JP3414003B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3414003B2
JP3414003B2 JP28141894A JP28141894A JP3414003B2 JP 3414003 B2 JP3414003 B2 JP 3414003B2 JP 28141894 A JP28141894 A JP 28141894A JP 28141894 A JP28141894 A JP 28141894A JP 3414003 B2 JP3414003 B2 JP 3414003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の端末装置(ホスト
マシン)により一つの画像形成装置を出力手段として共
用する場合に発生する作業性、操作性の低下を解消し、
更にエネルギーの浪費をなくすることができる画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置が、
ホストコンピュータからの画像データ、制御信号等に基
づいて作動して印刷動作(画像形成動作)を行う場合、
画像形成装置に対する電源供給を行う期間は、ホストコ
ンピュータの稼働による印刷実行中のみで十分な筈であ
る。しかし、実際には、印刷動作の実行の有無とは無関
係にホスト稼働中常に画像形成装置に対して電源供給が
行われており、画像形成装置の動作状態を分類すると、
印刷実行中の動作状態と、印刷命令を待つ待機状態の2
つに分けることができる。
【0003】待機状態が長く続く場合には、消費電力の
大半を占めるヒータ等に電力を供給しない省エネルギー
モード(省エネモード)と呼ばれる状態に移行するよう
に構成された画像形成装置が多い。画像形成装置に於て
電力を主として消費するのはヒータ類(定着装置のヒー
タ等)であり、その他の電気、電子部品等は比較的消費
電力が少なく、しかもホストコンピュータからの命令を
受けて応答性よく作動開始する必要があることから、こ
れらに対しては常に通電させておくことが多い。また、
画像形成装置には、オペレーションパネルが設けられて
おり、このオペレーションパネル上に画像形成装置の動
作状態を表示している。次表は、通常の画像形成装置に
装備された各モードを示している。 ところで、オフィス・オートメーション化が進み、企業
等に属する各人に対してパソコン等の個人専用の端末装
置が与えられる状況になっているが、この場合の出力装
置としての画像形成装置は複数の端末装置(ホストマシ
ン)の共用出力手段として利用されることが多い。この
ため、画像形成装置と端末装置との間の距離が大きく離
れていることも多くなる。この為、操作者が端末装置か
ら画像形成装置に対して文書印刷処理を指令したつもり
であっても、画像形成装置側の電源が未投入である為に
印刷出力が得られなかったり、或は電源が投入されてい
たとしても他の端末からの指令に基づいた印刷中である
ために長時間待機させられたり、或は省エネルギーモー
ド(待機中にヒータに十分な電力を供給しない)時に印
字処理を行っても待機状態(或は動作状態)に移行する
まで長い時間を要するので、端末利用者はシステムにエ
ラーが発生したのかという錯覚に陥り不安感を催す。
【0004】また、端末利用者が自分の文書が画像形成
装置から出力されたであろうと予想される時期に文書を
受け取りに行くと、未だ出力がなされていないという事
態等もしばしば発生し、その結果自分の文書出力を得る
為に何度も離隔した位置にある装置前まで何度も足を運
ぶ必要が発生し、作業効率の悪化、操作性の悪化をもた
らしていた。また、画像形成装置の待機状態がしばらく
続くと、省エネルギーモードに移行するが、省エネルギ
ーモード中には、大電力を消費するヒータが点灯しない
としても、スイッチング電源は投入状態にあるので、待
機状態等の低負荷時には著しく効率が悪く、省エネルギ
ーになっていないこともある。
【0005】図10(a) は従来一般の画像形成装置の一
例の外観図、(b) はそのオペレーションパネルの構成を
示す拡大図である。この画像形成装置1のオペレーショ
ンパネル2はオペレータと装置1との間の情報の授受を
行う手段であり、(b) に示すように動作設定を行うスイ
ッチ類3と、電源のON/OFF、オンライン、デー
タ、エラー等を夫々表示するLED4、5、6、7と、
設定、動作状態を表示するLCD8等から構成されてい
る。このような画像形成装置にあっては、小面積のオペ
レーションパネル2上のLED4〜7やLCD8を装置
