JP3414008B2 - 複合粉体及び複合粉体含有化粧料 - Google Patents

複合粉体及び複合粉体含有化粧料

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JP3414008B2
JP3414008B2 JP30952694A JP30952694A JP3414008B2 JP 3414008 B2 JP3414008 B2 JP 3414008B2 JP 30952694 A JP30952694 A JP 30952694A JP 30952694 A JP30952694 A JP 30952694A JP 3414008 B2 JP3414008 B2 JP 3414008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スフィンゴシン類縁体
等の固体又は半固体の非親水性化合物と母粉体とを複合
化させてなる複合粉体に関する。更に詳しくは、本発明
は、スフィンゴシン類縁体等の非親水性化合物を含有す
る化粧料において、従来必要とされていた界面活性剤を
不要とするかあるいは著しく低減させるために、スフィ
ンゴシン類縁体等の非親水性化合物と母粉体とを複合化
させた複合粉体及びそのような複合粉体を含有する化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より化粧料に使用されている成分の
中には、皮膚へ水分を付与し、潤いや柔軟性を向上させ
る等の有用性を有しながら、それ自体の皮膚への伸展性
が低く、また水性媒体との相溶性も低いため、化粧料中
で多量の界面活性剤との併用が余儀なくされている化合
物がある。
【0003】例えば、セラミド又はその類似構造物質等
のスフィンゴシン類縁体は、角質層の水分保持に重要な
役割を有することが知られている。しかしながら、それ
らはは融点約70℃の常温固体の化合物であるためその
ままでは皮膚への伸展性に欠けるので、化粧料として使
用することができない。また、それらは水性媒体に対す
る相溶性も低いので、水性媒体に溶解させて使用するこ
ともできない。そこで、スフィンゴシン類縁体は、多量
の界面活性剤を用いて水性媒体に乳化させることにより
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧料
中に界面活性剤を多量に配合すると化粧料がべたつき、
使用感が損なわれるという問題がある。特に、さっぱり
感が要求される化粧水ではこのようなべたつきが問題と
なるので、化粧水にはスフィンゴシン類縁体等の非親水
性化合物は十分な量を含有させることができないという
問題が生じている。
【0005】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、スフィンゴシン類縁体のよ
うな固体又は半固体の非親水性化合物の分散性を向上さ
せ、それによりその非親水性化合物を含有する化粧料の
分散安定性を、界面活性剤を使用しないかあるいは僅か
な量の使用によっても向上させ、その化粧料に良好な使
用感を付与できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、スフィン
ゴシン類縁体のような固体又は半固体の非親水性化合物
を母粉体と複合化することにより上述の目的を達成でき
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】即ち、本発明は、母粉体がスフィンゴシン
類縁体で被覆されていることを特徴とする複合粉体を提
供し、その製造方法として、スフィンゴシン類縁体と母
粉体とをメカノケミカル法により複合化させる方法を提
供する。
【0008】また、このような複合粉体を含有する複合
粉体含有化粧料を提供する。
【0009】
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の複合粉体は母粉体がスフィンゴシ
ン類縁体で被覆されているものである。この複合粉体
は、母粉体と複合化されていないスフィンゴシン類縁体
に比して、水性媒体へ良好な分散性を示し、界面活性剤
と併用しなくても、あるいは、界面活性剤の僅かな量の
使用によっても、化粧水等の液状化粧料の成分として使
用できるものとなる。また、スフィンゴシン類縁体は母
粉体と複合化すると皮膚への伸展性も大きく向上するの
で、この複合粉体は、ファンデーション等のペースト状
ないし粉末状化粧料の成分としても有用なものとなる。
【0012】ここで、スフィンゴシン類縁体としては、
天然又は合成のいずれのスフィンゴシン類縁体も使用す
ることができる。例えば、天然のスフィンゴシン類縁体
としては、セラミド、糖セラミド、スフィンゴミエリ
ン、スフィンゴ脂質、スフィンゴ糖脂質等のスフィンゴ
シン誘導体を使用することができる。このような天然ス
フィンゴシン誘導体は、動物組織から抽出することによ
