】 上記ロック用筒部の内周面の上部に突設
    した一対の突起は、軸線方向に延在し、縮径方向に向か
    って一対の突起の間隔が漸次狭くなり、先端部におい
    て、上記雌雄ロック部を嵌合させるように設定している
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電線群の
    通し用治具。
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