に近接した位置に居るオペレータが見ることにより、機
器の状況を把握することができるが、遠方に居るオペレ
ータにとって動作中か、待機中か、省エネモードか、停
止しているか否か等々の稼働状況を把握することは不可
能である。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、複数の端末装置(ホストマシン)により一つの画像
形成装置を出力手段として共用する場合に発生する不具
合である両装置間の距離の隔たり等に起因した作業性、
操作性の低下を解消し、更に画像形成装置が省エネルギ
ーモードにある時にも投入状態にあるスイッチング電源
における電力消費に起因したエネルギーの浪費をなくす
ることができる画像形成装置を提供することを目的とし
ている。また、近接位置に居ないオペレータであって
も、遠方から容易に機器の状況を把握することができる
ようにした画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明は、複
数のホストマシンによって出力手段として共有され、か
つ該ホストマシンからの命令に応じて動作する画像形成
装置であって、動作モードか、待機モードか、省エネモ
ードかに応じて選択的に異なる色のランプが点灯し、
作モードか、待機モードか、省エネモードか、電源OF
Fの停止モードかの稼働状況を表示する表示手段を有
し、該表示手段を、その表示内容が遠方からでも容易に
確認可能に、設けたことを特徴とする。待機モードから
省エネモード、電源OFFの停止モードへのモード切換
え制御を段階的に行うことにより、省電力化を図ったこ
とを特徴とする。ホストマシン側からモード切換え制御
によって表示可能な稼働状況として、前記モードの全て
か、前記動作モードと前記待機モードと前記省エネモー
ドか、前記動作モードと前記待機モードかを選択設定で
きるようにしたことにより、操作性が向上したことを特
徴とする。
【0008】上記画像形成装置に於て、ホストマシンか
らの印刷処理命令をホストマシンが接続されるI/Fに
より判別し、その判別結果に基づいて、印刷実行中の文
書やその種類等の帰属先となるホストマシンを示す情報
を表示することを特徴とする。上記画像形成装置に於
て、ホストマシンからの印刷処理命令をホストマシンの
ユーザを示す情報をもとに判別し、その判別結果に基づ
いて、印刷実行中の文書の帰属やその種類等の帰属先と
なるユーザを示す情報を表示することを特徴とする。上
記画像形成装置に於て、前記印刷処理命令の判別による
帰属先の表示を実行するか、しないかを選択設定できる
ようにしたことにより、操作性を向上したことを特徴と
する。
【0009】以下、本発明の画像形成装置を添付図面に
より詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は、本発明の一
実施例の画像形成装置の外観図及び表示機構の一例を示
す略図である。この画像形成装置1のオペレーションパ
ネル2は上記図10の従来装置と同様オペレータと装置
との間の情報の授受を行う手段であり、動作設定を行う
スイッチ類3と、電源のON/OFF、オンライン、デ
ータ、エラー等を夫々表示するLED9と、設定、動作
状態を表示するLCD8等から構成されている。本発明
の特徴的な構成は、装置外表面に装置の稼働状況を表示
するために、大面積の稼働状況表示手段20を少なくと
も一か所配置して、遠方からでも目視により容易に稼働
状況を把握できるようにした点に存する。
【0010】即ち、本発明の画像形成装置にあっては、
稼働状況表示手段20小面積のオペレーションパネル2
上のLED4〜7やLCD8を装置に近接する位置に居
るオペレータが見ることにより、機器の状況を把握する
ことができるが、遠方に居るオペレータにとっても、稼
働状況表示手段20を見ることにより、動作中か、待機
中か、省エネモードか、停止しているか否か等々の稼働
状況を把握することが容易となる。
【0011】稼働状況表示手段20は、図1(a) に示す
ように装置本体1の筐体外壁の適所に設けた窓21から
文字、図形、符号等により装置の現在の稼働状況を視覚
的に表示するものであり、状況に応じて表示内容を切換
え可能となっている。(b) はその具体的構成を示す略図
であり、上記窓21の内側位置には表示内容を記載した
表示部材22が回転自在に支持されており、表示部材2
2の回転軸に設けたギヤ(プーリ)23をタイミングベ
ルト(チェーン)24を介してモータ25の出力ギヤ2
5aに連結することにより、モータ25からの駆動力に