り製造され、牛脳セラミド等と称されて市販されてい
る。なお、これら抽出物の成分としては、N−(ω−ア
シルオキシ)アシルスフィンゴシン、N−アシルスフィ
ンゴシン、N−アシルフィトスフィンゴシン、N−(α
−ヒドロキシ)アシルスフィンゴシン、N−(ω−(α
−ヒドロキシ)アシルオキシ)アシルスフィンゴシン、
N−(α−ヒドロキシ)アシルフィトスフィンゴシン等
が知られている(Journal of Lipid Research,24,p759
(1983) 、特公平6−57651号公報)。また、天然
スフィンゴシンを化学修飾した誘導体も使用できる(特
公平1−45442、特表平6−504264、WO9
32281等)。
【0013】また、合成のスフィンゴシン類縁体として
は、天然スフィンゴシン誘導体と類似構造を有する種々
のアミド誘導体を使用することができ、例えば、特開昭
62−228048号公報に記載されている次式(1)
のセラミド類似化合物
【0014】
【化1】 (式中、R1 は炭素数10〜26の直鎖又は分岐鎖の飽
和又は不飽和のアルキル基を示し、R2 は炭素数9〜2
5の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のアルキル基を示
し、X及びYはそれぞれ水素原子又は糖類残基を示
す)、特開平4−342553号公報、WO94078
44等に開示されている化合物等をあげることができ
る。特に、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミド
(C3163NO4 )、N−(3−ヘキサデシロキシ−2
−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘ
キサデカナミド(C3775NO4 )、N−(3−テトラ
デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒド
ロキシエチルデカナミド(C2959NO4 )を好ましく
使用することができる。
【0015】本発明の複合粉体においては、これら天然
又は合成のスフィンゴシン類縁体の一種又は複数種をあ
わせて使用することができる。
【0016】一方、母粉体としては、任意の無機又は有
機粉体を使用することができる。例えば、ケイ酸、無水
ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、マイ
カ、ベントナイト、チタン被覆雲母、ベンガラ、オキシ
塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロ
ム、カラミン、ゼオライト、カーボンブラック等の無機
粉末;ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹
脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹
脂、アクリル酸樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重
合体等の各種樹脂粉体あるいはそれらの2種以上からな
る共重合樹脂粉体;セルロイド、アセチルセルロース、
多糖類、タンパク質、硬タンパク質等の有機粉末、赤色
201号、赤色202号、赤色204号、赤色205
号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色
405号、橙色203号、橙色204号、黄色204
号、黄色401号、青色404号等の各種有機顔料粉
末;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色22
7号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙
色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリ
ウム又はアルミニウムレーキなどからなる顔料粉末;ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラ
ウリン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛等の金属石鹸をあげる
ことができる。なかでも、複合粉体の水性媒体に対する
分散性の点から、比重が約1である樹脂粉体が好まし
い。また、ハイブリダイザーによる複合化効率の点か
ら、球状のものが好ましい。
【0017】母粉体の好ましい大きさとしては、使用感
の点から、平均粒径が0.1〜50μm、特に1〜30
μmが好ましい。
【0018】スフィンゴシン類縁体と母粉体との割合
は、それらの粉体の表面状態や表面積に応じて適宜定め
ることができるが、通常、母粉体100重量部に対して
0.01〜200重量部、特に10〜100重量部とす
ることが好ましい。
【0019】以上のようなスフィンゴシン類縁体と母粉