より回転して窓21からの表示内容を切り替えるように
している。
【0012】モータ25に対する制御は、オペレーショ
ンパネル2からのスイッチ操作により操作指令を受けた
画像形成装置制御回路26が表示制御回路27に制御信
号を出力することにより、該表示制御回路27からモー
タ25に対してモータ駆動制御信号が出力されることに
より実現される。即ち、コピースタートスイッチがON
されて画像形成動作中であれば、「動作中」の表示を窓
21から表示させるようにモータが回転駆動される。ま
た、時間の経過等々の所定の条件が成就することを条件
として、モードの自動切換えが行われた場合にも、現在
のモードを忠実に表示する為に、表示部材22が回転し
て当該表示内容を窓21から表す。例えば、画像形成装
置の待機状態が所定時間以上経過した場合には、「省エ
ネ」表示に切り替わる。このとき、勿論、ヒータ類の電
源はOFFとなっている。
【0013】図2(a) (b) 及び(c) は稼働状況表示手段
20の他の構成例であり、(a) は画像形成装置の上面適
所(コーナー部等)に複数のスリット30を設け、各ス
リット30から稼働状況を示す文字等を記載した表示板
31を突出入させるようにしている。各スリットごとに
異なった表示板31が突出し、表示板の表示内容に対応
する稼働状況が進行中であることを表示し続ける。した
がって、表示内容に対応する稼働状況が終了した場合に
は、当該表示板は引込み、他の表示板が突出する。この
表示板を突出入させる機構は、モータ、ソレノイド等々
により駆動される。モータにより突出入させる場合、例
えば各表示板毎にラックアンドピニオン機構、或はワイ
ヤー・プーリ等から成る駆動機構を設け、表示制御回路
からの制御信号に基づいて作動するクラッチ等によりモ
ータからの駆動力を各駆動機構に選択的に伝達させるこ
とにより、いずれかの駆動機構を選択的に作動させて、
所望の表示板を突出入させることができる。なお、スリ
ットの数は図示の3個に限定されない。
【0014】次に図2(b) は画像形成装置1の筐体上面
適所に設けた複数穴35から先端等の色を異ならせたア
ンテナ(棒状表示部材)36を突出入させることによ
り、各色に応じて予め決められた稼働状況を表示するよ
うにしている。アンテナを突出入させる機構は、(a) の
場合と同様である。穴の数は図示の数に限定されない。
また、表示板31とアンテナ36を組み合わせて使用し
てもよい。
【0015】次に図2(c) は、他の表示手段の例であ
り、画像形成装置の側面等の適所に複数の色の異なるラ
ンプ40(赤、緑、黄色等)を配置し、稼働状況に応じ
て異なったランプを選択的に点灯することにより、点灯
したランプの色に基づいて稼働状況を表示する。例え
ば、黄色ランプ点灯時は待機状態、緑ランプ点灯時は省
エネモード時、赤ランプ点灯時は動作状態を示すように
構成する。ランプの数は、図示のものに限定されない。
また、このランプを図2(a) 、(b) の表示板、アンテナ
と組み合わせて使用してもよい。
【0016】次に、図3(a) (b) 及び(c) は、従来及び
本発明の画像形成装置における動作時、待機時、及び省
エネモード時の各状態における消費電力イメージを示す
図である。この図から明らかなように待機時中において
は所定の間隔でヒータは点灯させられており、(c) の省
エネモード時に於てはヒータの点灯は行われないが、そ
れでも依然として数ワットから数十ワット程度は電力が
消費されている。これに対して本発明では、省エネモー
ドが所定時間以上継続した場合に、電源をOFFして消
費電力をゼロとするように制御している点が特徴的であ
る(停止モードへの移行)。このような制御を行う実施
例は、図1、図2の各実施例の画像形成装置に適用する
ことも可能である。
【0017】図4は装置本体の電源を投入した後は印刷
命令の有無のみに基づいて行う制御の手順を示すフロー
チャートであり、装置1の電源が投入された状態に於て
印刷命令がない場合には(ステップ1、No)、ステッ
プ2に進み、所定時間待機状態が継続すると、省エネモ
ードとなり、この状態で印刷命令が行われない状態が所
定時間以上継続した場合に電源をOFFし、停止モード
となる(ステップ3、4、5)。
【0018】従来の画像形成装置に於て、省エネモード
でヒータ(例えば定着装置のヒータ)だけをOFFにし
ている理由は、印刷命令を何時でも受け付けることがで
きるようにする為であるが、実際に省エネモードから印
刷が可能となる程度にヒータを昇温させるのに要する時
間は、装置の電源を投入してから印刷が可能となるのに
要する時間と大差はない。であれば、従来の省エネモー
ド時に消費されている数ワット以上の電力は無駄な電力
とみなすことができ、これをゼロにするために電源をO
FFすれば、完全な省エネルギー状態を得ることができ
ることに気付き、なされたのが本発明である。
【0019】この実施例に、図1、図2の稼働状況表示
手段の構成を組み合わせることにより、動作状態を一目
で知ることが可能となるので、ユーザの使い勝手が改善
される。つまり、ユーザの意表を突くようなモードの切
換えが、ユーザの意に反して突然行われる等の事態の発
生を避けることができ、常にユーザは機械の状況を詳細
に知ることができる。また、この実施例によれば、電源
投入後の待機状態に於て、しばらく印刷命令が行われな
い場合に省エネモードへ移行し、さらに省エネモードで
しばらく印刷命令が行われない場合に停止モードに移行
して電源が停止されるので、電源の切り忘れによる事故
の発生を防止できる。
【0020】次に、図4の実施例のように印刷命令の有
無によりモードが切り替わり、省エネモードや電源停止
モードに移行するように構成すると、使用頻度の高い装
置の利用者にとっては極めて使い勝手の悪い装置となら
ざるを得ない。即ち、画像形成装置を頻繁に使用する部
署等の利用者にとっては、停止モード、及び省エネモー
ドへの移行は、操作性の低下というデメリットをもたら
すことがある。そこで、図4の制御手順を実施するか否
かをオペレータサイドで選択できるように構成すること
が有効となる。図5は、そのための制御手順を示すフロ
ーチャートであり、ステップ10は通常モード及び本発
明の省エネモード、停止モード等を全て含むモード群が
選択されたか否かを判定する部分であり、ステップ10
のモード群が選択されなかった場合には、ステップ11
に進む。ステップ11はステップ10がYESの場合に
実行可能となる全てのモード中から停止モードだけを排
除したモード群が選択されたか否かを判定する部分であ
り、ステップ11のモード群が選択されなかった場合に
は、ステップ12において省エネモード及び停止モード
が排除されたモード群が選択される。
【0021】この実施例では、図4の手順により印刷命
令の有無に基づいてモードを変化させるモードと、他の
モードを選択的に切換え可能としているので、例えば基
本的には図4のフローによる制御手順となるように設定
しておき、端末装置と出力手段としての画像形成装置と
の間の距離が離れていて停止モードに移行されることに
より不都合が発生する場合には、停止モードを排除した
モードに設定して使用し、また画像形成装置の使用頻度
が非常に高いために省エネモードへの移行さえも不具合
をもたらす場合には、省エネモード及び停止モードを排
除する設定にして使用する。
【0022】次に、図6は一日の時間経過を把握する為
のタイマーを画像形成装置に持たせて、該タイマーによ
る計時に基づいて装置の電源のON、OFFや、各モー
ドへの移行時間等を制御するようにした実施例のフロー
チャートである。即ち、この実施例では、電源ON時
間、省エネモードに移行する時間、その他のモードへの
移行時間、各モードの終了時間等を全てインプットして
おくことにより、装置の電源ON,OFFや、省エネモ
ード等への移行時間が決まっているので、使用頻度の高
い装置についても不具合が生じない。即ち、使用頻度の
高い装置と言えども、昼休み、その他時間帯によっては
使用頻度が低下する時期があるので、当該時期には省エ
ネモードとすることが有効である。
【0023】次に、端末装置とその出力装置としての画
像形成装置を用いる場合に、文書印刷を急ぎたいにもか
かわらず他の文書の印刷中である為に利用できない場合
がある。また、出力文書を取りに行っても、未処理であ
ることもある。このような場合の不具合を自分の文書が
印刷されていること、或はされていないことを画像形成
装置の外観から容易に判別できれば便利である。
【0024】図7は、このような要求を満たす為の実施
例であり、画像形成装置1には各端末A、B、Cに対応
したI/F40a,40b,40cが設けられており、
画像形成装置制御回路26はいずれかのI/Fを介した
印刷命令が入力した時に、表示制御回路27に対して、
当該一つのI/Fに対応して発光するLEDを備えた表
示部41に制御信号を出力し、当該対応するLEDを発
光させる。この結果、ユーザは当該表示部41上のLE
Dの色に基づいていずれの端末からの印刷命令が実行さ
れているのか知ることができる。例えば、端末Bからの
印刷命令はI/F40bで受けているので、画像形成装