体からなる複合粉体の製造方法としては、格別に制限は
ないが、スフィンゴシン類縁体と母粉体とをメカノケミ
カル法、特に高速気流中衝撃法により複合化させる方法
が好ましい。この高速気流中衝撃法は、複合化する粉体
同士(母粉体と子粉体)をハイブリダイザーで処理する
方法である。ハイブリダイザー内では、高速回転するロ
ーターと循環回路の作用により、衝撃力を主体とした機
械的熱的エネルギーが複合化させる個々の粉体に効率よ
く伝わるので、図1に示すように母粉体1と子粉体とし
てのスフィンゴシン類縁体2が相互に固定され、母粉体
1がスフィンゴシン類縁体2で被覆された複合粉体が形
成される。
【0020】スフィンゴシン類縁体と母粉体からなる本
発明の複合粉体は、それ単独でも皮膚に適用することが
できるが、この複合粉体と水性媒体、さらに必要に応じ
てその他の成分とを混合した化粧料としても使用するこ
とができる。このような複合粉体含有化粧料において
は、前述のように、化粧料の分散状態を安定化させるた
めに従来使用されていた界面活性剤は不要とするか、又
はその必要量を大きく低減させることができる。よっ
て、この複合粉体含有化粧料は多量の界面活性剤の使用
に起因するべたつき等の使用感の低下が解消されたもの
となる。そこで、本発明は、上述の本発明の複合粉体を
含有する複合粉体含有化粧料も包含する。
【0021】本発明の複合粉体含有化粧料において、複
合粉体と共に配合する水性媒体や必要に応じて配合する
他の成分の種類、及びそれらの配合割合に特に制限はな
い。当該スフィンゴシン類縁体やその他の成分の種類、
化粧料の目的等に応じて適宜定めることができる。
【0022】例えば、水性媒体としては、水、アルコー
ル等を含有させることができる。
【0023】また、この複合粉体含有化粧料には、水性
媒体と共に、水溶性多価アルコール等の水相成分を含有
させることができる。水溶性多価アルコールとしては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ト
リグリセリン、テトラグリセリン等のポリグリセリン、
グルコース、マルトース、マルチトール、ショ糖、フラ
クトース、キシリトール、ソルビトール、マルトトリオ
ース、スレイトール、エリスリトール、デンプン分解還
元アルコール等をあげることができる。これらは一種又
は複数種を使用することができる。
【0024】また、本発明の複合粉体含有化粧料に界面
活性剤を配合する場合、その界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油アルキル硫酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル、アルキルリン酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、脂
肪酸アルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリ
セリンシ脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル
等をあげることができる。これらは一種又は複数種を使
用することができる。
【0025】本発明の複合粉体含有化粧料において、複
合粉体と水性媒体と界面活性剤との好ましい配合割合
は、その化粧料に配合する各成分の種類や当該化粧料の
目的等に応じて適宜定めることができる。例えば、液状
化粧料を得る場合、通常、スフィンゴシン類縁体の配合
効果、化粧料の使用感等の点から、複合粉体を0.1〜
30重量%、水性媒体50〜99.9重量%、界面活性
剤0〜10重量%とすることが好ましい。特に、角質層
の水分保持力の向上というスフィンゴシン類縁体の配合
効果の点から、スフィンゴシン類縁体からなる複合粉体
を0.5〜30重量%とすることが好ましく、1〜20
重量%とすることがより好ましい。
【0026】また、本発明の複合粉体含有化粧料には、
必要に応じて油分を含有させることができる。この油分
としては種々の固形、半固形又は液状のものを含有させ
ることができ、例えば、パラフィン、クリスタルオイ
ル、セレシン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラ
ン、スクワレン等の炭化水素類、オリーブ油、カルナバ
ロウ、ラノリン、ホホバ油、グリセリンモノステアリン
酸エステル、グリセリンジステアリン酸エステル、グリ
セリンモノオレイン酸エステル、イソプロピルステアリ
ン酸エステル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、
コレステロールイソステアレート等のエステル油、ステ
アリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸、セタノール、
ステアリルアルコール等の高級アルコール等を含有させ
ることができる。これらは一種又は複数種を使用するこ