置制御回路26は表示制御回路27に表示命令を送り、
表示部41の中央のランプを点灯し、端末Bからの印刷
命令であることを表示する。この表示部は画像形成装置
の側面、前面等々、遠方からも視認しやすい位置に大き
く設けられる。この表示により、利用者は遠方からでも
自分の文書が印刷されていないこと、或は印刷されてい
ることを知ることが容易となり、従って遠方にいる利用
者がわざわざ足を運ぶことなく利用状況を把握でき、無
駄な移動、作業等が発生することもなくなる。
【0025】次に、端末装置が一つの画像形成装置に対
して多数接続されている場合、上記の色別のLEDによ
る表示では設置個数に限界がある為、各端末装置を識別
しつつ表示することが困難化する。この不具合を解決す
るのが図8(a) (b) の実施例である。即ち、この場合に
は、表示部41としてはLED、LCD等の単一の表示
手段を用い、各端末から出力されるID番号等を該表示
部上に表示することにより、どの端末のプリントである
かを表示するようにする。図8(a) は数字を表示してい
るが、図8(b) では簡単な氏名や登録名称、略号等を表
示するようにしている。
【0026】次に、残業時間中等のように、一人で画像
形成装置を使用する場合には、端末装置の識別を行う必
要がないので、省エネルギーのためにも、当該表示を行
わないようにする必要がある。図9はこの場合の制御手
順を示すフローチャートである。
【0027】なお、従来から画像形成装置に限らず、稼
働状態を維持する必要がない場合に、自動的に電源をO
FFにするように制御する機器は種々開発されている。
例えば、実開昭58−233号、実開平1−38641
号、特開平1−258262号、同4−125718
号、同4−183167号、同5−32012号、同5
−32013号、同5−260229号公報には省エネ
モード、電源停止モード等々に関する技術が開示されて
いるが、本発明では、稼働状況を利用者に目視により容
易に知り得るように報知し、且つ省エネルギーモード中
に於ても稼働状況表示を行うようにしているので、上記
各技術とは明らかに異なっている。また、上記各従来例
に示された省エネルギーモードでは、上記図3(c) に示
したごとき電力の消費が継続して行われるので、完全な
エネルギーの消耗を防止することはできず、しかもこの
省エネモードから待機状態(或は動作状態)に移行する
のに長い時間を要するので、電源を完全にOFFした状
態から立ち上げる場合との違いが少ない。これに対して
本発明では、上述の様に省エネモードが所定時間経過し
たときに格別な操作を伴わずに自動的に電源停止を行う
ので、操作性を低下させることなく、上記各従来例の有
する欠点を全て解決することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複写機等
々の画像形成装置を複数のホストマシンの出力手段とし
て用いた場合に、画像形成装置に装備した稼働状況表示
手段が動作、待機、省エネ、電源停止の各モードを表示
し、遠方からも容易に視認できるようにしているので、
ホストマシンの共用者にとって使い勝手が向上する。ま
た、印刷命令の有無と時間の経過を判断基準として、待
機状態、省エネモード、電源停止モードへと移行するの
で、省電力化を多段階的に行うことが可能となり、より
適切な省電力化を実現できる。また、動作状態が適切に
表示されて理解し易いので、操作性が低下することもな
い。また、このような印刷命令を判断基準としたモード
切換えを選択したくない場合には、当該モード切換えを
拒絶することもできるので、画像形成装置の利用状況、
環境等に応じて柔軟、適切な対応が可能となる。
【0029】また、一つの画像形成装置を複数のホスト
マシンにより共用する場合に発生しやすい欠点である、
利用の競合に起因して発生する自分のジョブの処理順序
の不明確化、処理状況の不明確化という欠点を防止する
為に、各ホストマシンからの印刷処理命令を各I/Fに
より区別して表示する様にしたので、印刷実行中の文書
のIDを特定し、判別することができる。また、同様の
不具合を解決する為に、ホストマシンからの印刷処理命
令を各ユーザ名、識別符号等々により区別して表示する
ことにより印刷実行中の文書の帰属等に関するIDを特
定し、判別できる。また、上記印刷実行中の文書の帰属
等を示すIDを任意自在に選択して設定できるようにし
たので、操作性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は、本発明の一実施例の画像形成
装置の外観図及び表示機構の一例を示す略図。