とができる。
【0027】油分の配合割合は、通常、使用感と保湿性
等の点から0.001〜50重量%、特に0.005〜
30重量%とすることが好ましい。
【0028】また、本発明の複合粉体含有化粧料には、
さらに本発明の効果を増強するためにステロール類を配
合することができる。ステロール類としては、例えば、
コレステロール、プロビタミンD3、カンペステロー
ル、ステグマステロール、5−ジヒドロコレステロー
ル、α−スピナステロール、パリステロール、クリオナ
ステロール、γ−シトステロール、サルガステロール、
アペナステロール、エルゴステロール、シトステロー
ル、コルビステロール、コンドリラステロール、ポリフ
ェラステロール、ハリクロナステロール、ネオスボンゴ
ステロール、フコステロール、アプトスタノール、エル
ゴスタジエノール、エルゴステロール、22−ジヒドロ
エルゴステロール、ブラシカステロール、24−メチレ
ンコレステロール、5−ジヒドロエルゴステロール、デ
ヒドロエルゴステロール、フンギステロール、コレスタ
ノール、コプロスタノール、ジモステロール、7−ヘト
コレステロール、ラトステロール、22−デヒドロコレ
ステロール、β−シトステロール、コレスタトリエン−
3β−オール、コプロスタノール、コレスタノール、7
−デヒドロコレステロール、24−デヒドロコレスタジ
オン−3β−オール、エキレニン、エキリン、エストロ
ン、17β−エストラジオール、アンドロスト−4−エ
ン−3β,17β−ジオール、デヒドロエビアンドロス
テロン等をあげることができる。これらは一種又は複数
種を使用することができる。
【0029】ステロール類の配合割合は、通常、使用感
の点から0.001〜50重量%、特に0.005〜3
0重量%とすることが好ましい。
【0030】本発明の複合粉体含有化粧料には、シリコ
ーン類を配合することができる。このシリコーン類とし
ては、通常化粧料に配合されているものを特に制限なく
使用することができる。例えば、オクタメチルポシリロ
キサン、テトラデカメチルポリシロキサン、メチルポリ
シロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサンのほか、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のメ
チルポリシクロシロキサン、トリメチルシロキシケイ
酸、更にはポリエーテル・アルキル変性シリコーン、ア
ルキルグリセリルエーテル変性シリコーン等の変性シリ
コーン等を使用することができる。
【0031】シリコーン類を配合する場合、その配合割
合は化粧料の剤型等に応じて適宜定めることができる
が、通常、0.001〜50重量%、特に0.005〜
30重量%とすることが好ましい。
【0032】また、本発明の複合粉体含有化粧料には、
前述の本発明の複合粉体の他に粉体を配合することがで
きる。このような粉体としては、例えば、ケイ酸、無水
ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、マイ
カ、ベントナイト、チタン被覆雲母、ベンガラ、オキシ
塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロ
ム、カラミン、ゼオライト、カーボンブラック等の無機
粉末;ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹
脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹
脂、アクリル酸樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重
合体等の各種樹脂粉体あるいはそれらの2種以上からな
る共重合樹脂粉体;セルロイド、アセチルセルロース、
多糖類、タンパク質、硬タンパク質等の有機粉末、赤色
201号、赤色202号、赤色204号、赤色205
号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色
405号、橙色203号、橙色204号、黄色204
号、黄色401号、青色404号等の各種有機顔料粉
末;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色22
7号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙
色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリ
ウム又はアルミニウムレーキなどからなる顔料粉末;ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラ
ウリン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛等の金属石鹸をあげる
ことができる。
【0033】これら粉体の配合割合は化粧料の剤型等に
応じて適宜定めることができるが、通常、0.001〜
50重量%、特に0.005〜30重量%とすることが
好ましい。
【0034】さらに、本発明の複合粉体含有化粧料に
は、本発明の目的を損なわない範囲において、通常、化
粧品、医薬部外品、医薬品等に配合される各種成分を配
合することができる。例えば、硫酸マグネシウム、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化ナ
トリウム等の無機塩、ポリビニルアルコール、カルボキ
シビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ゼラ
チン、トラガントガム、キサンタンガム、ヒアルロン
酸、チューベロース抽出液、アガロース、アルギン酸ナ
トリウム、有機変性モンモリナイト等の粘度調整剤、パ
ラベン等の防腐剤、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリド
ンカルボン酸塩類等の保湿剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、
リン酸水素二ナトリウム等のpH調整剤、色素、ビタミ
ンE、ビタミンEアセテート等の薬効成分、香料等をあ
げることができる。
【0035】本発明の複合粉体含有化粧料のpHとして
は、正常な皮膚生理機能の保持の点から、pH2〜1
1、特に3〜8に調整することが好ましい。
【0036】本発明の複合粉体含有化粧料は、乳化型、
分散型、溶液型、2層型、ジェル等の所望の剤型に製造
することができ、また、化粧水、乳液、クリーム、パッ
ク剤、ファンデーション等の種々の用途の化粧料とする
ことができる。
【0037】本発明の複合粉体含有化粧料は、スフィン
ゴシン類縁体を母粉体と複合化させ、その複合粉体を化
粧料に含有させることにより、化粧料におけるスフィン
ゴシン類縁体の分散性を高めたものであるが、このよう
な母粉体との複合化は、スフィンゴシン類縁体に限られ
ず、常温で固体又は半固体の非親水性化合物を水性媒体
に分散させた化粧料を製造する場合に広く適用すること
ができる。これにより、非親水性化合物を母粉体と複合
化させることなく化粧料に配合する場合に比して、化粧
料の分散安定性上必要とされる界面活性剤の量を大きく
低減させることができるので、非親水性化合物を含有す
る化粧料の使用感を向上させることが可能となる。そこ
で、本発明は、固体又は半固体の非親水性化合物を母粉
体と複合化させ、その複合粉体を水性媒体へ分散させる
ことを特徴とする非親水性化合物含有化粧料の製造方法
も包含する。
【0038】このような非親水性化合物含有化粧料の製
造方法においても、母粉体としては、前述のスフィンゴ
シン類縁体と複合化させる母粉体と同様に、水性媒体に
対する分散性の点から比重が約1の樹脂粉体が好まし
く、ハイブリダイザーによる複合化効率の点から球状の
ものが好ましい。また、複合化方法としては、メカノケ
ミカル法、特に高速気流中衝撃法を用いることが好まし
い。
【0039】
【作用】本発明の複合粉体は、スフィンゴシン類縁体と
母粉体とを複合化させ、母粉体がスフィンゴシン類縁体
で被覆されるようにしたものである。このように母粉体
と複合化されたスフィンゴシン類縁体は、それ単独の場
合に比して、皮膚への伸展性が大きく向上するので、こ
の複合粉体は、ファンデーション等のペースト状ないし
粉末状化粧料の成分として有用なものとなる。また、母
粉体と複合化させることによりスフィンゴシン類縁体は
水性媒体に対する分散性が大きく向上する。したがっ
て、この複合粉体を含有する本発明の複合粉体含有化粧
料は、界面活性剤を使用しないかあるいは僅かな量を含
有するだけで、スフィンゴシン類縁体を水性媒体中に良
好に安定性よく分散させたものとなる。よって、この複
合粉体含有化粧料は、べたつき感のない優れた使用感を
有するものとなる。
【0040】このような母粉体との複合化による分散性
の向上効果は、スフィンゴシン類縁体を母粉体と複合化
させる場合に限られず、常温で固体又は半固体の非親水
性化合物を母粉体と複合化させる場合にも得られる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0042】実施例1(複合粉体の製造) 式(1)のセラミド類似化合物において、R1 =C16
33、R2 =C1531、X=H、Y=Hの化合物12g、
ポリアミド樹脂粉末(平均粒径5μm)8gを、ハイブ
リダイザー(NHS−O、奈良機械製作所製)を用いて
回転数12000rpmで3分間処理することにより複
合粉体を得た。
【0043】実施例2(複合粉体の製造) 式(1)のセラミド類似化合物において、R1 =C16
33、R2 =C1531、X=H、Y=Hの化合物4gをエ
タノール50gに溶解し、ポリエチレン樹脂粉末8gを
加えて撹拌し、さらに撹拌しながら減圧してエタノール