【図2】(a) (b) 及び(c) は稼働状況表示手段の他の構
成例を示す図。
【図3】(a) (b) 及び(c) は、従来及び本発明の画像形
成装置における動作時、待機時、及び省エネモード時の
各状態における消費電力イメージを示す図。
【図4】印刷命令の有無によりモード切換えを行う実施
例の制御手順を示すフローチャート。
【図5】図4のモードを選択できるようにするための制
御手順を示すフローチャート。
【図6】一日の時間経過を把握する為のタイマーを画像
形成装置に持たせて、該タイマーによる計時に基づいて
装置の電源のON、OFFや、各モードへの移行時間等
を制御するようにした実施例のフローチャート。
【図7】本発明の他の実施例の画像形成装置の構成を示
すブロック図。
【図8】(a) 及び(b) は本発明の他の実施例を実現する
為の回路構成及び表示部の状態を示す図。
【図9】本発明の他の実施例の制御手順を示すフローチ
ャート。
【図10】(a) は従来一般の画像形成装置の一例の外観
図、(b) はそのオペレーションパネルの構成を示す拡大
図。
【符号の説明】
1 画像形成装置、2 オペレーションパネル、3 ス
イッチ類、4、5、67 LED、8 LCD、9 L
ED、20 稼働状況表示手段、21 窓、22 表示
部材、23 ギヤ(プーリ)、24 タイミングベルト
(チェーン)、25 モータ、30 スリット、31
表示板、35 穴、36 アンテナ(棒状表示部材)、
40 ランプ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−175063(JP,A) 特開 平6−148972(JP,A) 特開 昭58−14850(JP,A) 特開 平5−323754(JP,A) 特開 平6−8536(JP,A) 特開 平3−205176(JP,A) 実開 昭62−2332(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 B41J 29/00 - 29/70

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストマシンによって出力手段と
    して共有され、かつ該ホストマシンからの命令に応じて
    動作する画像形成装置であって、動作モードか、待機モードか、省エネモードかに応じて
    選択的に異なる色のランプが点灯し、 動作モードか、待
    機モードか、省エネモードか、電源OFFの停止モード
    かの稼働状況を表示する表示手段を有し、該表示手段
    を、その表示内容が遠方からでも容易に確認可能に、設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記待機モードから前記省エネモード、
    前記電源OFFの停止モードへのモード切換え制御を段
    階的に行うことにより、省電力化を図ったことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ホストマシン側からモード切換え制
    御によって表示可能な稼働状況として、前記モードの全
    てか、前記動作モードと前記待機モードと前記省エネモ
    ードか、前記動作モードと前記待機モードかを選択設定
    できるようにし、操作性が向上したことを特徴とする請
    求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ホストマシンからの印刷処理命令を
    前記ホストマシンが接続されるI/Fにより判別し、そ
    の判別結果に基づいて、印刷実行中の文書やその種類等
    の帰属先となる前記ホストマシンを示す情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ホストマシンからの印刷処理命令を
    前記ホストマシンのユーザを示す情報をもとに判別し、
    その判別結果に基づいて、印刷実行中の文書の帰属やそ
    の種類等の帰属先となる前記ユーザを示す情報を表示す
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷処理命令の判別による帰属先の
    表示を実行するか、しないかを選択設定できるようにし
    たことにより、操作性を向上したことを特徴とする請求
    項1,2又は3記載の画像形成装置。
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