を除去することにより複合粉体を得た。
【0044】実施例3(スフィンゴシン類縁体含有化粧
料の製造) 表1に示した成分を含有するスフィンゴシン類縁体含有
化粧料を製造した。この場合、まず、成分(8)、(9)、(1
5)を70℃で加熱溶解し、そこへ成分(10)〜(14)及び(1
6)の70℃混合溶液を撹拌しながら加え、さらにこれを
撹拌しながら冷却し、最後に成分(1)を撹拌しながら加
えた。
【0045】比較例1〜(スフィンゴシン類縁体含有
化粧料の製造) 表2に示した成分を含有するスフィンゴシン類縁体含有
化粧料を製造した。この場合、まず、成分(4)、(8)、
(9)、(15)を加熱溶解して油相液を形成し、これを70
℃に保持した。一方、成分(10)〜(14)を成分(16)の精製
水に加熱溶解し、これに徐々に油相液を加えて乳化し、
徐冷し、最後に成分(7)を加えて撹拌分散させた。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 評価 実施例及び比較例1〜の化粧料に対して、次のよう
に(1)分散安定性の評価、(2)実用テスト及び(3)保湿効
果テストを行った。これらの結果を表3に示す。
【0048】(1) 分散安定性の評価 以下の評価基準にしたがって、4段階に評価した。
【0049】[分散安定性評価基準] ◎:分散安定性が良好で、室温1ケ月経過しても変化の
ない場合 ○:室温1週間経過しても変化のない場合 △:室温1週間以内に分散状態が不均一となった場合 ×:調製直後に分散状態が不均一となった場合 (2) 実用テスト 専門パネラー10名による使用テストにより、(a) べた
つきのなさ、(b) さっぱり感、(c) 肌へのなじみ、(d)
塗布後3時間後のしっとり感、(e) 全体的使用感の各項
目について、以下の評価基準にしたがって4段階に評価
した。
【0050】[実用テスト評価基準] ◎:10名中8名以上が良好と回答した場合 ○:10名中6名以上が良好と回答した場合 △:10名中4名以上が良好と回答した場合 ×:10名中4名未満が良好と回答した場合 (3) 保湿効果テスト 各化粧料の一定量を前腕内側部に塗布し、3時間静置
し、湯洗後、温度20℃、湿度50%の恒温恒湿室にて
さらに30分放置した場合の塗布部の角質層中の水分含
有量をインピーダンスメータ(IBS社製)で測定し、
保湿効果の値とした。なお、表3にはこの測定値の平均
値(N=5)を示した。
【0051】
【表3】 表3の結果から、複合粉体を使用した本発明の実施例の
化粧料は、分散安定性、実用テスト及び保湿効果テスト
の全てについて優れた結果を示したが、スフィンゴシン
類縁体を複合化させることなく単に樹脂粉末と混合した
比較例の化粧料では、実施例と同量の乳化剤を使用した
場合(比較例2)には、化粧料の安定性が著しく悪く分
散状態が不均一となり、直ちにスフィンゴシン類縁体が
結晶化した。実用テストにおける使用感も劣っており、
また、保湿効果テストにおいても、インピーダンスの数
値から保湿効果が劣っていることがわかる。また、多量
の乳化剤を使用した場合(比較例1)には、化粧料の安
定性はある程度改善されるが、多量の乳化剤の配合によ
るべたつき等の使用感の低下が問題となっていることが
わかる。
【0052】実施例(化粧水の製造) 次の表4の成分からなる化粧水を製造した。この場合、
まず、成分(2)〜(9)を成分(11)の精製水に加熱溶解し、
冷却後これに成分(10)を加えて溶解し、最後に成分(1)
を加えた。得られた化粧水は、優れた安定性を有してい
た。また、べたつき感がなく、使用感にも優れていた。
【0053】
【表4】 実施例(エッセンスの製造) 次の表5の成分からなるエッセンスを製造した。この場
合、まず、成分(2)〜(8)を成分(10)の精製水に加熱溶解
し、冷却後これに成分(9)を加えて溶解し、最後に成分
(1)を加えた。得られたエッセンスは、優れた安定性を
有していた。
【0054】
【表5】 実施例(乳液の製造) 次の表6の成分からなる乳液を製造した。この場合、ま
ず、成分(2)〜(8)、(11)を加熱溶解して油相液を形成
し、これを70℃に保持した。一方、成分(9)、(10)を
精製水に加熱溶解し、これを油相液に徐々に加えて乳化
し、冷却後に成分(1) を加え、撹拌分散させた。得られ
た乳液は、優れた安定性を有していた。
【0055】
【表6】
【0056】実施例(クリーム状ファンデーションの
製造) 次の表の成分からなるクリーム状ファンデーションを
製造した。この場合、まず、成分(13)〜(15)を混合粉砕
した。一方、成分(8)〜(12)を混合して水相液を調製
し、これを粉砕した成分(13)〜(15)の混合粉末に加えて
分散させ、75℃に加熱した。また、成分(2)〜(7)を混
合し、80℃で加熱溶解させて油相液を調製し、これを
先に調製した水相液に撹拌しながら加えて乳化させた。
さらに撹拌しながら50℃で成分(16)、(1)を加え、撹
拌しながら冷却してクリーム状ファンデーションを得
た。得られたクリーム状ファンデーションは、優れた安
定性を有していた。
【0057】
【表7】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、スフィンゴシン類縁体
等の固体又は半固体の非親水性化合物の分散性を向上さ
せることができるので、非親水性化合物を含有する化粧
料を、界面活性剤を使用しないかあるいはわずかな量の
使用により分散安定性よく製造することが可能となる。
また、その化粧料に良好な使用感を付与することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合粉体の説明図である
【符号の説明】
1 母粉体 2 スフィンゴシン類縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−115211(JP,A) 特開 平4−235908(JP,A) 特開 平6−9359(JP,A) 特開 平8−48612(JP,A) 特開 昭62−87237(JP,A) 特開 平4−342553(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母粉体がスフィンゴシン類縁体で被覆さ
    れている複合粉体であって、該スフィンゴシン類縁体
    が、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロ
    ピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミド、N−
    (3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−
    N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド及びN−
    (3−テトラデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−
    N−2−ヒドロキシエチルデカナミドから選ばれるアミ
    ド誘導体である複合粉体。
  2. 【請求項2】 母粉体の平均粒径が0.1〜50μmで
    ある請求項1記載の複合粉体。
  3. 【請求項3】 母粉体が樹脂粉体である請求項1又は2
    記載の複合粉体。
  4. 【請求項4】 スフィンゴシン類縁体と母粉体の重量比
    が0.01/100〜200/100である請求項1〜
    のいずれかに記載の複合粉体。
  5. 【請求項5】 母粉体がスフィンゴシン類縁体で被覆さ
    れている複合粉体の製造方法であって、該スフィンゴシ
    ン類縁体が、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロ
    キシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミ
    ド、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロ
    ピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド及
    びN−(3−テトラデシロキシ−2−ヒドロキシプロピ
    ル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミドから選ばれ
    るアミド誘導体であり、スフィンゴシン類縁体と母粉体
    とをメカノケミカル法により複合化させる製造方法。
  6. 【請求項6】 母粉体がスフィンゴシン類縁体で被覆さ
    れている複合粉体であって、該スフィンゴシン類縁体
    が、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロ
    ピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミド、N−
    (3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−
    N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド及びN−
    (3−テトラデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−
    N−2−ヒドロキシエチルデカナミドから選ばれるアミ
    ド誘導体である複合粉体を含有する複合粉体含有化粧
    料。
  7. 【請求項7】 合粉体0.1〜30重量%、水性媒体
    50〜99.9重量%及び界面活性剤0〜10重量%を
    含有する請求項記載の複合粉体含有化粧料。
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